JP6622837B2 - 入力表示装置および入力表示方法 - Google Patents

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本発明は、記入者が入力した箇所に描画情報を表示する入力表示装置および入力表示方法に関する。
近年、教室やオフィスでは、インタラクティブ・ホワイトボード(Interactive Whiteboard)(通称:IWB)を含む電子黒板が使用されている。その電子黒板では、記入者(例えば、教室の場合は先生)がペン先または記入者の指先により文字や絵などの描画情報をボードに入力したときに、その入力箇所に描画情報を周囲の視聴者(例えば、教室の場合は生徒)に向けて表示部に表示する。
一方、記入者は、表示部に表示された描画情報を消去したい場合、アプリケーションのメニューから消去する機能を選択して実行することにより、その描画情報を消去することができる。
しかし、記入者がペン先または指先により入力しているときに、その入力の誤りに気付いた場合、その入力により表示部に表示された描画情報を即座に消去したいことがある。この場合でも、記入者は、アプリケーションのメニューから消去する機能を選択する操作が必要となる。そのため、記入者が入力の誤りに対する描画情報を即座に消去したい場合には、記入者への負担が大きい。
特許文献1、2には、表示部に対する動作モードを、記入者の入力に対して描画情報を表示部に表示する描画モードと、表示部に表示された描画情報を消去する消去モードとを切り替える技術が開示されている。
特許文献1に記載されたタッチパネル入力装置は、記入者が操作子を接触するための表示部と、表示部に対する操作子の接触を接触情報として検出するセンサ部と、センサ部からの接触情報に基づいて、表示部に対する操作子の接触面積を取得するセンサ情報取得部と、操作子の接触面積が閾値以下であるか否かを判定する操作子識別部と、操作子識別部の判定結果に基づいて、表示部に対する動作モードを、操作子としてペンが表示部に接触した描画モード、または、操作子として記入者の指が表示部に接触した消去モードに切り替える操作子処理部と、を具備している。操作子処理部は、判定結果として操作子の接触面積が閾値以下である場合、動作モードを描画モードに設定し、描画モードにおいて、記入者がペンにより入力した接触情報を描画情報として表示部に表示する第1操作子処理部と、判定結果として操作子の接触面積が閾値以下ではない場合、動作モードを消去モードに設定し、消去モードにおいて、記入者が指により入力した接触情報に基づいて描画情報を消去する第2操作子処理部と、を具備している。第2操作子処理部は、消去モードにおいて、表示部に対する記入者の指の接触位置に消しゴムを表示する拡張処理部を具備している。
特許文献2に記載されたペン入力装置は、表示部と、記入者がペンで任意の位置を指示するためのタッチパネルと、表示部に対するペンの接触面積を検出する接触面積検出部と、ペンの接触面積が、ペンに設けられた第1のペン先または第2のペン先であるかを判定するペン先判別部と、ペン先判別部の判定結果に基づいて、表示部に対する動作モードを、第1のペン先が表示部に接触した描画モード、または、第2のペン先が表示部に接触した消去モードに切り替える制御部と、を具備している。制御部は、判定結果としてペンの接触面積が第1のペン先である場合、動作モードを描画モードに設定し、描画モードにおいて、記入者が第1のペン先により入力した情報を描画情報として表示部に表示する第1制御部と、判定結果としてペンの接触面積が第2のペン先である場合、動作モードを消去モードに設定し、消去モードにおいて、記入者が第2のペン先により入力した情報に基づいて描画情報を消去する第2制御部と、を具備している。第1のペン先は、ペンの一端部に設けられている。第2のペン先は、ペンの他端部に設けられ、その太さが第1のペン先よりも太い。
特開2012−252652号公報 特開平7−200133号公報
特許文献1に記載された技術では、上述のように、指示媒体(操作子)がペン先である場合には、表示部に対する動作モードを描画モードに設定し、指示媒体が指先である場合には、表示部に対する動作モードを消去モードに設定している。しかしながら、特許文献1に記載された技術では、記入者が手つきをしながらペン先により入力操作を行なう状況では、対応することができない。ここで、手つきとは、表示部に対して手の腹などが触れる現象である。
また、特許文献1に記載された技術では、指示媒体(操作子)の接触面積が閾値以下ではない場合、動作モードを消去モードに設定する。このため、表示部に不意に指などが触れてしまうような手つきがあった場合には、動作モードが消去モードに設定され、表示部に表示された描画情報が意図せずに消去されてしまう可能性がある。
特許文献2に記載された技術では、上述のように、表示部に対する動作モードを描画モードに設定したい場合には、記入者は、ペンの先端を第1のペン先から第2のペン先に切り替えるように、ペンを持ち替えている。しかしながら、特許文献2に記載された技術でも、記入者が手つきをしながらペン先により入力操作を行なう状況では、対応することができない。
また、特許文献1に記載された技術では、表示部に対する動作モードを描画モードに設定したい場合には、記入者はペンを持ち替えるため、記入者が入力の誤りに対する描画情報を即座に消去したい状況には、対応することができない。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、記入者が入力の誤りに対する描画情報を即座に消去することができる入力表示装置および入力表示方法を提供することを目的とする。
上述した課題に鑑み、本発明の入力表示装置は、
表示部と、
前記表示部に対する記入者からの入力を検知する入力検知部と、
前記記入者からのペン先又は1本の指先による描画入力に応じて描画情報を生成する描画情報生成部と、
前記描画情報を前記表示部に表示する表示制御部と、
前記記入者の前記描画入力が終了してから所定時間内に、前記入力検知部により前記記入者による複数の入力が検知された場合、前記検知された位置に基づく矩形領域を消去対象領域とし、該消去対象領域に重なる描画情報を消去する消去制御部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の入力表示方法は、
表示部と、前記表示部に対する記入者からの入力を検知する入力検知部とを有する装置を用いた入力表示方法であって、
前記記入者からのペン先又は1本の指先による描画入力に応じて描画情報を生成する描画情報生成ステップと、
前記描画情報を前記表示部に表示する表示制御ステップと、
前記記入者の前記描画入力が終了してから所定時間内に、前記入力検知部により前記記入者による複数の入力が検知された場合、前記検知された位置に基づく矩形領域を消去対象領域とし、該消去対象領域に重なる描画情報を消去する消去制御ステップと、
を含むことを特徴とする。
本発明によれば、記入者が入力操作を行なう状況でも対応することができ、記入者が入力の誤りに対する描画情報を即座に消去することができる。
本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1の構成を示す図である。 本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 指示媒体がペン先を表す図である。 指示媒体が記入者の指先を表す図である。 手つきを説明するための図である。 手つきを説明するための図である。 本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1の動作(入力表示処理)を示すフローチャートである。 本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1の動作(入力表示処理)を示すフローチャートである。 図11のステップS113の処理を示すフローチャートである。 図11のステップS113の処理を説明するための図である。 図11のステップS116の処理を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 本発明の第2実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 記入者200が5本の指でタッチした場合において、図11のステップS113の処理を示すフローチャートである。 記入者200が5本の指でタッチしたときの外接矩形領域を示し、図11のステップS113の処理を説明するための図である。 記入者200が2本の指でタッチした場合において、図11のステップS113の処理を示すフローチャートである。 記入者200が2本の指でタッチしたときの外接矩形領域を示し、図11のステップS113の処理を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1の構成を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1の動作(入力表示処理)を示すフローチャートである。 本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1の動作(入力表示処理)を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
[第1実施形態]
図1は、本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1の構成を示す図である。入力表示装置1は、表示装置2と、記憶装置3と、制御装置4とを具備している。
表示装置2は、電子黒板やIWBとして使用される。その表示装置2は、表示部11と、複数のセンサ12とを備えている。
表示部11は、液晶ディスプレイ(LCD;Liquid Crystal Display)である。その表示部11は、地面に対して垂直あるいは垂直に近い状態で設置される。または、テーブルのように、地面に対して水平或いは水平に近い状態で設置される。表示部11は、後述の描画情報を表示するための表示領域20を有する。
センサ12は、表示部11にマトリクス状に配置されている。そのセンサ12は、記入者が指示媒体(ペン先または記入者の指先)を用いて表示部11に対して入力操作を行なったときに、表示部11に対する記入者の入力を検出することができる。
センサ12としては、静電容量センサ、光センサが例示される。静電容量センサは、例えば表示部11上に4096×2160に配置されることにより表示部11にマトリクス状に配置され、所定距離以下に近接した指示媒体(ペン先または記入者の指先)を検出する。座標としては、表示領域20の左上の角を(0、0)とし、右下の角を(4095、2159)として座標が設定され、それぞれの座標に対して容量が検出される。光センサは、表示部11の各画素に内蔵されることにより表示部11にマトリクス状に配置され、表示部11に接触する指示媒体(ペン先または記入者の指先)を検出する。
制御装置4は、センサ駆動部41と、入力座標検知部42と、形状判定部43と、動作モード切替処理部44と、描画情報生成部45と、表示制御部46と、タッチ認識処理部47と、消去モード移行処理部48と、消去制御部49と、これらの構成要素を制御するCPU(図示しない)とを備えている。センサ駆動部41は、複数のセンサ12を駆動する。タッチ認識処理部47は、消去入力処理部47aを備えている。記憶装置3にはコンピュータが実行可能なコンピュータプログラムが格納され、CPUはそのコンピュータプログラムを読み出して実行する。制御装置4の各構成要素については後述する。
図2〜図5は、本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。図6は、指示媒体がペン先を表す図である。図7は、指示媒体が記入者の指先を表す図である。図8及び図9は、手つきを説明するための図である。
図2に示されるように、いま、記入者200が、電子黒板やIWBとして使用される表示部11に対して入力操作を行なっている状態である。この入力操作に基づいて、制御装置4の動作としては、描画入力判定モード、描画モード、消去入力判定モード、消去モードに分けられる。
(描画入力判定モード)
入力座標検知部42は、記入者200がペン先201(図6参照)または指先203(図7参照)により表示部11に対して入力操作を行なったときに、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力する。
形状判定部43は、第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先201または記入者200の指先203を表す描画入力座標情報群「ABCDE」と、その座標により形成される形状が記入者200の手つき202(図6参照)を表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する。
ここで、手つき202とは、表示部11に対して手の腹などが触れる現象である。具体的には、形状判定部43は、例えば、検出された形状の面積の値を第1設定値と比較し、検出された形状の面積の値が第1設定値以下の場合はペン先201または指先203であるものと判定し、検出された形状の面積の値が第1設定値よりも大きい場合は手つき202であるものと判定する。ここで、第1設定値とは、ペン先201または指先203と想定される大きさの上限値である。
検出した形状は、図8に示されるように、X座標の最小値「Xhmin」、最大値「Xhmax」、Y座標の最小値「Yhmin」、最大値「Yhmax」に基づいて、Y軸方向の長さがX軸方向の長さよりも長い場合に縦長と判定し、図9に示されるように、Y軸方向の長さがX軸方向の長さよりも短い場合に横長と判定する。
動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果が描画入力座標情報群を表していない場合、または、手つき入力座標情報群のみを表している場合、表示部11に対する動作モードを描画入力判定モードに再度設定する。例えば、記入者200が表示部11に対して手つき202をしただけの場合、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画入力判定モードに再度設定する。
一方、図2に示されるように、動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果が描画入力座標情報群「ABCDE」と手つき入力座標情報群との両方を表している場合、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき有り描画処理)に設定する。例えば、記入者200が表示部11に対して手つき202をしながらペン先201により入力操作(いわゆる、ペンダウン)を行なっている場合、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき有り描画処理)に設定する。
または、動作モード切替処理部44は、描画入力座標情報群「ABCDE」のみを表している場合、表示部11に対する動作モード(手つき無し描画処理)を描画モードに設定する。例えば、記入者200が表示部11に対して手つき202無しでペン先201または指先203により入力操作(いわゆる、ペンダウン、または、タッチダウン)を行なっている場合、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき無し描画処理)に設定する。
(描画モード)
図2に示されるように、描画情報生成部45は、描画入力座標情報群「ABCDE」に基づいて、記入者200が表示部11に対して手つき202有りでペン先201により入力した情報を表す描画情報100を生成する(手つき有り描画処理)。
または、描画情報生成部45は、描画入力座標情報群「ABCDE」に基づいて、記入者200が表示部11に対して手つき202無しでペン先201または指先203により入力した情報を表す描画情報100を生成する(手つき無し描画処理)。
表示制御部46は、手つき有り描画処理、または、手つき無し描画処理において、表示部11の表示領域20のうちの、描画入力座標情報群「ABCDE」の座標を含む記入表示領域21に描画情報100を表示する。
ここで、記憶装置3は、手書きされた情報、表示方向、グラフ情報等の描画情報を記憶する描画記憶領域と、一時的に描画情報にオーバーラップしてメニューを表示するメニュー操作処理に関する情報を記憶するメニュー記憶領域とを有している。メニュー記憶領域は描画記憶領域とは別レイヤーである。そして、描画情報生成部45は、自身による描画処理に基づいて、表示部11に表示する内容を記憶している記憶装置3の描画記憶領域の内容を更新し、タッチ認識処理部47によるメニュー操作処理に基づいて、表示部11に表示する内容を記憶している記憶装置3のメニュー記憶領域の内容を更新する。
メニューは、表示部11の表示領域20以外の表示領域(図示しない)に表示される。メニューの表示領域は、例えば、表示部11の左端の領域に各種アイコンにより表示される。タッチ認識処理部47は、メニュー操作処理において、記入者200が各種アイコンのうちの選択されたアイコンを手でタッチしたときに、そのアイコンに応じた処理を行なう。本実施形態では、メニュー操作処理の説明については省略する。
図3に示されるように、動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果が描画入力座標情報群と手つき入力座標情報群との両方を表していない場合、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき有り描画処理)から消去入力判定モードに移行する。例えば、記入者200が表示部11に対して手つき202有りでペン先201により入力操作(ペンダウン)を行なっていたが、記入者200がペン先201による入力操作をやめて(いわゆる、ペンアップ)、更に、手つき202もやめた場合、動作モード切替処理部44は、手つき202が認識されなくなったタイミングで、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき有り描画処理)から消去入力判定モードに移行する。
または、動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果が描画入力座標情報群を表していない場合、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき無し描画処理)から消去入力判定モードに移行する。例えば、記入者200が表示部11に対して手つき202無しでペン先201または指先203により入力操作(ペンダウン、または、タッチダウン)を行なっていたが、記入者200がペン先201または指先203による入力操作をやめた場合(いわゆる、ペンアップ、または、タッチアップ)、動作モード切替処理部44は、ペン先201または指先203による入力が認識されなくなったタイミングで、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき無し描画処理)から消去入力判定モードに移行する。
(消去入力判定モード)
タッチ認識処理部47の消去入力処理部47aは、記入者200がペン先201または指先203により表示部11に対する入力操作が終了してから、所定時間内(例えば、1秒以内)に、記入者200が表示部11に対して入力操作を行なったか否かを判定する。
図4に示されるように、タッチ認識処理部47の消去入力処理部47aは、記入者200の入力が終了してから所定時間内に記入者200の入力があった場合、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力する。例えば、記入者200が表示部11に対してペン先201による入力操作をやめて(ペンアップ)、手つき202もやめてから、所定時間内に、記入者200が表示部11に対して手でタッチした場合、第2入力座標情報群を出力する。すなわち、第2入力座標情報群は、複数のセンサ12のうちの、記入者200が手でタッチしたときに検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表している。
図4に示されるように、消去モード移行処理部48は、記入者200の入力が終了してから所定時間内に記入者200の入力があったときに、第2入力座標情報群の座標を含む消去対象領域22が記入表示領域21の少なくとも一部に重なっている場合、表示部11に対する動作モードを消去入力判定モードから消去モードに移行する。消去対象領域22は、記入者200が手でタッチした領域である。
一方、記入者200の入力が終了してから所定時間を超えた場合、消去入力処理部47aは、その旨を動作モード切替処理部44に通知し、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画入力判定モードに設定する。
また、消去対象領域22が記入表示領域21の少なくとも一部に重なっていない場合、その旨を動作モード切替処理部44に通知し、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画入力判定モードに設定する。
(消去モード)
図4に示されるように、消去制御部49は、記入表示領域21に表示された描画情報100のうちの、消去対象領域22に表示された描画情報101を消去する。例えば、図5に示されるように、描画情報100として「ABCDE」が表示された記入表示領域21に対して、描画情報101として「DE」が表示された消去対象領域22が重なっているため、消去制御部49は、描画情報100「ABCDE」のうちの描画情報101「DE」を消去する(消去処理)。消去処理の結果、図5に示されるように、記入表示領域21に表示された描画情報100は「ABC」となる。
図10、図11は、本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1の動作(入力表示処理)を示すフローチャートである。
ここで、本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1の動作としては、上述のように、表示部11の表示領域20に描画情報100を表示する入力表示処理と、一時的に描画情報100にオーバーラップしてメニュー(図示しない)を表示するメニュー表示処理と、が挙げられる。
ここでは、前者の入力表示処理について詳細に説明する。また、指示媒体はペン先201であるものとする。
入力表示処理としては、上述のように、描画入力判定モード(ステップS11)、描画モード(ステップS12)、消去入力判定モード(ステップS13)、消去モード(ステップS14)に分けられる。
(ステップS11;描画入力判定モード)
ステップS101では、入力座標検知部42は、複数のセンサ12により記入者200の入力を検出したか否かを判断する。ここで、入力座標検知部42は、記入者200の入力を検出しない場合(ステップS101−No)、ステップS101を繰り返す。一方、入力座標検知部42は、記入者200の入力を検出した場合(ステップS101−Yes)、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力する。その後、入力表示処理はステップS102へと進む。
ステップS102では、形状判定部43は、第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先201(図6参照)を表す描画入力座標情報群と、その座標により形成される形状が記入者200の手つき202(図6参照)を表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する。描画入力座標情報群、及び、手つき入力座標情報群は1つの入力としてカウントされ、そのカウント値が入力数として判定結果に反映される。
例えば、記入者200の入力としてペン先201だけ検出された場合、判定結果は、入力数として「1」を表し、その内容として「ペン先201(描画入力座標情報群)」を表している。記入者200の入力として手つき202だけ検出された場合、判定結果は、入力数として「1」を表し、その内容として「手つき202(手つき入力座標情報群)」を表している。記入者200の入力としてペン先201と手つき202との両方が検出された場合、判定結果は、入力数として「2」を表し、その内容として、「ペン先201(描画入力座標情報群)」、及び、「手つき202(手つき入力座標情報群)」を表している。その後、入力表示処理はステップS103へと進む。
ステップS103では、形状判定部43は、ペン先201や手つき202の大きさ、すなわち、描画入力座標情報群や手つき入力座標情報群により形成される形状の面積を検出する。この検出(判定)については、図8、図9と同様に、X座標の最小値「Xhmin」、最大値「Xhmax」、Y座標の最小値「Yhmin」、最大値「Yhmax」により表される。その後、入力表示処理はステップS104へと進む。
ステップS104では、動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果の入力数が「1」であるか否かを判断する。判定結果の入力数が「1」である場合(ステップS104−Yes)にはステップS109へと進む。判定結果の入力数が「1」ではない場合(ステップS104−No)にはステップS105へと進む。
ステップS105では、動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果の入力数が「2」であるか否かを判断する。判定結果の入力数が「2」である場合(ステップS105−Yes)にはステップS106へと進む。判定結果の入力数が「2」ではない場合(ステップS105−No)、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画入力判定モードに再度設定する。この場合、入力表示処理はステップS101に戻る。
ステップS106では、動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果の内容が「ペン先201(描画入力座標情報群)」及び「手つき202(手つき入力座標情報群)」であるか否かを判断する。判定結果の内容が「ペン先201(描画入力座標情報群)」及び「手つき202(手つき入力座標情報群)」ではない場合(ステップS106−No)、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画入力判定モードに再度設定する。この場合、入力表示処理はステップS101に戻る。判定結果の内容が「ペン先201(描画入力座標情報群)」及び「手つき202(手つき入力座標情報群)」である場合(ステップS106−Yes)、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画モード(ステップS12)の手つき有り描画処理に設定する。この場合、入力表示処理はステップS107へと進む。
ステップS109では、動作モード切替処理部44は、形状判定部43の判定結果の内容が「手つき202(手つき入力座標情報群)」であるか否かを判断する。判定結果の内容が「手つき202(手つき入力座標情報群)」である場合(ステップS109−Yes)、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画入力判定モードに再度設定する。この場合、入力表示処理はステップS101に戻る。判定結果の内容が「手つき202(手つき入力座標情報群)」ではない場合(ステップS109−No)、動作モード切替処理部44は、表示部11に対する動作モードを描画モード(ステップS12)の手つき無し描画処理に設定する。この場合、入力表示処理はステップS110へと進む。
(ステップS12;描画モード)
ステップS107では、描画情報生成部45は、描画入力座標情報群「ABCDE」(図2参照)に基づいて、記入者200が表示部11に対して手つき202有りでペン先201(ペンダウン)により入力した情報を表す描画情報100を生成する(手つき有り描画処理)。表示制御部46は、手つき有り描画処理において、表示部11の表示領域20のうちの、描画入力座標情報群「ABCDE」の座標を含む記入表示領域21に描画情報100を表示する。記入者200がペン先201による入力操作をやめて(ペンアップ)、更に、手つき202もやめるまで(ステップS108−No)、ステップS107(手つき有り描画処理)は継続する。
ステップS108では、動作モード切替処理部44は、描画モード(手つき有り描画処理)において、形状判定部43の判定結果の内容が「ペン先201(描画入力座標情報群)」及び「手つき202(手つき入力座標情報群)」ではない場合、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき有り描画処理)から消去入力判定モードに移行する。すなわち、記入者200がペン先201による入力操作をやめて(ペンアップ)、更に、手つき202もやめた場合(図3参照)、動作モード切替処理部44は、手つき202が認識されなくなったタイミングで、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき有り描画処理)から消去入力判定モード(ステップS13)に移行する。その後、入力表示処理はステップS112へと進む。
ステップS110では、描画情報生成部45は、描画入力座標情報群「ABCDE」(図2参照)に基づいて、記入者200が表示部11に対して手つき202無しでペン先201(ペンダウン)により入力した情報を表す描画情報100を生成する(手つき無し描画処理)。表示制御部46は、手つき無し描画処理において、表示部11の表示領域20のうちの、描画入力座標情報群「ABCDE」の座標を含む記入表示領域21に描画情報100を表示する。記入者200がペン先201による入力操作をやめるまで(ペンアップするまで)(ステップS111−No)、ステップS110(手つき無し描画処理)は継続する。
ステップS111では、動作モード切替処理部44は、描画モード(手つき無し描画処理)において、形状判定部43の判定結果の内容が「ペン先201(描画入力座標情報群)」ではない場合、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき無し描画処理)から消去入力判定モードに移行する。すなわち、記入者200がペン先201による入力操作をやめた場合(ペンアップ)(図3参照)、動作モード切替処理部44は、ペン先201が認識されなくなったタイミングで、表示部11に対する動作モードを描画モード(手つき無し描画処理)から消去入力判定モード(ステップS13)に移行する。その後、入力表示処理はステップS112へと進む。
(ステップS13;消去入力判定モード)
ステップS112では、タッチ認識処理部47の消去入力処理部47aは、記入者200による入力が終了したため、記入者200がペン先201により表示部11に対する入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が表示部11に対して手でタッチしたか否かを判定する。ここで、所定時間内に記入者200の入力が無い場合(ステップS112−No)、入力表示処理は終了する。一方、所定時間内に記入者200が表示部11に対して手でタッチした場合(図4参照)(ステップS112−Yes)、消去対象の可能性があるため、消去入力処理部47aは、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力する。この場合、入力表示処理はステップS113へと進む。
ステップS113では、消去モード移行処理部48は、第2入力座標情報群の座標を含む消去対象領域22が直近の入力(記入表示領域21)の少なくとも一部に重なっているか否かを判定する。ここで、消去対象領域22が直近の記入表示領域21に重なっていない場合、入力表示処理は終了する。一方、消去対象領域22が直近の記入表示領域21に重なっている場合(ステップS113−Yes)、消去モード移行処理部48は、直近に入力された該当箇所を消去する入力と判定し、消去モードをオンする(ステップS114)。すなわち、表示部11に対する動作モードを消去入力判定モードから消去モード(ステップS14)に移行する。この場合、入力表示処理はステップS115へと進む。
ステップS113における直近の入力(記入表示領域21)との重なり判定については後述する。
(ステップS14;消去モード)
ステップS115では、消去制御部49は、入力誤りに対する消去を想定して、消去する入力(第2入力座標情報群)に対して第1のIDを付与する。ここで、消去制御部49は、最初にステップS115へ進んだときに入力(第2入力座標情報群)に対して第1のIDを付与する。この場合、入力表示処理はステップS116へと進む。継続して同じID(第1のID)で入力(第2入力座標情報群)が有る場合は、消去処理がまだ完了していないため、ステップS116へと進む。一方、消去制御部49は、第1のIDとは異なるID(第2のID)で入力(第2入力座標情報群)が有る場合は、消去処理が完了したため、ステップS118へと進む。
ステップS116では、消去制御部49は、入力(第2入力座標情報群)に対する大きさを検出する。入力誤りに対する消去を考えた場合、消去対象は、最も直近で入力が行われた付近が有力候補となる。そのため、1画面分のデータを全て探索する必要はない。そこで、消去制御部49は、直近の入力座標から所定領域を消去対象領域22として絞り込む。その後、入力表示処理はステップS117へと進む。
ステップS116における入力(第2入力座標情報群)に対する消去対象領域22の絞り込みについては後述する。
ステップS117では、消去制御部49は、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22に表示された描画情報101「DE」を消去する(消去処理)。ここで、消去制御部49は、消去処理がまだ完了していない場合、入力(第2入力座標情報群)に対するIDを継続したまま、入力表示処理はステップS115に戻る。一方、消去制御部49は、消去処理が完了した場合、入力(第2入力座標情報群)に対して第2のIDを付与し、入力表示処理はステップS115に戻る。
ステップS118では、消去制御部49は、消去モードをオフし、表示部11に対する動作モードを消去モードから消去入力判定モード(ステップS11)に移行する。この場合、入力表示処理は終了する。
なお、消去入力判定モード(ステップS13)において、所定時間内に他の入力がある場合(ステップS112−No)、または、直近の記入表示領域21に他の入力が重なっていない場合(ステップS113−No)は、入力表示処理を終了後、描画入力判定モード(ステップS11)に戻る。
次に、ステップS113における直近の入力(記入表示領域21)との重なり判定について説明する。
図12は、図11のステップS113の処理を示すフローチャートである。図13は、図11のステップS113の処理を説明するための図である。
図13に示されるように、例えば、描画情報100「ABCDE」が表示された記入表示領域21のうちの、描画情報102「CDE」が表示された直近の記入表示領域(以下、直近記入表示領域21a)に対して、記入者200がペン先201による入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が手でタッチしたときに、タッチ認識処理部47の消去入力処理部47aは、記入者200のタッチに応じて第2入力座標情報群を出力したものとする。このとき、動作モード切替処理部44は、全てのタッチ座標(第2入力座標情報群)を検出する(ステップS1131)。
次に、動作モード切替処理部44は、直近記入表示領域21aの描画入力座標情報群「CDE」に対して、表示部11に表示する内容を記憶している記憶装置3の描画記憶領域からX座標の最小値「RecMinX」、最大値「RecMaxX」、Y座標の最小値「RecMinY」、最大値「RecMaxY」を検出する。また、動作モード切替処理部44は、全てのタッチ座標(第2入力座標情報群)に対して、X座標の最小値「MinX」、最大値「MaxX」、Y座標の最小値「MinY」、最大値「MaxY」を検出する(ステップS1132)。
次に、動作モード切替処理部44は、所定時間内のタッチ座標(第2入力座標情報群)を含む領域であるタッチ領域23が直近記入表示領域21aの少なくとも一部に重なっているか否かを判定する(ステップS1133)。
ここで、条件として、RecMinX≦MinX≦RecMaxX、かつ、RecMinY≦MinY≦RecMaxY、または、RecMinX≦MaxX≦RecMaxX、かつ、RecMinY≦MaxY≦RecMaxYであれば、所定時間内のタッチ領域23と直近記入表示領域21aは重なりあう(ステップS1133−Yes)。すなわち、ステップS113の処理において、S113−Yesとなる。この場合、動作モード切替処理部44は、タッチ領域23を消去対象領域22とし、消去モードをオンする(ステップS114)。
一方、上記以外の条件では、所定時間内のタッチ領域23と直近記入表示領域21aは重なりあわない(ステップS1133−No)。すなわち、ステップS113の処理において、S113−Noとなる。
次に、ステップS116における入力(第2入力座標情報群)に対する消去対象領域22の絞り込みについて説明する。
図14は、図11のステップS116の処理を説明するための図である。
例えば、描画情報100「ABCDE」が表示された記入表示領域21のうちの、描画情報102「CDE」が表示された直近記入表示領域21aに対して、記入者200がペン先201による入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が記入表示領域21の少なくとも一部に手でタッチしたときに、動作モード切替処理部44は、記入者200のタッチに応じて消去対象領域22を検出したものとする(図13参照)。
消去制御部49は、直近記入表示領域21aに対する描画入力座標情報群「CDE」の座標のうちの直近の入力座標(以下、直近入力座標24)を始点とする設定領域(設定画素分)をタッチ検出領域(以下、絞込消去対象領域22a)とし、消去対象領域22の絞り込みを行なう。この場合、現実的には、ディスプレイサイズの1/4以上離れたところを消去するとは考えづらいため、例えば、直近の入力座標に対して、設定画素は、X方向に480画素(1920画素の1/4)、Y方向に270画素(1080画素の1/4)であるものとする。この設定画素分を消去モード時のタッチ検出領域(絞込消去対象領域22a)として設定することにより、システムとしての処理負荷の軽減と、処理追従性を損なわない構成とすることができる。
図14に示されるように、消去制御部49は、直近記入表示領域21aに対する描画入力座標情報群「CDE」の座標のうちの、直近入力座標24を始点とする設定領域「DE」をタッチ検出領域(絞込消去対象領域22a)とし、消去対象領域22の絞り込みを行なう。消去制御部49は、絞込消去対象領域22aに表示された描画情報101「DE」を消去する。消去処理の結果、記入表示領域21に表示された描画情報100は「ABC」となる。
以上の説明により、本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1では、入力座標検知部42は、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力する(図10のS101−Yes)。形状判定部43は、第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先201または記入者200の指先203を表す描画入力座標情報群「ABCDE」と、その座標により形成される形状が記入者200の手つき202を表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する(図10のS102〜S106、S109)。描画情報生成部45は、形状判定部43の判定結果が少なくとも描画入力座標情報群「ABCDE」を表している場合(図10のS106−Yes)(図10のS109−No)、描画入力座標情報群「ABCDE」に基づいて、表示部11に対して記入者200により入力された情報を表す描画情報100を生成する(図10のS107)(図10のS110)。表示制御部46は、表示部11の表示領域20のうちの、描画入力座標情報群「ABCDE」の座標を含む記入表示領域21に描画情報100を表示する(図10のS107)(図10のS110)。消去入力処理部47aは、記入者200の入力が終了してから所定時間内に記入者200の入力がある場合(図11のS112−Yes)、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力する。消去制御部49は、第2入力座標情報群の座標を含む消去対象領域22が記入表示領域21の少なくとも一部に重なっている場合(図11のS113−Yes)、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22に表示された描画情報101「DE」を消去する(図11のS115〜S118)。
このように、本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1では、記入者200が表示部11の記入表示領域21に対して手つき202有りでペン先201または指先203による入力操作を行なった場合、その入力操作により描画情報が表示部11の記入表示領域21に表示される。そこで、記入者200は、その入力操作に対して誤りに気付いた場合、その入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が手でタッチすることによる入力操作を行なう。このとき、所定時間内の入力操作に対する消去対象領域22が記入表示領域21の少なくとも一部に重なっている場合、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22に表示された描画情報101「DE」を消去する。このため、本発明の第1実施形態に係る入力表示装置1によれば、記入者200が手つき202をしながら入力操作を行なう状況でも対応することができ、記入者200が入力の誤りに対する描画情報101「DE」を即座に消去することができる。
[第2実施形態]
図11は、本発明の第2実施形態に係る入力表示装置1の構成を示す図である。第2実施形態では第1実施形態からの変更点のみ説明する。
図15、図16は、本発明の第2実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。
図15に示されるように、記入者200が表示部11に対して指先203により入力操作(タッチダウン)を行なっているものとする。次に、図16に示されるように、記入者200が表示部11に対して指先203により入力操作(タッチダウン)を行なっていたが、記入者200が指先203による入力操作をやめてから(タッチアップ)、所定時間内に、記入者200が表示部11に対して複数本の指でタッチしたものとする。この場合、消去対象領域22は、記入表示領域21のうちの、記入者200が複数本の指でタッチしたときの外接矩形領域である。消去処理では、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22(外接矩形領域)に表示された描画情報103「E」が消去される(図16を参照)。
図17は、記入者200が5本の指でタッチした場合において、図11のステップS113の処理を示すフローチャートである。図18は、記入者200が5本の指でタッチしたときの外接矩形領域を示し、図11のステップS113の処理を説明するための図である。
図18に示されるように、例えば、描画情報100「ABCDE」が表示された記入表示領域21のうちの、描画情報102「CDE」が表示された直近記入表示領域21aに対して、記入者200が指先203による入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が5本の指でタッチしたときに、タッチ認識処理部47の消去入力処理部47aは、記入者200のタッチに応じて第2入力座標情報群を出力したものとする。このとき、動作モード切替処理部44は、5本の指により各々が隣接しない5個のタッチ座標(第2入力座標情報群)を検出する(ステップS1131)。
次に、動作モード切替処理部44は、直近記入表示領域21aの描画入力座標情報群「ABCDE」に対して、表示部11に表示する内容を記憶している記憶装置3の描画記憶領域からX座標の最小値「RecMinX」、最大値「RecMaxX」、Y座標の最小値「RecMinY」、最大値「RecMaxY」を検出する。また、動作モード切替処理部44は、5個のタッチ座標(第2入力座標情報群)に対して、X座標の最小値「MinX」、最大値「MaxX」、Y座標の最小値「MinY」、最大値「MaxY」を検出する(ステップS1132)。
次に、動作モード切替処理部44は、X座標の最小値「MinX」、最大値「MaxX」、Y座標の最小値「MinY」、最大値「MaxY」に基づいて、5本の指で構成される外接矩形領域を検出する。すなわち、X座標の最小値「MinX」、最大値「MaxX」、Y座標の最小値「MinY」、最大値「MaxY」で構成される外接矩形領域25を検出する(ステップS1134)。
次に、動作モード切替処理部44は、所定時間内の外接矩形領域25が直近記入表示領域21aの少なくとも一部に重なっているか否かを判定する(ステップS1133)。
ここで、条件として、RecMinX≦MinX≦RecMaxX、かつ、RecMinY≦MinY≦RecMaxY、または、RecMinX≦MaxX≦RecMaxX、かつ、RecMinY≦MaxY≦RecMaxYであれば、所定時間内の外接矩形領域25と直近記入表示領域21aは重なりあう(ステップS1133−Yes)。すなわち、ステップS113の処理において、S113−Yesとなる。この場合、動作モード切替処理部44は、外接矩形領域25を消去対象領域22とし、消去モードをオンする(ステップS114)。
消去モード(消去処理)において、消去制御部49は、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22(外接矩形領域25)に表示された描画情報103「E」を消去する(図18を参照)。消去処理の結果、記入表示領域21に表示された描画情報100は「ABCD」となる。
一方、上記以外の条件では、所定時間内の外接矩形領域25と直近記入表示領域21aは重なりあわない(ステップS1133−No)。すなわち、ステップS113の処理において、S113−Noとなる。
図19は、記入者200が2本の指でタッチした場合において、図11のステップS113の処理を示すフローチャートである。図20は、記入者200が2本の指でタッチしたときの外接矩形領域を示し、図11のステップS113の処理を説明するための図である。
図20に示されるように、例えば、描画情報100「ABCDE」が表示された記入表示領域21のうちの、描画情報102「CDE」が表示された直近記入表示領域21aに対して、記入者200が指先203による入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が2本の指でタッチしたときに、タッチ認識処理部47の消去入力処理部47aは、記入者200のタッチに応じて第2入力座標情報群を出力したものとする。このとき、動作モード切替処理部44は、2本の指により各々が隣接しない2個のタッチ座標(第2入力座標情報群)を検出する(ステップS1131)。
次に、動作モード切替処理部44は、直近記入表示領域21aの描画入力座標情報群「ABCDE」に対して、表示部11に表示する内容を記憶している記憶装置3の描画記憶領域からX座標の最小値「RecMinX」、最大値「RecMaxX」、Y座標の最小値「RecMinY」、最大値「RecMaxY」を検出する。また、動作モード切替処理部44は、2個のタッチ座標(第2入力座標情報群)に対して、X座標の最小値「MinX」、最大値「MaxX」、Y座標の最小値「MinY」、最大値「MaxY」を検出する(ステップS1132)。
次に、動作モード切替処理部44は、X座標の最小値「MinX」、最大値「MaxX」、Y座標の最小値「MinY」、最大値「MaxY」に基づいて、2本の指で構成される外接矩形領域を検出する。すなわち、X座標の最小値「MinX」、最大値「MaxX」、Y座標の最小値「MinY」、最大値「MaxY」で構成される外接矩形領域26を検出する(ステップS1135)。
次に、動作モード切替処理部44は、所定時間内の外接矩形領域26が直近記入表示領域21aの少なくとも一部に重なっているか否かを判定する(ステップS1133)。
ここで、条件として、RecMinX≦MinX≦RecMaxX、かつ、RecMinY≦MinY≦RecMaxY、または、RecMinX≦MaxX≦RecMaxX、かつ、RecMinY≦MaxY≦RecMaxYであれば、所定時間内の外接矩形領域26と直近記入表示領域21aは重なりあう(ステップS1133−Yes)。すなわち、ステップS113の処理において、S113−Yesとなる。この場合、動作モード切替処理部44は、外接矩形領域26を消去対象領域22とし、消去モードをオンする(ステップS114)。
消去モード(消去処理)において、消去制御部49は、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22(外接矩形領域26)に表示された描画情報103「E」を消去する(図20を参照)。消去処理の結果、記入表示領域21に表示された描画情報100は「ABCD」となる。
一方、上記以外の条件では、所定時間内の外接矩形領域26と直近記入表示領域21aは重なりあわない(ステップS1133−No)。すなわち、ステップS113の処理において、S113−Noとなる。
以上の説明により、本発明の第2実施形態に係る入力表示装置1では、消去対象領域22は、記入表示領域21のうちの、記入者200が複数本の指でタッチしたときの外接矩形領域25、26である。消去制御部49は、消去対象領域22が記入表示領域21の少なくとも一部に重なっている場合(図11のS113−Yes)、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22に表示された描画情報103「E」を消去する(図11のS115〜S118)。
このように、本発明の第2実施形態に係る入力表示装置1では、記入者200が表示部11の記入表示領域21に対して手つき202有りでペン先201または指先203による入力操作を行なった場合、その入力操作により描画情報が表示部11の記入表示領域21に表示される。そこで、記入者200は、その入力操作に対して誤りに気付いた場合、その入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が手でタッチすることによる入力操作を行なう。このとき、所定時間内の入力操作に対する消去対象領域22が記入表示領域21の少なくとも一部に重なっている場合、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去対象領域22に表示された描画情報103「E」を消去する。このため、本発明の第2実施形態に係る入力表示装置1によれば、記入者200が手つき202をしながら入力操作を行なう状況でも対応することができ、記入者200が入力の誤りに対する描画情報103「E」を即座に消去することができる。
[第3実施形態]
図15は、本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1の構成を示す図である。第3実施形態では第1実施形態、第2実施形態からの変更点のみ説明する。
図21は、本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1の構成を示す図である。
制御装置4は、形状判定部43に代えて、第1形状判定部51と、第2形状判定部52とを備えている。これらの構成要素については後述する。
図22、図23は、本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1を説明するための図である。
図22に示されるように、記入者200が表示部11に対して手つき202有りでペン先201により入力操作(ペンダウン)を行なっているものとする。次に、図23に示されるように、記入者200が表示部11に対して手つき202有りでペン先201により入力操作(ペンダウン)を行なっていたが、記入者200がペン先201による入力操作をやめて(ペンアップ)、更に、手つき202もやめてから、所定時間内に、記入者200が表示部11に対して手つき202無しでペン先201または指先203(図23では指先203)により入力操作(ペンダウン、または、タッチダウン)を行なったものとする。本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1では、記入者200が表示部11に対して手つき202無しで入力操作を行なった場合に、消去モードに移行する。
図24、図25は、本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1の動作(入力表示処理)を示すフローチャートである。
入力表示処理としては、第1実施形態と同様に、描画入力判定モード(ステップS11)、描画モード(ステップS12)、消去入力判定モード(ステップS13)、消去モード(ステップS14)に分けられる。
(ステップS11;描画入力判定モード)
第3実施形態では、第1実施形態と同じステップS101〜S106が実行される。ここで、第1形状判定部51は、第1実施形態における形状判定部43と同じ機能である。第3実施形態では、判定結果の入力数が「1」である場合(ステップS104−Yes)にステップS101に戻ることが第1実施形態と異なる。したがって、第3実施形態では、第1実施形態におけるステップS109の処理が実行されない。
(ステップS12;描画モード)
第3実施形態では、第1実施形態と同じステップS107〜S108が実行される。第3実施形態では、第1実施形態におけるステップS109の処理が実行されないため、第1実施形態におけるステップS110、S111の処理が実行されない。
(ステップS13;消去入力判定モード)
ステップS112では、タッチ認識処理部47の消去入力処理部47aは、記入者200による入力が終了したため、記入者200が表示部11に対して手つき202有りでペン先201による入力操作(ペンダウン)が終了してから、所定時間内に、記入者200が表示部11に対して手つき202無しでペン先201または指先203による入力操作(ペンダウン、または、タッチダウン)を行なったか否かを判定する。ここで、所定時間内に記入者200の入力が無い場合(ステップS112−No)、入力表示処理は終了する。一方、所定時間内に記入者200が表示部11に対して手つき202無しでペン先201または指先203による入力操作(ペンダウン、または、タッチダウン)を行なった場合(図23参照)(ステップS112−Yes)、消去対象の可能性があるため、消去入力処理部47aは、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力する。この場合、入力表示処理はステップS301へと進む。
ステップS301では、第2形状判定部52は、第2入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先201または指先203(図23参照)を表す消去入力座標情報群と、その座標により形成される形状が記入者200の手つき202を表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する。消去入力座標情報群、及び、手つき入力座標情報群は1つの入力としてカウントされ、そのカウント値が入力数として判定結果に反映される。
例えば、記入者200の入力として指先203だけ検出された場合、判定結果は、入力数として「1」を表し、その内容として「指先203(消去入力座標情報群)」を表している。記入者200の入力として手つき202だけ検出された場合、判定結果は、入力数として「1」を表し、その内容として「手つき202(手つき入力座標情報群)」を表している。記入者200の入力として指先203と手つき202との両方が検出された場合、判定結果は、入力数として「2」を表し、その内容として、「指先203(消去入力座標情報群)」、及び、「手つき202(手つき入力座標情報群)」を表している。その後、入力表示処理はステップS302へと進む。
ステップS302では、第2形状判定部52は、指先203や手つき202の大きさ、すなわち、消去入力座標情報群や手つき入力座標情報群により形成される形状の面積を検出する。この検出(判定)については、図8、図9と同様に、X座標の最小値「Xhmin」、最大値「Xhmax」、Y座標の最小値「Yhmin」、最大値「Yhmax」により表される。その後、入力表示処理はステップS303へと進む。
ステップS303では、消去モード移行処理部48は、第2形状判定部52の判定結果の入力数が「1」であるか否かを判断する。判定結果の入力数が「1」である場合(ステップS303−Yes)にはステップS304へと進む。判定結果の入力数が「1」ではない場合(ステップS303−No)、入力表示処理は終了する。
ステップS304では、消去モード移行処理部48は、第2形状判定部52の判定結果の内容が「手つき202(手つき入力座標情報群)」を表さずに、「指先203(消去入力座標情報群)」のみ表しているか否かを判断する。判定結果の内容が「手つき202(手つき入力座標情報群)」を表している場合(ステップS304−Yes)、入力表示処理は終了する。判定結果の内容が「手つき202(手つき入力座標情報群)」を表さずに、「指先203(消去入力座標情報群)」のみ表している場合(ステップS304−No)、消去モード移行処理部48は、直近に入力された該当箇所を消去する入力と判定し、消去モードをオンする(ステップS114)。すなわち、表示部11に対する動作モードを消去入力判定モードから消去モード(ステップS14)に移行する。この場合、入力表示処理はステップS115へと進む。
(ステップS14;消去モード)
第3実施形態では、第1実施形態と同じステップS115〜S118が実行される。この場合、消去制御部49は、消去処理として、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去入力座標情報群の座標を含む消去対象領域22に表示された描画情報103「E」を消去する(図23を参照)。消去処理の結果、記入表示領域21に表示された描画情報100は「ABCD」となる。
以上の説明により、本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1では、入力座標検知部42は、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力する(図24のS101−Yes)。第1形状判定部51は、第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先201または記入者200の指先203を表す描画入力座標情報群「ABCDE」と、その座標により形成される形状が記入者200の手つき202を表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する(図24のS102〜S106)。描画情報生成部45は、第1形状判定部51の判定結果が描画入力座標情報群「ABCDE」と手つき入力座標情報群との両方を表している場合(図24のS106−Yes)、描画入力座標情報群「ABCDE」に基づいて、表示部11に対して記入者200により入力された情報を表す描画情報100を生成する(図24のS107)。表示制御部46は、表示部11の表示領域20のうちの、描画入力座標情報群「ABCDE」の座標を含む記入表示領域21に描画情報100を表示する(図24のS107)。消去入力処理部47aは、記入者200の入力が終了してから所定時間内に記入者200の入力がある場合(図25のS112−Yes)、複数のセンサ12のうちの、記入者200の入力を検出したセンサ群12の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力する。第2形状判定部52は、第2入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先201または記入者200の指先203を表す消去入力座標情報群と、手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する(図25のS301〜S304)。消去制御部49は、第2形状判定部52の判定結果が手つき入力座標情報群を表さずに消去入力座標情報群のみ表している場合(図25のS304−No)、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、消去入力座標情報群の座標を含む消去対象領域27に表示された描画情報103「E」を消去する(図25のS115〜S118)。
このように、本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1では、記入者200が表示部11の記入表示領域21に対して手つき202有りでペン先201または指先203による入力操作を行なった場合、その入力操作により描画情報が表示部11の記入表示領域21に表示される。そこで、記入者200は、その入力操作に対して誤りに気付いた場合、その入力操作が終了してから、所定時間内に、記入者200が表示部11の記入表示領域21に対して手つき202無しでペン先201または指先203による入力操作を行なう。この場合、記入表示領域21に表示された描画情報100「ABCDE」のうちの、所定時間内の入力操作に対する消去対象領域22に表示された描画情報103「E」を消去する。このため、本発明の第3実施形態に係る入力表示装置1によれば、記入者200が手つき202をしながら入力操作を行なう状況でも対応することができ、記入者200が入力の誤りに対する描画情報103「E」を即座に消去することができる。
以上のように、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能である。すなわち、請求項に示した範囲で適宜変更した技術的手段を組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
また、上述した実施形態において、第1の要旨では、入力表示装置は、表示部と、前記表示部に複数配置されたセンサと、前記複数のセンサのうちの、記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力する入力座標検知部と、前記第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先または前記記入者の指先を表す描画入力座標情報群と、その座標により形成される形状が前記記入者の手つきを表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する形状判定部と、前記形状判定部の判定結果が少なくとも前記描画入力座標情報群を表している場合、前記描画入力座標情報群に基づいて、前記表示部に対して前記記入者により入力された情報を表す描画情報を生成する描画情報生成部と、前記表示部の表示領域のうちの、前記描画入力座標情報群の座標を含む記入表示領域に前記描画情報を表示する表示制御部と、前記記入者の入力が終了してから所定時間内に前記記入者の入力がある場合、前記複数のセンサのうちの、前記記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力する消去入力処理部と、前記第2入力座標情報群の座標を含む消去対象領域が前記記入表示領域の少なくとも一部に重なっている場合、前記記入表示領域に表示された前記描画情報のうちの、前記消去対象領域に表示された描画情報を消去する消去制御部と、を具備することを特徴としてもよい。
本実施形態の第2の要旨では、第1の要旨に記載の入力表示装置において、前記第2入力座標情報群は、前記複数のセンサのうちの、前記記入者が手でタッチしたときに検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表し、前記消去対象領域は、前記記入者が手でタッチした領域であることを特徴としてもよい。
本実施形態の第3の要旨では、第1の要旨または第2の要旨に記載の入力表示装置において、前記消去制御部は、前記記入表示領域に表示された前記描画情報の座標のうちの、直近の入力座標を始点とする設定領域を前記消去対象領域とし、前記消去対象領域に表示された描画情報を消去することを特徴としてもよい。
本実施形態の第4の要旨では、第2の要旨に記載の入力表示装置において、前記消去対象領域は、前記記入表示領域のうちの、前記記入者が複数本の指でタッチしたときの外接矩形領域であることを特徴としてもよい。
本実施形態の第5の要旨では、入力表示装置は、表示部と、前記表示部に複数配置されたセンサと、前記複数のセンサのうちの、記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力する入力座標検知部と、前記第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先または前記記入者の指先を表す描画入力座標情報群と、その座標により形成される形状が前記記入者の手つきを表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する第1形状判定部と、前記第1形状判定部の判定結果が前記描画入力座標情報群と前記手つき入力座標情報群との両方を表している場合、前記描画入力座標情報群に基づいて、前記表示部に対して前記記入者により入力された情報を表す描画情報を生成する描画情報生成部と、前記表示部の表示領域のうちの、前記描画入力座標情報群の座標を含む記入表示領域に前記描画情報を表示する表示制御部と、前記記入者の入力が終了してから所定時間内に前記記入者の入力がある場合、前記複数のセンサのうちの、前記記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力する消去入力処理部と、前記第2入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先または前記記入者の指先を表す消去入力座標情報群と、前記手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力する第2形状判定部と、前記第2形状判定部の判定結果が前記手つき入力座標情報群を表さずに前記消去入力座標情報群のみ表している場合、前記記入表示領域に表示された前記描画情報のうちの、前記消去入力座標情報群の座標を含む消去対象領域に表示された描画情報を消去する消去制御部と、を具備することを特徴としてもよい。
本実施形態の第6の要旨では、表示部と前記表示部に複数配置されたセンサとを有する装置を用いた入力表示方法であって、前記複数のセンサのうちの、記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力するステップと、前記第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先または前記記入者の指先を表す描画入力座標情報群と、その座標により形成される形状が前記記入者の手つきを表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す判定結果を出力するステップと、前記判定結果が少なくとも前記描画入力座標情報群を表している場合、前記描画入力座標情報群に基づいて、前記表示部に対して前記記入者により入力された情報を表す描画情報を生成するステップと、前記表示部の表示領域のうちの、前記描画入力座標情報群の座標を含む記入表示領域に前記描画情報を表示するステップと、前記記入者の入力が終了してから所定時間内に前記記入者の入力がある場合、前記複数のセンサのうちの、前記記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力するステップと、前記第2入力座標情報群の座標を含む消去対象領域が前記記入表示領域の少なくとも一部に重なっている場合、前記記入表示領域に表示された前記描画情報のうちの、前記消去対象領域に表示された描画情報を消去するステップと、を具備することを特徴としてもよい。
本実施形態の第7の要旨では、表示部と前記表示部に複数配置されたセンサとを有する装置を用いた入力表示方法であって、前記複数のセンサのうちの、記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第1入力座標情報群を出力するステップと、前記第1入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先または前記記入者の指先を表す描画入力座標情報群と、その座標により形成される形状が前記記入者の手つきを表す手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す第1判定結果を出力するステップと、前記第1判定結果が前記描画入力座標情報群と前記手つき入力座標情報群との両方を表している場合、前記描画入力座標情報群に基づいて、前記表示部に対して前記記入者により入力された情報を表す描画情報を生成するステップと、前記表示部の表示領域のうちの、前記描画入力座標情報群の座標を含む記入表示領域に前記描画情報を表示するステップと、前記記入者の入力が終了してから所定時間内に前記記入者の入力がある場合、前記複数のセンサのうちの、前記記入者の入力を検出したセンサ群の位置の座標をそれぞれ表す第2入力座標情報群を出力するステップと、前記第2入力座標情報群の中から、その座標により形成される形状がペン先または前記記入者の指先を表す消去入力座標情報群と、前記手つき入力座標情報群とを判定し、それらを表す第2判定結果を出力するステップと、前記第2判定結果が前記手つき入力座標情報群を表さずに前記消去入力座標情報群のみ表している場合、前記記入表示領域に表示された前記描画情報のうちの、前記消去入力座標情報群の座標を含む消去対象領域に表示された描画情報を消去するステップと、を具備することを特徴としてもよい。
1 … 入力表示装置、
2 … 表示装置、
3 … 記憶装置、
4 … 制御装置、
11 … 表示部(液晶パネル)、
12 … センサ、
20 … 表示領域、
21 … 記入表示領域、
21a … 直近記入表示領域、
22 … 消去対象領域、
22a … 絞込消去対象領域
23 … タッチ領域、
24 … 直近入力座標、
25 … 外接矩形領域、
26 … 外接矩形領域、
27 … 消去対象領域、
41 … センサ駆動部、
42 … 入力座標検知部、
43 … 形状判定部、
44 … 動作モード切替処理部、
45 … 描画情報生成部、
46 … 表示制御部、
47 … タッチ認識処理部、
47a … 消去入力処理部、
48 … 消去モード移行処理部、
49 … 消去制御部、
51 … 第1形状判定部、
52 … 第2形状判定部、
100 … 描画情報、
101 … 描画情報、
102 … 描画情報、
103 … 描画情報、
200 … 記入者、
201 … ペン先、
202 … 手つき、
203 … 指先

Claims (6)

  1. 表示部と、
    前記表示部に対する記入者からの入力を検知する入力検知部と、
    前記記入者からのペン先又は1本の指先による描画入力に応じて描画情報を生成する描画情報生成部と、
    前記描画情報を前記表示部に表示する表示制御部と、
    前記記入者の前記描画入力が終了してから所定時間内に、前記入力検知部により前記記入者による複数本の指による入力が検知された場合、前記検知された位置に基づく矩形領域を消去対象領域とし、該消去対象領域に重なる描画情報を消去する消去制御部と、
    を備えることを特徴とする入力表示装置。
  2. 前記入力表示装置は、
    前記記入者の前記描画入力が終了してから所定時間内に、前記入力検知部により前記記入者による複数本の指による入力が検知された場合、前記入力のX座標及びY座標に対して、最小値、最大値をそれぞれ検出し、前記最小値と前記最大値から形成される矩形領域を消去対象領域とし、前記消去対象領域が前記描画情報の少なくとも一部に重なっているかを判定する動作モード切換処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の入力表示装置。
  3. 前記入力表示装置は、
    前記記入者からの入力に基づいて、前記描画情報を前記表示部に表示する描画モードと、前記表示部に表示された描画情報のうち、消去対象を消去する消去モードとを有し、
    前記消去対象領域が入力の少なくとも一部に重なっている場合、前記消去モードに移行するモード移行処理部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の入力表示装置。
  4. 前記モード移行処理部は、前記記入者の前記描画入力が終了してから所定時間内に、前記入力検知部により前記記入者による複数本の指による入力が検知され、該入力が消去入力と判定された場合、前記消去モードに移行することを特徴とする請求項3に記載の入力表示装置。
  5. 前記消去制御部は、手つき有りでペン先による入力操作が終了してから所定時間内に、手つき入力とは異なり、複数本の指による入力が検知された場合、前記検知された位置に基づき形成される領域を消去対象領域とすることを特徴とする請求項1に記載の入力表示装置。
  6. 表示部と、前記表示部に対する記入者からの入力を検知する入力検知部とを有する装置を用いた入力表示方法であって、
    前記記入者からのペン先又は1本の指先による描画入力に応じて描画情報を生成する描画情報生成ステップと、
    前記描画情報を前記表示部に表示する表示制御ステップと、
    前記記入者の前記描画入力が終了してから所定時間内に、前記入力検知部により前記記入者による複数本の指による入力が検知された場合、前記検知された位置に基づく矩形領域を消去対象領域とし、該消去対象領域に重なる描画情報を消去する消去制御ステップと、
    を含むことを特徴とする入力表示方法。
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