JP3401806B2 - フィルム自動切り換え機能を備えた包装装置 - Google Patents

フィルム自動切り換え機能を備えた包装装置

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JP3401806B2
JP3401806B2 JP31638792A JP31638792A JP3401806B2 JP 3401806 B2 JP3401806 B2 JP 3401806B2 JP 31638792 A JP31638792 A JP 31638792A JP 31638792 A JP31638792 A JP 31638792A JP 3401806 B2 JP3401806 B2 JP 3401806B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複数のフィルムセット部
にそれぞれフィルム幅等の異なるフィルムロールをセッ
トしておき、被包装商品の種類に応じて使用するフィル
ムを自動的に切り換えて包装することができる所謂フィ
ルム自動切り換え機能を備えた包装装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】上段、下段のフィルムセット部に、それぞ
れ異なるフィルム幅のフィルムロールをセットしてお
き、被包装商品の種類に応じて使用するフィルムを自動
的に切り換える機能を備えたストレッチフィルム包装装
置が開発されている。例えば、米国特許第4,501,
106明細書や特願平3−100134号明細書にこの
ようなフィルム自動切り換え機能を備えた包装装置が開
示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなフィルム自動切り換え機能を備えた包装装置にお
いてもユーザによっては、取り扱われている被包装商品
が限られており、一種類(同一フィルム幅)のフィルム
しか使用しない場合がある。このような場合、従来は使
用するフィルムのフィルムロールを上段或いは下段の一
方のフィルムセット部にセットし、他のフィルムセット
部を空き状態(フィルムロールをセットしない状態)と
して使用している場合が多い。このため、包装機のフィ
ルムセット部が有効に利用されておらず、フィルム終了
の頻繁な発生により、包装機の運転をその都度停止しな
ければならなくなり、包装機の運転効率が悪いという問
題があった。
【0004】また、従来、2つのフイルムセット部に同
種(同じフィルム幅)のフィルムロールをセットしてお
き、一方のフィルムロールが終了したら他のフィルムロ
ールのフィルムに自動的に切り換え継続して包装ができ
るようにした包装装置もある(実開昭51−25670
号公報)。しかしながら、この包装装置は、2つのフィ
ルムセット部には同一種類(同じフィルム幅)のフィル
ムロールしかセットできず、2つのフィルムセット部に
それぞれ異なる種類のフィルムロールをセットしてお
き、被包装商品に応じて、フィルムを切り換えて包装を
行うことは不可能である。
【0005】本発明は上述の点に鑑みてなされたもの
で、上記のように被包装商品に応じてフィルムを自動的
に切り換えて包装することができるフィルム自動切り換
え機能を備えた包装装置で、一種類のフィルムしか使わ
ない場合であっても、フィルムセット部のスペースを有
効に活用し、フィルム終了による包装装置の停止回数を
従来に比べて大幅に少なくすることのできるフィルム自
動切り換え機能を備えた包装装置を提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、それぞれ幅の異なるフィルムロールのセット
が可能な上段のフィルムセット部及び下段のフィルムセ
ット部を具備し、該上下段のフィルムセット部にそれぞ
れフィルムロールをセットしておき、被包装商品に応じ
て一方のフィルムを自動的に選択し、該選択したフィル
ムを用いて商品を包装するフィルム自動切り換え機能を
備えた包装装置において、上下各段のフィルムセット部
に現在セットされているフィルムロールのフイルム幅を
記憶或いは検出するセットフィルム検出手段と、上下各
段のフィルムセット部にセットされたフィルムロールの
フィルム終了を検出するフィルム終了検出手段と、フィ
ルム終了検出手段が現在使用されている段のフィルムセ
ット部にセットされたフィルムロールのフィルム終了を
検出した場合、他段のフィルムセット部にセットされた
フィルムロールのフィルム幅が同じであるか否かを判断
する判断手段と、判断手段が他段のフィルムセット部に
同じフィルム幅のフィルムロールがセットされていると
判断した場合に、以後該他段のフィルムセット部にセッ
トされたフィルムロールのフィルムを前記フィルム終了
検出手段がフィルム終了を検出するまで使用するように
した使用フィルム切り換え手段とを備えたことを特徴と
する。
【0007】また、それぞれ幅の異なるフィルムのセッ
トが可能な複数のフィルムセット部を具備し、該複数の
フィルムセット部にそれぞれフィルムロールをセットし
ておき、被包装商品に応じて使用するフィルムを自動的
に選択し、該選択したフィルムを用いて前記商品を包装
するフィルム自動切り換え機能を備えた包装装置におい
て、複数のフィルムセット部のそれぞれに現在セットさ
れているフィルムロールのフイルム幅を記憶或いは検出
するセットフィルム検出手段と、複数のフィルムセット
部にセットされたフィルムロールのフィルム終了を検出
するフィルム終了検出手段と、フィルム終了検出手段が
現在使用されているフィルムセット部にセットされたフ
ィルムロールのフィルム終了を検出した場合、他のフィ
ルムセット部にセットされたフィルムロールに同じフィ
ルム幅のものがあるか否かを判断する判断手段と、判断
手段が他のフィルムセット部に同じフィルム幅のフィル
ムロールがセットされていると判断した場合に、以後前
記フィルム幅のフィルムを使用する場合には該他のフィ
ルムセット部にセットされたフィルムロールのフィルム
を前記フィルム終了検出手段がフィルム終了を検出する
まで使用するようにした使用フィルム切り換え手段とを
備えたことを特徴とする。
【0008】本発明によれば、上記のように、フィルム
終了検出手段が現在使用されている段のフィルムセット
部にセットされたフィルムロールのフィルムの終了を検
出した場合、他段のフィルムセット部にセットされたフ
ィルムロールのフィルムの種類(フィルム幅)が同じで
あるか否かを判断し、他段のフィルムセット部に同じフ
ィルム幅のフィルムロールがセットされていると判断し
た場合に、以後該他段のフィルムセット部にセットされ
たフィルムロールのフィルムをフィルム終了するまで使
用するので、フィルムセット部が上下段にある場合、フ
ィルム終了による包装装置の運転停止回数を従来に比べ
て約半分にすることができる。また、フィルムセット部
を上下段2個を超えて備えた場合は包装装置の運転停止
回数を更に少なくすることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。先ず、本発明の包装装置の基本構成及びフィルム
自動切り換え機構について説明する。図2は本包装装置
の全体構成を示す側面図である。図2に示すように本包
装装置は、被包装物である商品aを供給する供給部A、
該商品aの計量を行う計量コンベア部B、頂部に載置し
た商品aを上部に押し上げるエレベータ部C、上下2段
にフィルムセット部を設けたフィルム供給部D、該フィ
ルム供給部Dからのフィルムを引き出すフィルム引出し
部E、フィルムの縁部を挟持し該フィルムを張設するフ
ィルムクランプ部F、フィルムの端部を商品aの底部に
折り込むフィルム折込み部G及び包装された商品aを搬
出する搬出コンベア部Hから構成される。
【0010】上記のようにフィルム供給部Dには上下段
にフィルムセット部が設けられ、上段のフィルムセット
部101にはフィルムロールF1を載置するローラ10
1a,101aが、下段のフィルムセット部102には
フィルムロールF2を載置するローラ102a,102
aがそれぞれ設けられている。ローラ101a及びロー
ラ102aはそれぞれ図示しない丸ベルトにより繰出し
ローラ106及び107の回転に連動して回転するよう
になっている。フィルムロールF1からのフィルムf1
は繰出しローラ106により繰り出されるようになって
おり、フィルムロールF2からのフィルムf2は繰出し
ローラ107により繰り出されるようになっている。
【0011】また、フィルム供給部Dには、フィルムロ
ールF1からのフィルムf1の終了端近傍を検出するフ
ィルム終了検出器104及びフィルムロールF2からの
フィルムf2の終了端近傍を検出するフィルム終了検出
器105が設けられている。フィルム供給部Dのフィル
ム供給端にはフィルム供給枠103が設けられており、
該フィルム供給枠103には後に詳述するようにフィル
ムロールF1,F2からのフィルムf1,f2のそれぞ
れの先端部が挿入される上下段供給口103a,103
bが設けられている。
【0012】フィルム供給枠103は電磁駆動されるエ
アシリンダ108で上下動できるようになっており、下
位置にあるとき供給口103aからフィルム引出し部E
の把持部材201でフィルムf1の先端を、上位置にあ
るとき供給口103bからフィルムf2の先端を把持し
て引き出すことができるようになっている。即ち、フィ
ルム供給枠103とエアシリンダ108でフィルムf1
からf2へ或いはフィルムf1からf2へフィルムを切
り換えるフィルム切り換え機構を構成している。また、
フィルム供給枠の前方にはフィルムをカットするカッタ
ー119が配設されている。
【0013】図3は上記フィルム切り換え機構の詳細を
示す図である。図示するように、フィルム供給枠103
はエアシリンダ108のロッド上端に取付板109を介
して下段案内枠110を取付け、その上に上段案内枠1
11を取付け、更にその上面にカバー枠112を取付け
ている。下段案内枠110及び上段案内枠111にはそ
れぞれガイドローラ113及び114が配設されてい
る。下段案内枠110の先端には下段案内板110aを
形成すると共に、上段案内枠111の先端下面に前記下
段案内板110aと対になる下段案内板110bを形成
し、該上下段の両案内板110a,110bにより前述
した下段供給口103bを形成する。
【0014】また、上段案内枠111の先端に下段案内
板111aを形成すると共にカバー枠112の先端に前
記上段案内板111aと対になる上段案内板111bを
形成し、該上下段の両案内板111a,111bにより
前述した上段供給口103aを形成する。フィルム供給
枠103の上下段案内板110a,110b及び上下段
案内板111a,111bは櫛歯状に形成されている。
なお、115,116はそれぞれ上段供給口103a及
び下段供給口103bの間隙を調整するネジである。
【0015】上段案内枠111及びカバー枠112は支
軸117を軸として開閉自在とし、フィルム装填に際し
ては、該上段案内枠111及びカバー枠112を支軸1
17を中心に回動して開き(2点鎖線の状態)、前記下
段案内板110a上にフィルムf1の先端を導き載承支
持させた後に上段案内枠111を閉じ、該上段案内枠1
11の上段案内板111a上にフィルムf2の先端を導
き載承支持させ、その後カバー112を閉じる操作をす
る。
【0016】図4及び図5はフィルム引出し部Eの把持
部材201の詳細を示す図で、図4は平面図、図5
(a)は側断面図、図5(b)は側面図である。把持部
材201はガイド部材202に摺動自在に取り付けた摺
動子203,203に渉って連結部材204を連結する
と共に上側固定把持部材205を取付け、その固定把持
部材205に対向する下面に可動把持板206を上下揺
動自在に取付けて構成されている。固定把持部材205
及び可動把持板206の先端は上記フィルム供給枠10
3の上下段案内板110a,110b及び上下段案内板
111a,111bに対応して櫛歯状に形成され、上段
供給口103a又は下段供給口103bにあるフィルム
を把持できるようになっている。
【0017】可動把持板206は略同一幅の中央把持板
206aと左右把持板206b,206bとに3分割状
に配列され、中央把持板206aは回動軸207に突出
して固着され、左右把持板206b,206bは回動軸
208に突出して固着されている。
【0018】回動軸207,208は軸受により摺動子
203,203に回動自在に軸承され、回動軸207は
エアシリンダ211により作動するアーム212に連結
され、回動軸208はエアシリンダ213により作動す
るアーム214に連結されている。この各エアシリンダ
211,213の動作により回動軸207,208を介
して中央把持板206aと左右把持板206b,206
bとが各々揺動するようになっている。なお、固定把持
板205の先端と可動把持板206の先端にはフェルト
等の部材が接着されている。
【0019】上記把持部材201は図示しない引出しア
ームの初期位置において、可動把持板206が下動位
置、即ち、固定把持板205と可動把持板206が開い
た状態で待機し、引出しアームの揺動によりフィルムの
把持位置に達した時、フィルム供給枠103の上段供給
口103a又は下段供給口103bにあるフィルムf1
又はフィルムf2を中央把持板206a及び左右把持板
206b,206bを同時に上動させることにより把持
する。そして摺動子203,203をガイド部材202
に沿って移動させることによりフィルムを引き出す。な
お、図3において、120はフィルムクランプ部Fの後
クランプを構成する上クランプ板、117は下クランプ
板、118はロッド上部に固定された下クランプ板11
7を上クランプ板120に接離するエアシリンダであ
る。
【0020】なお、本包装装置を構成する供給部A、計
量コンベア部B、エレベータ部C、フィルム引出し部
E、フィルムクランプ部F、フィルム折込み部G及び搬
出コンベア部Hの詳細は、例えば特願平3−10013
4号等に開示されており、本発明と直接関係ないので、
その説明は省略する。
【0021】次に、上記包装装置の制御部について説明
する。図6は制御部の全体構成を示すブロック図であ
る。制御部は図示するように計量値付機制御部10と包
装機制御部30から構成される。計量値付機制御部10
は、各種の表示を行う表示部12、各種操作を行う操作
部13、前記計量コンベア部Bからの計量情報を入力す
る計量部14、ラベルへ各種情報を印字し該情報を印字
したラベルを貼付る印字貼付部15、計量値付機制御部
10と包装機制御部30との間のデータの送受を行うイ
ンタフェース16、各種プログラム等のデータが格納さ
れるROM17及び各種データが格納されRAM18及
びこれらの各部の制御・データ処理を行う中央処理装置
(CPU)11で構成される。
【0022】なお、図示されていないが、上記CPU1
1、表示部12、操作部13、インタフェース16、R
OM17及びRAM18はコンソールボックス内に収納
され、包装装置の被包装商品の搬入側上部に配設され、
ラベル印字貼付部15は包装後の商品の搬送路上部に配
設されている。
【0023】また、包装機制御部30は計量値付機制御
部10と該包装機制御部30との間のデータの送受を行
うインタフェース32、各種制御プログラム等のデータ
が格納されるROM33、各種データが格納されるRA
M34、各種表示を行う表示部35、各種操作を行う操
作部36、被包装商品を供給する供給部Aの駆動及び制
御を行う供給駆動制御部37、被包装商品のサイズを検
出するサイズ検出部38、エレベータ部Cの駆動及び制
御を行うエレベータ駆動制御部39、フィルム引出し部
Eの駆動及び制御を行うフィルム引出し駆動制御40、
フィルム折込み部Gの駆動及び制御行うフィルム折込み
駆動制御部41、搬出部Hの駆動及び制御を行う搬出駆
動制御部42及びこれらの各部の制御・データ処理を行
う中央処理装置(CPU)31で構成される。
【0024】図7はフィルム引出し駆動制御部40の詳
細構成を示す図である。フィルム引出し駆動制御部40
はI/Oポート40−1、把持部材201を移動させる
引出しアームを駆動する把持部材駆動部40−2、前ク
ランプ(可動把持板206)を駆動する前クランプ駆動
部40−3、後クランプを(下クランプ板117)駆動
する後クランプ駆動部40−4、カッター119を駆動
するカッター駆動部40−5、フィルム供給枠103を
駆動するフィルム供給枠駆動部40−6及びフィルムの
終了端近傍を検出するフィルム終了端検出部40−7で
構成される。
【0025】把持部材駆動部40−2の出力は把持部材
201を移動させるアームを駆動するモータMに接続さ
れ、前クランプ駆動部40−3の出力は可動把持板20
6を駆動するエアシリンダ211,213に接続され、
後クランプ駆動部40−4の出力は後クランプの下クラ
ンプ板117を駆動するエアシリンダ118に接続さ
れ、フィルム供給枠駆動部40−6の出力はフィルム供
給枠103を上下動させるエアシリンダ108に接続さ
れている。また、フィルム終了端検出部40−7にはフ
ィルム終了検出器104,105が接続される。フィル
ム引出し駆動制御部40はI/Oポート40−1を介し
てCPU31とデータの送受を行う。
【0026】上記構成のフィルム引出し制御部におい
て、例えばフィルム終了検出器104の内、現在使用さ
れている上段のフィルムセット部101にセットされて
いるフィルムロールF1からのフィルムf1の終了端近
傍を検出した場合で、且つ下段のフィルムセット部10
2にセットされているフィルムロールF2のフィルムf
2が該フィルムf1と同じフィルム幅のフィルムであっ
た場合、本実施例ではフィルムロールF2からのフィル
ムf2に自動的に切り換えて使用するようになってい
る。以下詳細に説明する。
【0027】包装機制御部30のRAM34には、図8
に示すようにセットフィルム記憶部34aと使用段記憶
部34bとが設けられており、セットフィルム記憶部3
4aには上段のフィルムセット部101にセットされて
いるフィルムロールF1のフィルムf1の種類(フィル
ム幅)及び下段のフィルムセット部102にセットされ
ているフィルムロールF2のフィルムf2の種類(フィ
ルム幅)が記憶されている。フィルムの種類としては、
例えば図9に示すように、フィルムの種類番号とそれに
対応するフィルム幅があり、オペレータが計量値付機制
御部10の操作部13を操作して入力する。なお、フィ
ルムの種類の入力は、種類番号ではなく、直接フィルム
幅を入力してもよい。また、セットされているフィルム
ロールのフィルム幅をセンサで自動検出して記憶するよ
うにしてもよい。
【0028】使用段記憶部34bは上段のフィルムセッ
ト部101と下段のフィルムセット部102に同種類の
フィルムのフィルムロールがセットされている場合、現
在使用中のフィルムセット部が上段なのか下段なのかを
記憶しておく。セットフィルム記憶部34a及び使用段
記憶部34b(RAM34)は電源がOFFとなった場
合でも記憶内容が保持できるように不揮発性のメモリ或
いは揮発性のある場合はバッテリーでバックアップして
おく。また、フィルム幅検出センサ、前回までの使用中
のフィルムがセットされているフィルムセット部を検出
する検出センサを設け、電源がONとなった時に初期設
定するようにしてもよい。
【0029】フィルムの終了端近傍の検出はフィルム終
了検出器104,105で行われる。フィルムを引き出
した時、フィルム終了検出器104,105がONしな
ければ、フィルム終了と判断する。従って、フィルム終
了か否かの判断はフィルムが引き出された時に判断され
る。即ち、フィルムにテンションがかからないでフィル
ム終了検出器104,105がOFFの場合はフィルム
終了端近傍と判断する。また、フィルム終了が検出され
ても一回分の包装が可能なフィルム長さが残るような位
置にフィルム終了検出器104,105のそれぞれが配
置されている。
【0030】1包装サイクルが終了した時点でフィルム
終了が検出された場合、つまり前回(直前)の包装でフ
ィルムが終了してしまった場合、包装機制御部のCPU
31はROM33に格納されている制御プログラムによ
り、図1のフローチャートに示すような処理を行う。
【0031】先ず、他段のフィルムセット部に同じ種類
のフィルムのフィルムロールがセットされているか否か
を判断する(ステップST1)。続いて該他段のフィル
ムセット部のフィルムロールがフィルム終了であるか否
かを判断し(ステップST2)、フィルム終了でなけれ
ば使用フィルムを他段のフィルムセット部のフィルムに
切り換える(ステップST4)。具体的にはフィルム供
給枠駆動部40−6によりフィルム供給枠103を上下
動させるエアシリンダ108を上動或いは下動させる。
続いて使用段記憶部34bに記憶する使用しているフィ
ルムのフィルムセット部の位置する段を記憶する。即ち
使用されているフィルムセット部段のフラグの切り換え
を行う(ステップST5)。
【0032】前記ステップST2において、他段のフィ
ルムセット部のフィルムロールがフィルム終了である場
合は、表示部35にフィルム終了の表示を行う。
【0033】なお、上記実施例ではフィルムセット部が
上段及び下段の2種類であったが、本発明はこれに限定
されるものではなく、例えば上段、中段、下段にそれぞ
れフィルムセット部を設け3種類のフィルムのフィルム
ロールをセットできるようにした場合でも同様に実施で
きる。この場合、上段、中段、下段にすべて同じフィル
ム幅のフィルムロールをセットすることも考えられる
が、いずれかの2段にのみ使用頻度の高いフィルム幅の
フィルムロールをセットし、他段には使用頻度の低いフ
ィルム幅のフィルムロールをセットしておくことも考え
られる。
【0034】本発明の要点は、現在使用中のフィルムは
連続して使いきるために、複数あるフィルムセット部に
同じ種類(同じフィルム幅)のフィルムのフィルムロー
ルがセットされている場合には、現在どのフィルムが使
用されているかを記憶しておき、現在使用中のフィルム
がなくなったら次のフィルムを使用することである。そ
うでないと、条件によっては同じ種類のフィルムがそれ
ぞれ並行して用いられ、フィルムの交換が効果的に行え
ない虞れがある。
【0035】また、フィルム終了の検出を実施例では、
フィルムを引き出した場合のテンションを検出して行う
ようにしているが、この構成に限定されるものではな
く、例えばフィルムの終了端近傍に終了マークを形成し
ておき、センサーにより該終了マークを検出する等の方
法も考えられる。要はフィルムの終了が近いことを検出
できればよい。また、理論的にはフィルムの終了端近傍
をセンサで検出するのでは無く、フィルムの使用量を最
初の開始から累積記憶し、この累積記憶値からフィルム
の終了端近傍を検出するようにしてもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば下記
のような優れた効果が得られる。 (1)包装装置が一種類のフィルムしか使用しない場合
には、フィルムセット部に同じフィルムをセットしてお
けば、一方が無くなると自動的に他のフィルムが継続し
て切り換えて使用される。このため、フィルム終了によ
る包装装置の運転を停止する回数を大幅に少なくするこ
とができる。フィルムセット部が上下2段に設けられて
いる場合は、約半減できる。
【0037】(2)上記同種フィルムの継続切り換え使
用は、フィルムセット部にセットされているフィルムの
種類を検出して自動的に判断して行われるので、従来に
比べてオペレータの余計な負担が増加することもない。
【0038】(3)包装装置のフィルムセット部のスペ
ースを有効に活用できる。
【0039】(4)フィルム自動切換機構の用途が広が
り、この種の包装機に対するユーザの範囲が広くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装装置の制御プログラムによるフィ
ルム切り換え処理の流れを示す図である。
【図2】本発明の包装装置の全体構成を示す側面図であ
る。
【図3】本発明の包装装置のフィルム切り換え機構の構
成を示す図である。
【図4】本発明の包装装置のフィルム把持部材の構成を
示す平面図である。
【図5】本発明の包装装置のフィルム把持部材の構成を
示す図、同図(a)は側断面図、同図(b)は側面図で
ある。
【図6】本発明の包装装置の制御部の全体構成を示すブ
ロック図である。
【図7】本発明の包装装置の制御部のフィルム引出駆動
制御部の構成を示すブロック図である。
【図8】包装機制御部のRAMの記憶部例を示す図であ
る。
【図9】フィルムの種類例を示す図である。
【符号の説明】
A 供給部 B 計量コンベア部 C エレベータ部 D フィルム供給部 E フィルム引出し部 F フィルムクランプ部 G フィルム折込み部 H 搬送コンベア部 10 計量値付機制御部 11 CPU 12 表示部 13 操作部 14 計量部 15 ラベル印字貼付部 16 インタフェース 17 ROM 18 RAM 30 包装機制御部 31 CPU 32 インタフェース 33 ROM 34 RAM 35 表示部 36 操作部 37 供給駆動制御部 38 サイズ検出部 39 エレベータ駆動部 40 フィルム引出し駆動制御部 41 フィルム折込み駆動制御部 42 搬出駆動制御部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれ幅の異なるフィルムロールのセ
    ットが可能な上段のフィルムセット部及び下段のフィル
    ムセット部を具備し、該上下段のフィルムセット部にそ
    れぞれフィルムロールをセットしておき、被包装商品に
    応じて一方のフィルムを自動的に選択し、該選択したフ
    ィルムを用いて前記商品を包装するフィルム自動切り換
    え機能を備えた包装装置において、 前記上下各段のフィルムセット部に現在セットされてい
    るフィルムロールのフイルム幅を記憶或いは検出するセ
    ットフィルム検出手段と、 前記上下各段のフィルムセット部にセットされたフィル
    ムロールのフィルム終了を検出するフィルム終了検出手
    段と、 前記フィルム終了検出手段が現在使用されている段のフ
    ィルムセット部にセットされたフィルムロールのフィル
    ム終了を検出した場合、他段のフィルムセット部にセッ
    トされたフィルムロールのフィルム幅が同じであるか否
    かを判断する判断手段と、 前記判断手段が他段のフィルムセット部に同じフィルム
    幅のフィルムロールがセットされていると判断した場合
    に、以後該他段のフィルムセット部にセットされたフィ
    ルムロールのフィルムを前記フィルム終了検出手段がフ
    ィルム終了を検出するまで使用するようにした使用フィ
    ルム切り換え手段とを備えたことを特徴とするフィルム
    自動切り換え機能を備えた包装装置。
  2. 【請求項2】 それぞれ幅の異なる種類のフィルムロー
    ルのセットが可能な複数のフィルムセット部を具備し、
    該複数のフィルムセット部にそれぞれフィルムロールを
    セットしておき、被包装商品に応じて使用するフィルム
    を自動的に選択し、該選択したフィルムを用いて前記商
    品を包装するフィルム自動切り換え機能を備えた包装装
    置において、 前記複数のフィルムセット部のそれぞれに現在セットさ
    れているフィルムロールのフイルム幅を記憶或いは検出
    するセットフィルム検出手段と、 前記複数のフィルムセット部にセットされたフィルムロ
    ールのフィルム終了を検出するフィルム終了検出手段
    と、 前記フィルム終了検出手段が現在使用されているフィル
    ムセット部にセットされたフィルムロールのフィルムの
    終了を検出した場合、他のフィルムセット部にセットさ
    れたフィルムロールに同じフィルム幅のものがあるか否
    かを判断する判断手段と、 前記判断手段が他のフィルムセット部に同じフィルム幅
    のフィルムロールがセットされていると判断した場合
    に、以後前記フィルム幅のフィルムを使用する場合には
    該他のフィルムセット部にセットされたフィルムロール
    のフィルムを前記フィルム終了検出手段がフィルム終了
    を検出するまで使用するようにした使用フィルム切り換
    え手段とを備えたことを特徴とするフィルム自動切り換
    え機能を備えた包装装置。
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