JP2005035314A - 車載用スピーカのスピーカリッド - Google Patents

車載用スピーカのスピーカリッド Download PDF

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【課題】車載用スピーカの前方側に設置されるスピーカリッドであって、スピーカリッドの組付工数を低減でき、かつ造形自由度を拡大する。
【解決手段】車載用スピーカSの前方側に対応するスピーカ用開口14を蓋するように、ドアトリム10に取り付けられるスピーカリッド20は、多数の音響透過用の開口を設けたスピーカリッド本体30と、その表面に貼付されるカバー体(ネット)40と、スピーカリッド本体30の周縁を縁取るオーナメントリング50とから構成され、ネット40をスピーカリッド本体30の周縁に沿って裏面側に巻き込み、この巻込みシロ41をオーナメントリング50の段部状の受け面51で受け、スピーカリッド本体30、ネット40、オーナメントリング50の3者を溶着一体化することで組付工数の低減を図り、かつ従来のリング固定用ボスを廃止することで、寸法上の制約を緩和でき、造形自由度を向上させる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、車載用スピーカの前方側を覆うスピーカリッドに係り、特に、内装トリムへの組付工数を低減でき、かつスピーカリッドの造形自由度を高めることができる車載用スピーカのスピーカリッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図4は、車両のドアパネルの室内面に内装されるドアトリム1を示す外観図であり、ドアトリム1の表面のほぼ中央部には、アームレスト1aが室内側に向けて膨出状に形成され、乗員が肘を載せて休めるようになっている。そして、アームレスト1aの下方には、備品を収容できるドアポケットのポケット開口1bが開設され、また、上記ポケット開口1bのフロント側には、図示しない車載用スピーカの前方側を覆うスピーカリッド2が設けられている。
【0003】
そして、スピーカリッド2は、図5に示すように、プレート状の樹脂成形体からなり、多数の開口を備えたスピーカリッド本体3の表面をネット4で被覆して構成されている。通常、スピーカリッド本体3の表面をネット4で被覆した組付体をドアトリム1に取り付けるには、スピーカリッド本体3の裏面にトリム取付用ボス3aを突設し、このトリム取付用ボス3aをドアトリム1の取付孔1c内に挿入して、裏面側からビス5をネジ孔3b内に締着することにより取り付けられる(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
また、最近では、図6に示すように、スピーカリッド2の外観性能を高めるために、スピーカリッド本体3の周縁に沿ってオーナメントリング6で縁取りする構成のものが実施されている。
【0005】
すなわち、このものは、スピーカリッド本体3の表面をネット4で覆い、ネット4の周縁端末をスピーカリッド本体3の裏面側に巻き込み、この巻込みシロ4aを溶着固定、あるいは接着剤により接着した後、オーナメントリング6の取付孔6aに対してスピーカリッド本体3の裏面から突設したリング固定用ボス3cを挿入して、リング固定用ボス3cの先端を溶着固定することで、スピーカリッド本体3とオーナメントリング6とを組み付け、この組付体をドアトリム1に対してビス止め固定している。尚、スピーカリッド本体3の裏面には、車載用スピーカSをシールするためのスピーカシール用リブ7が立設され、このスピーカシール用リブ7の先端に車載用スピーカSをシールするウレタンパット7aが取り付けられている。
【0006】
【特許文献1】
特開平7−108877号公報 (第2頁、第3頁、図3、図7、図8)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
このように、従来のスピーカリッド2において、特に、スピーカリッド本体3の周縁に沿ってオーナメントリング6により縁取り、外観性能を高めたスピーカリッド2では、スピーカリッド本体3の表面をネット4で被覆し、ネット4の巻込みシロ4aを巻込み処理した後、更に、スピーカリッド本体3をオーナメントリング6に対して溶着固定しなければならず、組付工数が多くかかり、しかも、スピーカリッド本体3には、トリム取付用ボス3aに加えてリング固定用ボス3cを付設するなど、形状が複雑化し、成形金型の型構造も複雑になる等の不具合が指摘されている。
【0008】
更に、車載用スピーカSの規格寸法に応じて、スピーカシール用リブ7の外形寸法がほぼ決定され、このスピーカシール用リブ7の外側部分にリング固定用ボス3cがスピーカリッド本体3の裏面に突設されるため、図6中aで示す寸法を大きく設定する必要があり、スピーカリッド本体3の外形寸法が大きくならざるを得ず、スピーカリッド2の小型化を図る上での大きな障害となっていた。
【0009】
この発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、車載用スピーカの前方側を覆うスピーカリッドであって、スピーカリッド本体の周縁をオーナメントリングにより縁取りして外観性能を高めた車載用スピーカのスピーカリッドにおいて、スピーカリッドの組付作業が簡単に行なえ、かつスピーカリッドの成形金型を簡素化できるとともに、外形寸法の制約を緩和できることから、コンパクト化を可能にした車載用スピーカのスピーカリッドを提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明は、内装トリムにスピーカ用開口が開設され、このスピーカ用開口を蓋するように内装トリムの表面側に取り付けられる車載用スピーカのスピーカリッドであって、前記スピーカリッドは、多数の開口を有するプレート体からなるスピーカリッド本体と、上記スピーカリッド本体の表面側に貼付されるカバー体と、スピーカリッド本体の周縁部を支持するオーナメントリングとから構成されるとともに、上記カバー体の周縁端末をスピーカリッド本体の周縁裏面側に巻き込み、この巻込みシロがスピーカリッド本体とオーナメントリングとの間で挟持されるように、カバー体の端末処理が行なわれていることを特徴とする。
【0011】
ここで、内装トリムは、ドアトリム、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、リヤパーセルシェルフ等がある。また、スピーカリッドは、スピーカリッド本体と、スピーカリッド本体の表面を覆うカバー体と、スピーカリッド本体の外周縁を縁取るオーナメントリングとから構成されている。
【0012】
上記スピーカリッド本体は、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂等、汎用の合成樹脂の射出成形体、あるいは金属加工品等から構成され、車載用スピーカからの音響を室内側に伝えるべく音響透過用の開口が多数開設されている。更に、カバー体は、ポリエステル、ポリアミド等の合成繊維を編成したネットや、織布、不織布等の布地、あるいはパンチングメタル等の使用が可能である。
【0013】
また、オーナメントリングは、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂等、汎用の合成樹脂の射出成形体からなる。
【0014】
そして、本発明によれば、スピーカリッド本体の表面を覆うカバー体は、その周縁端末がスピーカリッド本体の周縁とオーナメントリングとの間で挟み込まれているため、カバー体の周縁端末をスピーカリッド本体の周縁裏面に溶着固定する工程を廃止できる。
【0015】
次いで、本発明の好ましい実施の形態としては、前記スピーカリッドは、スピーカリッド本体の周縁部とオーナメントリングとの間でカバー体の巻込みシロが挟持された部分において、スピーカリッド本体、カバー体、オーナメントリングの3者が溶着固定されていることを特徴とする。
【0016】
従って、この実施の態様によれば、カバー体の周縁端末を巻き込んで、このカバー体巻込み部分でスピーカリッド本体、カバー体、オーナメントリングの3者が溶着固定されるため、カバー体の固定作業とスピーカリッド本体とオーナメントリングの固定作業とを同一工程で行なうことができ、取付工数を短縮化できる。
【0017】
更に、カバー体の巻込み部分でスピーカリッド本体とオーナメントリングとを溶着固定する構成を採用すれば、従来必要としたリング固定用ボスを廃止でき、そのための設置スペースも必要としないことから、スピーカリッド本体の外形寸法をコンパクト化できるなど、造形自由度を高めることができる。
【0018】
このとき、スピーカリッド本体とオーナメントリングとは溶着強度を保証するために同一樹脂材料を使用することが好ましい。例えば、スピーカリッド本体とオーナメントリングとの双方ともPP樹脂を使用するのがコスト、成形性等から好ましく、また、オーナメントリングの表面にメッキ処理を施す場合には、スピーカリッド本体及びオーナメントリングともにABS樹脂を使用するのが二次加工特性上、好ましい。
【0019】
また、本発明の別の実施形態は、前記スピーカリッドにおけるオーナメントリングには、車載用スピーカをシールするスピーカシール用フランジが一体形成されていることを特徴とする。
【0020】
そして、この実施の態様によれば、車載用スピーカのシール形状をスピーカリッド本体にシール用ボスとして設けるという従来構造に替えて、オーナメントリングと一体にスピーカシール用フランジを形成することで、スピーカリッド本体成形用の成形金型における型構造を簡素化することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る車載用スピーカのスピーカリッドにおける好適な実施の形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0022】
図1,図2は本発明の第1実施形態を示すもので、図1は本発明に係るスピーカリッドを組み付けたドアトリムを示す正面図、図2は本発明に係るスピーカリッドの構成を示す断面図である。また、図3は本発明の第2実施形態を示すスピーカリッドの構成を示す断面図である。
【0023】
図1において、ドアトリム10は、図示しないドアパネルの室内面側にこれも図示しないクリップ等の固着手段を介して取り付けられており、このドアトリム10は、表面略中央部に乗員が肘を載せて休めるようにアームレスト11がドアトリム10と一体、あるいは別体に設けられている。また、このアームレスト11の上方には、加飾機能をもつ中接シート12が装着され、アームレスト11の下方には、備品を収容できるポケット開口13が開設されている。そして、このポケット開口13のフロント側に、スピーカリッド20が取り付けられている。
【0024】
本発明に係るスピーカリッド20は、図2に示すように、スピーカリッド本体30と、スピーカリッド本体30の表面を覆うネット40と、スピーカリッド本体30の周縁に沿って縁取りされるオーナメントリング50とから大略構成されている。
【0025】
そして、このスピーカリッド20は、車載用スピーカSの前方側に対応してドアトリム10に開設されているスピーカ用開口14を蓋するようにドアトリム10に取り付けられる。
【0026】
更に詳しくは、スピーカリッド本体30は、車載用スピーカSからの音響を室内側に有効に伝播できるように、音響透過用の開口を複数開設したプレート状の樹脂成形体から構成され、スピーカリッド本体30の使用材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂等、汎用の合成樹脂を使用でき、本実施形態ではABS樹脂が使用されている。尚、上記スピーカリッド本体30として金属加工品を使用することもできる。
【0027】
一方、スピーカリッド本体30の表面を覆うネット40は、ポリエステル樹脂繊維、ポリアミド樹脂繊維等の編成体を使用でき、本実施形態ではポリエステル繊維が使用されているが、織布、不織布等の布地シート、あるいはパンチングメタル等のカバー体を使用することもできる。
【0028】
また、オーナメントリング50は、スピーカリッド本体30の外周縁を縁取ることから、断面L字状のリング体であり、使用材料としては、ポリプロピレン、ポリエチレン等のポリオレフィン系樹脂、ABS樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリアセタール系樹脂等の汎用の合成樹脂が使用され、本実施形態では、メッキ処理を施す関係でABS樹脂が使用され、スピーカリッド本体30と同一樹脂材料が使用されている。
【0029】
このとき、スピーカリッド本体30の裏面には、枠状にスピーカシール用リブ31が立設され、スピーカシール用リブ31の先端にウレタンパット等のシール用パット32が嵌め込まれており、このシール用パット32が車載用スピーカSの前面と当接シールしている。
【0030】
ところで、本発明に係るスピーカリッド20は、組付工数を低減でき、かつコンパクト化を図るために、ネット40の周縁端末に沿う巻込みシロ41は、スピーカリッド本体30周縁裏面とオーナメントリング50に段部状に設けられた受け面51との間で挟持されている。
【0031】
そして、このネット40の巻込みシロ41の巻込み部分でスピーカリッド本体30とオーナメントリング50の両者の相溶性を利用して、スピーカリッド本体30、ネット40、オーナメントリング50の3者が溶着一体化される。尚、溶着加工方法としては、超音波溶着加工、電磁誘導加熱加工、熱溶着加工等、慣用の溶着手法を用いて良い。
【0032】
更に、ネット40の巻込みシロ41は、スピーカリッド本体30の裏面に予め溶着しておいても良いが、工数を考えれば、スピーカリッド本体30とオーナメントリング50との間でネット40の巻込みシロ41を挟み込むだけで済ませ、スピーカリッド本体30とオーナメントリング50との溶着工程で3者を一体化するのが作業工数上好ましい。
【0033】
このように、スピーカリッド20は、スピーカリッド本体30とオーナメントリング50を溶着する工程で、スピーカリッド20の組み付けが完了するため、従来のように、ネット40の巻込み固着工程、スピーカリッド本体30とオーナメントリング50との固着工程のように、2工程を必要としたのに比べ、一工程で済むため、組付工数を低減できるとともに、スピーカリッド本体30とオーナメントリング50とを固定するためのボスや取付孔を設ける必要がなく、加えて、両者を成形する成形金型構造を簡素化することができる。
【0034】
更に、本発明に係るスピーカリッド20は、ネット40の巻込みシロ41をスピーカリッド本体30の周縁裏面側に巻き込み、この巻込み部分でスピーカリッド本体30、ネット40、オーナメントリング50の3者を溶着一体化したため、従来のリング固定用ボスをスピーカリッド本体30裏面に設定する必要がないため、図2中符合Aで示す寸法、すなわち、スピーカシール用リブ31とスピーカリッド20の外周縁との間の寸法を小さく設定することができるため、スピーカリッド20のコンパクト化を含め、スピーカリッド20の造形自由度を高めることができる。
【0035】
次に、図3は本発明の第2実施形態を示すもので、第1実施形態と同一部分には同一符合を付し、その詳細な説明は省略する。すなわち、この第2実施形態においても、スピーカリッド本体30の周縁裏面にネット40の巻込みシロ41を巻き込んだ状態でスピーカリッド本体30、ネット40、オーナメントリング50を溶着一体化する構造は第1実施形態と同様である。
【0036】
そして、この第2実施形態においては、車載用スピーカSの前面をシールするシール構造として、オーナメントリング50にシール構造を付設したことが特徴である。すなわち、オーナメントリング50は、スピーカリッド本体30の周縁部分を受けるための段部状の受け面51を備えるとともに、オーナメントリング50の内周縁には、車載用スピーカS側に延びるスピーカシール用フランジ52が所定寸法延長形成され、このスピーカシール用フランジ52の先端にシール用パット53が嵌め込まれている。
【0037】
従って、この第2実施形態に係るスピーカリッド20は、第1実施形態同様、スピーカリッド20の組付工数を低減でき、かつコンパクト化を図る等、スピーカリッド20の造形自由度を高めることができるという作用効果に加えて、スピーカシール用リブ31を廃止できるため、スピーカリッド本体30の成形金型に放電加工による溝加工を施す必要がなく、オーナメントリング50の成形金型の形状を変更するだけで対応できることから、成形金型の加工費用を低減することができるという効果がある。
【0038】
以上、ドアトリム10に組み付けられるスピーカリッド20について説明したが、本発明に係るスピーカリッド20は、ドアトリム10以外にも、リヤサイドトリム、ラゲージサイドトリム、リヤパーセルシェルフ等、車載用スピーカSを内蔵する内装トリム一般に適用することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明した通り、本発明に係る車載用スピーカのスピーカリッドは、スピーカリッド本体の表面を被覆するカバー体の周縁端末をスピーカリッド本体の周縁部分に沿って裏面側に巻き込み、この巻込みシロをスピーカリッド本体とその外周縁を縁取るオーナメントリングとの間で挟持するという構成であるため、カバー体の巻込みシロを固着する工程を省略でき、工数を低減できる。更に、カバー体の巻込みシロの挟持部分でスピーカリッド本体、カバー体、オーナメントリングの3者を溶着一体化するという構成を採用すれば、スピーカリッドの組付工数をより低減でき、かつ従来のボスの溶着構造に比べ、形状的にも簡素化でき、工数低減により大幅なコストダウンを招来するという効果を有する。
【0040】
更に、本発明に係る車載用スピーカのスピーカリッドは、カバー体を巻き込んだ部分でスピーカリッド本体、カバー体、オーナメントリングの3者を溶着一体化するという構成を採用すれば、従来スピーカリッド本体とオーナメントリングとの固着工程で必要としたリング固定用リブをスピーカリッド本体の裏面に配設する必要がないため、リング固定用リブの設置スペースを省略できることから、コンパクト化を含め、スピーカリッドの造形自由度を大幅に向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載用スピーカのスピーカリッドを組み付けた自動車用ドアトリムを示す正面図である。
【図2】図1中II−II線断面図であり、本発明に係る車載用スピーカのスピーカリッドにおける第1実施形態の構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係る車載用スピーカのスピーカリッドにおける第2実施形態の構成を示す断面図である。
【図4】従来のスピーカリッドを組み付けたドアトリムを示す外観図である。
【図5】従来のスピーカリッドと内装トリムとの関係を示す断面図である。
【図6】従来のスピーカリッドの構造を示す断面図である。
【符号の説明】
10 ドアトリム
11 アームレスト
12 中接シート
13 ポケット開口
14 スピーカ用開口
20 スピーカリッド
30 スピーカリッド本体
31 スピーカシール用リブ
32 シール用パット
40 ネット
41 巻込みシロ
50 オーナメントリング
51 段部状の受け面
52 スピーカシール用フランジ
S 車載用スピーカ

Claims (4)

  1. 内装トリム(10)にスピーカ用開口(14)が開設され、このスピーカ用開口(14)を蓋するように内装トリム(10)の表面側に取り付けられる車載用スピーカ(S)のスピーカリッド(20)であって、
    前記スピーカリッド(20)は、多数の開口を有するプレート体からなるスピーカリッド本体(30)と、上記スピーカリッド本体(30)の表面側に貼付されるカバー体(40)と、スピーカリッド本体(30)の周縁部を支持するオーナメントリング(50)とから構成されるとともに、上記カバー体(40)の周縁端末をスピーカリッド本体(30)の周縁裏面側に巻き込み、この巻込みシロ(41)がスピーカリッド本体(30)とオーナメントリング(50)との間で挟持されるように、カバー体(40)の端末処理が行なわれていることを特徴とする車載用スピーカのスピーカリッド。
  2. 前記スピーカリッド(20)は、スピーカリッド本体(30)の周縁部とオーナメントリング(50)との間でカバー体(40)の巻込みシロ(41)が挟持された部分において、スピーカリッド本体(30)、カバー体(40)、オーナメントリング(50)の3者が溶着固定されていることを特徴とする請求項1に記載の車載用スピーカのスピーカリッド。
  3. 前記スピーカリッド(20)におけるスピーカリッド本体(30)と、オーナメントリング(50)とは相互に相溶性を備えた樹脂材料が使用されていることを特徴とする請求項2に記載の車載用スピーカのスピーカリッド。
  4. 前記スピーカリッド(20)におけるオーナメントリング(50)の内周縁に沿って車載用スピーカ(S)をシールするスピーカシール用フランジ(52)が一体形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の車載用スピーカのスピーカリッド。
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