JP3403501B2 - 受信データタイミング決定方法及びその回路 - Google Patents

受信データタイミング決定方法及びその回路

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JP3403501B2
JP3403501B2 JP12755894A JP12755894A JP3403501B2 JP 3403501 B2 JP3403501 B2 JP 3403501B2 JP 12755894 A JP12755894 A JP 12755894A JP 12755894 A JP12755894 A JP 12755894A JP 3403501 B2 JP3403501 B2 JP 3403501B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニークワード検出点
の相対位置を発生し、該相対位置からウィンドウを生成
して該ウィンドウ内に来た受信クロックから未検出ユニ
ークワードの検出タイミングを決定する受信データタイ
ミング決定方法及びその回路に関する。
【0002】ディジタル通信、例えばディジタル移動通
信等においては、電波を基地局と携帯無線電話機との間
等で送受信して所要の通信、例えば通話を行うようにし
ている。
【0003】そのようなディジタル無線通信において
は、送受信したいデータを短時間にできるだけ大量に送
受信したいという要求が課せられている。しかし、無線
で伝送されるデータ信号は、電波に乗せられているか
ら、その伝送媒体中でデータエラーや、時間的な遅延が
生じ、データエラーの処理上に問題が生ずる。データエ
ラーが生ずると、そのデータエラーを搬送している部分
のデータは破棄され、再送等が行われることになるか
ら、それだけデータの高速伝送を行うことができない。
【0004】
【従来の技術】従来のディジタル移動通信システムにお
ける受信側のデータ受信処理方式は、次のようなもので
あった。データは送受信用スロット乗せられて基地局
と携帯無線電話機との間で送受信される。その送受信さ
れるデータは、スロット内の検出されたユニークワード
検出タイミングでのビットと、当該タイミング前後のビ
ットとの計3ビット毎に当該ビットを含むデータの処理
を行ってこれら3つのうちのいずれか1つについてのデ
ータに復号エラーがないならば、その復号エラーがない
データを正規のデータとして用いていた。
【0005】図6は、従来の基地局の本発明に関連する
データ受信処理回路部分を示す。図6において、アンテ
ナ30で受信されたアナログ形式の受信信号が、アンテ
ナ30で受信される。この受信信号は、図7及び図8の
(1) 及び(3) に示すように、時分割多重化フレーム形式
で構成されている。時分割多重化フレームの各フレーム
は、例えば4つの送信スロットT1、T2、T3、T4
と4つの受信スロットR1、R2、R3、R4とで構成
されている。受信信号は、復調部32で受信データa
(この受信データaは、後述するところから明らかなよ
うにユニークワード検出通知信号が発生する時刻よりも
1受信クロック分前の受信データと見ることができるの
で、その意味で受信データa−1と表す。)が抽出さ
れ、又受信クロック信号bが再生される。受信データの
構成は、図7及び図8の(2) に時分割多重フレーム内の
1つの受信スロットR2のデータだけを示し、該受信ス
ロットR2を拡大して示す図7及び図8の(4) に示すよ
うに、ユニークワード(UW)、データ(I)、及びC
RCコード(CRC)を含む。復調部32で抽出された
受信データ、及び再生されたクロック信号は、ユニーク
ワード検出部34へ供給されてユニークワード検出通知
信号c(図7の(5) の白抜き矢印参照)とユニークワー
ド未検出通知信号dとを発生する。なお、図面中では、
ユニークワードをUWとして示してある。以下同じ。
【0006】一方、フレームカウンタ40は、基地局内
に設けられて受信クロックと同一の周期のクロックに応
答してスロット内カウント値fと、ユニークワード検出
イネーブル信号eを発生する。スロット内カウント値f
は、スロット変化点(スロットとスロットとの境目の時
刻)からの経過時間を示す。
【0007】ラッチ部42は、ユニークワード検出通知
信号cに応答してフレームカウンタ40のスロット内カ
ウント値、即ち相対位置gをラッチする。このラッチ
は、図7の(5) に示すように、ユニークワードが正常に
検出された場合である。ユニークワードが正常に検出さ
れない場合には、図8に示すように、前フレームでユニ
ークワードが正常に検出されたときのスロット内カウン
ト値gがラッチ部42にラッチされており、このスロッ
ト内カウント値gが減算器44で1だけ減算されて1受
信クロック前のスロット内カウント値h(図8の*3参
照)が減算器44から出力され、ユニークワードが正常
に検出されたか否かを問わず、常に次のフレームの対応
するスロットにおいて一致検出部46での一致に供せら
れる。
【0008】このフレーム内カウント値hは、次のフレ
ーム内の当該スロットにおいて用いられて前記フレーム
内カウント値hと、フレームカウンタ40から出力され
るフレーム内カウント値fとの等値性を一致検出部46
で見てユニークワード検出通知信号cの発生時刻より1
受信クロック分だけ前のタイミングの信号i−1を発生
する(図8の(5) の矢印参照)。図8の(5) の*4は、
1受信クロック分の時間に相当する。そして、遅延挿入
部48の“+1”部で一致検出部46からの信号を“+
1”受信クロック分だけ遅延させ、遅延挿入部48の
“+2”部で一致検出部46からの信号を“+2”受信
クロック分だけ遅延させ、ユニークワード検出通知信号
をラッチした時刻のタイミングを表す信号iと、ユニ
ークワード検出通知信号をラッチした時刻から1つの受
信クロック分だけ遅れたタイミングを表す信号i+1を
出力する。
【0009】このようなタイミングの発生と同時に、受
信データについても、タイミング的に整合するタイミン
グ処理が、遅延挿入部36の“+1”部及び“+2”部
で行われる。これにより、遅延挿入部36の“+1”部
からは、ユニークワード検出通知信号をラッチした時刻
のデータa0が、又遅延挿入部36の“+2”部から
は、ユニークワード検出通知信号をラッチした時刻から
1受信クロック分だけ遅れた時刻でのデータa+1が出
力される。
【0010】従って、受信データ処理・格納制御部38
−1では、ユニークワード検出通知信号をラッチした時
刻から1受信クロック分だけ進んだ時刻でのデータにつ
いて復号エラーチェック、例えばCRCチェックが行わ
れ(図8の(6) 参照)、受信データ処理・格納制御部3
8−2ではユニークワード検出通知信号をラッチした時
刻でのデータについて復号エラーチェック、例えばCR
Cチェックが行われ(図7の(6) 及び図8の(7) 参
照)、ユニークワード検出通知信号をラッチした時刻か
ら1つの受信クロック分だけ遅れた時刻でのデータにつ
いて復号エラーチェック、例えばCRCチェックが行わ
れる(図8の(8) 参照)。
【0011】そして、これら3つの受信データ処理・格
納制御部38−1,38−2,38−3でチェックされ
たデータの内の復号エラーのないいずれかのデータが
レクト部50から出力されて格納、又は各種回線へ出力
される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、本発明
に関連する従来のデータ受信処理回路部分は、ユニーク
ワード検出通知信号の検出時刻と、その前後1ビット時
間前の時刻とについてデータの復号エラーがあるかか否
かを判定するようにしているため、3つの受信データ処
理・格納制御部が必要になる。
【0013】又、前記3つのタイミングで処理したデー
タについてのエラーチェックがすべて復号エラーありと
なると、それらデータの選択基準がなくなり、データの
選択ができない。
【0014】これに加えて、復号エラーチェックが終了
するまで、受信データの送出ができないから、データの
遅延が増大し、短時間に大量のデータを送受信したいと
いう要求に副えないことになる。又、復号エラーチェッ
クを可能にするための遅延回路も必要になる。この点か
らも、回路規模の増大が避けられない。
【0015】本発明は、斯かる技術的課題に鑑みて創作
されたもので、回路規模を縮小し、且つ確実にタイミン
グを決定して受信データを処理することができる受信デ
ータタイミング決定方法及びその回路を提供することを
その目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項4及び請
求項5記載の発明の原理ブロック図である。請求項1記
載の発明は、受信データ内のスロットの基準時刻からユ
ニークワード検出時刻までの第1の時間を計時し、検出
されたユニークワード検出通知信号に応答して前記第1
の時間を保持し、保持した前記第1の時間から予め決め
られる時間値を減算してウィンドウ生成時刻を算定し、
経時上次の対応するスロットについての基準時刻からの
計時時刻が前記ウィンドウ生成時刻に達したとき予め決
められた時間幅のウィンドウを生成し、該ウィンドウの
期間内に来た受信クロックから未検出ユニークワードの
ための検出タイミングを決定して前記受信データの遅延
時間を求め、前記求めた受信データの遅延時間に応じて
受信データを遅延した後、データ受信処理を行うことを
特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項記載の受
信データタイミング決定方法における前記基準時刻をス
ロット変化点とすることを特徴とする。請求項3記載の
発明は、請求項1、又は請求項2のいずれか1項に記載
の受信データタイミング決定方法における前記第1の時
間の計時を受信クロック信号よりも高速のクロック信号
で計時することを特徴とする。
【0018】請求項4記載の発明は、図1に示すよう
に、受信データ及び受信クロック信号に応答してユニー
クワード検出通知信号を検出する検出回路2と、受信デ
ータ内のスロットの基準時刻からユニークワード検出時
刻までの第1の時間を計時する計時回路4と、前記検出
されたユニークワード検出通知信号に応答して前記計時
回路4で計時された第1の時間を保持する保持回路6
と、予め決められる時間値を出力する出力回路8と、前
記保持された第1の時間から前記予め決められた時間値
を減算してウィンドウ生成時刻を算定する算定回路10
と、経時上次の対応するスロットについての基準時刻か
ら前記計時回路4で計時されている計時時刻が前記ウィ
ンドウ生成時刻に達したとき予め決められた時間幅のウ
ィンドウを生成するウィンドウ生成回路12と、前記生
成されたウィンドウの期間内に来た受信クロックから未
検出ユニークワードのための検出タイミングを決定して
前記受信データの遅延時間を求める検出タイミング決定
回路14と、前記求めた遅延時間に応じて受信データを
遅延した後、データ受信処理を行うデータ遅延・処理回
路16とを設けたことを特徴とする。
【0019】請求項5記載の発明は、図1に示すよう
に、請求項4記載の受信データタイミング決定回路にお
ける前記出力回路8に、時間値を可変的に設定する回路
を持たせたことを特徴とする。
【0020】
【作用】請求項1記載の発明は、受信データ内のスロッ
トの基準時刻からユニークワード検出時刻までの第1の
時間を計時する。計時された第1の時間は、検出された
ユニークワード検出通知信号に応答して保持される。保
持した前記第1の時間から予め決められる時間値を減算
してウィンドウ生成時刻を算定する。
【0021】そして、経時上次の対応するスロットにつ
いての基準時刻から計時動作が為され、その時刻が前記
ウィンドウ生成時刻に達したとき予め決められた時間幅
のウィンドウを生成する。
【0022】生成されているウィンドウの期間内に来た
受信クロックから未検出ユニークワードのための検出タ
イミングを決定する。かくして、ユニークワードが未検
出となるときの、ユニークワード検出タイミングを予測
することができる。この予測は、ユニークワード検出時
刻が、搬送波偏差等により変動することがあっても可能
である。
【0023】予測されたユニークワード検出タイミング
を用いることにより、受信データ及びエラーチェックコ
ードを用いて為される受信データのチェック回路は1つ
で足りる。又、前記予測ユニークワード検出タイミング
の決定を為しえるから、必ず受信データのエラーチェッ
クを行うことができるから、従来のように選択の判断基
準が無くなるということは回避することができる。受信
データのエラーチェックのための遅延回路も1つでよく
なるから、この点からも回路規模の縮小に役立つ。
【0024】請求項2記載の発明は、基準時刻としてス
ロット変化点を用いたものであり、その効果は、請求項
1記載の発明と同効である。請求項3記載の発明は、前
記第1の時間の計時に受信クロック信号よりも高速のク
ロック信号を用いたものである。
【0025】請求項4記載の発明は、計時回路4により
計時された第1の時間を検出回路2で検出されたユニー
クワード検出通知信号に応答して保持回路6に保持させ
る。保持された第1の時間から出力回路8から出力され
る時間値を算定回路10で減算してウィンドウ生成時刻
を算定する。
【0026】そして、経時上次の対応するスロットにつ
いての基準時刻から前記計時回路4で計時されている計
時時刻が前記ウィンドウ生成時刻に達したとき、ウィン
ドウ生成回路12から予め決められた時間幅のウィンド
ウが生成される。
【0027】こうして生成されているウィンドウの期間
内に受信クロックが来たとき、当該受信クロックから未
検出ユニークワードのための検出タイミングが、検出タ
イミング決定回路14によって決定される。
【0028】このようにして検出タイミングを決定し得
るから、その効果も請求項1記載の発明と同効である。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明の出力回路
8から可変的に設定される時間値を出力するようにした
ものである。これにより、検出タイミングの決定に関与
する回路のばらつきを吸収し、又伝送速度、復調ジッタ
の仕様変更等に容易に対応し得る。
【0029】
【実施例】図2は、請求項1乃至請求項5記載の発明の
一実施例を示す。この実施例は、携帯無線電話機等との
間で送受信をする基地局での実施例を示す。図6につい
て、30はアンテナ、32は復調部、33は受信タイミ
ング制御部、38は受信データ処理・格納制御部であ
る。55は、後述するウィンドウの設定を行うCPU部
を示す。アンテナ30、及び復調部32は、図6につい
て説明した構成要素と同一の動作・処理を行うものであ
る。
【0030】受信タイミング制御部33は、次の構成要
素から成る。34はユニークワード検出部で、このユニ
ークワード検出部34は、復調部32から出力される受
信データa及び受信クロック信号bに応答してユニーク
ワード検出通知信号c、又はユニークワード未検出通知
信号を出力するもので、図6について説明したユニー
クワード検出部34と同一の動作を行う。又、フレーム
カウンタ40は、スロット変化点を含む信号を出力す
る。
【0031】41はスロット変化点検出回路で、このス
ロット変化点検出回路41は、図示しないクロック信号
源から供給される高速クロック信号に応答してフレー
ムカウンタ40から出力されるスロットの変化点を検出
し、カウント起動信号を発生する。43は受信データ
タイミング判定カウンタで、前記カウント起動信号n及
び前記高速クロック信号mに応答してスロット変化点か
らの経過時間oをカウントする。42はラッチ部で、こ
のラッチ部42は、ユニークワード検出部34から出力
されるユニークワード検出通知信号cに応答して受信デ
ータタイミング判定カウンタ43の経過時間oを相対位
置pとしてラッチする。45は減算器で、減算器45は
ラッチ部42の相対位置から図示いないレジスタに予
めセットされた固定値、又はウィンドウ設定レジスタ5
7のウィンドウ値を差し引くものである。47は一致検
出部で、この一致検出部47は減算器45から出力され
る値(相対位置pから固定値を差し引いた値)qが受信
データタイミング判定カウンタ43から出力されている
相対位置(経過時間)に一致するか否かを判定するも
のである。つまり、ウィンドウだけ前の時刻に受信デー
タタイミング判定カウンタ43から出力される時刻が一
致したとき予め決められるウィンドウ幅の信号rが出力
される。
【0032】49はオフセットカウンタで、オフセット
カウンタ49は一致検出部47から出力された信号rの
ウィンドウ期間内に受信クロック信号が来る度毎にカウ
ントし、ユニークワード未検出通知信号に応答してそ
のカウント動作を停止する。そのカウント値は、遅延調
整部51へ遅延時間調整データとして供給される。又、
オフセットカウンタ49はそのリセット入力にユニーク
ワード検出通知信号cを受ける。
【0033】遅延調整部51は、復調部32から出力さ
れた受信データを前記遅延時間調整データで示される時
間だけ遅延させる。遅延調整部51の出力データは受信
データ処理・格納制御部38へ供給される。受信データ
処理・格納制御部38へは、復調部32の受信クロック
信号に加えて、ユニークワード検出部34から出力さ
れるユニークワード検出通知信号、又はユニークワー
ド未検出通知信号がオア回路53を経て、データ受信
タイミング信号tとして供給される。
【0034】受信データ処理・格納制御部38から出力
されるスロットデータ信号は、CPU部55へ供給さ
れ、本発明には関係しないスロットデータについての各
種処理を行う。又、CPU部55は、ウィンドウ設定レ
ジスタ57にウィンドウ値の2分の1の値を予め設定す
る。ウィンドウ設定レジスタ57に設定されるウィンド
ウ値は、搬送波偏差やユニークワード検出に係わる回路
のばらつき等を考慮に入れて設定され、又伝送速度、復
調ジッタの仕様変更に容易に対応させるためである。
【0035】図2において、ユニークワード検出部34
は、図1の検出回路2に対応し、フレームカウンタ4
0、フレーム変化点検出回路41、及び受信データタイ
ミング判定カウンタ43は、図1の計時回路4に対応す
る。ラッチ部42は、図1の保持回路6に対応し、ウィ
ンドウ設定レジスタ57は、図1の出力回路8に対応す
る。減算器45は、図1の算定回路10に対応し、一致
検出部47は、図1のウィンドウ生成回路12に対応す
る。オフセットカウンタ49は、図1の検出タイミング
決定回路14に対応する。
【0036】前述のように構成される図2に示す実施例
の動作を以下に説明する。基地局と携帯無線電話機との
間での送受信される信号形式は、図6について説明した
ものと同様の信号形式であり、これを図3の(1) に示
す。この信号形式の電波が、例えば基地局で受信され、
その受信される受信電波は、チャネルR2であったとす
ると(図3の(2) 参照) 。そして、そのチャネルR2
は、図3の(3)に示すように、時分割多重フレーム形式
の1つのスロットとして構成されており、その具体的な
構成は、図3の(4) のように構成されている。図3の
(4) 内のUWは、ユニークワードを示し、Iはデータを
示し、CRCは、CRCコードを示す。
【0037】そして、説明の都合上、基地局で受信され
る電波周波数偏差ない状態にあり、又固定値として
図3の(8) に示す受信クロック信号の半周期分が選定
されていたとする。この場合には、ユニークワード検出
部34によって検出されるユニークワード検出通知信号
cの検出時刻は、丁度図3の(4) のフレームR2の先
頭、即ちスロット変化点で検出されるスロット変化点検
出時刻から時間*1だけ経過した時刻であり、この時刻
が、前記ユニークワード検出通知信号によってラッチ
部42にラッチされる。ラッチされた経過時間(相対位
置)は、減算器45で固定値(例えば、受信クロック信
の周期の半期間)だけ減算される。この減算された
値は、フレームの対応するスロットで一致検出部47で
用いられて搬送波偏差等に起因する受信クロック信号b
の立ち下がり遷移の発生の検出を行うウィンドウの発生
に用いられる(図の(12)のウィンドウ幅参照)。
【0038】このようにして、ウィンドウが減算器45
から発生されているところへ、次のフレームの対応する
スロットになったときに、受信データタイミング判定カ
ウンタ43から出力される経過時間oが前記ウィンドウ
のウィンドウ幅で示される期間だけ、一致検出部47か
ら信号rが発生する(図の(12)参照)。
【0039】この信号rは、オフセットカウンタ49の
カウント開始入力へ供給される。こうして、カウント動
作ができる状態に置かれたオフセットカウンタ49は、
受信クロック信号bの立ち下がり遷移の発生(図3の
(8) 、並びに図4及び図5の(8) のウィンドウ幅期間内
に発生する受信クロック時刻を示す縦の点線参照)に応
答してカウント動作を行おうとするが、前述のように、
この動作状態においては基地局で受信される電波に周波
数偏差がない状態にあり、且つユニークワードが、前記
一致信号の発生と同時、又は極く遅れた時刻に検出され
るように前記各構成要素が構成さているから、たとえオ
フセットカウンタ49がカウント動作されたとしても、
殆ど同時的にオフセットカウンタ49にリセットが掛か
る。つまり、オフセットカウンタ49のカウント値は零
となる。
【0040】このようなタイミング関係でユニークワー
ドが検出された時刻(図3、図4及び図5内に示す縦点
線で示す時刻、図3の(5) の白抜き矢印参照)は、丁度
ユニークワードの最後のビットのビット期間の前半期間
経過時刻にあって(図3の(7) 、(8) 参照)、当該ビッ
ト期間の後半期間経過時刻、即ち次の受信クロック信号
の立ち上がり遷移時刻にデータIの最初のビットが始
まり、以下受信スロットR2のデータが続き、そしてC
RCコードが続く。このようなデータ及びCRCコード
が復調部32から出力され、遅延調整部51へ供給され
る。
【0041】前述したところから明らかなように、オフ
セットカウンタ49からは、零の遅延調整データが転送
されて来ているから、遅延調整部51に入力されるデー
タI及びCRCコードは、遅延されることなく、受信デ
ータ処理・格納制御部38へ供給される。
【0042】又、この時刻には、ユニークワード検出部
34で検出された1受信クロック期間のユニークワード
検出通知信号cが、オア回路53を経てデータ受信タイ
ミング信号tとして受信データ処理・格納制御部38へ
供給されるので、受信データ処理・格納制御部38で入
力されるデータI及びCRCコードについてCRCチェ
ックが行われる。そのチェックが良ければ、データIは
格納、又は各種回線へ送出されるが、チェックが不良で
あれば、そのデータは廃棄される。廃棄されたデータに
ついては、再送等の手段により、正常なデータ受信処理
が行われる。
【0043】次に、ユニークワードがデータエラーでユ
ニークワード未検出となった場合について説明する。こ
のユニークワード未検出を図4の(4) にUW*2として
示してある。図4の(1) 、(2) 、(3) は、図3と同じで
あるので、その説明は繰り返さない。又、受信スロット
R2について復調部32から出力される受信データa及
び受信クロック信号bは、図3について説明したと同じ
であるとする(図4及び図5の(7) 、(8) 参照)。な
お、図4と図5とによりユニークワード未検出の場合の
タイミングチャートを示す。又、図4及び図5の(7) 、
(8) 、(9) は、図4と図5との関係を判り易くするため
重複して示してある。
【0044】前述の説明から明らかなように、フレーム
カウンタ40、スロット変化点検出回路41、受信デー
タタイミング判定カウンタ43の動作は、図3の場合と
同様である。従って、ユニークワード検出通知信号cが
検出されたとすると、図3の場合と同様に、受信データ
タイミング判定カウンタ43でカウントされている経過
時間が、検出されたユニークワード検出通知信号cに応
答してラッチ部42に改めてラッチされることになる
が、ユニークワード検出通知信号cの検出はないから、
前フレームの対応する受信スロットR2でラッチ部42
にラッチされた経過時間(相対位置)pが減算器45へ
供給され、固定値(ウィンドウ値)だけ減算されて一致
検出部47でのウィンドウの生成に用いられる。図4の
矢印は、減算器45から出力されている値q(ウィンド
ウ生成時刻)に受信データタイミング判定カウンタ43
のカウント値が達した時刻を示し、図4の*5は、受信
クロック信号bの半周期分の期間を示す。
【0045】このウィンドウの生成までは、前述の動作
条件の下では同じである。しかし、ユニークワード未検
出を生じさせるデータエラーが発生しているから、ユニ
ークワード検出部34からはユニークワード検出通知信
号cは検出されないが、前述と同様にして予測ユニーク
ワード検出時刻(検出タイミング)を決定してユニーク
ワード未検出であっても、当該受信スロットR2のデー
タI及びCRCコードについてCRCチェックを行うこ
とができる。これを以下に説明する。
【0046】ユニークワード検出通知信号cは発生され
ないから、前述のようにして発生されたウィンドウ内
の、受信クロック信号の立ち下がり遷移(図4及び図
5の縦点線参照)に応答してカウントされたオフセット
カウンタ49のカウント値はリセットされない。このカ
ウント動作は、受信クロック信号の立ち下がり遷移毎
にカウントアップされて行く。なお、図4及び図5は、
その縦点線を合わせることにより、ユニークワード未検
出の場合のタイミングチャートを構成する。
【0047】そして、ユニークワード未検出信号dは、
ユニークワード検出イネーブル信号eの立ち下がり遷移
(図5の(10)参照)に応答して1受信クロック期間の信
号として検出される(図5の(11)参照)。このユニーク
ワード未検出通知信号dは、オフセットカウンタ49の
リセット入力へ供給されると共に、オア回路53を経て
データ受信タイミング信号tとして受信データ処理・格
納制御部38へ供給される。
【0048】従って、オフセットカウンタ49のカウン
ト動作は、ユニークワード未検出通知信号dの立ち下が
り遷移に応答して停止する。結果として、オフセットカ
ウンタ49のカウント期間は、図5の*4に示す時間と
なる。このカウント期間に相当する時間が、遅延調整デ
ータとして遅延調整部51へ供給されて2受信クロック
分の時間だけユニークワード検出部34から出力される
受信データI及びCRCコードは遅延されて受信データ
処理・格納制御部38へ供給される。
【0049】受信データ処理・格納制御部38は、オア
回路53を経て供給されるデータ受信タイミング信号
の立ち下がり遷移に応答するから、受信データ処理・格
納制御部38へ入力されて来る受信データI及びCRC
コードについてのチェックを支障く行うことができ
る。
【0050】この関係は、ユニークワードのタイミング
が、図4及び図5の縦点線の時刻位置からウィンドウ内
の範囲で変動しても、同様であるから、その場合にも、
受信データI及びCRCコードについてのチェックを行
うことができる。
【0051】又、前述したところは、他の受信スロット
についてのユニークワード検出についても同様である。
従って、受信データのユニークワード検出、未検出時の
受信データのエラーチェックに要する受信データ処理・
格納制御部38を従来のように3つ必要でなく、1つで
足らせることができる。
【0052】又、各スロットの受信データ毎の受信デー
タのエラーチェックを遂行して行けるから、従来のよう
な受信データの選択判断基準が無くなるということはな
くなる。
【0053】受信データの受信処理に要する遅延時間を
可及的に少なくすることができるから、データ遅延によ
るデータ伝送速度の低下を防止できてデータ伝送の高速
化に寄与する。遅延回路も1つでよいから、この点から
も、受信データ処理回路の回路規模の縮小を役立つ。
【0054】なお、前記実施例では、スロット変化点を
相対位置の生成に用いたが、スロット内のユニークワー
ドよりも時間的に前の予め決められた時間位置を表す信
号を出力するようにして該信号からカウント動作を行う
ようにしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ユ
ニークワードが未検出となるときの、1つのユニークワ
ード検出タイミングを予測することができる。この予測
されたユニークワード検出タイミングを用いることによ
り、受信データ及びエラーチェックコードを用いて為さ
れる受信データのチェック回路は1つで足りる。又、前
記予測ユニークワード検出タイミングの決定を為し得る
から、必ず受信データのエラーチェックを行うことがで
きるから、従来のようにエラーチェック後の受信データ
選択の判断基準が無くなるということは回避される。受
信データのエラーチェックのための遅延回路も1つでよ
くなるから、この点からも回路規模の縮小に役立つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項4及び請求項5記載の発明の原理ブロッ
ク図である。
【図2】請求項1乃至請求項5記載の発明の一実施例を
示す図である。
【図3】図3に示す実施例でのユニークワード検出の場
合のタイミングチャートである。
【図4】図3に示す実施例でのユニークワード未検出の
場合のタイミングチャートの一部である。
【図5】図3に示す実施例でのユニークワード未検出の
場合のタイミングチャートの残部である。
【図6】従来の本発明に関連するデータ受信処理回路部
分を示す図である。
【図7】図6に示すデータ受信処理回路部分でユニーク
ワードが正常に検出される場合のタイミングチャートで
ある。
【図8】図6に示すデータ受信処理回路部分でユニーク
ワードが検出されない場合のタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
2 検出回路 4 計時回路 6 保持回路 8 出力回路 10 算定回路 12 ウィンドウ生成回路 14 検出タイミング決定回路16 データ処理・遅延回路 34 ユニークワード検出部 40 フレームカウンタ 41 スロット変化点検出回路 42 ラッチ部 43 受信データタイミング判定カウンタ 45 減算器 47 一致検出部 49 オフセットカウンタ 57 ウィンドウ設定レジスタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04L 7/08 H04B 7/26 H04J 3/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信データ内のスロットの基準時刻から
    ユニークワード検出時刻までの第1の時間を計時し、 検出されたユニークワード検出通知信号に応答して前記
    第1の時間を保持し、 保持した前記第1の時間から予め決められる時間値を減
    算してウィンドウ生成時刻を算定し、 経時上次の対応するスロットについての基準時刻からの
    計時時刻が前記ウィンドウ生成時刻に達したとき予め決
    められた時間幅のウィンドウを生成し、 該ウィンドウの期間内に来た受信クロックから未検出ユ
    ニークワードのための検出タイミングを決定して前記受
    信データの遅延時間を求め前記求めた受信データの遅延時間に応じて受信データを
    遅延した後、データ受信処理を行う ことを特徴とする受
    信データタイミング決定方法。
  2. 【請求項2】 請求項記載の受信データタイミング決
    定方法において、 前記基準時刻をスロット変化点とすることを特徴とする
    受信データタイミング決定方法。
  3. 【請求項3】 請求項1、又は請求項2のいずれか1項
    に記載の受信データタイミング決定方法において、 前記第1の時間の計時を受信クロック信号よりも高速の
    クロック信号で計時することを特徴とする受信データタ
    イミング決定方法。
  4. 【請求項4】 受信データ及び受信クロック信号に応
    答してユニークワード検出通知信号を検出する検出回路
    と、 受信データ内のスロットの基準時刻からユニークワード
    検出時刻までの第1の時間を計時する計時回路と、 前記検出されたユニークワード検出通知信号に応答して
    前記計時回路で計時された第1の時間を保持する保持回
    路と、 予め決められる時間値を出力する出力回路と、 前記保持された第1の時間から前記予め決められる時間
    値を減算してウィンドウ生成時刻を算定する算定回路
    と、 経時上次の対応するスロットについての基準時刻から前
    記計時回路で計時されている計時時刻が前記ウィンドウ
    生成時刻に達したとき予め決められた時間幅のウィンド
    ウを生成するウィンドウ生成回路と、 前記生成されたウィンドウの期間内に来た受信クロック
    から未検出ユニークワードのための検出タイミングを決
    して前記受信データの遅延時間を求める検出タイミン
    グ決定回路と 前記求めた遅延時間に応じて受信データを遅延した後、
    データ受信処理を行うデータ遅延・処理回路とを設けた
    ことを特徴とする受信データタイミング決定回路。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の受信データタイミング決
    定回路において、 前記出力回路は、時間値を可変的に設定する回路を有す
    ることを特徴とする受信データタイミング決定回路。
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