JP3400099B2 - 水洗トイレ用洗浄剤組成物 - Google Patents
水洗トイレ用洗浄剤組成物Info
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Description
れた水洗トイレ用洗浄剤組成物に関する。
器表面には軟便が付着しやすく、そのように付着した軟
便は機械力を用いることなく、水洗だけでは除去し難い
ものである。そこで従来、水洗便器の貯水タンク内もし
くはタンク上に設置された水洗オートクリーナー(トイ
レボールオートクリーナー)から水洗水中に有効成分を
放出することにより持続的に便器の汚れの堆積を防止
し、洗浄を行い、清潔な状態を保たせる洗浄剤組成物が
使用されている。この洗浄剤組成物には液体タイプのも
のと固体タイプのものとがあるが、これらは通常、界面
活性剤、香料、色素を基本成分とし、必要に応じて固形
化剤、殺菌剤、防臭剤等を配合したものである。かかる
界面活性剤としては、アルキル硫酸エステル、アルキル
スルホン酸エステル、アルキルグリコシド、アルキルベ
ンゼンスルホン酸塩、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、第4級アン
モニウム塩等が使用されている(特開平3−35097
号公報等)。しかしながら、これらの界面活性剤は、水
洗オートクリーナーに使用した場合には充分な軟便付着
防止効果及び洗浄効果が得られないという問題があっ
た。
に、本出願人は先にスルホコハク酸ジエステル又はその
塩を含有する水洗トイレ用洗浄剤を提案している(特開
平3−35097号公報)が、この洗浄剤は持続性の点
で満足し得るものではなかった。水洗トイレ用洗浄剤は
通常、水洗便器の貯水タンク内又はタンク上に設置し
て、水洗水中に洗浄成分を放出させて持続的に洗浄する
ものであることから、この持続性は極めて重要である。
は洗浄性だけでなく持続性にも優れた水洗トイレ用洗浄
剤組成物を提供することにある。
て、本発明者は鋭意検討を行った結果、スルホコハク酸
ジエステル又はその塩に特定の分子量の架橋ポリアクリ
ル酸を併用することにより、従来の水洗トイレ用洗浄剤
と比較して洗浄性及び持続性が向上した水洗トイレ用洗
浄剤が得られることを見出し、本発明を完成した。
(B): (A)下記一般式(1):
ルキル基又はアルケニル基を、Mは水素原子、アルカリ
金属原子、アルカリ土類金属原子又はアミン類を示
す。)で表されるスルホコハク酸ジエステル又はその
塩、 (B)分子量100万〜500万の架橋ポリアクリル酸
を含有する固形水洗トイレ用洗浄剤組成物を提供するも
のである。
ハク酸ジエステル又はその塩を示す一般式(1)中、R
1及びR2としては炭素数4〜15のアルキル基、特に炭
素数7〜14のアルキル基、更に炭素数7〜10の分岐
アルキル基が好ましく、Mとしてはアルカリ金属原子、
特にナトリウムが好ましい。より好ましい成分(A)の
具体例としてはビストリデシルスルホコハク酸エステル
ナトリウム塩(例えばアメリカンサイアナミド社製、T
R−70)、ジイソブチルスルホコハク酸エステルナト
リウム塩(例えばアメリカンサイアナミド社製、IB−
45)、ジオクチルスルホコハク酸エステルナトリウム
(例えばアメリカンサイアナミド社製、OT−10
0)、ジアミルスルホコハク酸エステルナトリウム(例
えばアメリカンサイアナミド社製、AY−100)、ジ
−2−エチルヘキシルスルホコハク酸エステルナトリウ
ム(例えば東京化成製)、ジシクロヘキシルスルホコハ
ク酸エステルナトリウムなどが挙げられる。
たときフラッシュ水中に成分(A)が汚染防止効果及び
洗浄効果を奏するのに充分な量放出されるように本発明
組成物中に配合する。成分(A)のフラッシュ水中での
有効濃度は0.5ppm以上であれば充分であるが、2〜
100ppmであるのがより好ましい。成分(A)を、か
かる有効濃度となるように配合するには、成分(B)の
配合量によっても異なるが、通常本発明組成物中に20
〜85重量%(以下、単に%で示す)、特に35〜70
%、更に45〜60%配合するのが好ましい。なお、ス
ルホコハク酸ジエステル又はその塩は、水洗トイレのフ
ラッシュ水中などのような一般的な活性剤のCMC以下
である低濃度で(0.1〜50ppm)使用する場合、通
常使用濃度(0.1〜10%)では洗浄力が高いといわ
れている直鎖アルキル硫酸エステルよりも優れるもので
ある。
分(A))と分子量100万〜500万の架橋ポリアク
リル酸(成分(B))の使用割合は、上記洗浄剤組成物
中における成分(A)の含有量が25〜99%、成分
(B)の含有量が0.1〜25%で、かつ成分(A)と
成分(B)との重量比がA/B=1〜990となる量と
することが好ましく、特に成分(A)の含有量を40〜
90%、成分(B)の含有量を1〜15%、A/B=3
〜100とすることがより好ましい。
及び(B)に成分(C)としてHLB≧7の水溶性有機
溶剤を加えることにより、更に均一性が向上する。HL
B<7の水溶性有機溶剤を加えた場合には、洗浄力が低
下したり、組成物が水に対して不溶性になるため好まし
くない。ここで、本発明において水溶性有機溶剤とは、
水と均一に混合し得る極性又は非極性の有機溶剤を意味
するものであり、HLB≧7であれば特に限定されるも
のではないが、水は含まない。なお、ここでいうHLB
はDaviesのHLB(Congress of S
urfaceActivity 1,426,195
7)を指すものである。
素数1〜4のアルコール、炭素数2〜8のジオール、炭
素数3〜8のポリオール、(ポリ)アルキレングリコー
ルのモノアルキルエーテル及び(ポリ)アルキレングリ
コールのモノエステルよりなる群から選ばれる1種又は
2種以上のものを用いることが好ましい。ここで炭素数
1〜4のアルコールとしては、メタノール、エタノー
ル、プロパノール、イソプロパノール、ブタノール等が
挙げられる。炭素数2〜8のジオールとしては、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコ
ール、ヘキシレングリコール等が挙げられる。炭素数3
〜8のポリオールとしてはグリセリンのほか、トルメチ
ロールプロパン等が挙げられる。(ポリ)アルキレング
リコールとしては、式 HO(R6O)nH〔ここでR6は
炭素数2〜4のアルキレン基、nは1〜4の数を示
す〕で表わされるものが挙げられる。また、(ポリ)ア
ルキレングリコールのモノアルキルエーテルとしては、
式 R7O(R6O)mH〔ここでR7は炭素数1〜18のア
ルキル基、mは1〜30の数を示し、R7は前記と同
じ〕で表わされるものが挙げられる。これらの成分
(C)のうち、特に(ポリ)アルキレングリコールのモ
ノアルキルエーテルが好ましい。
5〜40%、特に10〜25%とすることが洗浄力及び
持続性の点から好ましい。
酸、炭酸、ホウ酸、リン酸等の酸のアルカリ金属塩、ア
ルカリ土類金属塩、アンモニウム塩や無水ケイ酸等の賦
形剤;ヒドロキシカルボン酸等のキレート剤、香料、殺
菌剤、防腐剤、固形化剤、増粘剤、色素、漂白剤、離型
剤、溶剤、消泡剤、成分(A)以外の界面活性剤等を配
合することができる。
成分(A)35〜70%、成分(B)0.1〜30%、
成分(C)10〜25%、香料3〜10%、色素1〜5
%が挙げられる。
法に従って、固形状、粒状等の形態に調製して使用する
ことができる。例えば固形状製剤とするには、上記各成
分を必要により加熱して溶解、混合後、冷却固化、所望
の形に成形するのが好ましい。また、本発明組成物は、
通常20〜150g、好ましくは30〜70gの製剤と
して、水洗トイレのタンク内又はタンク上に設置するこ
とにより使用される。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
の付着便に対する洗浄性及び持続性を評価した。
後、押し出し機でヌードル状に射出後、型打ち機で成形
することにより調製した。
物を除去した。次に供試組成物の固形成形品50gをロ
ータンク内に底着させ、30分間隔で連続10回フラッ
シュ洗浄し、その後表面の水膜及び水滴が乾燥するまで
放置した。このようにして調製されたオートクリーナー
設置便器に、パネラー(N=10、各組成物について1
0名で評価)が便が付着するように前方に寄りながら排
便し、続いてフラッシュ水により洗浄した。洗浄性の評
価は、完全に付着便が脱落するまでのフラッシュの回数
の平均値をもって行った。回数の少いほど付着便除去効
果、すなわち、洗浄効果が高いと判定できる。
せ、1日17回フラッシュをくり返し、完全に溶解しき
ってなくなるまでの所用日数を記録した。
表中、洗浄性はフラッシュ回数2回以下である場合、持
続性は30日以上である場合、実用上優れていると判断
できる。表1から明らかなように本発明組成物は洗浄性
及び持続性ともに比較組成物に比べて優れていた。
及び下記の試験方法により、便器の付着便に対する洗浄
性、持続性及び均一性を評価した。
のかけらが流出したり、便器に付着するかどうかを下記
判定基準に従って判定した。
表2から明らかなように本発明組成物は洗浄性及び持続
性に優れており、HLB≧7の水溶性有機溶剤を含有す
ることにより均一性にも優れていることがわかる。
浄効果に優れ、かつ持続性が良好であるため、貯水タン
ク内又はタンク上に設置するだけで長期間に渡って優れ
た便器洗浄作用を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】 次の成分(A)及び(B): (A)下記一般式(1): 【化1】 (式中、R1及びR2は炭素数4〜15のアルキル基又は
アルケニル基を、Mは水素原子、アルカリ金属原子、ア
ルカリ土類金属原子又はアミン類を示す。)で表される
スルホコハク酸ジエステル又はその塩、 (B)分子量100万〜500万の架橋ポリアクリル酸
を含有する固形水洗トイレ用洗浄剤組成物。 - 【請求項2】 更に(C)HLB≧7の水溶性有機溶剤
を含有するものである請求項1記載の固形水洗トイレ用
洗浄剤組成物。 - 【請求項3】 成分(C)が、炭素数1〜4のアルコー
ル、炭素数2〜8のジオール、炭素数3〜8のポリオー
ル、(ポリ)アルキレングリコール及び(ポリ)アルキ
レングリコールのモノアルキルエーテルよりなる群から
選ばれる1種又は2種以上である請求項2記載の固形水
洗トイレ用洗浄剤組成物。 - 【請求項4】 組成物中における成分(A)の含有量が
25〜99重量%、成分(B)の含有量が0.1〜25
重量%で、かつ成分(A)と成分(B)との重量比がA
/B=1〜990である請求項1〜3のいずれか1項記
載の固形水洗トイレ用洗浄剤組成物。
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JP13013194A JP3400099B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 水洗トイレ用洗浄剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13013194A JP3400099B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 水洗トイレ用洗浄剤組成物 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07331284A JPH07331284A (ja) | 1995-12-19 |
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP13013194A Expired - Fee Related JP3400099B2 (ja) | 1994-06-13 | 1994-06-13 | 水洗トイレ用洗浄剤組成物 |
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-
1994
- 1994-06-13 JP JP13013194A patent/JP3400099B2/ja not_active Expired - Fee Related
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