JP3402506B2 - ベニヤ単板へのテープ接着切断装置 - Google Patents

ベニヤ単板へのテープ接着切断装置

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JP3402506B2
JP3402506B2 JP02381494A JP2381494A JP3402506B2 JP 3402506 B2 JP3402506 B2 JP 3402506B2 JP 02381494 A JP02381494 A JP 02381494A JP 2381494 A JP2381494 A JP 2381494A JP 3402506 B2 JP3402506 B2 JP 3402506B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ベニヤ単板(以下、
単板という)の繊維方向の各端部に補強テープを繊維直
交方向にわたって接着して切断する単板へのテープ接着
切断装置に関する。
【0002】
【従来技術】例えば定尺切断されたワンピース状(一枚
状)の単板或いは縦矧ぎ若しくは横矧ぎされた単板にあ
っては、糊付工程及び仕組み工程等の後工程において繊
維方向の端部が破断したり、破断した箇所が重なり合っ
たりするのを防止するため、その繊維方向の各端部に補
強テープを繊維直交方向にわたって接着している。
【0003】この補強テープを接着して切断する装置と
しては、例えば特公昭49−35129号公報に示すよ
うに、回転可能なテープ加圧ロールを機械的又は電気的
動力を以て昇降可能に設置し、該加圧ロールの単板出側
位置に、該加圧ロール下方を進行する単板表面との間に
間隙を保持してテープ切断用刃物を固定して備え、単板
の搬出開始にほぼ同期して加圧ロールを下降して支承さ
れたテープを単板面上に圧接し、該単板の搬送に従って
繊維直交方向のほぼ全体に接着させた後、加圧ロールを
上昇させてテープを単板面上から離間させながら刃物で
切断するものが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の装置にあっては、上昇した加圧ロールの周面に
対して切断されたテープの端部が非固定状態で垂れ下が
った状態で支持されているため、加圧ロールを下降して
単板に対してテープを接着させる際に、空気抵抗により
テープ姿勢が乱れてテープ接着を確実に行えない問題を
有している。
【0005】この結果、単板に対してテープの端部が、
その非接着面を対向させた状態で加圧された場合には、
端部が重なり合った状態で単板に接着されることにな
り、重なり合った箇所の厚さが他の箇所に比べて厚くな
っている。そしてこのような単板に原板を積層して合板
を製造した場合、重ね合わされたテープの厚さが合板の
表面に現われて表面が不平滑になり、合板品質を悪くす
る原因になっている。
【0006】また、補強テープが重なり合った場合に
は、単板はテープが重なり合った箇所において補強され
ているため、該箇所の単板が破れたり、破断した部分が
重なり合ったりして単板品質を悪くすると共に単板処理
の円滑化を阻害する問題を生じている。
【0007】更に、テープを切断する際には、加圧ロー
ルに対してテープが固定されておらず、テープリールか
らの繰り出しが可能なため、切断時にテープが弛んでテ
ープ切断を確実に行えない問題をも有している。
【0008】
【問題点を解決するための手段】請求項1の発明は上記
した問題を解決するため、単板の繊維と一致する方向に
軸線を有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設けられ
た上下一対の送りロールにより単板を挟持して繊維直交
方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持された
単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と該押圧
位置から搬送方向下手側へ離間した待機位置との間で回
動可能に設けられ、少なくとも単板との当接面に円弧状
周面を有した押圧部材と、該押圧部材を回動させる第1
の回動部材と、押圧部材の円弧状周面に対して接離する
ように回動可能に支持された挟持部材と、該挟持部材を
回動させる第2の回動部材と、上記送りロールの搬送方
向下手側で、押圧位置と待機位置との間における押圧部
材との非干渉位置に刃先を送りロール側に向けた切断刃
と、押圧部材と挟持部材との間を通過してその接着面
を、搬送される単板面に向けて張設される補強テープ
と、上記送りロールの搬送方向上手側にて搬送される単
板を検出する単板検出器と、単板検出器の検出信号に基
づいて第1及び第2の回動部材を夫々作動させる制御手
段とを備えたことを特徴としている。
【0009】請求項2の発明は、単板の繊維と一致する
方向に軸線を有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設
けられた上下一対の送りロールにより単板を挟持して繊
維直交方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持
された単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と
該押圧位置から搬送方向下手側へ離間した待機位置との
間で回動可能に設けられ、少なくとも単板との当接面に
円弧状周面を有した押圧部材と、該押圧部材を押圧位置
へ回動するように付勢する弾性部材と、押圧部材の円弧
状周面に接離して回動可能に支持された挟持部材と、挟
持部材を回動させる第3の回動部材と、上記送りロール
の搬送方向下手側で、押圧位置と待機位置との間におけ
る押圧部材との非干渉位置に刃先を送りロール側に向け
た切断刃と、押圧部材と挟持部材との間を通過してその
接着面を、搬送される単板面に向けて張設される補強テ
ープと、上記送りロールの搬送方向上手側にて搬送され
る単板を検出する単板検出器と、単板検出器の検出信号
に基づいて第3の回動部材を作動させる制御手段とを備
えたことを特徴としている。
【0010】請求項3の発明は、単板の繊維と一致する
方向に軸線を有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設
けられた上下一対の送りロールにより単板を挟持して繊
維直交方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持
された単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と
該押圧位置から搬送方向下手側へ離間した待機位置との
間で回動可能に設けられ、少なくとも単板との当接面に
円弧状周面を有した押圧部材と、押圧部材の円弧状周面
に接離して回動可能に支持された挟持部材と、常に押圧
部材と挟持部材とを当接させる方向に作用する引張り弾
性部材と、挟持部材を回動させる第4の回動部材と、上
記送りロールの搬送方向下手側で、押圧位置と待機位置
との間における押圧部材との非干渉位置に刃先を送りロ
ール側に向けた切断刃と、押圧部材と挟持部材との間を
通過してその接着面を、搬送される単板面に向けて張設
される補強テープと、上記送りロールの搬送方向上手側
にて搬送される単板を検出する単板検出器と、単板検出
器の検出信号に基づいて第4の回動部材を作動させる制
御手段とを備えたことを特徴としている。
【0011】請求項4の発明は、単板の繊維と一致する
方向に軸線を有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設
けられた上下一対の送りロールにより単板を挟持して繊
維直交方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持
された単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と
該押圧位置から搬送方向下手側下方へ離間した待機位置
との間で回動可能に設けられ、少なくとも単板との当接
面に円弧状周面を有した押圧部材と、該押圧部材を回動
させる第5の回動部材と、押圧部材の円弧状周面に対し
てほぼ接線方向へ移動して接離する挟持部材と、該挟持
部材を押圧部材の円弧状周面に当接する挟持位置と離間
位置との間で移動させる移動部材と、上記送りロールの
搬送方向下手側で、押圧位置と待機位置との間における
押圧部材との非干渉位置に刃先を送りロール側に向けた
切断刃と、押圧部材と挟持部材との間を通過してその接
着面を、搬送される単板面に向けて張設される補強テー
プと、上記送りロールの搬送方向上手側にて搬送される
単板を検出する単板検出器と、単板検出器の検出信号に
基づいて第5の回動部材及び移動部材を夫々作動させる
制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0012】
【発明の作用】上記のように構成された請求項1の発明
は、搬送手段により単板が繊維と直交する方向へ搬送さ
れてその搬送方向の前端縁が一対の送りロール間に挟持
されると、制御手段は第1の回動部材を作動して押圧部
材を、単板面に当接する押圧位置へ回動して支持された
補強テープを接着させると共に第2の回動部材を作動し
て挟持部材を離間位置へ回動して押圧部材とによる挟持
状態を解除させて補強テープの導出を可能にさせる。こ
の上記状態で単板が搬送されると、補強テープは単板の
搬送に伴って繊維方向の両端部にて繊維と直交する方向
にわたって接着される。
【0013】そして単板面に補強テープが接着されてそ
の搬送方向後端が一対の送りロール間に位置されると、
制御手段は第1の回動部材を復動して押圧部材を、単板
面から離間した待機位置に向って回動させると共に第2
の回動部材を復動して挟持部材を挟持位置へ回動して補
強テープを挟持させる。そして待機位置に対する押圧部
材の回動時に、単板の搬送方向後端と押圧部材との間に
位置する補強テープを切断刃により切断させる。
【0014】また請求項2の発明は、搬送手段により単
板が繊維と直交する方向へ搬送されてその搬送方向の前
端縁が一対の送りロール間に挟持されると、制御手段は
第3の回動部材を作動して挟持部材を離間位置側へ回動
させる。このとき、押圧部材は弾性部材の弾性力により
単板面に当接する押圧位置へ回動して支持された補強テ
ープを接着させると共に挟持部材が押圧部材から離間し
て補強テープの導出を可能にさせる。この上記状態で単
板が搬送されると、補強テープは単板の搬送に伴って繊
維方向の両端部にて繊維と直交する方向にわたって接着
される。
【0015】そして単板面に補強テープが接着されてそ
の搬送方向後端が一対の送りロール間に位置されると、
制御手段は第3の回動部材を復動して挟持部材を押圧部
材に当接して両者間に位置する補強テープを挟持させる
と共に押圧部材を圧縮弾性部材の弾性力に抗して単板面
から離間した待機位置に向って回動させる。そして待機
位置に対する押圧部材の回動時に、単板の搬送方向後端
と押圧部材との間に位置する補強テープを切断刃により
切断させる。
【0016】更に請求項3の発明は、搬送手段により単
板が繊維と直交する方向へ搬送されてその搬送方向の前
端縁が一対の送りロール間に挟持されると、制御手段は
第4の回動部材を作動して引張り弾性部材の弾性力によ
り挟持部材と一体化した押圧部材を押圧位置へ回動して
単板面に当接させた後、挟持部材を引張り弾性部材の弾
性力に抗して更に回動して押圧部材から離間させる。こ
れにより当接する押圧部材により補強テープが単板面に
接着されると共に挟持部材による補強テープの挟持状態
が解除され、単板の搬送に伴って補強テープが単板面の
繊維と直交する方向にわたって接着される。
【0017】そして単板面に補強テープが接着されてそ
の搬送方向後端が一対の送りロール間に位置されると、
制御手段は第4の回動部材を復動して挟持部材を押圧部
材に当接させることにより両者間に位置する補強テープ
を挟持させると共に引張り弾性部材の弾性力により挟持
部材と一体化した押圧部材を単板面から離間した待機位
置に向って回動させる。そして待機位置に対する挟持部
材及び押圧部材の回動時に、単板の搬送方向後端と押圧
部材との間に位置する補強テープを切断刃により切断さ
せる。
【0018】また更に請求項4の発明は、搬送手段によ
り単板が繊維と直交する方向へ搬送されてその搬送方向
の前端縁が一対の送りロール間に挟持されると、制御手
段は第5の回動部材を作動して押圧部材を、単板面に当
接する押圧位置へ回動して支持された補強テープを接着
させると共に移動部材を作動して挟持部材を押圧部材の
円弧状周面からほぼ接線方向へ移動して補強テープの挟
持状態を解除させる。この上記状態で単板が搬送される
と、補強テープは単板の搬送に伴って繊維方向の両端部
にて繊維と直交する方向にわたって接着される。
【0019】そして単板面に補強テープが接着されてそ
の搬送方向後端が一対の送りロール間に位置されると、
制御手段は第5の回動部材を復動して押圧部材を、単板
面から離間した待機位置に向って回動させると共に移動
部材を復動して押圧部材の円弧状周面のほぼ接線方向に
向って移動して補強テープを挟持させる。そして待機位
置に対する押圧部材の回動時に、単板の搬送方向後端と
押圧部材との間に位置する補強テープを切断刃により切
断する。
【0020】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に従って説明
する。
【0021】請求項1に係る実施例は、図1〜図4に示
すようにテープ接着切断装置1のフレーム3には搬送手
段の一部を構成する複数の搬送コンベヤー5が、単板の
繊維方向に対して所定の間隔をおき、かつ繊維と直交す
る方向へ搬送可能に設けられ、該搬送コンベヤー5上に
は繊維方向の長さが所定の長さに定尺切断された単板7
が載置される。この単板7としてはワンピース状の単板
或いは縦矧ぎ若しくは横矧ぎされた単板の何れであって
もよい。また、搬送コンベヤー5としてはベルトコンベ
ヤー、ローラーコンベヤー或いは単板7の載置台を移動
させる形式のものであってもよい。
【0022】搬送コンベヤー5の搬出側に位置するフレ
ーム3には単板7の繊維とほぼ直交する方向に軸線を有
した一方の送りロールを構成する搬送ロール9が、その
外周面の下端が搬送コンベヤー5の搬送面とほぼ一致し
て回転可能に支持されている。該搬送ロール9にはフレ
ーム3に取付けられた電動モータ(図示せず)が連結さ
れ、該電動モータの駆動に従って搬送ロール9が所定の
方向へ回転される。単板7の繊維方向両端部に位置する
搬送ロール9の外周面には被覆シート13が夫々巻き付
けられている。該被覆シート13は単板7に対する摩擦
係数を高めると共に後述する補強テープ41との接着面
積を少なくして接着した補強テープ41の剥離を容易化
するため、表面に凹凸を有した樹脂シート、ゴムシート
或いは粒が接着されたサンドペーパーのような紙シート
等が適している。尚、被覆シート13を巻き付ける代わ
りに搬送ロール9の外周面にローレット加工或いはエン
ボス加工を施したものであってもよい。
【0023】搬送ロール9の搬送方向上手側に位置する
フレーム3には単板7を検出する単板検出器15が取付
けられ、該単板検出器15により搬送される単板7の搬
送方向前端及び後端を夫々検出する。そして単板検出器
15としては単板7を挟んで相対するように配置された
受光部材及び発光部材からなる光検出器、単板7の上方
に受光部材及び発光部材を設け、発光部材から単板7面
に向って照射されて反射した光を受光部材により受光し
て信号を出力する反射型光検出器或いは単板7との接触
により作動するリミットスイッチ等が適している。そし
て制御手段(図示せず)は、単板検出器15による単板
7の搬送方向前端及び後端の検出信号に基づいて後述す
る第1及び第2シリンダー33・37を所定のタイミン
グで夫々作動して単板7に対する補強テープ41の接着
及び切断動作を実行している。尚、第1及び第2シリン
ダー33・37の作動タイミングは単板検出器15から
搬送ロール9及び従転ローラー19に至る間隔と搬送コ
ンベヤー5による単板7の搬送速度との関係に基づく所
定の遅延時間後或いは搬送コンベヤー5の駆動するため
の駆動パルスが所定数出力された後となるように設定さ
れる。
【0024】搬送ロール9の被覆シート13巻き付け箇
所に応じたフレーム3にはアーム17が中間部にて回動
可能に夫々支持され、搬送ロール9に相対する各アーム
17の一方端部には送りロールの他方を構成する従転ロ
ーラー19が回転可能に夫々支持されている。また、ア
ーム17の他方端部には一端がフレーム3に掛止された
引張り弾性部材21の他端が夫々掛止され、該引張り弾
性部材21の弾性力により、従転ローラー19が常に搬
送ロール9の被覆シート13へ圧接するように付勢され
ている。引張り弾性部材21としては引張りばね或いは
エアーシリンダー等であってもよい。引張り弾性部材2
1をエアーシリンダーにより構成した場合にあっては、
供給されるエアーのクッション作用により従転ローラー
19及び搬送ロール9の間に対する単板7の通過を許容
することができる。
【0025】アーム17の下方に位置するフレーム3に
は軸23が回転可能に支持され、該軸23の一方端部に
は揺動アーム25の基端部が固定されている。該揺動ア
ーム25の自由端部には押圧部材27が回転可能に支持
されると共に揺動アーム25の基端部から突出した軸2
3の一方端部には転向ローラー29が回転可能に支持さ
れている。上記押圧部材27としては金属製或いは合成
樹脂製のローラー或いは、少なくとも単板7との当接面
に円弧状周面が形成されたブロック状のものであっても
よい。
【0026】上記軸23の他方端部にはレバー31が固
定され、該レバー31の先端部にはフレーム3に取付け
られた第1の回動部材を構成する第1シリンダー33の
ロッドが連結され、該第1シリンダー33の作動に伴っ
て揺動アーム25が、その押圧部材27を搬送ロール9
の下部外周面に近接させる押圧位置と、その押圧ローラ
ー27を搬送ロール9より搬送方向下手側下方に位置さ
せる待機位置との間で回動される。
【0027】上記揺動アーム25の先端部には挟持部材
35の基端部が回動可能に支持され、該挟持部材35の
基端部には揺動アーム25に取付けられた第2の回動部
材を構成する第2シリンダー37のロッドが連結されて
いる。そして第2シリンダー37の作動に伴って挟持部
材35が、その先端側の挟持部35aを押圧部材27の
外周面に当接させる当接位置と該挟持部35aを押圧部
材27の外周面から離間して若干の隙間を形成させる離
間位置との間で回動される。尚、押圧部材27に対する
挟持部35aの当接位置は該押圧部材27が搬送ロール
9の下部外周面に当接した際に、その軸心より搬送方向
上手側へ若干ずれた位置で、搬送ロール9と非接触状態
となるように設定されている。また、挟持部35aにお
ける押圧部材27の当接面には被覆シート13と同様の
被覆シート38(図3参照)が取付けられている。尚、
搬送ロール9の場合と同様に押圧部材27に対する挟持
部35aの当接面に多数の筋加工或いはエンボス加工を
施したものであってもよい。
【0028】上記搬送ロール9の搬送方向下手側に応じ
たフレーム3には切断刃39が、押圧位置と待機位置と
の間で回動する押圧部材27に対して非干渉状態となる
ように取付けられている。そして切断刃39はその刃先
を、搬送ロール9の下部側に向け、かつその軸線に対し
て若干傾斜するように取付けられている。この切断刃3
9としては一枚の刃物を上記した傾斜状態(図2参照)
に取付けたもの或いは図4に示すように2枚の刃物39
a・39bを、刃先の傾斜方向が異なるようにほぼV字
形に重ね合わせたものであってもよい。
【0029】押圧部材27の上部外周面にはテープリー
ル(図示せず)から繰り出されて転向ローラー29によ
り転向された補強テープ41の端部が、その接着面を上
方へ向けて支持されている。該補強テープ41としては
一面に接着剤が塗布された接着テープの他に一面に吸水
性粘着剤が塗布された吸水性テープが使用可能である
が、吸水性テープにあっては、吸水に伴って接着力を生
じるまでにある程度の時間がかかるため、常に接着力を
有している接着剤が塗布された接着テープが適してい
る。
【0030】尚、搬送ロール9及び従転ローラー19の
搬出側には載置台が昇降する堆積装置(何れも図示せ
ず)が配置され、該載置台或いは載置台に載置された最
上段の単板が、搬送ロール9及び従転ローラー19によ
る単板7の搬送面とほぼ一致するように昇降制御され
る。
【0031】上記のように構成されたテープ接着切断装
置1の作用を説明する。
【0032】図1に示すように搬送コンベヤー5による
単板7の非搬送状態において制御手段は第1シリンダー
33を、そのロッドが縮小するように作動し、揺動アー
ム25を反時計方向へ回動して押圧部材27を待機位置
に位置させている。また、制御手段は第2シリンダー3
7を、そのロッドが伸長するように作動し、挟持部材3
5を反時計方向へ回動して挟持部35aを押圧部材27
の外周面に当接させている。そしてテープリールから繰
り出された補強テープ41の端部は押圧部材27上にお
いて挟持部材35の挟持部35aにより挟持されてその
接着面が上方を向くように支持されている。
【0033】上記状態にて搬送方向前端が搬送ロール9
の軸線とほぼ一致するように定規出しされた単板7が搬
送コンベヤー5により繊維と直交する方向へ搬送され、
その搬送方向前端が単板検出器15を通過した後に回転
する搬送ロール9と従転ローラー19とにより挟持され
ると、制御手段は図5に示すように第1シリンダー33
を、そのロッドが伸長するように作動して揺動アーム2
5を時計方向へ回動させ、押圧部材27を単板7の搬送
方向前端縁の下面に圧接して補強テープ41を単板7の
繊維方向端部の下面に接着させる。また、制御手段は上
記動作に同期或いは若干遅延したタイミングで第2シリ
ンダー37を、そのロッドが縮小するように作動して挟
持部材35の挟持部35aを押圧部材27から離間さ
せ、押圧部材27が単板7の下面に近接した際に補強テ
ープ41の挟持状態を解除して導出を可能化させる。こ
の補強テープ41を接着させる際に挟持部35aによる
挟持状態が保たれているため、回動時の空気抵抗により
テープ姿勢が乱れるのを防止して単板7下面へ補強テー
プ41を確実に接着させることができる。また、挟持部
35aによる補強テープ41の挟持状態を解除する際に
は、補強テープ41が被覆シート38を介して挟持部3
5aに接着されているため、容易に剥離させることがで
きる。そして単板7の搬送に伴ってその下面に当接する
押圧部材27により導出される補強テープ41を繊維と
直交する方向にわたって接着させる。
【0034】図1及び図6に示すように単板7の搬送に
伴ってその搬送方向後端が単板検出器15により検出さ
れた後に回転する搬送ロール9及び従転ローラー19に
至ると、制御手段は第1シリンダー33を、そのロッド
が縮小するように作動して揺動アーム25を反時計方向
へ回動させ、押圧部材27を単板7の下面から離間する
と共に第2シリンダー37を、そのロッドが伸長するよ
うに作動し、挟持部材35を反時計方向へ回動して挟持
部35aを押圧部材27の外周面に圧接させて補強テー
プ41を挟持させる。このとき、単板7の搬送方向後端
下面と押圧部材27との間に位置する補強テープ41は
挟持部35aによる挟持状態が保たれた状態で切断刃3
9により切断される。この切断時においては押圧部材2
7上にて補強テープ41が繰り出し不可能に挟持されて
いると共に切断刃39の刃先が搬送ロール9の軸線に対
して傾斜(図2参照)しているため、補強テープ41を
確実に切断することができる。また、補強テープ41は
その端部が押圧部材27と挟持部35aとにより挟持さ
れた状態で保持されているため、押圧部材27が待機位
置へ回動する際に作用する空気抵抗によりテープ姿勢が
乱れるのを防止し、その接着面を、常に上方に向けた状
態に保持することができる。
【0035】尚、繊維方向両端部の下面にて繊維直交方
向にわたって補強テープ41が接着された単板7は堆積
装置に集積される。
【0036】請求項2に係る実施例は、図7及び図8に
示すようにフレーム3には軸23が、搬送ロール9の軸
心に対して搬送方向上手側へずれた位置に設けられ、該
軸23の一方端部には揺動アーム25の基端部が回動可
能に支持されている。そして該揺動アーム25の中間部
には一端がフレーム3に掛止された弾性部材を構成する
圧縮弾性部材51の他端が掛止され、該圧縮弾性部材5
1の弾性力により揺動アーム25を、常に押圧部材27
が搬送ロール9の下部外周面に圧接するように付勢して
いる。尚、弾性部材としては圧縮弾性部材51に代えて
引張り弾性部材(図示せず)とし、該引張り弾性部材の
弾性力により揺動アーム25を時計方向へ回動するよう
に付勢してもよい。そして弾性部材としてはばね(圧縮
弾性部材の場合には圧縮ばね、引張り弾性部材の場合に
は引張りばね)、シリンダー或いはゴムブッシュ等が適
している。
【0037】上記軸23には挟持部材53が揺動アーム
25と同軸にて回動可能に支持され、該挟持部材53の
一腕部先端は押圧部材27の搬送方向上手側の外周面へ
延出して当接するように形成されている。また、挟持部
材53の他腕部にはフレーム3に取付けられた第3の回
動部材を構成する第3シリンダー55のロッドが連結さ
れ、該第3シリンダー55の作動により挟持部材53
を、その先端部が押圧部材27の外周面に当接して揺動
アーム25を圧縮弾性部材51の弾性力に抗して待機位
置へ回動させる位置と該押圧部材27の外周面との間に
隙間を形成する離間位置との間で回動させる。尚、他の
構成については請求項1の実施例と同様であるため、同
一符号を付してその詳細な説明を省略する。
【0038】次に、補強テープ41の接着切断作用を説
明する。
【0039】先ず、図7に示すように待機状態におい
て、制御手段は第3シリンダー55を、そのロッドが延
びるように作動し、挟持部材53を反時計方向へ回動し
ている。このとき、挟持部材53の先端部は押圧部材2
7の外周面に当接して両者間に位置する補強テープ41
を挟持すると共に押圧部材27を圧縮弾性部材51の弾
性力に抗して図示する反時計方向へ回動させて搬送ロー
ル9の下部外周面から待機位置へ離間させている。
【0040】次に、上記状態にて定規出しされた単板7
が搬送コンベヤー5により搬送されて搬送方向前端が単
板検出器15を通過した後に回転する搬送ロール9及び
従転ローラー19に挟持されると、図9に示すように制
御手段は第3シリンダー55を、そのロッドが縮小する
方向へ作動して挟持部材53を図示する時計方向へ回動
させる。このとき、挟持部材53の先端部による押圧部
材27への付勢がなくなるため、揺動アーム25は圧縮
弾性部材51の弾性力により図示する時計方向へ回動さ
れ、押圧部材27を搬送される単板7の搬送方向前端縁
下面に圧接して補強テープ41を接着させると共に挟持
部材53はその先端部を押圧部材27の外周面から離間
させることにより補強テープ41の挟持状態を解除して
繰り出しを可能化させている。そして端部が単板7の下
面に接着された補強テープ41は該単板7の搬送に伴っ
て繊維直交方向にわたって接着される。
【0041】上記接着に伴って単板7の搬送方向後端が
単板検出器15を通過した後に搬送ロール9及び従転ロ
ーラー19に至ると、制御手段は第3シリンダー55
を、そのロッドが伸長するように作動する。これにより
挟持部材53を図10に示すように反時計方向へ回動さ
せて先端部を押圧部材27に当接して補強テープ41を
挟持すると共に揺動アーム25を圧縮弾性部材51の弾
性力に抗して反時計方向へ回動して搬送される単板7の
下面から離間させる。このとき、搬出された単板7の下
面と押圧部材27との間に位置する補強テープ41は揺
動アーム25の回動により切断刃39に作用して切断さ
れる。
【0042】請求項2に係る実施例は、請求項1に係る
実施例の効果に加えて1本のシリンダーにより単板7に
対して補強テープ41を接着及び切断することができ、
構造を簡易化することができると共に単板7面に対して
押圧部材27が当接した後に挟持部材35による補強テ
ープ41の挟持を自動的に解除することができるため、
請求項1のように2本のシリンダーを使用して夫々の作
動タイミングを決定する場合に比べてシリンダーの作動
タイミングの設定が容易になる特徴を有している。
【0043】請求項3に係る実施例は、図11及び図1
2に示すようにフレーム3に取付けられた軸23には揺
動アーム25及び挟持部材71の基端部が同軸で回動可
能に支持されている。そして該揺動アーム25と挟持部
材71とには引張り弾性部材73が取付けられ、該引張
り弾性部材73の弾性力により、常に揺動アーム25の
先端部に取り付けられた押圧部材27の外周面に対して
挟持部材71の先端部が当接する方向に付勢している。
また、挟持部材71の他腕部にはフレーム3に取付けら
れた第4の回動部材を構成する第4シリンダー75のロ
ッドが連結され、該第4シリンダー75の作動により挟
持部材71を、その先端部が押圧位置に回動した押圧部
材27の外周面から引張り弾性部材73の弾性力に抗し
て搬送方向上手側へ離間する離間位置から、その先端部
が引張り弾性部材73の弾性力により外周面に当接する
ことにより押圧部材27が待機位置へ回動するように回
動させる。尚、他の構成については請求項1の実施例と
同様であるため、同一符号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0044】次に、補強テープ41の接着切断作用を説
明する。
【0045】先ず、図11に示すように待機状態におい
ては第4シリンダー75はそのロッドが伸長するように
作動され、挟持部材71を反時計方向へ回動している。
このとき、挟持部材71は引張り弾性部材73の弾性力
により先端部を押圧部材27の外周面に当接して補強テ
ープ41を挟持した状態で該押圧部材27を待機位置に
回動させている。
【0046】次に、定規出しされた単板7が搬送コンベ
ヤー5により搬送されてその搬送方向前端が単板検出器
15を通過した後に搬送ロール9及び従転ローラー19
に挟持されると、図13に示すように制御手段は第4シ
リンダー75を、そのロッドが縮小する方向へ作動して
挟持部材71を図示する時計方向へ回動させる。このと
き、揺動アーム25と挟持部材71とは引張り弾性部材
73の弾性力により一体になっているため、該挟持部材
71の先端部と押圧部材27との間に位置する補強テー
プ41を挟持したままの状態で時計方向へ一体に回動し
て押圧部材27を単板7の搬送方向前端部の下面に当接
し、補強テープ41を接着させる。
【0047】そして単板7の搬送方向前端部下面に対す
る当接により押圧部材27の回動が規制された状態で挟
持部材71が時計方向へ若干継続されるため、該挟持部
材71は引張り弾性部材73の弾性力に抗して時計方向
へ回動し、その先端部を押圧部材27の外周面から離間
して補強テープ41の挟持状態を解除させる。これによ
り押圧部材27からの補強テープ41の繰り出しが可能
化されるため、単板7の搬送に伴ってその繊維方向端部
の下面に対して補強テープ41が繊維と直交する方向に
わたって接着される。
【0048】上記接着に伴って単板7の搬送方向後端が
単板検出器15を通過した後に搬送ロール9及び従転ロ
ーラー19に至ると、制御手段は第4シリンダー75
を、そのロッドが伸長するように作動する。これにより
挟持部材53は図14に示すように反時計方向へ回動し
て先端部を押圧部材27に当接して補強テープ41を挟
持した後、押圧部材27を付勢して反時計方向へ回動さ
せて押圧位置から待機位置へ回動させる。このとき、挟
持部材71と揺動アーム25とが引張り弾性部材75の
弾性力により一体化されているため、その先端部と押圧
部材27との当接状態が保たれ、補強テープ41を挟持
している。そして搬出された単板7の下面と押圧部材2
7との間に位置する補強テープ41は挟持部材71によ
る挟持状態が保たれた状態で切断刃39に作用して切断
される。
【0049】請求項3に係る実施例は、請求項2に係る
実施例と同様に1本のシリンダーにより単板7に対して
補強テープ41を接着及び切断することができ、構造を
簡易化することができると共に単板7下面に対して押圧
部材27が当接した後に挟持部材71による補強テープ
41の挟持を自動的に解除することができ、請求項1の
ように2本のシリンダーを使用して夫々の作動タイミン
グを決定する場合に比べてシリンダーの作動タイミング
の設定が容易になる特徴を有している。
【0050】請求項4に係る実施例は、請求項1に係る
実施例が押圧部材27の外周面に対して第2シリンダー
37により挟持部材35を回動して接離させる構成であ
るのに対し、図15に示すように押圧部材27の外周面
に対し、移動部材を構成するシリンダー81に連結され
た挟持部材83を押圧部材27のほぼ接線方向で、接離
するように移動させる構成とした。
【0051】即ち、揺動アーム25の先端部に対して挟
持部材83を、押圧部材27外周面のほぼ接線方向へ移
動可能に支持すると共に該揺動アーム25に取付けられ
たシリンダー81のロッドを該挟持部材83の基端部に
連結する。尚、他の構成については請求項1の実施例と
同様であるため、同一符号を付してその詳細な説明を省
略する。
【0052】上記構成において、制御手段は第5の回動
部材を構成する第1シリンダー33を、そのロッドが縮
小するように作動して押圧部材27を待機位置へ移動さ
せた際に、図15に示すようにシリンダー81を、その
ロッドが伸長するように作動して挟持部材83を押圧部
材27の上部外周面を覆って接するように移動し、該押
圧部材27上に支持された補強テープ41を挟持させ
る。
【0053】そして定規出しされた単板7が搬送コンベ
ヤー5により搬送されてその搬送方向前端が単板検出器
15を通過した後に搬送ロール9及び従転ローラー19
に挟持されると、図16に示すように制御手段は第1シ
リンダー33を、そのロッドが伸長するように作動して
押圧部材27を押圧位置へ移動して補強テープ41を単
板7の下面に接着させると共にシリンダー81を、その
ロッドが縮小するように作動して挟持部材83をほぼ接
線方向へ移動して押圧部材27の上部外周面から離間さ
せて補強テープ41の挟持状態を解除し、押圧部材27
の外周面との間にテープ導出が可能な間隙を形成する。
これにより押圧部材27と挟持部材83との間から導出
される補強テープ41は単板7の搬送に伴ってその下面
において繊維と直交する方向にわたって接着される。
【0054】そして上記接着に伴って単板7の搬送方向
後端が単板検出器15を通過した後に搬送ロール9及び
従転ローラー19に至ると、図17に示すように制御手
段は第1シリンダー33を、そのロッドが縮小するよう
に作動して押圧部材27を待機位置へ回動させると共に
シリンダー81を、そのロッドが伸長するように作動し
て挟持部材83を押圧部材27の接線方向へ移動して当
接させ、該押圧部材27上の補強テープ41を挟持させ
る。前記回動に伴って単板7に接着された補強テープ4
1は切断刃39により切断される。
【0055】請求項4に係る実施例にあっては、挟持部
材83を押圧部材27の接線方向へ移動してその上部外
周面を覆って補強テープ41を挟持させることができる
ため、該押圧部材27上に位置する補強テープ41の端
部のほぼ全体を挟持し、該端部が位置ずれすることを防
止することができる。尚、補強テープ41を挟持する際
及びその挟持を解除する際に押圧部材27上に支持され
た補強テープ41が位置ずれするおそれがあるが、図1
8に示すように挟持部材83における押圧部材27との
当接面に、該押圧部材27の回転方向と一致する方向に
向う多数の筋83aを形成して補強テープ41との剥離
性を良好にすることによりこの位置ずれを少なくするこ
とができる。
【0056】上記した請求項1〜4に係る実施例の説明
においては、搬送される単板7の繊維方向の両端部下面
に対して補強テープ41を繊維直交方向にわたって接着
して切断する構成としたが、単板7の搬送面に対して搬
送ロール9を下方に、また従転ローラー19を上方に相
対して配置すると共に押圧部材27、挟持部材35・5
3・71・83及び切断刃39を単板7上面の上方に配
置して搬送される単板7の繊維方向の両端部上面に対し
て補強テープ41を繊維直交方向にわたって接着して切
断してもよい。この場合にあっては、待機位置へ回動し
た押圧部材に支持された補強テープの端部が垂れ下がる
が、特に請求項4にあっては、押圧部材上に位置する補
強テープの端部のほぼ全体を挟持し、該端部の垂れ下が
りを少なくことができるため、単板面に対して補強テー
プを確実に接着させることができる。
【0057】
【発明の効果】このため本発明は、単板面に対して補強
テープを重なり合うことなく接着して単板の破断及び重
なりを確実に防止することができる。
【0058】また本発明は、テープ接着後に補強テープ
を確実に切断して単板から分離することができる。
【0059】更に本発明は、補強テープを単板の繊維方
向端部に対して繊維直交方向のほぼ全体にわたって確実
に接着することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る実施例のテープ接着切断装置の
概略を示す側面図である。
【図2】図1の矢示A方向から見た右側の部分正面図で
ある。
【図3】テープ接着切断装置の分解斜視図である。
【図4】切断刃の他の取付け例を示す斜視図である。
【図5】テープ接着時の状態を示す側面図である。
【図6】テープ切断時の状態を示す側面図である。
【図7】請求項2に係る実施例のテープ接着切断装置の
概略を示す側面図である。
【図8】テープ接着切断装置の分解斜視図である。
【図9】テープ接着時の状態を示す側面図である。
【図10】テープ切断時の状態を示す側面図である。
【図11】請求項3に係る実施例のテープ接着切断装置
の概略を示す側面図である。
【図12】テープ接着切断装置の分解斜視図である。
【図13】テープ接着時の状態を示す側面図である。
【図14】テープ切断時の状態を示す側面図である。
【図15】請求項4に係る実施例のテープ接着切断装置
を示す側面図である。
【図16】テープ接着時の状態を示す側面図である。
【図17】テープ切断時の状態を示す側面図である。
【図18】挟持部材の挟持部を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 テープ接着切断装置 7 単板 9 搬送手段の一部を構成する搬送ロール 19 搬送手段の一部を構成する従転ローラー 27 押圧部材 33 第1の回動部材を構成する第1シリンダー 35 挟持部材 37 第2の回動部材を構成する第2シリンダー 39 切断刃 41 補強テープ 51 弾性部材を構成する圧縮弾性部材 53 挟持部材 55 第3の回動部材を構成する第3シリンダー 71 挟持部材 73 引張り弾性部材 75 第4の回動部材を構成する第4シリンダー 81 移動部材としてのシリンダー 83 挟持部材

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベニヤ単板の繊維と一致する方向に軸線を
    有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設けられた上下
    一対の送りロールによりベニヤ単板を挟持して繊維直交
    方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持された
    ベニヤ単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と
    該押圧位置から搬送方向下手側へ離間した待機位置との
    間で回動可能に設けられ、少なくともベニヤ単板との当
    接面に円弧状周面を有した押圧部材と、該押圧部材を回
    動させる第1の回動部材と、押圧部材の円弧状周面に対
    して接離するように回動可能に支持された挟持部材と、
    該挟持部材を回動させる第2の回動部材と、上記送りロ
    ールの搬送方向下手側で、押圧位置と待機位置との間に
    おける押圧部材との非干渉位置に刃先を送りロール側に
    向けた切断刃と、押圧部材と挟持部材との間を通過して
    その接着面を、搬送されるベニヤ単板面に向けて張設さ
    れる補強テープと、上記送りロールの搬送方向上手側に
    て搬送されるベニヤ単板を検出するベニヤ単板検出器
    と、ベニヤ単板検出器の検出信号に基づいて第1及び第
    2の回動部材を夫々作動させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とするベニヤ単板へのテープ接着切断装置。
  2. 【請求項2】ベニヤ単板の繊維と一致する方向に軸線を
    有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設けられた上下
    一対の送りロールによりベニヤ単板を挟持して繊維直交
    方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持された
    ベニヤ単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と
    該押圧位置から搬送方向下手側へ離間した待機位置との
    間で回動可能に設けられ、少なくともベニヤ単板との当
    接面に円弧状周面を有した押圧部材と、該押圧部材を押
    圧位置へ回動するように付勢する弾性部材と、押圧部材
    の円弧状周面に接離して回動可能に支持された挟持部材
    と、挟持部材を回動させる第3の回動部材と、上記送り
    ロールの搬送方向下手側で、押圧位置と待機位置との間
    における押圧部材との非干渉位置に刃先を送りロール側
    に向けた切断刃と、押圧部材と挟持部材との間を通過し
    てその接着面を、搬送されるベニヤ単板面に向けて張設
    される補強テープと、上記送りロールの搬送方向上手側
    にて搬送されるベニヤ単板を検出するベニヤ単板検出器
    と、ベニヤ単板検出器の検出信号に基づいて第3の回動
    部材を作動させる制御手段とを備えたことを特徴とする
    ベニヤ単板へのテープ接着切断装置。
  3. 【請求項3】ベニヤ単板の繊維と一致する方向に軸線を
    有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設けられた上下
    一対の送りロールによりベニヤ単板を挟持して繊維直交
    方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持された
    ベニヤ単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と
    該押圧位置から搬送方向下手側へ離間した待機位置との
    間で回動可能に設けられ、少なくともベニヤ単板との当
    接面に円弧状周面を有した押圧部材と、押圧部材の円弧
    状周面に接離して回動可能に支持された挟持部材と、常
    に押圧部材と挟持部材とを当接させる方向に作用する引
    張り弾性部材と、挟持部材を回動させる第4の回動部材
    と、上記送りロールの搬送方向下手側で、押圧位置と待
    機位置との間における押圧部材との非干渉位置に刃先を
    送りロール側に向けた切断刃と、押圧部材と挟持部材と
    の間を通過してその接着面を、搬送されるベニヤ単板面
    に向けて張設される補強テープと、上記送りロールの搬
    送方向上手側にて搬送されるベニヤ単板を検出するベニ
    ヤ単板検出器と、ベニヤ単板検出器の検出信号に基づい
    て第4の回動部材を作動させる制御手段とを備えたこと
    を特徴とするベニヤ単板へのテープ接着切断装置。
  4. 【請求項4】ベニヤ単板の繊維と一致する方向に軸線を
    有し、少なくとも一方が回転駆動可能に設けられた上下
    一対の送りロールによりベニヤ単板を挟持して繊維直交
    方向へ搬送する搬送手段と、該送りロールに支持された
    ベニヤ単板の繊維方向の各端部面に当接する押圧位置と
    該押圧位置から搬送方向下手側下方へ離間した待機位置
    との間で回動可能に設けられ、少なくともベニヤ単板と
    の当接面に円弧状周面を有した押圧部材と、該押圧部材
    を回動させる第5の回動部材と、押圧部材の円弧状周面
    に対してほぼ接線方向へ移動して接離する挟持部材と、
    該挟持部材を押圧部材の円弧状周面に当接する挟持位置
    と離間位置との間で移動させる移動部材と、上記送りロ
    ールの搬送方向下手側で、押圧位置と待機位置との間に
    おける押圧部材との非干渉位置に刃先を送りロール側に
    向けた切断刃と、押圧部材と挟持部材との間を通過して
    その接着面を、搬送されるベニヤ単板面に向けて張設さ
    れる補強テープと、上記送りロールの搬送方向上手側に
    て搬送されるベニヤ単板を検出するベニヤ単板検出器
    と、ベニヤ単板検出器の検出信号に基づいて第5の回動
    部材及び移動部材を夫々作動させる制御手段とを備えた
    ことを特徴とするベニヤ単板へのテープ接着切断装置。
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