JP3400111B2 - 携帯型電子機器の入力装置、携帯型電子機器の入力方法、および携帯型電子機器 - Google Patents

携帯型電子機器の入力装置、携帯型電子機器の入力方法、および携帯型電子機器

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JP3400111B2
JP3400111B2 JP14983194A JP14983194A JP3400111B2 JP 3400111 B2 JP3400111 B2 JP 3400111B2 JP 14983194 A JP14983194 A JP 14983194A JP 14983194 A JP14983194 A JP 14983194A JP 3400111 B2 JP3400111 B2 JP 3400111B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は携帯型の電子機器、例え
ば電子手帳等における携帯型電子機器等の情報入力装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小形化に伴い携帯が可
能な電子手帳やゲーム機などの携帯型電子機器が実用化
され普及しつつある。これらは手に持って使用したり、
膝の上に置いて使用することができ、従来のように装置
本体を設置するだけの場所がない情況でも使用すること
ができることから、従来の電子機器に比べて使用出来る
可能性が非常に広くなることが大きな特徴となってい
る。またこれら携帯型電子機器は装置本体を固定して設
置しないことから、常に携帯し、必要とする広範囲の場
所で使用できるモービル・コンピューティングへの利用
が期待されている。
【0003】その反面、小型でかつ使用時に固定されな
いことから、十分な操作性を確保することが難しくなる
場合がある。例えば、手で持って操作する場合には、操
作中の揺れにより誤操作を起こしやすくなる。特に、手
書きによる文字入力装置や、ボリュームのようなスライ
ダ式の入力装置などのように連続した動作により情報を
入力する装置は、揺れによる意図しない動きが入力動作
に混ざり易く、そのため本来の入力動作による情報だけ
を検出することが困難である。また、入力動作による情
報が表示される場合には、揺れ等による誤った情報まで
表示されることから、かえって正確な操作ができなくな
る場合も想定される。また、装置全体の小型化により操
作部も小型化される傾向にあり、入力操作の際に操作を
意図していない部分にまで触れてしまい誤操作を起こす
こともある。
【0004】従来の電子機器において誤操作を検出する
には、入力操作手順を所定のチェックリストに照らし合
わせることにより、操作が妥当であるかを判定する方法
が用いられている。このときの入力操作手順の検出は、
入力データを得るための入力手段と同一の入力手段から
得るようになっている。
【0005】一方、誤操作は二つに分類できる。一つ
は、使用者が正しい操作だと意識しており手順としては
正しいが内容が誤っている場合である。もう一つは、装
置の揺れなどの理由で、使用者が意図していない操作を
行った場合である。
【0006】前者の種類の誤操作を見つけ出すために
は、チェックリストとして操作手順とその意味内容に関
する知識を用いる必要がある。照合手順が複雑なこと
と、知識を予め全て用意すること自体が容易ではないた
め、コストをかけてもそのコストに見合う高度な判断が
必要とされる場合に用いられている。
【0007】後者の種類の誤操作は、操作手順が定型的
な場合は、手順すべてを羅列してチェックリストとし、
入力操作手順がチェックリストに載っているかどうかを
調べることにより容易に検出できる。しかし、操作の種
類が多い場合や非定型的な操作手順に対しては、チェッ
クリストが大きくなるために照合が困難になったり、チ
ェックリスト自体が作れなくなったりするので、実現困
難となる。
【0008】以上のように、従来の電子機器では、正し
い入力操作と誤った入力操作とを区別することができる
のは、非常に限定された場合だけである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、使用者の意
図に反した操作は、通常の意図した操作とは異なる動作
を伴うことが多く、そのため従来の誤操作検出手段で
は、入力情報を解析して、意図した操作か誤操作かを判
断することから、入力操作部より得られる入力情報が所
定の入力手順に沿ったものであれば、意図した操作であ
ると判断せざるを得ない場合があった。
【0010】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、従来では検出できなかったような、通常の操作とは
異なる動作を伴う意図しない誤操作を検出し、またこの
様な誤操作があった場合であっても、操作者の意図した
情報のみを入力しうる携帯型電子機器等の情報入力装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、ユーザの所定の入力動作による入力を可
能とする入力手段と、この入力動作時におけるユーザの
動きを監視する入力動作監視手段と、前記入力手段で得
られる入力を、ユーザの入力動作と前記入力監視手段に
より得られるユーザの動きとに基づいて処理する処理手
段と、を有することを要旨とする。
【0012】
【作用】本発明の情報入力装置は、所定の入力操作によ
って情報等を入力し得る入力手段の近傍に当該入力操作
に伴う操作者の動作を監視する入力動作監視手段を設
け、前記入力手段で得られる入力情報と入力動作監視手
段で得られる入力動作情報との相関関係に基づいて当該
入力手段における入力操作に応じた処理を行う。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面を参照し
て説明する。図1は本発明に係る携帯型電子機器等の情
報入力装置の構成を示したブロック図である。
【0014】図1に示すように、入力部1と出力部11
との間には、入力制御部7と処理部9が接続され、また
入力部1には入力有効性判定部5が接続され、その出力
は入力制御部7に接続され、さらにこの入力有効性判定
部5には入力動作監視部3からの出力が接続される。
【0015】図1に示すように通常の操作用の入力部1
以外に、使用者の入力動作を監視するための入力動作監
視部3を入力部1の周辺部、例えば入力部1の周囲或い
は入力部1に畳重して設ける。入力部1からの入力情報
と入力動作監視部3からの入力動作監視情報とを入力有
効性判定部5に入力し、あらかじめ決められた手順に従
い入力情報の有効性を判定する。判定結果に基づき入力
制御部7で入力情報の処理部9への出力を制御する。処
理部9では文字認識等の通常の入力処理を行う。
【0016】入力動作監視部3は入力動作を監視するも
のであり、入力部1からの入力情報と入力動作監視情報
とを組み合わせると、通常の入力操作直前、操作中、操
作直後には起こらない入力動作を検出することができ、
入力動作が妥当であるかどうかを判断できる。
【0017】次に、図2を参照して第1の実施例のペン
入力コンピュータの構成を簡単に説明する。図2におい
て、入力ペン21を用いて入力手段23への入力が図3
に示す状態で行われる。この入力手段23は入力メモリ
25に接続されており、入力手段23を介して入力され
た情報は一旦入力メモリ25に蓄えられる。この入力メ
モリ25は手書き文字認識手段27、通常の入力処理を
行う処理手段29及び表示メモリ31とそれぞれ接続さ
れており、また手書き文字認識手段27と処理手段2
9、処理手段29と表示メモリ31がそれぞれ接続され
ている。この表示メモリ31と接続される表示手段33
は、前記入力手段23と対向して配設される。尚、入力
ペン21は通常の筆記具状のものが好ましく、コンピュ
ータ本体と電気的等に接続されていてもよく、また入力
手段23は透明電極をマトリクス状に配列したもの等が
使用される。さらに表示手段33にはCRT、LCD、
EL等適宜のものが使用される。
【0018】次に第1の実施例のペン入力コンピュータ
の作用について説明する。上述したように本実施例のペ
ン入力コンピュータを移動中の乗り物の中で使用するこ
とができれば、使用可能範囲が広がり携帯性を活かすこ
とができる。従来のペン入力コンピュータでも使用不可
能ではないが、揺れる情況では非常に使用しづらいのが
現状である。
【0019】すなわち、ペン先を意図した通りに安定し
て動かすことができない情況が多く発生するにも関わら
ず、意図した入力操作か意図していない操作かを判定で
きないことにある。図19に例を示すように、ひらがな
の「く」を入力しようとしているときに、誤ってbに示
す入力をしたとする。通常の入力手順と区別できないの
で、手書き文字認識装置の特性にもよるものの、「ん」
「C」などの「く」以外の文字として認識される可能性
が高くなる。ペン先の軌跡や筆圧を解析するだけでは、
「く」を書こうとして「ん」となったのか、「ん」を書
こうとして「ん」となったのかを判断することはできな
い。「く」が「ん」となってしまった場合は、ペン先の
軌跡に意図しない入力動作が混ざったことが原因なの
で、意図しない入力動作があったことを検出できれば、
判断できるようになる可能性がある。以下では、このよ
うな意図しない入力動作を検出する方法について説明す
る。
【0020】通常、文字を書く際にペン先を安定させる
には、ペンを持つ手を安定させるとよい。水平に置かれ
た紙上にペンで文字を書く場合は、ペン先を紙に接触さ
せるだけではなく、ペンを持つ手も紙上に置くことによ
り、ペンを持つ手を安定させ、結果としてペン先を安定
させている。ペンを持つ手を安定させないと、読みやす
い文字を書くことは困難である。ペン入力コンピュータ
でペンにより文字を入力する場合も同様で、ペン先を入
力領域に接触させると同時に、ペンを持つ手も入力領域
周辺に置く方が意図したとおりの読みやすい文字を書く
ことができる。図3にペンを操作する場合の概観を示
す。手Hで入力ペン21を持ち入力面23に文字を書
く。その際の入力面23でのペン先と手の位置のようす
を図4に示す。図4(a)は入力面の中央付近にペンを
置く場合で、図4(b)は入力面の下辺付近にペンを置
く場合である。Pがペン先の位置を示し、Eが手と入力
面とが接触している接触面を示す。図4(b)では、手
を置く位置が狭くなり接触面積が狭くなっている。
【0021】複数の文字を書く場合には、ペン先を動か
して文字を書いているときには、ペンを持つ手を置く位
置は動かしていない。ペンを持つ手を動かすのは、一文
字を書き終えて次の文字に移る時や一文字の中でも篇や
作りなどのまとまった部分を書き終えたときである。と
ころが、移動中の乗り物の中で使用する場合のように、
使用者のからだ全体が揺れる場合には、文字を書きなが
らペンを持つ手の位置も同時に動いてしまう。ペンを持
つ手が動かない場合もあるが、手が動かない程度の揺れ
ならば、書いている文字が変形して読みにくくなるとい
った影響は小さいので問題とはならない。
【0022】以上の特性を利用して、移動中の乗り物中
での揺れによる手書き文字入力の誤操作を検出する方法
を説明する。
【0023】図2と同様の構成のペン入力コンピュータ
においては、図5のように入力手段23の入力面を二つ
に分けて、片方を入力部1、他方を入力動作監視部3と
考えることが出来る。具体的には、右手にペン21を持
って入力を行う場合には、左側面が入力部1、右側面が
入力動作監視部3ということになる。入力部1からペン
先の動きを検出し入力情報とすると共に、入力動作監視
部3からペン21を持つ手Hの位置の動きを検出する。
入力部1に用いるセンサと入力動作監視部3に用いるセ
ンサは同一でもよいし、異なってもよい。
【0024】より具体的には、入力部1及び入力動作監
視部3に用いるセンサは、図7乃至図9のように構成さ
れる。図7に示したものは2値圧力センサを入力部1に
畳重して配列したもので、このとき入力部1を構成する
入力素子、例えばマトリクス状透明電極との干渉を考慮
する必要が有る。このことは後述する多値圧力センサ、
温度センサ等を用いた場合も同様で有る。この2値圧力
センサへの入力は格子点上の圧力の有無、及びその分布
で行われ、隣接する格子点に圧力が無いP0 のような場
合にはペンと判断し、隣接する格子点に分布して圧力が
有るP1 のような場合には手であると判断する。図中、
斜線部Eは手の置かれている接触面の領域を示すもので
ある。
【0025】次に、図8に示したものは、多値圧力セン
サを図7と同様に入力部1に畳重して配列したものであ
る。図中、数字は感知される圧力に比例するもので、圧
力が大であるほど数値が大きいものとなる。そして、隣
接格子点の圧力差が閾値以上の場合ペン(図中、数値1
0)と判断し、隣接格子点の圧力差が閾値以下の場合に
は手(図中、数値2乃至4)であると判断する。また、
このとき隣接格子点間の圧力差が最大のものをペンと判
断し、隣接格子点間の圧力差が低い場合(このとき分布
を見ても良い)に手であると判断するようにしても良
い。
【0026】さらに、図9に示すものは、温度センサT
を図7と同様に入力部1に畳重して「まばら」に配列
(図中、×印で示す)したものである。このとき、図7
及び図8で示した圧力のセンサを併設する。これによ
り、体温程度の温度を検出した温度センサT1 (図中、
太い×印で示す)から、最も近い位置にある圧力検出点
(図中、・印で示す)を手であると判断する。また、温
度検出点と圧力検出点の両方の近傍に分布する圧力検出
点を手であると判断する。また、圧力のみ独立して検出
される圧力検出点をペンであると判断する。
【0027】以上の構成により図2のペン入力コンピュ
ータは図10のフローチャートに従って以下の通り動作
する。
【0028】まず、入力手段23の入力面から入力信号
を入力する(ステップS1)。ここで入力手段23に連
続した入力があれば文字入力中であると判断出来る。
【0029】次に、入力信号をペン21によるものと手
Hによるものとに分離する(ステップS3)。この分離
は上述した図7から図9のいずれかの構成により達成出
来る。例えば、図6に示すようにペン先が連続して移動
している状態において。図6(a)は通常の文字入力中
の様子を示しており、図中の実線がペン21の軌跡であ
り、Eはペン21を持つ手Hの入力動作監視部3への接
触面である。
【0030】ここで、入力動作監視部3を用いて手Hの
位置を連続して監視することにより、ペン21を持つ手
Hを動かしているか固定しているかが判断出来る。即
ち、ペン21による入力信号からペン21の位置を検出
し(ステップS5)、その時間変化量からストロークを
検出する(ステップS7)。その一方で、手Hによる入
力信号から手と入力面との接触面を連接した圧力検出点
の集合として検出し(ステップS9)、検出面内の操作
者寄りの部分の任意の点を基準位置とし(ステップS1
1)、この基準位置の時間的変化量をとることにより基
準位置の動きを検出する(ステップS13)。例えば、
図6(b)では「あ」を書き終えて次の文字「い」に移
る前の状態を示しており、手の接触面の位置が移動して
いる。
【0031】次に、ステップS7とS13の結果から、
一つのストロークの入力中に基準位置が所定量以上動い
たかどうかを判定し(ステップS15)、基準位置が所
定量以上動いていなけれは正常な文字入力と見做してス
トロークを受理する(ステップS17)。もし基準位置
が所定量以上動いていた場合は、ストロークの動きの方
向と基準位置の動きの方向の差が所定値以下かどうかを
判定し(ステップS19)、これが所定値以下であれば
誤操作による入力と判断してストロークを消去し(ステ
ップS21)、次の入力待ちとなる。反対に、これが所
定値以下でなければ正常な文字入力と見做して上記のス
テップS17に進む。
【0032】即ち、揺れる状況で使用していると図6
(c)に示すように文字入力中にペンを持つ手の位置が
動いてしまう場合が発生する。図6(c)では、「い」
という文字の2画目を入力中に手の位置は右上方向に動
いてしまい、ペン先の軌跡もこれに伴って右上方向に動
いてしまっている様子を示している。このようにペン先
と手の位置が同じ方向に移動してしまうということは通
常の文字入力では起こらないことなので、このような場
合は誤操作と判断することにしているのがステップS1
9である。但し、ステップS19による判断は必ずしも
必要ではなく、ステップS19を省略してステップS1
5の判断のみで誤操作を判断するようにしても良い。
【0033】尚、誤操作と判断した場合は、入力された
一文字全体か入力中のストロークだけを取り消して、次
の入力待ちとする。図6(c)では「い」という文字の
2画目の入力が取り消され、この2画目の再入力を待つ
ことになる。ここで、ペンを持つ手の位置の変化量をペ
ン先の軌跡の変化量から差引くことにより、入力情報を
補正するようにしても良い。
【0034】次に、オンライン手書文字認識において、
手の位置を利用して、文字の切れ目や篇・つくりの切れ
目を検出する例を図11に示すフローチャートを参照し
て説明する。
【0035】通常、1文字は1つ以上のストロークから
成り、文字の切れ目ではストロークは必ずとぎれること
に着目して1文字の検出が行われる。しかし、ストロー
クの切れ目が必ず文字の切れ目だとは限らないことか
ら、ストロークの時系列が与えられた時に1文字として
続けて解釈すべきか、別の文字であるとして区切るべき
かの判定は困難であった。
【0036】従来、入力面にます目を設け、利用者はこ
のます目内に1文字が納まるように入力を行い、文字の
切れ目を明確に指定するようにしていた。そのため、ま
す目から文字の一部でも、はみ出した文字は認識できな
かった。
【0037】本実施例では1文字を書く間は手の基準位
置が動かないという性質を利用して、図11のフローチ
ャートに従って以下のように文字又は部首の切れ目を認
識する。なお、図11においてステップS1からステッ
プS13までは上述した図10と同一であるので説明を
省略する。
【0038】この場合、ステップS7とS13の結果か
ら、一つのストロークの終了から次のストロークの開始
までに手の基準位置が変化したかどうかを判定し(ステ
ップS25)、基準位置が変化していなければ同一の文
字の入力が続いているものと解釈する(ステップS2
7)。反対に、基準位置が変化した場合は、このストロ
ークの切れ目を文字又は部首の切れ目と解釈し(ステッ
プS29)、入力されたストローク列を文字認識処理に
送る(ステップS31)。
【0039】なお、非常に小さい文字を書く時には複数
の文字を書くまで手の位置が動かないし、非常に大きな
文字を書く時にはストローク中で手の位置が動くことも
ありえる。よって、本実施例は、通常あるいはやや大き
目の文字を書く場合や、文字間を広くとって書く場合に
特に有効となる。そのため文字の大きさを指定するため
に、文字の上下方向の大きさを規定するガイドラインを
設けたり、ます目を設けるなどの補助的な方法を併用す
ることが望ましい。但し、これらの入力がます目から多
少はみ出しても認識可能である点が従来方式に比べて優
れている点である。
【0040】さらに、手の位置を基準として文字を合成
する実施例について、図12及び図13を参照して説明
する。従来は、ペンのストロークを入力面上の絶対座標
の時系列としてとらえていた。この方式では、ストロー
ク途中に、外乱が混ざるとノイズ成分を打ち消すことが
不可能である。たとえば、「は」という文字の2画目を
書いている時に(図13(a))、入力面が横にずれて
図13(b)に示すような状態の入力となった場合、従
来方式では、この文字を正しく認識することは不可能で
ある。
【0041】本実施例では図12のフローチャートに従
って以下のようにストローク中のノイズ成分を除去す
る。なお、図12においてステップS1からステップS
13までは上述した図10と同一であるので説明を省略
する。
【0042】この場合、ステップS7で検出されたスト
ロークからステップS13で検出された手の基準位置の
変化量を差引く(ステップS33)ことにより、相対座
標で表現する一つのストローク中に起きた手の基準位置
の変化をノイズ成分と見做して除去した上で、ノイズを
除去した修正ストロークを検出し(ステップS35)、
その後入力されたストローク列を表示部や文字認識部等
の後続の処理部に送る(ステップS37)。
【0043】先の図13に示す例では、1画と3画を書
いている時は手の位置が固定されているが、2画目を書
いている時に、手の位置とペンとが同一方向に同一量だ
け動いた期間がある。相対座標方式では、この期間のペ
ンの動き、すなわちストロークは検出されないので正し
く認識できることになる。
【0044】このように状況は、入力面が動いた場合だ
けではなく、手元を見ないで文字を書く場合や暗い所で
文字を書く場合にも起こりうる。また、目の不自由な人
が操作する場合には、ストローク間で相対位置が保たれ
ているかを目で見て判断することができないので、ペン
入力電子機器の簡便性を利用できなかった。本実施例に
よれば、利用者が自分の手の位置を基準に文字を書けば
よいので、ストローク間の相対位置を保つよう努力する
必要がなくなり、操作性が向上する。
【0045】次に第2の実施例のスライダを利用する場
合について説明する。スライダとは、図14に示すよう
に、一定の経路41bに従って移動できる操作部41が
あり、操作部41の経路41b中における操作つまみ4
1aの位置が入力内容を示すものである。入力に際して
は、操作された情況に関係なく操作に対して意味のある
経路方向の運動成分だけを抽出して入力情報としてい
た。そのため、操作中に揺れて、意図しない操作をして
も、その意図しない操作から経路方向の成分だけが抽出
されて入力されてしまう。図15に例を示す。
【0046】図15において、F1 の位置から操作を始
め、操作途中に矢印Fで示すように右上方向へずれてF
2 の位置へ操作する指が移動した場合を示している。こ
のように、誤操作には、操作できる方向以外に操作しよ
うとする運動成分が混ざったり、操作可能な範囲を越え
て操作しようとする運動成分があと考えられる。この成
分を検出すれば誤操作であると判断できる。
【0047】そのため、操作部41の周辺に操作監視部
43を設ける。通常の操作では、操作監視部43に触れ
ることはないので、操作監視部43に触れるような操作
は誤操作と見なし、操作を取り消し、操作前の位置に操
作部41を戻す。
【0048】即ち、この第2の実施例は、図16のフロ
ーチャートに従って以下の通り動作する。
【0049】まず、操作部41から入力信号を入力し
(ステップS41)、ここで入力があるかどうか判定す
る(ステップS42)。もし入力がなければ、操作中フ
ラグがONかどうか判定し(ステップS55)、ONな
らば所定の操作終了処理を起動し(ステップS57)、
OFFならば次の入力待ちとなる。
【0050】入力が有る場合は、次に入力が入力可能領
域内にあるかどうかを判定し(ステップS45)、そう
でなければ操作中フラグがONかどうか判定し(ステッ
プS59)、ONならば所定の誤操作エラー処理を行い
(ステップS61)、OFFならば次の入力待ちとな
る。
【0051】入力可能領域内の入力の場合は、この入力
を検出し(ステップS47)、入力の変化を操作と見做
す(ステップS49)。そして、入力された操作が正常
な操作かどうかを判定し(ステップS51)、正常な操
作であれば操作中フラグをONにし(ステップS53)
てから次の入力待ちとなる。一方、正常な操作でないと
きは上述のステップS61に進み所定の誤操作エラー処
理を行う。
【0052】尚、この第2実施例において操作つまみ4
1aや経路41bから成る操作部41は物理的な操作部
とは限らず、このような構成のイメージとしてディスプ
レイ上に表示された仮想的なものでも構わない。
【0053】次に第3の実施例の、複数の独立した操作
部を持つ電子機器の場合について図17を参照して説明
する。手書き文字・図形の入力部51は図2に示す入力
手段23と略同様な構成となっている。ボタンによる入
力部54は、ボタン型の操作部54a、54b、54c
を有する入力手段である。このように、複数の操作部が
独立して設置されている電子機器において、操作部51
を操作中に手が操作部54に触れて誤操作を起こすこと
がある。そのため、従来はボタン等の他の入力部に触れ
ない様に注意しながら手書き入力する必要があった。す
なわち、手書き入力面の右側に操作用ボタンが配置され
ている機器を右ききの人が使う時には、ペンを持つ手を
浮かせながら、ペン先だけが入力面に触れるようにして
使用しなければならない。ところが、第1の実施例で述
べたように、ペンを持つ手を入力面(紙面)に置いた方
が、安定した入力ができる。そのためには、入力時に邪
魔になる操作部54のボタンに触れても、操作部54の
入力を受付けない様にすることが必要である。
【0054】本実施例では操作部51と操作部54との
間に入力動作監視部53を設け、操作部51の操作中ま
たは操作直後に、入力動作監視部53への接触を伴った
操作部54の操作があった場合は、操作部54への操作
を無視する。
【0055】即ち、この第3の実施例は、図18のフロ
ーチャートに従って以下の通り動作する。
【0056】まず、入力部51に入力が有るかどうかを
判定し(ステップS71)、有る場合のみ次にボタン型
操作部に入力が有るかどうか判定する(ステップS7
3)。もしなければ後述するステップS79に進み、有
れば次に入力動作監視部53に入力が有るかどうか判定
する(ステップS75)。ここで、入力動作監視部53
に入力が有ればボタン型操作部の入力は意図したもので
はないものと見做され、入力は無視される(ステップS
77)。そして、入力部51への入力を有効な入力とし
て受け付ける(ステップS79)。一方入力動作監視部
53に入力がなければボタン型操作部の入力は意図され
た正常操作によるものと見做され、所定の入力処理を起
動する(ステップS81)。
【0057】尚、この第3実施例においてボタン型操作
部54a,54b,54c等は物理的な操作部とは限ら
ず、このような構成のイメージとしてディスプレイ上に
表示された仮想的なものでも構わない。
【0058】上述してきたように、本実施例によれば通
常の操作とは異なる動作を伴う誤操作を検出することが
できるので、携帯型電子機器の使用可能場所が広がる。
また、誤操作の後処理を使用者がする必要がなくなり操
作の負担が減るので、操作性が向上する。
【0059】尚、上述の実施例は主に手書き入力文字を
扱う場合について記載したが、本発明の入力装置はそれ
以外の図形や画像の入力に対しても同様に適用可能であ
る。
【0060】又、本発明の入力装置において得られる入
力動作監視データを上述のように誤操作の検出に利用す
る以外に、携帯型電子機器を操作するために利用するこ
とも可能である。例えば、手書き入力文字の入力操作中
にペンを持った手を入力面から離すという動作を入力文
字のメモリへのセーブの開始を指示するコマンド入力と
決めておくことで、ユーザは手書き入力中に入力文字の
セーブを容易に制御出来るようになる。
【0061】同様に、手書き入力文字の入力操作中にペ
ンを持った手で入力面を2回続けてノックするという動
作を改行を指示するコマンド入力と決めておくことで、
ユーザは手書き入力中に改行指定を、リターンキーを押
す等の他の操作部の操作を必要とすることなく容易に行
なえるようになる。又、このようなペンを持った手で入
力面を2回続けてノックするといったような動作を不揮
発性メモリへのセーブ等その他の使用頻度の高いコマン
ド入力とすることも有効である。
【0062】更に、本発明の入力装置において得られる
入力動作監視データに基づき、所定時間以上ペンを持っ
た手が入力面から離れた状態が続いた場合に自動的に携
帯型電子機器の電源をOFFにするようにしても良い。
【0063】又、ユーザの入力動作時における状態を示
すことが可能であるならば上述の各実施例の入力装置を
変形して入力動作監視データをペンを持った手以外のユ
ーザの体の部分の動きから得るようにしても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、入力操作
に伴う操作者の動作を監視する入力動作監視手段を設け
たので、通常の操作とは異なる動作を伴う意図しない誤
操作を検出し、操作者の意図した情報のみを入力しうる
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の携帯型電子機器の情報入力装置に係る
一実施例の概略の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した携帯型電子機器の情報入力装置の
具体的な構成を示したブロック図である。
【図3】図2に示した入力手段への入力状態を説明する
ための斜視図である。
【図4】ペン先と手との関係を示す平面図である。
【図5】ペン先と手との関係に応じて、入力手段を便宜
的に2つに分けた場合の状態を示す平面図である。
【図6】図5に示す入力手段を用いて文字を入力した場
合のペン先の動きと手の動きとの関係及び揺れが生じた
場合のペン先の動きと手の動きとの関係を示す平面図で
ある。
【図7】ペンと手による入力をそれぞれ分離するための
方式を示す図であって、2値圧力センサを用いる場合を
示す図である。
【図8】ペンと手による入力をそれぞれ分離するための
方式を示す図であって、多値圧力センサを用いる場合を
示す図である。
【図9】ペンと手による入力をそれぞれ分離するための
方式を示す図であって、温度センサを用いる場合を示す
図である。
【図10】ペンと手による入力から誤操作を除去するた
めのフローチャートである。
【図11】オンライン手書文字認識を行う際の手の位置
を利用して、文字の切れ目や篇・つくりの切れ目を検出
するためのフローチャートである。
【図12】手の位置を基準として文字を合成する場合の
処理の流れを示すフローチャートである。
【図13】手の位置を基準として文字を合成する場合の
ペン先の動きと手の動きとの関係を示す平面図である。
【図14】スライダの概略の構成を示す平面図である。
【図15】スライダの操作部の周囲に操作監視部を設け
た場合の概略の構成を示す平面図である。
【図16】図15に示したスライダの操作部の周囲に操
作監視部を設けた場合の処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図17】複数の独立した操作部を持つ電子機器の操作
部を示す平面図である。
【図18】図17に示した操作部を操作した場合の処理
の流れを示すフローチャートである。
【図19】従来例における難判断例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部 3 入力動作監視部 5 入力有効性判定部 7 入力制御部 9 処理部 11 出力部 21 入力ペン 23 入力手段 25 入力メモリ 27 手書き文字認識手段 29 処理手段 31 表示メモリ 33 表示手段

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザの所定の入力動作による入力を可
    能とする入力手段と、 この入力動作時における揺れによる動きを含んだユーザ
    の動きを監視する入力動作監視手段と、 前記入力手段で得られる入力を、ユーザの入力動作と前
    記入力動作監視手段により得られる揺れによる動きを含
    んだユーザの動きとに基づいて処理する処理手段と、 を有することを特徴とする携帯型電子機器の入力装置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段は、前記入力手段で得られ
    る入力を、ユーザの入力動作と前記入力動作監視手段に
    より得られる揺れによる動きを含んだユーザの動きとの
    相関関係に基づいて処理することを特徴とする請求項1
    記載の携帯型電子機器の入力装置。
  3. 【請求項3】 前記入力動作監視手段は、ユーザの入力
    動作に伴う揺れによる動きを含んだ動きを監視すること
    を特徴とする請求項1または2記載の携帯型電子機器の
    入力装置。
  4. 【請求項4】 前記処理手段は、前記入力動作監視手段
    により得られる揺れによる動きを含んだユーザの動きで
    所定の制御命令を表すものに基づいて、携帯型電子機器
    の操作を制御することを特徴とする請求項1または2ま
    たは3記載の携帯型電子機器の入力装置。
  5. 【請求項5】 携帯型電子機器において、 ユーザの所定の入力動作による入力を行い、 この入力動作時における揺れによる動きを含んだユーザ
    の動きを監視し、 前記入力を行うステップで得られる入力を、ユーザの入
    力動作と前記監視するステップにより得られる揺れによ
    る動きを含んだユーザの動きとに基づいて処理すること
    を特徴とする携帯型電子機器の入力方法。
  6. 【請求項6】 ユーザの所定の入力動作による入力を可
    能とする入力手段と、 この入力動作時における揺れによる動きを含んだユーザ
    の動きを監視する入力動作監視手段と、 前記入力手段で得られる入力を、ユーザの入力動作と前
    記入力動作監視手段により得られる揺れによる動きを含
    んだユーザの動きとに基づいて処理する処理手段と、 を有することを特徴とする携帯型電子機器。
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