JP3407508B2 - 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 - Google Patents
固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法Info
- Publication number
- JP3407508B2 JP3407508B2 JP30144995A JP30144995A JP3407508B2 JP 3407508 B2 JP3407508 B2 JP 3407508B2 JP 30144995 A JP30144995 A JP 30144995A JP 30144995 A JP30144995 A JP 30144995A JP 3407508 B2 JP3407508 B2 JP 3407508B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- solid
- imaging device
- epitaxial
- state imaging
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Solid State Image Pick-Up Elements (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、固体撮像装置及び
固体撮像装置の製造方法に関する。
固体撮像装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】固体撮像装置等の半導体装置を形成する
ための半導体基板としては、CZ(Czochrals
ki)法で成長させたCZ基板、MCZ(Magnet
icfield applied CZ)法で成長させ
たMCZ基板や、これらのCZ基板やMCZ基板の表面
にエピタキシャル層を形成したエピタキシャル半導体基
板が一般に多く用いられている。
ための半導体基板としては、CZ(Czochrals
ki)法で成長させたCZ基板、MCZ(Magnet
icfield applied CZ)法で成長させ
たMCZ基板や、これらのCZ基板やMCZ基板の表面
にエピタキシャル層を形成したエピタキシャル半導体基
板が一般に多く用いられている。
【0003】特に、固体撮像装置用としては、ドーパン
ト濃度むら(Striation)に起因する画像コン
トラストむらを低減する為に、エピタキシャル半導体基
板やMCZ基板が主として使用されている。この内、エ
ピタキシャル半導体基板は、素子形成層下に低抵抗領域
(例えば埋込み領域又は低抵抗基板)を形成することが
でき、低電力駆動、低消費電力化として有効であり、今
後の用途の拡大が期待されている。
ト濃度むら(Striation)に起因する画像コン
トラストむらを低減する為に、エピタキシャル半導体基
板やMCZ基板が主として使用されている。この内、エ
ピタキシャル半導体基板は、素子形成層下に低抵抗領域
(例えば埋込み領域又は低抵抗基板)を形成することが
でき、低電力駆動、低消費電力化として有効であり、今
後の用途の拡大が期待されている。
【0004】シリコンエピタキシャル半導体基板では、
実用的な方法としてCVD(化学気相成長)法が用いら
れており、以下の主な4種類のソースガスが使われてい
る。
実用的な方法としてCVD(化学気相成長)法が用いら
れており、以下の主な4種類のソースガスが使われてい
る。
【0005】水素還元法としては、SiCl4 〔SiC
l4 +2H2 →Si+4HCl〕と、SiHCl3 〔S
iHCl3 +H2 →Si+3HCl〕の2種のソースガ
スが用いられている。熱分解法としては、SiH2 Cl
2 〔SiH2 Cl2 →Si+2HCl〕と、SiH
4 〔SiH4 →Si+2H2 〕の2種のソースガスが用
いられている。
l4 +2H2 →Si+4HCl〕と、SiHCl3 〔S
iHCl3 +H2 →Si+3HCl〕の2種のソースガ
スが用いられている。熱分解法としては、SiH2 Cl
2 〔SiH2 Cl2 →Si+2HCl〕と、SiH
4 〔SiH4 →Si+2H2 〕の2種のソースガスが用
いられている。
【0006】この内、固体撮像用としては、主にSiH
Cl3 が、その安価なこと、成長速度が早く厚膜エピタ
キシャル層の成長に適していることなどの理由から用い
られている。
Cl3 が、その安価なこと、成長速度が早く厚膜エピタ
キシャル層の成長に適していることなどの理由から用い
られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、ソースガ
スSiHCl3 で形成したエピタキシャル層は、エピタ
キシャル成長中に混入する金属不純物(特に重金属不純
物)が多く、固体撮像素子の暗電流である白傷欠陥が十
分に低減できず、特性や歩留りを悪くする原因となって
いた。
スSiHCl3 で形成したエピタキシャル層は、エピタ
キシャル成長中に混入する金属不純物(特に重金属不純
物)が多く、固体撮像素子の暗電流である白傷欠陥が十
分に低減できず、特性や歩留りを悪くする原因となって
いた。
【0008】重金属不純物の発生源としてはエピタキシ
ャル成長装置のSUS系のベルジャーからのもの、原料
ガス配管からのもの等が考えられる。ソースガスにCl
系が含まれていると、成長時に分解してHClが作ら
れ、之がSUS系を腐蝕して塩化物としてソースガス中
に取り込まれ、之がさらにエピタキシャル層中に取り込
まれるものと考えられる。
ャル成長装置のSUS系のベルジャーからのもの、原料
ガス配管からのもの等が考えられる。ソースガスにCl
系が含まれていると、成長時に分解してHClが作ら
れ、之がSUS系を腐蝕して塩化物としてソースガス中
に取り込まれ、之がさらにエピタキシャル層中に取り込
まれるものと考えられる。
【0009】本発明は、上述の点に鑑み、エピタキシャ
ル層への金属不純物の混入を少なくし、白傷欠陥を低減
した固体撮像装置及びその製造方法を提供するものであ
る。
ル層への金属不純物の混入を少なくし、白傷欠陥を低減
した固体撮像装置及びその製造方法を提供するものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る固体撮像装
置は、SiH 4 のソースガスを用い1050℃未満以下
のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を成長さ
せたエピタキシャル半導体基板と、このエピタキシャル
半導体基板のエピタキシャル層に形成された固体撮像素
子とを具備して成る。
置は、SiH 4 のソースガスを用い1050℃未満以下
のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を成長さ
せたエピタキシャル半導体基板と、このエピタキシャル
半導体基板のエピタキシャル層に形成された固体撮像素
子とを具備して成る。
【0011】SiH 4 のソースガスを用い1050℃未
満以下のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を
成長させたエピタキシャル半導体基板は、エピタキシャ
ル層内への金属不純物の混入が少ない。このエピタキシ
ャル半導体基板のエピタキシャル層に固体撮像素子が形
成されるので、固体撮像装置における白傷欠陥が大幅に
低減される。
満以下のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を
成長させたエピタキシャル半導体基板は、エピタキシャ
ル層内への金属不純物の混入が少ない。このエピタキシ
ャル半導体基板のエピタキシャル層に固体撮像素子が形
成されるので、固体撮像装置における白傷欠陥が大幅に
低減される。
【0012】本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、
SiH4 のソースガスを用い、1050℃未満以下のエ
ピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を成長させた
エピタキシャル半導体基板を作成し、エピタキシャル半
導体基板のエピタキシャル層に固体撮像素子を形成す
る。
SiH4 のソースガスを用い、1050℃未満以下のエ
ピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を成長させた
エピタキシャル半導体基板を作成し、エピタキシャル半
導体基板のエピタキシャル層に固体撮像素子を形成す
る。
【0013】SiH4 のソースガスを用い1050℃未
満以下のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を
成長させたエピタキシャル半導体基板を用いて固体撮像
素子を形成するので、金属不純物の混入が少なく、白傷
欠陥の少ない固体撮像装置が作成される。
満以下のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル層を
成長させたエピタキシャル半導体基板を用いて固体撮像
素子を形成するので、金属不純物の混入が少なく、白傷
欠陥の少ない固体撮像装置が作成される。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施例を説明する。
施例を説明する。
【0015】各ソースガスSiCl4 ,SiHCl3 ,
SiH2 Cl2 及びSiH4 を夫々用いて、図1に示す
直径4インチのCZシリコン基板(比抵抗8〜12Ωc
mの隣ドープのn型基板)1上に、厚さ12μmで比抵
抗40〜50Ωcmのn型(隣ドープ)のシリコンエピ
タキシャル層2を成長したエピタキシャル半導体基板3
を作成した。エピタキシャル層本来の品質を比較するた
めに、ゲッタリングは施していない。
SiH2 Cl2 及びSiH4 を夫々用いて、図1に示す
直径4インチのCZシリコン基板(比抵抗8〜12Ωc
mの隣ドープのn型基板)1上に、厚さ12μmで比抵
抗40〜50Ωcmのn型(隣ドープ)のシリコンエピ
タキシャル層2を成長したエピタキシャル半導体基板3
を作成した。エピタキシャル層本来の品質を比較するた
めに、ゲッタリングは施していない。
【0016】この4種のエピタキシャル半導体基板に夫
々CCD固体撮像素子を形成して図2に示すような固体
撮像装置23を作成した。
々CCD固体撮像素子を形成して図2に示すような固体
撮像装置23を作成した。
【0017】この固体撮像装置23は、上記エピタキシ
ャル半導体基板3のn型エピタキシャル層2にp型のウ
エル領域4を形成し、このp型ウエル領域4内にn型の
不純物拡散領域5と垂直転送レジスタ6を構成するn型
転送チャネル領域7並びにp型チャネルストップ領域8
が形成され、n型の不純物拡散領域5上にp型の正電荷
蓄積領域9が、n型転送チャネル領域7の直下に第2の
p型ウエル領域10が夫々形成されている。
ャル半導体基板3のn型エピタキシャル層2にp型のウ
エル領域4を形成し、このp型ウエル領域4内にn型の
不純物拡散領域5と垂直転送レジスタ6を構成するn型
転送チャネル領域7並びにp型チャネルストップ領域8
が形成され、n型の不純物拡散領域5上にp型の正電荷
蓄積領域9が、n型転送チャネル領域7の直下に第2の
p型ウエル領域10が夫々形成されている。
【0018】n型不純物拡散領域5とp型ウエル領域4
とのpn接合jによるフォトダイオードPDによって受
光部(光電変換部)11が構成される。この受光部11
は画素となるもので、複数の受光部11がマトリックス
状に配列されている。
とのpn接合jによるフォトダイオードPDによって受
光部(光電変換部)11が構成される。この受光部11
は画素となるもので、複数の受光部11がマトリックス
状に配列されている。
【0019】垂直転送レジスタ6を構成する転送チャネ
ル領域7、チャネルストップ領域8及び読み出しゲート
部12上にSiO2 膜15、Si3 N4 膜16、SiO
2 膜17からなるゲート絶縁膜18を介して第1及び第
2の多結晶シリコンからなる複数の転送電極19が形成
され、転送チャネル領域7、ゲート絶縁膜18及び転送
電極19により垂直転送レジスタ6が構成される。
ル領域7、チャネルストップ領域8及び読み出しゲート
部12上にSiO2 膜15、Si3 N4 膜16、SiO
2 膜17からなるゲート絶縁膜18を介して第1及び第
2の多結晶シリコンからなる複数の転送電極19が形成
され、転送チャネル領域7、ゲート絶縁膜18及び転送
電極19により垂直転送レジスタ6が構成される。
【0020】さらに、層間絶縁層20を介して各垂直転
送レジスタ6上を覆うようにAl遮光膜21(このAl
遮光膜21はシャント配線層を兼ねる場合もある)が形
成される。転送電極19には例えば4相の垂直転送クロ
ックパルスφV1 〜φV4 が印加される。
送レジスタ6上を覆うようにAl遮光膜21(このAl
遮光膜21はシャント配線層を兼ねる場合もある)が形
成される。転送電極19には例えば4相の垂直転送クロ
ックパルスφV1 〜φV4 が印加される。
【0021】図3に、ソースガス種(SiCl4 ,Si
HCl3 ,SiH2 Cl2 ,SiH4 )とCCD固体撮
像装置の白傷良品率との相関を示す。縦軸は任意単位と
なっている。
HCl3 ,SiH2 Cl2 ,SiH4 )とCCD固体撮
像装置の白傷良品率との相関を示す。縦軸は任意単位と
なっている。
【0022】この図3から明らかなように、従来のソー
スガスSiHCl3 を用いてエピタキシャル層2を形成
した場合より、ソースガスSiCl4 や、ソースガスS
iH4 を用いてエピタキシャル層2を形成した方が良
く、特に、ソースガスSiH4によるエピタキシャル層
2ではソースガスSiHCl3 によるエピタキシャル層
2の約4倍も良品率が改善されている。想定原因として
は、エピタキシャル半導体基板3の作成において、ソー
スガスSiH4 では腐蝕性の高いHClガスが発生しな
い為に、エピタキシャル層2内にエピタキシャル成長装
置のベルジャー内部に使用されている金属(SUS系
等)成分の混入が抑制されることが考えられる。
スガスSiHCl3 を用いてエピタキシャル層2を形成
した場合より、ソースガスSiCl4 や、ソースガスS
iH4 を用いてエピタキシャル層2を形成した方が良
く、特に、ソースガスSiH4によるエピタキシャル層
2ではソースガスSiHCl3 によるエピタキシャル層
2の約4倍も良品率が改善されている。想定原因として
は、エピタキシャル半導体基板3の作成において、ソー
スガスSiH4 では腐蝕性の高いHClガスが発生しな
い為に、エピタキシャル層2内にエピタキシャル成長装
置のベルジャー内部に使用されている金属(SUS系
等)成分の混入が抑制されることが考えられる。
【0023】次に、SiH4 ガスを用いて、エピタキシ
ャル成長温度を異ならして上述と同構造のエピタキシャ
ル層2を形成し、同じくCCD固体撮像装置の白傷良品
率を評価した結果を図4に示す。
ャル成長温度を異ならして上述と同構造のエピタキシャ
ル層2を形成し、同じくCCD固体撮像装置の白傷良品
率を評価した結果を図4に示す。
【0024】通常、SiH4 ガスによるエピタキシャル
層は、1050℃で形成される場合が多く、エピタキシ
ャル成長温度のエピタキシャル層品質への影響、即ち結
晶性又は金属混入量への影響は、これまで明確でない。
層は、1050℃で形成される場合が多く、エピタキシ
ャル成長温度のエピタキシャル層品質への影響、即ち結
晶性又は金属混入量への影響は、これまで明確でない。
【0025】図4から明らかなように、低温側では白傷
良品率がよく、1050℃以上では一定の傾向が見られ
る。従って、本発明では、エピタキシャル成長温度を1
050℃未満以下、好ましくは1030℃以下にするこ
とで良品率を従来に比較して約2倍改善することができ
る。
良品率がよく、1050℃以上では一定の傾向が見られ
る。従って、本発明では、エピタキシャル成長温度を1
050℃未満以下、好ましくは1030℃以下にするこ
とで良品率を従来に比較して約2倍改善することができ
る。
【0026】低温で白傷良品率が改善される理由として
は、エピタキシャル成長装置のベルジャー構成部の金属
不純物やサセプターを介して混入する金属不純物が、低
温化により抑制されるためと考えられる。
は、エピタキシャル成長装置のベルジャー構成部の金属
不純物やサセプターを介して混入する金属不純物が、低
温化により抑制されるためと考えられる。
【0027】図5〜図7は、本発明に係る固体撮像装置
の製造方法の一例を示す。本例は、前述の図2に示すと
同様のCCD固体撮像装置に適用した場合である。
の製造方法の一例を示す。本例は、前述の図2に示すと
同様のCCD固体撮像装置に適用した場合である。
【0028】先ず、図5Aに示すように、n型のCZシ
リコン基板1を設ける。このシリコン基板1は、主面が
(100)面を有し、比抵抗10Ωcmの直径4インチ
基板である。
リコン基板1を設ける。このシリコン基板1は、主面が
(100)面を有し、比抵抗10Ωcmの直径4インチ
基板である。
【0029】次に、図5Bに示すように、基板1の一主
面上にSiH4 ソースガスによる熱分解法を用いて、1
030℃のエピタキシャル成長温度で約12μmのn型
シリコンエピタキシャル層2を成長し、n型シリコンエ
ピタキシャル基板3を形成する。n型不純物であるドー
プガスはPH3 を用いている。シリコンエピタキシャル
層2の比抵抗は40〜50Ωcmである。
面上にSiH4 ソースガスによる熱分解法を用いて、1
030℃のエピタキシャル成長温度で約12μmのn型
シリコンエピタキシャル層2を成長し、n型シリコンエ
ピタキシャル基板3を形成する。n型不純物であるドー
プガスはPH3 を用いている。シリコンエピタキシャル
層2の比抵抗は40〜50Ωcmである。
【0030】次に、図5Cに示すように、n型シリコン
エピタキシャル層2に第1のp型ウエル領域4を形成
し、このp型ウエル領域4の表面上に絶縁膜例えばSi
O2 膜15を形成した後、第1のp型ウエル領域4内に
n型不純物及びp型不純物を選択的にイオン注入して、
垂直転送レジスタを構成するn型の転送チャネル領域7
と、p型のチャネルストップ領域8と、第2のp型ウエ
ル領域10を夫々形成する。
エピタキシャル層2に第1のp型ウエル領域4を形成
し、このp型ウエル領域4の表面上に絶縁膜例えばSi
O2 膜15を形成した後、第1のp型ウエル領域4内に
n型不純物及びp型不純物を選択的にイオン注入して、
垂直転送レジスタを構成するn型の転送チャネル領域7
と、p型のチャネルストップ領域8と、第2のp型ウエ
ル領域10を夫々形成する。
【0031】次に、図6Dに示すように、SiO2 膜1
5上の全面にSi3 N4 膜16及びSiO2 膜17を順
次積層した後、受光部11となる部分のSi3 N4 膜1
6及びSiO2 膜17を選択的にエッチング除去する。
ここで除去されずに残った積層膜、即ちn型転送チャネ
ル領域7、チャネルストップ領域8、読み出しゲート部
12に対応する部分上のSiO2 膜15、Si3 N4 膜
16及びSiO2 膜17の積層膜がゲート絶縁膜18と
して構成される。その後、ゲート絶縁膜18上に多結晶
シリコン層による転送電極19を形成する。
5上の全面にSi3 N4 膜16及びSiO2 膜17を順
次積層した後、受光部11となる部分のSi3 N4 膜1
6及びSiO2 膜17を選択的にエッチング除去する。
ここで除去されずに残った積層膜、即ちn型転送チャネ
ル領域7、チャネルストップ領域8、読み出しゲート部
12に対応する部分上のSiO2 膜15、Si3 N4 膜
16及びSiO2 膜17の積層膜がゲート絶縁膜18と
して構成される。その後、ゲート絶縁膜18上に多結晶
シリコン層による転送電極19を形成する。
【0032】次に、図6Eに示すように、転送電極19
をマスクとしてn型不純物、例えば燐(P)を第1のp
型ウエル領域4内、特に基板3表面から深さ0.4μm
位に選択的にイオン注入し、N2 アニールを施してn型
不純物拡散領域5を形成する。このとき、n型不純物拡
散領域5と第1のp型ウエル領域4とのpn接合による
フォトダイオードPDによって受光部11が構成され
る。
をマスクとしてn型不純物、例えば燐(P)を第1のp
型ウエル領域4内、特に基板3表面から深さ0.4μm
位に選択的にイオン注入し、N2 アニールを施してn型
不純物拡散領域5を形成する。このとき、n型不純物拡
散領域5と第1のp型ウエル領域4とのpn接合による
フォトダイオードPDによって受光部11が構成され
る。
【0033】次に、図7Fに示すように、転送電極19
をマスクとしてp型不純物、例えばボロン(B)を受光
部11の表面に選択的にイオン注入し、N2 中で熱処理
してイオン注入されたp型不純物を拡散、活性化させて
受光部11の表面にp型の正電荷蓄積領域9を形成す
る。
をマスクとしてp型不純物、例えばボロン(B)を受光
部11の表面に選択的にイオン注入し、N2 中で熱処理
してイオン注入されたp型不純物を拡散、活性化させて
受光部11の表面にp型の正電荷蓄積領域9を形成す
る。
【0034】次に、図7Gに示すように、転送電極19
を含む全面にPSG(リンシリケートガラス)等からな
る層間絶縁層20を介してAl遮光膜21を選択的に形
成する。このようにして、目的のCCD固体撮像装置2
3を得る。
を含む全面にPSG(リンシリケートガラス)等からな
る層間絶縁層20を介してAl遮光膜21を選択的に形
成する。このようにして、目的のCCD固体撮像装置2
3を得る。
【0035】上述の実施例によれば、シリコン基板1上
にソースガスとしてSiH4 を用い、1050℃未満以
下、好ましくは1030℃以下のエピタキシャル成長温
度でエピタキシャル層2を成長させることにより、金属
不純物の混入が少ないシリコンエピタキシャル基板3を
作成することができる。そして、このシリコンエピタキ
シャル基板3を用いて、エピタキシャル層2に固体撮像
素子を形成することにより、白傷欠陥数を大幅に低減し
た固体撮像装置を作成することができる。
にソースガスとしてSiH4 を用い、1050℃未満以
下、好ましくは1030℃以下のエピタキシャル成長温
度でエピタキシャル層2を成長させることにより、金属
不純物の混入が少ないシリコンエピタキシャル基板3を
作成することができる。そして、このシリコンエピタキ
シャル基板3を用いて、エピタキシャル層2に固体撮像
素子を形成することにより、白傷欠陥数を大幅に低減し
た固体撮像装置を作成することができる。
【0036】上記実施例では、ゲッタリング法を用いて
いないが、本発明に種々のゲッタリング(イントリンシ
ックゲッタリング、多結晶シリコンゲッタリング、リン
ゲッタリング、炭素注入ゲッタリング等)を組み合わせ
れば、より白傷欠陥数が低減することが確認されてい
る。
いないが、本発明に種々のゲッタリング(イントリンシ
ックゲッタリング、多結晶シリコンゲッタリング、リン
ゲッタリング、炭素注入ゲッタリング等)を組み合わせ
れば、より白傷欠陥数が低減することが確認されてい
る。
【0037】尚、上例ではn型のシリコンエピタキシャ
ル基板3に形成したp型ウエル領域4の表面にn型不純
物拡散領域5を形成して、p型ウエル領域4とn型不純
物拡散領域5とのpn接合によってフォトダイオードP
Dを形成した例であるが、p型のシリコンエピタキシャ
ル基板にn型不純物拡散領域5を形成してフォトダイオ
ードPDを作成する場合にも適用できる。
ル基板3に形成したp型ウエル領域4の表面にn型不純
物拡散領域5を形成して、p型ウエル領域4とn型不純
物拡散領域5とのpn接合によってフォトダイオードP
Dを形成した例であるが、p型のシリコンエピタキシャ
ル基板にn型不純物拡散領域5を形成してフォトダイオ
ードPDを作成する場合にも適用できる。
【0038】また、上例ではCCD固体撮像装置に適用
したが、その他の固体撮像装置、例えば増幅型固体撮像
装置等の製造にも本発明は適用できる。
したが、その他の固体撮像装置、例えば増幅型固体撮像
装置等の製造にも本発明は適用できる。
【0039】上例ではn型半導体基板1にn型エピタキ
シャル層2を形成してなるエピタキシャル半導体基板に
適用したが、勿論p型半導体基板にp型エピタキシャル
層を形成してなるエピタキシャル半導体基板にも適用で
きる。さらに、第1導電型の半導体基板に第2導電型の
エピタキシャル層を形成してなるエピタキシャル半導体
基板にも適用できる。
シャル層2を形成してなるエピタキシャル半導体基板に
適用したが、勿論p型半導体基板にp型エピタキシャル
層を形成してなるエピタキシャル半導体基板にも適用で
きる。さらに、第1導電型の半導体基板に第2導電型の
エピタキシャル層を形成してなるエピタキシャル半導体
基板にも適用できる。
【0040】
【発明の効果】本発明に係る固体撮像装置によれば、金
属不純物の混入が少なく、白傷欠陥が大幅に低減した信
頼性の高い固体撮像装置を提供することができる。
属不純物の混入が少なく、白傷欠陥が大幅に低減した信
頼性の高い固体撮像装置を提供することができる。
【0041】また、本発明に係る固体撮像装置の製造方
法によれば、金属不純物の混入の少ないエピタキシャル
半導体基板を用いることにより、固体撮像装置の白傷欠
陥数を大幅に低減することができる。
法によれば、金属不純物の混入の少ないエピタキシャル
半導体基板を用いることにより、固体撮像装置の白傷欠
陥数を大幅に低減することができる。
【図1】本発明に係る固体撮像装置に適用されるエピタ
キシャル半導体基板の一例を示す断面図である。
キシャル半導体基板の一例を示す断面図である。
【図2】本発明に係る固体撮像装置の一例を示す構成図
である。
である。
【図3】本発明の説明に供する固体撮像装置における白
傷欠陥のソースガス依存性を示すグラフである。
傷欠陥のソースガス依存性を示すグラフである。
【図4】本発明の説明に供する固体撮像装置における白
傷欠陥のエピタキシャル成長温度依存性を示すグラフで
ある。
傷欠陥のエピタキシャル成長温度依存性を示すグラフで
ある。
【図5】A 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図で
ある。 B 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。 C 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。
ある。 B 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。 C 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。
【図6】D 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図で
ある。 E 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。
ある。 E 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。
【図7】F 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図で
ある。 G 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。
ある。 G 本発明に係る固体撮像装置の製造工程図である。
1 シリコン基板
2 シリコンエピタキシャル層
3 エピタキシャル半導体基板
4 第1のp型ウエル領域
5 n型不純物拡散領域
6 垂直転送レジスタ
7 転送チャネル領域
8 チャネルストップ領域
11 受光部
12 読み出しゲート部
18 ゲート絶縁膜
19 転送電極
21 Al遮光膜
23 CCD固体撮像装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01L 21/339
H01L 27/14 - 27/148
H01L 29/762 - 29/768
H01L 21/205
Claims (2)
- 【請求項1】 SiH 4 のソースガスを用い、1050
℃未満以下のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル
層を成長させたエピタキシャル半導体基板と、 該エピタキシャル半導体基板の前記エピタキシャル層に
形成された固体撮像素子とを具備して成る ことを特徴と
する固体撮像装置。 - 【請求項2】 SiH4 のソースガスを用い、1050
℃未満以下のエピタキシャル成長温度でエピタキシャル
層を成長させたエピタキシャル半導体基板を作成し、該
エピタキシャル半導体基板の前記エピタキシャル層に固
体撮像素子を形成することを特徴とする固体撮像装置の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30144995A JP3407508B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30144995A JP3407508B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09148553A JPH09148553A (ja) | 1997-06-06 |
JP3407508B2 true JP3407508B2 (ja) | 2003-05-19 |
Family
ID=17897031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30144995A Expired - Fee Related JP3407508B2 (ja) | 1995-11-20 | 1995-11-20 | 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3407508B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002353434A (ja) * | 2001-05-22 | 2002-12-06 | Sony Corp | 固体撮像装置の製造方法 |
JP6489321B2 (ja) * | 2016-03-14 | 2019-03-27 | 信越半導体株式会社 | エピタキシャルウェーハの製造方法 |
-
1995
- 1995-11-20 JP JP30144995A patent/JP3407508B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09148553A (ja) | 1997-06-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6342436B1 (en) | Method of manufacturing semiconductor substrate and method of manufacturing solid-state image-pickup device | |
US6746939B2 (en) | Production method for solid imaging device | |
KR100654354B1 (ko) | 게더링 기능을 가지는 저결함 에피택셜 반도체 기판, 이를이용한 이미지 센서 및 이의 제조 방법 | |
JPWO2008029918A1 (ja) | 固体撮像素子用半導体基板および固体撮像素子ならびにそれらの製造方法 | |
CN101814516A (zh) | 固态成像器件及其制造方法、和成像装置 | |
JP2010093229A (ja) | 固体撮像装置の製造方法、固体撮像装置および固体撮像装置の製造基板 | |
JPH06232141A (ja) | 半導体基板の作成方法及び固体撮像装置の製造方法 | |
US5956570A (en) | Method of manufacturing semiconductor substrate and method of manufacturing solid state imaging device | |
US6344092B1 (en) | Epitaxial semiconductor substrate, manufacturing method thereof, manufacturing method of semiconductor device and manufacturing method of solid-state imaging device | |
JP3407508B2 (ja) | 固体撮像装置及び固体撮像装置の製造方法 | |
JPH11251322A (ja) | エピタキシャルシリコン基板及び固体撮像装置並びにこれらの製造方法 | |
JP3941075B2 (ja) | エピタキシャルシリコン基板及び固体撮像装置並びにこれらの製造方法 | |
JP2004165225A (ja) | 半導体基板の製造方法、固体撮像装置の製造方法及び固体撮像装置用の選別方法 | |
JP2002134511A (ja) | 半導体基板の製造方法および固体撮像装置の製造方法 | |
JPH11103042A (ja) | 固体撮像装置用半導体基板と固体撮像装置の製造方法 | |
JP2004335674A (ja) | 固体撮像素子および固体撮像素子の製造方法 | |
JPH08321509A (ja) | 半導体装置と、半導体装置およびその半導体基板の製法 | |
JPH05235005A (ja) | 半導体基板及びその製造方法 | |
JPH09139408A (ja) | エピタキシャル成長半導体層を有する半導体基板の選別方法と半導体装置の製造方法 | |
JP2001319931A (ja) | 半導体基板の製造方法及び固体撮像装置の製造方法 | |
JP2008258346A (ja) | 固体撮像装置の製造方法 | |
JPH04262537A (ja) | 光電変換デバイスの製造方法 | |
JP2001144022A (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JPH0422876B2 (ja) | ||
JP2002289534A (ja) | 半導体装置の製造方法および固体撮像装置の選別方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080314 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090314 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100314 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110314 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |