JP3403704B2 - 枕 - Google Patents

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JP3403704B2
JP3403704B2 JP2000255678A JP2000255678A JP3403704B2 JP 3403704 B2 JP3403704 B2 JP 3403704B2 JP 2000255678 A JP2000255678 A JP 2000255678A JP 2000255678 A JP2000255678 A JP 2000255678A JP 3403704 B2 JP3403704 B2 JP 3403704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ウレタンフォーム
からなる芯材を外布によって被覆してなる枕に関し、特
に芯材内に備長炭を収容した枕に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ウレタンフォームからなる芯材を
外布によって被覆してなる枕は周知である。このような
枕は、クッション性や製造コストに優れている反面、頭
部や首周りからの汗が芯材に吸収されて全体が湿気を帯
びたものとなり、使用感が悪いばかりか悪臭を発生する
という問題があった。一方、このような問題を解決する
ため、芯材内に木炭粒を収容して脱臭、吸湿効果を高
め、より快適な使用感が得られるようにしたものが多数
提案されている(例えば特開平10−137081号公
報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の枕は、木炭粒を封入した不織布製袋を芯材の上
面に収容するようにしているので、木粒炭に頭が直接に
当ってごつごつした違和感があり、クッション性が損な
われて快適な使用感が得られないという問題があった。
また、木粒炭が不織布製袋に封入されているため、通気
性が悪く脱臭、吸湿効果を阻害するばかりか木粒炭に湿
気がこもって不織布製袋が変色し、その変色した色が芯
材を覆う外布に付着して該外布が汚れるという問題があ
った。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記に鑑み提
案されたもので、請求項1に記載の発明は、ウレタンフ
ォームからなる芯材を外布によって被覆してなる枕にお
いて、前記芯材の上下略中間位置に横断状の切込を設け
ると共に該切込部分に凹部を形成し、粒状に破砕した備
長炭を収納したシート状網袋に粒状に破砕した備長炭を
収納した棒状部を設け、前記切込部分の略全面に亘り前
記シート状網袋を配設すると共に前記凹部に棒状部を収
容し、芯材の上面から下面に貫通する多数の通気孔を設
けたことを特徴とする。
【0005】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の発明において、前記シート状網袋は、縦横方向
に多数の単位袋体を区画形成して全体がシート状に形成
されており、各単位袋体に粒状に破砕した備長炭を収納
して構成されていることを特徴としている。
【0006】そして、請求項1記載の発明は、粒状に破
砕した備長炭をシート状網袋に収納し、該シート状網袋
を芯材の上下略中間位置の略全面に亘り配設しているた
め、通気性、脱臭、吸湿性および吸熱性が高められ、快
適な安眠を提供することが可能となり、しかもごつごつ
した違和感が全くなく従来の枕と同じ良好なクッション
性を維持することができる。また、シート状網袋に形成
した棒状部を芯材の凹部に収容することにより、シート
状網袋の無用な移動を阻止することが可能となる。さら
に、芯材の上面から凹溝に連通する多数の通気孔によっ
て、睡眠中、頭部から発散される熱や汗が備長炭に効果
的に吸収されることになり、快適な安眠を提供すること
が可能となる。また、粒状に破砕した備長炭が網袋に収
納されているため、通気性が良好となり、吸着された湿
気が備長炭にこもることなく早く放出されて常に乾燥状
態に維持でき、湿気による外布の汚れをなくすことが可
能となると共に、網袋の中に備長炭が間違いなく収納さ
れていることを視認することができるため、使用者に安
心感を与えることが可能となる。
【0007】また、請求項2記載の発明は、縦横方向に
多数の単位袋体を区画形成してシート状網袋を形成し、
各単位袋体に粒状に破砕した備長炭を収納することによ
り、使用中に備長炭が偏ったりするようなことがなくな
り、良好な脱臭、吸湿効果を維持することが可能とな
る。
【0008】なお、前記網袋の網目は1mm程度の大き
さが好ましく、備長炭は網袋の網目から零れ落ちない大
きさの粒状に形成されており、かつ炭粉が出ないように
バレル加工等で表面に丸みを備えさせるのが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は外布を一部切除して
示す第1実施の形態の枕の斜視図、図2は分解斜視図、
図3は側面断面図である。図1に示す枕1は、頭を載せ
る上部面に大小の湾曲部2,3を有する芯材4と、粒状
に破砕した備長炭5を収納した網袋6,6と、芯材4の
周囲を覆う外布7とで構成されている。前記芯材4は、
合成樹脂を発泡させたウレタンフォームで形成されてお
り、その上面の大小の湾曲部2,3は、枕の高さを自在
に使い分けるものである。
【0010】しかして、前記芯材4の下面であって、湾
曲部2,3に対応する前後位置に芯材4の幅方向全長に
亘って凹溝8,8が平行状に設けられている。また、芯
材4には、上面から下面に貫通する多数の通気孔9が所
定の間隔を置いて縦横方向に設けられており、その複数
の通気孔9が凹溝8,8と連通状に設けられている。そ
して、凹溝8,8には粒状に破砕した備長炭5を収納し
た網袋6,6が収容されている。
【0011】前記凹溝8は、円形部8aと該円形部8a
より狭い挿入開口8bにより蟻溝状に形成されている。
また、網袋6は、網目が1mm程度のナイロン製のネッ
ト地で構成されたものであり、直径が凹溝8の円形部8
aと略等しい棒状に形成され、さらに芯材4の幅方向と
略等しい長さに形成されている。また、網袋6に収納さ
れる備長炭5は、網目から零れ落ちない程度の大きさの
粒状に破砕されたものであり、炭粉が出ないように研磨
加工等で表面に丸みを備えさせている。なお、網袋6を
芯材4の凹溝8に収容するには、網袋6を挿入開口8b
に当てがい芯材4の弾性に抗して挿入開口8bを拡開さ
せながら円形部8aに押し込むことにより簡単に達せら
れ、かつ凹溝8に収容された網袋6は挿入開口8bの復
元により脱落しないように確実に保持される。
【0012】このように構成された枕1は、備長炭5が
収納された網袋6を芯材4の凹溝に収容した状態で芯材
4の周囲を外布7で覆うことにより使用に供される。こ
の際に備長炭5を収納した網袋6が芯材4の下面に設け
られているため、備長炭5に頭が直接に当るようなこと
がなく従来の枕と全く同じ良好なクッション性を維持す
ることができる。そして、芯材4の上面から凹溝8に連
通する多数の通気孔9によって、睡眠中、頭部から発散
される熱や汗が備長炭5に効果的に吸収されることにな
り、さらに汗の臭気や体臭が消臭されて快適な安眠が得
られる。しかも、粒状に破砕した備長炭5が網袋6に収
納されているため、通気性が良好となり、吸着された湿
気が備長炭5にこもることなく早く放出されて常に乾燥
状態に維持でき、湿気による外布7の汚れをなくすこと
ができる。また、網袋6の中に備長炭5が間違いなく収
納されていることを視認することができるため、使用者
に安心感を与えることができる。さらに、芯材4の全体
に多数設けた通気孔9によって優れた通気性、放熱性が
得られると共に、芯材4を厚くしても全体の重量を軽く
することができ、クッション性をより一層向上すること
ができる。
【0013】図4は外布22を一部切除して示す第2実
施の形態の枕の斜視図、図5は分解斜視図、図6は側面
断面図である。図4に示す枕1aは、第1実施の形態の
枕1と同じように頭を載せる上部面に大小の湾曲部1
0,11を有するウレタンフォーム製の芯材12を有
し、その芯材12の上下略中間位置であり、小さい湾曲
部10が形成された前部側から後部側に向けて横断状に
切込13を設け、その切込13部分に粒状に破砕した備
長炭14を収納したシート状網袋15を配設し、さらに
芯材12の上面から下面に貫通する多数の通気孔16を
設けて構成したものである。なお、前記切込13の端部
部分であって、大きい湾曲部10に対応する位置に断面
円形状の凹部17が形成されている。
【0014】前記シート状網袋15は、縦横方向に多数
の単位袋体15aを区画形成すると共に、その一側端に
棒状部15bを設けて全体がシート状に形成されてお
り、各単位袋体15aおよび棒状部15bに第1実施の
形態と同じ粒状に破砕した備長炭14を収納して構成さ
れている。また、前記シート状網袋15は、芯材12の
切込13部分の略全面を覆う大きさに形成されており、
切込13部分にシート状網袋15を挟み込むと共に、棒
状部15bを凹部17に収容することにより芯材12に
配置固定される。
【0015】このように構成された第2実施の形態の枕
は、シート状網袋15を芯材12の上下略中間位置の略
全面に亘り配設しているため、第1実施の形態の枕に比
べてさらに高い通気性、脱臭、吸湿性および吸熱性が得
られる。また、備長炭14が単位袋体15aに収納され
ているため、使用中に備長炭14が偏ったりするような
ことがなくなり、良好な脱臭、吸湿効果を維持すること
ができる。さらに、シート状網袋15に形成した棒状部
15bが芯材12の凹部17に収容されているため、使
用中にシート状網袋15が移動するようなことがなく快
適な使用感を維持することができる。また、芯材12の
全体に多数設けた通気孔16によって第1実施の形態と
同じように優れた通気性、放熱性が得られると共に、芯
材12を厚くしても全体の重量を軽くすることができ、
クッション性をより一層向上することができる。
【0016】なお、図7に示す第3実施の形態は抱き枕
1bに本発明を適用したものであって、円筒状に形成さ
れた芯材18の中心に貫通孔19を設け、該貫通孔19
に第1実施の形態と同じ粒状に破砕した備長炭を収納し
た網袋20を挿入し、さらに芯材18の直径方向に多数
の通気孔21を穿設してなるものである。なお、23は
外布、24は切込である。この実施の形態の場合であっ
ても、第1実施の形態と同様の効果が得られる。
【0017】
【発明の効果】以上、説明したように本発明に係る枕
は、簡単な構成で良好なクッション性を維持することが
できると共に、芯材に設けた多数の通気孔によって、睡
眠中、頭部から発散される熱や汗を備長炭に効果的に吸
収することができ、快適な安眠を得ることができる。ま
た、シート状網袋に形成した棒状部が芯材の凹部に収容
されているため、使用中にシート状網袋が移動するよう
なことがなく快適な使用感を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態における枕の一部を切
除して示す斜視図である。
【図2】図1の枕の分解斜視図である。
【図3】図1の枕の側面断面図である。
【図4】本発明の第2実施の形態における枕の一部を切
除して示す斜視図である。
【図5】図4の枕の分解斜視図である。
【図6】図4の枕の側面断面図である。
【図7】本発明の第3実施の形態における抱き枕の一部
を切除して示す斜視図である。
【符号の説明】
1,1a 枕 4,12 芯材 5,14 備長炭 6,6 網袋 7,22 外布 8,8 凹溝 9,16 通気孔 13 切込 15 シート状網袋 15a 単位袋体 15b 棒状部 17 凹部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウレタンフォームからなる芯材を外布に
    よって被覆してなる枕において、前記芯材の上下略中間
    位置に横断状の切込を設けると共に該切込部分に凹部を
    形成し、粒状に破砕した備長炭を収納したシート状網袋
    に粒状に破砕した備長炭を収納した棒状部を設け、前記
    切込部分の略全面に亘り前記シート状網袋を配設すると
    共に前記凹部に棒状部を収容し、芯材の上面から下面に
    貫通する多数の通気孔を設けたことを特徴とする枕。
  2. 【請求項2】 前記シート状網袋は、縦横方向に多数の
    単位袋体を区画形成して全体がシート状に形成されてお
    り、各単位袋体に粒状に破砕した備長炭を収納して構成
    されていることを特徴とする請求項1記載の枕
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