JP3402588B2 - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP3402588B2
JP3402588B2 JP2000214180A JP2000214180A JP3402588B2 JP 3402588 B2 JP3402588 B2 JP 3402588B2 JP 2000214180 A JP2000214180 A JP 2000214180A JP 2000214180 A JP2000214180 A JP 2000214180A JP 3402588 B2 JP3402588 B2 JP 3402588B2
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良浩 千葉
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エヌイーシーインフロンティア株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、単独電話機、携
帯電話機、ビジネスホンまたはファクシミリ等の音声通
話を含む通信端末装置に係り、特に発信系の発信モー
ド、呼出中モードまたは話中モードを音声ガイダンスか
メロディで通知する通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の通信端末装置は、発信系の発信モ
ード、呼出中モードまたは話中モードについては、通信
回線を介して交換機(または構内交換機)から送られて
くる電気信号を受話器ユニットやスピーカユニットの電
気―音響変換器で音に変換し、発呼者に通知するものが
知られている。
【0003】例えば、発信モードでは、ハンドセット
(送受器)のオフフック操作や通話ボタン操作がなされ
て回線が捕捉されると、ダイヤル操作を促すダイヤルト
ーン(DT)が受聴できる。
【0004】ダイヤルトーン(DT)を受聴してから、
相手の電話番号をダイヤル操作すると、しばらくして呼
出中モードまたは話中モードに入る。呼出中モードで
は、相手を接続して呼出中であることを知らせるリング
バックトーン(RBT)が受聴できる。一方、話中モー
ドでは、相手が話中であることを知らせるビジートーン
(BT)が受聴できる。
【0005】例えば、ダイヤルトーン(DT)、リング
バックトーン(RBT)およびビジートーン(BT)
は、それぞれ400Hz音声信号の連続音、400Hz
音声信号を16Hzで変調した1秒オン/2秒オフのイ
ンター信号、400Hz音声信号の短い間隔の断続音の
ような比較的単調な音で生成され、発呼者に通知され
る。
【0006】また、従来の通信端末装置は、着信系の着
信モードでは、例えば携帯電話機の着信メロディ(着メ
ロ)のように、通信回線を介して交換機(または構内交
換機)から送られてくる呼出信号(16Hz,1秒オン
/2秒オフのインター信号)を検知し、好みのメロディ
を発生して被呼者に着信を通知するものが知られてい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の通信端末装置
は、発信系の発信モード、呼出中モードまたは話中モー
ドを発呼者に通知するダイヤルトーン(DT)、リング
バックトーン(RBT)またはビジートーン(BT)が
比較的単調な音であるため、「遊びの感覚」や「おもし
ろみ」に欠ける課題があり、発信系にも利用者から携帯
電話機の着信メロディの感覚で楽しめるような「遊び
心」を満足させるものが望まれている。
【0008】この発明はこのような課題を解決するため
なされたもので、その目的は発信、呼出中または話中の
各モードを利用者の好みの音声ガイダンスやメロディ
(音楽)で通知し、「遊び心」と「楽しさ」を満足させる利
便性の高い通信端末装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明に係る通信端末装置は、有線または無線の通信
回線に接続され、この通信回線から供給されるダイヤル
トーン、リングバックトーン、またはビジートーンに応
じた音声ガイダンスまたはメロディのデータから、音声
ガイダンスまたはメロディを出力する通信端末装置にお
いて、 発信モード、呼び出し中モード、話中モードに対
応する音声ガイダンスまたは メロディのデータを記憶す
る第1の記憶手段と、 特定の電話番号のデータと、この
特定の電話番号に対応すると共に呼出中を表す音声ガイ
ダンスまたはメロディのデータを記憶する第2の記憶手
段と、 オフフック操作がされた後で所定時間が経過する
と、発信を表す発信モードの判定信号を出力し、オフフ
ック操作がされた後のダイヤル発信後に、前記通信回線
から供給されるリングバックトーンを検出すると、呼出
中を表す呼出中モードの判定信号を出力し、前記ダイヤ
ル発信後に、前記通信回線から供給されるビジートーン
を検出すると、話し中を表す話中モードの判定信号を出
力するモード判定手段と、前記モード判定手段から発信
モードの判定信号が供給されると、前記第1の記憶手段
に記憶されている発信モードに対応する音声ガイダンス
またはメロディのデータを読み出し、前記モード判定手
段から話中モードの判定信号が供給されると、前記第1
の記憶手段に記憶されている話中モードに対応する音声
ガイダンスまたはメロディのデータを読み出し、前記モ
ード判定手段から呼出中を表す呼出中モードの判定信号
が供給された場合、前記ダイヤル発信の電話番号が前記
第2の記憶手段に記憶されている特定の電話番号に一致
したとき、この第2の記憶手段から、この特定の電話番
号に対応する音声ガイダンスまたはメロディのデータを
読み出し、電話番号が不一致のとき、前記第1の記憶手
段から呼び出し中モードに対応する音声ガイダンスまた
はメロディのデータ読み出す音声モード制御手段とを備
えていることを特徴とする。
【0010】この発明に係る通信端末装置は、発信系の
発信、呼出中または話中のモードを発呼者に音声ガイダ
ンスまたはメロディ(音楽)で通知するので、発信、呼
出中または話中のモードを発呼者の自由な選択による音
声ガイダンスまたはメロディで設定することができ、発
信系のモードを利用者の「遊び心」を満足させ、「楽し
ませ」ながら通知することができる。
【0011】この発明では、通信回線を捕捉した後の所
定の経過時間で発信モードを判定するモード判定手段を
備えたので、通信回線から送られてくるダイヤルトーン
(DT)を検出しなくても、発信モードを判定すること
ができる。
【0012】また、この発明では、モード判定手段が判
定した発信モード、呼出中モードまたは話中モードに基
づいて各モードに対応した音声ガイダンスまたはメロデ
ィを音声データ記憶手段から選択し、受話器やスピーカ
から音声出力する構成なので、音声データ記憶手段に設
定する音声データを自由に選択することができ、利用者
(発呼者)の「遊び」感覚の要求を満足させることがで
きる。
【0013】この発明に係る第1の記憶手段は、発信モ
ード、呼出中モードまたは話中モードのそれぞれに対応
した複数の音声ガイダンスまたはメロディの音声データ
を記憶したことを特徴とする。
【0014】この発明に係る第1の記憶手段は、発信モ
ード、呼出中モードまたは話中モードのそれぞれに対応
した複数の音声ガイダンスまたはメロディの音声データ
を記憶できるので、各モードの音声ガイダンスまたはメ
ロディを変更することができる。
【0015】この発明では、予め電話番号に対応した音
声ガイダンスまたはメロディの音声データを記憶した
2の記憶手段を備えたので、呼出中モードの時にダイヤ
ルした電話番号と第2の記憶手段の電話番号が一致すれ
ば、電話番号に対応した音声ガイダンスまたはメロディ
を出力することができるので、音声ガイダンスまたはメ
ロディを電話番号に該当する名前または曲で登録するこ
とができる。このため、呼出中の相手を名前や曲で特定
することができ、間違い電話の時には相手が電話に応答
する前に呼出しを中止することができる。
【0016】さらに、この発明に係る第2の記憶手段
は、装置に着脱可能で、データ書換え可能な記憶媒体で
あることを特徴とする。
【0017】この発明に係る第2の記憶手段は、装置に
着脱可能で、データ書換え可能な記憶媒体であるので、
記憶媒体だけを持ち運んで他の端末装置を自分専用と同
じように利用することができ、利便性の向上を図ること
ができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付図面に基づいて説明する。図1はこの発明に係る通信
端末装置の実施の形態要部ブロック構成図である。図1
において、通信端末装置1は、回線インタフェース2、
電話機回路3、着信回路4、音声モード通知手段5、キ
ー操作部10、送話増幅器11、受話増幅器12、送話
器13、受話器14、サウンダ15を備える。
【0019】回線インタフェース2は、電話機端子Lを
介して有線の通信回線16に接続され、ダイオードブリ
ッジで構成する極性一致回路で通信回線16から供給さ
れる局電源(交換機の電源)の極性(±)を常に一致さ
せ、通信回線16から供給される電源の極性が反転して
も通信端末装置1には同一の極性で電源が印加されるよ
うに構成する。
【0020】また、回線インタフェース2は、通信回線
16を捕捉するための機械的なフックスイッチや直流回
路を備え、送話器13および受話器14を収納した送受
器(ハンドセット)を持ち上げた状態(オフフック操
作)で、フックスイッチをメーク状態にして回線電流を
保持し、通信回線16を捕捉する。なお、フックスイッ
チは、電子スイッチで構成し、キー操作部10の通話ボ
タンが押下された場合、音声モード通知手段5から制御
情報Cjを回線インタフェース2に供給して電子スイッ
チをメーク状態にし、通信回線16を捕捉するように構
成することもできる。
【0021】さらに、回線インタフェース2は、複数の
切替スイッチを備え、通信端末装置1の状態に応じて音
声モード通知手段5から供給される制御信号Cjに基づ
いてスイッチを切り替え、例えばダイヤル発信時や発信
系の音声通知モード時に、送話系をミュートして受話器
14からPB(push button)ダイヤル確認音、音声ガ
イダンスまたはメロディを発生させるようにする。
【0022】また、回線インタフェース2は、通信回線
16から供給されるDT(ダイヤルトーン)あるいは関
連する時間、RBT(リングバックトーン)またはBT
ビジートーン)の信号Toを音声モード通知手段5に
提供する。
【0023】電話機回路3は、平衡回路等を備え、送話
増幅器11および受話増幅器12とともに通話系を構成
する。通信端末装置1が通話状態にある時、通信回線1
6から供給される電気的な受話信号Srを電話機回路3
で適切なレベルに調整し、受話増幅器12を介して増幅
し、受話器14で電気―音響変換を施して音声を発生す
る。一方、送話器13に音声が入力されると、音響―電
気変換を施し、電話機回路3で適切なレベルに調整した
電気的な送話信号Stを通信回線16に供給する。
【0024】着信回路4は、例えばトーリンガ回路で構
成し、着信時に通信回線16を介して供給される呼出信
号(例えば、16Hzの1秒オン/2秒オフのインター
信号)を直流に変換し、この直流を用いて発振器を駆動
して電子信号を発生し、サウンダ15で電子信号を電気
―音響変換して電子音(着信音)を発生する。
【0025】音声モード通知手段5は、マイクロプロセ
ッサを基本にソフト制御の各種演算機能、処理機能、比
較機能、メモリ、タイマ、フィルタ等を有し、モード判
定手段6、音声モード制御手段7、第1の記憶手段であ
音声データ記憶手段8、第2の記憶手段である電話番
号―音声データ記憶手段9を備え、回線インタフェース
2から提供されるDT(ダイヤルトーン)あるいは関連
する時間、RBT(リングバックトーン)またはBT
ビジートーン)の信号Toを検出して回線モード(D
Tモード、RBTモードおよびBTモード)を判定し、
それぞれのモードに対応して予め記憶している音声ガイ
ダンスやメロディを受話増幅器12で増幅させ、受話器
14から音声やメロディを発生させる。
【0026】モード判定手段6は、タイマ、バンドパス
・フィルタ、カウンタ等で構成し、オフフック操作(ま
たは、キー操作部10の通話ボタン操作)により通信回
線16が捕捉されたタイミングで、回線インタフェース
2から供給される信号Toをトリガとしてタイマで計時
を開始し、所定時間Ts(例えば、DTが供給されるま
での時間で1〜1. 5秒程度)が経過すると、DT(発
信)モードの判定信号Hoを音声モード制御手段7に供
給する。
【0027】また、モード判定手段6は、ダイヤル発信
後に回線インタフェース2から供給される呼出し確認の
信号であるRBT信号(例えば、400Hz音声信号を
16Hzで変調した1秒オン/2秒オフのインター信
号)をバンドパス・フィルタ、カウンタ等を介して検出
し、RBT(呼出中)モードの判定信号Hoを音声モー
ド制御手段7に供給する。
【0028】さらに、モード判定手段6は、ダイヤル発
信後に回線インタフェース2から供給される話し中の信
号であるBT信号(例えば、400Hz音声信号の短い
間隔の断続信号)をバンドパス・フィルタ、カウンタ等
を介して検出し、BT(話中)モードの判定信号Hoを
音声モード制御手段7に供給する。
【0029】音声モード制御手段7は、ソフトプログラ
ムで動作するシーケンサを備え、回線インタフェース
2、音声データ記憶手段8および電話番号―音声データ
記憶手段9の動作や順序を制御する。
【0030】音声モード制御手段7は、モード判定手段
6からDT(発信)モードの判定信号Hoが供給された
場合には、音声データ記憶手段8に読出信号を送り、音
声データ記憶手段8に記憶されている発信モードの音声
ガイダンスまたはメロディの音声データDAを選択し、
発信音声ガイダンス信号または発信メロディ信号DGを
受話増幅器12に供給する。発信音声ガイダンス信号ま
たは発信メロディ信号DGは受話増幅器12で増幅さ
れ、受話器14で電気―音響変換されて、例えば『ダイ
ヤルを操作して下さい。』、『電話番号を入力して下さ
い。』等の発信音声ガイダンスを音声で発生したり、
『クラシック』等の発信メロディを曲で発生する。
【0031】また、音声モード制御手段7は、モード判
定手段6からRBTモードの判定信号Hoが供給された
場合には、音声データ記憶手段8に読出信号を送り、音
声データ記憶手段8に記憶されている呼出中モードの音
声ガイダンスまたはメロディの音声データDAを選択
し、呼出中音声ガイダンス信号または呼出中メロディ信
号RGを受話増幅器12に供給する。呼出中音声ガイダ
ンス信号または呼出中メロディ信号RGは受話増幅器1
2で増幅され、受話器14で電気―音響変換されて、例
えば『相手を呼び出しています。』、『現在、接続中で
す。』等の呼出中音声ガイダンスを音声で発生したり、
『ロック』等の呼出中メロディを曲で発生する。
【0032】さらに、音声モード制御手段7は、モード
判定手段6からBTモードの判定信号Hoが供給された
場合には、音声データ記憶手段8に読出信号を送り、音
声データ記憶手段8に記憶されている話中モードの音声
ガイダンスまたは話中メロディの音声データDAを選択
し、話中音声ガイダンス信号または話中メロディ信号B
Gを受話増幅器12に供給する。話中音声ガイダンス信
号または話中メロディ信号BGは受話増幅器12で増幅
され、受話器14で電気―音響変換されて、例えば『現
在、お話中です。』、『ただいま、お繋ぎできませ
ん。』等の話中音声ガイダンスを音声で発生したり、
『演歌』等の話中メロディを曲で発生する。
【0033】また、音声モード制御手段7は、番号照合
手段を備え、モード判定手段6からRBTモードの判定
信号Hoが供給された場合、電話番号―音声データ記憶
手段9に読出信号を送り、電話番号―音声データ記憶手
段9に予め登録されている電話番号と対応する呼出中モ
ードの個別音声ガイダンスまたは個別メロディの音声デ
ータDNAを読み出し、直近に送出(発信)された電話番
号と読み出した電話番号とを照合して一致した場合に
は、個別音声ガイダンスまたは個別メロディの音声デー
タDNAを選択し、呼出中音声ガイダンス信号または呼出
中メロディ信号RGを受話増幅器12に供給する。呼出
中音声ガイダンス信号または呼出中メロディ信号RGは
受話増幅器12で増幅され、受話器14で電気―音響変
換されて、例えば『○○さんを呼び出しています。』、
『△△事務所に接続中です。』等の電話番号に対応した
個別名称の呼出中音声ガイダンスを音声で発生したり、
『ララのテーマ』、『イエロー・サブマリン』等の電話
番号に対応した個別の呼出中メロディを曲で発生する。
【0034】なお、受話器14から発信音声ガイダンス
または発信メロディ、呼出中音声ガイダンスまたは呼出
中メロディ、あるいは話中音声ガイダンスまたは話中メ
ロディを発生させる時には、回線インタフェース2に制
御情報Cjを供給し、通信回線16を捕捉したままの状
態で電話機回路3をミュートする。
【0035】また、発信音声ガイダンスまたは発信メロ
ディは、発呼者がダイヤル番号の1桁目を操作した時点
で停止する。呼出中音声ガイダンスまたは呼出中メロデ
ィは、被呼者(電話相手)が応答して通信回線16から
供給されるRBT(リングバックトーン)が停止された
時点で停止する。話中音声ガイダンスまたは話中メロデ
ィは、発呼者がハンドセットを戻す(オンフック操作)
か、通話ボタンをオフして通信回線16を開放した時点
で停止する。
【0036】音声モード制御手段7は、ダイヤル発振回
路を備え、キー操作部10から電話番号のキー操作がさ
れると、ダイヤル信号(例えば、DTMF(dual tone
multi-frequency=PB)信号またはDP(dial puls
e)信号)を発生し、回線インタフェース2を介して通
信回線16に送出する。ただし、ダイヤル発振回路は、
音声モード制御手段7に含めず、回線インタフェース2
に設けたり、別途設けてもよい。
【0037】音声データ記憶手段8は、RAM等の書換
え可能なメモリで構成し、予め発信モード、呼出中モー
ドまたは話中モードの音声ガイダンスまたはメロディの
音声データDAを記憶しておき、音声モード制御手段7
から発信、呼出中または話中に対応した読出信号が供給
されると、それぞれに対応した音声データDAを音声モ
ード制御手段7に提供する。
【0038】なお、音声データ記憶手段8は、発信モー
ド、呼出中モードまたは話中モードのそれぞれに対応し
た複数の音声ガイダンスまたはメロディの音声データを
記憶する。
【0039】電話番号―音声データ記憶手段9は、RA
M等の書換え可能なメモリで構成し、予め特定の電話番
号と、この電話番号に対応した呼出中の個別音声ガイダ
ンスまたは個別メロディの音声データDNAを記憶してお
き、音声モード制御手段7から呼出中の読出信号が供給
されると、記憶されている特定の電話番号を音声モード
制御手段7に提供し、音声モード制御手段7でこの特定
の電話番号と直近に送出(発信)された電話番号とを照
合し、照合結果が一致した場合には、特定の電話番号に
対応した個別音声ガイダンスまたは個別メロディの音声
データDNAを音声モード制御手段7に提供する。
【0040】音声データDNAは、電話番号に対応した特
定の相手の名前や事業所名等を付加した『○○さんを呼
んでいます。』、『△□株式会社に接続中です。』等の
個別音声カイダンスを設定する。また、音声データDNA
は、特定の電話番号に対応して特定の『ララのテー
マ』、『イエロー・サブマリン』等の個別メロディを設
定する。
【0041】なお、電話番号―音声データ記憶手段9
は、CD(コンパクトデスク)、ICメモリカード等の
携帯可能な記憶媒体で構成し、通信端末装置1にドライ
ブ機構を設け、装置に着脱可能で、音声データが自由に
書換え可能なように構成する。
【0042】図2はこの発明に係る通信端末装置におけ
る発信系の音声ガイダンスまたはメロディ発生の動作フ
ロー図である。図2において、ステップS1では、発呼
者によってハンドセット(送受器)のオフフック操作や
通話ボタンのオン操作がなされて通信回線を捕捉する。
【0043】ステップS2では、通信回線の捕捉をトリ
ガにしてモード判定手段6内蔵のタイマの計時を開始
し、タイマが所定時間Ts(回線を捕捉してDTが発生
している時間)を計時すると、ステップS3に移行して
音声モード制御手段7から受話増幅器12および受話器
14を介して音声データ記憶手段8に記憶されている音
声データDAを読み出して、発信モードの音声ガイダン
スまたはメロディを発生する。一方、タイマが所定時間
Tsを計時しない場合には、所定時間Tsに達するまで
計時を継続する。
【0044】続いて、ステップS4では、発信モードの
音声ガイダンスまたはメロディの発生に促されて発呼者
がダイヤル発信を実行する。発呼者がダイヤル番号の1
桁目を操作すると、発信モードの音声ガイダンスまたは
メロディが停止され、ダイヤル番号の全てを操作してダ
イヤル発信が終了する。
【0045】ステップS5では、モード判定手段6でR
BT(リングバックトーン)を検出したか否かを判定
し、検出した場合にはステップS6に移行する。一方、
モード判定手段6でRBTを検出しなかった場合にはス
テップS9に移行する。
【0046】ステップS6では、音声モード通知手段5
がダイヤル発信された電話番号と電話番号―音声データ
記憶手段9に記憶された特定の電話番号との照合を行
い、電話番号が一致する場合には、ステップS7で特定
の電話番号と対応して記憶された名前付きの音声ガイダ
ンスまたは特定のメロディRGを受話増幅器12および
受話器14を介して出力し、発呼者に呼出し中の相手を
名前や特定のメロディで通知する。
【0047】一方、ステップS6で電話番号の照合が不
一致の場合には、ステップS8で音声モード通知手段5
が音声データ記憶手段8に記憶されている音声データD
Aを読み出し、受話増幅器12および受話器14を介し
て呼出中モードの音声ガイダンスまたはメロディRGを
出力する。
【0048】また、ステップS5でモード判定手段6が
RBT(リングバックトーン)を検出しなかった場合、
ステップS9でモード判定手段6がBT(ビジートー
ン)を検出したか否かを判定し、検出した場合にはステ
ップS10に移行して音声モード通知手段5が音声デー
タ記憶手段8に記憶されている音声データDAを読み出
し、受話増幅器12および受話器14を介して話中モー
ドの音声ガイダンスまたはメロディBGを出力する。ま
た、ステップS9でBT(ビジートーン)を検出しない
場合にはステップS5に移行し、ステップS5以降のフ
ローを実行する。
【0049】このように、この発明に係る通信端末装置
1は、発信系の発信、呼出中または話中のモードを発呼
者に音声ガイダンスまたはメロディ(音楽)で通知する
音声モード通知手段5を備えたので、発信、呼出中また
は話中のモードを発呼者の自由な選択による音声ガイダ
ンスまたはメロディで設定することができ、発信系のモ
ードを「遊び心」を満足させ、「楽しませ」ながら発呼
者に通知することができる。
【0050】この発明に係る音声モード通知手段5は、
通信回線16を捕捉した後の所定の経過時間Tsで発信
モードを判定するモード判定手段6を備えたので、通信
回線16から送られてくるダイヤルトーン(DT)を検
出しなくても、発信モードを判定することができる。
【0051】また、音声モード制御手段7は、モード判
定手段6が判定した発信モード、呼出中モードまたは話
中モードに基づいて各モードに対応した音声ガイダンス
またはメロディを音声データ記憶手段8から選択し、受
話器14やスピーカから音声出力する構成なので、音声
データ記憶手段8に設定する音声データを自由に設定す
ることができ、利用者(発呼者)の「遊び心」を満足さ
せることができる。
【0052】この発明に係る音声データ記憶手段8は、
発信モード、呼出中モードまたは話中モードのそれぞれ
に対応した複数の音声ガイダンスまたはメロディの音声
データを記憶できるので、各モードの音声ガイダンスま
たはメロディを利用者の好みに合わせて変更することが
できる。
【0053】この発明に係る音声モード通知手段5は、
予め特定の電話番号に対応した個別音声ガイダンスまた
は個別メロディの音声データを記憶した電話番号―音声
データ記憶手段9を備えたので、呼出中モードの時にダ
イヤルした電話番号と電話番号―音声データ記憶手段9
の特定の電話番号が一致すれば、特定の電話番号に対応
した個別音声ガイダンスまたは個別メロディを出力する
ことができるので、個別音声ガイダンスまたは個別メロ
ディを電話番号に該当する名前または曲で登録すること
ができる。また、相手を呼び出し中に、相手の名前や特
定のメロディで発呼者に通知するので、間違い電話の時
には相手が電話に応答する前に呼出しを中止することが
できる。
【0054】この発明に係る電話番号―音声データ記憶
手段9は、装置に着脱可能で、データ書換え可能な記憶
媒体であるので、記憶媒体だけを持ち運んで他の端末装
置を自分専用と同じように利用することができ、利便性
の向上を図ることができる。
【0055】なお、本実施の形態では発信、呼出中また
は話中のモードを発呼者に音声ガイダンスまたはメロデ
ィで通知するように構成したが、例えば発信モードはメ
ロディ、呼出中モードは音声ガイダンス、話中モードは
メロディというように、モードに応じて音声ガイダンス
とメロディを任意に組み合わせてもよい。
【0056】また、本実施の形態では、有線の通信回線
に接続された通信端末装置について説明したが、無線の
通信回線に接続される通信端末装置の場合には、回線イ
ンタフェース2に直流電源、送受信のアンテナ、送信機
ならびに受信機等を付加することによって本願発明を適
用することができる。
【0057】さらに、本願発明の構成において、携帯電
話機や単独電話機は、全ての機能ブロックを機器内に収
納し、ビジネスホンは電話機本体と構内交換機(PB
X)に機能を分散して収納するように構成する。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、発信系の発信モード
(ダイヤルトーン)、呼出中モード(リングバックトー
ン)または話中モード(ビジートーン)を発呼者(利用
者)の好みに合わせた音声ガイダンスやメロディで発生
することができるので、言葉や曲を選定して利用者の
「遊び心」を満足させることができ、「楽しさ」を満喫
させることができる。
【0059】また、通信回線からのダイヤルトーンを検
出することなく、回線捕捉からの所定の時間経過で発信
モード(ダイヤルトーン)に対応した音声ガイダンスや
メロディを発生するので、ダイヤルトーンが異なる通信
回線またはダイヤルトーンが発生しない通信回線でも発
信モードを認識することができる。
【0060】さらに、発信モード、呼出中モードまたは
話中モードのそれぞれに対応した複数の音声ガイダンス
またはメロディの音声データを記憶できるので、各モー
ドで発生させる音声ガイダンスまたはメロディを自由に
選択することができる。
【0061】また、ダイヤルした電話番号と記憶してあ
る電話番号が一致すれば、特定の電話番号に対応した個
別の音声ガイダンスまたはメロディを発生することがで
きるので、呼出中の相手を名前や曲で特定することがで
き、間違い電話の時には相手が電話に応答する前に呼出
しを中止することができる。
【0062】さらに、第2の記憶手段は、装置に着脱可
能で、データ書換え可能な記憶媒体であるので、記憶媒
体だけを持ち運んで他の端末装置を自分専用と同様に利
用することができ、利便性の向上を図ることができる。
【0063】よって、発信、呼出中または話中の各モー
ドを利用者の好みの音声ガイダンスやメロディで通知
し、「遊び心」と「楽しさ」を満足させる利便性の高い通
信端末装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る通信端末装置の実施の形態要部
ブロック構成図
【図2】この発明に係る通信端末装置における発信系の
音声ガイダンスまたはメロディ発生の動作フロー図
【符号の説明】
1 通信端末装置 2 回線インタフェース 3 電話機回路 4 着信回路 5 音声モード通知手段 6 モード判定手段 7 音声モード制御手段 8 音声データ記憶手段 9 電話番号―音声データ記憶手段 10 キー操作部 11 送話増幅器 12 受話増幅器 13 送話器 14 受話器 15 サウンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−210514(JP,A) 特開 平11−298591(JP,A) 特開 平5−103062(JP,A) 特開 平11−184486(JP,A) 特開 平10−190888(JP,A) 特開 平10−210113(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有線または無線の通信回線に接続され、
    この通信回線から供給されるダイヤルトーン、リングバ
    ックトーン、またはビジートーンに応じた音声ガイダン
    スまたはメロディのデータから、音声ガイダンスまたは
    メロディを出力する通信端末装置において、 発信モード、呼び出し中モード、話中モードに対応する
    音声ガイダンスまたはメロディのデータを記憶する第1
    の記憶手段と、 特定の電話番号のデータと、この特定の電話番号に対応
    すると共に呼出中を表す音声ガイダンスまたはメロディ
    のデータを記憶する第2の記憶手段と、 オフフック操作がされた後で所定時間が経過すると、発
    信を表す発信モードの判定信号を出力し、オフフック操
    作がされた後のダイヤル発信後に、前記通信回線から供
    給されるリングバックトーンを検出すると、呼出中を表
    す呼出中モードの判定信号を出力し、前記ダイヤル発信
    後に、前記通信回線から供給されるビジートーンを検出
    すると、話し中を表す話中モードの判定信号を出力する
    モード判定手段と、 前記モード判定手段から発信モードの判定信号が供給さ
    れると、前記第1の記憶手段に記憶されている発信モー
    ドに対応する音声ガイダンスまたはメロディのデータを
    読み出し、前記モード判定手段から話中モードの判定信
    号が供給されると、前記第1の記憶手段に記憶されてい
    る話中モードに対応する音声ガイダンスまたはメロディ
    のデータを読み出し、前記モード判定手段から呼出中を
    表す呼出中モードの判定信号が供給された場合、前記ダ
    イヤル発信の電話番号が前記第2の記憶手段に記憶され
    ている特定の電話番号に一致したとき、この第2の記憶
    手段から、この特定の電話番号に対応する音声ガイダン
    スまたはメロディのデータを読み出し、電話番号が不一
    致のとき、前記第1の記憶手段から呼び出し中モードに
    対応する音声ガイダンスまたはメロディのデータ読み出
    す音声モード制御手段とを備えていることを特徴とする
    通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の記憶手段は、発信モード、呼
    出中モードまたは話中モードのそれぞれに対応した複数
    の音声ガイダンスまたはメロディの音声データを記憶し
    たことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 【請求項3】 前記第2の記憶手段は、装置に着脱可能
    で、データ書換え可能な記憶媒体であることを特徴とす
    請求項1または2に記載の通信端末装置。
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