JP3400751B2 - 複合弾性糸からなる紐状糸及び該紐状糸を用いた布 - Google Patents

複合弾性糸からなる紐状糸及び該紐状糸を用いた布

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、複合弾性糸を用い
たストレッチ織物・編物に関し、特に、複合弾性糸のス
リップインおよびコア切れによる地割れ状態を防止でき
る技術に関する。
【0002】
【従来の技術】複合弾性糸とは、ポリウレタンフィラメ
ントのような弾性に富んだ糸と、綿や各種合繊からなる
紡績糸やフィラメント糸とを組み合わせて作られた糸の
ことを指す。ポリウレタン糸の弾性に比較して紡績糸や
フィラメント糸の弾性が低いので、これら紡績糸やフィ
ラメント糸をここでは便宜的に非弾性糸ということにす
る。複合弾性糸には、次に示すような種類がある。
【0003】コアスパン糸:これは、綿糸等のステー
プル繊維から紡績糸を作る際、精紡機のフロントローラ
の後方からコアとなるポリウレタン等の弾性糸(フィラ
メント糸)をフリースに重ねるように供給し、弾性糸を
コアとして、その周りにステープル繊維による紡績糸を
シース(鞘)状に配置した糸である。
【0004】カバーリング糸:これは、コアとなるポ
リウレタン等の弾性糸の周りに、非弾性糸をコイル状に
巻き付けてシースとしたものである。非弾性糸としては
合繊のフィラメント糸を用いるケースが多い。
【0005】合撚タイプ:これは、1本又は2本以上
の弾性糸と、1本又は2本以上の非弾性糸とを引き揃え
て撚りを加えたものである。非弾性糸は、紡績糸、フィ
ラメント糸のいずれでもよい。この合撚タイプでは、弾
性糸と非弾性糸とは、コアとシースという関係ではな
く、縄のような構造になるので、表面には双方が現れる
ことになる。
【0006】仮撚りタイプ:これは、フィラメント糸
からなる弾性糸と、非弾性糸とを引き揃え、仮撚りを掛
けて非弾性糸を弾性糸の周りに一時的に絡み付かせたも
のである。弾性糸はコアになり、非弾性糸はシースとな
る。
【0007】引き揃えタイプ:これは、フィラメント
糸からなる弾性糸と、非弾性糸とを単に引き揃えただけ
のもので、両者は全く平行、ないし、部分的に緩く絡み
合った状態となっている。非弾性糸は紡績糸でもフィラ
メント糸でもよい。
【0008】上記からのいずれの複合弾性糸も、製
造時に加わる張力で、弾性糸は大きく伸長しているが、
非弾性糸の方は殆ど伸びず、ほぼ、自然状態の長さのま
ま巻き付けられたり、絡まされたりするので、弾性糸に
加わっているテンションを取り除くと、非弾性糸の方
は、大きく縮んだ状態となる。
【0009】このような複合弾性糸を用いた織物や編物
は、伸縮性に非常に富み、かつ耐久性のあるストレッチ
織物や編物となり、各種の下着類や、靴下のゴム部分な
ど、多方面に使用されている。
【0010】しかし、この複合弾性糸は、弾性糸と、非
弾性糸との結合力が弱いという性質がある。そのため、
複合弾性糸を用いた布(織物や編物)では、ポリウレタ
ン系の弾性糸が切断されると、弾性糸の部分のみが収縮
し、織物や編物の表面に弾性糸の無い非弾性糸のみの部
分が発生する。これが、一般的にコア切れと呼ばれる現
象であり、織物や編物の表面に地割れ状態として現れ、
外観を著しく損なう。
【0011】また、複合弾性糸を使用した織物や編物を
裁断・縫製する際、コアの弾性糸が織物や編物の切断面
から内側に潜り込み、切断部に弾性糸の無い部分を作り
出す。そのため、織物や編物のストレッチ性を著しく低
下させたり、外観を悪くしてしまう。これが、一般的に
スリップインと言われる現象であり、縫製後の洗濯と
か、製品染めで発生する。
【0012】そこで、このスリップインを防止するため
に、たとえば、コアスパン糸の場合、シースとなるスパ
ン糸の撚数を多くして、シースとコアとの滑り抵抗を大
きくする方策が取られている。
【0013】しかし、この方法では編物や織物等の布に
した際のストレッチ性を悪化させ、しかも、シースとコ
アの分離防止はそれほど改善されず、根本的な解決とは
ならない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の事実
から考えられたもので、スリップインおよびコア切れに
よる地割れ状態を防止できる複合弾性糸の構造と、その
ような構造の複合弾性糸を用いた織物や編物でストレッ
チ性に優れた布を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の複合弾性糸からなる紐状糸は、コアスパン
糸、カバーリング糸、仮撚タイプ糸のいずれかの1本の
複合弾性糸を、縦方向にループを連続的に接続した細幅
の編物としたことを特徴としている。
【0016】上記紐状糸が、ループを縦方向に連続的に
接続した編物である構成や、上記紐状糸の太さが元の弾
性糸の太さの21倍以下である構成や、上記紐状糸に撚
を加えた構成とすることができる。
【0017】上記の目的を達成する本発明の布は、上記
のいずれかの複合弾性糸からなる紐状糸を少なくとも一
部に含む編物又は織物からなることを特徴としている。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について、
図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の複合弾
性糸からなる紐状糸(以下単に「紐状糸」と省略する)
の第1実施例で、その編み構造を示す拡大図である。本
発明の紐状糸1は、たとえば、一般的な細編地用の編機
を使用することで製造可能であるが、他の編機であって
も本発明の複合弾性糸の紐状糸が製造可能であればよ
い。他の編機の例としては、精紡工程でドラフトしたス
テープル繊維束に弾性糸を供給して仮撚し、そのまま編
んで紐状糸にする編機がある。図1の実施例は、編機の
針が1本の場合で、ほぼ同じ大きさのループが長手方向
に一列に多数連続して形成されている。図1は編構造を
示すため拡大し、かつ、糸をゆるめた状態で描かれてい
るが、実際はループの大きさは1〜2mm程度であり、
ループの交叉部では、ほぼ、結ばれた状態となってい
る。弾性糸11としては、従来例で説明したコアスパン
糸、カバーリング糸、合撚タイプ糸、仮よりタイプ糸等
を使用することができる。
【0019】このような紐状糸1は、ループの絡み合う
部分で結ばれた状態となっていることから、弾性糸11
が例えば図のa点で切断しても、a点から一番近い結び
目b1又はb2で弾性糸の収縮は遮られ、それ以上収縮
することはできない。したがって、この場合のスリップ
インの長さは実際には無視できる程度となる。
【0020】図2は本発明の紐状糸の第2実施例であ
る。この紐状糸2は、2本の針を持った編機で編まれた
ものである。3列のループが縦方向のみならず、横方向
にも結合している。
【0021】図1のA−A断面を通過する弾性糸の本数
は3本である。すなわち、図1の紐状糸1の太さは元の
弾性糸11の3倍の太さということになる。また、図2
のB−B断面を通過する弾性糸の本数は5本であるか
ら、紐状糸2の太さは弾性糸11の5倍である。一般
に、紐状糸の太さは、編機の針の本数をN本とすると、
(2N+1)倍となる。
【0022】コアとなる弾性糸としてポリウレタン糸5
d〜40dを使い、ステープル繊維糸(紡績糸)より構
成される綿番手100〜20/1の糸をシースとした複
合弾性糸1の場合、編機の針の本数は、1〜10本程度
がよく、望ましくは1〜3本である。すなわち、紐状糸
の太さは、元の複合弾性糸の3〜21倍、望ましくは3
〜7倍ということである。針の本数がこれ以上では、紐
状糸が太すぎて、織りにくくなったり、編みにくくなっ
てしまうからである。
【0023】図3は、図1と同様に針1本の編機で編ん
だ紐状糸3であるが、複合弾性糸11として弾性糸11
aと非弾性糸11bとを引き揃えたものを使用した例で
ある。この弾性複合糸を編むときは、弾性糸11aにテ
ンションが加わっているので、編んだ後は、点線に示す
ように弾性糸のループが小さくなっている。
【0024】図1から図3に示す紐状糸は、細編地用で
はない通常の編機で編めば、ストレッチ性の編物とな
る。また、織機の経糸又は緯糸として織ればストレッチ
性の織物を得ることができる。
【0025】そして、この紐状糸を用いた布(編物、織
物)は、たとえ、紐状糸を構成する複合弾性糸が切断し
てもスリップインや地割れを起こすことがない。これ
は、紐状糸自身が編み構造なので、前述したようにスリ
ップインしない構造になっているためである。また、従
来のストレッチ織物や編物では、ストレッチ性能を上げ
ると、スリップインが発生し易くなったが、本発明の紐
状糸では、弾性糸と非弾性糸が一体化して分離しにくく
なったので、スリップインを確実に防止しつつストレッ
チ性能を上げることができる。ただし、編物よりも織物
の方が、スリップインを防止する効果は大きい。
【0026】上記、編機や織機に紐状糸を仕掛ける場
合、編んでいる糸なので、糸の見かけの太さが膨らんで
扱い難い場合もある。そのような場合、図1から図3に
示す紐状糸に撚係数1.0〜3.0程度の加撚をする
と、外観上、合撚糸や通常のコアスパン糸とほぼ同様に
なり、整編性や整織性を向上させることができる。ま
た、上記の紐状糸は、1本の複合弾性糸を編んだもので
あるが、2本以上を編んでもよいことは自明であろう。
【0027】なお、上記複合弾性糸において、弾性糸を
ポリウレタン糸とした場合、ポリウレタン糸の含有量
が、重量%で2〜10%の範囲が望ましい。2%未満の
場合は、できた布地のストレッチ性が弱く、パワー不足
となり、10%を越えると、ポリウレタン糸が過剰とな
るからである。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の複合弾
性糸からなる紐状糸は、1本又は2本以上の複合弾性糸
から細幅の編物を形成し、複合弾性糸がスリップインし
ないようにしたので、ストレッチ性のある編物や織物と
した場合、スリップインや地割れが起こらず、品質を安
定することができる。紐状糸にした後、加撚を加える
と、整編性や整織性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複合弾性糸からなる紐状糸の第1実施
例の編み構造を示す図である。
【図2】本発明の複合弾性糸からなる紐状糸の第2実施
例の編み構造を示す図である。
【図3】本発明の複合弾性糸からなる紐状糸の第3実施
例の編み構造を示す図である。
【符号の説明】
1,2,3 複合弾性糸からなる紐状糸 11 複合弾性糸 11a 弾性糸 11b 非弾性糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−111624(JP,A) 特開 平8−3846(JP,A) 特開 平4−361637(JP,A) 特開 昭57−95331(JP,A) 特開 平6−158462(JP,A) 実開 平4−135990(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D02G 1/00 - 3/48 D02J 1/00 - 13/000 D04B 1/00 - 39/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コアスパン糸、カバーリング糸、仮撚タ
    イプ糸のいずれかの1本の複合弾性糸を、縦方向にルー
    プを連続的に接続した細幅の編物としたことを特徴とす
    る複合弾性糸からなる紐状糸。
  2. 【請求項2】 上記紐状糸の太さが元の複合弾性糸の太
    さの3−21倍であることを特徴とする請求項記載の
    複合弾性糸からなる紐状糸。
  3. 【請求項3】 上記紐状糸に撚りを加えたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の複合弾性糸からなる紐状糸。
  4. 【請求項4】 請求項1からのいずれかに記載された
    紐状糸を少なくとも一部に含む編物又は織物からなる
    布。
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