JPS6148758B2 - - Google Patents

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JPS6148758B2
JPS6148758B2 JP2380379A JP2380379A JPS6148758B2 JP S6148758 B2 JPS6148758 B2 JP S6148758B2 JP 2380379 A JP2380379 A JP 2380379A JP 2380379 A JP2380379 A JP 2380379A JP S6148758 B2 JPS6148758 B2 JP S6148758B2
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JP
Japan
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light
transistor
voltage
alarm
light emitting
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Application number
JP2380379A
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English (en)
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Inventor
Takaaki Masaki
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
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Publication of JPS55116194A publication Critical patent/JPS55116194A/ja
Publication of JPS6148758B2 publication Critical patent/JPS6148758B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光電式煙感知器、特に電池を駆動電
源とする光電式煙感知器に関する。
光電式煙感知器は、外光の入射が禁止されかつ
煙の流入のみ可能となされた暗箱と、この暗箱内
に各発光光路および受光光路が適当角度に交叉す
るよう配置された発光素子および受光素子と、暗
箱内に流入した煙による散乱光が上記受光素子に
入射し、この受光素子からの光検知信号を受けて
動作する警報ブザー等により構成されている。か
かる光電式煙感知器は、火災発生時起り易い停電
に備えて電池にて駆動されるが、電池駆動の場
合、寿命に限界があり、火災発生時電源電圧低下
により正常に動作しない惧れがある。かかる点を
考慮し従来、発光素子を適当な周期で点灯し、煙
の検出を定期的に行なうことにより電池の消耗を
防ぐ方法が採られている。一方、この種煙感知器
にあつては外光が暗箱内に瞬間的に入射して受光
素子にて検知され煙が存在しないにもかかわらず
警報ブザーを鳴らしてしまうという事故が発生し
易いが、これを防止するために、上記発光素子の
発光周期に同期して受光素子側から煙感知信号を
取り出し、警報ブザーを動作させる方法が提案さ
れている。かくすれば発光素子による発光期間の
み煙の存在が感知されるから、この発光から発光
までの時間間隔を約10秒程度に設定しかつ発光時
間を瞬間的なものにしておけば、外光入射がこの
発光時間に一致する確率は極めて低く、誤動作の
惧れは殆んどなくなる。
本発明はこの種光電式煙感知器において、感知
器が正常な監視状態にあるか否かを検査する点検
スイツチを設け、点検操作を容易にすること、こ
の点検スイツチの操作に連動して警報ブザーの停
止スイツチをはたらかせ、一定時間警報発生後、
自動的にブザー音を停止させること、煙感知によ
る警報発生中この点検スイツチの操作により警報
発生を停止すること、感知器近辺にて強い光の発
生があつた場合に起り易い暗箱への光の入射およ
び発光素子への光の入射に伴う誤動作の防止、電
源電圧低下を検知する検知部分の種々の原因によ
る誤動作の防止等を実現したものである。
以下図を参照しながら本実施例を詳述する。第
1図は光電式煙感知器の概略構成図を示し、1は
暗箱でケース2にて形成され周囲に窓3を有し煙
の流入のみ可能とされ外光の入射は遮断する構成
となつている。(LED)は暗箱1内に光を入射す
る発光素子例えば近赤外発光ダイオード、(PD)
は、発光素子例えばフオトダイオードで、発光ダ
イオード(LED)の発光光路4およびフオトダ
イオード(PD)の発光光路5は、所定角度傾斜
して交叉しており、発光ダイオード(LED)か
ら放出された光が直接受光素子に入射しないよう
配置されている。SW1は先端に光反射針6をもつ
点検スイツチで、バネ7により常時図中上方に発
力を付与されている。この点検スイツチSW1の一
部は、外ケース8外に導出され操作し易いよう紐
9がつり下げられる。通常は光反射針6はバネ7
の発力により、発光ダイオード(LED)の発光
光路外に位置(図中11)しており、他方紐9を
矢印方向へ引張ると、針6が発光光路4に望まし
くは、発光光路5との交点位置に移動してくるよ
う構成されている(図中3)。SW2は、この点検
スイツチSW1の操作時、すなわち紐9を引張つた
とき、光反射針6の基部10にて押圧され動作す
るマイクロスイツチよりなるリセツトスイツチで
常閉スイツチが使用される。11は必要な電気部
品が取りつけられる基板である。
第2図は本実施例の回路図を示し、(E)はア
ルカリ乾電池、水銀電池等通常の電池電源、12
は第1発振部で所定周波数のパルスを発生する。
(LED)はこの所定周波数パルスが加えられて断
続発光する発光素子で、近赤外発光ダイオードが
使用される。13はフオトダイオード(PD)か
ら出力された光検知信号を増幅する増幅部、
(FF)は増幅部3の出力信号がナンド
(NAND)、ゲートG1を介してセツト入力端に加え
られるナンドゲートG1,G3よりなるRSフリツプ
フロツプで、リセツト入力端は抵抗R29ダイオー
ドD3およびリセツトスイツチSW2を介して電源
(E)に接続されるとともにコンデンサC10を介し
て接地されている。14は、このRSフリツプフ
ロツプ(FF)のリセツト出力信号が加えられる
警報部、15は電源(E)の電圧が感知器の正常
動作限界電圧にまで低下したとき、これを検知し
所定周波数で発振する第2発振部で、その出力
は、警報部14に入力される。G4は第1発振部
15からのパルス信号と警報部14からの警報信
号を2入力とするナンドゲートで、その出力はト
ランジスタTr7にて反転され、ナンドゲートG1
入力端に加えられる。
次に上記構成の各部分を詳述する。第1発振部
12において、C1は、電池以外の電源例えば交
流電源を直流に交換して利用した場合に生ずるノ
イズを消去するコンデンサ、R1,C2は電源
(E)に対し直列に接続された抵抗およびコンデ
ンサで、このコンデンサC1は、発光ダイオード
(LED)の電源となる。Tr1はトランジスタで、
そのベースは、抵抗R2を介して、警報部14の
ブザー(BZ)回路の電源ラインに、エミツタ
は、電源低電位(アース)側に、コレクタは、抵
抗R4を介してトランジスタTr2のベースに接続さ
れている。このトランジスタTr2のコレクタは発
光ダイオード(LED)のアノードに、またエミ
ツタは抵抗R1コンデンサC2の接続点に連結され
ている。R3,C3はトランジスタTr1のベースとト
ランジスタTr2のコレクタの間に接続された抵抗
およびコンデンサである。ここで、コンデンサ
C3は、発光ダイオード(LED)の発光時間およ
び発光間隔を決定するものであり発振の都度充放
電される。すなわち抵抗R2,R3コンデンサC3
特定数により発光間隔(今の場合10secに設定さ
れている)が、また抵抗R3コンデンサC3の時定
数により発光時間(今の場合150μsecに設定され
ている)が決定される。抵抗R4はトランジスタ
Tr2のベース電流調整用抵抗、抵抗R6は、発光ダ
イオード(LED)の電流調整用抵抗である。か
かる構成の第1発振部12からは、第3図イに示
すごとく、t2時間(10sec)ごとに、t1時間(150
μsec)の幅をもつパルスが発生する。なお抵抗
R5は発光ダイオード(LED)に並列に接続され
てなり、発光ダイオード(LED)に生じる起電
力による誤動作を防止するものである。すなわ
ち、発光ダイオード(LED)近辺で、フラツシ
ユ等がたかれ強い光が発生した場合、この発光ダ
イオード(LED)に光の一部が入射し、発光ダ
イオード(LED)両端に、起電力が生じること
が実験で確かめられた。この場合、生じた起電力
によりコンデンサC3、抵抗R3を通つてトランジ
スタTr1のベース電流が流れこのトランジスタ
Tr1が導通し、続いてトランジスタTr2が導通
し、コンデンサC2の容量分が発光ダイオード
(LED)に流れ発光する。したがつてこの時、光
が暗箱1内に侵入し、フオトダイオード(PD)
にて光検知がなされると、たとえ、上記発光ダイ
オード(LED)による光を受光したものではな
くとも、第1発振部12は出力を発し、後述する
ナンドゲートG4を開くこととなり、警報ブザー
(BZ)が鳴つてしまう惧れがある。上記抵抗R5
は、この起電力を消去して発光ダイオード
(LED)の発光を阻止し、ナンドゲートG4を閉鎖
した状態に保持するものである。
増幅部13は、発光素子であるフオトダイオー
ド(PD)からの信号を増幅するもので、フオト
ダイオード(PD)のカソードは、トランジスタ
Tr4のベースに接続されている。このトランジス
タTr4のコレクタは、抵抗R17を介して電源
(E)に接続され、エミツタは、接地されてい
る。またトランジスタTr4のコレクタは、トラン
ジスタTr5のベースに、このトランジスタTr5
コレクタは、抵抗R21およびコンデンサC9の並列
回路を経てトランジスタTr6のベースに接続され
ている。R18は、トランジスタTr5のコレクタ抵
抗、C7,C8,R16,R19はそれぞれ帰還用のコン
デンサおよび抵抗、R20は増幅部出力抵抗であ
る。かかる構成において煙が検知されずしたがつ
てフオトダイオード(PD)に光が入射しない場
合は、増幅部13の出力は低レベルであるが、暗
箱内に煙が流入し、フオトダイオード(PD)に
て散乱光が検知されると、トランジスタTr4は、
オンからオフへ、またトランジスタTr5,Tr6
ともにオフからオンとなり、抵抗R23両端の電圧
は上昇する。煙非検知時の出力信号波形を、第3
図ロに、また煙検知時の波形を、第4図ロに示
す。
第2発振部15は、プログラマブルユニジヤン
クシヨントランジスタ(PUT)、ツエナーダイオ
ード(ZD)および可変抵抗R12を有してなり、
PUTのアノードは、ツエナーダイオード(ZD)
のカソードに、接続されるとともに、抵抗R7
介して電源(E)に接続されている。可変抵抗
R12は、PUTのゲート電圧を可変制御するもので
ある。R7はツエナーダイオード(ZD)のバイア
ス電流およびコンデンサC4抵抗R8とともに発振
周波数を決定する抵抗、C5は、PUTのゲートに
接続されたコンデンサで、警報部4への信号伝達
用としてはたらく。R9は、PUTのカソードに接
続された抵抗で、コンデンサC4の放電時間すな
わち、発振周期を決定する。Tr3はエミツタ側を
電源(E)にコレクタ側を抵抗R10,R11の接続点
に、またベースをコンデンサC6を介してPUTの
ゲートに接続されたトランジスタでPUTのゲー
ト電圧を可変するものである。ここで抵抗R10
他端は電源(E)に抵抗R11は可変抵抗R12に接続
されている。上記コンデンサC6とトランジスタ
Tr3のベースの接続点は、抵抗R14を介して電極
(E)低電位側に、またダイオードD2および抵抗
R15を介してフリツプフロツプ(FF)を構成する
ナンドゲートG3の出力端に接続されている。D1
は抵抗R11,R12の接続点とナンドゲートG2の出
力端の間に設けられたダイオードである。
ここで、上記第2発振部15の動作を説明する
と、いま電池電源(E)より電源が供給される
と、抵抗R7,R8を介してコンデンサC4に、ツエ
ナーダイオード(ZD)によつて決定される電圧
Aまで充電される。この電圧波形信号を第7図
に示す。電池(E)電圧が十分高いとき、この電
圧は可変抵抗R12によつて設定されたゲート電圧
Bより低く、したがつてPUTのアノード・ゲー
ト間は逆バイアスとなり、PUTはオフ状態を保
持している。このときトランジスタTr3はオン状
態にある。他方電池(E)電圧が低下し、これに
伴いゲート電癌圧VAが低下して、電圧VAの値以
下になるとPUTのアノード・ゲート間が順方向
バイアスになり、コンデンサC4の充電々圧は、
PUTのアノード・カソード間および抵抗R9を通
つて放電する。このときPUTのゲートはコンデ
ンサC4抵抗R7,R8の時定数で決る時間電位が下
りコンデンサC5を介して警報部14に信号を送
る。このPUT導通によりPUTのゲート電圧VB
略ゼロ電位にまで下る。ここでトランジスタTr3
は、依然としてオン状態を保持しているからコン
デンサC6には電源電圧に略等しい電荷が充電さ
れている。続いてコンデンサC4の放電が終了す
ると、PUTは再びオフ状態となり、PUTのゲー
ト電位VBは上昇し、これに伴つてコンデンサC6
の充電々圧は電源電圧にこの電圧VBが加算され
た電圧となり、トランジスタTr3のベースに逆バ
イアスが加わることとなり、トランジスタTr3
オフとなる。それ故、PUTのゲート電圧VBは抵
抗R10に印加される電圧分のみ低下した値とな
る。いまこの電圧をVB′とする(第7図)。この
電圧VB′は電源投入後、電圧VAが飽和値に達す
る以前に値に設定されている。電圧VB′をこのよ
うにVBより、幾分低値に設定すると、上述のご
とくPUTがオフとなつた後コンデンサC4が再度
充電され、今度はこの電圧VAがゲート電圧VB
に達した時点でこのPUTは導通する。このよう
にして、最初のゲート電圧値VBより低い電圧値
B′を設定レベルとして発振がなされる。このよ
うにすれば、電圧値VB′はコンデンサC4に充電
が開始された後一定時間(図中t5時間で示された
実際には約30秒間)後に正確にPUTオンとな
り、発振時期が不安定になることはない。なお、
トランジスタTr3のベースに接続されたコンデン
サC6および抵抗R14は、発振動作中トランジスタ
Tr3のベースに逆バイアスを与えこれをオフ状態
に保持するものである。
次に第2発振部15中、フリツプフロツプ
(FF)のゲートG2出力端よりダイオードD1可変
抵抗R12、コンデンサC6、ダイオードD2、抵抗
R15を通つてゲートG3の出力端に至る回路は、点
検スイツチSW1を操作したとき、或は電池を交換
すべく古い電池を取り出したときに発生する可能
性がある第2発振部15の発振動作を阻止するも
のである。すなわち、点検スイツチSW1を操作す
るとフリツプフロツプ(FF)が一定時間のみセ
ツト状態となり、警報ブザー(BZ)が鳴るが、
この報音動作により電源電池(E)の電圧が急激
に低下する場合がある。この電源電圧低下を第2
発振部15が検知し、電圧低下検出信号を出力す
る。これと同時にフリツプフロツプ(FF)のセ
ツト出力端の出力信号がHレベルとなるから、こ
の信号はダイオードD1抵抗R12を通つてコンデン
サC6に加わり、逆方向に充電された電圧をダイ
オードD2、抵抗R15を介して放電する。これによ
り発振開始と同時にオフ状態となつたトランジス
タTr3は再びオンとなり、PUTのゲート電圧はV
Bとなり発振は停止する。なお、この場合、上述
の放電回路がなくトランジスタTr3がオフとな
り、PUTゲート電圧がVBに下つたまま保持され
ると、この値が電圧VAより低くなり、発振が継
続され、誤つた警報ブザー音を発する惧れがあ
る。かかる第2発振部15の誤動作防止は電池
(E)を取り外したとき、コンデンサC1,C2に残
留した充電々圧によつても生じる場合があり、こ
れも上記放電回路により同様に阻止することがで
きる。
上記第2発振部15からはt4時間(約30秒間に
設定されている)ごとにt3時間(30msecに設定
されている)の時間幅をもつパルスが出力され
る。この波形を第5図ニに示す。
次に警報部14について説明すると、Tr8はコ
ンデンサC5を介して第2発振部15からの出力
信号がベースに加えられるスイツチングトランジ
スタで、そのコレクタは抵抗R33を介してトラン
ジスタTr9のベースに接続され、またトランジス
タTr8のベースには、フリツプフロツプ(FF)
からのリセツト出力信号が抵抗R31を介して入力
される。さらにトランジスタTr7のエミツタは抵
抗R32を介して電源ラインAに接続されている。
ここで電池電源(E)の高電位側には、常閉スイ
ツチよりなるリセツトスイツチSW2が配置されて
おり、このスイツチSW2後段をいま電源ラインA
を称する。(BZ)はトランジスタTr10のコレクタ
と電池電源(E)との間に設けられた電磁ブザー
等よりなる警報ブザー、C12,R35はそれぞれ警報
ブザー(BZ)と並列に接続された雑音消去用の
コンデンサおよび抵抗である。トランジスタTr10
のコレクタは、ゲートG4の入力端dに接続さ
れ、信号ハを入力する。R30は、トランジスタ
Tr8のベースと、電源ラインの間に接続された抵
抗で、トランジスタTr8のベースをHレベルに引
上げるものである。この抵抗R30を設けない場
合、コンデンサC5が放電状態にあるとき電源
(E)が投入されると、コンデンサC5への充電が
開始され、トランジスタTr8を導通し、警報ブザ
ー(BZ)を鳴らせてしまうことがある。このブ
ザー音発生は不要のものであり、上記抵抗R30
挿入して、トランジスタTr8を、遮断状態にして
おけばこれを阻止することができる。かかる動作
は後述するリセツトスイツチSW2を開放した後、
もとの閉成状態にもどした場合も同様になされ
る。C11は電源ラインAと、電源(E)低電位側
との間に設けられたコンデンサで、リセツトスイ
ツチSW2開放時、その充電々圧はフリツプフロツ
プ(FF)の電源電圧として、このフリツプフロ
ツプ(FF)に加えられる。ここでダイオードD3
コンデンサC11はトランジスタTr8のエミツタ電
位を安定させる役割をなすものである。すなわ
ち、電池(E)電源が低下してくると、第2発振
部15のPUTがはたらいて、トランジスタTr8
Tr9,Tr10が夫々オンとなり警報ブザー(BZ)が
鳴ると、このとき流れる電流により電池(E)の
内部抵抗による電圧低下が生じ、トランジスタ
Tr8のエミツタ電位が急激に降下する。これによ
りトランジスタTr8のオン期間は短かくなり警報
ブザー(BZ)を鳴らすまでに至らず、電池電源
電圧低下の警告が発せられない場合が生じる。上
記ダイオードD3およびコンデンサC11はかかる不
都合を防止するもので、トランジスタTr8のベー
スに電流を供給し、電池(E)の内部抵抗による
電圧降下を吸収する。なお上記ダイオードD3
かわりに抵抗を使用しても同様の効果が得られ
る。
なお、既述のナンドゲートG1の入力端aには
増幅部13のトランジスタTr6のコレクタ出力が
他方の入力端bには、ナンドゲートD4の出力
が、トランジスタTr7よりなるインバータを介し
て入力される。また他のナンドゲートG4の入力
端cには、第1発振部12のトランジスタTr2
コレクタ出力が、他方の入力端dには、警報部1
4のトランジスタTr10のコレクタ出力がそれぞれ
加えられる。ここで、上記第1発振部12の出力
とナンドゲートG4の入力端cの間に、遅延回路
(図示せず)を設ければ、受光素子および増幅部
13を経て遅れを生じた増幅部13出力信号と、
上記第1発振部12出力との時間的一致が図られ
より確実に動作させることができる。この遅延回
路としては、第1発振部12内のトランジスタ
Tr1のコレクタを抵抗およびコンデンサの直列回
路を介して、新たに設けたトランジスタのベース
に接続して構成することができ、このトランジス
タのコレクタ出力を、第1発振部12の出力とし
て使用すればよい。またナンドゲートG4の入力
端dと、電源電圧電位レベルとの間にはコンデン
サC13が介挿される。このコンデンサC13は、警報
ブザー(BZ)が鳴るとき、生じる電流の断続に
伴うノイズを防止するものである。
RSフリツプフロツプ(FF)は、2個のナンド
ゲートG2,G3にて構成された周知構成のもので
ナンドゲートG1,G4とともにC MSIC化された
市販のものを使用することができ、そのセツト入
力SはナンドゲートG1出力端子にリセツト入力
RはコンデンサC10を介して電源低電位側に接続
され、さらにこのリセツト入力Rは抵抗R28を介
して電源ラインAに、抵抗R27,R28を介して、ナ
ンドゲートG1の入力端bに接続される。上記コ
ンデンサC10および抵抗R28は、電源(E)をオン
状態とした直後リセツト入力端Rの電圧レベルを
Lレベルに保ち、僅かな時間遅れをもつてHレベ
ルに移行させるために使用する。すなわち、電源
投入直後は、フリツプフロツプ(FF)のセツト
入力Sは、Hレベル、リセツト入力RはLレベル
となり、これによりフリツプフロツプ(FF)
は、リセツト状態に設定される。
次に動作を、第3図ないし第5図の動作波形図
を用いて説明する。
警戒時(電池電圧は設定値以上)(第3図) 第1発振部12よりt2時間(10sec)ごとにt1
間(150μsec)の時間幅をもつパルス信号イが出
力し、発光ダイオード(LED)は、t2時間ごとに
t1時間発光している。一方警報部5からはブザー
音は発生していないから、警報部14からの信号
ハは、ハイ(H)レベルにあり、したがつて信号
イは、ナンドゲートG4およびトランジスタTr7
通つてナンドゲートG1に入力する。しかしなが
らこのとき暗箱内に煙は存在せず受光素子
(PD)には光は入射しないから、増幅部13の出
力ロはロー(L)レベルにある。それ故、ナンド
ゲート4は開かず、RSフリツプフロツプ(FF)
は、作動せずリセツト状態のままであり、警報部
14へ入力信号ホはHレベルであるから、トラン
ジスタQ7は動作せずこの警報部5もはたらかな
い。なおこのとき電池電源(E)は、設定電圧以
上であるため、第2発振部15は動作せずその出
力信号ニはHレベルにある。
煙感知時(電池電圧は設定値以上)(第4
図)。
暗箱内に煙が流入すると、断続発光する発光ダ
イオード(LED)からの放出光は、煙の粒子に
より散乱し、その散乱光の一部がフオトダイオー
ド(PD)に入力し、煙感知信号を出力する。そ
れ故増幅部13出力信号ロは、第1発振部12の
発振周波数に同期してHレベルとなり、ナンドゲ
ートG1を通つてフリツプフロツプ(FF)のセツ
ト入力端に加わり、これをセツト状態とする。し
たがつて警報部14への入力信号ホは、Lレベル
となり警報部14のトランジスタTr8,Tr9
Tr10をオン状態とし、ブザー(BZ)を駆動す
る。これによりブザー(BZ)は連続音を発し、
煙を感知したことを報知する。なおブザー
(BZ)を停止させるには、点検スイツチSW1を操
作してリセツトスイツチSW2を開放し、フリツプ
フロツプ(FF)をリセツト状態にすればよい。
この動作については後述する。このとき第2発振
部15の電圧検出出力信号ニは、既述のごとくH
レベルにあり発振動作はしない。
電池電圧が低下し設定値以下になつたとき
(第5図)。
警戒時に、電池電圧が低下し設定値以下になる
と、第2発振部15からは、t4時間(30sec)ご
とにt3時間(30msec)の時間幅をもつパルス信
号ニが出力され、警報部14に入力する。この警
報部14への入力信号ホは、上記信号ニと同一で
あるから、警報部14からは、30秒ごとに間欠音
が発生し、電池交換時期が到来したことを使用者
に知らせる。この間欠音により、増幅部13に雑
音信号が発生するが、仮にこの雑音信号により増
幅部13出力がHレベルになつた場合(波形ヘ)
で示す)、この信号ヘはナンドゲートG1入力端a
に入力するが、このときナンドゲートG4の入力
端dに加わる信号は、Lレベルであるから、この
ナンドゲートG4は開かず、したがつて、上記ナ
ンドゲートG1もまた開かない。それ故、フリツ
プフロツプ(FF)は、リセツト状態を保持し、
警報部14に連続警報信号を入力することはな
く、かかる雑音信号により恰かも煙を感知した如
き連続警報音は発生せず火災発生を誤認する危惧
はない。
点検スイツチを操作したとき(第6図)。
煙感知器が監視状態にあるときつり紐9を引張
り、光反射針6を第1図中下方へ移動させ破線で
示す位置3、すなわち反射針6が発光光路4内に
位置し、光反射可能な状態になると、まず基部1
0にてリセツトスイツチSW2を押圧して開放す
る。これにより電源ラインAの電圧は波形トに示
す如く僅かに低下するが、コンデンサC11に充
電々圧により電源電圧と殆んど同レベルの電圧が
維持されている。この状態で第1発振部12の動
作により発光ダイオード(LED)が発光する
と、光反射針6により反射された光がフオトダイ
オード(PD)に入射し、増幅部13を経てフリ
ツプフロツプ(FF)をセツト状態し、セツト出
力信号ホをLレベルに変える。これによりトラン
ジスタTr8が導通し、電源ラインAの電圧はトラ
ンジスタTr8のベースに加わりこれを導通し、さ
らにトランジスタTr9,Tr10もオン状態となつて
ブザー(BZ)が鳴り警報音を発する。ここで上
記電源ラインAの電圧は、コンデンサC11の充
電々圧であり、これはフリツプフロツプ(FF)
のセツト切換と同時にナンドゲートG3を通して
放電され、徐々に電圧低下していく。この放電が
一定期間続き、放電々圧が一定値に達したときフ
リツプフロツプ(FF)は、そのセツト状態を維
持できなくなり、リセツト状態に変る。これに伴
いトランジスタTr8続いてトランジスタTr9
Tr10が遮断され、ブザー(BZ)の鳴動を止む。
このブザー(BZ)の鳴動期間t6を波形4で示す。
このように点検スイツチSW1をはたらかせると、
発光ダイオード(LED)発光後コンデンサC11
抵抗R29の時定数により決る一定時間(数秒間)
警報ブザーが鳴り、感知器は正常な監視状態にあ
ることが確認される。勿論、この時警報ブザーが
鳴らなかつたならば何らかの故障が生じているこ
とになる。この警報終了後なお紐9を引張り続け
るとフリツプフロツプ(FF)のリセツト状態は
保持されるから、このリセツトスイツチSW2操作
状態が続く限り、たとえ感知器に煙が侵入したと
しても警報音は発せられない。
このような構造の点検スイツチは、煙を感知し
て警報音を発しているとき、この警報を停止させ
る警報停止スイツチとして兼用することができ
る。すなわち、煙感知時にあつては、フリツプフ
ロツプ(FF)は、セツト状態に変つているが、
リセツトスイツチSW2が操作されれば、コンデン
サC11の充電々圧の放電により所定時間(数秒
間)の後、フリツプフロツプ(FF)はリセツト
状態に戻り、そのリセツト出力はHレベルからL
レベルへ変る。これによりトランジスタTr8
Tr9,Tr10は、オフ状態となり、ブザー(BZ)の
鳴動は停止する。
煙が感知器暗箱1内に残つている場合であつて
も、紐9を引張り続けてリセツトスイツチSW2
開放し続けている限りフリツプフロツプ(FF)
はリセツト状態を保持しており、警報部14を作
動することはない。したがつて暗箱1内に煙が存
在すると否とにかかわらず、警報発生は停止す
る。以上のようにこの点検スイツチは、警報発生
時における警報停止スイツチとして兼用できる。
以上の説明から明らかなように本発明光電式煙
感知器は、感知器に設けた暗箱内に点検スイツチ
の光反射針を配置するとともにこのスイツチの操
作に連動して動作するリセツトスイツチを設け、
警報ブザーを一定時間鳴動させた後、これを禁止
したものであるから、煙が存在しない監視状態に
おいて、この煙感知器が正常な監視状態すなわち
煙が侵入したときこれを検知して警報を発するか
どうかの検査をする場合、この点検スイツチを操
作すれば、発光素子の発光後、数秒間警報を鳴ら
すことができ、この警報が発生すれば、正しく監
視状態にあることが確認できる。またこの警報動
作は、数秒間で終りその後警報部は動作禁止状態
となるから、煙を感知した状態であつて警報音を
発しているとき、この点検スイツチを操作する
と、警報音は停止することとなり、警報停止スイ
ツチとして使用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明光電式煙感知器の実施例概略断
面図、第2図は同実施例回路図、第3図ないし第
6図は同例動作を説明するための信号波形図、第
7図は、第2発振部の動作を説明するための波形
図である。 1……暗箱、LED……発光ダイオード、PD…
…フオトダイオード、SW1……点検スイツチ、
SW2……リセツトスイツチ、E……電源、12…
…第1発振部、13……増幅部、14……警報
部、15……第2発振部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外光より遮断され煙の侵入のみ可能とされた
    暗箱と、この暗箱内にて発光光路および受光光路
    が適当角度傾斜して交わるよう配置された一対の
    発光素子および受光素子と、暗箱内に侵入した煙
    による発光素子から放射された光の散乱光を受光
    素子にて検知しこの検知信号にて動作する警報装
    置とを備えてなる光電式煙感知器において、手動
    操作により上記発光素子の発光光路外より光路内
    に移動する光反射体を有し、かつこの操作に連動
    し操作後一定時間後に警報装置の動作を禁止する
    禁止手段を含む点検スイツチ手段を具え、この点
    検スイツチ手段の操作により点検状態としたとき
    受光素子による反射光受光後一定時間のみ警報装
    置を動作させ、その後点検スイツチ手段操作期間
    中警報動作を禁止したことを特徴とする光電式煙
    感知器。
JP2380379A 1979-02-28 1979-02-28 Electrooptical smoke detector Granted JPS55116194A (en)

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