JP2009280125A - 車載用スピーカのシール構造 - Google Patents

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Kazunori Inoue
一徳 井上
Yasuaki Tanaka
康晋 田中
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Abstract

【課題】車載用スピーカの表面周縁をシールするシールパッドを内装トリムの内面側に貼付する貼付作業性を向上させるとともに、シールパッドの脱落及び剥がれを防止する。
【解決手段】車載用スピーカ60の表面周縁をシールするシールパッド40の接着面積を大きく確保したパッド貼付用台座50を取付媒体としてドアトリムロア(内装トリム)30におけるスピーカグリル33の裏面周縁の支持リブ34にシールパッド40を溶着固定、あるいは嵌合固定により取り付ける。従って、シールパッド40の接着面積が確保されているため、脱落、剥がれを防止できる。また、シールパッド40はパッド貼付用台座50に貼り易く、かつパッド貼付用台座50が剛性体であるため、支持リブ34への溶着固定、あるいは嵌合固定も簡単に行なえる。
【選択図】図6

Description

この発明は、車載用スピーカのシール構造に関するもので、特に、車載用スピーカの表面周縁に密着シールするシールパッドを内装トリムに円滑に貼付できるとともに、シールパッドの脱落、剥がれを確実に防止できるようにした車載用スピーカのシール構造に関する。
図11はドアパネルの室内面側に装着される内装部品としてのドアトリム1を示す正面図であり、ドアトリム1は、ドアトリムアッパー2とドアトリムロア3との上下二分割体から構成されており、これらドアトリムアッパー2並びにドアトリムロア3に対して各種機能部品を装着してドアトリム1が構成されている。例えば、ドアトリムアッパー2の中央よりややフロント側にインサイドハンドルユニット2aが取り付けられている。
また、ドアトリムロア3については、乗員が肘を掛けて休めるようにアームレスト3aがドアトリムロア3と一体、あるいは別体に設けられているとともに、ドアトリムロア3のフロント側下部には、スピーカグリル3bがドアトリムロア3と一体、あるいは別体に形成されている。このスピーカグリル3bは、多数のグリル孔が開設されており、このスピーカグリル3bをドアトリムロア3の裏面側から見た斜視図を図12に示すが、スピーカグリル3bの裏面周縁に沿って図12では図示しない車載用スピーカをシールするためのウレタンフォーム等のシールパッド4が支持リブ5の先端に接着固定されている。
シールパッド4を支持リブ5に接着固定する従来例としては、図13に示すように、環状に打ち抜いたシールパッド4をスピーカグリル3bの裏面周縁に立設された支持リブ5の先端に貼付する方法や、あるいは図14に示すように、直線状のシールパッド4を環状に形状出しした後、支持リブ5の先端に接着固定する方法がある。そして、支持リブ5の先端にシールパッド4を接着固定した後、図15に示すように、ドアインナーパネル6にドアトリム1を装着した時、ドアインナーパネル6に取り付けられている車載用スピーカ7の表面周縁がシールパッド4に弾接することで、車載用スピーカ7のシール構造が達成される。従来の車載用スピーカのシール構造としては、特許文献1に詳細に記載されている。
特開平11−342800号公報
このように、従来の車載用スピーカのシール構造では、ドアトリムロア3におけるスピーカグリル3bの裏面周縁に立設されている支持リブ5の先端に、環状に打ち抜いたフレーム状のシールパッド4、あるいは直線状のシールパッド4を環状に形状出しをして、それぞれ接着固定しているが、支持リブ5に対する接着面積が非常に少ないため、接着力を確保することができず、少しの衝撃で剥がれ易く、安定した品質性能が得られないという欠点が指摘されている。
更に、シールパッド4の接着固定作業は、直接スピーカグリル3bの裏面周縁の支持リブ5に接着するため、車載用スピーカ7のレイアウト位置によっては無理な体勢で作業者がシールパッド4を貼付しなくてはならず、作業性に劣るとともに、特に、廉価な直線状のシールパッド4を環状に形状出しをして貼付する場合には、支持リブ5の形状に沿ってシールパッド4を追随させなければならず、更に作業性の低下が懸念されていた。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、内装トリムに内蔵される車載用スピーカのシール構造であって、車載用スピーカの表面周縁をシールするシールパッドの貼付作業性を高めることができるとともに、シールパッドの脱落や剥がれを可及的に防止でき、極めて実用性の高い車載用スピーカのシール構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明者等は鋭意研究の結果、車載用スピーカをシールするシールパッドを内装トリム側に直接接着固定するのではなく、内装トリムとシールパッドとの間にパッド貼付用台座を介在設置することで、シールパッドに対する接着面積を大きく確保でき、更に、シールパッドの貼付作業性の改善が見込める点に着目し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、内装トリムにおけるスピーカグリルの裏面周縁に沿って突設した支持部に取り付けたシールパッドにより、内装トリムに内蔵された車載用スピーカの表面周縁をシールする車載用スピーカのシール構造において、前記シールパッドに対して接着面積を大きく確保して接着したパッド貼付用台座を支持部に固着することで、上記パッド貼付用台座を取付媒体としてシールパッドを支持部に取り付けたことを特徴とする。
ここで、内装トリムとしては、ドアトリム、リヤコーナートリム、ラゲージサイドトリム、リヤパーセルシェルフ等、車載用スピーカを内蔵する可能性がある内装トリム全般に使用することができ、内装トリムの構成としては、汎用の熱可塑性樹脂、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ABS樹脂等の素材を射出成形、あるいはモールドプレス成形することにより所要形状に成形して構成される。また、車載用スピーカに対応する部位には、内装トリムと一体、あるいは別体にグリル孔を多数開設してなるスピーカグリルが形成されている。
更に、内装トリムにおけるスピーカグリルの裏面周縁に沿ってスピーカのシールを行なうシールパッドを支持するための支持部が所定高さ寸法立設されている。この支持部としては、スピーカグリルの裏面周縁に沿うフレーム状のリブで構成しても良いが、スピーカグリルの裏面周縁に沿って適宜ピッチ間隔で配設されるボスで構成することもできる。次いで、車載用スピーカの表面周縁をシールするシールパッドは、ポリウレタンフォーム等の合成樹脂発泡体を素材としており、スピーカグリルの周縁形状に合致して打ち抜き形成されたシールパッドを使用しても、また、直線状のシールパッドをスピーカグリルの周縁形状に合致するようにフレーム状に形状出しをして接着するタイプのシールパッドを使用することもできる。
そして、本発明の特徴的な構成は、打ち抜き形成したシールパッド、あるいは直線状のシールパッドのいずれについても、シールパッドはパッド貼付用台座を媒体として支持部に取り付けられる。このパッド貼付用台座は、熱可塑性樹脂の射出成形体からなり、内装トリムと同系統の樹脂を使用するのが溶着強度を確保する上で好ましいが、特に材質は限定されない。
また、パッド貼付用台座は、スピーカグリルの周縁形状に合致する外形状を備えており、パッド貼付用台座の内周に沿って上方に立ち上がる位置規制用の内周フランジが形成されているため、シールパッドをパッド貼付用台座上に貼付する際の位置決めが簡単に行なえる。更に、パッド貼付用台座には、支持部に固着するための取付片が台座の外周に沿って適宜間隔をおいて設けられており、取付片に開設した取付孔内に支持部の溶着用ボスを挿入して溶着用ボスの先端をカシメ加工することで、パッド貼付用台座を支持部に固着している。ここで、パッド貼付用台座を支持部に固定する構造の代替案としては、パッド貼付用台座の外周に所定ピッチ間隔で十字リブ等の差込み片を一体化しておき、これに対応して、支持部の外周面にボス孔を有する嵌合用ボスを形成し、ボス孔内に差込み片を圧入嵌めすることで、パッド貼付用台座を内装トリム裏面の支持部に固着するようにしても良い。尚、差込み片をボス孔内に圧入嵌めする際は、締結が弱いが、内装トリムと車載用スピーカに挟まれるため、車体組み付けまで脱落が防止できる程度の締結強度を保っていれば良く、所望により差込み片に接着剤を塗布するようにしても良い。
以上の構成から明らかなように、本発明に係る車載用スピーカのシール構造によれば、車載用スピーカの表面周縁をシールするシールパッドを内装トリム側に接着固定する際、パッド貼付用台座を取付媒体としてシールパッドをまずパッド貼付用台座に接着固定し、シールパッドを貼付したパッド貼付用台座を内装トリム裏面の支持部に溶着固定、あるいは嵌合固定するというものであるから、シールパッドとパッド貼付用台座との間で接着面積を大きく確保することができるため、衝撃等でシールパッドが脱落したり、剥がれたりする恐れがなく、品質性能を高めることができるとともに、シールパッドをパッド貼付用台座に接着する際、貼り易く、ズレが少なく、また、パッド貼付用台座は剛性体であるため、支持部に組み付け易く、シールパッドの貼付作業における作業性を大幅に高めることができる。
以上説明した通り、本発明に係る車載用スピーカのシール構造は、シールパッドとの間で接着面積を大きく確保したパッド貼付用台座を取付媒体として使用し、パッド貼付用台座にシールパッドを接着した後、剛性体であるパッド貼付用台座を内装トリムにおけるスピーカグリルの裏面周縁に立設した支持部に溶着固定、あるいは嵌合固定するというものであるから、シールパッドの接着面積を大きく確保したため、衝撃等でシールパッドが脱落したり、剥がれたりする恐れがなく、シール性能を長期に亘り良好に維持できるという効果を有する。
更に、シールパッドの貼付作業についても、パッド貼付用台座にシールパッドを接着する作業は、シールパッドを貼り易く、ズレが少なく、かつパッド貼付用台座が剛性体のため、支持部に組み付け易い等の理由から、シールパッドの貼付作業における作業性を著しく高めることができるという効果を有する。
以下、本発明に係る車載用スピーカのシール構造における好適な実施例について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。尚、念のため付言すれば、本発明の要旨は特許請求の範囲に記載した通りであり、以下に説明する実施例の内容は、本発明の一例を単に示すものに過ぎない。
図1乃至図10は本発明の一実施例を示すもので、図1は本発明に係るシール構造を適用した自動車用ドアトリムを示す正面図、図2は同ドアトリムを裏面側から見た正面図、図3は同ドアトリムにおけるスピーカグリルを裏面側から見た斜視図、図4,図5は同ドアトリムにおけるシールパッドの固着構造を示す各断面図、図6は同ドアトリムにおける車載用スピーカのシール構造を示す断面図、図7,図8は同ドアトリムにおけるシールパッドの貼付作業工程を示す各説明図、図9,図10は本発明に係る車載用スピーカのシール構造の変形例を示すものでシールパッドの貼付作業工程を示す各説明図である。
図1は、自動車用ドアトリムの製品表面側から見た正面図、図2は同ドアトリムを裏面側から見た正面図である。図面において、本発明に係る自動車用ドアトリム10は、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30の上下二分割体から構成されており、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とでベースとしてのトリム本体が構成されている。尚、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30の接合構造については特に限定しないが、本実施例では、ドアトリムアッパー20の裏面にドアトリムロア30を一部ラップさせ、ドアトリムロア30に接合フランジ11が形成され、接合フランジ11の取付孔内にドアトリムアッパー20に対応して設けられた溶着用リブ12を差し込んで溶着用リブ12の先端を超音波溶着加工によりカシメることで、ドアトリムアッパー20とドアトリムロア30とが強固に一体化されている。
そして、ドアトリムアッパー20、並びにドアトリムロア30としては、汎用の熱可塑性樹脂、例えば、ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ABS樹脂等を素材として、射出成形、あるいはモールドプレス成形等により所要形状に成形されている。また、ドアトリムアッパー20並びにドアトリムロア30に対して、各種機能部品を装着してドアトリム10が構成されている。ドアトリムアッパー20にはインサイドハンドルユニット21が取り付けられており、ドアトリムロア30については乗員が肘を掛けて休めるアームレスト31がドアトリムロア30と一体、あるいは別体に設けられ、その下方には、側突時、衝撃吸収性を付与する側突パッド32がドアトリムロア30の裏面に溶着一体化されているとともに、ドアトリムロア30のフロント側下部には、スピーカグリル33がドアトリムロア30と一体に設けられている。
ところで、本発明は、ドアトリム10における車載用スピーカのシール構造であり、図3乃至図5に示すように、ドアトリムロア30に設けられているスピーカグリル33の裏面周縁に沿って車載用スピーカの表面周縁をシールするシールパッド40がパッド貼付用台座50を介してドアトリムロア30に取り付けられている。更に詳しくは、ドアトリムロア30におけるスピーカグリル33の裏面周縁に沿ってシールパッド40を支持するための環状の支持リブ34が立設されており、この支持リブ34の外周面の六箇所に所定ピッチ間隔で溶着用ボス35が連接形成されている。そして、シールパッド40を接着支持するパッド貼付用台座50は、スピーカグリル33の裏面周縁に形成されている支持リブ34の形状とほぼ合致した外形状を備えており、内周に沿ってシールパッド40を貼付する際の目安となる内周フランジ51が立ち上げ形成されている。更に、支持リブ34の溶着用ボス35に対応するように、パッド貼付用台座50の外周に取付片52が形成され、この取付片52に溶着用ボス35を挿通させるための取付孔53が開設されている。従って、支持リブ34の溶着用ボス35を取付孔53内に挿通させた後、溶着用ボス35の先端を溶着加工することで、パッド貼付用台座50は支持リブ34に簡単かつ確実に固着される。尚、シールパッド40並びにパッド貼付用台座50の支持構造としては、環状の支持リブ34でパッド貼付用台座50の全長に沿って支持固定する構成の他に、支持リブ34を廃止して、溶着用ボス35、あるいは溶着されないボス等を利用し、支持ポイント毎でパッド貼付用台座50を適切なピッチ間隔で支持するようにしても良い。
そして、図6に示すように、スピーカグリル33の裏面周縁に沿って立設された支持リブ34にパッド貼付用台座50を介してシールパッド40が取り付けられた状態でドアトリム10をドアインナーパネル70に装着した際、図示するように、ドアインナーパネル70に取り付けられている車載用スピーカ60の表面周縁がシールパッド40に良好に密着シールされることになる。
次いで、図7,図8に基づいて、シールパッド40の貼付作業について説明する。まず、図7に示すように、直線状のシールパッド40を用意し、パッド貼付用台座50の形状に沿ってシールパッド40を環状に造形して、パッド貼付用台座50に接着固定する。このパッド貼付用台座50にシールパッド40を接着する作業は、パッド貼付用台座50の内周フランジ51を目安にシールパッド40の位置決めを簡単に行なうことができ、直線状のシールパッド40であっても貼付作業がやり易く、かつズレも少なく、シールパッド40とパッド貼付用台座50との間の接着面積を大きく確保できるため、剥がれにくく、作業性が良好であるとともに、接着強度も良好に維持できる。尚、本実施例のように、直線状のシールパッド40を使用する替わりに、環状に打ち抜いたシールパッドを使用することもできるが、直線状のシールパッド40を使用するほうがコスト的に有利である。
次いで、図8に示すように、シールパッド40を接着したパッド貼付用台座50をドアトリムロア30の裏面に固定する作業は、シールパッド40をドアトリムロア30側に直接貼付するのに比べ、剛性体であるパッド貼付用台座50を媒体として使用するため、ドアトリムロア30の支持リブ34に対して簡単に位置決めすることができ、支持リブ34に一体化された溶着用ボス35をパッド貼付用台座50における取付片52の取付孔53内に差し込んだ後、溶着用ボス35の先端を超音波溶着固定することで、シールパッド40を接着したパッド貼付用台座50を支持リブ34に簡単に固着することができる。
このように、ドアトリムロア30におけるスピーカグリル33の裏面周縁に立設した支持リブ34にシールパッド40を取り付ける作業は、パッド貼付用台座50を取付媒体として使用するため、シールパッド40に対する接着面積が大きく確保されていることから、少しの衝撃ではシールパッド40の脱落や剥がれ等が生じることがなく、シール性能を長期に亘り良好に維持することができる。更に、パッド貼付用台座50にシールパッド40を貼付する作業がやり易く、かつパッド貼付用台座50を支持リブ34に組み付ける作業も容易に行なえるため、シールパッド40の貼付作業における作業性を著しく高めることができる。
次に、図9,図10は、本発明に係る車載用スピーカの変形例を示すもので、パッド貼付用台座50をドアトリムロア30の支持リブ34に固定する際、溶着固定に替えて、嵌合固定構造が採用されている。すなわち、シールパッド40を接着するパッド貼付用台座50の外周に十字リブ等の差込み片54が一体化されており、これに対応して、ドアトリムロア30のスピーカグリル33の裏面周縁に立設した支持リブ34には、ボス孔36aを有する嵌合用ボス36が立設されている。従って、図10に示すように、差込み片54を嵌合用ボス36のボス孔36a内に圧入嵌めすることで、パッド貼付用台座50をドアトリムロア30の裏面に簡単に固定することができるため、超音波溶着加工工程を廃止することができ、作業性を更に高めることができる。尚、差込み片54を嵌合用ボス36のボス孔36a内に圧入嵌めして、パッド貼付用台座50を支持リブ34に固定する構造は、締結は弱いが、ドアトリム10をドアインナーパネル70に装着して、車載用スピーカ60の表面周縁でシールパッド40を挟み付ければ、外れることはないため、品質低下を招く恐れはない。また、車体組み付けまでに外れることを確実になくすために、差込み片54に接着剤を塗布するようにすれば良い。従って、この変形例によれば、シールパッド貼付用台座50をドアトリムロア30側に組み付ける作業を単純化でき、コストダウンを招来するという付随的な効果がある。
以上説明した実施例は、パッド貼付用台座50に対して直線状のシールパッド40を環状に造形した後、貼付したが、環状に打ち抜き形成したシールパッド40を使用することもできる。また、パッド貼付用台座50をドアトリムロア30の支持リブ34の嵌合用ボス36に嵌合固定する構造としては、ボス孔36a内に差込み片54を圧入嵌めする以外に、係止爪による爪係着固定やクリップ片の嵌着構造等に代替することができる。更に、支持リブ34によりパッド貼付用台座50の全長に沿って支持しても良いが、溶着用ボス35等のボスにより、パッド貼付用台座50を適宜ピッチ間隔で支持するようにしても良い。
本発明に係る車載用スピーカのシール構造を適用した自動車用ドアトリムを示す正面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムを裏面側から見た正面図である。 図1に示す自動車用ドアトリムにおけるスピーカグリルを裏面側から見た斜視図である。 図3中IV−IV線断面図である。 図3中V −V 線断面図である。 本発明に係る車載用スピーカのシール構造を示す断面図である。 本発明に係る車載用スピーカのシール構造におけるシールパッドをパッド貼付用台座に貼付する工程を示す説明図である。 本発明に係る車載用スピーカのシール構造において、パッド貼付用台座を支持リブに取り付ける工程を示す説明図である。 本発明に係る車載用スピーカのシール構造の変形例を示すもので、シールパッド、パッド貼付用台座、スピーカグリルの支持リブをそれぞれ示す斜視図である。 図9に示す車載用スピーカのシール構造におけるパッド貼付用台座の差込み片と支持リブの嵌合用ボスとを示す説明図である。 スピーカグリルを有する従来のドアトリムを示す正面図である。 従来のドアトリムにおけるスピーカグリルを裏面側から見た斜視図である。 打ち抜き形成したシールパッドをトリム裏面側に取り付ける従来例を示す説明図である。 直線状のシールパッドをトリム裏面側に取り付ける従来例を示す説明図である。 従来の車載用スピーカのシール構造を示す説明図である。
符号の説明
10 自動車用ドアトリム
20 ドアトリムアッパー
21 インサイドハンドルユニット
30 ドアトリムロア
31 アームレスト
32 側突パッド
33 スピーカグリル
34 支持リブ
35 溶着用ボス
36 嵌合用ボス
36a ボス孔
40 シールパッド
50 パッド貼付用台座
51 内周フランジ
52 取付片
53 取付孔
54 差込み片
60 車載用スピーカ
70 ドアインナーパネル

Claims (3)

  1. 内装トリム(30)におけるスピーカグリル(33)の裏面周縁に沿って突設した支持部(34)に取り付けたシールパッド(40)により、内装トリム(30)に内蔵された車載用スピーカ(60)の表面周縁をシールする車載用スピーカ(60)のシール構造において、
    前記シールパッド(40)に対して接着面積を大きく確保して接着したパッド貼付用台座(50)を支持部(34)に固着することで、上記パッド貼付用台座(50)を取付媒体としてシールパッド(40)を支持部(34)に取り付けたことを特徴とする車載用スピーカのシール構造。
  2. 前記パッド貼付用台座(50)を内装トリム(30)の支持部(34)に固着する構造として、支持部(34)に連接した複数の溶着用ボス(35)をパッド貼付用台座(50)の取付片(52)に溶着固定することにより取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の車載用スピーカのシール構造。
  3. 前記パッド貼付用台座(50)を内装トリム(30)の支持部(34)に固着する構造として、パッド貼付用台座(50)に設けた差込み片(54)を支持部(34)に連接した嵌合用ボス(36)のボス孔(36a)内に圧入嵌めすることにより取り付けたことを特徴とする請求項1に記載の車載用スピーカのシール構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101186430B1 (ko) 2011-11-28 2012-09-27 한일이화주식회사 차량용 스피커 구조

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