JP3404261B2 - 畦塗り機 - Google Patents
畦塗り機Info
- Publication number
- JP3404261B2 JP3404261B2 JP22525297A JP22525297A JP3404261B2 JP 3404261 B2 JP3404261 B2 JP 3404261B2 JP 22525297 A JP22525297 A JP 22525297A JP 22525297 A JP22525297 A JP 22525297A JP 3404261 B2 JP3404261 B2 JP 3404261B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ridge
- working position
- coating machine
- clutch
- transmission
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- Soil Working Implements (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行機体の後部に
装着され、該走行機体から動力を受けて駆動する整畦体
及び前処理体を備え、該整畦体を作業位置と非作業位置
とに回動可能とした畦塗り機に関する。
装着され、該走行機体から動力を受けて駆動する整畦体
及び前処理体を備え、該整畦体を作業位置と非作業位置
とに回動可能とした畦塗り機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、走行機体（トラクタ）の後部に油
圧シリンダにより上下作動する３点リンクを介して昇降
可能に装着され、該走行機体（トラクタ）から動力を受
け、元畦及び圃場を耕耘して畦状に盛り上げる前処理
体、及びこの前処理体により耕耘された土壌を畦に成形
する整畦体を、それぞれ機体の左右一側方に配設した畦
塗り機が知られている。
圧シリンダにより上下作動する３点リンクを介して昇降
可能に装着され、該走行機体（トラクタ）から動力を受
け、元畦及び圃場を耕耘して畦状に盛り上げる前処理
体、及びこの前処理体により耕耘された土壌を畦に成形
する整畦体を、それぞれ機体の左右一側方に配設した畦
塗り機が知られている。
【０００３】上記従来の畦塗り機においては、作業時以
外の移動時には、３点リンクにより畦塗り機を持ち上げ
て所定高さまで揚上した状態で走行機体（トラクタ）を
走行させて移動するようにしている。また、３点リンク
は、畦塗り機を装着したときに、畦塗り機を水平状態に
保持するようにしている。
外の移動時には、３点リンクにより畦塗り機を持ち上げ
て所定高さまで揚上した状態で走行機体（トラクタ）を
走行させて移動するようにしている。また、３点リンク
は、畦塗り機を装着したときに、畦塗り機を水平状態に
保持するようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のように従来の畦
塗り機は、３点リンクにより畦塗り機を持ち上げて所定
高さまで揚上した状態で走行機体（トラクタ）を走行さ
せて移動するとき、重量の重い前処理体及び整畦体がそ
れぞれ機体の左右一側方に配設されているため、３点リ
ンク及び走行機体（トラクタ）に対して左右方向に偏荷
重となり、トラクタの油圧シリンダに悪影響を及ぼし、
また、３点リンクの自動水平保持機能が働かなくなる、
という問題点があった。本発明は、上記の問題点を解決
することを目的になされたものである。
塗り機は、３点リンクにより畦塗り機を持ち上げて所定
高さまで揚上した状態で走行機体（トラクタ）を走行さ
せて移動するとき、重量の重い前処理体及び整畦体がそ
れぞれ機体の左右一側方に配設されているため、３点リ
ンク及び走行機体（トラクタ）に対して左右方向に偏荷
重となり、トラクタの油圧シリンダに悪影響を及ぼし、
また、３点リンクの自動水平保持機能が働かなくなる、
という問題点があった。本発明は、上記の問題点を解決
することを目的になされたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、 Ａ．走行機体の後部に装着され、該走行機体から動力を
受け、元畦及び圃場を耕耘して畦状に盛り上げる前処理
体６、及び該前処理体６により耕耘された土壌を畦に成
形する整畦体７を、機体の左右一側方に配設した畦塗り
機１において、上記整畦体７を、本体フレーム２から後
方に向け突設した整畦体支持フレーム１７の後端部で、
かつ整畦体の伝動ケース２０に近接して設けた垂直方向
の支点ピン２１により伝動ケース２０と共に水平方向に
回動可能に支持し、該整畦体７及び伝動ケース２０を機
体の左右一側方に配設して固定手段２２により固定する
作業位置と、この作業位置からほぼ１８０度回動して畦
塗り機１の幅内に固定手段２２により固定する非作業位
置とに移動可能としたことを特徴としている。
めに本発明は、 Ａ．走行機体の後部に装着され、該走行機体から動力を
受け、元畦及び圃場を耕耘して畦状に盛り上げる前処理
体６、及び該前処理体６により耕耘された土壌を畦に成
形する整畦体７を、機体の左右一側方に配設した畦塗り
機１において、上記整畦体７を、本体フレーム２から後
方に向け突設した整畦体支持フレーム１７の後端部で、
かつ整畦体の伝動ケース２０に近接して設けた垂直方向
の支点ピン２１により伝動ケース２０と共に水平方向に
回動可能に支持し、該整畦体７及び伝動ケース２０を機
体の左右一側方に配設して固定手段２２により固定する
作業位置と、この作業位置からほぼ１８０度回動して畦
塗り機１の幅内に固定手段２２により固定する非作業位
置とに移動可能としたことを特徴としている。
【０００６】Ｂ．上記整畦体７に動力を伝達する入力軸
１１の先端部にクラッチ１０を設け、このクラッチ１０
は、整畦体７及び伝動ケース２０を作業位置にしたとき
自動的に接続され、整畦体７及び伝動ケース２０を非作
業位置にしたとき自動的に切れるようにしたトリポート
クラッチまたはドッククラッチであることを特徴として
いる。
１１の先端部にクラッチ１０を設け、このクラッチ１０
は、整畦体７及び伝動ケース２０を作業位置にしたとき
自動的に接続され、整畦体７及び伝動ケース２０を非作
業位置にしたとき自動的に切れるようにしたトリポート
クラッチまたはドッククラッチであることを特徴として
いる。
【０００７】
【作用】上記の構成により本発明の畦塗り機は、
ａ．整畦体７を、本体フレーム２から後方に向け突設し
た整畦体支持フレーム１７の後端部で、かつ整畦体の伝
動ケース２０に近接して設けた垂直方向の支点ピン２１
により伝動ケース２０と共に水平方向に回動可能に支持
し、該整畦体７及び伝動ケース２０を機体の左右一側方
に配設して固定手段２２により固定する作業位置と、こ
の作業位置からほぼ１８０度回動して畦塗り機１の幅内
に固定手段２２により固定する非作業位置とに移動可能
としたことで、走行機体の後部に畦塗り機１を装着して
作業時以外に移動するときは、整畦体７を非作業位置に
固定しておくことにより畦塗り機１の左右バランスが良
くなり、走行機体への偏荷重が解消される。また、整畦
体７を非作業位置に固定することにより畦塗り機１の左
右幅が狭くなる。
た整畦体支持フレーム１７の後端部で、かつ整畦体の伝
動ケース２０に近接して設けた垂直方向の支点ピン２１
により伝動ケース２０と共に水平方向に回動可能に支持
し、該整畦体７及び伝動ケース２０を機体の左右一側方
に配設して固定手段２２により固定する作業位置と、こ
の作業位置からほぼ１８０度回動して畦塗り機１の幅内
に固定手段２２により固定する非作業位置とに移動可能
としたことで、走行機体の後部に畦塗り機１を装着して
作業時以外に移動するときは、整畦体７を非作業位置に
固定しておくことにより畦塗り機１の左右バランスが良
くなり、走行機体への偏荷重が解消される。また、整畦
体７を非作業位置に固定することにより畦塗り機１の左
右幅が狭くなる。
【０００８】ｂ．整畦体７に動力を伝達する入力軸１１
の先端部にクラッチ１０を設け、このクラッチ１０は、
整畦体７及び伝動ケース２０を作業位置にしたとき自動
的に接続され、整畦体７及び伝動ケース２０を非作業位
置にしたとき自動的に切れるようにしたトリポートクラ
ッチまたはドッククラッチであることで、整畦体７を作
業位置と非作業位置に切換えるときにクラッチ１０を操
作する必要がない。
の先端部にクラッチ１０を設け、このクラッチ１０は、
整畦体７及び伝動ケース２０を作業位置にしたとき自動
的に接続され、整畦体７及び伝動ケース２０を非作業位
置にしたとき自動的に切れるようにしたトリポートクラ
ッチまたはドッククラッチであることで、整畦体７を作
業位置と非作業位置に切換えるときにクラッチ１０を操
作する必要がない。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
の図面を参照して具体的に説明する。図において、符号
１は図示しないトラクタの後部に設けられたトップリン
ク及びロアリンクからなる三点リンク連結機構に連結さ
れて、整畦作業を行う畦塗り機である。この畦塗り機１
は、本体フレームを兼ねる伝動フレーム２を、機体の進
行方向と直交し、右下がり状態に設けている。この伝動
フレーム２には、傾斜上端部から前方に向け突出し、ト
ラクタのＰＴＯ軸からユニバーサルジョイント及び伝動
軸を介して動力を受ける入力軸３を設け、また、傾斜上
端部から上方に突出するトップリンク連結部４を設ける
と共に、傾斜上端部から左右に延びるロアリンク連結部
５，５を溶接などの手段で一体的に結合して設け、トラ
クタの三点リンク連結機構に連結するようにしている。
の図面を参照して具体的に説明する。図において、符号
１は図示しないトラクタの後部に設けられたトップリン
ク及びロアリンクからなる三点リンク連結機構に連結さ
れて、整畦作業を行う畦塗り機である。この畦塗り機１
は、本体フレームを兼ねる伝動フレーム２を、機体の進
行方向と直交し、右下がり状態に設けている。この伝動
フレーム２には、傾斜上端部から前方に向け突出し、ト
ラクタのＰＴＯ軸からユニバーサルジョイント及び伝動
軸を介して動力を受ける入力軸３を設け、また、傾斜上
端部から上方に突出するトップリンク連結部４を設ける
と共に、傾斜上端部から左右に延びるロアリンク連結部
５，５を溶接などの手段で一体的に結合して設け、トラ
クタの三点リンク連結機構に連結するようにしている。
【００１０】伝動フレーム２には、前側に元畦及び圃場
を耕耘して畦状に盛り上げるロータリ耕耘装置からなる
前処理体６が支持され、また、後側に、前処理体６によ
り耕耘された土壌を畦に成形する多角円錐状ドラムから
なる整畦体７が支持されている。そして、トラクタから
上記入力軸３に受けた動力を、伝動フレーム２を介して
上記前処理体６及び整畦体７に伝達し、それぞれ所定方
向に回転させてそれぞれの作業を行うようにしている。
を耕耘して畦状に盛り上げるロータリ耕耘装置からなる
前処理体６が支持され、また、後側に、前処理体６によ
り耕耘された土壌を畦に成形する多角円錐状ドラムから
なる整畦体７が支持されている。そして、トラクタから
上記入力軸３に受けた動力を、伝動フレーム２を介して
上記前処理体６及び整畦体７に伝達し、それぞれ所定方
向に回転させてそれぞれの作業を行うようにしている。
【００１１】上記前処理体６は、図示しない回転軸の軸
心を機体の進行方向と平行に配設し、この回転軸の軸心
に対して、上記伝動フレーム２の伝動端部から前方に突
出した前方出力軸の軸心を同心状に連結している。この
前方出力軸と一体に伝動フレーム２の伝動端部から後方
に向け後方出力軸９を突出しており、この後方出力軸９
からトリポートクラッチ（ドッククラッチでもよい）１
０を介して上記整畦体７の入力軸１１に動力が伝達され
るようになっている。
心を機体の進行方向と平行に配設し、この回転軸の軸心
に対して、上記伝動フレーム２の伝動端部から前方に突
出した前方出力軸の軸心を同心状に連結している。この
前方出力軸と一体に伝動フレーム２の伝動端部から後方
に向け後方出力軸９を突出しており、この後方出力軸９
からトリポートクラッチ（ドッククラッチでもよい）１
０を介して上記整畦体７の入力軸１１に動力が伝達され
るようになっている。
【００１２】前処理体６の上部は上側カバー１２により
覆われており、この上側カバー１２は上側カバースライ
ド装置１３により左右にスライド可能に支持されてい
る。また、前処理体６の外側部はサイドカバー１４によ
り覆われている。また、サイドカバー１４の下部にはゴ
ム板のような弾性板１５が取付けられていて、畦土に接
したとき弾性変形し、復帰するフレキシブルな構造とな
っている。
覆われており、この上側カバー１２は上側カバースライ
ド装置１３により左右にスライド可能に支持されてい
る。また、前処理体６の外側部はサイドカバー１４によ
り覆われている。また、サイドカバー１４の下部にはゴ
ム板のような弾性板１５が取付けられていて、畦土に接
したとき弾性変形し、復帰するフレキシブルな構造とな
っている。
【００１３】上記整畦体７は、伝動フレーム２の後部側
面から後方に突出した支持フレーム１６の後端部に、整
畦体支持フレーム１７の先端部が支点ピン１８を介して
上下回動可能に支持されている。この支点ピン１８の回
転中心は、整畦体７の回転中心とほぼ等しく設けられて
いる。そして、整畦体支持フレーム１７の上面と伝動フ
レーム２側支持部との間に回動ハンドル１９が設けら
れ、整畦体７の上下高さが調節可能となっている。
面から後方に突出した支持フレーム１６の後端部に、整
畦体支持フレーム１７の先端部が支点ピン１８を介して
上下回動可能に支持されている。この支点ピン１８の回
転中心は、整畦体７の回転中心とほぼ等しく設けられて
いる。そして、整畦体支持フレーム１７の上面と伝動フ
レーム２側支持部との間に回動ハンドル１９が設けら
れ、整畦体７の上下高さが調節可能となっている。
【００１４】また、整畦体７の伝動ケース２０は、整畦
体支持フレーム１７の後端部に支点ピン２１により水平
方向に回動可能に支持され、整畦体７を図面において実
線で示す機体の左右一側方に配設して、固定手段として
の固定ボルト２２により固定する整畦体７の作業位置
と、この作業位置からほぼ１８０度回動して固定ボルト
２２により固定する整畦体７の非作業位置とに移動可能
である。
体支持フレーム１７の後端部に支点ピン２１により水平
方向に回動可能に支持され、整畦体７を図面において実
線で示す機体の左右一側方に配設して、固定手段として
の固定ボルト２２により固定する整畦体７の作業位置
と、この作業位置からほぼ１８０度回動して固定ボルト
２２により固定する整畦体７の非作業位置とに移動可能
である。
【００１５】そして、整畦体７を作業位置（実線位置）
にしたときには、上記トリポートクラッチ１０は自動的
に接続状態となり、また、整畦体７を非作業位置にした
ときには、トリポートクラッチ１０は自動的に切れるよ
うになっている。
にしたときには、上記トリポートクラッチ１０は自動的
に接続状態となり、また、整畦体７を非作業位置にした
ときには、トリポートクラッチ１０は自動的に切れるよ
うになっている。
【００１６】整畦体７は、この実施例では１２角の稜線
と平面部を有する多角円錐状ドラム７と、このドラム７
の中心部分から水平方向に突出している水平筒状体７ａ
とからなり、多角円錐状ドラム７は回転軸に対し偏心し
て固着されている。水平筒状体７ａは前処理体６の側端
部（サイドカバー１４）より側方に突出している。そし
て、機体の前進と共に前処理体６により掘削された土壌
を、多角円錐状ドラム７によって元畦の傾斜面に塗り付
け、また、元畦の水平頂部を水平筒状体７ａにより塗り
付けて整畦するようにしている。
と平面部を有する多角円錐状ドラム７と、このドラム７
の中心部分から水平方向に突出している水平筒状体７ａ
とからなり、多角円錐状ドラム７は回転軸に対し偏心し
て固着されている。水平筒状体７ａは前処理体６の側端
部（サイドカバー１４）より側方に突出している。そし
て、機体の前進と共に前処理体６により掘削された土壌
を、多角円錐状ドラム７によって元畦の傾斜面に塗り付
け、また、元畦の水平頂部を水平筒状体７ａにより塗り
付けて整畦するようにしている。
【００１７】上記ロアリンク連結部５の左側端部には、
三角ディスク状のゲージホイール２３が上下調節支持部
２４により上下調節可能に設けられている。また、この
ゲージホイール２３の前側下方にはスタンド２５がスタ
ンド支持部２６に着脱可能に設けられている。さらに、
前処理体６の外側端部下方にもスタンド２７が着脱可能
に設けられている。これらスタンド２５，２７は作業中
は不要なものであり、着脱可能とするか、あるいは折り
畳み可能に設けられる。
三角ディスク状のゲージホイール２３が上下調節支持部
２４により上下調節可能に設けられている。また、この
ゲージホイール２３の前側下方にはスタンド２５がスタ
ンド支持部２６に着脱可能に設けられている。さらに、
前処理体６の外側端部下方にもスタンド２７が着脱可能
に設けられている。これらスタンド２５，２７は作業中
は不要なものであり、着脱可能とするか、あるいは折り
畳み可能に設けられる。
【００１８】畦塗り機１の平面視ほぼ中央部には、機体
の前後水平状態を検出する前後水平水準器２８と、機体
の左右水平状態を検出する左右水平水準器２９とが設け
られ、機体の水平状態を検出して、アジャストするよう
にしている。
の前後水平状態を検出する前後水平水準器２８と、機体
の左右水平状態を検出する左右水平水準器２９とが設け
られ、機体の水平状態を検出して、アジャストするよう
にしている。
【００１９】このような構成の畦塗り機１においては、
トラクタから入力軸３に受けた動力を前処理体６及び整
畦体７に伝動する伝動フレーム２に、前処理体６及び整
畦体７等を支持する支持フレームの機能を持たせている
ので、畦塗り機１全体の重量は大幅に軽減されている。
その結果、トラクタの負担が著しく軽減され、従来の重
量の重い畦塗り機において生じていた油圧系統のトラブ
ルや重量バランスの悪さ等が解消される。
トラクタから入力軸３に受けた動力を前処理体６及び整
畦体７に伝動する伝動フレーム２に、前処理体６及び整
畦体７等を支持する支持フレームの機能を持たせている
ので、畦塗り機１全体の重量は大幅に軽減されている。
その結果、トラクタの負担が著しく軽減され、従来の重
量の重い畦塗り機において生じていた油圧系統のトラブ
ルや重量バランスの悪さ等が解消される。
【００２０】前処理体６では、元畦及び圃場を耕耘して
畦状に盛り上げ、その耕耘された土壌を整畦体７により
畦に成形する。この作業中に前処理体６が上下動して
も、サイドカバー１４の下部位置に弾性変形可能な板体
１５を設けているので、前処理体６の作業中にサイドカ
バー１４が造成中の畦の反対側法面に落ちることがあっ
ても、板体１５が弾性変形して移動抵抗が大きくなら
ず、トラクタはまっすぐ進むことができる。従って、サ
イドカバー１４の取付け基部に大きな負荷がかかること
がなく、サイドカバー１４の取付け部を損傷することが
ない。
畦状に盛り上げ、その耕耘された土壌を整畦体７により
畦に成形する。この作業中に前処理体６が上下動して
も、サイドカバー１４の下部位置に弾性変形可能な板体
１５を設けているので、前処理体６の作業中にサイドカ
バー１４が造成中の畦の反対側法面に落ちることがあっ
ても、板体１５が弾性変形して移動抵抗が大きくなら
ず、トラクタはまっすぐ進むことができる。従って、サ
イドカバー１４の取付け基部に大きな負荷がかかること
がなく、サイドカバー１４の取付け部を損傷することが
ない。
【００２１】トラクタの後部に畦塗り機１を装着して作
業時以外に移動するときには、整畦体７を非作業位置に
固定しておくことにより、畦塗り機１の左右バランスが
良くなり、トラクタへの偏荷重が解消される。また、整
畦体７を非作業位置に固定することにより畦塗り機１の
機体幅が狭くなる。整畦体７を作業位置と非作業位置に
切換えるときには、トリポートクラッチ１０は自動的に
接，断される。
業時以外に移動するときには、整畦体７を非作業位置に
固定しておくことにより、畦塗り機１の左右バランスが
良くなり、トラクタへの偏荷重が解消される。また、整
畦体７を非作業位置に固定することにより畦塗り機１の
機体幅が狭くなる。整畦体７を作業位置と非作業位置に
切換えるときには、トリポートクラッチ１０は自動的に
接，断される。
【００２２】
【発明の効果】以上説明したように本発明の畦塗り機に
よれば、以下の効果を奏することができる。
よれば、以下の効果を奏することができる。
【００２３】．整畦体７を、本体フレーム２から後方
に向け突設した整畦体支持フレーム１７の後端部で、か
つ整畦体の伝動ケース２０に近接して設けた垂直方向の
支点ピン２１により伝動ケース２０と共に水平方向に回
動可能に支持し、該整畦体７及び伝動ケース２０を機体
の左右一側方に配設して固定手段２２により固定する作
業位置と、この作業位置からほぼ１８０度回動して畦塗
り機１の幅内に固定手段２２により固定する非作業位置
とに移動可能としたので、走行機体の後部に畦塗り機１
を装着して作業時以外に移動するときは、整畦体７を非
作業位置に固定しておくことにより畦塗り機１の左右バ
ランスが良くなり、走行機体への偏荷重を解消すること
ができる。また、整畦体７を非作業位置に固定すること
により畦塗り機１の左右幅を狭くすることができる。
に向け突設した整畦体支持フレーム１７の後端部で、か
つ整畦体の伝動ケース２０に近接して設けた垂直方向の
支点ピン２１により伝動ケース２０と共に水平方向に回
動可能に支持し、該整畦体７及び伝動ケース２０を機体
の左右一側方に配設して固定手段２２により固定する作
業位置と、この作業位置からほぼ１８０度回動して畦塗
り機１の幅内に固定手段２２により固定する非作業位置
とに移動可能としたので、走行機体の後部に畦塗り機１
を装着して作業時以外に移動するときは、整畦体７を非
作業位置に固定しておくことにより畦塗り機１の左右バ
ランスが良くなり、走行機体への偏荷重を解消すること
ができる。また、整畦体７を非作業位置に固定すること
により畦塗り機１の左右幅を狭くすることができる。
【００２４】．整畦体７に動力を伝達する入力軸１１
の先端部にクラッチ１０を設け、このクラッチ１０は、
整畦体７及び伝動ケース２０を作業位置にしたとき自動
的に接続され、整畦体７及び伝動ケース２０を非作業位
置にしたとき自動的に切れるようにしたトリポートクラ
ッチまたはドッククラッチであるので、整畦体７を作業
位置と非作業位置に切換えるときにクラッチ１０を操作
する必要がなく、スムーズに切換えることができる。
の先端部にクラッチ１０を設け、このクラッチ１０は、
整畦体７及び伝動ケース２０を作業位置にしたとき自動
的に接続され、整畦体７及び伝動ケース２０を非作業位
置にしたとき自動的に切れるようにしたトリポートクラ
ッチまたはドッククラッチであるので、整畦体７を作業
位置と非作業位置に切換えるときにクラッチ１０を操作
する必要がなく、スムーズに切換えることができる。
【図１】本発明による畦塗り機全体の平面図である。
１ 畦塗り機
２ 伝動フレーム
３ 入力軸
４ トップリンク連結部
５ ロアリンク連結部
６ 前処理体
７ 整畦体（多角円錐状ドラム） ７ａ 水平筒状体
９ 後方出力軸
１０ トリポートクラッチ（またはドッククラッチ）
１１ 整畦体の入力軸
１２ 前処理体の上側カバー
１３ 上側カバースライド装置
１４ 前処理体のサイドカバー
１５ 弾性板
１６ 支持フレーム
１７ 整畦体支持フレーム
１８，２１ 支点ピン
１９ 回動ハンドル
２０ 整畦体の伝動ケース
２２ 固定ボルト
２３ ゲージホイール
２４ 上下調節支持部
２５，２７ スタンド
２６ スタンド支持部
２８ 前後水平水準器
２９ 左右水平水準器
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
A01B 35/00
A01B 73/06
Claims (2)
- 【請求項１】 走行機体の後部に装着され、該走行機体
から動力を受け、元畦及び圃場を耕耘して畦状に盛り上
げる前処理体（６）、及び該前処理体（６）により耕耘
された土壌を畦に成形する整畦体（７）を、機体の左右
一側方に配設した畦塗り機（１）において、 上記整畦体（７）を、本体フレーム（２）から後方に向
け突設した整畦体支持フレーム（１７）の後端部で、か
つ整畦体の伝動ケース（２０）に近接して設けた垂直方
向の支点ピン（２１）により伝動ケース（２０）と共に
水平方向に回動可能に支持し、該整畦体（７）及び伝動
ケース（２０）を機体の左右一側方に配設して固定手段
（２２）により固定する作業位置と、この作業位置から
ほぼ１８０度回動して畦塗り機（１）の幅内に固定手段
（２２）により固定する非作業位置とに移動可能とした
ことを特徴とする畦塗り機。 - 【請求項２】 上記整畦体（７）に動力を伝達する入力
軸（１１）の先端部にクラッチ（１０）を設け、このク
ラッチ（１０）は、整畦体（７）及び伝動ケース（２
０）を作業位置にしたとき自動的に接続され、整畦体
（７）及び伝動ケース（２０）を非作業位置にしたとき
自動的に切れるようにしたトリポートクラッチまたはド
ッククラッチであることを特徴とする請求項１記載の畦
塗り機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22525297A JP3404261B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 畦塗り機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22525297A JP3404261B2 (ja) | 1997-08-21 | 1997-08-21 | 畦塗り機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1156004A JPH1156004A (ja) | 1999-03-02 |
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1997
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| JPH1156004A (ja) | 1999-03-02 |
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