JP3403647B2 - 電池セパレータとその製造方法および電池 - Google Patents
電池セパレータとその製造方法および電池Info
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Description
ウム電池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池等
のアルカリ蓄電池用等に好適な電池セパレータとその製
造方法および電池に関するものである。
ンやポリプロピレン繊維からなる乾式法で製造された不
織布(以下、乾式不織布という)、湿式抄紙法で製造さ
れた不織布(以下、湿式不織布という)などが使用され
ているが、ナイロン繊維からなる不織布は耐アルカリ性
に劣ることから、ポリプロピレン等のポリオレフィン系
繊維からなる不織布が好ましく使用されている。
なる不織布は疎水性であり、電池セパレータに用いたと
きの濡れ性に劣るため、ポリオレフィン系繊維からなる
不織布を親水化処理する様々な方法が提案されている。
例えば、不織布に親水性界面活性剤を付与し親水化した
ものがよく知られている。また特公平1−36231号
公報にはポリプロピレン/ポリエチレンの芯鞘型複合繊
維からなる不織布にビニルモノマーをグラフト共重合し
たもの、特公平5−46056号公報にはポリプロピレ
ン不織布にフッ素ガスを接触反応させたもの、特開平7
−142047号公報にはポリオレフィン/エチレンビ
ニルアルコール共重合体からなる分割型複合繊維とポリ
オレフィン系繊維を混抄し、水流交絡処理後、コロナ放
電処理を施したものが開示されている。
パレータには以下の問題点がある。例えば、不織布に親
水性界面活性剤を付与し親水化した電池セパレータは、
初期の吸液性および保液性は優れているものの、電池の
充放電を繰り返すと不織布の表面に付着している界面活
性剤が流されてしまい、電解液の濡れ性が極端に低下
し、電池の寿命を低下させる原因となる。
平5−46056号公報の電池セパレータは、不織布を
表面改質することにより、親水基を付与して耐久親水性
を向上させているが、特殊な加工方法のため加工性や生
産性が悪く、コスト高であり、実用的でない。
レータは、疎水性のポリオレフィン重合体と親水性のあ
るエチレンビニルアルコール共重合体からなる分割型複
合繊維を75〜100重量%含有し、コロナ放電処理を
施すことにより、親水基を付与して耐久親水性を向上さ
せているが、不織布の空隙が小さくなりすぎて通気性が
低く、密閉型電池で求められているガス透過性が悪く好
ましくない。
性、保液性および適度な通気性を有し、電池寿命を低下
させることなく電池容量の向上に寄与しうる電池セパレ
ータおよび優れた電池特性を有する電池を得ることを目
的としてなされたものである。
め、本発明の電池セパレータは、繊維断面においてポリ
オレフィン重合体(A成分)と酸素元素を含むポリオレ
フィン重合体(B成分)とが交互に隣接して配置されて
なる分割型複合繊維15〜75重量%と、熱接着性繊維
20〜60重量%と、前記分割型複合繊維が、分割され
て形成される極細繊維の繊度よりも大きい繊度(すなわ
ち繊維の太さが大きい)の合成繊維0〜50重量%から
少なくとも構成される短繊維が混合されてなり、前記分
割型複合繊維が分割されて極細繊維が形成され、かつ繊
維間が交絡し、繊維の一部が相互に接着し、前記不織布
の表面に存在する繊維には官能基が存在し、全炭素元素
に対する官能基又は結合の割合がそれぞれ下記の範囲で
あることを特徴とする。 (1)アルデヒド基(-CHO)又はアルデヒド結合(-C+H-
O-):10〜40% (2)カルボニル基又はカルボニル結合(-CO-):3〜3
0% (3)カルボキシル基(-COO-)又はエステル結合(-COO
-):0〜15% (4)残りの炭素元素:15〜87%
分割型複合繊維と、熱接着性繊維と、合成繊維の繊維長
が3〜25mmの範囲であり、前記合成繊維の繊度が熱接
着性繊維の繊度と同じかまたは小さいことが好ましい。
また前記本発明の電池セパレータにおいては、通気度が
5〜50ccs であることが好ましい。
は、3回目の吸液高さ(耐久吸液高さ)が5mm以上であ
ることが好ましい。また前記本発明の電池セパレータに
おいては、熱接着性繊維が、ポリエチレンを鞘、ポリプ
ロピレンを芯とする芯鞘型複合繊維であることが好まし
い。また前記本発明の電池セパレータにおいては、不織
布が繊維長の異なる繊維ウェブ同士を積層されてなる複
合不織布であることが好ましい。また前記本発明の電池
セパレータにおいては、不織布の少なくとも一部の層に
他のシートが積層されてなることが好ましい。また前記
本発明の電池セパレータにおいては、B成分がエチレン
ビニルアルコール共重合体、エチレン−(メタ)アクリ
レート共重合体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合
体、エチレン−酢酸ビニル共重合体から選ばれる少なく
とも一つのポリマーであることが好ましい。
は、繊維断面においてポリオレフィン重合体(A成分)
と酸素元素を含むポリオレフィン重合体(B成分)とが
交互に隣接して配置されてなる長さ3〜25mmの分割型
複合繊維15〜75重量%と、長さ3〜25mmの熱接着
性繊維20〜60重量%と、分割型複合繊維の分割によ
り形成される極細繊維の繊度よりも大きく、かつ熱接着
性繊維の繊度と同じかまたは小さい、長さ3〜25mmの
合成繊維0〜50重量%とを混合して湿式抄紙して湿式
不織布を形成し、かつ前記湿式抄紙する工程及び湿式不
織布を形成した後の少なくともいずれかにおいて上記分
割型複合繊維を分割させて極細繊維を形成させ、繊維間
を交絡させ、しかるのち不織布の両面に不織布両面を処
理する総放電量が、0.05〜5kW・分/m 2 の範囲のコ
ロナ放電処理を施し、熱カレンダー処理することを特徴
とする。
割を、湿式抄紙する工程における撹拌の衝撃によって行
うことが好ましい。また前記方法においては、分割型複
合繊維の分割を、高圧水流処理を施して行うことが好ま
しい。また前記方法においては、分割した極細繊維間の
交絡を高圧水流処理を施して行うことが好ましい。また
前記方法においては、分割型複合繊維の分割および分割
後形成された極細繊維間の交絡を、高圧水流処理を施し
て同時に行うことが好ましい。また前記方法において
は、コロナ放電処理後、親水性界面活性剤を不織布に付
与することが好ましい。また本発明方法においては、B
成分がエチレンビニルアルコール共重合体、エチレン−
(メタ)アクリレート共重合体、エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体から
選ばれる少なくとも一つのポリマーであることが好まし
い。前記した本発明の電池セパレータおよびその製造方
法によれば、優れた吸液性、保液性および適度な通気性
を有し、電池寿命を低下させることなく電池容量の向上
に寄与しうる電池セパレータを提供できる。次に本発明
の電池は、前記本発明の電池セパレータを組み込んだこ
とを特徴とする。
る分割型複合繊維は、ポリオレフィン重合体をA成分と
し、酸素元素を含むポリオレフィン重合体をB成分とす
る複合繊維である。A成分のポリオレフィン重合体とし
ては、ポリプロピレンやポリエチレン等を好ましく使用
することができる。また、酸素元素を含むポリオレフィ
ン重合体(B成分)としては、エチレンビニルアルコー
ル共重合体、エチレン−(メタ)アクリレート共重合
体、エチレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン
−酢酸ビニル共重合体から選ばれる少なくとも一つのポ
リマー等が挙げられ、中でもエチレンビニルアルコール
共重合体が融点や加工性の点で優れている。エチレンビ
ニルアルコール共重合体は、紡糸性と親水性を考慮する
とエチレン含有量が20〜50モル%のものを好ましく
使用することができる。
いてA成分とB成分が交互に隣接しており、その構成単
位は長さ方向に連続し、全構成単位の一部は必ず繊維表
面に露出している断面形状を有するものである。具体的
には、A、B成分が図1〜図3のように配列されたもの
を好ましく使用することができる。図1〜図3におい
て、1はA成分、2はB成分を示す。A、B両成分の複
合比は紡糸工程の容易性と電解液に対する濡れ性の点か
ら、A成分:B成分が30:70〜70:30(重量
比)程度が望ましい。
式抄紙、あるいは高圧水流処理等によって分割され、極
細繊維を形成する。分割型複合繊維の分割により形成さ
れる極細繊維の不織布全体に占める割合が大きすぎた
り、極細繊維の繊度が小さすぎると、不織布中の構成繊
維の交絡や接着によって形成される空隙の大きさが小さ
くなりすぎ、通気性や保液性等が低下するので、分割型
複合繊維の割合は15〜75重量%が好ましい。より好
ましくは、40〜60重量%である。また分割後に形成
される極細繊維の繊度が、0.1〜0.5デニールとな
るような分割型複合繊維を用いることが望ましい。分割
型複合繊維の割合が15重量%未満ではエチレンビニル
アルコール共重合体の占める割合が少なくなるため、親
水性に劣るばかりでなく、空隙が大きくなり保液性、吸
液性に劣る。75重量%を超えると通気性が低下するば
かりでなく、湿式抄紙時のドライヤー乾燥時にドライヤ
ー面や毛布面にエチレン−ビニルアルコール共重合体の
樹脂が付着し、工程性に劣る。さらに極細繊維同士の交
絡に依存するため、不織布が柔らかすぎたり(不織布に
コシがない)、不織布のタテ方向の伸度が大きく、電池
組み込み時の巻回性に劣り好ましくない。また極細繊維
の繊度が0.5デニールを超えると空隙が大きくなり過
ぎ、吸液性や保液性に劣り、0.1デニール未満である
と通気性が低くなり好ましくない。
化・溶融し、繊維間を結合させる働きをする繊維を指
す。このような繊維としては、例えば、ポリエチレンや
ポリプロピレン等のポリオレフィン系の熱接着性繊維を
使用するのが好ましい。
力を向上させるべく、鞘が低融点成分、芯が高融点成分
で構成された芯鞘型複合繊維を使用することが好まし
い。例えば、ポリプロピレン/エチレン−ビニルアルコ
ール共重合体、ポリプロピレン/ポリエチレン、ポリプ
ロピレン/エチレン−プロピレン共重合体、ポリプロピ
レン/エチレン−アクリル酸メチル共重合体、ポリプロ
ピレン/エチレン−酢酸ビニル共重合体などが挙げら
れ、中でも、芯成分がポリプロピレン、鞘成分がポリエ
チレンで構成された芯鞘型複合繊維は、ポリオレフィン
系成分から構成されているので耐アルカリ性に優れ、ま
た、ポリプロピレンとエチレンビニルアルコール共重合
体からなる分割型複合繊維との接合性も良好なことか
ら、最も好ましく使用することができる。芯成分と鞘成
分の好ましい割合は、芯成分:鞘成分30:70〜7
0:30(重量比)程度が望ましい。また熱接着性繊維
の繊度は、0.5〜5デニールが好ましい。0.5デニ
ール未満であると、湿式抄紙時のスラリー中における繊
維の分散性が悪く、繊維同士がもつれたりして工程性、
品質面に劣り、5デニールを超えると空隙の大きさが大
きくなり過ぎ、電池組立時に短絡の原因となり好ましく
ない。
あることが好ましい。より好ましくは20〜40重量%
である。20重量%未満では、繊維間の結合が不十分で
不織布強力が弱くなり巻回性に劣り、60重量%を超え
ると、接着面積が大きくなり過ぎるため、空隙数が減少
し、吸液性、保液性に劣るので好ましくない。
間で形成される空隙を確保するため、分割型複合繊維の
分割により形成される極細繊維の繊度よりも大きく、熱
接着性繊維の繊度と同じまたは小さい合成繊維(以下、
単に合成繊維という)を0〜50重量%混合することが
好ましい。より好ましくは0〜30重量%であり、さら
に好ましくは10〜20重量%である。その繊度は0.
5〜5デニールが好ましい。そして上記合成繊維は熱接
着性繊維の溶融する温度では実質的に溶融しないものか
ら選ばれ、ポリプロピレン、ポリエステル、ナイロン
等、汎用されている合成繊維を使用することができる。
例えば、合成繊維として親水性や付加機能を有する繊維
を用いた場合、20〜50重量%混合すると表面改質に
よる耐久親水性の向上と合成繊維の持つ親水性や付加機
能とが相俟って、優れた電池特性が得られる。合成繊維
が50重量%を超えると、接着面積が少なくなり過ぎる
ため、不織布強力が弱くなり好ましくない。また合成繊
維の繊度が5デニールを超えると、不織布内の緻密な空
隙が確保できず、0.5デニール未満であると、湿式抄
紙時に繊維同士がもつれ合い、工程性、品質面に影響し
好ましくない。特に、繊度が0.6〜1.2デニールの
やや剛性で高強力のポリプロピレン繊維は、セパレータ
に耐アルカリ性を付与し、かつ適度な空隙を確保する上
において、最も好ましく適用される。
び熱接着性繊維の繊維長は特に限定はされないが、いず
れもその繊維長が3〜25mmであることが好ましい。よ
り好ましくは5〜15mmである。3mm未満では高圧水流
処理時に繊維が飛散し、繊維間の交絡が不十分となり、
工程上好ましくなく、25mmを超えると特に湿式抄紙法
によって不織布を製造する場合、スラリー中における繊
維の分散性が悪くなり均一な不織布を得ることができな
いからである。
維の範囲内で混合率を適宜変更して積層させた、あるい
は繊維長の異なる繊維ウェブ同士を積層させた複合不織
布であってもよい。例えば、後者であれば、前記繊維長
3〜25mmの構成繊維からなる湿式抄紙法による繊維ウ
ェブに、繊維長30mm以上のステープル繊維からなる繊
維ウェブ、あるいは長繊維ウェブを少なくとも一方の面
に積層することができる。繊維長の異なる繊維ウェブ同
士を積層させると、繊維長の短い繊維ウェブが緻密性に
寄与し、繊維長の長い繊維ウェブが不織布強力が向上に
寄与して、電池組み込み時の生産性に優れるので都合が
よい。これらの繊維ウェブは、カードウェブなどの未結
合ウェブ、構成繊維の一部を接着剤や自己接着などで結
合させた結合不織布、あるいはニードルパンチや高圧水
流処理により交絡させた不織布などいずれの形態であっ
てもよい。積層方法としては、未結合ウェブ同士を積層
した後に繊維同士を交絡させてもよいし、少なくとも一
方の繊維ウェブを予め上記の結合または交絡方法で不織
布化したものを積層した後に繊維同士を交絡させてもよ
い。
に他のシートが積層されてもよい。ここでいう他のシー
トとは、繊維長が3〜25mmの繊維からなる湿式不織
布、繊維長が30mm以上の繊維からなる構成繊維の一部
を接着剤や自己接着などで結合させた結合不織布、ニー
ドルパンチや高圧水流処理により交絡させた不織布、あ
るいは多孔性フィルムなどを指す。前記他のシートのう
ち繊維長が3〜25mmの繊維からなる湿式不織布を用い
ると、低目付でありながら貫通孔の発生する割合が少な
い不織布が得られ、電池におけるショート率を軽減させ
ることができる。また、繊維長が30mm以上の繊維ある
いは多孔性フィルムを用いれば、さらに不織布強力を向
上させることができる。他のシートの素材としては特に
限定されず、ポリオレフィン系樹脂、ポリアミド系樹
脂、あるいはポリエステル系樹脂などいずれであっても
よい。また、積層方法も少なくとも一部の層に他のシー
トが積層されていれば特に限定されず、本発明の不織布
の片面、あるいは両面に他のシートを積層してもよい
し、前記不織布の間に他のシートを挿入しておいてもよ
い。さらに上記積層体を2層以上に積層してもよい。そ
して、上記積層体における各層間の結合方法についても
特に限定されず、例えば、高圧水流処理により本発明の
不織布を予め作製しておき、他のシートと積層させた
後、熱風や熱ロールなどの熱処理により結合してもよい
し、本発明を構成する繊維ウェブと他のシートを予め積
層させた後、高圧水流処理により結合させてもよい。
び熱接着性繊維は混合されてなり、分割型複合繊維の分
割により極細繊維が形成され、かつ繊維間が交絡し、繊
維の一部が相互に接着している不織布となる。
存在する繊維に官能基が存在し、官能基又は結合の割合
がそれぞれ下記の範囲である。 (1)アルデヒド基(-CHO)又はアルデヒド結合(-C+H-
O-):10〜40% (2)カルボニル基又はカルボニル結合(-CO-):3〜3
0% (3)カルボキシル基(-COO-)又はエステル結合(-COO
-):0〜15% (4)残りの炭素元素:15〜87% 前記官能基は、電子分光法(electron spectroscopy fo
r chemical analysis:以下ESCA)を用い、不織布の
表面元素組成分析を行い、不織布表面の全炭素元素量か
らそれぞれの官能基のピークに分離してその面積比を求
めることにより、測定できる。
て、不織布表面を表面改質することにより、-CO-や-COO
-が増加する。-CHOまたは-C+H-O-が10%、-CO-が3%
未満であると耐久親水性に劣り、-CHOまたは-C+H-O-が
40%、-CO-が30%、-COO-または-COO-が15%を超
えると耐久親水性には富むが、繊維自体の強力が低下
し、ひいては不織布の強力が低下するので好ましくな
い。
5〜50ccs であることが好ましい。より好ましくは1
0〜25ccs である。通気度は分割型複合繊維、合成繊
維、および熱接着性繊維の混合率、高圧水流処理条件、
熱処理温度等によって調整することができる。通気度を
5〜50ccs に調整すると、電池セパレータに適度な空
隙が確保され、上記表面改質による耐久親水性の向上と
相俟って、電解液が電池セパレータ内部に保持されて、
優れた保液性を実現することができる。
の吸液高さ(以下、耐久吸液高さという)は5mm以上が
好ましい。より好ましくは15mm以上である。耐久吸液
高さが5mm以上であれば耐久親水性が大きく、寿命の長
い電池が得られる。
300%以上が好ましい。より好ましくは400%以上
である。保液率が300%未満では電池に組み込んだ際
に充放電を繰り返すとセパレータの液枯れによって寿命
が短くなるので好ましくない。
向の破断伸度は30%以下が好ましい。より好ましくは
20%以下である。タテ方向の破断伸度が30%を超え
ると、電池への組み込み工程でタテ方向にテンションを
掛けながら巻回させるとセパレータの幅が所定の長さに
対し極端に短くなるので好ましくない。
ついて説明する。本発明のセパレータの基材となる不織
布の製造方法としては湿式抄紙法が望ましい。湿式抄紙
法によれば均一な不織布が得られるからである。湿式抄
紙は通常の方法で行えばよく、まず分割型複合繊維15
〜75重量%と、熱接着性繊維20〜60重量%と、合
成繊維0〜50重量%を混合して、0.01〜0.6%
の濃度になるように水に分散させ、スラリーを調製す
る。このとき少量の分散剤を加えてもよい。そして、ス
ラリー調整の際に分割型複合繊維を予め分割させてもよ
いし、分割を抑えて後述の高圧水流処理で分割させても
よい。
を組み合わせた抄紙機等を用いて抄紙される。目付は繊
維の量によって調節しうるが、30〜100g/m2にする
ことが望ましい。30g/m2未満では不織布の強力が低く
なるため、正極と負極の間で短絡が生じやすくなり、1
00g/m2を超えると通気性等が低下するからである。
を軽く結合させる。熱接着性繊維の溶融は、抄紙工程に
おける乾燥処理の際に乾燥と同時に行ってもよく、また
一旦、湿式不織布としたのち加熱処理して行ってもよ
い。そして、熱接着性繊維の溶融により繊維間を軽く結
合させ、形態を安定化させた状態にしてから、高圧水流
処理を施し、分割型複合繊維を分割させて極細繊維を形
成させるとともに繊維間を交絡させる。高圧水流処理は
孔径0.05〜0.5mmのオリフィスが0.5〜1.5
mmの間隔で設けられたノズルから、水圧25〜150kg
/cm2の柱状水流を不織布の表裏にそれぞれ1回以上噴射
するとよい。
理を施し、表面改質を行うとよい。コロナ放電処理は不
織布の両面にそれぞれ1〜20回処理するとよく、処理
した総放電量は0.05〜5kW・分/m2である。より好
ましくは0.1〜3kW・分/m2である。総放電量が0.
05kW・分/m2未満であると、充分な耐久親水性が得ら
れず、5kW・分/m2を超えると繊維自体の強力が低下
し、ひいては不織布強力が低下するので好ましくない。
親水性界面活性剤を付与すると初期親水性が向上し、効
果的である。親水性界面活性剤としては、例えばアルキ
ルリン酸エステルなどのリン酸系アニオン活性剤、脂肪
族カルボン酸石けんなどの石けん系アニオン活性剤、ア
ルキルサルフェートなどのサルフェート系アニオン活性
剤等が用いられ、浸漬法、スプレー法、ロールタッチ法
等により均一に付着される。その後、界面活性剤が付与
された不織布は公知の乾燥手段により乾燥される。しか
るのち熱カレンダー処理して、所定の厚みに調整され、
本発明の電池セパレータが得られる。
る。なお、厚み、引張強力、破断伸度、通気度、保液
率、初期吸液高さ、耐久吸液高さ及びセパレータを構成
する不織布繊維表面の官能基は以下の方法により測定し
た。 (1)厚み:厚み測定機(商品名:THICKNESS GAUGE モ
デル CR-60A 株式会社大栄科学精器製作所製)を用い、
試料1cm2 あたり20gの荷重を加えた状態で測定し
た。 (2)引張強力、破断伸度:JIS L 1096に準
じ、幅5cm、長さ15cmの試料片をつかみ間隔10cmで
把持し、定速伸長型引張試験機を用いて引張速度30cm
/分で伸長し、切断時の荷重値および伸長率をそれぞれ
引張強力、破断伸度とした。 (3)通気度:フラジール型試験機を用い、JIS L
1096に準じて測定した。 (4)保液率:試験片の水分平衡状態の重量(W)を1
mgまで測定する。次に比重1.30のKOH溶液中に試
験片を浸漬し、KOH溶液を1時間吸収させたのち液中
から引き上げて10分間放置した後、試験片の重量(W
1)を測定し、次の式より保液率を算出した。
試験片3枚を採取し、水分平衡状態にする。次に試験片
を20℃に保った比重1.30の水酸化カリウム水溶液
(以下、KOH溶液と略す)を入れた水槽上の一定の高
さに支えた水平棒にピンで止める。試験片の下端を一線
に揃えて水平棒を下ろし、試験片の下端が5mmだけ液中
に漬かるように垂直に立て、毛細管現象によりKOH溶
液が上昇した高さを30分後に測定した。 (6)耐久吸液高さ:初期吸液高さ(1回目の吸液高
さ)を測定した試料を水で5分間洗浄し、吸い取り紙で
脱水後、約1時間風乾する。さらに室温20℃、湿度6
5%雰囲気下で水分平衡状態になるまで調湿した試料に
おいて、2回目の吸液高さを測定する。そして、同様の
操作を繰り返し、3回目の吸液高さ(耐久吸液高さ)を
測定した。 (7)セパレータを構成する不織布繊維表面の官能基測
定試験 上記官能基は、株式会社島津製作所製のESCA−33
00を用い、不織布の表面元素組成分析を行い、測定し
たものである。測定条件としては、線源はMg/Al、
出力8kW、30mAとし、不織布測定面積5mm×10mm、
不織布表面からの深度100オングストローム(10n
m)で不織布表面に存在するオレフィン主鎖および側鎖
の全炭素元素、および官能基の割合を測定した。なおE
SCA(Electron Spectroscopy for Chemical Analysi
s)とは、サンプルを単色X線束で照射し、放出される
光電子エネルギーを測定することにより、原子、分子ま
たは固体の構造研究や化学分析をする測定手段である。 (8)円筒形密閉ニッケル水素電池 負極は、水素吸蔵合金、カルボニルニッケル、カルボキ
シメチルセルロース(CMC)、ポリテトラフルオロエ
チレン(PTFE)に水を加え混練りしスラリーを調整
した。このスラリーをニッケルメッキしたパンチングメ
タルに浸漬塗りした後80℃で乾燥し、加圧成型して水
素吸蔵合金負極を作成した。、正極は、公知の焼結式ニ
ッケル極を使用した。上記の負極、正極の間に各セパレ
ーターを挟み電槽缶に挿入し、電解液を注液すること
で、円筒形密閉ニッケル水素電池を作製した。 (9)サイクル寿命 上記作製したNi-MH電池を、充電0.1C率で12時間、
休止0.5時間、放電0.1C率で終止電圧1.0Vとし、10サ
イクル充放電を繰り返し、電池初期活性を行った。そし
て、初期活性を行った後、充電0.1C率で、10時間、休
止時間0.5時間、放電0.1C率(終止電圧1.0V)で理論容
量に対する利用率が90%以下になったときのサイクル
数を求めた。充放電は20℃で行った。 (10)内圧 電池缶の底に穴を開け圧力センサを取り付けた電池を組
み立てる。この電池を使用し、初期活性を行った後、充
電0.1C率で、16時間、休止時間0.5時間、放電0.1C率
で終止電圧1.0Vとし、5サイクル充放電を繰り返した。
その後、1.0C率で120分充電した後の圧力を測定し
た。 (11)ショート率 円筒形密閉ニッケル水素電池を100個組み立てたとき
に、短絡が起きた割合をショート率とした。
10mm、芯成分/鞘成分がポリプロピレン/高密度ポリ
エチレン(複合重量比50/50)の芯鞘型複合繊維で
ある熱接着性繊維を30重量%と、A成分がポリプロピ
レン、B成分がエチレンビニルアルコール共重合体(エ
チレン含有量38モル%)であって、図1に示すような
断面形状を有し、A成分/B成分の面積比が50/50
の繊度3デニール、繊維長6mmの分割型複合繊維を50
重量%と、繊度0.7デニール、繊維長10mmのポリプ
ロピレン繊維を20重量%とを、混合して0.5%の濃
度になるようにスラリーを調製し、湿式抄紙して目付5
5g/m2の湿式不織布を作製した。次に、湿式不織布の表
裏面に水圧130kg/cm2の高圧柱状水流を噴射すること
により、上記分割型複合繊維を分割させて繊度0.19
〜0.2デニールの極細繊維を形成させるとともに繊維
間を交絡させ、135℃で乾燥と同時に熱接着させた。
しかるのち不織布の両面をそれぞれ4回ずつ、総放電量
が0.462kW・分/m2となるようにコロナ放電処理を
施し、熱カレンダー処理して、電池セパレータ用の不織
布とした。
面活性剤を0.2重量%付着させた以外は実施例1と同
様の処理をし、電池セパレータ用の不織布とした。
45mm、芯成分/鞘成分がポリプロピレン/高密度ポリ
エチレン(複合重量比50/50)の芯鞘型複合繊維で
ある熱接着性繊維を30重量%と、A成分がポリプロピ
レン、B成分がエチレンビニルアルコール共重合体(エ
チレン含有量38モル%)であって、図1に示すような
断面形状を有し、A成分/B成分の面積比が50/50
の繊度3デニール、繊維長51mmの分割型複合繊維を5
0重量%と、繊度1.2デニール、繊維長45mmのポリ
プロピレン繊維を20重量%とを混合して、セミランダ
ムカード機を用いて目付20g/m2の繊維ウェブを作製し
た。そして、前記繊維ウェブの表裏面に水圧50kg/cm2
の高圧柱状水流を噴射して、分割型複合繊維を分割させ
るとともに繊維同士を交絡させた。次いで、135℃で
乾燥と同時に熱接着させて、目付20g/m2の乾式不織布
を作製した。次に、湿式抄紙機において、シリンダー型
ドライヤーの入り口側に前記乾式不織布を設置し、実施
例1の構成繊維からなる0.5%濃度のスラリーを調製
し、目付が30g/m2となるように湿式抄紙しながら、予
め設置した乾式不織布を積層し、135℃のシリンダー
型ドライヤーで熱処理を施し、両層の熱接着性繊維が接
着させて複合不織布を得た。さらに、上記複合不織布の
表裏面に水圧130kg/cm2の高圧柱状水流を噴射し、分
割型複合繊維を分割させるとともに交絡させた後、13
5℃で乾燥と同時に熱接着させた。しかる後不織布の両
面をそれぞれ4回ずつ、総放電量が0.462kw・分/m
2となるようにコロナ放電処理を施し、熱カレンダー処
理して、電池セパレータ用の不織布とした。
た以外は実施例1と同様の処理をし、電池セパレータ用
の不織布とした。
た以外は実施例2と同様の処理をし、電池セパレータ用
の不織布とした。
割型複合繊維80重量%とした以外は実施例1と同様の
処理をし、電池セパレータ用の不織布とした。
割型複合繊維10重量%、合成繊維30重量%とした以
外は実施例1と同様の処理をし、電池セパレータ用の不
織布となした。実施例1〜3、比較例1〜4の電池セパ
レータの物性を表1〜2に示す。
いては、引張強力、通気度を確保しながら、初期および
耐久吸液高さに優れていることが確認できた。実施例3
においては、湿式不織布および乾式不織布ともに実施例
1と同じ素材を使用しているので、初期および耐久吸液
高さを維持しながら、乾式不織布が補強効果を有し、引
張強力が著しく向上した。比較例2においては、不織布
表面に親水性界面活性剤処理することで初期吸液高さは
向上するが、2回目以降は吸液することはなかった。
いては、所定量の官能基が存在することで、セパレータ
が電池に組み込まれた後でも界面活性剤処理のように繊
維表面から流れ落ちることはなく、半永久的に繊維表面
に存在しているので、セパレータの一部が電解液に浸さ
れていないという液枯れ現象(ドライアウト現象)も発
生せず、電池のサイクル寿命が良好であった。比較例1
および比較例2は、耐久吸液高さに劣るので、実用的な
電池のサイクル寿命が得られず、比較例3は、セパレー
タの繊維間空隙が小さく通気性に劣るので、電池内圧が
大きくなり、比較例4は、逆にセパレータの繊維間空隙
が大き過ぎるので、ショート率が増大した。
および通気性を確保しつつ、不織布表面に存在する繊維
には、アルデヒド基(-CHO)又はアルデヒド結合(-C+H-
O-)と、カルボニル基又はカルボニル結合(-CO-)及びカ
ルボキシル基(-COO-)又はエステル結合(-COO-)の官能基
又は結合が形成されているので、優れた保液性、初期吸
液性、および耐久吸液性を示し、電池に組み込んだ際
に、電解液との濡れ性に優れており、電池寿命を向上さ
せることができる。さらに親水性の界面活性剤を不織布
表面に付着させることにより、初期親水性、および耐久
親水性が向上する。
放電時において少ない放電量でも十分な保液性、吸液性
が得られ、ランニングコスト面でも有利である。本発明
の電池セパレータを組み込んだ電池は、あらゆる電池特
性において高度な性能を有し、ニッケル−カドミウム電
池、ニッケル−亜鉛電池、ニッケル−水素電池等のアル
カリ蓄電池に好適である。
断面拡大図である。
断面拡大図である。
断面拡大図である。
Claims (16)
- 【請求項1】 繊維断面においてポリオレフィン重合体
(A成分)と酸素元素を含むポリオレフィン重合体(B
成分)とが交互に隣接して配置されてなる分割型複合繊
維15〜75重量%と、 熱接着性繊維20〜60重量%と、 前記分割型複合繊維が分割されて形成される極細繊維の
繊度よりも大きい繊度の合成繊維0〜50重量%から少
なくとも構成される短繊維が混合されてなり、 前記分割型複合繊維が分割されて極細繊維が形成され、
かつ繊維間が交絡し、繊維の一部が相互に接着し、 前記不織布の表面に存在する繊維には官能基が存在し、
全炭素元素に対する官能基又は結合の割合がそれぞれ下
記の範囲であることを特徴とする電池セパレータ。 (1)アルデヒド基(-CHO)又はアルデヒド結合(-C+H-
O-):10〜40% (2)カルボニル基又はカルボニル結合(-CO-):3〜3
0% (3)カルボキシル基(-COO-)又はエステル結合(-COO
-):0〜15% (4)残りの炭素元素:15〜87% - 【請求項2】 分割型複合繊維と、熱接着性繊維と、合
成繊維の繊維長が3〜25mmの範囲であり、前記合成繊
維の繊度が熱接着性繊維の繊度と同じかまたは小さい請
求項1に記載の電池セパレータ。 - 【請求項3】 通気度が5〜50ccsである請求項1ま
たは2に記載の電池セパレータ。 - 【請求項4】 3回目の吸液高さ(耐久吸液高さ)が5
mm以上である請求項1〜3のいずれかに記載の電池セパ
レータ。 - 【請求項5】 熱接着性繊維が、ポリエチレンを鞘、ポ
リプロピレンを芯とする芯鞘型複合繊維である請求項1
〜4のいずれかに記載の電池セパレータ。 - 【請求項6】 不織布が繊維長の異なる繊維ウェブ同士
を積層されてなる複合不織布である請求項1〜5のいず
れかに記載の電池セパレータ。 - 【請求項7】 不織布の少なくとも一部の層に他のシー
トが積層されてなる請求項1〜6のいずれかに記載の電
池セパレータ。 - 【請求項8】 B成分がエチレンビニルアルコール共重
合体、エチレン−(メタ)アクリレート共重合体、エチ
レン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体から選ばれる少なくとも一つのポリマーで
ある請求項1〜7のいずれかに記載の電池セパレータ。 - 【請求項9】 繊維断面においてポリオレフィン重合体
(A成分)と酸素元素を含むポリオレフィン重合体(B
成分)とが交互に隣接して配置されてなる長さ3〜25
mmの分割型複合繊維15〜75重量%と、長さ3〜25
mmの熱接着性繊維20〜60重量%と、分割型複合繊維
の分割により形成される極細繊維の繊度よりも大きく、
かつ熱接着性繊維の繊度と同じかまたは小さい、長さ3
〜25mmの合成繊維0〜50重量%とを混合して湿式抄
紙して湿式不織布を形成し、かつ前記湿式抄紙する工程
及び湿式不織布を形成した後の少なくともいずれかにお
いて上記分割型複合繊維を分割させて極細繊維を形成さ
せ、繊維間を交絡させ、しかるのち不織布の両面に不織
布両面を処理する総放電量が、0.05〜5kW・分/m 2
の範囲のコロナ放電処理を施し、熱カレンダー処理する
ことを特徴とする電池セパレータの製造方法。 - 【請求項10】 分割型複合繊維の分割を、湿式抄紙す
る工程における撹拌の衝撃によって行う請求項9に記載
の電池セパレータの製造方法。 - 【請求項11】 分割型複合繊維の分割を、高圧水流処
理を施して行う請求項9に記載の電池セパレータの製造
方法。 - 【請求項12】 分割した極細繊維間の交絡を高圧水流
処理を施して行う請求項9に記載の電池セパレータの製
造方法。 - 【請求項13】 分割型複合繊維の分割および分割後形
成された極細繊維間の交絡を、高圧水流処理を施して同
時に行う請求項9に記載の電池セパレータの製造方法。 - 【請求項14】 コロナ放電処理後、親水性界面活性剤
を不織布に付与する請求項9〜13のいずれかに記載の
電池セパレータの製造方法。 - 【請求項15】 B成分がエチレンビニルアルコール共
重合体、エチレン−(メタ)アクリレート共重合体、エ
チレン−(メタ)アクリル酸共重合体、エチレン−酢酸
ビニル共重合体から選ばれる少なくとも一つのポリマー
である請求項9〜14のいずれかに記載の電池セパレー
タの製造方法。 - 【請求項16】 請求項1〜8のいずれかに記載の電池
セパレータを組み込んだ電池。
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