JP3401078B2 - 高周波ロウ付け方法及びその装置 - Google Patents

高周波ロウ付け方法及びその装置

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JP3401078B2 JP09928394A JP9928394A JP3401078B2 JP 3401078 B2 JP3401078 B2 JP 3401078B2 JP 09928394 A JP09928394 A JP 09928394A JP 9928394 A JP9928394 A JP 9928394A JP 3401078 B2 JP3401078 B2 JP 3401078B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、略円盤状のワークの外
周部に、高周波の誘導加熱を利用してセグメントをロウ
付け固定する、高周波ロウ付け方法及びその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばカップホイール等のワーク
の外周部に、ダイヤモンドチップや超硬チップ等のセグ
メントをロウ付け固定する場合、ワークを支持台上にセ
ットすると共に、ワークを上下動する押さえ板で所定の
圧力で押さえる。そして、この状態で、支持台及び押さ
板を取り囲むように配設した加熱コイルに高周波電流を
供給し、ワークを誘導加熱しながら、セグメントをワー
クにロウ付け固定している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この高
周波ロウ付け方法にあっては、ワークに変形が生じ易
く、ロウ付け後のセグメントの耐久性が劣るという問題
点があった。即ち、ワーク全体に渦電流が誘起されるた
め、セグメントの固定部であるワークの外周部以外の部
分も誘導加熱され、ワークが円盤状であることから、ワ
ークの位置による加熱温度及び冷却速度のバラツキ等に
より、冷却後、ワークにひねりや反り等の変形が生じ易
い。また、セグメント自体も全体が誘導加熱されるた
め、加熱温度によっては、焼き鈍し状態になって、ワー
クにロウ付けされたセグメントの耐久性が劣ることにな
る。
【0004】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、ワークの変形を防止し得ると共
に、ロウ付け後のセグメントの耐久性の劣化を防止し得
る、高周波ロウ付け方法及びその装置を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成すべ
く、請求項1記載の高周波ロウ付け方法は、略円盤状の
ワークの外周部に、セグメントをロウ付け固定する高周
波ロウ付け方法において、ワークのセグメント固定部よ
り内側の部分に、カップ状の導電体の開口端部を当接さ
せ、その後、ワークに対して導電体と同じ側で該導電体
の下端外周に近接配置した加熱コイルに高周波電流を供
給して、セグメントをワークにロウ付け固定することを
特徴とする。
【0006】また、請求項2記載の高周波ロウ付け装置
は、略円盤状のワークを支持する支持機構と、支持機構
で支持されたワークを所定の圧力で押さえる押さえ機構
と、ワークに近接配置される加熱コイルと、加熱コイル
に高周波電流を供給する高周波発振器とを具備し、ワー
クの外周部にセグメントをロウ付け固定する高周波ロウ
付け装置において、押さえ機構にカップ状の導電体から
なる押さえ治具を配設し、この押さえ治具の開口端部を
ワークのセグメント固定部より内側に当接させると共
に、加熱コイルをワークに対して押さえ治具と同じ側で
押さえ治具の下端外周に近接配置してワークを誘導加熱
することを特徴とする。
【0007】また、請求項3記載の高周波ロウ付け装置
は、支持機構が、ワーを回転させる回転治具を有するこ
とを特徴とし、請求項4記載のロウ付け装置は、支持機
構及び押さえ機構に、冷却パイプが巻回された冷却フラ
ンジを配設したことを特徴とする
【0008】
【作用】まず、請求項1記載の高周波ロウ付け方法によ
れば、ワークのセグメント固定部の内側に、例えば銅カ
ップ等からなるカップ状の導電体の開口部を当接させ
る。ワークに近接配置した加熱コイルに高周波電流が供
給されると、その磁束の一部は導電体に作用し、導電体
の内側部分、即ちワークの中心側部分は誘導加熱されな
くなる。ワークのセグメント固定部は、誘導加熱され
て、ロウ付けされる。これにより、ワークの必要部分の
みの誘導加熱が可能になり、ワークの変形が防止され
る。
【0009】また、請求項2記載の高周波ロウ付け装置
によれば、押さえ機構にカップ状の導電体からなる押さ
え治具を固定し、この押さえ治具の開口部側でワークを
押さえる。ワークに近接配置した加熱コイルに、高周波
発振器から高周波電流が供給されると磁束が発生し、こ
の磁束は、ワークのセグメント固定部と押さえ治具に作
用して、該部分を誘導加熱する。この誘導加熱によっ
て、セグメントがワークにロウ付け固定される。ワーク
の押さえ治具が当接している内側の部分は、磁束が導電
体によって遮蔽された状態になり、誘導加熱されない。
これにより、ワークの変形が防止される。
【0010】また、請求項3記載のロウ付け装置によれ
ば、ワークを回転させることにより、ワークの外周部を
均一に加熱することができ、複数のセグメントが均一か
つ高精度にロウ付けされる。さらに、請求項4記載のロ
ウ付け装置によれば、支持機構及び押さえ機構に、冷却
パイプを巻回したフランジを配設することにより、各装
置の駆動装置等への熱伝達が防止される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。図1は、本発明に係わる高周波ロウ付け
装置の概略構成図を示している。図において、高周波ロ
ウ付け装置1は、ワーク2を支持する支持機構3と、こ
の支持機構3を上下動及び回転させる駆動装置4と、こ
の支持機構3の上方に配設された押さえ機構5と、この
押さえ機構5を上下動させる駆動装置6と、ワーク2が
載置される回転テーブル7と、この回転テーブル7を回
転させるテーブル駆動装置8と、加熱コイル9と、この
加熱コイル9に高周波電流を供給する高周波発振器10
と、冷却水供給装置11と、制御装置12等を有してい
る。
【0012】支持機構3は、シャフト13の上端に配設
された回転治具14と、回転テーブル7上に配置され回
転治具14と係合するセット治具15を有している。セ
ット治具15は、その下面に、回転治具14上面のピン
16と係合する凹部17が設けられると共に、その上面
には、セグメント18をセットするための複数個の凹部
19が設けられている。また、セット治具15の上面に
は、ワーク2の中心に設けられた取付孔2aに嵌入する
ピン20が設けられている。
【0013】このセット治具15は、回転テーブル7上
に、例えば6個配設されたプレート21の凹部22内に
載置されている。なお、回転テーブル7には、例えば6
個のステーションが形成され、この回転テーブル7は、
制御装置12の制御信号による、テーブル駆動装置8の
作動によって回転する。
【0014】シャフト13の上部には、外周面に冷却パ
イプ23が巻回された冷却フランジ24が嵌装されてい
る。この冷却フランジ24は、図2に示すように、フラ
ンジ本体24aの外周に、銅パイプからなる冷却パイプ
23を所定回数巻回し、この冷却パイプ23の両端に、
ホースジョイント25をそれぞれ固定したものである。
このホースジョイント25を介して、冷却パイプ23内
に冷却水供給装置11から冷却水が供給される。
【0015】また、シャフト13の下端には、駆動装置
4が連結され、この駆動装置4は、図示しないモータ、
シリンダー、ギヤーヘッド等を有し、シャフト13を回
転させて、回転治具14を回転させると共に、シャフト
13を上下動させて、回転治具14を介して、セット治
具15を上下動させる。この回転治具14の回転と、セ
ット治具15の上下動は、後述する如く、制御装置12
の制御信号によって自動的に行われる。
【0016】押さえ機構5は、シャフト26の下端に固
定された銅製のカップ状の押さえ治具27を有してい
る。この押さえ治具27は、図3及び図4に示すよう
に、内部に開口部28と、この開口部28に連通する貫
通孔29と、この貫通孔29に連通する2個の取付孔3
0がそれぞれ形成されている。この押さえ治具27の開
口端縁28aで、後述する如く、ワーク2が押さえられ
る。
【0017】シャフト26には、外周面に冷却パイプ3
1が巻回された冷却フランジ32が嵌装されている。こ
の冷却フランジ32も、上記冷却フランジ24と略同様
に構成されている。また、シャフト26の上端は、駆動
装置6に連結されている。この駆動装置6は、図示しな
いクランク機構、リンクボール、ネジ軸等を有し、手動
で操作することにより、シャフト26が上下動する。な
お、シャフト26及び押さえ治具27は回転自在に構成
されている。
【0018】加熱コイル9は、図5及び図6に示すよう
に、コイル部35と、固定部36とからなり、コイル部
35は、ワーク2の直径に応じた内径を有し、絶縁チュ
ーブ(図示せず)が嵌装された銅パイプ37を所定回数
巻回させ、ガラステープ38で固定することによって構
成されている。固定部36は、絶縁板39を介して、ネ
ジ40によって圧接固定された一対の銅板41、42を
有し、この銅板41、42の外側面には角パイプ43、
44が固定され、この角パイプ43、44の一端に、コ
イル部35の両端がそれぞれ固定されている。
【0019】角パイプ43、44の他端には、ホースジ
ョイント45がそれぞれ固定され、このホースジョイン
ト45を介して、後述する如く、冷却水供給装置11か
ら冷却水が供給される。なお、コイル部35の両端部分
には、加熱コイル9のインダクタンスを調整するための
屈曲部35a、35bが設けられ、ワーク2の形態に応
じて適宜調整される。そして、この加熱コイル9は、固
定部36が高周波発振器10の出力端子に接続されて使
用される。
【0020】高周波発振器10は、例えばトランジスタ
インバータで構成され、図示しない、パワートランジス
タ、MOSFET、IGBT等の半導体素子と、変成器
等を有し、半導体素子をスイッチング動作させることに
より、変成器の二次側に高周波の大電流を発生させる。
この電流を加熱コイル9に供給する。また、冷却水供給
装置11は、図示しない冷却器、タンク等を有し、例え
ば冷却水を、冷却フランジ24、32の冷却パイプ2
3、31及び加熱コイル9に循環、供給する。
【0021】制御装置12は、例えば図示しないプログ
ラマブルコントローラを有し、ワーク2の加熱温度を測
定する放射温度計45(図1参照)からの信号、及び図
示しない各種センサ及びスイッチからの信号に基づい
て、駆動装置4、6、テーブル駆動装置8、高周波発振
器10及び冷却水供給装置11等を、例えばシーケンス
制御する。
【0022】次に、この高周波ロウ付け装置1の動作に
ついて説明する。まず、回転テーブル7のワークセット
位置で、セット治具15の複数個の凹部19にセグメン
ト18をセットし、このセグメント18の上にフラック
スを塗布すると共に、銀ロウ(図示せず)を載置し、そ
の上にワーク2を載置する。この時、ワーク2の取付孔
2a内に、セット治具15のピン20が嵌入して、ワー
ク2が位置決めされる。この状態で、制御装置12の信
号(手動信号)により、テーブル駆動装置8を作動させ
て、回転テーブル7を回転させ、ワーク2がセットされ
たセット治具15を、回転治具14の上方に位置させ
る。
【0023】そして、制御装置12の信号(手動信号)
により、駆動装置4を作動させ、ワーク2を上昇端位置
まで上昇させると共に、駆動装置6を手動操作して、押
さえ機構5を所定距離下降させ、押さえ治具27をワー
ク2に突き当てる。その後、ワーク2を一端下降させる
と共に、押さえ治具27を所定距離(押さえ量)下降さ
せ、加熱コイル9を、そのコイル部35が押さえ治具2
7の下端外周に位置する如くセットする。そして、再び
ワーク2を上昇端位置まで上昇させ、加熱コイル9の位
置を調整する。また、放射温度計45を所定位置にセッ
トし、ロウ付け装置1を全原位置に戻す。これにより、
加熱コイル9のセット、即ち段取りが完了する。
【0024】この状態で、ロウ付け装置1の自動運転が
開始され、まず、回転治具14の上方に、セット治具1
5がセットされていることを検知すると、制御装置12
の信号により、駆動装置4が作動する。この駆動装置4
の作動により、回転治具14が上昇して、図7に示す如
く、そのピン16をセット治具15の凹部17に係合さ
せると共に、セット治具15を上方に押し上げ、ワーヘ
2の上面を押さえ治具27の開口端縁28aに当接させ
る。
【0025】そして、セット治具15が上昇端位置に達
すると、駆動装置4が作動して回転治具14を回転さ
せ、ピン16によって係合しているセット治具15及び
ワーク2が回転する。ワーク2の回転に合わせて、回転
自在に配設されている押さえ治具27及びシャフト26
も回転する。このワーク2が回転している状態で制御装
置12の信号により、高周波発振器10を作動させ、加
熱コイル9に所定周波数の高周波電流を供給する。
【0026】これにより、ワーク2及びセグメント18
が誘導加熱され、セグメント18とワーク2間に挟持さ
れている銀ロウが溶融し、セグメント18がロウ付けさ
れる。この時、ワーク2が回転しながら誘導加熱された
め、ワーク2の外周部が均一に加熱される。また、外周
部より内側の部分に押さえ治具27の開口端縁28aが
当接しているため、加熱コイル9から生じる磁束が、こ
の押さえ治具27に作用し、押さえ治具27の開口部2
8に位置するワーク2にはほとんど作用しない。その結
果、ワーク2の中央部分の加熱が防止される。
【0027】また、加熱コイル9への高周波電流の供給
と同時に、冷却水供給装置11を作動させて、加熱コイ
ル9に冷却水を供給し、コイル部35及び固定部36の
発熱を抑える。なお、冷却フランジ24、32には、冷
却水供給装置11から冷却水が連続的に供給される。そ
して、所定時間加熱したら、制御装置12の信号によ
り、高周波発振器10の作動を停止させると共に、ワー
ク2の回転を停止する。また、駆動装置4を作動させ
て、回転治具14及びセット治具15を下降させ、セッ
ト治具15を、プレート21の凹部22内に再び載置す
ると共に、ピン16と凹部17の係合を解く。その後、
テーブル駆動装置8を作動させて、回転テーブル7を回
転させ、ロウ付けが完了したワーク2が載置されている
プレート21を、回転治具14上から退去する。
【0028】そして、回転治具14上には、ワーク2が
セットされた次のセット治具15が位置し、上記と同様
にセグメント18がロウ付けされる。なお、ロウ付けさ
れたワーク2は、セット治具15が回転テーブル7の所
定のステーションまで回転すると、図示しない治具等に
より、セット治具15から自動的に取り外されて、例え
ば冷却水中に侵漬されて冷却される。これにより、1個
のワーク2のロウ付けが完了する。なお、回転テーブル
7上の6個プレート21にも、冷却水の流路が形成さ
れ、常時冷却水が循環供給されている。これにより、ワ
ークセット時に、作業者がプレート21に触っても火傷
等を負うことがない。
【0029】このように、上記の高周波ロウ付け装置1
にあっては、ワーク2の上面にカップ状の押さえ治具2
7の開口端縁28aを当接させて誘導加熱するため、加
熱コイル9からの磁束が、押さえ治具27によって遮蔽
され、ワーク2の中心部分の誘導加熱を防止することが
できる。これにより、ワーク2のひねりとか反り等の変
形が防止される。
【0030】また、加熱コイル9をワーク2の外周部の
上方に配置すると共に、回転治具14によって、ワーク
2自体を回転させながら、誘導加熱するため、ワーク2
の外周部が均一に加熱される。これにより、加熱コイル
9のコイル引き出し部(屈曲部35a、35b部分)の
加熱の劣化等がなくなり、ワーク2の外周部に複数個の
セグメント18を、均一かつ高精度にロウ付け固定する
ことができる。
【0031】さらに、セグメント18が加熱コイル9の
反対側に、すなわち、ワーク2を介して対向配置される
ため、セグメント18全体の誘導加熱が防止され、ワー
ク2との当接面であるロウ付け側が効果的に誘導加熱さ
れる。これにより、良好なロウ付け状態が得られると共
に、セグメント18自体の加熱による耐久性の劣化が防
止される。
【0032】また、シャフト13、26に冷却フランジ
24、32が嵌装されているため、誘導加熱による、駆
動装置4、6側への熱伝導が遮断され、駆動装置4、6
の劣化等の悪影響が防止されて、信頼性のある高周波ロ
ウ付け装置1が得られる。またさらに、作業者がワーク
2を、回転テーブル7の所定のステーションでセットす
るだけで、ロウ付け作業を自動的に行うことができ、作
業の省力化が図れる。特に、ワーク2のセット作業をロ
ボットによって行えば、ロウ付け作業の完全自動化も可
能になり、一層の省力化が図れる。
【0033】なお、上記実施例においては、ワークとし
てカップホイールの場合について説明したが、本発明は
これに何等限定されず、例えば平板状の円盤からなる台
金の外周部に、超硬チップからなるセグメントがロウ付
けされるチップソーにも適用し得るし、略円盤状の外径
形状を呈し、その外周部に他の部材をロウ付け固定す
る、他のあらゆるワークに適用できる。
【0034】また、上記実施例におけるセット治具、回
転治具、押さえ治具、加熱コイル等の形状、高周波ロウ
付け装置の動作(シーケンス動作)等は一例であって、
ワークの形態に応じて、本発明の要旨を逸脱しない範囲
おいて、種々変更可能であることは言うまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の高周波ロ
ウ付け方法及びその装置にあっては、押さえ治具をワー
クに当接させることにより、ワークの変形等を防止する
ことができると共に、加熱コイルによるセグメント全体
の誘導加熱が防止されて、ロウ付け後のセグメントの耐
久性の劣化が防止される等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる高周波ロウ付け装置の概略構成
【図2】同冷却フランジの平面図
【図3】同押さえ治具の断面図
【図4】同その底面図
【図5】同加熱コイルの平面図
【図6】同その側面図
【図7】同動作を説明するための断面図
【符号の説明】 1 高周波ロウ付け装置 2 ワーク 3 支持機構 4 駆動装置 5 押さえ機構 6 駆動装置 7 回転テーブル 8 テーブル駆動装置 9 加熱コイル 10 高周波発振器 11 冷却水供給装置 12 制御装置 14 回転治具 15 セット治具 18 セグメント 21 プレート 24、32 冷却フランジ 27 押さえ治具 28 開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 1/00 B23K 3/00 B23K 31/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】略円盤状のワークの外周部に、セグメント
    をロウ付け固定する高周波ロウ付け方法において、前記
    ワークのセグメント固定部より内側の部分に、カップ状
    の導電体の開口端部を当接させ、その後、ワークに対し
    て導電体と同じ側で該導電体の下端外周に近接配置した
    加熱コイルに高周波電流を供給して、セグメントをワー
    クにロウ付け固定することを特徴とする高周波ロウ付け
    方法。
  2. 【請求項2】略円盤状のワークを支持する支持機構と、
    該支持機構で支持されたワークを所定の圧力で押さえる
    押さえ機構と、前記ワークに近接配置される加熱コイル
    と、該加熱コイルに高周波電流を供給する高周波発振器
    とを具備し、前記ワークの外周部にセグメントをロウ付
    け固定する高周波ロウ付け装置において、前記押さえ機
    構にカップ状の導電体からなる押さえ治具を配設し、こ
    の押さえ治具の開口端部をワークのセグメント固定部よ
    り内側に当接させると共に、前記加熱コイルをワークに
    対して押さえ治具と同じ側で押さえ治具の下端外周に近
    接配置してワークを誘導加熱することを特徴とする高周
    波ロウ付け装置。
  3. 【請求項3】前記支持機構が、ワーを回転させる回転治
    具を有することを特徴とする請求項2記載の高周波ロウ
    付け装置
  4. 【請求項4】前記支持機構及び押さえ機構に、冷却パイ
    プが巻回された冷却フランジを配設したことを特徴とす
    る請求項2または3記載の高周波ロウ付け装置
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