JP3407494B2 - 部材移動機構および用紙収容装置 - Google Patents

部材移動機構および用紙収容装置

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JP3407494B2
JP3407494B2 JP21797495A JP21797495A JP3407494B2 JP 3407494 B2 JP3407494 B2 JP 3407494B2 JP 21797495 A JP21797495 A JP 21797495A JP 21797495 A JP21797495 A JP 21797495A JP 3407494 B2 JP3407494 B2 JP 3407494B2
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公康 伊熊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、互いに近接して連
接された移動部材を所望の位置へ移動させる部材移動機
構に関する。また、本発明は、上記移動部材を給紙トレ
イに適用し、複数の給紙トレイにサイズの異なる用紙を
それぞれ収容して、任意のサイズの用紙を送り出すこと
ができるようにした用紙収容装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真複写機やレーザビームプリンタ
等の画像形成装置においては、給紙部に複数の給紙トレ
イを配置するとともに、各給紙トレイに対応してピック
アップローラ等の給紙機構をそれぞれ配置し、各給紙ト
レイにサイズの異なる用紙を収容しておくことにより、
任意のサイズの用紙で画像形成を行うことができるよう
にしている。しかしながら、比較的小型のレーザビーム
プリンタ等の画像形成装置においては、1つまたは2つ
の給紙トレイを装着しておき、1種類または2種類のサ
イズの用紙を収容するようにしている。したがって、小
型の画像形成装置の場合には、所望のサイズの用紙が給
紙トレイにセットされていないときは給紙トレイを交換
する必要があり、使用者にとっては不便であった。
【0003】前述したような不都合を解消するものとし
て、例えば、特開昭59ー128140号公報に提案さ
れた用紙収容装置が知られている。この用紙収容装置
は、複数の給紙トレイを給紙方向から見て階段状に積層
配置して1つのユニットとし、このユニットを給紙方向
及びその逆方向並びに上下方向に移動可能に構成したも
のである。この用紙収容装置では、ユニットを移動させ
て画像形成装置に設けた1つの給紙機構に所望の給紙ト
レイを対向させることにより、当該給紙トレイに収容さ
れた用紙を選択することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この用
紙収容装置においては、給紙トレイのユニット全体を前
後左右の方向へ移動させる構成であるため、かなり複雑
で大がかりな移動機構を必要とするという問題があっ
た。よって、本発明は、装置を複雑化、大型化すること
なく給紙トレイのような複数の移動部材を選択して所望
の位置へ移動させることができる部材移動機構を提供
し、さらに、この部材移動機構を用いて複数の給紙トレ
イから用紙を取り出すことができる用紙収容装置を提供
することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の部材
と、1または2以上の第2の部材であって、上記第1の
部材または上記第1の部材との間に他の第2の部材があ
る場合にはより第1の部材に近い他の第2の部材に連設
され、隣接する第1の部材または他の第2の部材に対し
てそれぞれが1つの所定方向へ相対移動自在に設けられ
た第2の部材と、上記第1の部材を上記1つの所定方向
へ往復移動させる駆動手段とを備え、上記第1、第2の
部材は、隣接する第1または第2の部材との相対移動を
所定範囲に規制する規制手段を有し、前記規制手段は、
前記各第2の部材に設けられたカム部材を具備し、前記
各第2の部材に設けられたカム部材は、上記第1の部材
が往路にあるときに隣接する第1の部材または他の第2
の部材と係合して前記各第2の部材を上記第1の部材
に連動させ、前記各第2の部材に設けられたカム部材
上記第1の部材が往路にあるときに隣接する第1の
部材または他の第2の部材との係合状態は、上記第1
の部材が往路方向へ移動するにつれ、同第1の部材から
最も離間した前記第2の部材から順次解除され、その順
番で上記第1の部材との連動が停止され、かつ、上記第
1の部材が復路方向へ移動するにつれ、同第1の部材に
最も近接した前記第2の部材から上記係合状態に戻るよ
うに構成されていることを特徴としている。
【0006】(作用) 上記構成の部材移動機構にあっては、第1の部材に連動
して第2の部材が規制手段で規制された範囲内で移動す
る。この規制手段は、前記各第2の部材に設けられたカ
ム部材を具備し、前記各第2の部材に設けられたカム部
材は、上記第1の部材が往路にあるときに隣接する第1
の部材または他の第2の部材と、係合して前記各第2の
部材を上記第1の部材に連動させ、前記各第2の部材に
設けられたカム部材と、上記第1の部材が往路にあると
きに隣接する第1の部材または他の第2の部材との、係
合状態は、上記第1の部材が往路方向へ移動するにつ
れ、同第1の部材から最も離間した前記第2の部材から
順次解除され、その順番で上記第1の部材との連動が停
止され、かつ、上記第1の部材が復路方向へ移動するに
つれ、同第1の部材に最も近接した前記第2の部材から
上記係合状態に戻るように構成されている。これによ
り、第1、第2の部材の所望のものを所定位置に位置さ
せることができ、第1、第2の部位材の交換を迅速に行
うことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
A.実施の形態の構成 以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明
する。図1ないし図10は、本発明を複写機等の画像形
成装置の複合トレイ(用紙収容装置)に適用した例を示
す。この複合トレイ10は、複写機等の画像形成装置
(図示略)の給紙部に着脱自在に装着することができる
ように構成されている。図1において符号1は、画像形
成装置の給紙部に設けられた給紙機構であり、この給紙
機構1は、複合トレイ10に収容された用紙の上面に押
圧されるピックアップローラ2と、フィードローラ3a
およびリタードローラ3bからなる用紙さばき装置3と
を有している。ここで、フィードローラ3aは、図中反
時計方向つまり給紙方向へ回転し、リタードローラ3b
は時計方向へ回転するように構成されている。これによ
り、ピックアップローラ2によって用紙が複数枚抜き出
されると、それら用紙のうち上の1枚目がフィードロー
ラ3aによって用紙搬送路5へ向けて送り出され、それ
以外の用紙はリタードローラ3aにとどめられる。な
お、リタードローラ3bは、回転しないように構成され
ることもあり、その場合、所定以上のトルクがかかった
ときに給紙方向へ向けて回転するように構成されること
もある。
【0008】次に、図中符号11は複合トレイ10の外
殻を構成するトレイフレームである。複合トレイ10を
給紙部に装着した状態において、給紙機構1の用紙さば
き装置3は、トレイフレーム11の前板24に対して給
紙側の側方に位置し、ピックアップローラ2は、前板2
4に対して給紙側と反対側に位置するようになってい
る。トレイフレーム11の底部には、一端部が支軸16
によって回動自在に支持された支持プレート15が配置
されている。支持プレート15の下側には、駆動軸18
によって回動可能とされた押上アーム17が配置されて
いる。この構成のもとに、押上アーム17を図1に示す
状態から反時計方向へ回動させると、支持プレート15
は支軸16を中心に反時計方向へ回動する。また、その
状態から押上アーム17を時計方向へ回動させると、支
持プレート15は重力によって時計方向へ回動する。
【0009】次に、支持プレート15の上部には用紙収
容部20が設けられ、この用紙収容部20には、4つの
トレイT1(第1の部材),T2〜T4(第2の部材)
がこの順番で下から積み重ねられている。トレイT1〜
T4は、下部側のものにより大きなサイズの用紙を収容
し、上部側に至るほど小さいサイズの用紙を収容するよ
うになっている。最も下側のトレイT1は、支持プレー
ト15に給紙方向およびその逆方向へ互いに摺動自在に
支持され、その上の各トレイT2〜T4も下側のトレイ
T1〜T3によって給紙方向およびその逆方向(以下、
反給紙方向という)へ互いに摺動自在に支持されてい
る。
【0010】なお、各トレイT1を図1に示す位置に位
置決めするために、支持プレート15の縁部にはストッ
パ(図示略)が立設されている。また、各トレイT1〜
T4へ用紙を補充するに際しては、押上アーム17を回
動させて各トレイT1〜T4を傾斜させ、その状態でト
レイT1〜T4の用紙収容部分に用紙を落し込むように
することも可能である。
【0011】図2はトレイT1〜T4の平面図である。
図2に示すように、トレイT1〜T4は、それらの上面
に取り付けたガイド部材51,…によって、下側のもの
ほどより大きいサイズの用紙を収容するようになされて
いる。トレイT1〜T4の両側部には支持部52が設け
られ、これら支持部52,…によって上下に隣接するト
レイT1,…が互いに摺接するようになっている。そし
て、各支持部52には、トレイT1,…を移動させる駆
動機構が設けられている。以下、この駆動機構について
詳細に説明する。
【0012】図3に示すように、トレイT1の支持部5
2の反給紙方向側の端部(後端部)には、支持部52の
上下面に連通する長孔53が形成され、この長孔53の
内部にはカム60が配置されている。カム60の後端部
には円筒状をなすボス61が形成され、ボス61には支
持部52に取り付けた軸62が貫通させられている。こ
れにより、カム60は、その先端部が上下方向へ移動す
るように軸62によって回動自在に支持されている。
【0013】また、ボス61よりも先端側にはアーム部
63が形成され、アーム部63の先端部下面には、側面
視半円状をなして下方へ突出する駆動部64が形成され
ている。また、アーム部63の先端部上面には、側面視
略矩形状をなして上方へ突出する係合部65が形成され
ている。一方、支持プレート15の後端部には、その上
下面に連通する長孔41が形成され、この長孔41にカ
ム60の駆動部64が没するようになっている。ここ
で、長孔41の先端側の内面41aは支持プレート15
の下面に対してほぼ直交し、長孔41の後端側の内面4
1bは、カム60の駆動部64の外周面と同等以上の曲
率半径を有する下り勾配の曲面に形成されている。
【0014】次に、支持部52の上面の前後方向中間部
には、カム溝54が形成されている。カム溝54は、深
さが一定で平坦な第1溝部54aと、この第1溝部54
aの先端側に連続する第2溝部54bとから構成されて
いる。第2溝部54bは、第1溝部54aの先端縁から
先端側へ向けて深さが漸次深くなる曲面部54b1と、
この曲面部54b1の先端縁から先端側へ延びる平坦部
54b2とから構成され、曲面部54b1の曲率半径は、
上記駆動部64の外周面の曲率半径と同等以上とされて
いる。さらに、支持部52の上面の先端部には、前後方
向へ延在するガイド溝55が形成されている。このガイ
ド溝55は、深さが一定でかつ底が平坦とされている。
【0015】次に、下から2番目のトレイT2の支持部
52の後端部には、支持部52の上下面に連通する長孔
56が形成され、この長孔56の内部にはカム60が軸
62によって回動自在に配置されている。このカム60
の駆動部64は、下側のカム溝54の第1溝部54aに
前後方向へ摺動可能に収容されている。また、長孔56
の後端部には、下側のカム60の係合部65を収容する
段部が形成され、その段部の先端側を向く面がカム60
と係合する係合面(係合部)56aとされている。ま
た、支持部52の上面の前後方向中間部には、トレイT
1のものと同じカム溝54が形成され、支持部52の上
面の先端部には、ガイド溝55が形成されている。さら
に、支持部52の下面の先端部には、下側のガイド溝5
5内で前後方向に摺動可能なスライド部57が形成され
ている。なお、下から3番目のトレイT3の支持部52
もトレイT2の支持部52と同等の構成を有するため、
同符号を付してその説明を省略する。
【0016】次に、トレイT4の支持部52の下面の先
端部には、下側のカム60の係合部65を収容する溝5
8が形成され、溝58の先端側を向く面がカム60と係
合する係合面58aとされている。この溝58の先端側
には、下側のガイド溝55内で前後方向に摺動可能なス
ライド部57が形成されている。また、図2に示すよう
に、トレイT4の側部には、ラック70が取り付けられ
ている。ラック70にはピニオン71が噛み合わせら
れ、このピニオン71はモータ等を含む図示しない駆動
手段により回転させられるようになっている。この構成
のもとに、ピニオン71をいずれかの方向へ回転させる
とその回転がラック70に伝達され、トレイT4が給紙
方向または反給紙方向へ移動する。なお、上記駆動手段
は支持プレート15に支持されており、支持プレート1
5が回動させられると共に回動する。
【0017】B.実施の形態の動作 (1)トレイの選択 次に、上記構成の複合トレイ10の動作のうち、トレイ
T1〜T4を選択して給紙動作に至るまでの動作を説明
する。まず、トレイT1を選択するには、図4(A)に
示す状態からピニオン71を回転させてトレイT4を給
紙方向へ移動させる。すると、トレイT1〜T4はそれ
ぞれカム60によって係合させられているため、トレイ
T1〜T3はトレイT4とともに給紙方向へ移動する。
そして、トレイT1のカム60が支持プレート15の長
孔41に達した後は、給紙方向へ進むにつれてカム60
が下方へ回動し、その駆動部64が長孔41に没して溝
41の内面41aと係合する(図4(B))。これによ
り、トレイT1はそれ以上給紙方向へ移動しなくなり、
給紙が可能な給紙待機位置に位置する。このようにカム
60が回動した結果、カム60の係合部65が上側のト
レイT2の溝56から抜け出す。これにより、トレイT
2とトレイT1との係合状態が解除されて両者は相対移
動可能な状態となるが、この時点でピニオン71の回転
を停止してトレイT4を停止させる。そして、図4
(B)に示す状態から支持プレート15を回動させ、ト
レイT2の用紙を給紙機構1のピックアップローラに押
圧して用紙を送り出す。
【0018】次に、トレイT2を選択する場合の動作に
ついて説明する。図4(B)に示す状態からトレイ4を
さらに前進させると、トレイT2およびT3も給紙方向
へ移動する。その際、トレイT2はトレイT1の支持部
52の上面を摺動し、トレイT2のスライダ部57はト
レイT1のガイド溝55内を摺動する。また、トレイT
2のカム60は、トレイT1のカム溝54の第1溝部5
4aを摺動するが、第2溝部54bに達した後は、給紙
方向へ進むにつれてカム60が下方へ向けて回動し、そ
の駆動部64が第2溝部54bに没してその先端側壁部
に当接する。これにより、トレイT2はそれ以上給紙方
向へ移動しなくなり、トレイT1の上側で給紙待機位置
に位置する(図4(C))。また、トレイT2のカム6
0が回動した結果、カム60の係合部65が上側のトレ
イT3の溝56から抜け出し、トレイT3とトレイT2
との係合状態が解除されて両者は相対移動可能な状態と
なるが、この時点でピニオン71の回転を停止してトレ
イT4を停止させる。そして、図4(C)に示す状態か
ら支持プレート15を回動させ、トレイT2の用紙を給
紙機構のピックアップローラに押圧して用紙を送り出
す。
【0019】次に、トレイT3を選択して紙送りを行う
には、図4(C)に示す状態からピニオン71を回転さ
せてトレイT4を給紙方向へさらに移動させる。する
と、トレイT3はトレイT4とともに給紙方向へ移動
し、その後、前記と同様にしてトレイT3のカム60が
下方へ回動する。これによょり、カム60の駆動部64
がトレイT2の第2溝部54bに没してその先端側壁部
に当接する。これにより、T3はそれ以上給紙方向へ移
動しなくなり、トレイT2の上側で給紙待機位置に位置
する(図4(D))。また、カム60が回動した結果、
カム60の係合部65が上側のトレイT4の溝57から
離脱し、トレイT4とトレイT3との係合状態が解除さ
れて両者は相対移動可能な状態となるが、この時点でピ
ニオン71の回転を停止してトレイT4を停止させる。
そして、図4(D)に示す状態から支持プレート15を
回動させ、トレイT2の用紙を給紙機構1のピックアッ
プローラ2に押圧して用紙を送り出す。
【0020】次に、トレイT4を選択して紙送りを行う
には、図4(D)に示す状態からピニオン71を回転さ
せてトレイT4を給紙方向へさらに移動させる。そし
て、トレイT4のスライド部57がガイド溝55の先端
側壁部に当接し、トレイT4はそれ以上給紙方向へ移動
しなくなる(図4(E))。この時点でピニオン71の
回転を停止し、図4(E)に示す状態から支持プレート
15を回動させ、トレイT4の用紙を給紙機構1のピッ
クアップローラ2に押圧して用紙を送り出す。
【0021】次に、図4(E)に示す状態から図4
(A)に示す状態まで戻す動作について説明する。ま
ず、図4(E)に示す状態でピニオン71を前記とは逆
方向へ回転させてトレイT4を反給紙方向へ移動させ
る。すると、トレイT4のスライド部57がトレイT3
のガイド溝55の後端側壁部に当接して図5(B)に示
す状態となる。図5(B)に示す状態では、図4(D)
に示す場合と同様に、トレイT3による給紙を行うこと
ができる。
【0022】図5(B)から理解できるように、この時
点でトレイT4の溝58は、トレイT3のカム60の係
合部65の上方に位置している。ここで、トレイT4を
さらに後退させてトレイT3を反給紙方向へ移動させる
と、トレイT3のカム60の駆動部64がトレイT2の
溝54に沿って押し上げられ、カム60の係合部65が
溝58に挿入される。そして、トレイT3が半給紙方向
へ移動してそのスライド部57がトレイT2のガイド溝
55の後端側壁部に当接し、図5(A)に示す状態とな
る。図5に示す状態では、図4(C)に示す場合と同様
に、トレイT2による給紙を行うことができる。
【0023】なお、この動作において、トレイT2のカ
ム溝54によってトレイT3のカム60を押し上げる結
果、トレイT2に後端側へ向かう力が作用する。また、
その力は、トレイT2のカム60を介してトレイT1に
も伝えられる。しかしながら、トレイT1およびT2の
カム60は、それぞれトレイT2およびT3の支持部5
2の下面の存在により回動できない状態であるため、ト
レイT1およびT2はそれぞれのカム60によって後端
側への移動が阻止される。
【0024】次に、図5(A)に示す状態では、トレイ
T2のカム60が上方へ回動可能である。よって、トレ
イT4を後退させることによりトレイT2に後端側へ向
かう力を加えると、前述したと同様の作用により、トレ
イT2のカム60が上方へ回動しつつ、トレイT2が反
給紙方向へ移動し、図4(B)に示す状態に至る。そし
て、トレイT4をさらに後退させることによりトレイT
1に後端側へ向かう力を加えると、トレイT1のカム6
0が長孔41の内面41bに沿って上方へ回動しつつ、
トレイT1が反給紙方向へ移動し、図4(A)に示す状
態に至る。
【0025】(1)用紙送り動作 次に、上記のようにして選択したトレイT1,…により
用紙を送る動作について説明する。図6は上記のような
動作によってトレイT2を選択した状態を示し、この状
態でトレイT1およびT2の先端面はトレイフレーム1
1の前板24に当接している。まず、図7に示すよう
に、駆動軸18を回転させて押上アーム17を回動させ
る。こうして、支持プレート15を、トレイT2に収容
された用紙の給紙側の先端部が給紙機構1のピックアッ
プローラ2に当接するまで回動させる。そして、画像形
成装置からの給紙信号に応じてピックアップローラ2を
回転させ、用紙をフィードローラ3aおよびリタードロ
ーラ3bへ向けて送り出す。フィードローラ3aは給紙
方向へ回転し、リタードローラ3bは例えば給紙方向と
逆方向へ回転している。これにより、複数の用紙がピッ
クアップローラ2で送り出された場合であっても、最も
上の1枚だけが用紙搬送路5側へ通過し、他の用紙はリ
タードローラ3bでとどめられる。そして、指示された
枚数の用紙を用紙搬送路5へ送り出したら給紙機構1の
駆動を停止する。なお、その他のトレイT1,…の用紙
を送り出す場合には、トレイT4を移動させて図4およ
び図5に示すいずれかの状態から支持プレート15を回
動させればよい。
【0026】(2)用紙戻し動作 トレイT2の最後の用紙を用紙搬送路5へ送り出した時
点で、送り出された用紙に追従して下側の用紙の先端部
がトレイT2から突出していることがある。そのような
状態でトレイT2を図6に示す水平位置へ移動させる
と、用紙の突出した部分がトレイフレーム11の前板2
4で折り曲げられてしまい、次の給紙動作に支障を来
す。そこで、図8に示すように、まずトレイT2を反給
紙方向へ移動させる。その際の動作は、図4(C)また
は図5(A)に示す状態からトレイT4を反給紙方向へ
移動させることにより行うことができる。その後、図9
に示すように、押上アーム17を時計方向に回動させて
支持プレート15を水平位置に戻す。ここで、トレイT
2を反給紙方向へ移動させる距離は、用紙がフィードロ
ーラ3aおよびリタードローラ3bのニップ部まで突出
する可能性を考慮すると、トレイT2の給紙位置におけ
る先端面からニップ部までの距離と同等以上に設定する
ことが望ましい。
【0027】次いで、図10に示すように、トレイT2
をトレイT1に対して摺動させる。この動作は、図4
(A)または(B)から(C)に至る動作である。そし
て、トレイT2の先端部を前板24に近接する位置まで
移動させることにより、突出していた用紙Pを収容位置
まで戻して用紙を整列させる。その後、トレイT4を後
端側へ移動させてトレイT1,…を図1の位置まで戻
し、次の給紙の動作に対応させ得るように待機させる。
【0028】上記構成の複合トレイ10においては、ト
レイT4にのみ駆動力を伝達することにより、他のトレ
イT1〜T3がそれぞれ連動して、図4および図5に示
す状態のうち所望の状態を選択して用紙送りを行うこと
ができる。よって、機械構成部品が少なくて製造コスト
を大幅に低減することができるとともに、制御も大幅に
簡略化することができる。
【0029】特に、上記複合トレイ10においては、ト
レイT4を給紙方向へ移動させると、トレイT1のカム
60から順番に作動してトレイT1から順番に給紙方向
の移動端に達して行き、トレイT4を反給紙方向へ移動
させると、トレイT4から順番に反給紙方向へ移動して
ゆく。このように、トレイT4の往路および復路におい
て所望のトレイT1,…を給紙待機位置に位置させるこ
とができるので、トレイT1,…の交換を迅速に行うこ
とができる。
【0030】また、カム60が回動することにより、カ
ム60と上側のトレイT2,…との係合状態が解除され
るとほぼ同時に、下側のトレイT1,…のガイド溝54
と係合して当該カム60を有するトレイT1,…の移動
が阻止されるので、トレイT1〜T3の位置決めを正確
に行うことができる。すなわち、カム60とトレイT
2,…との係合状態が解除された後に、当該カム60を
有するトレイT1,…を適当なストッパで停止させると
すると、係合状態が解除される位置からストッパまでの
間トレイT1,…がフリーになり、その間のどこで停止
するか定まらなくなる。この点、上記構成によれば、支
持プレート15を基準にして各トレイT1,…の停止位
置が決まっており、位置決め精度が確保される。
【0031】さらに、上記複合プレート10において
は、図5(B)に示すように、給紙待機位置にあるトレ
イT3の下側にあるトレイT1,T2のカム60は、そ
の上のトレイT2,T3の支持部52の下面により拘束
されている。よって、トレイT1,T2に後端側へ向か
う力が作用してもその移動が阻止されるので、上記のよ
うに、上のトレイT4から順番に反給紙方向へと移動さ
せることができる。
【0032】加えて、上記構成の複合トレイ10におい
ては、所望のトレイT1,…を給紙方向へ移動させて支
持プレート15を回動させることにより、当該トレイT
1,…に収容された用紙の1面がピンチローラ2に押圧
され、用紙を取り出すことができる状態となる。このよ
うに、トレイT1,…を給紙方向へ移動させて所望のト
レイT1,…を選択し、これを回動させて給紙位置へ移
動させる構成であるから、トレイT1〜T4の全てを前
後左右へ移動させる構成に比して給紙部のスペースを大
幅に小さくすることができる。また、給紙機構1を移動
させる機構も不要であるため、装置が複雑化することも
ない。
【0033】さらに、上記構成の複合トレイ10では、
選択したトレイT1,…からの給紙の終了後に、当該ト
レイT1,…を反給紙方向に所定量移動させるとともに
水平位置に復帰させ、次いで、当該トレイT1,…を給
紙方向へ移動させて突出した用紙Pをトレイフレーム1
1の前板24によって押し戻すから、用紙Pが突出した
状態で放置されることに起因する種々の不都合を回避す
ることができ、しかも、そのような改善をソフトウエア
の変更あるいは制御回路の簡単な変更だけで行うことが
できる。
【0034】C.変更例 (1)前記複合トレイ10では、カム60を用いること
により図4および図5に示すような一連の動作を可能と
しているが、カム60を用いなくても本発明の目的を達
成することができる。たとえば、図3に示す構成でカム
60がないと仮定して、トレイT4を図4(A)の状態
で給紙方向へ移動させると、まず、トレイT4が単独で
移動し、そのスライド部57がトレイT3のガイド溝5
5の先端側壁部に当接する。さらに、トレイT4を給紙
方向へ移動させると、トレイT3がトレイT4とともに
移動し、このようにして、トレイT1〜T4を給紙方向
へ移動させ、トレイフレーム11の前板24に当接させ
る。そして、この状態からトレイT4を反給紙方向へ移
動させることにより、図4(E)→図5(B)→図5
(A)→図4(B)というように状態が順次変化する。
【0035】(2)往路においては、各トレイT1〜T
4をカム60によって停止させているが、ガイド溝55
によって停止させるようにすることもできる。 (3)前記実施の形態では、図4に示すトレイT1〜T
4の右側を給紙方向としているが、左側を給紙方向とす
ることもできる。 (4)前記複合トレイ10では、トレイT1,…の最後
の用紙を用紙搬送路5へ送り出した後に、当該トレイT
1,…を反給紙方向へ移動させてトレイT1,…から突
出した用紙を戻すようにしているが、突出した用紙がフ
ィードローラ3aとリタードローラ3bとのニップ部に
噛み込まれた場合には、用紙はトレイT1,…の後退移
動に追従せず、ニップ部に噛み込まれたまま残ってしま
う。そこで、このようなトラブルを解消するために、ト
レイT1,…を後退させる前にフィードローラ3aおよ
びリタードローラ3bの少なくともいずれか一方を、反
給紙方向へ回転させるように制御することができる。こ
のような動作により、突出した用紙が戻されてその先端
部が上記ニップ部よりも上流側に位置する。そして、前
述のように、トレイT1,…の後退距離を給紙位置のト
レイT1,…の先端面から上記ニップ部までの距離と同
等以上に設定することにより、前述した動作によって突
出した用紙をトレイT1,…に確実に戻すことができ
る。
【0036】(5)変更例(4)において、用紙がニップ
部にわずかしか噛み込まれていない場合にフィードロー
ラ3a等を反給紙方向へ回転させると、用紙の先端がフ
ィードローラ3a等の表面によって折り曲げられてしま
うことが考えられる。そこで、そのようなトラブルを解
消するために、フィードローラ3a等を一度給紙方向へ
回転させて用紙をニップ部に噛み込ませた後に、フィー
ドローラ3a等を反給紙方向へ回転させて用紙をニップ
部よりも下流側へ戻すように制御することができる。こ
のように制御すると、用紙がニップ部に充分噛み込まれ
た後に放出されるので、用紙に勢いが付いてより下流側
へ戻される。なお、この場合において、ニップ部の下流
側にセンサを配置したり、フィードローラ3a等を給紙
方向へ回転させる時間をタイマで計測したりすることに
より、用紙の下流側への送り量を設定することができ
る。
【0037】(6)変更例(4)において、フィードロー
ラ3a等を反給紙方向へ回転させる際に、用紙の上面が
ピックアップローラ2や給紙部に設けた各種ガイド部材
と接触していると用紙に抵抗が作用してしまう。その結
果、用紙がニップ部までしか戻らなかったり、ニップ部
とガイド部材等との接触部との間で挫屈してしまうこと
が考えられる。そこで、そのようなトラブルを解消する
ために、フィードローラ3a等を反給紙方向へ回転させ
る前に、トレイT1,…を下方へ回動させて用紙の上面
を各種ガイド部材から離間させるように制御することが
できる。
【0038】(7)変更例(6)において、フィードロー
ラ3a等を反給紙方向へ回転させると同時に、ピックア
ップローラ2を反給紙方向へ回転させるように制御する
こともできる。この場合において、給紙機構1をフィー
ドローラ3aの回転軸を中心に回動可能に構成し、下降
させられたトレイT1,…に収容された用紙の上面をピ
ックアップローラ2が押圧するように構成する。また、
変更例(1)および(2)に給紙機構1を回動させる構成を適
用し、用紙をニップ部から戻す際にピックアップローラ
2を用紙の上面から離間させるように構成することがで
きる。このように構成することにより、用紙の挫屈を防
止するとともに用紙を充分な位置まで戻すことができ
る。
【0039】(8)トレイT1,…の最後の用紙を用紙
搬送路5へ送り出した後、当該トレイT1,…を反給紙
方向へ移動させる際に、用紙が給紙部に設けられた各種
ガイドやピックアップローラ2、あるいはトレイフレー
ム11の前板24と接触して抵抗が生じ、用紙の先端部
が前壁よりも下流側に残ってしまうことが考えられる。
そこで、トレイT1,…を後退させる際にピックアップ
ローラ2を反給紙方向へ回転させるように構成すること
ができる。この場合において、ピックアップローラ2の
周速度をトレイT1,…の戻り速度と同等とすることに
より、用紙の挫屈を防止することができる。なお、トレ
イT1,…の戻り速度の方がピックアップローラ2の周
速度よりも早い場合には、トレイT1,…の後退が終了
した後しばらくピックアップローラ2を回転させればよ
い。 (9)また、トレイT1,…を後退させる際に給紙機構
1を回動させてピックアップローラ2を用紙から離間さ
せるように構成することもできる。これにより、少なく
ともピックアップローラ2の用紙に対する抵抗が無くな
るので、変形例(4)で説明したトラブルを軽減すること
ができる。
【0040】(10)トレイT1,…の最後の用紙を用
紙搬送路5へ送り出した後トレイT1,…の後退を終了
した状態で、用紙の先端部が前板24の上に乗っている
ことが考えられる。そこで、そのような場合にトレイT
1,…を前板24側へ移動させる動作を2回以上繰り返
すように制御することができる。すなわち、用紙の先端
が前板24に乗っていたとしても、トレイT1,…を給
紙方向へ移動させたときに、前壁と用紙との摩擦抵抗で
用紙がトレイT1,…にある程度は戻る。よって、次
に、あるいはその次にトレイT1,…を後退させたとき
に、用紙の先端部が前板24よりも上流側に位置するよ
うになる。なお、用紙が前板24に乗っているか否かを
検出するセンサを設け、用紙が前板24に乗っている場
合にのみ上記のような動作を行うように制御することも
できる。
【0041】(11)上記構成の複合トレイ10では、
4種類のサイズの異なる用紙を4つのトレイT1〜T4
にそれぞれ収容するとともに、大サイズの用紙を下部の
トレイに収容し、上部のトレイに至るほど小サイズの用
紙を収容するように構成しているが、全てのトレイT1
〜T4に同一サイズの用紙を収容し、1種類の用紙を用
いて給紙するように構成することもできる。例えば、図
11に示す複合トレイ10aの例では、用紙収容部20
に同一サイズのトレイT1〜T4を指示プレート15の
上に互いに重ねて配置し、各トレイT1〜T4に同じサ
イズの用紙を収容するようにしている。
【0042】そして、複数のトレイT1〜T4の上部の
もの、あるいは下部のものを給紙方向へ移動させ、給紙
機構に向けて上昇させることにより給紙の動作を行うこ
とができる。また、1つのトレイから全部の用紙が送り
出されると、支持プレート15を下降させて水平位置に
戻し、他のトレイT1,…を前進させてから指示板部材
15を上昇させ、用紙を収容しているトレイT1,…を
新たに給紙機構に対して位置決めして給紙の動作を開始
することができる。したがって、図9に示すように、同
一サイズの用紙を全部のトレイに装着した場合には、複
合トレイ10aに配置した複数のトレイT1,…を順次
給紙位置に移動させて、用紙を送り出す動作を継続する
ことが可能であり、用紙の補給回数を少なくすることが
可能になる。
【0043】なお、上記複合トレイ10では、任意の枚
数の用紙を収容することができる。たとえば、一般の画
像形成装置のように、250枚程度の用紙を収容可能な
給紙トレイに代えて、本発明の複合トレイを装着するこ
とも可能である。また、4つのトレイT1〜T4を装備
する場合には、各トレイに50枚程度の用紙を収容する
ことができ、1つのトレイから全部の用紙を給紙し終え
た時点で、一般の給紙機構の場合と同様に、ノーペーパ
ーセンサ等の検知手段を作動させることができる。そし
て、給紙の動作の途中で、指定したトレイの用紙が消費
し尽くされた場合には、画像形成装置のコントロールパ
ネルの表示部に用紙なしの信号を出力して使用者に報知
することができる。
【0044】(12)上記複合トレイ10では、トレイ
T1〜T4をセンターレジ方式で構成したが、サイドレ
ジ方式とすることもできる。また、本発明は、前記実施
の形態のような複合トレイ10に限定されるものではな
く、移動する部材を有するあらゆる装置に適用すること
ができる。さらに、トレイT1〜T4を上下方向に連設
しているが、水平方向に連接するなどその連設方向は任
意である。この場合において、カム60を支持プレート
15側へ付勢するバネ等の付勢手段を設けることができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように本発明の部材移動機
構によれば、第1の部材を往路方向へ移動させると、第
1の部材から最も離間した第2の部材から順番に往路方
向の移動端に達して行き、第1の部材を復路方向へ移動
させると、第1の部材から順番に反給紙方向へ移動して
ゆく。このように、第1の部材の往路および復路におい
て第1、第2の部材の所望のものを所定位置に位置させ
ることができるので、第1、第2の部位材の交換を迅速
に行うことができる(請求項1)。
【0046】また、カム部材が駆動されることにより、
当該カム部材と第1または第2の移動部材との係合状態
が解除されるとほぼ同時に、他方の第2の部材に係合し
て当該カム部材を有する第2の移動部材の移動が阻止さ
れるので、第2の移動部材の位置決めを正確に行うこと
ができる(請求項2)。また、第1、第2の部材によっ
てカム部材が拘束される状態が形成されるので、第1の
移動部材から順番に復路方向へ向けて移動させることが
できる。
【0047】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の複合トレイの側
面図である。
【図2】 複合トレイの構成を示す平面図である。
【図3】 図2のIII−III線断面図である。
【図4】 複合トレイの動作を説明するための図であ
る。
【図5】 複合トレイの動作を説明するための図であ
る。
【図6】 指定したトレイを移動させた状態の説明図で
ある。
【図7】 トレイを給紙機構に対して位置決めした状態
の説明図である。
【図8】 指定したトレイからの給紙の終了時の状態の
説明図である。
【図9】 トレイを下降させた状態の説明図である。
【図10】 用紙が突出したトレイを前進させて用紙を
戻した状態の説明図である。
【図11】 第1の実施の形態の複合トレイの変更例を
示す側面図である。
【符号の説明】
10…複合トレイ(用紙収容装置)、15…支持プレー
ト(支持部材)、24… 前板(板部)、54…カム溝
(カム面)、55…ガイド溝(規制手段)、 56a…
係合面(係合部)、60…カム(規制手段、カム部
材)、71…ピニオン(駆動手段)、T1(第1の部
材、用紙収容手段)、T2〜T4…トレイ(第2の部
材、用紙収容手段)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−231331(JP,A) 特開 昭61−69635(JP,A) 特開 昭60−236943(JP,A) 特開 平5−195668(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 1/00 - 3/68

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の部材と、 1または2以上の第2の部材であって、上記第1の部材
    または上記第1の部材との間に他の第2の部材がある場
    合にはより第1の部材に近い他の第2の部材に連設さ
    れ、隣接する第1の部材または他の第2の部材に対して
    それぞれが1つの所定方向へ相対移動自在に設けられた
    第2の部材と、 上記第1の部材を上記1つの所定方向へ往復移動させる
    駆動手段とを備え、 上記第1、第2の部材は、隣接する第1または第2の部
    材との相対移動を所定範囲に規制する規制手段を有し、
    前記規制手段は、前記各第2の部材に設けられたカム部
    材を具備し、 前記各第2の部材に設けられたカム部材は、上記第1の
    部材が往路にあるときに隣接する第1の部材または他の
    第2の部材と係合して前記各第2の部材を上記第1の
    部材に連動させ、 前記各第2の部材に設けられたカム部材と上記第1の
    部材が往路にあるときに隣接する第1の部材または他の
    第2の部材との係合状態は、上記第1の部材が往路方
    向へ移動するにつれ、同第1の部材から最も離間した前
    記第2の部材から順次解除され、その順番で上記第1の
    部材との連動が停止され、かつ、上記第1の部材が復路
    方向へ移動するにつれ、同第1の部材に最も近接した前
    記第2の部材から上記係合状態に戻るように構成されて
    いることを特徴とする部材移動機構。
  2. 【請求項2】 前記第2の部材のうち、前記第1の部材
    から最も離間した第2の部材(以下、最離間第2の部材
    という)を支持する手段であって、前記最離間第2の部
    材に設けられたカム部材と当接するカム面を有する支持
    手段をさらに具備し、 前記最離間第2の部材は、前記支持手段に対して上記1
    つの所定方向へ移動自在に設けられ、 上記カム面は、上記カム部材と前記最離間第2の部材と
    隣接する前記第1の部材または第2の部材との係合状態
    を解除したときに同カム部材と係合し、同カム部材を有
    する前記最離間第2の部材の往路方向への移動を阻止す
    るように構成されていることを特徴とする請求項に記
    載の部材移動機構。
  3. 【請求項3】 前記第1の部材及び前記最離間第2の部
    材を除く他の第2の部材は、前記カム部材と係合する係
    合部を備え、かつ、上記カム部材が駆動されて上記係合
    部との係合状態が解除された後に、上記係合部に連続し
    て上記カム部材を拘束する壁部を有することを特徴とす
    る請求項に記載の部材移動機構。
  4. 【請求項4】 第1の用紙収容手段と、1または2以上
    の第2の用紙収容手段であって、上記第1の用紙収容手
    段または上記第1の用紙収容手段との間に他の第2の用
    紙収容手段がある場合にはより第1の用紙収容手段に近
    い他の第2の用紙収容手段に連設され、隣接する第1の
    用紙収容手段または他の第2の用紙収容手段に対してそ
    れぞれが給紙方向およびその逆方向へ相対移動自在に設
    けられた第2の用紙収容手段と、 上記第1の用紙収容手段を上記給紙方向およびその逆方
    向へ往復移動させる駆動手段とを備え、 上記第1、第2の用紙収容手段は、隣接する第1または
    第2の用紙収容手段との相対移動を所定範囲に規制する
    規制手段を有し、前記規制手段は、前記各第2の部材に
    設けられたカム部材を具備し、 前記各第2の用紙収容手段に設けられたカム部材は、上
    記第1の用紙収容手段が往路にあるときに隣接する第1
    または第2の用紙収容手段と、係合して前記各第2の用
    紙収容手段を上記第1の用紙収容手段に連動させ、 前記各第2の用紙収容手段に設けられたカム部材と、上
    記第1の用紙収容手段が往路にあるときに隣接する第1
    の用紙収容手段または他の第2の用紙収容手段との、係
    合状態は、上記第1の用紙収容手段が往路方向へ移動す
    るにつれ、同第1の用紙収容手段から最も離間した前記
    第2の用紙収容手段から順次解除され、その順番で上記
    第1の用紙収容手段との連動が停止され、かつ、上記第
    1の用紙収容手段が復路方向へ移動するにつれ、同第1
    の用紙収容手段に最も近接した前記第2の用紙収容手段
    から上記係合状態に戻るように構成されていることを特
    徴とする用紙収容装置。
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