JP3405418B2 - 非水電解質二次電池 - Google Patents
非水電解質二次電池Info
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- JP3405418B2 JP3405418B2 JP27571093A JP27571093A JP3405418B2 JP 3405418 B2 JP3405418 B2 JP 3405418B2 JP 27571093 A JP27571093 A JP 27571093A JP 27571093 A JP27571093 A JP 27571093A JP 3405418 B2 JP3405418 B2 JP 3405418B2
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- alloy
- alloy powder
- battery
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最近開発が盛んに行わ
れている非水電解質二次電池、特にその負極の改良に関
するものである。
れている非水電解質二次電池、特にその負極の改良に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】リチウムまたはリチウム化合物を負極と
する非水電解質二次電池は、高電圧で高エネルギー密度
が期待され、多くの研究が行われている。これまで非水
電解質二次電池の正極活物質には、LiCoO2、V2O
5、Cr2 O 5、MnO2、TiS2、MoS2などの遷移金
属の酸化物やカルコゲン化合物が知られている。これら
の化合物は、層状もしくはトンネル構造を有し、リチウ
ムイオンが出入りできる結晶構造を持っている。一方、
負極活物質としては金属リチウムが多く検討されてき
た。しかし、充電時にリチウム表面に樹枝状にリチウム
が析出し、充放電効率が低下したり正極と接して内部短
絡を生じたりするという問題点を有していた。
する非水電解質二次電池は、高電圧で高エネルギー密度
が期待され、多くの研究が行われている。これまで非水
電解質二次電池の正極活物質には、LiCoO2、V2O
5、Cr2 O 5、MnO2、TiS2、MoS2などの遷移金
属の酸化物やカルコゲン化合物が知られている。これら
の化合物は、層状もしくはトンネル構造を有し、リチウ
ムイオンが出入りできる結晶構造を持っている。一方、
負極活物質としては金属リチウムが多く検討されてき
た。しかし、充電時にリチウム表面に樹枝状にリチウム
が析出し、充放電効率が低下したり正極と接して内部短
絡を生じたりするという問題点を有していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような問題を解決
する手段として、リチウムの樹枝状成長を抑制しリチウ
ムを吸蔵、放出することできるリチウム−アルミニウム
などのリチウム合金板を負極に用いる検討がなされてい
る。しかしながら、リチウム合金板を用いた場合、深い
充放電を繰り返すと電極の微細化が生じサイクル特性に
問題があった。そこで、アルミニウムにさらに他の元素
を添加した合金を電極とすることにより、電極の微細化
を抑制する提案がなされている(特開昭62−1198
65号、特開平4−109562号公報)。また一方で
は、アルミニウムあるいはリチウム−アルミニウム合金
粉末と導電剤である炭素粉末と結着剤との混合物により
電極を構成し、微細化してくるアルミニウムの集電不良
を抑制し、サイクル特性を改善する提案がなされてい
る。しかしながら、アルミニウム粉末同志あるいはアル
ミニウムと炭素粉末間の電子の授受は、必ずしも良好と
はいえず、分極特性が低下するなど電池特性にばらつき
が生じる問題があった。これは、アルミニウムの表面に
生成した酸化被膜により、電子の授受が損なわれること
によるものと考えられる。
する手段として、リチウムの樹枝状成長を抑制しリチウ
ムを吸蔵、放出することできるリチウム−アルミニウム
などのリチウム合金板を負極に用いる検討がなされてい
る。しかしながら、リチウム合金板を用いた場合、深い
充放電を繰り返すと電極の微細化が生じサイクル特性に
問題があった。そこで、アルミニウムにさらに他の元素
を添加した合金を電極とすることにより、電極の微細化
を抑制する提案がなされている(特開昭62−1198
65号、特開平4−109562号公報)。また一方で
は、アルミニウムあるいはリチウム−アルミニウム合金
粉末と導電剤である炭素粉末と結着剤との混合物により
電極を構成し、微細化してくるアルミニウムの集電不良
を抑制し、サイクル特性を改善する提案がなされてい
る。しかしながら、アルミニウム粉末同志あるいはアル
ミニウムと炭素粉末間の電子の授受は、必ずしも良好と
はいえず、分極特性が低下するなど電池特性にばらつき
が生じる問題があった。これは、アルミニウムの表面に
生成した酸化被膜により、電子の授受が損なわれること
によるものと考えられる。
【0004】このように、リチウム負極について、いま
だ十分な特性改善がなされていないのが現状である。本
発明は、このような問題を解決し、充放電サイクル特性
に優れた非水電解質二次電池を提供することを目的とす
る。
だ十分な特性改善がなされていないのが現状である。本
発明は、このような問題を解決し、充放電サイクル特性
に優れた非水電解質二次電池を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、充放電可能な正極、非水電解質、および
負極を具備する非水電解質二次電池において、前記負極
にMnまたはMgを添加したAl−Si合金粉末、炭素
材および結着剤を含む混合物を用いることを特徴とす
る。
決するために、充放電可能な正極、非水電解質、および
負極を具備する非水電解質二次電池において、前記負極
にMnまたはMgを添加したAl−Si合金粉末、炭素
材および結着剤を含む混合物を用いることを特徴とす
る。
【0006】
【作用】AlにSiを加えてAl−Si合金とすること
により、Alに比べて機械的強度が高くなり、従って、
充放電の繰り返しによる微細化を抑制する効果が生じ
る。このAl−Si合金の粉末に炭素材料と結着剤を加
えて電極を構成することによって、充放電の繰り返しに
よるAl−Si合金粉末の微細化による集電不良を抑制
することができ、さらにサイクル性は向上する。このA
l−Si合金にMnあるいはMgを加えると、機械的強
度をさらに向上することができる。Siは、Mnあるい
はMgと異なりAl同様リチウムを吸蔵する能力が大き
く、硬度を高めるとともに、添加による合金重量当りの
リチウム収容能力の低下を抑えることができる。しかし
ながら機械的強度を高めるには不十分な点があり、Al
−Si合金にさらにMnあるいはMgを添加する必要が
ある。合金中におけるSi含量は1〜50wt%、Mn
含量は0.1〜20wt%、Mg含量は0.1〜30w
t%が好ましい。Si、Mn、Mgの量がそれぞれ1w
t%、0.1wt%、0.1wt%未満では、機械的強
度が不十分で満足なサイクル寿命が得られない。逆に添
加量が多いと、Siに関しては50wt%より増やして
もサイクル性に向上は認められず、Mn、Mgに関して
はそれぞれ20wt%、30wt%を超えると合金重量
当りのリチウム吸蔵能力が低下するためか、逆にサイク
ル寿命は低下する。
により、Alに比べて機械的強度が高くなり、従って、
充放電の繰り返しによる微細化を抑制する効果が生じ
る。このAl−Si合金の粉末に炭素材料と結着剤を加
えて電極を構成することによって、充放電の繰り返しに
よるAl−Si合金粉末の微細化による集電不良を抑制
することができ、さらにサイクル性は向上する。このA
l−Si合金にMnあるいはMgを加えると、機械的強
度をさらに向上することができる。Siは、Mnあるい
はMgと異なりAl同様リチウムを吸蔵する能力が大き
く、硬度を高めるとともに、添加による合金重量当りの
リチウム収容能力の低下を抑えることができる。しかし
ながら機械的強度を高めるには不十分な点があり、Al
−Si合金にさらにMnあるいはMgを添加する必要が
ある。合金中におけるSi含量は1〜50wt%、Mn
含量は0.1〜20wt%、Mg含量は0.1〜30w
t%が好ましい。Si、Mn、Mgの量がそれぞれ1w
t%、0.1wt%、0.1wt%未満では、機械的強
度が不十分で満足なサイクル寿命が得られない。逆に添
加量が多いと、Siに関しては50wt%より増やして
もサイクル性に向上は認められず、Mn、Mgに関して
はそれぞれ20wt%、30wt%を超えると合金重量
当りのリチウム吸蔵能力が低下するためか、逆にサイク
ル寿命は低下する。
【0007】さらに、これら合金の粉末に炭素材料と結
着剤を加えて電極を構成することによって、充放電の繰
り返しによる合金粉末の微細化による集電不良を抑制す
ることができ、さらにサイクル性は向上する。ただし、
AlはSi、MnあるいはMgと合金化することによっ
て抵抗が増加する。またAlは、常に表面に酸化被膜を
有しており、合金合成条件、保存条件並びに電極作製条
件によっては表面酸化被膜は100オングストローム程
度まで成長する。この表面酸化被膜の厚みが大きいと、
充放電時の電子の授受に大きな影響を及ぼす。従って、
表面酸化被膜の厚みとしては、40オングストローム以
下のものを用いるのがよい。さらに、合金粉末の粒径
(Xμm)は、極板作製後の負極合剤厚み(Yμm)に
対してY/2≦Xになるようにすることが好ましい。こ
のような構成にすることによって、負極内のAl合金粉
末粒子間あるいはAl合金粉末と導電剤の炭素粉末間を
介した電子のパスを少なくすることができる。
着剤を加えて電極を構成することによって、充放電の繰
り返しによる合金粉末の微細化による集電不良を抑制す
ることができ、さらにサイクル性は向上する。ただし、
AlはSi、MnあるいはMgと合金化することによっ
て抵抗が増加する。またAlは、常に表面に酸化被膜を
有しており、合金合成条件、保存条件並びに電極作製条
件によっては表面酸化被膜は100オングストローム程
度まで成長する。この表面酸化被膜の厚みが大きいと、
充放電時の電子の授受に大きな影響を及ぼす。従って、
表面酸化被膜の厚みとしては、40オングストローム以
下のものを用いるのがよい。さらに、合金粉末の粒径
(Xμm)は、極板作製後の負極合剤厚み(Yμm)に
対してY/2≦Xになるようにすることが好ましい。こ
のような構成にすることによって、負極内のAl合金粉
末粒子間あるいはAl合金粉末と導電剤の炭素粉末間を
介した電子のパスを少なくすることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。 [実施例1]Al−Si合金およびAl−Si−Mn合
金の特性を評価するため、図1に示したコイン形電池を
作製して特性を調べた。負極には表1に示す各種組成の
合金粉末を用いた。充電、放電に対して可逆性を有する
正極活物質として、LiMn2O4を用いる。正極活物質
100gに対して、導電剤のアセチレンブラック7g、
結着剤のポリ4フッ化エチレン7gを加えて混合し正極
合剤とする。この正極合剤1gを直径17.5mmの円
板に加圧成型して正極1とし、ケース2の中央に配置す
る。この正極上に微孔性ポリプロピレンセパレータ3を
のせる。一方、表面酸化被膜が40オングストローム以
下の250〜180μmに分級した表1に示す各種組成
の合金粉末60gに黒鉛粉末30gと結着剤のスチレン
ブタジエンゴム粉末10gを混合して負極合剤とし、こ
の合剤0.15gを直径17.5mmの円板に加圧成型
して負極4とする。負極合剤の厚みは、いずれも360
μmである。
る。 [実施例1]Al−Si合金およびAl−Si−Mn合
金の特性を評価するため、図1に示したコイン形電池を
作製して特性を調べた。負極には表1に示す各種組成の
合金粉末を用いた。充電、放電に対して可逆性を有する
正極活物質として、LiMn2O4を用いる。正極活物質
100gに対して、導電剤のアセチレンブラック7g、
結着剤のポリ4フッ化エチレン7gを加えて混合し正極
合剤とする。この正極合剤1gを直径17.5mmの円
板に加圧成型して正極1とし、ケース2の中央に配置す
る。この正極上に微孔性ポリプロピレンセパレータ3を
のせる。一方、表面酸化被膜が40オングストローム以
下の250〜180μmに分級した表1に示す各種組成
の合金粉末60gに黒鉛粉末30gと結着剤のスチレン
ブタジエンゴム粉末10gを混合して負極合剤とし、こ
の合剤0.15gを直径17.5mmの円板に加圧成型
して負極4とする。負極合剤の厚みは、いずれも360
μmである。
【0009】エチレンカーボネートとジメトキシエタン
との体積比1:1の混合溶媒に過塩素酸リチウム(Li
ClO4)を1モル/lの割合で溶解した電解液を上記
セパレータ上に注液し、セパレータ上に負極をのせ、さ
らにその上に、外周部にポリプロピレン製ガスケット5
を付けた封口板6を組み合わせて封口し電池とする。従
来例として、Al粉末を用いた電池も上記と同様の方法
で作製する。なお、表面酸化被膜の厚み測定は、オージ
ェ電子分光法により行い、負極合剤の乾燥は、80℃の
減圧下で行った。
との体積比1:1の混合溶媒に過塩素酸リチウム(Li
ClO4)を1モル/lの割合で溶解した電解液を上記
セパレータ上に注液し、セパレータ上に負極をのせ、さ
らにその上に、外周部にポリプロピレン製ガスケット5
を付けた封口板6を組み合わせて封口し電池とする。従
来例として、Al粉末を用いた電池も上記と同様の方法
で作製する。なお、表面酸化被膜の厚み測定は、オージ
ェ電子分光法により行い、負極合剤の乾燥は、80℃の
減圧下で行った。
【0010】これら作製した電池は、電圧範囲4.2〜
3V、電流を3mAとして充放電を行った。表1、図
3、図4に放電容量が初期放電容量の50%まで低下し
た時のサイクル数を示す。
3V、電流を3mAとして充放電を行った。表1、図
3、図4に放電容量が初期放電容量の50%まで低下し
た時のサイクル数を示す。
【0011】
【表1】
【0012】表1、図3、図4に示すように、いずれの
Al−Si合金もAlに比べてサイクル数が向上してい
る。また、Si添加量が増えるにしたがってサイクル性
は向上し、添加量50wt%あたりまでサイクル性は伸
びる。しかし、50wt%を超えてもほとんどサイクル
は向上しない。またMnに関しても、添加量が20wt
%あたりまで添加量が増えるにしたがってサイクル性は
向上する。逆に30wt%まで増えると容量は低下す
る。さらにSi、Mn両者が同時に添加されていること
で、サイクル性は大きく向上している。
Al−Si合金もAlに比べてサイクル数が向上してい
る。また、Si添加量が増えるにしたがってサイクル性
は向上し、添加量50wt%あたりまでサイクル性は伸
びる。しかし、50wt%を超えてもほとんどサイクル
は向上しない。またMnに関しても、添加量が20wt
%あたりまで添加量が増えるにしたがってサイクル性は
向上する。逆に30wt%まで増えると容量は低下す
る。さらにSi、Mn両者が同時に添加されていること
で、サイクル性は大きく向上している。
【0013】以上の結果から、AlにSiを添加するこ
とによりサイクル性は向上し、さらにMnを適切な量添
加したAl−Si−Mn合金はサイクル性が著しく向上
することがわかる。Si、MnはAlに比べて融点が高
いので、合金作製時は、これらの添加量はできるだけ少
ない方が溶解温度が低くなりコスト的に有利になること
から、Si含量は1〜50wt%、Mn含量は0.1〜
20wt%が好ましい。以上の結果から、Al−Si合
金粉末またはAl−Si−Mn合金粉末と、炭素材およ
び結着剤で電極を構成することにより、サイクル性が向
上することがわかる。
とによりサイクル性は向上し、さらにMnを適切な量添
加したAl−Si−Mn合金はサイクル性が著しく向上
することがわかる。Si、MnはAlに比べて融点が高
いので、合金作製時は、これらの添加量はできるだけ少
ない方が溶解温度が低くなりコスト的に有利になること
から、Si含量は1〜50wt%、Mn含量は0.1〜
20wt%が好ましい。以上の結果から、Al−Si合
金粉末またはAl−Si−Mn合金粉末と、炭素材およ
び結着剤で電極を構成することにより、サイクル性が向
上することがわかる。
【0014】[実施例2]Al−Si−Mg合金の特性
を評価した結果を説明する。負極には表2に示す各種組
成のAl−Si−Mg合金粉末を用い、実施例1と同様
にしてコイン形電池を作製し、電圧範囲4.2〜3V、
電流を3mAとして充放電を行った。表2、図5、図6
に放電容量が初期放電容量の50%まで低下した時のサ
イクル数を示す。
を評価した結果を説明する。負極には表2に示す各種組
成のAl−Si−Mg合金粉末を用い、実施例1と同様
にしてコイン形電池を作製し、電圧範囲4.2〜3V、
電流を3mAとして充放電を行った。表2、図5、図6
に放電容量が初期放電容量の50%まで低下した時のサ
イクル数を示す。
【0015】
【表2】
【0016】表2、図5、図6に示すように、Si添加
量が増えるにしたがってサイクル性は向上し、添加量5
0wt%あたりまでサイクル性は伸びる。しかし、50
wt%を超えてもほとんどサイクルは向上しない。また
Mgに関しても、添加量が30wt%あたりまで添加量
が増えるにしたがってサイクル性は向上する。逆に40
wt%まで増えると容量は低下する。さらにSi、Mg
両者が同時に添加されていることで、サイクル性は大き
く向上している。
量が増えるにしたがってサイクル性は向上し、添加量5
0wt%あたりまでサイクル性は伸びる。しかし、50
wt%を超えてもほとんどサイクルは向上しない。また
Mgに関しても、添加量が30wt%あたりまで添加量
が増えるにしたがってサイクル性は向上する。逆に40
wt%まで増えると容量は低下する。さらにSi、Mg
両者が同時に添加されていることで、サイクル性は大き
く向上している。
【0017】以上の結果から、SiとMgの両方を適切
な量含んだAl−Si−Mg合金は、サイクル性が著し
く向上することがわかる。SiはAlに比べて融点が高
いので、合金作製時は、両者の添加量ができるだけ少な
い方が溶解温度が低くなりコスト的に有利になることか
ら、Si含量は1〜50wt%、Mg含量は0.1〜3
0wt%が好ましい。以上の結果から、Al−Si−M
g合金粉末と、炭素材および結着剤で電極を構成するこ
とにより、サイクル性が向上することがわかる。
な量含んだAl−Si−Mg合金は、サイクル性が著し
く向上することがわかる。SiはAlに比べて融点が高
いので、合金作製時は、両者の添加量ができるだけ少な
い方が溶解温度が低くなりコスト的に有利になることか
ら、Si含量は1〜50wt%、Mg含量は0.1〜3
0wt%が好ましい。以上の結果から、Al−Si−M
g合金粉末と、炭素材および結着剤で電極を構成するこ
とにより、サイクル性が向上することがわかる。
【0018】[参考例1]
各種厚みの表面酸化被膜を有するAl−Si合金の特性
を評価するため、図2に示した円筒形電池を作製して特
性を調べた。負極には表3に示す各種組成ならびに表面
酸化被膜の厚みが異なるAl−Si合金粉末を用いた。
正極板は、正極活物質のLiMn2O4100gに対して
導電剤の炭素粉末を10g、結着剤のポリフッ化ビニリ
デンを5g加え、ジメチルホルムアミドを用いてペース
ト状にし、チタンの芯材に塗布乾燥し、圧延することに
より作製する。負極板は、60〜40μmに分級した表
3に示す各種Al−Si合金粉末60gに黒鉛粉末30
gと結着剤のポリフッ化ビニリデン10gを加え、ジメ
チルホルムアミドを用いてペースト状にし、これをニッ
ケル箔の芯材に塗布、乾燥し、加圧することにより作製
する。負極合剤の厚みは、いずれも80μmとする。
を評価するため、図2に示した円筒形電池を作製して特
性を調べた。負極には表3に示す各種組成ならびに表面
酸化被膜の厚みが異なるAl−Si合金粉末を用いた。
正極板は、正極活物質のLiMn2O4100gに対して
導電剤の炭素粉末を10g、結着剤のポリフッ化ビニリ
デンを5g加え、ジメチルホルムアミドを用いてペース
ト状にし、チタンの芯材に塗布乾燥し、圧延することに
より作製する。負極板は、60〜40μmに分級した表
3に示す各種Al−Si合金粉末60gに黒鉛粉末30
gと結着剤のポリフッ化ビニリデン10gを加え、ジメ
チルホルムアミドを用いてペースト状にし、これをニッ
ケル箔の芯材に塗布、乾燥し、加圧することにより作製
する。負極合剤の厚みは、いずれも80μmとする。
【0019】電池の組み立ては、電極体はスポット溶接
にて取り付けた芯材と同材質の正極リード14を有する
正極板11と負極リード15を有する負極板12間に両
極板より幅の広い帯状の多孔性ポリプロピレン製セパレ
ータ13を介在して全体を渦巻状に捲回して構成する。
さらに、上記電極体の上下それぞれにポリプロピレン製
の絶縁板16、17を配して電槽18に挿入し、電槽1
8の上部に段部を形成させた後、非水電解液として、1
モル/lの過塩素酸リチウムを溶解した体積比1:1の
エチレンカーボネートとジメトキシエタンの混合溶液を
注入し、正極端子20を有する封口板19で密閉して電
池とする。比較例として、各種厚みの酸化被膜を有する
Al粉末を用いた電池も上記と同様の方法で作製する。
なお、表面酸化被膜の厚み測定は、オージェ電子分光法
により行い、負極合剤の乾燥は、80℃減圧状態で行っ
た。
にて取り付けた芯材と同材質の正極リード14を有する
正極板11と負極リード15を有する負極板12間に両
極板より幅の広い帯状の多孔性ポリプロピレン製セパレ
ータ13を介在して全体を渦巻状に捲回して構成する。
さらに、上記電極体の上下それぞれにポリプロピレン製
の絶縁板16、17を配して電槽18に挿入し、電槽1
8の上部に段部を形成させた後、非水電解液として、1
モル/lの過塩素酸リチウムを溶解した体積比1:1の
エチレンカーボネートとジメトキシエタンの混合溶液を
注入し、正極端子20を有する封口板19で密閉して電
池とする。比較例として、各種厚みの酸化被膜を有する
Al粉末を用いた電池も上記と同様の方法で作製する。
なお、表面酸化被膜の厚み測定は、オージェ電子分光法
により行い、負極合剤の乾燥は、80℃減圧状態で行っ
た。
【0020】これら作製した電池は、電圧範囲4.2〜
3V、電流を0.5mA/cm2として充放電を行っ
た。表3に2サイクル目の放電容量比を示す。なお、放
電容量比は、それぞれの合金組成毎に、電池No.欄に
※を付したものの放電容量を基準として表した。
3V、電流を0.5mA/cm2として充放電を行っ
た。表3に2サイクル目の放電容量比を示す。なお、放
電容量比は、それぞれの合金組成毎に、電池No.欄に
※を付したものの放電容量を基準として表した。
【0021】
【表3】
【0022】表3に示すように、表面酸化被膜が放電容
量に大きな影響をおよぼし、いずれのAl−Si合金に
おいても、酸化被膜が厚くなるほど放電容量は低下し、
被膜厚みが40オングストローム以上になると、著しく
容量が低下している。特に合金中のSi量が多くなるほ
ど、酸化被膜の厚みの影響を大きく受け、容量低下率が
大きくなっていることがわかる。以上の結果から、表面
酸化被膜の厚みは、40オングストローム以下が好まし
い。
量に大きな影響をおよぼし、いずれのAl−Si合金に
おいても、酸化被膜が厚くなるほど放電容量は低下し、
被膜厚みが40オングストローム以上になると、著しく
容量が低下している。特に合金中のSi量が多くなるほ
ど、酸化被膜の厚みの影響を大きく受け、容量低下率が
大きくなっていることがわかる。以上の結果から、表面
酸化被膜の厚みは、40オングストローム以下が好まし
い。
【0023】[実施例3]参考
例1と同様にして、各種厚みの表面酸化被膜を有す
る粒径60〜40μmのAl−Si−Mn合金粉末およ
びAl−Si−Mg合金粉末を負極に用いた電池の2サ
イクル目の放電容量比を調べた。その結果を表4に示
す。なお、放電容量比は、それぞれの合金組成毎に、電
池No.欄に※を付したものの放電容量を基準として表
した。
る粒径60〜40μmのAl−Si−Mn合金粉末およ
びAl−Si−Mg合金粉末を負極に用いた電池の2サ
イクル目の放電容量比を調べた。その結果を表4に示
す。なお、放電容量比は、それぞれの合金組成毎に、電
池No.欄に※を付したものの放電容量を基準として表
した。
【0024】
【表4】
【0025】表4に示すように、表面酸化被膜が放電容
量に大きな影響をおよぼし、いずれのAl合金において
も、酸化被膜が厚くなるほど放電容量は低下し、被膜厚
みが40オングストローム以上になると、著しく容量が
低下している。特に合金中のSi、MnならびにMg量
が多くなるほど、酸化被膜の厚みの影響を大きく受け、
容量低下率が大きくなっていることがわかる。以上の結
果から、表面酸化被膜の厚みは、40オングストローム
以下が好ましい。
量に大きな影響をおよぼし、いずれのAl合金において
も、酸化被膜が厚くなるほど放電容量は低下し、被膜厚
みが40オングストローム以上になると、著しく容量が
低下している。特に合金中のSi、MnならびにMg量
が多くなるほど、酸化被膜の厚みの影響を大きく受け、
容量低下率が大きくなっていることがわかる。以上の結
果から、表面酸化被膜の厚みは、40オングストローム
以下が好ましい。
【0026】[実施例4]参考
例1と同様にして、各種粒径のAl合金粉末を負極
に用いた電池の2サイクル目の放電容量を調べた。な
お、Al合金粉末には、その表面酸化被膜の厚みが40
オングストローム以下のものを用いた。表5に、Si含
量10wt%のAl−Si合金粉末を用いた電池の放電
容量比を示す。また、Si含量10wt%、Mn含量5
wt%のAl−Si−Mn合金粉末を用いた電池の放電
容量比を表6に、またSi含量10wt%、Mg含量5
wt%のAl−Si−Mg合金粉末を用いた電池の放電
容量比を表7にそれぞれ示す。なお、放電容量比は、そ
れぞれ電池No.欄に※を付した電池の放電容量を基準
として表した。
に用いた電池の2サイクル目の放電容量を調べた。な
お、Al合金粉末には、その表面酸化被膜の厚みが40
オングストローム以下のものを用いた。表5に、Si含
量10wt%のAl−Si合金粉末を用いた電池の放電
容量比を示す。また、Si含量10wt%、Mn含量5
wt%のAl−Si−Mn合金粉末を用いた電池の放電
容量比を表6に、またSi含量10wt%、Mg含量5
wt%のAl−Si−Mg合金粉末を用いた電池の放電
容量比を表7にそれぞれ示す。なお、放電容量比は、そ
れぞれ電池No.欄に※を付した電池の放電容量を基準
として表した。
【0027】
【表5】
【0028】
【表6】
【0029】
【表7】
【0030】表5に示すように、40μm以上のAl−
Si合金粉末を負極に用いた電池a−1、a−2は、電
池a−2に対して、100%以上の放電容量が得られた
のに対して、40μm以下のAl−Si合金粉末を負極
に用いた電池a−3、a−4、a−5は、86%以下と
放電容量が大きく低下している。また、表6に示すよう
に、40μm以上のAl−Si−Mn合金粉末を負極に
用いた電池bー1、bー2は、電池bー2に対して、1
00%以上の放電容量が得られたのに対して、40μm
以下のAl−Si−Mn合金粉末を負極に用いた電池は
bー3、bー4、bー5は、82%以下と放電容量が大
きく低下している。 さらに、表7に示すように、40
μm以上のAl−Si−Mg合金粉末を負極に用いた電
池cー1、cー2は、電池cー2に対して、100%以
上の放電容量が得られたのに対して、40μm以下のA
l−Si−Mg合金粉末を負極に用いた電池cー3、c
ー4、cー5は、83%以下と放電容量が大きく低下し
ている。
Si合金粉末を負極に用いた電池a−1、a−2は、電
池a−2に対して、100%以上の放電容量が得られた
のに対して、40μm以下のAl−Si合金粉末を負極
に用いた電池a−3、a−4、a−5は、86%以下と
放電容量が大きく低下している。また、表6に示すよう
に、40μm以上のAl−Si−Mn合金粉末を負極に
用いた電池bー1、bー2は、電池bー2に対して、1
00%以上の放電容量が得られたのに対して、40μm
以下のAl−Si−Mn合金粉末を負極に用いた電池は
bー3、bー4、bー5は、82%以下と放電容量が大
きく低下している。 さらに、表7に示すように、40
μm以上のAl−Si−Mg合金粉末を負極に用いた電
池cー1、cー2は、電池cー2に対して、100%以
上の放電容量が得られたのに対して、40μm以下のA
l−Si−Mg合金粉末を負極に用いた電池cー3、c
ー4、cー5は、83%以下と放電容量が大きく低下し
ている。
【0031】これらの結果は、使用したAl合金粉末の
粒径と電極作製時の合剤厚みに密接な関係があることを
示している。円筒形電池の合剤厚み80μmの1/2よ
り小さい粒径のAl合金粉末を用いた電池は、容量が小
さく、逆に80μmの1/2以上のAl合金粉末を用い
た電池は、容量が大きい。この結果は、電極合剤内にお
けるAl合金粉末粒子間あるいはAl合金粉末と炭素粉
末間の伝導パスが多くなるほど容量が低下することを示
している。この原因としては、合金表面には、酸化膜等
の被膜が生成しているため、Al合金粉末粒子間あるい
はAl合金粉末と炭素粉末間を介した伝導パスが多くな
るほど、分極が大きくなり容量低下を引き起こしたもの
と考えられる。以上の結果から、リチウムを可逆的に吸
蔵、放出するAl合金粉末の粒径(Xμm)は、極板作
製後の負極合剤厚み(Yμm)に対してY/2≦Xにな
るようにすることが好ましい。なお、上記実施例では、
コイン形、円筒形電池を用いた場合について説明した
が、本発明はこれらの構造に限定されるものではなく、
角形、偏平形などの形状の二次電池においても同様の効
果が得られることは言うまでもない。
粒径と電極作製時の合剤厚みに密接な関係があることを
示している。円筒形電池の合剤厚み80μmの1/2よ
り小さい粒径のAl合金粉末を用いた電池は、容量が小
さく、逆に80μmの1/2以上のAl合金粉末を用い
た電池は、容量が大きい。この結果は、電極合剤内にお
けるAl合金粉末粒子間あるいはAl合金粉末と炭素粉
末間の伝導パスが多くなるほど容量が低下することを示
している。この原因としては、合金表面には、酸化膜等
の被膜が生成しているため、Al合金粉末粒子間あるい
はAl合金粉末と炭素粉末間を介した伝導パスが多くな
るほど、分極が大きくなり容量低下を引き起こしたもの
と考えられる。以上の結果から、リチウムを可逆的に吸
蔵、放出するAl合金粉末の粒径(Xμm)は、極板作
製後の負極合剤厚み(Yμm)に対してY/2≦Xにな
るようにすることが好ましい。なお、上記実施例では、
コイン形、円筒形電池を用いた場合について説明した
が、本発明はこれらの構造に限定されるものではなく、
角形、偏平形などの形状の二次電池においても同様の効
果が得られることは言うまでもない。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、高エネ
ルギー密度で、優れた充放電サイクル特性を有する非水
電解質二次電池を得ることができる。
ルギー密度で、優れた充放電サイクル特性を有する非水
電解質二次電池を得ることができる。
【図1】本発明の実施例に用いたコイン形電池の縦断面
図である。
図である。
【図2】本発明の実施例に用いた円筒形電池の縦断面図
である。
である。
【図3】本発明の実施例における負極合金のSi量とサ
イクル特性の関係を示す図である。
イクル特性の関係を示す図である。
【図4】本発明の実施例における負極合金のMn量とサ
イクル特性の関係を示す図である。
イクル特性の関係を示す図である。
【図5】本発明の実施例における負極合金のSi量とサ
イクル特性の関係を示す図である。
イクル特性の関係を示す図である。
【図6】本発明の実施例における負極合金のMg量とサ
イクル特性の関係を示す図である。
イクル特性の関係を示す図である。
1 正極
2 ケース
3 セパレータ
4 負極
5 ガスケット
6 封口板
11 正極板
12 負極板
13 セパレータ
14 正極リード
15 負極リード
16 絶縁板
17 絶縁板
18 電槽
19 封口板
20 正極端子
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 美藤 靖彦
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(72)発明者 豊口 ▲吉▼徳
大阪府門真市大字門真1006番地 松下電
器産業株式会社内
(56)参考文献 特開 平1−276563(JP,A)
特開 平3−254064(JP,A)
特開 平3−17961(JP,A)
特開 平2−177272(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
H01M 4/00 - 4/04
H01M 4/36 - 4/62
H01M 10/40
C22C 21/02
Claims (4)
- 【請求項1】 充放電可能な正極、非水電解質、および
負極を具備し、前記負極が、Mnを添加したAl−Si
合金粉末、炭素材および結着剤を含む混合物からなり、 前記合金のSi含量が1〜50wt%、Mn含量が0.
1〜20wt%である ことを特徴とする非水電解質二次
電池。 - 【請求項2】 充放電可能な正極、非水電解質、および
負極を具備し、前記負極が、Mgを添加したAl−Si
合金粉末、炭素材および結着剤を含む混合物からなり、 前記合金のSi含量が1〜50wt%、Mg含量が0.
1〜30wt%である ことを特徴とする非水電解質二次
電池。 - 【請求項3】 前記負極の合金粉末が表面酸化被膜の膜
厚40オングストローム以下の合金粉末である請求項1
または2記載の非水電解質二次電池。 - 【請求項4】 前記負極の合金粉末の粒径(Xμm)と
負極合剤厚み(Yμm)とがY/2≦Xを満足する関係
にある請求項1〜3のいずれかに記載の非水電解質二次
電池。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27571093A JP3405418B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 非水電解質二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27571093A JP3405418B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 非水電解質二次電池 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07130358A JPH07130358A (ja) | 1995-05-19 |
JP3405418B2 true JP3405418B2 (ja) | 2003-05-12 |
Family
ID=17559295
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27571093A Expired - Fee Related JP3405418B2 (ja) | 1993-11-04 | 1993-11-04 | 非水電解質二次電池 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3405418B2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0963651A (ja) * | 1995-06-12 | 1997-03-07 | Hitachi Ltd | 非水系二次電池及びその負極材料 |
JP5000979B2 (ja) * | 1998-05-13 | 2012-08-15 | 宇部興産株式会社 | 非水二次電池 |
JP4725489B2 (ja) * | 1998-05-13 | 2011-07-13 | 宇部興産株式会社 | 非水二次電池 |
JP4055254B2 (ja) * | 1998-06-25 | 2008-03-05 | 宇部興産株式会社 | 非水二次電池 |
JP4449094B2 (ja) | 1999-02-22 | 2010-04-14 | パナソニック株式会社 | 非水電解質二次電池 |
US6699336B2 (en) * | 2000-01-13 | 2004-03-02 | 3M Innovative Properties Company | Amorphous electrode compositions |
JP4944341B2 (ja) * | 2002-02-26 | 2012-05-30 | 日本電気株式会社 | リチウムイオン二次電池用負極の製造方法 |
EP1955393B1 (en) * | 2005-12-01 | 2014-08-27 | 3M Innovative Properties Company | Electrode compositions based on an amorphous alloy having a high silicon content |
JP5652161B2 (ja) * | 2010-11-26 | 2015-01-14 | 日産自動車株式会社 | 電気デバイス用Si合金負極活物質 |
CN102683656B (zh) * | 2012-04-26 | 2014-10-29 | 宁波杉杉新材料科技有限公司 | 高性能锂离子电池多孔薄膜硅基负极材料及其制备方法 |
JP6731130B1 (ja) * | 2018-11-22 | 2020-07-29 | 住友化学株式会社 | 非水電解液二次電池用負極活物質、負極、電池及び積層体 |
-
1993
- 1993-11-04 JP JP27571093A patent/JP3405418B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07130358A (ja) | 1995-05-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |