JP3401850B2 - 高耐久性コンクリート - Google Patents
高耐久性コンクリートInfo
- Publication number
- JP3401850B2 JP3401850B2 JP19240293A JP19240293A JP3401850B2 JP 3401850 B2 JP3401850 B2 JP 3401850B2 JP 19240293 A JP19240293 A JP 19240293A JP 19240293 A JP19240293 A JP 19240293A JP 3401850 B2 JP3401850 B2 JP 3401850B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- vapor deposition
- titanium vapor
- fluororesin
- high durability
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/009—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone characterised by the material treated
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B41/00—After-treatment of mortars, concrete, artificial stone or ceramics; Treatment of natural stone
- C04B41/45—Coating or impregnating, e.g. injection in masonry, partial coating of green or fired ceramics, organic coating compositions for adhering together two concrete elements
- C04B41/52—Multiple coating or impregnating multiple coating or impregnating with the same composition or with compositions only differing in the concentration of the constituents, is classified as single coating or impregnation
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Aftertreatments Of Artificial And Natural Stones (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリート表面を仕
上材で保護した高耐久性コンクリートに関するものであ
る。
上材で保護した高耐久性コンクリートに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、構造体とは別に外壁に取り付けら
れる外装用コンクリートパネル(カーテンウォール)等
にあっては、その耐久性を向上するため、各種の仕上げ
が行なわれている。即ち、コンクリートパネルの表面に
仕上材を塗布し、この仕上材によりコンクリートパネル
の耐食性を向上させるなどがある。
れる外装用コンクリートパネル(カーテンウォール)等
にあっては、その耐久性を向上するため、各種の仕上げ
が行なわれている。即ち、コンクリートパネルの表面に
仕上材を塗布し、この仕上材によりコンクリートパネル
の耐食性を向上させるなどがある。
【0003】仕上材としては従来から各種存在するが、
一般の仕上材はそのもの自体の耐久性が小さく、数年程
度で再度仕上材の塗り替えを必要とするため、近年で
は、その耐久性を更に向上するものとして、フッ素樹脂
系の仕上材を用いることが知られている。
一般の仕上材はそのもの自体の耐久性が小さく、数年程
度で再度仕上材の塗り替えを必要とするため、近年で
は、その耐久性を更に向上するものとして、フッ素樹脂
系の仕上材を用いることが知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
コンクリートの保護方法では、仕上材の耐久性が充分で
なく、メンテンナンスが必要であり、塗り材では5〜1
0年に一度の割合で塗り替えが必要となっている。最も
耐久性のあるフッ素樹脂系の仕上材を用いたとしても、
一般のものと同様に、下地のコンクリートからの強いア
ルカリ性による劣化、ならびに紫外線によって徐々に仕
上材が劣化し、その耐用年数は10〜15年程度となっ
てしまうため、やはり塗り替えが必要であった。
コンクリートの保護方法では、仕上材の耐久性が充分で
なく、メンテンナンスが必要であり、塗り材では5〜1
0年に一度の割合で塗り替えが必要となっている。最も
耐久性のあるフッ素樹脂系の仕上材を用いたとしても、
一般のものと同様に、下地のコンクリートからの強いア
ルカリ性による劣化、ならびに紫外線によって徐々に仕
上材が劣化し、その耐用年数は10〜15年程度となっ
てしまうため、やはり塗り替えが必要であった。
【0005】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、大幅に耐久性を向上させた高耐久性コンクリートを
提供することにある。
し、大幅に耐久性を向上させた高耐久性コンクリートを
提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明による高耐久性コンクリートは、コンクリー
ト表面に、チタン蒸着膜を施工し、その上に仕上材とし
て有機系の樹脂塗料層、例えばフッ素樹脂塗料でなる樹
脂塗料層を形成し、その上に更にチタン蒸着膜を形成し
たことを特徴とする。
め、本発明による高耐久性コンクリートは、コンクリー
ト表面に、チタン蒸着膜を施工し、その上に仕上材とし
て有機系の樹脂塗料層、例えばフッ素樹脂塗料でなる樹
脂塗料層を形成し、その上に更にチタン蒸着膜を形成し
たことを特徴とする。
【0007】
【作用】下側のチタン蒸着膜は、有機系の樹脂塗料層、
例えばフッ素樹脂の化学的劣化を誘発する下地コンクリ
ートからの強いアルカリを遮断し、また上側のチタン蒸
着膜が、有機系の樹脂塗料層の紫外線による劣化を防止
するため、極めて耐久性のある高耐久性コンクリートが
得られる。
例えばフッ素樹脂の化学的劣化を誘発する下地コンクリ
ートからの強いアルカリを遮断し、また上側のチタン蒸
着膜が、有機系の樹脂塗料層の紫外線による劣化を防止
するため、極めて耐久性のある高耐久性コンクリートが
得られる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て説明する。図1において、1はRC造構造物の外壁を
構成する外装コンクリートパネルで、該コンクリートパ
ネル1の表面には、まず、チタン蒸着薄膜2が、蒸着法
により数100〜1000オングストロームの膜厚で形
成される。
て説明する。図1において、1はRC造構造物の外壁を
構成する外装コンクリートパネルで、該コンクリートパ
ネル1の表面には、まず、チタン蒸着薄膜2が、蒸着法
により数100〜1000オングストロームの膜厚で形
成される。
【0009】このチタン蒸着薄膜2は、(1) 原子レベル
でチタンが積層するため非常に緻密である、(2) 非常に
薄いことから接着性に優れている、(3) 耐食性に優れて
いるため、例えばフッ素樹脂塗料の化学的劣化の保護機
能を有する、といった特長を有する。
でチタンが積層するため非常に緻密である、(2) 非常に
薄いことから接着性に優れている、(3) 耐食性に優れて
いるため、例えばフッ素樹脂塗料の化学的劣化の保護機
能を有する、といった特長を有する。
【0010】上記チタン蒸着薄膜2の上に耐久性に優れ
るフッ素樹脂塗料3を塗り、または吹き付ける。しか
し、フッ素樹脂塗料といえども、紫外線によって徐々に
劣化していく傾向にある。そこで、上記フッ素樹脂塗料
3の上に、再度チタン蒸着薄膜4を施して、フッ素樹脂
塗料3を紫外線,酸性雨等の化学的劣化から保護する。
るフッ素樹脂塗料3を塗り、または吹き付ける。しか
し、フッ素樹脂塗料といえども、紫外線によって徐々に
劣化していく傾向にある。そこで、上記フッ素樹脂塗料
3の上に、再度チタン蒸着薄膜4を施して、フッ素樹脂
塗料3を紫外線,酸性雨等の化学的劣化から保護する。
【0011】かかるチタン蒸着薄膜2,4とフッ素樹脂
塗料3の積層構造によれば、耐久性が著しく大きなもの
となる。
塗料3の積層構造によれば、耐久性が著しく大きなもの
となる。
【0012】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、コンクリ
ート表面に、チタン蒸着膜,有機系の樹脂塗料層、例え
ばフッ素樹脂塗料及びチタン蒸着膜からなる3層構造の
被覆が施され、このフッ素樹脂塗料の化学的劣化は、そ
の上・下の耐食性に優れたチタン蒸着膜で保護される。
このため、極めて耐久性のある高耐久性コンクリートが
得られ、100年以上もメンテナンスフリーとなるコン
クリートが提供される。
ート表面に、チタン蒸着膜,有機系の樹脂塗料層、例え
ばフッ素樹脂塗料及びチタン蒸着膜からなる3層構造の
被覆が施され、このフッ素樹脂塗料の化学的劣化は、そ
の上・下の耐食性に優れたチタン蒸着膜で保護される。
このため、極めて耐久性のある高耐久性コンクリートが
得られ、100年以上もメンテナンスフリーとなるコン
クリートが提供される。
【図1】本発明にかかる高耐久性コンクリートパネルの
断面図である。
断面図である。
1 外装コンクリートパネル
2 チタン蒸着薄膜
3 フッ素樹脂塗料
4 チタン蒸着薄膜
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平3−159973(JP,A)
特開 昭51−34922(JP,A)
特開2002−331607(JP,A)
特公 昭48−9092(JP,B1)
特許2809028(JP,B2)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C04B 41/70 - 41/72
Claims (2)
- 【請求項1】 コンクリート表面に、チタン蒸着膜を施
工し、その上に仕上材として有機系の樹脂塗料層を形成
し、その上に更にチタン蒸着膜を形成したことを特徴と
する高耐久性コンクリート。 - 【請求項2】 前記有機系の樹脂塗料層を、フッ素樹脂
塗料で形成することを特徴とする請求項1に記載の高耐
久性コンクリート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19240293A JP3401850B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 高耐久性コンクリート |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19240293A JP3401850B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 高耐久性コンクリート |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0748188A JPH0748188A (ja) | 1995-02-21 |
JP3401850B2 true JP3401850B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=16290723
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19240293A Expired - Fee Related JP3401850B2 (ja) | 1993-08-03 | 1993-08-03 | 高耐久性コンクリート |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3401850B2 (ja) |
-
1993
- 1993-08-03 JP JP19240293A patent/JP3401850B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0748188A (ja) | 1995-02-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |