JP3403903B2 - 中密度繊維板成形体及びその製造方法 - Google Patents

中密度繊維板成形体及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、木質繊維を接着剤
で固め、熱圧成形して得られる中密度繊維板(以下、M
DFと略記する)の成形体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】JIS A 5905に示されるMDF
は、丸太を製材したときに出る廃材などから木質繊維を
取り出して接着剤で固め、熱圧成形して板にした製品で
ある。MDFは、表面と裏面が高密度、中間部が低密度
という3層構造をしており、木口から水分が吸収されや
すく、厚さ方向に大きく膨潤する反面、繊維が面配向し
ているため、面方向にはほとんど伸びを示さないという
特徴を持っている。そのため、凹凸のある成形体を熱圧
成形されたMDFから通常のプレス成形法により成形し
た場合には、曲げ部および伸長部において材の破壊が発
生し、製品を得ることができない。そのため、凹凸のあ
る製品を得るには、MDF板製造時に所望の形状を有す
る金型により熱圧成形する必要がある。しかしながら、
この方法においては、生産規模が大きいことが前提とな
り、多品種小ロット製品の生産には適さない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に、プレス成形に
より凹凸のある成形体を得るためには、材料に10%程
度以上の伸びがなければならない。MDFは木材繊維を
接着材で固めた板状材料であり、木材繊維の性質が強く
現われている。つまり、配向面内にはほとんど伸びはな
く、汎用のユリア樹脂系接着剤を用いたMDFでは、2
5℃の水中へ3日間浸漬させた場合においても、長さ方
向には0.3〜0.5%程度しか伸びを示さない。この
ように、MDFは、水含浸や加熱等、いかなる処理を施
しても面方向にはせいぜい2%程度のわずかな伸びしか
得られない。そのため、プレス成形を行うと、前処理の
有無やプレス時の圧力に拘らず、必ず引き裂き部が生じ
る。既製のMDFの伸びでは、引き裂き部を生じさせる
ことなくプレス成形することは困難である。さらに、プ
レス加工体の角部は丸みを持ち、切削加工の様なシャー
プな角を成形することができない。本発明は、前記の様
にプレス成形の困難なMDFをプレス成形により凹凸の
ある形状に加工した成形体及びその製造方法を提供する
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明によれば、MDFのプレス成形体において、
引き裂き部、角部及び/又は表面を、不飽和ポリエステ
ル樹脂で充填したことを特徴とするMDFプレス成形体
が提供される。さらに本発明によれば、上記MDFプレ
ス成形体の製造方法も提供され、その一態様は、MDF
のプレス成形において、MDFをプレス加工する第1の
工程と、それにつづく上記樹脂の充填を行う第2の工程
を同一の金型により行うことを特徴としており、他の態
様は、MDFをプレス加工する金型内にMDFと上記充
填用樹脂を配置し、単一の工程でMDFの成形と樹脂充
填を同時に行うことを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】前記したように、MDFをプレス
成形すると、前処理の有無やプレス時の圧力に拘らず、
引き裂き部が生じる。プレス成形に適したMDFは、汎
用のユリア樹脂系MDFであり、なかでも板厚が薄く低
密度のものが適する。しかし、その板厚以上のしぼり加
工においては、伸びが小さいために引き裂かれる様に割
れが発生する。浅い凹凸加工では圧縮により凹凸を成形
できるため、剪断が働かず、伸びの小さなMDFであっ
ても成形することができる。しかし、この様な浅い凹凸
加工であっても加工端部は丸みを帯び、切削加工の様な
鋭いエッジとはならない。これに対して、本発明によれ
ば、MDFをプレス成形し、それによって生じた引き裂
き部や角部に樹脂を充填することにより、シャープなエ
ッジ部の凹凸を有する成形体が得られる。これらの工程
は同一の金型を用いて行う事ができる。型取り用のプレ
ス金型及び充填用プレス金型として異なる金型を用いて
行うことも可能である。また、MDFをプレスする際に
金型内に充填用樹脂を流し込むことにより、1回のプレ
スにより成形体を得ることも可能である。
【0006】以下、MDFのプレス工程と樹脂の充填工
程の2工程を有する成形方法について説明する。第1工
程として、まずMDFにプレス成形を施す。このときの
圧力は特に限定されるものではなく、金型がMDFを打
ち抜かない程度の圧力で十分である。次に、第2工程と
して、MDFの引き裂き部や丸い角部等への樹脂の充填
を実施する。
【0007】熱硬化性樹脂を使用する場合は、熱圧成形
において比較的低い型締め力でも大きな金型が使用でき
るため有利である。使用される熱硬化性樹脂としては
不飽和ポリエステル(以下、UPと略記する)適す
る。特に、UPは離型性に加え、入手の容易さ、またU
P内に一般に重合性モノマーとしてスチレンが含有され
ていることからスチレンに溶解する樹脂を添加できるこ
と、さらには硬化剤(あるいはさらに硬化促進剤)の種
類と量を変えることで樹脂の硬化時間を調整できる等の
特徴を有する。一方、エポキシ樹脂は接着性が高く、M
DFと強固に接着するが、金型との接着性も高いため、
金型の表面に接着を防止するコーティングが必要であ
る。ウレタン樹脂は、変成ポリウレタンを使用すること
により粘度の高いものが入手可能で、市販のウレタン樹
脂を容易に使用できる。しかし、一般に変成ポリウレタ
ンは柔軟で、硬質な感触を得ることは難しい。
【0008】樹脂の充填量は引き裂き部や丸い角部等を
充填するのに十分な量であればよく、特に制限されるも
のではない。また、樹脂の粘度は特に制限されることは
なく、引き裂き部を十分に充填できる粘度であればよ
い。樹脂の粘度は剪断速度により変化するが、好ましく
は図1に示すように剪断速度が120〜6000(1/
s)の範囲にあるときに、粘度が図1の2本の線で挟ま
れた範囲内にある樹脂が適しており、剪断速度120
(1/s)で、100〜20,000Pasの範囲が適
する。樹脂の粘度はプレス面積やプレス機の性能等によ
って変えることが可能であるが、比較的高粘度の方が充
填性が高く、成形体がきれいに仕上がる。
【0009】粘度の調整方法としては、填用樹脂とし
てUPを用いる場合、モノマー特にスチレンに溶解する
樹脂を粘度調整剤として添加する方法が適当である。引
き裂き部に樹脂を充填するには高い粘度を持つUPが適
しており、粘弾性測定から求まる貯蔵弾性率の高い液体
が適している。低粘度のUPはMDF内に吸収され、引
き裂き部の充填が完全になされず、また金型の外へ流出
する。逆に粘度が高すぎると、引き裂き部へ充填される
ものと表面に残存するものが生じ、充填効果が半減す
る。UPを適当な粘度に調整するには、通常の市販のU
Pには重合性モノマーとしてスチレンが30〜50%程
度含まれていることを考慮し、UPと相溶性のある樹
脂、なかでもスチレンに溶解する樹脂の添加が好まし
い。ポリスチレン、ポリアクリロニトリル、ABS樹
脂、塩化ビニル樹脂等以外のほとんどの樹脂が溶解可能
であり、さらに大部分の未加硫ゴムも溶解可能である。
このような樹脂の中でも、アクリル樹脂はスチレンへの
溶解性が高く、UPともよく相溶し、UPの増粘効果が
高い。さらにアクリル樹脂は接着性が良く、成形体のう
えにラミネート等の後加工を行う際の接着性を損なうこ
とがないので好ましい。
【0010】第1の工程で生じた引き裂き部等への不飽
和ポリエステル樹脂の充填方法は、特に限定されるもの
ではない。第1の工程でMDFを成形した後、金型を開
き、MDFを金型中に残したまま、不飽和ポリエステル
樹脂を金型中に注入し、再度プレスすることにより、引
き裂き部等への不飽和ポリエステル樹脂の充填を行う。
第2の工程の金型温度とプレス時間を適当に選ぶことに
より、金型中で熱硬化性の不飽和ポリエステル樹脂を硬
化させることができる。第1の工程のMDFのプレス成
形に用いる金型の温度は、第2の工程で樹脂を充填、硬
化させる際の最適温度を考慮した温度に設定される。こ
の第1の工程によりMDFを予熱し、第2の工程の加工
時間を短縮することが可能である。
【0011】一方、MDFのプレス成形において、MD
Fをプレス加工する金型内にMDFと充填用樹脂を配置
し、単一の工程でMDFの成形と樹脂充填を同時に行う
場合には、MDFと不飽和ポリエステル樹脂を同時に金
型に装填し、型締めを行い、熱圧成形を行う。この時、
金型の温度は不飽和ポリエステル樹脂の硬化温度に設定
する。所定の時間、加熱加圧した後、金型を開き、成形
物を取り出す。この場合、不飽和ポリエステル樹脂の流
動とMDFの成形が同時に行われる。比較的MDFの変
形が小さく、樹脂量の多い場合にはこの単一工程での成
形が適する。
【0012】熱硬化性の充填樹脂に硬化剤及び促進剤を
添加することにより、硬化速度を調整することができ、
また、より迅速な樹脂の硬化が期待される。硬化剤及び
促進剤の種類、添加量は特に限定されるものではない
が、UPの場合、UPとの混合性や可使時間、硬化時間
を考慮して決められる。硬化剤は硬化活性の異なる2種
類以上の混合系の使用が好ましい。速硬性の硬化剤のみ
では未反応のUPが残存することが懸念され、他方、反
応が緩やかに進行する硬化剤のみでは硬化に時間を要す
る。そのため、これらの混合系が適している。硬化剤の
添加割合はUPに対して1〜5重量%、好ましくは1〜
2重量%、促進剤は硬化剤と同量またはそれ以下が好ま
しい。これ以上多量に添加しても、大きな硬化時間の短
縮や大幅な物性向上効果は期待できない。動的粘弾性測
定装置を用いて、硬化剤の種類を変えたときのUP(大
日本インキ化学工業(株)製PB−201)の硬化時間
について、例えば硬化剤として化薬アクゾ(株)製のパ
ーカドックス16とカヤエステル0−50をUPに対し
てそれぞれ0.5重量%又は1重量%ずつ、促進剤とし
て大日本インキ化学工業(株)製RP−153(6%ナ
フテン酸コバルト溶液)をUPに対して1重量%又は2
重量%用いたときの測定の結果をまとめると、図2に示
す結果が得られる。これら2種類の硬化剤と促進剤の配
合比を変えたときのUPの硬化時間についてまとめたも
のを表1に示す。
【0013】
【表1】
【0014】第2の工程におけるプレス温度は、充填樹
脂が十分に硬化する温度でよいが、効率や作業性等を考
慮すると70〜100℃の範囲が望ましい。この温度範
囲においては硬化に要する時間は3〜10分で十分であ
る。この方法により引き裂き部へ樹脂が充填され、複雑
な形状やシャープエッジを持つMDF成形体を得ること
ができる。ここで用いる金型は、工業用硬質クロムメッ
キ等により表面処理を行ったものが適する。その理由
は、硬化剤として過酸化物を使用する場合、金型表面が
酸化しやすいためである。金型表面に薄い酸化相が形成
された場合、金型の表面光沢が損なわれるだけでなく、
成形物の離型性が低下し、製品の取り出しが困難とな
る。
【0015】なお、このように成形されたMDF成形体
の表面にラミネートフィルム等を貼着して化粧を施すこ
とにより、充填樹脂を表面に露出させることなくMDF
成形体を諸分野に利用することが可能である。この様な
不飽和ポリエステル樹脂を用いたプレス成形品は、図3
〜図8に示すように、MDF(1)の厚み以上のしぼり
加工であっても、厚み以下のエンボス加工であってもよ
い。しぼり加工の場合には、図3〜図6のように引き裂
き部(2)や角部(4)に樹脂(3)を充填硬化させる
ことにより、強度を維持し、シャープエッジを持った成
形体を得ることができる。また、図7及び図8に示すエ
ンボス加工においても同様にシャープエッジを持った成
形体が得られる。
【0016】
【実施例】次に、実施例を示して本発明について具体的
に説明するが、本発明が以下の実施例に限定されるもの
でないことはもとよりである。
【0017】実施例1 厚さ3.0mm×縦200mm×横130mmのホクシ
ン(株)製Lタイプのユリア系MDFを用い、一度プレ
スして型取りをした。粘度調整にアクリル樹脂の粉末を
配合し、剪断速度1000(1/s)のときの粘度を約
18000cPsに調整したUP(大日本インキ化学工
業(株)製PB−201)に、硬化剤として化薬アクゾ
(株)製のパーカドックス16とカヤエステル0−50
をUPに対して1重量%ずつ添加し、促進剤として大日
本インキ化学工業(株)製RP−153(6%ナフテン
酸コバルト溶液)をUPに対して1重量%添加して調製
した充填用樹脂を、成形されたMDF上に配置し、70
℃で7分間熱圧プレスしてUPを硬化させ、MDF成形
体を得た。得られたプレス成形体は、引き裂き部に樹脂
が充填硬化し、さらに角部は金型の形状を忠実に転写し
てシャープなエッジとなっていた。なお、アクリル樹脂
の粉末を配合していない充填用樹脂を用いた場合、粘度
が低いため、得られたプレス成形体は、MDFにUPが
含浸され、引き裂き部の樹脂充填が不充分であったが、
多量のUPを用い、ゆっくりと型締めをすることによ
り、引き裂き部へも充分に充填することができた。
【0018】実施例2 粘度調整にアクリル樹脂の粉末を配合し、剪断速度10
00(1/s)のときの粘度を約18000cPsに調
整したUP(大日本インキ化学工業(株)製PB−20
1)に、硬化剤として化薬アクゾ(株)製のパーカドッ
クス16とカヤエステル0−50をUPに対して1重量
%ずつ添加し、促進剤として大日本インキ化学工業
(株)製RP−153(6%ナフテン酸コバルト溶液)
をUPに対して1重量%添加して調製した充填用樹脂
を、厚さ3.0mm×縦200mm×横130mmのホ
クシン(株)製Lタイプのユリア系MDF上に配置し、
100℃に加熱した金型中に装填して10分間熱圧プレ
スしてUPを硬化させ、MDF成形体を得た。得られた
プレス成形体は、引き裂き部に樹脂が充填硬化し、さら
に角部は金型の形状を忠実に転写してシャープなエッジ
となっていた。
【0019】実施例3 粘度調整に炭酸カルシウムの粉末を配合し、剪断速度1
000(1/s)のときの粘度を約18000cPsに
調整したUP(大日本インキ化学工業(株)製PB−2
01)に、硬化剤として化薬アクゾ(株)製のパーカド
ックス16とカヤエステル0−50をUPに対して1重
量%ずつ添加し、促進剤として大日本インキ化学工業
(株)製RP−153(6%ナフテン酸コバルト溶液)
をUPに対して1重量%添加して調製した充填用樹脂
を、厚さ3.0mm×縦200mm×横130mmのホ
クシン(株)製Lタイプのユリア系MDF上に配置し、
100℃に加熱した金型中に装填して10分間熱圧プレ
スしてUPを硬化させ、MDF成形体を得た。UPがM
DF中に含浸され、表面に炭酸カルシウムが残留するた
め、MDF表面に脆い樹脂、炭酸カルシウム複合層が残
り、一部金型に残留するとともに、MDF表面も比較的
に粗いものであった。しかし、割れ部には隙間なく樹脂
が充填され、また角部はシャープなエッジとなり、金型
の形状を忠実に転写したものであった。なお、この結果
から、充填用樹脂の粘度調整用の充填剤としては、特に
成形体の表面平滑性の点で、無機フィラーよりも有機フ
ィラーの方が好ましいことがわかる。
【0020】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、MDF
の成形において、既製のMDFをプレス成形し、生じた
引き裂き部や角部に、充填用樹脂、特に粘度調整用樹脂
を添加し粘度を調製した熱硬化性の不飽和ポリエステル
樹脂を充填し、硬化させることにより引き裂き部を補強
し、複雑な形状やシャープエッジを持つMDF成形体を
得ることができる。従って、大掛かりな設備を要するこ
となく、低価格で既製の板状のMDFに成形加工を施す
ことができると共に、引き裂き部が樹脂化により補強さ
れているため、MDF成形体の強度を向上することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】充填用樹脂(UP)の粘度と剪断速度との関係
を示すグラフである。
【図2】充填用樹脂(UP)の硬化特性を示すグラフで
ある。
【図3】MDFプレス成形品の引き裂き部への樹脂充填
の状態を示す概略平面図である。
【図4】MDFプレス成形品の引き裂き部への樹脂充填
の状態を示す概略側面図である。
【図5】MDFプレス成形体の引き裂き部及び角部への
樹脂充填の状態を示す部分概略断面図である。
【図6】MDFプレス成形体の屈曲角部への樹脂充填の
状態を示す部分概略断面図である。
【図7】MDFプレス成形体の角部への樹脂充填の状態
を示す部分概略断面図である。
【図8】MDFプレス成形体の表面部及び角部への樹脂
充填の状態を示す部分概略断面図である。
【符号の説明】
1 中密度繊維板(MDF) 2 引き裂き部 3 充填樹脂(UP) 4 角部

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 木質繊維を接着剤で固め、熱圧成形して
    得られる中密度繊維板のプレス成形体において、引き裂
    き部、角部及び/又は表面を、不飽和ポリエステル樹
    で充填したことを特徴とする中密度繊維板プレス成形
    体。
  2. 【請求項2】 前記不飽和ポリエステル樹脂が、スチレ
    ンに溶解する樹脂を含有することを特徴とする請求項1
    に記載の中密度繊維板プレス成形体。
  3. 【請求項3】 前記スチレンに溶解する樹脂がアクリル
    樹脂であることを特徴とする請求項2に記載の中密度繊
    維板プレス成形体。
  4. 【請求項4】 木質繊維を接着剤で固め、熱圧成形して
    得られる中密度繊維板のプレス成形において、中密度繊
    維板をプレス加工する第1の工程と、それにつづき、不
    飽和ポリエステル樹脂の充填を行う第2の工程を同一の
    金型により行うことを特徴とする中密度繊維板成形体の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 木質繊維を接着剤で固め、熱圧成形して
    得られる中密度繊維板のプレス成形において、中密度繊
    維板をプレス加工する金型内に中密度繊維板と、不飽和
    ポリエステル樹脂を配置し、単一の工程で中密度繊維板
    の成形と樹脂充填を同時に行うことを特徴とする中密度
    繊維板成形体の製造方法。
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