JP3408422B2 - 車載用スピーカーのシール構造 - Google Patents

車載用スピーカーのシール構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車載用スピーカー
のシール構造に関するもので、特に、スピーカーユニッ
トの表面側周縁に設置される環状シール部材の貼付作業
性が円滑に行なえるとともに、環状シール部材の脱落,
剥れを確実に防止できるようにした車載用スピーカーの
シール構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は車載用スピーカーを備えた自動車
用ドアトリムを示すもので、このドアトリム1は、トリ
ムアッパー2とトリムロア3とから構成され、車載用ス
ピーカーは、このドアトリム1のフロント部下側の内側
に配設され、その前面側にスピーカーグリル4がトリム
ロア3に一体形成されている。
【0003】すなわち、図9に示すように、ドアインナ
ーパネル5に車載用スピーカーユニット6が配設され、
音洩れをなくす目的で、この車載用スピーカーユニット
6の表面側周縁にはウレタンフォーム等の環状シール部
材7が設置され、この環状シール部材7はトリムロア3
の裏面側に突設されている取付用ボス8に接着固定され
ている。この取付用ボス8と環状シール部材7との貼付
作業は、図10に示すように、取付用ボス8がトリムロ
ア3のスピーカーグリル4の周囲裏面側に所定の環状軌
跡に沿って適宜ピッチ間隔で複数個突設形成され、この
取付用ボス8を繋ぐように環状リブ8aが形成されてい
る。
【0004】また、ポリウレタンフォームからなる環状
シール部材7は、断面矩形状であり、両面接着テープを
使用するか、あるいは環状シール部材7及び取付用ボス
8の端面8bのいずれか一面に接着剤,粘着剤を塗布し
て環状シール部材7の貼付作業を行なっており、ドアト
リム1をドアインナーパネル5に装着する際に、ドアイ
ンナーパネル5に取り付けられている車載用スピーカー
ユニット6の表面周縁をこの環状シール部材7により良
好にシールするというものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のス
ピーカーユニット6周縁部のシール構造としては、環状
シール部材7を取付用ボス8の端面8bに接着固定する
という構成であるため、環状シール部材7の接着面積を
多く確保することができず、接着強度を強固に維持する
ことが難しく、特に、接着面積を確保するために、取付
用ボス8の径を大きく設定した場合には、表面ヒケが生
じる恐れがあり、表面ヒケを抑えるためには、取付用ボ
ス8の径の設定に制約を受け、接着強度に劣るという問
題点があった。
【0006】また、環状シール部材7を取付用ボス8の
端面8bに貼付する際、環状シール部材7を位置決めす
る作業が非常に面倒であり、作業能率が悪く、また、貼
付け位置がずれた場合には、環状シール部材7の脱落,
剥れ等の不具合が発生し易く、ドアトリム1の円滑な取
付作業に支障を来す等の問題点も指摘されている。
【0007】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、製品表面にヒケが発生するのを防止できる
とともに、環状シール部材の強固な接着強度が期待で
き、しかも、環状シール部材の貼付作業が円滑に行な
え、脱落,剥れ等の不具合を解消することができる車載
用スピーカーのシール構造を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、ドアインナーパネルに装着
された車載用スピーカーユニットの前面側に内装トリム
一体に形成されたスピーカーグリルが位置するととも
に、このスピーカーグリルの周囲における内装トリムの
裏面側に取り付けられた弾性を有する環状シール部材に
車載用スピーカーユニットの表面側周縁を突き当てシー
ルする車載用スピーカーのシール構造において、前記環
状シール部材は、内装トリムのスピーカーグリルの周囲
裏面に一体に形成される支持リブ群により支持固定され
ることを特徴とする。
【0009】ここで、内装トリムとしては、PP樹脂等
の合成樹脂の射出成形体からなり、スピーカーグリルを
一体に形成できるものであれば、ドアトリムの下半部分
を構成するドアトリムロア,リヤコーナートリム,ラゲ
ージサイドトリム等が挙げられる。
【0010】一方、スピーカーのシール機能を持つ環状
シール部材としては、断面矩形状をなすリング状のもの
で、ポリウレタンフォームや各種弾性材料が使用でき
る。
【0011】また、この環状シール部材を支持リブ群に
固着するには、接着剤,粘着剤を支持リブ及び環状シー
ル部材のいずれか一面側に塗布して取り付けても良く、
また、両面接着テープを使用することも可能である。
【0012】次に、請求項2記載の発明は、前記支持リ
ブ群は、リブ高さが相異する二重の環状リブと、この環
状リブを連結補強するとともに、低位側の環状リブとほ
ぼ同一高さを有する連設リブとから構成され、高位側の
環状リブの壁面を環状シール部材取付時のロケート面及
び接着面としたことを特徴とする。
【0013】ここで、支持リブ群としては、リブ高さを
相異させた二重の環状リブと、環状リブを連結補強する
とともに、環状リブ間を径方向に延びる連設リブとから
構成されているが、この連設リブの寸法高さは二重の環
状リブのうち、リブ高さの低い側の環状リブに一致させ
る。
【0014】この場合、外側環状リブの寸法高さを高く
設定した場合は、外側環状リブの内側壁面が環状シール
部材の当接面となり、内側環状リブのリブ高さを高く設
定した場合には、内側環状リブの外側壁面が環状シール
部材の当接面となる。
【0015】よって、環状シール部材と接触する面は、
リブ高さの低い環状リブの端面と連設リブの端面、及び
リブ高さの高い環状リブの壁面が環状シール部材と当接
することになり、接触面に接着剤や粘着剤を塗布する
か、あるいは両面接着テープを介して接着すれば良く、
寸法高さの高い環状リブは、環状シール部材貼付時のロ
ケート機能を持つ。
【0016】次に、請求項3記載の発明は、前記支持リ
ブ群は、二重の環状リブと、この環状リブよりもリブ高
さの低い連設リブとから構成されるとともに、環状シー
ル部材を二重の環状リブ間に挾持固定したことを特徴と
する。
【0017】ここで、二重の環状リブの寸法高さはほぼ
同一であり、二重の環状リブのリブ高さより低いリブ高
さの連設リブが設定され、連設リブのリブ高さが低い分
が環状シール部材の嵌込み量となる。
【0018】以上の構成から明らかなように、請求項1
記載の発明によれば、車載用スピーカーユニットの表面
周縁をシールする環状シール部材は内装トリムの裏面側
に突出する支持リブ群により支持されるという構成であ
るため、従来のボスを支持リブに変更することにより、
製品表面にヒケが発生することがない。
【0019】次に、請求項2記載の発明によれば、環状
シール部材を支持固定する支持リブ群は、リブ高さの異
なる二重の環状リブと、環状リブを連結補強するととも
に、この環状リブ間に延び、低位側の環状リブに高さを
一致させた連設リブとから構成されており、二重の環状
リブのうち、リブ高さの高い環状リブに沿わせて環状シ
ール部材を設置すれば良いため、環状シール部材の位置
決めがやり易くなるとともに、支持リブ群と環状シール
部材との接触面積は、リブ高さの低い環状リブの端面と
連設リブの端面に加えてリブ高さの高い環状リブの壁面
が接触面となるから、支持リブ群と環状シール部材との
接触面積を大幅に拡大させることができる。
【0020】次に、請求項3記載の発明によれば、二重
の環状リブ間に環状リブのリブ高さよりも低い連設リブ
を設定し、環状リブ間に環状シール部材を挾持固定する
という構成であるため、環状シール部材のロケート操作
もやり易く、かつ環状シール部材は嵌込み固定となるた
め、接着剤,粘着剤,両面接着テープを廃止できる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る車載用スピー
カーのシール構造の実施形態について、添付図面を参照
しながら詳細に説明する。
【0022】図1乃至図3は本発明の第1実施形態を示
すもので、図1はスピーカーを設置したドアトリムを示
す正面図、図2は同ドアトリムにおけるスピーカー設置
部分を示す断面図、図3は同スピーカー設置部分におけ
る支持リブ群と環状シール部材との関係を示す説明図で
ある。
【0023】また、図4,図5は本発明の第2実施形態
を示すもので、図4はスピーカー設置部分の構成を示す
断面図、図5は環状シール部材の取付作業を示す説明
図、図6,図7は本発明の第3実施形態を示すもので、
図6はスピーカー設置部分の構成を示す断面図、図7は
環状シール部材の取付作業を示す説明図である。
【0024】図1乃至図3に基づいて、本発明の第1実
施形態について説明する。図1において、自動車用ドア
トリム10は、トリムアッパー11とトリムロア12と
の上下二分割体から構成され、トリムアッパー11は、
室内側に膨出するアームレスト11a及び中接部材11
bがその表面側に装着されており、トリムロア12は、
PP樹脂等の合成樹脂の射出成形体から構成され、ドア
ポケット13が形成されているとともに、フロント側に
は、スピーカーグリル14が一体に形成されている。
【0025】このスピーカーグリル14の内面側の構成
を図2を基に説明すると、スピーカーグリル14の内面
側には、ドアインナーパネル20に装着されている車載
用スピーカーユニット30が位置しており、トリムロア
12のスピーカーグリル14周囲裏面に突設形成されて
いる支持リブ群40により固着された環状シール部材5
0によりスピーカーユニット30からの音洩れを防止す
るようにしている。この環状シール部材50は、ポリウ
レタンフォーム等からなる弾性体で断面矩形状のリング
状をなしており、本発明は、この環状シール部材50を
トリムロア12の内面所定箇所に円滑に取り付けること
ができ、かつ途中で脱落,剥れ等がないような強固な取
付強度を確保することにある。
【0026】すなわち、図2,図3に示すように、支持
リブ群40として、リブ高さが異なる外側環状リブ41
と内側環状リブ42の二重の環状リブが設けられ、外側
環状リブ41のリブ高さd1に対して内側環状リブ42
のリブ高さd2が高く設定されている。
【0027】また、上記二重の環状リブ41,42間に
は、連設リブ43が径方向に延びて環状リブ41,42
間を連結補強しており、この連設リブ43の寸法高さは
外側環状リブ41のリブ高さd1と同一に設定されてい
る。従って、外側環状リブ41及び連設リブ43のリブ
高さd1と内側環状リブ42のリブ高さd2の関係がd 2
>d1に設定されている。
【0028】そして、この支持リブ群40に環状シール
部材50を貼付するには、リブ高さの高い内側環状リブ
42の外側壁面42aに沿って環状シール部材50の内
周面51を嵌め入れれば、環状シール部材50の位置決
め作業が簡単に行なえ、更に、両者の接着には、環状シ
ール部材50と支持リブ群40の当接面、すなわち支持
リブ群40側では、外側環状リブ41の端面41aと連
設リブ43の端面43a及び内側環状リブ42の外側壁
面42aに予め接着剤,粘着剤を塗布するか、または、
環状シール部材50の内周面51及び底面52に接着
剤,粘着剤を塗布するか、あるいは両面接着テープを貼
付するかして、支持リブ群40に環状シール部材50を
接着、あるいは粘着固定すれば良い。
【0029】従って、本実施形態によれば、従来の取付
用ボスに替えて、二重の環状リブ41,42、及び連設
リブ43からなる支持リブ群40を採用することによ
り、製品表面にヒケが生じることがなく、表面外観を美
麗に維持できるという効果がある。
【0030】更に、二重の環状リブ41,42のうち、
内側環状リブ42のリブ高さd2を外側環状リブ41の
リブ高さd1に比べ高く設定することにより、環状シー
ル部材50を貼付する際、内側環状リブ42の外側壁面
42aに沿って環状シール部材50の内周面51を嵌め
合わせるだけで簡単にロケートでき、環状シール部材5
0の貼付作業を円滑に進めることができるという有利さ
があるとともに、環状シール部材50の接触面として、
外側環状リブ41及び連設リブ43の端面41a,43
aに加えて内側環状リブ42の外側壁面42aを接触面
として確保でき、環状シール部材50の強固な取付強度
が得られ、ドアトリム10の輸送工程,取付工程等で環
状シール部材50が脱落することがなく、円滑な取付作
業を進めることができるという有利さもある。
【0031】次いで、図4,図5は本発明の第2実施形
態を示すもので、支持リブ群40として、リブ高さを相
異させた二重の環状リブ41,42と両リブ間を連設す
る連設リブ43とから構成することは第1実施形態と同
一であるが、この第2実施形態においては、外側環状リ
ブ41のリブ高さd3を内側環状リブ42のリブ高さd4
に比べ高く設定してあり、連設リブ43のリブ高さは内
側環状リブ42のリブ高さd4と同一に設定されてい
る。
【0032】すなわち、内側環状リブ42及び連設リブ
43のリブ高さd4と外側環状リブ41のリブ高さd3
関係がd3>d4に設定されている。
【0033】従って、図5に示すように、環状シール部
材50を支持リブ群40に貼り付けるには、外側環状リ
ブ41の内側壁面41bに沿うように環状シール部材5
0の外周面53をあてがえば、環状シール部材50のロ
ケート操作を簡単に行なうことができ、また、両者の接
着には、環状シール部材50と支持リブ群40の当接
面、すなわち、支持リブ群40側では、内側環状リブ4
2及び連設リブ43の端面42b,43a及び外側環状
リブ41の内側壁面41bに粘着剤,接着剤を塗布する
か、または、環状シール部材50の外周面53及び底面
52に接着剤,粘着剤を塗布するか、あるいは両面接着
テープをいずれかの当接面に貼付して環状シール部材5
0を押圧すれば、簡単かつ強固に環状シール部材50を
支持リブ群40に取り付けることができる。
【0034】従って、この第2実施形態によっても、製
品表面にヒケが生じることがなく、環状シール部材50
のロケート操作がやり易くなり、かつ環状シール部材5
0を強固に支持できるという第1実施形態と同一の作用
効果が期待できる。
【0035】次いで、図6,図7は本発明の第3実施形
態を示すもので、支持リブ群40として、二重の環状リ
ブ41,42と、両環状リブ41,42間を連結補強す
る連設リブ43とから構成することは上述した各実施形
態と同一であるが、この第3実施形態においては、二重
の環状リブ41,42のリブ高さに高低差を設定するこ
とは必要ではなく、環状リブ41,42のリブ高さに対
して連設リブ43のリブ高さを低く設定するとともに、
二重の環状リブ41,42のリブ間隔d5を環状シール
部材50の幅寸法d6と同一か、もしくは若干小さく設
定したことが特徴である。また、二重の環状リブ41,
42のリブ高さと連設リブ43のリブ高さの差異を符号
7で示す。
【0036】従って、この第3実施形態によれば、図7
に示すように、環状シール部材50を二重の環状リブ4
1,42間に嵌め入れれば、環状リブ41,42と連設
リブ43のリブ高さの差異d7寸法だけ環状シール部材
50がリブ41,42間に嵌まり込み、二重の環状リブ
41,42により環状シール部材50の内外周面51,
53を挾持固定することができる。
【0037】従って、この第3実施形態によれば、製品
表面にヒケが生じることがなく、また、環状シール部材
50の貼付け作業がやり易くなり、特に、環状シール部
材50の内周面51及び外周面53を二重の環状リブ4
1,42により挾持固定するという構成であるため、接
着剤,粘着剤,両面接着テープ等の接着手段が不要とな
り、環状シール部材50の取り付けを廉価かつ簡単に行
なえるという利点がある。
【0038】以上説明した各実施形態は、自動車用ドア
トリム10におけるトリムロア12の内面側に配設する
スピーカーユニット30のシール構造に適用したが、リ
ヤコーナートリムやワンボックスカー等のラゲージサイ
ドトリム等の内装部品に適用することもでき、内装部品
の内面側に配設されるスピーカーユニット周囲のシール
構造であれば、有効に適用できる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明は、以下に記
載する格別の作用効果を有する。
【0040】(1)請求項1記載の発明によれば、車載
用スピーカーユニットの表面側周縁をシールする環状シ
ール部材を内装トリム裏面側に設けた支持リブ群により
支持固定するという構成であるため、従来の取付用ボス
を採用する構造に比べ、製品表面にヒケ等の発生がな
く、美麗な外観を維持できるという効果を有する。
【0041】(2)請求項2記載の発明によれば、環状
シール部材を支持する支持リブ群として、リブ高さの相
異する二重の環状リブと、この環状リブ間を連結する補
強用の連設リブとから構成されており、リブ高さの高い
環状リブの壁面を環状シール部材のロケート面及び接着
面として有効に利用できる構成であるため、環状シール
部材の位置決め作業が非常にやり易くなるとともに、か
つ環状シール部材の接触面を多く確保することにより、
環状シール部材の取付強度を高めることができるという
効果を有する。
【0042】(3)請求項3記載の発明によれば、環状
シール部材を支持する支持リブ群として、二重の環状リ
ブと、環状リブ間にリブ寸法の低い連設リブを設け、二
重の環状リブ間に環状シール部材を挾持固定するという
構成であるため、環状シール部材の位置決め作業もやり
易く、かつ取付強度も良好に確保できるとともに、接着
剤,粘着剤,両面接着テープ等が不要となり、環状シー
ル部材の取り付けを簡単かつ廉価に行なえるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用スピーカーのシール構造を
適用した自動車用ドアトリムを示す正面図。
【図2】図1中II−II線断面図。
【図3】本発明に係るスピーカーのシール構造の第1実
施形態を示す説明図。
【図4】本発明に係るスピーカーのシール構造の第2実
施形態を示す断面図。
【図5】図4に示すシール構造における環状シール部材
の取付作業を示す説明図。
【図6】本発明に係るスピーカーのシール構造の第3実
施形態を示す断面図。
【図7】図6に示すスピーカーのシール構造における環
状シール部材の取付作業を示す説明図。
【図8】スピーカーを設置した従来の自動車用ドアトリ
ムを示す正面図。
【図9】図8中IX−IX線断面図。
【図10】スピーカーのシール構造における環状シール
部材の従来の取付構造を示す説明図。
【符号の説明】
10 自動車用ドアトリム 11 トリムアッパー 12 トリムロア 14 スピーカーグリル 20 ドアインナーパネル 30 車載用スピーカーユニット 40 支持リブ群 41 外側環状リブ 41a 端面 41b 内側壁面 42 内側環状リブ 42a 外側壁面 42b 端面 43 連設リブ 43a 端面 50 環状シール部材 51 内周面 52 底面 53 外周面

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドアインナーパネル(20)に装着され
    た車載用スピーカーユニット(30)の前面側に内装ト
    リム(12)に一体に形成されたスピーカーグリル(1
    4)が位置するとともに、このスピーカーグリル(1
    4)の周囲における内装トリム(12)の裏面側に取り
    付けられた弾性を有する環状シール部材(50)に車載
    用スピーカーユニット(30)の表面側周縁を突き当て
    シールする車載用スピーカーのシール構造において、 前記環状シール部材(50)は、内装トリム(12)の
    スピーカーグリル(14)の周囲裏面に一体に形成され
    る支持リブ群(40)により支持固定されることを特徴
    とする車載用スピーカーのシール構造。
  2. 【請求項2】 前記支持リブ群(40)は、リブ高さが
    相異する二重の環状リブ(41,42)と、この環状リ
    ブ(41,42)を連結補強するとともに、低位側の環
    状リブとほぼ同一高さを有する連設リブ(43)とから
    構成され、高位側の環状リブの壁面を環状シール部材
    (50)取付時のロケート面及び接着面としたことを特
    徴とする請求項1記載の車載用スピーカーのシール構
    造。
  3. 【請求項3】 前記支持リブ群(40)は、二重の環状
    リブ(41,42)と、この環状リブ(41,42)よ
    りもリブ高さの低い連設リブ(43)とから構成される
    とともに、環状シール部材(50)を二重の環状リブ
    (41,42)間に挾持固定したことを特徴とする請求
    項1記載の車載用スピーカーのシール構造。
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