JP3400886B2 - 水素侵入阻止効果に優れた高張力ボルト用鋼 - Google Patents

水素侵入阻止効果に優れた高張力ボルト用鋼

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は引張強さ1250MPa
以上を有する水素侵入阻止効果に優れた高張力ボルト用
鋼に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車や産業用機械の高性能化、また建
築構造物の大型化に伴い、引張強さが1250MPa以
上の高張力ボルトの開発が要求されている。高張力ボル
トは、例えばJIS G 4105で規定されているS
CM435、SCM440などの低合金鋼に焼入れ、焼
戻し処理を施すことによって製造されている。しかしな
がらこのような低合金鋼を実用に供した場合、引張強さ
が1250MPa以上になると腐食などにより鋼材中に
侵入する水素による脆化が著しくなり、使用中にボルト
が突然破断する「遅れ破壊」が顕著に現れる。このため
引張強さが1250MPaを越える鋼材は自動車、橋梁
などの重要部品であるボルトには適用できず、ボルトの
高強度化は1000MPa級、1100MPa級で停滞
しているのが現状である。
【0003】このような要求に応える高張力ボルト用鋼
およびその製造方法が例えば特開昭53−65213号
公報、特開平5−171356号公報、特開平4−32
9849号公報、特開平6−25745号公報などのよ
うに提案されている。これらは遅れ破壊のき裂が旧オー
ステナイト粒界に沿って発生、伝ぱすることから、P、
Sなどの不純物を低減して粒界を強化し、組織制御の観
点からMo、Crを添加して400℃以上の高温焼戻し
を指向し、遅れ破壊の原因である水素が鋼材中に侵入し
ても容易に破壊に至らない特性を鋼に付与している。
【0004】しかし、上記の方法を用いてもある濃度以
上の水素が鋼材中に侵入すれば遅れ破壊が引き起こされ
るという問題がある。例えば鉄と鋼 第79巻 第2号
に示されているように、高張力ボルトの遅れ破壊は極め
て微量の拡散性水素で引き起こされる。このため、近年
の酸性雨などの使用環境の悪化を考えると上記の粒界強
化のみでは遅れ破壊の懸念を完全に払拭することはでき
ない。従って、さらに耐遅れ破壊特性を向上させるに
は、遅れ破壊の原因である水素を鋼材中に侵入し難くす
ることが効果的である。
【0005】メッキなどの表面処理によらずこれを実現
したものは少ないが、特開昭55−94463号公報は
0.03%超のP添加が有効であるとしている。しかし
Pの添加では前述の粒界強化を図ることができず、耐遅
れ破壊特性を劣化させるという問題がある。また特開平
5−70890号公報はSi、Niの同時添加が鋼材へ
の水素侵入・拡散を抑制するとしているが、Ni、Si
の同時添加はボルトの加工性を損なうという問題があ
る。また特開平6−185513号公報は加工転位の導
入によって水素の拡散を抑制できるとしているが、冷間
引き抜きが必須であるため、その製造が現行工程と比べ
て著しくコスト高となるという問題がある。従って、以
上のいずれの開示された技術も耐遅れ破壊特性の向上に
有効かつ簡便な方法とは言えず、依然として水素侵入阻
止効果に優れた高張力ボルト用鋼が産業界から要求され
ている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の問題を
解決するものであって、1250MPa以上の引張強さ
を有し、同時に水素侵入阻止効果に優れた高張力ボルト
用鋼を提供することを目的とする。詳細には現在ボルト
用鋼として一般に使用されている1000MPa級、1
100MPa級に調質したJIS G 4105で規定
されているSCM435、SCM440などの低合金鋼
が遅れ破壊を引き起こす水素量が侵入しても遅れ破壊を
起こさず、同時に厳しい腐食環境中でも水素が侵入し難
い、引張強さ1250MPa以上を有する高張力ボルト
用鋼を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記の目的
を達成するために数多くの実験を重ねた結果、(1)W
をある成分範囲で添加することによって厳しい腐食環境
中でも水素が侵入し難い特性を付与することができる。
特に従来技術の問題点であるP添加による粒界の弱化、
Si、Ni同時添加による加工性の悪化、冷間引き抜き
による製造工程の増加等コスト高を招くことなく、鋼材
中に侵入する水素量を著しく減少できることを知見し、
粒界強化効果、水素侵入抑止効果を同時に実現する方策
を見い出した。(2)さらに、W添加の効果をより顕著
に発揮させるためには、粒界を強化することが重要であ
ることを見い出した。すなわち、Wを添加するととも
に、Mo、Cr、Vをある成分範囲で複合添加して45
0℃以上の温度域で焼戻しを施すことにより低温焼戻し
脆性域を回避し、粒界炭化物の形態を制御すること、旧
オーステナイト粒を微細化すること、粒界に偏析する不
純物であるS、P量を規制することによって粒界強化が
図られ、耐遅れ破壊特性が向上することを見い出した。
【0008】具体的な方策としては、(1)0.01〜
2.00%のW添加によって厳しい腐食環境である36
%塩酸浸漬においても鋼材中に水素が侵入し難い特性
を、粒界の弱化、加工性の悪化、製造コストの上昇を招
くことなく鋼材に付与し、(2)焼戻し時に顕著な二次
硬化を起こす元素であるMo、Cr、Vの複合添加によ
り450℃以上の高温焼戻しにおいても強度1250M
Pa以上を達成することを可能とし、(3)0.20%
超1.0%以下のV添加によって組織を微細化し、
(4)粒界に偏析する不純物であるP、Sを低減して旧
オーステナイト粒界を強化することにより、耐遅れ破壊
特性を大幅に向上させることによって本発明を完成させ
るに至ったものである。
【0009】図1、図2に水素侵入阻止効果におよぼす
W添加の影響を示す。これは、920℃×60分で焼入
れ、550℃×30分で焼戻し処理し、引張強さ125
kgf/mm3 以上に調質した22mmφの棒鋼を切削
加工し、36%塩酸に所定時間浸漬して強制的に鋼材中
に水素を吸蔵させたのち、熱的分析法により鋼材中の拡
散性水素量を測定したものである。
【0010】図1から明らかなように、Wの添加は厳し
い腐食環境下においても水素侵入を抑制するのに極めて
有効であることがわかる。図2は上記の試験片の塩酸浸
漬による腐食減量を測定したものである。Wを添加する
ことにより、鋼材に腐食し難い特性を付与することがで
きることを示している。
【0011】図3に耐遅れ破壊特性におよぼすW添加の
影響を示す。Mo、Cr、Vを本発明の成分範囲で複合
添加することによりSCM440よりも限界拡散性水素
量が増加し、耐遅れ破壊特性が向上すること、さらにM
o、Cr、Vを本発明の成分範囲で複合添加した鋼にW
を添加することにより、さらに耐遅れ破壊特性が向上す
ることを示している。
【0012】本発明は、重量%で、C:0.10〜0.
50%、Si:0.50%以下、Mn:0.50〜1.
50%、P:0.020%以下、S:0.020%以
下、Cr:0.05%超0.5%未満、Mo:0.50
%超2.0%以下、Al:0.005〜0.100%、
V:0.20%超1.0%以下、W:0.01〜2.0
0%を含有し、
【0013】または、さらに、Nb:0.005〜0.
20%、Zr:0.005〜0.20%、Ti:0.0
05〜0.10%、B:0.0002〜0.0050%
の1種または2種以上を含有し、残部がFeおよび不可
避的不純物からなる水素侵入阻止効果に優れたボルト用
鋼と、上記の成分を有し、ボルト成形後に焼入れ処理を
行い、450℃以上の温度域で焼戻すことにより引張強
さ1250MPa以上となる水素侵入阻止効果に優れた
高張力ボルト用鋼にある。
【0014】
【作用】本発明を上記のような成分、組織、焼戻し温度
に限定した理由について述べる。 (A)鋼の化学成分 C:Cは鋼に容易に強度を付与させるのに有効な元素で
あるが、その含有量が0.10%未満では強度を確保す
ることができず、また0.50%を越えて添加すると靱
性が劣化する。従ってその成分範囲を0.10〜0.5
0%とした。 Si:Siは鋼の脱酸に必要な元素であり、鋼の強度向
上に有効であるが、その含有量が0.50%を越えて添
加すると靱性が劣化し、またボルトの冷鍛性を損なうた
め、その成分範囲を0.50%以下とした。 Mn:Mnは焼入性を向上させるのに有効な元素である
が、その添加量が0.50%未満では所望の効果を得る
ことができず、また1.50%を越えて添加すると焼戻
し脆化が顕著になり耐遅れ破壊特性が劣化するのでその
成分範囲を0.50〜1.50%とした。
【0015】P:Pは粒界に偏析し、粒界強度を低下さ
せ耐遅れ破壊特性を劣化させる元素であり、できるだけ
低減することが望ましいので0.020%以下とした。 S:Sは0.020%を越えて添加すると粒界に偏析し
て鋼の脆化を促進する元素であり、できるだけ低減する
ことが望ましいので0.020%以下とした。 Cr:Crは0.05%超添加することにより鋼の焼入
性を向上させるのに有効な元素であり、かつ鋼に焼戻し
軟化抵抗を付与する効果がある。しかし、焼戻し時に粒
界に炭化物として析出して耐遅れ破壊特性を劣化させる
元素でもあるため、0.5%以上の添加はかえって悪影
響の方が大きい。このため、その成分範囲を0.05%
超0.5%未満とした。
【0016】Mo:Moは顕著な二次硬化を起こす元素
であり、高温焼戻しを可能とすることによって耐遅れ破
壊特性を向上させる元素であるが、その添加量が0.5
0%以下では所望の効果を得ることができず、2.0%
を越えて添加すると焼入れ時に未溶解炭化物が母相に固
溶し難くなり、延性を損なうため、その成分範囲を0.
50%超2.0%以下とした。 Al:Alは鋼の脱酸に必要な元素であり、窒化物を形
成して旧オーステナイト粒を微細化させる効果がある。
しかし0.005%未満ではその効果が小さく、また
0.100%を越えて添加するとアルミナ系介在物が増
大し、靱性を阻害することから、その成分範囲を0.0
05〜0.100%とした。
【0017】V:Vは焼戻し時に微細な窒化物、炭化物
として析出して鋼の強度を向上させ、高温焼戻しを可能
とする元素であり、かつ旧オーステナイト粒を微細化さ
せる効果がある。しかしその添加量が0.2%以下では
上記の効果が十分には得られず、耐遅れ破壊特性を向上
させるまでには至らない。また1.0%を越えて添加す
るとボルトの冷鍛性を損なう。他方、Vは高価な元素で
あるため、経済性も考慮してその成分範囲を0.2%超
1.0%以下とした。 W:WはMoと同様、顕著な二次硬化を起こす元素であ
り、高温焼戻しを可能とすることによって耐遅れ破壊特
性を向上させる元素である。さらにWは、厳しい腐食環
境である塩酸中においても水素を鋼材中に侵入し難くす
る著しい効果を有する。しかしその含有量が0.01%
未満では水素侵入抑制効果が十分ではなく、またWは高
価な元素であるため、経済性も考慮してその成分範囲を
0.01〜2.0%とした。
【0018】Nb、Zr:Nb、Zrは旧オーステナイ
ト粒を微細化させ、さらに析出硬化して鋼の強度を向上
させる作用がある。しかしその添加量が0.005%未
満ではその効果を得ることはできず、一方0.20%を
越えて含有させてもその効果は飽和してしまうため、そ
の成分範囲を0.005〜0.20%とした。 Ti:Tiは旧オーステナイト粒を微細化させ、さらに
析出硬化して鋼の強度を向上させる作用がある。また、
鋼中の固溶Nを窒化物の形で固定することによって耐遅
れ破壊特性およびBの持つ焼入れ性を向上させる効果を
持つ。しかしその添加量が0.005%未満ではその効
果を得ることはできず、一方0.10%を越えて含有さ
せてもその効果は飽和してしまうため、その成分範囲を
0.005〜0.10%とした。 B:Bは微量の添加で鋼材の焼入れ性を著しく高める効
果があるが、その添加量が0.0002%未満ではその
効果を得ることはできず、一方0.0050%を越えて
添加してもその効果が飽和し、かえって靱性を阻害する
ので、その成分範囲を0.0002〜0.0050%と
した。
【0019】(B)焼戻し温度 遅れ破壊は旧オーステナイト粒界割れを呈することか
ら、ボルトの耐遅れ破壊特性の向上には250〜450
℃の低温焼戻し脆性温度領域を避けること、さらに旧オ
ーステナイト粒界へのフィルム状セメンタイトの析出を
抑制するため焼戻し温度上昇による炭化物の形態の制御
が有効である。従って、できるだけ高温で焼戻すことが
望ましいため、焼戻し温度を450℃以上とした。
【0020】
【実施例】次に本発明を実施例により説明する。まず真
空溶解炉により表1に示す成分組成の鋼を溶製した。N
o.1〜18は本発明のボルト用鋼の範疇に入るもので
あり、No.19〜26は比較鋼であり、表1、表2中
に♯印を付けた点で本発明の範囲から外れる。これらの
鋼の22mmφ棒鋼を表2の熱処理条件で焼入れ、焼戻
しを行うことによりそれぞれ1250MPa以上の強度
に調質した。この時の引張強さを同時に表2に示す。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】これらの鋼が遅れ破壊に対してどの程度の
拡散性水素を許容しうるか、すなわち各鋼の限界拡散性
水素量を調査した。遅れ破壊試験はノッチ付き試験片を
切削加工により製作し実施した。この試験片を所定時間
36%塩酸に浸漬し強制的に水素を吸蔵させた後、大気
中に30分間放置し、引張強さ×0.9の定荷重を負荷
した。このとき鋼材中に侵入した拡散性水素量を熱的分
析法により測定し、拡散性水素量と破断時間との関係を
調査して試験片が100時間以上破断しない限界の拡散
性水素量で耐遅れ破壊特性を評価した。また、これらの
鋼種を36%塩酸中に120分間浸漬したときに鋼材中
に侵入した拡散性水素量もあわせて測定した。その結果
も併せて表2に示したが、本発明鋼は比較鋼に比べ限界
拡散性水素量が高く、塩酸浸漬時の侵入水素量が少なく
なっている。すなわち、耐遅れ破壊特性および水素侵入
阻止効果に優れていることが明らかである。
【0024】
【発明の効果】本発明に従って得られた高張力ボルト用
鋼は従来のボルト用鋼に比べ引張強度1250MPa以
上と高強度であり、同時に水素が侵入し難く、耐遅れ破
壊特性にも優れている。本発明を用いればボルトの小径
化による軽量化、締結数の削減による作業工数の低減、
高強度化による設計の自由度の向上などが可能となるた
め、鋼構造物の大型化・高層化、あるいは自動車・産業
機械の高性能化・軽量化へ大きく寄与することができ、
水素侵入阻止効果に優れた高張力ボルト用鋼を提供する
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】水素侵入阻止効果におよぼすW添加の影響を示
す図
【図2】腐食減量におよぼすW添加の影響を示す図
【図3】耐遅れ破壊特性におよぼすW添加の影響を示す

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量%で、 C :0.10〜0.50%、 Si:0.50%以下、 Mn:0.50〜1.50%、 P :0.020%以下、 S :0.020%以下、 Cr:0.05%超0.5%未満、 Mo:0.50%超2.0%以下、 Al:0.005〜0.100%、 V :0.20%超1.0%以下、 W :0.01〜2.00%を含有し、残部がFeおよ
    び不可避的不純物からなる水素侵入阻止効果に優れた高
    張力ボルト用鋼。
  2. 【請求項2】 重量%で、 C :0.10〜0.50%、 Si:0.50%以下、 Mn:0.50〜1.50%、 P :0.020%以下、 S :0.020%以下、 Cr:0.05%超0.5%未満、 Mo:0.50%超2.0%以下、 Al:0.005〜0.100%、 V :0.20%超1.0%以下、 W :0.01〜2.00%を含有し、さらに、 Nb:0.005〜0.20%、 Zr:0.005〜0.20%、 Ti:0.005〜0.10%、 B :0.0002〜0.0050%の1種または2種
    以上を含有し、残部がFeおよび不可避的不純物からな
    る水素侵入阻止効果に優れた高張力ボルト用鋼。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の成分を有し、ボ
    ルト成形後に焼入れ処理を行い、450℃以上の温度域
    で焼戻すことにより引張強さ1250MPa以上となる
    水素侵入阻止効果に優れた高張力ボルト用鋼。
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KR102599767B1 (ko) * 2019-05-14 2023-11-08 닛폰세이테츠 가부시키가이샤 볼트, 및 볼트용 강재

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