JP3407092B2 - 火災警報器 - Google Patents

火災警報器

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JP3407092B2 JP31163994A JP31163994A JP3407092B2 JP 3407092 B2 JP3407092 B2 JP 3407092B2 JP 31163994 A JP31163994 A JP 31163994A JP 31163994 A JP31163994 A JP 31163994A JP 3407092 B2 JP3407092 B2 JP 3407092B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は火災警報器、特に家庭
用、住宅用の火災警報器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の火災警報器、例えば光電
式火災警報器は、ラビリンスで囲われた煙流入室内に発
光素子と受光素子を、発光素子の直接光が受光素子に入
射しないように配置し、発光素子を間欠的に発光させ、
その光がラビリンスで囲われた煙流入室内に煙が流入す
ることにより散乱された光を受光素子により受光し、そ
の受光素子の出力に基づいて火災の検知を行い、火災時
には警報器内のブザーを鳴動させ火災を知らせるように
なっていた。
【0003】また、タバコなどの火災以外で発生する一
過性の煙によって、何度も警報器内のブザーが鳴動する
のを防ぐために、従来では、ブザーが鳴動されたとき
に、その鳴動を停止させるための紐を警報器本体に取付
け、その紐が引かれるとタイマ回路により、所定時間
(ラビリンスで囲われた煙流入室内に一過性の煙が流入
したとき、その煙が火災と判断されないレベルに達する
時間、言い換えれば、ラビリンスにいったん流入した煙
がラビリンスから流出されるのに要する時間、例えば5
分間)はブザーの鳴動を停止させるようになっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の火
災警報器では、ブザーが鳴動されたときに、警報器本体
に取付けられた紐を引くたびにタイマ回路が起動するよ
うになっており、何回も紐が引かれたときは、最後に紐
が引かれたときから、所定時間、例えば5分間はブザー
の鳴動が停止するようになっている。したがって、ラビ
リンスで囲われた煙流入室内に一過性の煙が流入し、ブ
ザーが鳴動されたあと、紐が何回か引かれると、流入し
た煙が火災と判断されないレベルに達しても、ブザーの
鳴動が停止したままとなり、正常な火災検知ができる状
態であるにもかかわらずブザーが鳴動できない状態が続
いてしまうという問題点があった。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、一過性の煙がラビリンスで囲
われた煙流入室内に流入しブザーが鳴動され、紐により
その鳴動が停止されても、流入した煙が火災と判断され
ないレベルに達すれば、即ち、一番初めに紐が引っ張ら
れた時からタイマ回路による所定時間が経過すれば、通
常の監視状態になり、煙感知が確実に行われる火災警報
器を得ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る火災警
報器は、火災現象を検出し、その火災現象に基づいた電
気信号を出力する火災検出回路と、火災検出回路の出力
信号に基づいて火災を判断し、火災と判断したときに警
報器を駆動させる警報信号を出力する火災判断回路と、
火災判断回路から警報信号が出力されているとき、音響
停止スイッチがオン状態になるとパルス信号を出力する
ワンショット回路と、ワンショット回路の出力パルス信
号により起動し、予め設定された時間の間、警報信号の
出力動作を停止させる信号を火災判断回路に出力すると
共に、ワンショット回路の動作を停止させる信号をワン
ショット回路に出力するタイマ回路とを備えるものであ
る。
【0007】第2の発明に係る火災警報器において、ワ
ンショット回路は、音響停止スイッチのオン状態が所定
時間続いたときにパルス信号を出力するものである。
【0008】
【作用】第1の発明においては、火災検知回路により、
火災現象が検出され、その火災現象に基づいた電気信号
が出力され、火災判断回路により、火災検知回路の出力
信号に基づいて火災が判断され、火災と判断されたとき
に警報器を駆動させる警報信号が出力され、ワンショッ
ト回路により、火災判断回路から警報信号が出力されて
いるとき、音響停止スイッチがオン状態になるとパルス
信号が出力され、タイマ回路により、ワンショット回路
の出力パルス信号により起動し、予め設定された時間の
間、警報信号の出力動作を停止させる信号が火災判断回
路に出力されると共に、ワンショット回路の動作を停止
させる信号がワンショット回路に出力される。
【0009】第2の発明においては、ワンショット回路
により、音響停止スイッチのオン状態が所定時間続いた
ときにパルス信号が出力される。
【0010】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係る火災警報器の
構成を示すブロック図である。図において、1は発光素
子である発光ダイオードを間欠的に発光させる発振及び
発光回路であり、この実施例では発振及び発光回路1の
発光ダイオードに流れるパルス電流、パルス幅及びパル
ス周期はそれぞれ約 0.8 A,70 μsec,3secとなってい
る。2は発振及び発光回路1による発光ダイオードの間
欠的な発光周期に同期したクロックパルス信号を発生す
るクロック信号発生回路であり、このクロック信号発生
回路2により発生するクロックパルス信号のパルス幅及
びパルス周期は、それぞれ70μsec,3secとなっている。
【0011】3は発振及び発光回路1の発光ダイオード
の光学的信号を電気信号パルスに変換する受光素子であ
るフォトダイオードと、フォトダイオードの電気信号パ
ルスを増幅する増幅回路と、増幅回路が増幅した電気信
号パルスが所定の基準値以上のときにのみパルス信号を
出力するスレッシュホールド回路とからなる受光増幅回
路である。なお、発振及び発光回路1及び受光増幅回路
3により、火災検出回路が構成されている。
【0012】なお、発振及び発光回路1の発光ダイオー
ド及び受光増幅回路3のフォトダイオードはラビリンス
で囲われた煙流入室内(図示せず)に、発光ダイオード
の発光した光が直接フォトダイオードに到達しないよう
に配置されており、煙流入室内に煙が入ると、その煙の
粒子により、発光ダイオードの発光した光が散乱反射さ
れてフォトダイオードに到達するようになっている。
【0013】4はクロック信号発生回路2の出力クロッ
クパルス信号及び受光増幅回路3の出力信号に基づい
て、警報信号を出力する火災判断回路であり、この実施
例では、クロック信号発生回路2の出力クロックパルス
信号に同期する受光増幅回路3の出力信号が3回続いた
ときに警報信号を出力するようになっている。また、こ
の火災判断回路4が警報信号を出力する条件としては、
受光増幅回路3の出力信号が3回続いたときだけでな
く、受光増幅回路3の出力信号が1回、2回又は3回以
上の所定回数出力されたときに警報信号を出力するよう
にしてもよい。
【0014】5は火災判断回路4からの警報信号を受け
て警報駆動信号を出力する警報器駆動回路であるブザー
駆動回路、6はブザー駆動回路5からの警報駆動信号に
より駆動される警報器であるブザーである。7は火災警
報器の電池電圧が低下したときにブザー駆動回路5に警
報信号を出力する電圧低下警報回路、8は点検スイッチ
9がオンされたとき、受光増幅回路3に疑似電気信号を
出力する作動点検回路である。
【0015】10は火災時による煙又は火災時に発生す
る煙以外の一過性の煙が発生し、火災判断回路4から警
報信号が出力され、ブザー6が駆動されたときに、その
駆動を停止させるための音響停止スイッチであり、警報
器本体に取り付けられた紐などが引かれることによりス
イッチングされるものである。11は音響停止スイッチ
10のスイッチング動作により、立ち下がりパルスを出
力するワンショット回路、12はワンショット回路11
の出力パルスにより起動し、所定時間(例えば、5分)
の間、ブザー6の駆動を停止させるタイマ回路であり、
タイマ動作が動作して、タイマ動作中はワンショット回
路11から立ち下がりパルスが出力されないようにする
ことでタイマ動作の再起動を行わないようになってい
る。
【0016】13は発光回路1、クロック信号発生回路
2、受光増幅回路3、火災判断回路4、作動点検回路
8、ワンショット回路11及びタイマ回路12に、一定
の電圧VDDを供給する定電圧回路である。
【0017】次に、本発明の一実施例に係る火災警報器
の動作を説明する。まず、煙が煙流入室内に入っていな
い監視状態においては、発振及び発光回路1がその発光
ダイオードをパルス幅 70 μsec,パルス周期 3sec で間
欠的に発光させており、また、クロック信号発生回路2
は発光ダイオードの間欠的な発光に同期したパルス幅 7
0 μsec,パルス周期 3sec のクロックパルス信号を火災
判断回路4に出力している。
【0018】また、煙流入室内には煙が入っていないの
で、煙流入室内の受光増幅回路3のフォトダイオードに
は、ほとんど発光ダイオードが発光した光が到達せず、
フォトダイオードの出力信号が増幅された電気信号パル
スは所定の基準値以下になっており、受光増幅回路3の
スレッシュホールド回路のパルス信号は出力されない。
したがって、火災判断回路4では警報信号を出力せず、
ブザー駆動回路5も警報駆動信号をブザー6に出力せ
ず、ブザー6が鳴動することはない。
【0019】次に、煙が煙流入室内に入った火災状態に
おいては、発振及び発光回路1の発光ダイオードの発光
した光は、煙流入室内に入った煙の粒子により散乱反射
し、受光増幅回路2のフォトダイオードに到達するの
で、フォトダイオードの出力信号が増幅された電気信号
パルスは所定の基準値以上となり、受光増幅回路3のス
レッシュホールド回路のパルス信号が出力される。そし
て、火災判断回路4では、入力されたパルス信号及びク
ロック信号発生回路2の出力クロックパルス信号に基づ
いて、火災と判断されると、警報信号が出力され、ブザ
ー駆動回路5により、ブザー6に警報駆動信号が出力さ
れ、ブザー6が鳴動する。
【0020】次に、ワンショット回路11及びタイマ回
路12の動作について説明する。図2はワンショット回
路11及びタイマ回路12の一例を示す回路図、図3は
ワンショット回路11及びタイマ回路12の動作を説明
するための波形図である。図において、20〜31は抵
抗、40〜44はコンデンサ、50,51はAND回
路、52はNAND回路、60はタイマIC、61,6
2はタイマIC60のタイマ時間を変化させる端子であ
り、タイマ回路12を試験するときに端子61,62間
に抵抗を接続することによりタイマ時間を短くすること
ができる。
【0021】ここで、タイマ回路12の試験について説
明する。タイマ回路12の試験とは、火災警報器が火災
を検出した後に、ブザー6を鳴動させ、その後、音響停
止スイッチ10が操作された後、タイマ回路12によっ
て設定された所定時間の間はブザー6が再鳴動しないか
を試験し、また、その所定時間後には確実に監視状態に
なっているかを見るための試験である。
【0022】次に、この試験方法について説明する。ま
ず、端子61,62間にタイマ時間を短く、例えば10
数秒にするように設定された抵抗値を有する抵抗を接続
する。そして、作動点検回路8の点検スイッチ9を押し
続けスイッチをオン状態にする。これにより疑似的に火
災と同じ状態が作り出されるので火災判断回路4が動作
し、ブザー6が鳴動する。ここで、音響停止スイッチ1
0をオンにして、ブザー6の鳴動を停止させる。これに
より、タイマ回路12が動作し、上述の所定時間(10
数秒)の間はタイマ回路12によりブザー6の鳴動が停
止される。なお、この10数秒が経過すると、作動点検
スイッチ9は先程から押され続け、即ちオン状態である
ので、再び火災判断回路4を動作させることになる。よ
って、ブザー6は再鳴動することとなる。
【0023】なお、タイマ回路12によって設定された
所定時間はストップウオッチなどの計測機器を用いて時
間をはかりながら試験は行われる。このような方法によ
り、タイマ回路12の試験は行われ、音響停止スイッチ
10と作動点検スイッチ9を2つ備えさせ、作動点検ス
イッチ9を押し続けて試験を行うことで、タイマ回路1
2より設定された所定時間を正確に計測できると共に、
端子60,61を設け、これらの間にタイマ時間を短く
するような抵抗を接続して試験を行うことでタイマ回路
12の試験を短い時間で行うことができる。70は定電
圧回路13の出力端子に接続された+電源線であり、一
定の電圧VDDが供給されている。71は電池の「−」端
子に接続されたGND線である。
【0024】また、タイマIC60の「OUT」端子は
通常時”H”レベルであり、「Set」端子にワンショ
ット回路11から立ち下がりパルスが入力されるとタイ
マを起動し、抵抗28,29及びコンデンサ42で決定
されるタイマ時間の間、「Out」端子の出力を”L”
レベルにするものであり、この「Out」端子の出力が
火災判断回路4に入力され、ブザー6の駆動を停止させ
る信号となる。また、タイマIC60の「Reset」
端子は、内部でプルアップされており、電源投入時に
は、コンデンサ43により「Reset」端子には、”
L”レベルの信号が入力され、リセット状態になり、そ
のあと”H”となりタイマIC60が動作可能となる。
また、コンデンサ44は電源投入時に、図2の(g)点
の電圧を0にし、電源投入時の誤動作をなくすために設
けられている。
【0025】まず、ワンショット回路11のAND回路
50には、火災判断回路4が火災と判断したときに、”
H”レベルの信号が入力されるようになっており、火災
判断回路4が火災と判断していない通常の監視状態で
は、AND回路50には、”L”レベルの信号が入力さ
れている。したがって、音響停止スイッチ10からの信
号がAND回路50から出力されるこはなく、火災判断
回路4が火災と判断したときのみ、ワンショット回路1
1から出力パルスが出力されるようになっている。
【0026】そして、火災時の煙又は火災時に発生する
煙以外の一過性の煙が発生し、火災判断回路4が火災と
判断したあと、ある時間t0 で、音響停止スイッチ10
が警報器本体に取り付けられた紐などが引かれることに
よりオン状態になると、図2の(a)点の電圧は、図3
の(a)に示すように変化し、VDDの電圧となる。
【0027】そして、抵抗20を流れる電流によりコン
デンサ40が充電されるので、図2の(b)点の電圧は
図3の(b)に示すように、除々に上昇し、VDDが抵抗
20と抵抗21とで分圧され抵抗21に掛かる電圧まで
上昇し、この電圧は、AND回路50が”H”レベルと
認識する電圧より大きくなるように設定されている。ま
た、抵抗21は音響停止スイッチ10がオフになったと
きに、コンデンサ40に蓄えられた電荷を放電するため
にコンデンサ40からの電流を流すようになっている。
【0028】そして、図2の(b)点の電圧が図3の
(b)に示すように、除々に上昇しているとき、火災判
断回路4は火災と判断しているので、AND回路50の
一方の入力端子には”H”レベルの信号が入力されてお
り、図2の(b)点の電圧が、時間t1 でAND回路5
0が”H”レベルと判断する電圧になると、AND回路
50の出力は”H”レベルとなり、図2の(c)点の電
圧は、図3の(c)に示すように、時間t1 でVDDの電
圧になる。このように、コンデンサ40は、音響停止ス
イッチ10のオン状態が、(t1 −t0 )以下の時間の
ときは、AND回路50から出力をさせないようにして
おり、この動作により、一瞬音響停止スイッチ10をオ
ンさせただけでは動作せず、音響停止スイッチ10のチ
ャタリングやその他のノイズなどによりワンショット回
路11は動作しないようになっている。
【0029】そして、図2の(c)点の電圧が、図3の
(c)に示すように変化すると、図2の(d)点の電圧
は、コンデンサ41及び抵抗25により、図3の(d)
に示すようになり、時間t1 でVDDの電圧になり、その
あとコンデンサ41が充電されていくので除々に電圧が
低下していく。そして、AND回路51の一方の入力端
子には、図2の(c)点の電圧が入力されており、AN
D回路51の他方の入力端子には、図2の(d)点の電
圧が入力されているので、AND回路51の出力は、時
間t1 で”H”レベルになり、図2の(d)点の電圧
が、時間t2 でAND回路51が”L”レベルと判断す
る電圧になると”L”レベルになる。
【0030】したがって、図2の(e)点の電圧は、図
3の(e)に示すように、(t2 −t1 )のパルス幅を
もったパルスとなる。このように、AND回路51に図
2の(c)点の電圧及び図2の(d)点の電圧を入力す
ることにより、パルス状の電圧を出力させており、AN
D回路50の出力が”H”レベルの状態のときに所定の
パルス幅をもったパルスが出力されるようにしており、
この動作により、ノイズなどの影響によりワンショット
回路11が動作しないようになっており、一定の幅をも
ったパルスをタイマ回路12に出力するので、確実にタ
イマを起動させることができるようになっている。
【0031】そして、NAND回路52の一方の入力端
子には、タイマIC60の「Out」端子の出力が入力
され、NAND回路52の一方の入力端子には、AND
回路51の出力信号、すなわち、図3の(e)に示す信
号が入力されており、タイマIC60のタイマが起動し
ていないときは、”H”レベルであるので、NAND回
路52の出力は、図3の(f)に示すように、立ち下が
りパルスとなる。
【0032】そして、NAND回路52の出力は、タイ
マIC60の「Set」端子に入力されているので、図
3の(f)に示すような立ち下がりパルスにより、タイ
マIC60のタイマが起動する。そして、タイマが起動
すると、抵抗28,29及びコンデンサ42で決定され
るタイマ時間の間、タイマIC60の「Out」端子の
出力が”L”レベルになり、その信号は火災判断回路4
に入力され、ブザー6の駆動が停止する。なお、この時
音響停止スイッチ10をオフにしてよい。
【0033】また、タイマIC60の「Out」端子の
出力はNAND回路52の一方の出力端子にも入力され
ており、タイマIC60のタイマが動作中は、タイマI
C60の「Out」端子の出力が”L”レベルなので、
NAND回路52の出力はAND回路51の出力にかか
わらず、常に”H”レベルとなるので、タイマIC60
のタイマが動作中は、いくら音響停止スイッチ9がオン
になっても、タイマIC60が再起動されることはな
く、タイマIC60はタイマが起動したあと、必ず抵抗
28,29及びコンデンサ42で決定されるタイマ時間
経過後に、タイマ動作が終了し、タイマIC60の「O
ut」端子の出力が”H”レベルになる。
【0034】そして、タイマIC60のタイマ動作が終
了しタイマIC60の「Out」端子の出力が”H”レ
ベルになると、通常の監視状態になり、煙流入室内に火
災による煙が存在しているなら、火災判断回路4により
火災と判断され、ブザー6が駆動され警報が発せられる
ことになる。このとき、火災時に発生する煙以外の一過
性の煙が発生し、火災判断回路4により火災と判断され
ブザー6が駆動され、紐を引くことにより、音響停止ス
イッチ10をオンにして、ブザー6の駆動を停止させた
あと、タイマIC60に設定されているタイマ時間を経
過すれば、最初に煙流入室内に流入した一過性の煙は、
煙流入室から流出し、火災と判断されないレベルに達し
ているので、最初に火災と判断された一過性の煙によ
り、再度ブザー6が駆動されることなない。
【0035】この実施例では、音響停止スイッチ10に
より、タイマ回路12のタイマIC60のタイマが起動
したあと、タイマIC60のタイマ動作中は音響停止ス
イッチ10によりタイマIC60が再起動しないように
したので、ラビリンスを通って煙流入室内に一過性の煙
が流入し、ブザーが鳴動されたあと、紐が何回か引かれ
ても、流入した煙が火災と判断されないレベルに達すれ
ば、即ち、一番初めに音響停止スイッチ10が引っ張ら
れた時からタイマIC60による所定時間が経過すれ
ば、通常の監視状態にもどすことができ、火災警報器が
正常な火災検知ができる状態であるにもかかわらずブザ
ーが鳴動できないという状態にはならず、確実に煙感知
を行うことが可能となる。
【0036】なお、この実施例では、発光ダイオード及
びフォトダイオードなどの発光素子及び受光素子を用い
て火災現象として煙を検出する火災検出回路を備えた光
電式火災警報器により説明したが、火災時の温度を検出
する温度センサ(例えば、サーミスタ)を用いて火災現
象として熱を検出する火災検出回路を備えた熱式火災警
報器、火災時に発生する炎特有の紫外線又は赤外線成分
を検出するセンサ(例えば、焦電素子)を用いて火災現
象として炎を検出する火災検出回路を備えた炎式火災警
報器及び火災時に発生するガスを検出するガスセンサを
用い、火災現象としてガスを検出する火災検出回路を備
えたガスによる火災警報器などに本発明を適用してもよ
い。また、この実施例では、電源として図示を省略した
電池を使用しているが、整流回路を設けてAC電源を用
いてもよい。
【0037】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、ワン
ショット回路により、火災判断回路から警報信号が出力
されているとき、音響停止スイッチがオン状態になると
パルス信号を出力し、タイマ回路により、ワンショット
回路の出力パルス信号により起動し、予め設定された時
間の間、警報信号の出力動作を停止させる信号を火災判
断回路に出力すると共に、ワンショット回路の動作を停
止させる信号をワンショット回路に出力するようにした
ので、1度ワンショット回路からパルス信号が出力さ
れ、タイマ回路が起動しタイマ回路が動作中で火災判断
回路の警報信号の出力動作が停止しているときには、ワ
ンショット回路の動作が停止し、パルス信号は出力され
ず、タイマ回路が再起動することがないので、必要以上
に火災判断回路の警報信号の出力動作が停止されること
がなく、煙感知を確実に行うことができるという効果を
有する。
【0038】第2の発明によれば、ワンショット回路に
より、音響停止スイッチのオン状態が所定時間続いたと
きにパルス信号を出力するようにしたので、音響停止ス
イッチの誤動作やノイズなどの影響により、不用意なタ
イマ回路の起動により、火災判断回路の警報信号の出力
動作が停止してしまうことがなく、より確実に煙感知を
行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る火災警報器の構成を示
すブロック図である。
【図2】ワンショット回路11及びタイマ回路12の一
例を示す回路図である。
【図3】ワンショット回路11及びタイマ回路12の動
作を説明するための波形図である。
【符号の説明】
1 発振及び発光回路(火災検出回路) 3 受光増幅回路(火災検出回路) 4 火災判断回路 6 ブザー(警報器) 10 音響停止スイッチ 11 ワンショット回路 12 タイマ回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 火災現象を検出し、その火災現象に基づ
    いた電気信号を出力する火災検出回路と、 該火災検出回路の出力信号に基づいて火災を判断し、火
    災と判断したときに警報器を駆動させる警報信号を出力
    する火災判断回路と、 該火災判断回路から警報信号が出力されているとき、音
    響停止スイッチがオン状態になるとパルス信号を出力す
    るワンショット回路と、 該ワンショット回路の出力パルス信号により起動し、予
    め設定された時間の間、前記警報信号の出力動作を停止
    させる信号を火災判断回路に出力すると共に、前記ワン
    ショット回路の動作を停止させる信号を前記ワンショッ
    ト回路に出力するタイマ回路とを備えることを特徴とす
    る火災警報器。
  2. 【請求項2】 前記ワンショット回路は、音響停止スイ
    ッチのオン状態が所定時間続いたときにパルス信号を出
    力するものであることを特徴とする請求項1記載の火災
    警報器。
JP31163994A 1994-12-15 1994-12-15 火災警報器 Expired - Fee Related JP3407092B2 (ja)

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