JP3401103B2 - 吊り荷着床システムを備えた軌索式ケーブルクレーン - Google Patents

吊り荷着床システムを備えた軌索式ケーブルクレーン

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JP3401103B2 JP32231494A JP32231494A JP3401103B2 JP 3401103 B2 JP3401103 B2 JP 3401103B2 JP 32231494 A JP32231494 A JP 32231494A JP 32231494 A JP32231494 A JP 32231494A JP 3401103 B2 JP3401103 B2 JP 3401103B2
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正一 市原
義勝 酒向
博 平沢
一正 藤原
潔 伴野
一明 江沢
藤原  潔
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、吊り荷着床システム及
び振れ止めシステムを備えた軌索式ケーブルクレーンに
関する。 【0002】 【従来の技術】一般に、バケット等の吊り荷を高揚程
で、かつ、長行程、搬送する場合には、ケーブルクレー
ンが用いられている。このうち、軌索式ケーブルクレー
ンは、例えば、図7のように、2本の主塔1,1間に張
設させた軌索2に走行トロリー3を懸吊させ、この走行
トロリー3と対岸の固定塔21間の主索11に横行トロ
リー12を懸吊させ、そして、横行ドラム6に巻廻させ
た横行索7を操作することにより横行トロリー12を主
索11に沿って横行させる一方、巻上索5によって横行
トロリー12からバケット4を懸吊することによりバケ
ット4の昇降を行っている。 【0003】なお、図中、符号8は横行ドラム駆動用横
行モーター、9は巻ドラム、10は巻ドラム駆動用巻モ
ーター、22は走行ドラム、23は走行モーターを示し
ている。ところが、横行トロリーを有するクレーンにお
いては、横行トロリーの横行によって吊り荷が動揺して
荷役効率が低下することになる。そこで、本発明者等
は、コンテナクレーンのように、剛構造を持つガントリ
ークレーンに自動運転装置と、振れ止め制御装置及びト
ロリー位置決め装置を配置し、コンソールからの指令
で、これらの装置を作動させて吊り荷の振止めやトロリ
ーの位置決めを自動的に行ない、その荷役効率の向上を
計った吊り荷の振止めシステムを、既に、提案した。 【0004】従って、上記の軌索式ケーブルクレーンに
おける吊り荷の振止めを図り、荷役効率の向上を計るた
めに、上記の吊り荷の振止めシステムを採用することが
考えられる。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】然しながら、かゝる吊
り荷の振れ止めシステムをケーブルクレーンに適用して
も吊り荷の振れ止めを十分に行うことができないため、
荷役効率をそれ程向上させることができない、という問
題がある。すなわち、軌索式ケーブルクレーンは、図7
に示す構造であるために、主索や軌索の振動及び伸び、
横行索の伸び等が大きく、横行モーターの速度や位置を
制御する従来のクレーン振れ止め方法では、高精度の振
れ止めや位置決めが困難であり、着床位置において残留
振れがあるために、正確な位置への着床が困難となって
いる。 【0006】また、着床位置が走行トロリーの移動と共
に上下流方向に変化するため、大掛かりなバケット着床
用ガイドも設置できず、正確な位置決めや着床が更に困
難となっている。このため、高効率の自動荷役の実現が
困難になっている。 【0007】 【課題を解決するための手段】 本発明は、かかる問題
を克服するためになされたものであって、吊り荷を垂下
させた横行トロリーを主索に沿って横行させ、前記主
を把持した走行トロリーを軌索に沿って走行させるよう
にした軌索式ケーブルクレーンにおいて、前記吊り荷の
着床位置であるバンカー線の端部に配置したCCDカメ
を利用した自動着床システムを設けると共に、自動運
転装置と、吊り荷の振れ止め及びトロリー位置決め装置
を設け、オペレーターコンソールの第2の指令信号に
より前記自動運転装置と、前記振れ止め及びトロリー位
置決め装置を作動させて、前記吊り荷を巻き上げると
同時に前記横行トロリーの横行させ、かつ、前記吊り荷
振れ止めると共に、前記吊り荷が着床位置真上に
達した時、自動的又はオペレーターコンソールからの第
3の指令信号により自動着床装置を始動させて、前記
り荷を自動的に巻下げ、前記CCDカメラと画像処理
装置からの吊り荷の高さ信号と位置の信号を利用して
吊り荷を目標位置に正確に着床させるようにしたこと
特徴とする軌索式ケーブルクレーンを提供せんとするも
のである。 【0008】 【作用】かゝるケーブルクレーンにおける吊り荷着床シ
ステムにおいては、打設点でのコンクリート放出が完了
すると、コンソールから第2の指令信号が発信され、こ
の信号により自動運転制御装置が作動してバケットを巻
き上げながらトロリーが横行し、着床位置の直上へ速度
を制御されながら振れ止めしつつ横行移動する。 【0009】しかし、着床位置真上では、横行、巻上げ
各モーターの制御性能の限界、その他の理由により、通
常、いくらかの残留振れが残る。すなわち、吊り荷は、
多少の振れが生じている。そこで、自動又はコンソール
から第3の指令信号が自動着床制御装置に与えられ、始
動状態にされる。これにより、視覚センサーからの信号
が画像処理装置に入力され、こゝで、吊り荷の位置信号
が作成され、この位置信号が自動着床制御装置に与えら
れてトロリーの横行および吊り荷の巻下げ巻上げが行な
われて吊り荷が所定位置に着床する。 【0010】 【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。図1は本発明のケーブルクレーンにお
ける自動運転システム系統図であって、主索11に懸吊
された横行トロリー12には、横行ドラム6に巻廻させ
た横行索7が取り付けられている一方、吊り荷としての
バケット4を懸吊し、さらに、巻ドラム9に巻廻されて
いる巻上索5を配している。 【0011】18は、着床位置Sであるバンカー線の端
部に配設されたCCDカメラの如き視覚センサーであ
り、この視覚センサー18の信号V1 が画像処理装置1
9に入力され、位置信号V2 として自動運転制御装置1
01と自動着床制御装置102に入力されるようになっ
ている。また、103は振止め制御装置およびトロリー
の位置決め装置、104は横行モーター8を制御する横
行モーター制御装置、106は巻きモーター10を制御
する巻きモーター制御装置である。 【0012】更に、図1において、108は速度計、1
09は位置検出器であり、110はオペレータが操作す
るコンソールである。このうち、着床位置Sであるバン
カー線端部に配設させた視覚センサー18と自動着床制
御装置102を除くその他の各装置は公知のクレーンの
吊り荷の振れ止めシステムに用いられている装置であ
る。 【0013】かゝるケーブルクレーンにおける吊り荷着
床システムにおいては、オペレーターコンソール110
の第1の指令信号により自動前進運転装置101、振れ
止め装置及び位置決め装置103を作動させて、出発地
点Bよりバケット4を自動的に巻き上げ、離床させる一
方、横行トロリー12の横行、捲き下げ同時運転を行
い、バケット4を振れ止めさせると共に、目標位置Aの
真上に停止して生コンクリートを目標位置Aに投下す
る。 【0014】次いで、目標位置Aの真上において、コン
ソール110から第2の指令信号V 3 が自動運転制御装
置101に与えられ、横行モーター8や巻きモーター1
0が制御され、横行トロリー12が着床位置S(B)の
直上で停止するよう速度および横行距離が制御される
と、横行移動と共に、バケット4が着床位置S(B)近
傍まで巻下げられる(図2参照)。 【0015】この過程における横行速度とバケット4の
振れ状態を図5に示す。そして、図3に示すように、バ
ケット4の振れ状態を視覚センサー18が検知し、映像
画像処理装置19を介して位置信号V2 が作成され、こ
の位置信号V2 が自動着床制御装置102に入力され、
図6に示されるように、巻きモーター10が制御されて
所定の位置まで巻下げられる。 【0016】こゝで、荷の高さ及び振れ変位速度が測定
され、最終着床条件がチェックされた後、更に、巻下げ
が行なわれてバケット4が着床される(図4参照)。こ
のとき、着床位置S(B)との誤差が生じているとき
は、バケット4を、再度、巻上げた後、再び、荷の高さ
振れ変位および速度の測定が行われて着床させることと
なる。 【0017】 【発明の効果】上記のように、本発明の自動着床システ
ム、振れ止め装置及び位置決め装置を備えた軌索式ケー
ブルクレーンによれば、吊り荷であるバケットの打設点
からバンカー線端部までの搬送と所定位置への着床を自
動的に、かつ、迅速に行なうことができる。その結果、
省力化と共に荷役効率の向上を図ることができる、とい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の吊り荷着床システム及び振れ止め装置
を備えた軌索式ケーブルクレーン系統図である。 【図2】本発明の吊り荷着床システムの作用説明図であ
る。 【図3】本発明の吊り荷着床システムの作用説明図であ
る。 【図4】本発明の吊り荷着床システムの作用説明図であ
る。 【図5】トロリー速度と吊り荷の振れの関係図である。 【図6】吊り荷の着床フロー図である。 【図7】従来のケーブルクレーンの概略図である。 【符号の説明】 1 主索 2 軌索 3 走行トロリー 4 吊り荷 12 横行トロリー 18 視覚センサ
ー 19 画像処理装置 101 自動運転
装置 102 自動着床装置 103 振れ止め及びトロリー位置決め装置 S 着床位置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 市原 正一 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 酒向 義勝 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 平沢 博 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造 船株式会社 玉野事業所内 (72)発明者 藤原 一正 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造 船株式会社 玉野事業所内 (72)発明者 伴野 潔 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造 船株式会社 玉野事業所内 (72)発明者 江沢 一明 東京都中央区築地5丁目6番4号 三井 造船株式会社内 (72)発明者 藤原 潔 岡山県玉野市玉3丁目1番1号 三井造 船株式会社 玉野事業所内 (56)参考文献 特開 昭61−207730(JP,A) 特開 平4−106095(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/48 B66C 21/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 吊り荷を垂下させた横行トロリーを
    主索に沿って横行させ、前記主索を把持した走行トロリ
    ーを軌索に沿って走行させるようにした軌索式ケーブル
    クレーンにおいて、前記 吊り荷の着床位置であるバンカー線の端部に配置し
    CCDカメラを利用した自動着床システムを設けると
    共に、自動運転装置と、吊り荷の振れ止め及びトロリー
    位置決め装置を設け、 オペレーターコンソールの第2の指令信号により前記
    動運転装置と、前記振れ止め及びトロリー位置決め装置
    を作動させて、前記吊り荷を巻き上げると同時に前記
    横行トロリーの横行させ、 かつ、前記吊り荷振れ止めると共に、前記吊り荷が
    着床位置真上に達した時、自動的又はオペレーターコ
    ンソールからの第3の指令信号により自動着床装置を始
    動させて、前記吊り荷を自動的に巻下げ、前記CCD
    カメラと画像処理装置からの吊り荷の高さ信号と位置の
    信号を利用して吊り荷を目標位置に正確に着床させる
    ようにしたことを特徴とする軌索式ケーブルクレーン。
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