JP3402941B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3402941B2
JP3402941B2 JP18326096A JP18326096A JP3402941B2 JP 3402941 B2 JP3402941 B2 JP 3402941B2 JP 18326096 A JP18326096 A JP 18326096A JP 18326096 A JP18326096 A JP 18326096A JP 3402941 B2 JP3402941 B2 JP 3402941B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像データを記
憶するための記憶手段を含む画像処理装置に関し、特に
デジタルスチルカメラ等の撮像装置において、JPEG
に代表される画像圧縮処理に用いる画像データを記憶す
る画像データメモリを備える画像処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来より画像データを圧縮および伸張す
るための国際標準規格の取決めがある。JPEG規格
は、Joint Photographic Experts Groupにより作成され
た国際標準規格の1つで、カラー静止画像のための圧縮
および伸張のアルゴリズムを規定している。
【0003】JPEG規格は、基本システムとして適用
DCT処理、量子化処理、DPCM処理ならびにハフマ
ン符号化処理等を含む。
【0004】内部に搭載したCCDを介して、被写体の
光学像をデジタルのカラー静止画像に変換して処理する
デジタルスチルカメラにおいても、JPEG規格を始め
とする上記国際標準規格に則った画像データの処理が行
なわれる。
【0005】そこで、上記国際標準規格に従う画像処理
用LSI、すなわち画像処理装置の開発がデジタルスチ
ルカメラの分野において進められている。
【0006】図8は、従来のデジタルスチルカメラにお
ける画像処理装置の要部の構成を示す概略ブロック図で
ある。
【0007】図8において、画像処理装置200は、C
CD回路10と、A/D変換回路20と、画像圧縮回路
30と、メモリ40と、タイミング生成装置50とを備
える。
【0008】CCD回路10は、図示しない光学系を介
して入射された被写体の光学像を1次元の電気信号に変
換する固体撮像デバイスであり、2次元に配列された複
数のフォトダイオードなどの光電変換素子を含む。
【0009】各光電変換素子は、入射光量に応じて電荷
を蓄積して、その蓄積結果を電気信号の形で出力する。
1つの光電変換素子が撮像画像の1つの画素を形成す
る。
【0010】図9は、CCD回路10の複数の光電変換
素子すなわち画素の配列を示す概略図である。
【0011】図9において、画素G(I、J)は、水平
方向および垂直方向からなる画素アレイ11を構成す
る。ここでIは水平方向の画素位置を示し、Jは垂直方
向の画素位置を示す。以下、簡単のため、位置(I、
J)と記す。
【0012】ここで、画素アレイ11の水平方向の画素
数(以下、水平画素サイズと呼び、GXと記す)は64
0であり、垂直方向の画素数(以下、垂直画素サイズと
呼び、GYと記す)は480である。したがって、Iは
0〜639、Jは0〜479の自然数をとる。
【0013】以下、特に記載しない限り、水平画素サイ
ズGX=640、垂直画素サイズGY=480とする。
【0014】CCD回路10は、被写体からの入射光量
に応じた電荷を各光電変換素子に蓄積した後、後述する
タイミング生成回路50の出力する水平同期信号HSお
よび垂直同期信号VSに同期して、位置(I、J)の各
画素G(I、J)から電気信号S(I、J)を出力す
る。
【0015】より詳細に説明すると、CCD回路10
は、水平同期信号HSに同期して画素アレイ11の水平
画素位置0(I=0)から、水平方向に1画素ずつ(す
なわち、J固定でIを1ずつ増加させて)電気信号S
(I、J)を出力する。以下、この水平方向の画素の並
びを水平ラインと呼ぶ。
【0016】一方、CCD回路10は、垂直同期信号V
Sを受けると、出力対象とする画素の水平ラインを1増
やし(すなわち、Jを1増やす)、再び水平同期信号H
Sに従って、水平画素位置0(I=0)から水平ライン
の方向に1画素ずつ電気信号S(I、J)を出力する。
【0017】この水平方向に1画素ずつ進み(J固定
で、Iを1ずつ増加)、水平方向に画素が存在しない場
合は(I=最大値)、垂直方向に1画素進んで(Jを1
増加)、再び水平方向に1画素ずつ進んで(J固定で、
I=最小値からIを1ずつ増加)データを読出す方式を
ラスタスキャン方式と呼ぶ。
【0018】A/D変換回路20は、CCD回路10か
らラスタスキャンの順で出力した電気信号S(I、J)
を水平同期信号HSおよび垂直同期信号VSの制御を受
けてデジタル信号に変換して画像信号D(I、J)を得
る。ここで1の電気信号S(I、J)に対して1の画像
信号D(I、J)が生成される。したがって、位置
(I、J)の画素G(I、J)と画像信号D(I、J)
は、1対1に対応している。
【0019】タイミング生成回路50は、前述したよう
にCCD回路10から電気信号S(I、J)を取出すた
めの水平同期信号HSと垂直同期信号VSを内部で発生
するクロック信号に基づき生成した後、出力する。
【0020】メモリ40は、A/D変換回路20がラス
タスキャンの順に出力する画像信号D(I、J)をデー
タバスDBを介して順次格納する。
【0021】この格納するアドレスは、図示しないコン
トロールユニットによって制御され、アドレスバスAB
を介してメモリ40に与えられる。
【0022】画像圧縮回路30は、メモリ40に格納し
た画像信号D(I、J)をデータバスDBを介して所定
の順で読出した後、圧縮処理を行なう。
【0023】圧縮処理は、水平方向にBX個の画素であ
って、垂直方向にBY個の画素からなる画素の集まりよ
り得られる画像信号D(I、J)を1単位として行な
う。
【0024】以下、水平方向にBX個および垂直方向に
BY個の画素G(I、J)の集まりをブロックという。
【0025】図10は、ブロックと画素アレイ11の関
係を示す概略図である。図10において、各ブロックの
水平方向画素数(以下、水平ブロックサイズBXと呼
ぶ)は8であり、垂直方向画素数(以下、垂直ブロック
サイズBYと呼ぶ)は8である。
【0026】なお、前述したように画像G(I、J)と
画像信号D(I、J)は1対1に対応しているので、以
下では、1ブロックの画素から生成された画像信号D
(I、J)の集まりもブロックと呼ぶ。
【0027】また、M番目のブロックをブロックMと呼
ぶ。ここで、ブロックMのMとは、2次元上に並ぶブロ
ックにおいて、水平方向に1ブロックずつ付した番号で
あり水平方向にブロックが存在しない場合は、垂直方向
に1ブロック進んで再び水平方向に1ブロックずつ付し
ていく。以下、簡単のため、この順番をブロックスキャ
ンの順と呼ぶ。
【0028】ところで、このような画像処理装置は、通
常メモリ40として、ダイナミック型ランダムアクセス
メモリ(以下、簡単のためDRAMと記す)を採用す
る。
【0029】ここで、メモリ40にDRAMを採用した
場合のアドレシングについて説明する。
【0030】図示しないDRAMは、2次元のマトリク
ス状に配列された複数のメモリセルを有し、各メモリセ
ルは行方向にワード線で接続されるとともに列方向には
ビット線で接続される。
【0031】1つの行アドレスおよび1つの列アドレス
が与えられると、1つのメモリセルが特定され、この特
定されたメモリセルは読出もしくは書込状態となる。な
お以下では、簡単のため、行方向に連続したメモリセル
の位置を指標とする連続アドレス空間で説明する。
【0032】ここで、A/D変換回路20から出力され
る各画像信号D(I、J)は、図示しないコントロール
ユニットの指示に従い、順次アドレスが割当てられる。
【0033】この場合、アドレスの割当てられる順は、
A/D変換回路20から出力される順すなわちラスタス
キャンの順である。ここで、画像信号D(K、L)のラ
スタスキャン方式に従った順番は、以下で表わされる。
【0034】 D(K、L)の順番=(K+640×L)+1…(1) したがって、画像信号D(K、L)の画像信号D(0、
0)に対する相対アドレスは、式(1)を用いて以下の
式で求められる。
【0035】 D(K、L)の相対アドレス=K+640×L…(2) ところで、メモリ40としてDRAMを採用した場合、
データ転送に関してDRAMの構造上高速ページモード
アクセスを利用することができる。
【0036】高速ページモードアクセスは、DRAMの
行方向に連続して位置するメモリセルを一度にアクセス
することができる機能で、これを用いると高速に複数の
メモリセルの有するデータを読出すことができる。
【0037】通常は、1つのメモリセルごとに1つの行
アドレスと1つの列アドレスを指定する動作が必要であ
るのに対して、高速ページモードアクセスでは1つの行
アドレスを指定した後は、列アドレスを変えて行方向に
連続して位置するメモリセルの有するデータを読出す。
【0038】高速ページモードアクセスにおいて、1つ
の行アドレスを指定して読出せるメモリセルの集まりを
ページと呼び、そのメモリセルの数をページサイズ(以
下、PSと記す)と呼ぶ。
【0039】なお、この高速ページモードアクセスを有
効に実現するには、読出す対象となるデータが同一ペー
ジ内に存在することが必要である。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来のラスタ
スキャン方式で画像信号D(I、J)を生成し、順次D
RAMに格納すると、この格納した画像信号D(I、
J)を画像圧縮回路30に転送する場合に高速ページモ
ードが有効に活用できず、転送速度が遅くなるという欠
点があった。以下、具体例を用いてこの問題点を説明す
る。
【0041】図11はラスタスキャンの順で画像信号D
(I、J)をDRAMに格納した場合の格納位置とペー
ジとの関係を示す図である。
【0042】図11において、ページPのPとは、先頭
アドレスから数えてP番目のページを指す。
【0043】なお、DRAMのページサイズPSは51
2とする。さらに画像信号D(0、0)がページPの先
頭アドレスの位置(アドレスA)に格納されたものとす
る。
【0044】この場合、画像信号D(K、L)の位置す
るページは、式(2)を用いて以下で表わされる。
【0045】 ページ=int[(K+640×L)/512]+P…(3) ここでint(x/y)とは、xをyで割った値の整数
部を指す。
【0046】次に、ブロックを水平ブロックサイズBX
が8であり、垂直ブロックサイズBYが8であるとし
て、画像信号D(K、L)をこのブロックで分割した場
合のブロックとページの関係を式(3)から求める。
【0047】具体例として、ブロック0に属する画像信
号D(I、J)の中から特に、水平画素位置(I=0)
の画像信号D(0、0)、D(0、1)、D(0、
2)、D(0,3)、D(0、4)、D(0、5)、D
(0、6)およびD(0、7)のページを式(3)を用
いて算出すると、以下の関係が得られる。
【0048】D(0、0)のページ=P D(0、1)のページ=P+1 D(0、2)のページ=P+2 D(0、3)のページ=P+3 D(0、4)のページ=P+5 D(0、5)のページ=P+6 D(0、6)のページ=P+7 D(0、7)のページ=P+8 すなわち、ブロック0の画像信号D(0、0)〜D
(0、7)(ただしI=0)は、同一ページ内に存在し
ない。このことは、同一ブロック内の画像信号D(I、
J)を読出す場合、ページの切換を行なう必要があるこ
とを意味し、同一のページをアクセスする確率(以下、
ページヒット率と呼ぶ)は、極めて低いことを示してい
る。
【0049】したがって、DRAMから画像信号D
(I、J)をブロックごとに画像圧縮回路30に転送し
て圧縮処理を行なう必要がある画像処理装置200にお
いては、DRAMの高速ページモードが有効に活用でき
ず、画像信号D(I、J)の転送速度が遅いという問題
があった。
【0050】本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、高速ページモードアクセスが可能であ
り、かつ画像信号D(I、J)をブロックごとに読出す
場合にページヒット率が高く、高速で転送することが可
能な画像処理装置を提供することを目的とする。
【0051】
【課題を解決するための手段】請求項1の画像処理装置
は、被写体からの入射光をディジタル画像信号に変換す
る撮像装置の画像処理装置であって、2次元マトリック
ス状の画素アレイを構成するように配列された複数の撮
像素子を有し、入射光をディジタル画像信号に変換して
ラスタスキャン方式に従って順次出力する画像信号生成
手段と、画像信号生成手段から出力されるディジタル画
像信号を記憶するための画像記憶手段と、ディジタル画
像信号の画像記憶手段における格納位置を指定するアド
レス生成手段と、画像記憶手段からディジタル画像信号
を順次読出し、画素アレイを2次元上に配列されたN個
(Nは正の整数)のブロック(但し、ブロックは、所定
数の画素からなる)に分割したブロック単位で符号化処
理を行なう画像符号化手段とを備え、アドレス生成手段
は、画像信号生成手段からラスタスキャン方式に従って
順次読出されるディジタル画像信号を、符号化処理を行
なう順に並び替えて画像記憶手段に記憶するよう格納位
置を指定する。
【0052】請求項2の画像処理装置は、請求項1の画
像処理装置において、並び替えを、ブロック単位にあっ
てはブロック1からブロック単位で水平方向の順であっ
てかつ水平方向のブロックが存在しない場合には垂直方
向にブロック単位で1進み再び水平方向に進むブロック
Nまでの順であり、ブロック内にあってはラスタスキャ
ン方式の順に従った画素の順とする。
【0053】請求項3の画像処理装置は、請求項2の画
像処理装置において、画素生成手段が、画素アレイを有
し、1の画素から入射光に応じて1の電気信号を生成し
てラスタスキャン方式に従って順次出力するCCD回路
と、電気信号を順次ディジタル符号化して、ディジタル
画像信号を生成して出力するA/D変換回路と、CCD
回路から電気信号の出力およびA/D変換回路のディジ
タル符号化を制御するタイミング信号を生成するタイミ
ング生成回路とを含む。
【0054】請求項4の画像処理装置は、請求項2の画
像処理装置において、アドレス生成手段が、タイミング
信号を受けて、画素アレイの画素位置を算出する位置算
出手段と、画素位置の属するブロックK(ただし、Kは
1からNの任意の整数をとる)に対してブロック1から
ブロック(K−1)までの存在する複数のブロックに属
する画素の総数と、ブロックK内にあってラスタスキャ
ン方式に従った順で画素位置までに存在する画素の総数
とからディジタル画像信号の格納位置を決定するアドレ
ス算出手段とを含む。
【0055】請求項5の画像処理装置は、請求項2の画
像処理装置において、画像記憶手段が、ダイナミック型
ランダムアクセスメモリを含み、ダイナミック型ランダ
ムアクセスメモリは高速ページモードを用いてディジタ
ル画像信号の読出を行なう。
【0056】
【発明の実施の形態】
「実施の形態1」図1は、本発明の実施の形態1におけ
る画像処理装置100の要部の構成を示す概略ブロック
図である。なお、図8に示す従来の画像処理装置200
と共通する構成要素には、同一参照番号および同一参照
符号を付してその説明は省略する。
【0057】さらに、本実施の形態1においても、従来
の画像処理装置200と同様に、画素アレイ11の画素
G(I、J)と画像信号D(I、J)とは1対1の対応
関係を有し、ブロックとは、水平ブロックサイズBXで
垂直ブロックサイズBYの画素G(I、J)の集まりも
しくは1ブロックの複数の画素G(I、J)から生成さ
れた画像信号D(I、J)の集まりを指す。
【0058】画像処理装置100が図8に示す従来の画
像処理装置200と異なる点は、従来の画像処理装置2
00に加えて、さらにアドレス生成回路60を有するこ
と、およびメモリ40としてDRAM41を用いること
である。
【0059】このアドレス生成回路60は、タイミング
生成回路50からの水平同期信号HSおよび垂直同期信
号VSを受けて、DRAM41に画像信号D(I、J)
を格納するためのアドレスを生成する。
【0060】図2は、アドレス生成回路60を用いた場
合のブロックとDRAM41の格納位置の関係を表わし
た概略図である。
【0061】図2においては、各ブロックは水平ブロッ
クサイズBXを8とし、かつ垂直ブロックサイズBYを
8とする。
【0062】ここで、図11における従来の画像処理装
置200のメモリ40での画像信号D(I、J)の格納
位置と、図2におけるDRAM41での格納位置の違い
は以下の点にある。
【0063】すなわち、メモリ40はラスタスキャンの
順に生成される画像信号D(I、J)をラスタスキャン
の順に割当てられたアドレスに格納するのに対して、D
RAM41はラスタスキャンの順に生成される画像信号
D(I、J)をアドレス生成回路60で生成したアドレ
スに従って格納する。
【0064】そして、このアドレス生成回路60の生成
するアドレスに従えば、DRAM41の連続メモリ空間
上において、ブロック単位でみるとブロックスキャンの
順に並びかつ各ブロックごにとみるとラスタスキャンの
順に画像信号D(I、J)が配列される。
【0065】以下、アドレス生成回路60の構成と動作
について説明する。図3は、本発明の実施の形態1にお
けるアドレス生成回路60の構成を示す概略ブロック図
である。
【0066】図3において、アドレス生成回路60は、
画素位置算出回路61とアドレス算出回路62とを含
む。
【0067】画素位置算出回路61は、タイミング生成
回路50の出力する水平同期信号HSと垂直同期信号V
Sとを受けて、2次元上での水平画素位置Iと垂直画素
位置Jすなわち位置(I、J)を算出する。
【0068】ここで画素位置算出回路61は、垂直同期
信号VSから垂直画素位置Jを算出する垂直位置回路7
0と水平同期信号HSから水平画素位置Iを算出する水
平位置回路71とを含む。
【0069】図4は、水平同期信号HSおよび垂直同期
信号VSと位置(I、J)の関係の一例を示す図であ
る。
【0070】ここで、水平同期信号HSおよび垂直同期
信号VSのそれぞれの論理レベルの関係は逆であっても
よい。
【0071】垂直位置回路70は垂直同期信号VSの論
理レベルの変化(HレベルからLレベルもしくはLレベ
ルからHレベル)を検出してその変化回数を加算するこ
とで垂直画素位置Jを算出する。
【0072】一方、水平位置回路71は、水平同期信号
HSの論理レベルの変化(HレベルからLレベルもしく
はLレベルからHレベル)を検出して、その変化回数を
加算することで水平画素位置Iを算出する。なお、Iは
0〜(GX−1)(ここでGXは水平画素サイズを指
す)の値を繰返しとる。
【0073】一方、アドレス算出回路62は、位置
(I、J)に基づいて対応する画像信号D(I、J)の
画像信号D(0、0)に対する相対アドレスの値を算出
する。
【0074】ここで、アドレス算出回路62は4つの計
数回路72、73、74、75と加算回路76とを含
む。
【0075】図5は、画素アレイ11での4つの計数回
路72、73、74、75の処理対象を示す概略図であ
る。
【0076】第1の計数回路72は、位置(I、J)の
属するブロックBNよりも上位の水平ラインに位置する
ブロックを処理対象として、それらのブロックに属する
画素数(すなわち画像信号数)N1を算出する。
【0077】図4においては、領域A1が処理対象にあ
たる。具体的には、以下の値をとる。
【0078】 N1=int(J/BY)×(GX×BY)…(4) ここで、BYは垂直ブロックサイズ、GXは水平画素サ
イズであり、これらの値は外部から入力する。また、i
nt(x/y)の値は、xをyで割った値の整数部分の
値である。
【0079】第2の計数回路73は、位置(I、J)の
属するブロックBN内において、位置(I、J)よりも
上位の水平ラインに位置する画素数N2を算出する。図
4においては、領域A2が処理対象にあたる。具体的に
は、以下の値をとる。
【0080】N2=mod(J/BY)×BX…(5) ここで、BXは水平ブロックサイズ、BYは垂直ブロッ
クサイズであり、これらの値は外部から入力する。ま
た、mod(x/y)の値は、xをyで割った余りの値
である。
【0081】第3の計数回路74は、位置(I、J)の
属するブロックBNと同じ水平ラインに位置しかつブロ
ックスキャンの順で上位にあるブロックを処理対象とし
て、それらのブロックに属する画素数N3を算出する。
図4においては、領域A3が処理対象にあたる。具体的
には以下の値をとる。
【0082】 N3=int(I/BX)×(BX×BY)…(6) ここで、BXは水平ブロックサイズ、BYは垂直ブロッ
クサイズであり、これらの値は外部から入力する。
【0083】第4の計数回路75は、位置(I、J)の
属するブロックBN内において位置(I、J)と同じ水
平ラインに属しかつラスタスキャン順で上位に位置する
画素数N4を算出する。図4においては、領域A4が処
理対象にあたる。具体的には以下の値をとる。
【0084】N4=mod(I/BX)…(7) ここで、BXは水平ブロックサイズでありこの値は外部
から入力する。
【0085】続いて、加算回路76は、N1、N2、N
3およびN4を足し合わせて値Z(I、J)を出力す
る。
【0086】 Z(I、J)=N1+N2+N3+N4…(8) Z(I、J)は、位置(I、J)に対して1つ決まる値
であり、図2に示したDRAM41上での画像信号D
(I、J)の配列を実現する。
【0087】すなわち、式(8)は、位置(0、0)に
対する位置(I、J)の相対アドレス値であり、画像信
号D(0、0)のアドレスがAで与えられると画像信号
D(I、J)には式(8)に従って図示しないコントロ
ールユニットを介してZ(I、J)+Aのアドレスが割
当てられる。この結果、画像信号D(I、J)はブロッ
ク単位でみると、DRAMの連続アドレス空間上でブロ
ック1からブロックQ(Qは最大ブロック数を表わす)
まで、ブロックスキャンの順に配置される。
【0088】図6は、アドレス算出回路62の内部構成
の一例を示す概略ブロック図である。
【0089】続いて、このアドレス生成回路60を用い
た場合の画像信号D(I、J)とDRAM41における
ページの関係を以下に記す。
【0090】図7は、アドレス生成回路60を用いて画
像信号D(I、J)をDRAM41に格納した場合のブ
ロックとページの関係を示した概略図である。
【0091】図7において、ブロックは水平ブロックサ
イズBXを8とし垂直ブロックサイズBYを8とし、ペ
ージサイズPSを512とする。また、ブロック0の先
頭にあたる画像信号D(0、0)がページPの先頭に格
納したものとする。
【0092】図7に示すように、各ブロックに属する画
像信号D(I、J)は同一ページに属する。さらに、各
ブロック内では図2を用いて示したように、ラスタスキ
ャンの順に画像信号D(I、J)が並んでいる。したが
って、画像処理装置100においては、DRAM41か
ら画像圧縮回路30へのブロックごとのデータ転送に高
速ページモードを有効に活用することができる。またブ
ロックのサイズ(BXとBY)および水平画素サイズG
Xは外部から入力するので、任意のブロックサイズおよ
び任意の水平画素サイズに応じた画像信号D(I、J)
の配置が可能である。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、画像処理装置の画像記
憶手段としてDRAMを用いた場合、画像圧縮処理にお
いて圧縮する単位となる画像信号の集まりをDRAM上
の連続したアドレスに格納することができる。このた
め、DRAMからの画像信号の画像圧縮回路への転送に
おいて高速ページモードを有効に活用することができる
ためページヒット率が高くなり、全体として画像信号の
処理の高速化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における画像処理装置の
要部の構成を示す概略ブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるアドレス生成回
路を用いた場合のブロックとDRAMの格納位置の関係
を表わす概略図である。
【図3】本発明の実施の形態1におけるアドレス生成回
路の構成を示す概略ブロック図である。
【図4】水平同期信号HSおよび垂直同期信号VSと位
置(I、J)の関係を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1における画素アレイでの
4つの計数回路の処理対象を表わす概略図である。
【図6】本発明の実施の形態1におけるアドレス算出回
路の内部構成を示す概略ブロック図である。
【図7】本発明の実施の形態1におけるアドレス生成回
路を用いて画像信号をDRAMに格納した場合のブロッ
クとページの関係を示す概略図である。
【図8】従来のデジタルスチルカメラにおける画像処理
装置の要部の構成を示す概略ブロック図である。
【図9】従来の画像処理装置におけるCCD回路の画素
の配列を示す概略図である。
【図10】ブロックと画素アレイの関係を示す概略図で
ある。
【図11】ラスタスキャンの順で画像信号をDRAMに
格納した場合の格納位置とページとの関係を示す概略図
である。
【符号の説明】
10 CCD回路 20 A/D変換回路 30 画像圧縮回路 41 DRAM 50 タイミング生成回路 60 アドレス生成回路 61 画素位置算出回路 70 垂直位置回路 71 水平位置回路 72 第1の計数回路 73 第2の計数回路 74 第3の計数回路 75 第4の計数回路 76 加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06T 1/60 H04N 1/41

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被写体からの入射光をデジタル画像信号
    に変換する撮像装置の画像処理装置であって、 2次元マトリックス状の画素アレイを構成するように配
    列された複数の撮像素子を有し、前記入射光を前記デジ
    タル画像信号に変換してラスタスキャン方式に従って順
    次出力する画像信号生成手段と、 前記画像信号生成手段から出力される前記デジタル画像
    信号を記憶するための画像記憶手段と、 前記デジタル画像信号の前記画像記憶手段における格納
    位置を指定するアドレス生成手段と、 前記画像記憶手段から前記デジタル画像信号を順次読出
    し、前記画素を二次元状に配置されたN個(Nは正の整
    数)のブロック(但し、前記ブロックは、所定数の前記
    画素からなる)に分割した前記ブロック単位で符号化処
    理を行なう画像符号化手段とを備え、 前記アドレス生成手段は、前記画像信号生成手段からラ
    スタスキャン方式に従って順次読出される前記デジタル
    画像信号を、前記符号化処理を行なう順に並び変えて前
    記画像記憶手段に記憶するよう格納位置を指定する、画
    像処理装置。
  2. 【請求項2】 前記並び変えは、 前記ブロック単位にあってはブロック1から前記ブロッ
    ク単位で水平方向の順であってかつ水平方向に前記ブロ
    ックが存在しない場合には垂直方向に前記ブロック単位
    で1進み再び水平方向に進む前記ブロックNまでの順で
    あり、前記ブロック内にあっては前記ラスタスキャン方
    式の順に従った前記画素の順である請求項1記載の画像
    処理装置。
  3. 【請求項3】 前記画像生成手段は、 前記画素アレイを有し、1の前記画素から前記入射光に
    応じて1の電気信号を生成して前記ラスタスキャン方式
    に従って順次出力するCCD回路と、 前記電気信号を順次デジタル符号化して、前記デジタル
    画像信号を生成して出力するA/D変換回路と、 前記CCD回路からの前記電気信号の出力および前記A
    /D変換回路の前記デジタル符号化を制御するタイミン
    グ信号を生成するタイミング生成回路とを含む、請求項
    2記載の画像処理装置。
  4. 【請求項4】 前記アドレス生成手段は、 前記タイミング信号を受けて、前記画素アレイの画素位
    置を算出する位置算出手段と、 前記画素位置の属する前記ブロックK(但し、Kは1か
    らNの任意の正数をとる)に対して前記ブロック1から
    前記ブロック(K−1)までに存在する複数の前記ブロ
    ックに属する前記画素の総数と、前記ブロックK内にあ
    ってラスタスキャン方式に従った順で前記画素位置まで
    に存在する前記画素の総数とから前記デジタル画像信号
    の前記格納位置を決定するアドレス算出手段とを含む、
    請求項2記載の画像処理装置。
  5. 【請求項5】 前記画像記憶手段は、 ダイナミック型ランダムアクセスメモリを含み、前記ダ
    イナミック型ランダムアクセスメモリは高速ページモー
    ドを用いて前記デジタル画像信号の読出を行なう、請求
    項2記載の画像処理装置。
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