JP3399989B2 - 荷電粒子エネルギー分析装置 - Google Patents
荷電粒子エネルギー分析装置Info
- Publication number
- JP3399989B2 JP3399989B2 JP27874992A JP27874992A JP3399989B2 JP 3399989 B2 JP3399989 B2 JP 3399989B2 JP 27874992 A JP27874992 A JP 27874992A JP 27874992 A JP27874992 A JP 27874992A JP 3399989 B2 JP3399989 B2 JP 3399989B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charged particle
- sample
- energy analyzer
- source
- particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/02—Details
- H01J37/026—Means for avoiding or neutralising unwanted electrical charges on tube components
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/26—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
- H01J37/285—Emission microscopes, e.g. field-emission microscopes
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
- Electron Tubes For Measurement (AREA)
Description
析装置に関する。特に、本発明は、適当な電離放射で試
料に衝突させることにより試料の表面から放射された荷
電粒子のエネルギーを分析するため使用される荷電粒子
エネルギー分析装置に関するものである。放射された粒
子のエネルギースペクトルは、試料の化学的成分につい
ての情報を与える。
ンズを形成する部分の磁気鏡像力場(magnetic imaging
field)中に試料が侵漬する種類の荷電粒子エネルギー分
析装置に関する。このような荷電粒子エネルギー分析装
置は、我々の欧州特許第243060号に記載されてい
る。前記エネルギー分析装置は、シュノーケル型磁気レ
ンズを採用している。調査される試料は、レンズの磁気
鏡像力場中に侵漬され、そして軟X線または紫外線のよ
うな適当な電離放射が衝突させられ、その表面から光電
子が放射される。
料の場合は、その表面からの光電子の放射は、試料を正
に電気的に荷電させ、そしてこれは放射粒子のエネルギ
ースペクトルを歪ませ、エネルギー分析の損失の原因と
なる望ましくない結果をもたらす。この表面荷電を中和
する意図から、普通は低エネルギーフラッドガンまたは
分析装置箱の壁からの光放射線による低エネルギー光電
子の雲を生成する紫外線のソースを使用して試料の表面
に低エネルギー電子を導く。しかしながら、これらの技
法は、試料が磁気レンズの磁気鏡像力場に侵漬されると
きには、不十分であることが判明した。これは、試料の
近くの磁界は比較的強く、そして投射する低エネルギー
電子を試料の表面から遠くへそらす傾向にあることによ
る。本発明の目的は、この問題点を少なくとも軽減する
荷電粒子エネルギー分析装置を提供することである。
ンズ、試料上に放射線を導き、それから荷電粒子を放射
させるように配置された放射線のソース、所定のエネル
ギー範囲にあるエネルギーを有する放射粒子は磁気鏡像
力場により焦点が合わされ、そしてそのエネルギー範囲
から外れたエネルギーを有する放射粒子は焦点が合わな
いようにした磁気レンズの磁気鏡像力場中に侵漬された
試料、焦点が合った粒子のエネルギーを分析するための
分析手段および、磁気鏡像力場が試料上の荷電を修正す
るため試料上に荷電粒子を導くことを可能とする手段を
具備した荷電粒子エネルギー分析装置が提供される。
気レンズの磁気鏡像力場中に侵漬されても、その上の荷
電を修正する荷電粒子を試料上に導くことを可能とす
る。本発明の1実施例では、可能とする手段は、試料上
の荷電を修正するための焦点が合わない粒子の少なくと
もいくつかを利用する電極装置を具備し、そして最後に
は、電極装置は、前記焦点が合わない粒子および/また
は前記焦点が合わない粒子から得られた二次荷電粒子
を、磁気鏡像力場が、その上の荷電を修正する試料の上
に加速された粒子の少なくともいくつかを案内すること
を可能とするように試料に向かって加速するのに有効で
ある。
荷電粒子と同極性を有する他の荷電粒子を発生する手段
を含み、前記可能とする手段は試料に向かって他の荷電
粒子を加速するのに有効であり、前記磁気鏡像力場が試
料の上の荷電を修正するため、試料の上に加速された他
の荷電粒子の少なくともいくつかを案内することを可能
とするものである。電極装置により発生される静電加速
電界の強度および/または前記他の放射線のソースによ
り電極装置上に導かれる放射線の強度は、試料の実質的
荷電中和をもたらすように調整される。
は、放射粒子と同極性を有する荷電粒子のソース、およ
び、磁気鏡像力場の光学軸に実質的に交差する電界へ至
るソースからの荷電粒子を支配する電界発生手段を具備
し、それによりソースからの荷電粒子が、前記光学軸に
向かうドリフトを生じ、そして磁気鏡像力場により試料
上に案内される。荷電粒子のソースは、好適には電界発
生手段を形成する加熱フィラメントである。後者の場
合、加熱フィラメントは半円で、そして磁気鏡像力場の
光学軸の中心上にある。電界発生手段は、それに加えて
あるいはその代わりに一対の電極板プレートを具備す
る。他の配置では、電界発生手段は電極手段を具備し、
そして荷電粒子のソースは、荷電粒子がそこから放射さ
れるように電極手段上に放射線が導かれるように配置さ
れた電離放射のソースを具備する。
実施例を図面を参照して説明する。本発明による荷電粒
子エネルギー分析装置は、試料から放射される正イオン
または負イオンの電子のエネルギーを分析するのに使用
される。しかしながら、説明を簡単にするため、以後図
面を参照して説明される荷電粒子エネルギー分析装置
は、電子、特に、X線または他の適当な電離放射のよう
な一次放射線でもってそれを衝突させることにより試料
から放射される光電子のエネルギーの分析に関する光電
子スペクトロメーターである。
ターは、電子エネルギー分析装置10、エネルギー分析
装置10と関係する入力光学(input optics)20、試料
Sが支持される試料ホルダーH、および二次光電子がそ
こから放射されるように試料Sの表面に放射線を導くた
めのMgKαのようなX線ソースRを具備する。これら
の要素は、ポンピング部2に接続された適当な高真空ポ
ンプ(図示せず)により真空引きされた真空容器1に収
納される。
源13により異なる電位に保持される1対の同心金属半
球11,12からなる周知の半球静電体である。より詳
細に説明するように、分析される光電子はエネルギー分
析装置10の入口スリット14において入力光学20に
より焦点合わせされ、そしてそれらの異なるエネルギー
にしたがって、半球間のスペース中の電界により分離さ
れる。
クロチャンネルプレート(microchannel plates) および
マイクロチャンネルプレートに隣接する蛍光スクリーン
16からなる焦点面検出器15により検出される。典型
として、レンズ系17は、蛍光スクリーン16から電荷
結合検出アレー18または他の感光検出器上に焦点光を
供給する。この手段により、電子エネルギー分析装置1
0は入口スリット14において受ける光電子のエネルギ
ースペクトルを発生する。
は、この実施例では、シュノーケル型で、入力光学の光
学軸X−X上に位置するセンター磁極21a、環状の同
軸磁極21bおよび磁極21aと21bを一体にするベ
ース21cからなる磁気レンズ21を有する。励磁コイ
ル21dは、磁極21aと21bの間に環状に保持さ
れ、軸X−Xに沿って磁気鏡像力場を発生するため電流
が供給されるとセンター磁極21aを励磁する。ホルダ
ーHに支持された試料Sはセンター磁極21aの直前の
磁気レンズ21の磁気鏡像力場中に侵漬され、ソースR
からのX線はそこから光電子を放射させるために試料上
に導かれる。
気鏡像力場が、選ばれた狭エネルギー帯のエネルギーを
有する光電子を導きそして焦点合わせするような強さで
あるように選択される。そのような光電子は、受けた光
電子を遅らせそしてそれらが分析のため分析装置に入る
エネルギー分析装置10の入口スリット14でそれらを
焦点合わせする目的の静電多極レンズ組立体22の物平
面と一致する像平面Iにおいて焦点を合わせるため運ば
れる。
電流が磁気レンズの励磁コイル21dに供給され、そし
て、半球11,12に与えられる電位が同期して走査す
ることにより試料から放射される光電子の全エネルギー
スペクトルを通して磁気レンズにより選択されたエネル
ギー帯を走査する走査モードで操作される。図1および
2における曲線a,bは、磁気レンズにより選択された
狭エネルギー帯域にあるエネルギーを有する2つの光電
子PaとPbがとる飛しょう経路を図示したものであ
る。実際に、そのような光電子は光学軸X−Xの周囲を
螺旋状に走る。
域の外のエネルギーの光電子は、焦点に至らず、そして
それぞれ図2および図3に示す曲線cおよびdは、その
ような2つの焦点が合わない光電子がとる飛しょう経路
を示す。図2に示す曲線cは、選択されたエネルギー帯
域の下限より低いエネルギーを有する光電子Pcがとる
飛しょう経路を表し、図3に示す曲線dは、選択された
エネルギー帯域の上限より大きいエネルギーを有する光
電子Pdがとる飛しょう経路を表す。前述のように、2
つの光電子PcとPdは螺旋状飛しょう経路をとる。
(低いエネルギーの)光電子Pcは、光電子PaとPb
より固く磁気鏡像力場の磁界線に束縛され、そしてその
ため過焦点(overfocus) となり、一方図3の(高エネル
ギーの)光電子Pdは磁界線によりゆるく束縛されて不
足焦点(underfocus)となる。図2に示すように、過焦点
の光電子は、発散した螺旋状の飛しょう経路をとる。
表面からの光電子の放射線は、試料を正に帯電させそし
て、すでに述べたように、これは分析された電子のエネ
ルギースペクトルを乱し、そしてエネルギー分解能の損
失の原因となる。この問題軽減のため、試料Sと像平面
Iの間の磁気鏡像力場の中に配置された環状の電極プレ
ート23が設けられる。電極プレートは、環状で接地さ
れた終端スクリーン24によりプレートの周辺に限定さ
れた静電加速電界を発生する負電位に保持される。この
手段により、静電加速電界は、電極プレート23の中央
開口25を通る焦点が合った光電子の動作には影響をし
ない。しかしながら、焦点が合わない光電子は、試料に
直面する終端スクリーンの壁を形成する荒いメッシュ2
6を通してプレートの静電界領域に入ることになる。
させられ、その静電加速電界はエネルギーに依存する過
焦点の光電子の少なくともいくつかを反射するのに有効
である。静電界は、反射された光電子を試料に向かって
加速し、それらの少なくともいくつかを磁気レンズ21
の磁気鏡像力場により試料に戻すことを可能とする。図
2の曲線c’は、試料の表面に戻される反射された過焦
点光電子Pcを表している。
子は、通常上記の様式で反射されるには高エネルギーす
ぎる。しかしながら、少なくともいくつかの不足焦点光
電子は、電極プレート23に衝突して、低いエネルギー
の二次電子をそこから放射させる。過焦点光電子の場合
と同様に、電極プレート23の表面から放射された二次
電子は、図3の曲線d’により表示したように、それら
のいくつかは磁気レンズの磁気鏡像力場により試料上に
導かれるように試料に向かって加速される。
がその表面から放射される結果試料から失われる電荷
と、環状電極23により発生する静電界の影響により試
料が得る電荷の間のバランスをとるために調整されると
いうことが認識されるであろう。この方法により、試料
の荷電中和は、従来採用されていた不十分な技術に依存
することなく確実に達成される。
単色X線ソースのような電離放射の高度に集中したソー
スが使用される時のような操作環境においては、焦点の
合った光電子の比率は比較的高く、そして試料の荷電中
和を達成する焦点の合わない光電子は少ししか存在しな
い。これらの環境においては、付加的な低エネルギー電
子のソースを設けることが望まれる。最後に、紫外線ま
たはその他の電離放射のソース27は環状電極プレート
23を照射し、低エネルギー光電子をその表面から放射
させる。図4の曲線eにより表されるように、低エネル
ギー光電子は、電極プレート23によって発生する試料
に向かって加速され、それらのいくつかが磁気レンズ2
1の磁気鏡像力場により試料上に導かれることを可能と
する。
す。図5を参照すると、加熱タングステンフィラメント
30が中和電子のソースを供給する。半円のフィラメン
トは、磁気鏡像力場の光学軸X−Xの中心にあり、そし
てフィラメントの端部に交差して発生する弱い電界が磁
気鏡像力場に横断的になるように方向づけられる。
界および磁界とに結び付いた効果が、フィラメントから
の放射電子を矢印Dで表示するような軸X−Xに向かっ
て内側にドリフトさせるようになっている。放射電子が
軸X−Xに近づくと、それらは磁気鏡像力場のフィール
ド線により試料S上に導かれる。放射電子のドリフト速
度は、電界と磁界の強度のE/B比で与えられる。その
ため電界が弱ければ、ドリフト速度および光学軸X−X
に到達する放射電子のエネルギーも弱くなる。相対的に
弱い電界は利点が見出せる。もし試料に超過電子が加え
られると、これら電子の(不所望の)荷電効果は、それ
らの比較的低いエネルギーにより低減される。図1の光
電子の経路aとb上の強い電界の効果による光学的乱れ
もまた、低減される。
X−Xの1側に配置された1対の電極プレート40,4
0’により発生される。図示された実施例においては、
中和電子のソース41は真っ直ぐな加熱タングステンフ
ィラメントである。しかしながら、(例えば半円の)曲
線状のフィラメントも代わりに用いることができる。適
当な直流バイアス電圧が電極プレート間に供給され、そ
してその極性は、加熱フィラメントからの放射電子が光
学軸X−Xに向かってドリフトするようなものである。
放射電子はそこで磁気鏡像力場の収束するフィールド線
により試料S上に導かれる。
に、横断的電界は再び電極プレート50,50’により
発生される。しかしながら、加熱フィラメントは、低エ
ネルギ光電子を放射するように電極プレート52および
/またはプレート50,50’を照射するために導かれ
る紫外線または他の電離放射のソース51に代えられて
いる。
界は、放射電子を光学軸X−Xに向かってドリフトさ
せ、そして電子はそこで磁気鏡像力場により試料S上に
導かれる。荷電粒子エネルギー分析装置の操作におい
て、磁気鏡像力場の強度は、約4程度の要因により変更
される。
理想的には、前述の比率E/Bは、磁界の強さが変化し
ても、荷電中和の同程度を維持するために実質的に一定
に保たれる。最終的に、電界強度Eは、磁界強度Bに比
例して決められ、そしてこれは、磁気レンズ21に供給
される励磁電流と共に電極プレート40,40’;5
0,50’に供給される直流電圧を傾斜させることによ
り達成することができる。
照して説明されてきたが、本発明は、例えば欧州特許2
43060号で説明したスペクトル顕微鏡を含む荷電粒
子顕微鏡のような、他の種類の荷電粒子エネルギー分析
装置に適用可能であることは理解されよう。
示す断面図。
Claims (21)
- 【請求項1】 磁気レンズ(21)、 試料(S)上に放射線が導かれ、荷電粒子がそこから放
射されるように配置された放射線のソース(R)、 所定のエネルギー範囲にあるエネルギーを有する放射粒
子は、磁気鏡像力場により焦点を合わせるように運ば
れ、所定のエネルギー範囲から外れたエネルギーを有す
る放射粒子は焦点を合わせないようにした、前記磁気レ
ンズ(21)の磁気鏡像力場中に浸漬された試料
(S)、 前記焦点が合った荷電粒子のエネルギーを分析するため
の分析手段(10)、および前記試料(S)の上の荷電
を修正する荷電修正手段(23)であって、少なくとも
いくつかの焦点が合わない荷電粒子および/または、前
記焦点が合わない荷電粒子から得られた荷電粒子を、前
記試料(S)に向かって加速する電極装置を具備し、前
記磁気鏡像力場が前記試料(S)上に少なくともいくつ
かの加速された荷電粒子を導くことにより、前記試料
(S)上の荷電の修正を達成することを可能にする荷電
修正手段(23)、 を具備する荷電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項2】 前記放射荷電粒子と同極性を有する他の
荷電粒子を発生する手段(27)を含み、前記荷電修正
手段(23)は、前記試料(S)に向かって他の荷電粒
子を加速するのに有効であり、それらを前記磁気鏡像力
場により前記試料(S)上に案内する請求項1に記載の
荷電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項3】 前記他の荷電粒子を発生するための手段
(27)は、他の荷電粒子がそこから放射されるように
前記電極装置(23)上に放射線を導くよう配置された
他の放射線のソースを具備する請求項2に記載の荷電粒
子エネルギー分析装置。 - 【請求項4】 前記放射線の他のソース(27)は、紫
外線放射のソースである、請求項3に記載の荷電粒子エ
ネルギー分析装置。 - 【請求項5】 前記電極装置(23)は、操作中に、所
定の直流バイアス電位に保たれ、そして前記磁気レンズ
(21)の光学軸(X−X)上に位置する中央開口(2
5)を有する環状電極(23)を具備する請求項1〜4
のいずれか1項に記載の荷電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項6】 前記電極装置(23)は、環状電極(2
3)により発生された静電加速電界を終結するための終
結手段(24,26)を含む請求項5に記載の荷電粒子
エネルギー分析装置。 - 【請求項7】 前記終結手段(24,26)は、前記環
状電極(23)の周囲に配置された接地スクリーンを具
備する請求項6に記載の荷電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項8】 前記電極手段(23)は、静電加速電界
を発生するのに有効であり、そして静電加速電界の強度
および/または前記他の放射線のソース(27)により
電極装置(23)上に導かれる放射線の強度は、試料
(S)の実質的荷電中和をさせるように調整される請求
項1〜7のいずれか1項に記載の荷電粒子エネルギー分
析装置。 - 【請求項9】 磁気レンズ(21)、 試料(S)上に放射線が導かれ、荷電粒子がそこから放
射されるように配置された放射線のソース(R)、 所定のエネルギー範囲にあるエネルギーを有する放射粒
子は、磁気鏡像力場により焦点を合わせるように運ば
れ、所定のエネルギー範囲から外れたエネルギーを有す
る放射粒子は焦点を合わせないようにした、前記磁気レ
ンズ(21)の磁気鏡像力場中に浸漬された試料
(S)、 前記焦点が合った荷電粒子のエネルギーを分析するため
の分析手段(10)、および前記試料(S)から放射さ
れた荷電粒子と同極性を有する荷電粒子のソース(3
0、41、51)および、前記磁気鏡像力場の光学軸
(X−X)に実質的に交差する電界を発生する電界発生
手段を具備する荷電修正手段、 を具備し、 前記電界および前記磁気鏡像力場の結合効果により、前
記荷電粒子のソース(30、41、51)からの荷電粒
子を、前記電界に交差する方向で前記光学軸(X−X)
に向かってドリフトさせ、試料(S)上の荷電を修正す
るために、前記放射粒子が磁気鏡像力場により試料
(S)上に案内されることを特徴とする荷電粒子エネル
ギー分析装置。 - 【請求項10】 前記荷電粒子のソース(30、41)
は、加熱フィラメントである請求項9に記載の荷電粒子
エネルギー分析装置。 - 【請求項11】 前記電界発生手段は、加熱フィラメン
トを具備する請求項10に記載の荷電粒子エネルギー分
析装置。 - 【請求項12】 前記加熱フィラメント(30)は半円
形で、前記加熱フィラメントの両端を結ぶ直線が、前記
磁気鏡像力場の光学軸(X−X)の中心上にある請求項
11に記載の荷電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項13】 前記電界発生手段は、更に、一対の直
流バイアス電極プレート(40,40’、50,5
0’)を具備する請求項11または12に記載の荷電粒
子エネルギー分析装置。 - 【請求項14】 前記電界発生手段(40,40’、5
0,50’)は、前記荷電粒子のソースから独立である
請求項9に記載の荷電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項15】 前記荷電粒子のソースは加熱フィラメ
ント(41)であり、前記電界発生手段は電極装置(4
0,40’)を具備する請求項14に記載の荷電粒子エ
ネルギー分析装置。 - 【請求項16】 前記電界発生手段は、電極手段(5
0,50’)を具備し、前記荷電粒子のソースは、荷電
粒子がそこから放射されるように、前記電極手段(5
0,50’)上に放射線が導かれるように配置された電
離放射のソース(51)を具備する請求項9に記載の荷
電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項17】 前記電離放射のソース(51)は、紫
外線放射のソースである請求項16に記載の荷電粒子エ
ネルギー分析装置。 - 【請求項18】 前記磁気レンズ(21)は、シュノー
ケル型レンズである請求項1〜17のいずれか1項に記
載の荷電粒子エネルギー分析装置。 - 【請求項19】 電子エネルギー分析装置として使用さ
れる請求項1〜18のいずれか1項に記載の荷電粒子エ
ネルギー分析装置。 - 【請求項20】 光電子スペクトロメーターとして使用
される請求項19に記載の荷電粒子エネルギー分析装
置。 - 【請求項21】 光電子顕微鏡として使用される請求項
19に記載の荷電粒子エネルギー分析装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9122161:4 | 1991-10-18 | ||
GB919122161A GB9122161D0 (en) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | Charged particle energy analysers |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07220670A JPH07220670A (ja) | 1995-08-18 |
JP3399989B2 true JP3399989B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=10703168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27874992A Expired - Fee Related JP3399989B2 (ja) | 1991-10-18 | 1992-10-16 | 荷電粒子エネルギー分析装置 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5286974A (ja) |
EP (1) | EP0537961B1 (ja) |
JP (1) | JP3399989B2 (ja) |
DE (1) | DE69229702T2 (ja) |
GB (1) | GB9122161D0 (ja) |
Families Citing this family (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9306374D0 (en) * | 1993-03-26 | 1993-05-19 | Fisons Plc | Charged-particle analyser |
US6317514B1 (en) | 1998-09-09 | 2001-11-13 | Applied Materials, Inc. | Method and apparatus for inspection of patterned semiconductor wafers |
WO2003050841A1 (en) * | 2001-11-30 | 2003-06-19 | Kla Tencor Corporation | A photoelectron emission microscope for wafer and reticle inspection |
GB0225791D0 (en) * | 2002-11-05 | 2002-12-11 | Kratos Analytical Ltd | Charged particle spectrometer and detector therefor |
GB2411763B (en) | 2004-03-05 | 2009-02-18 | Thermo Electron Corp | Flood gun for charge neutralization |
JP4873441B2 (ja) * | 2005-03-01 | 2012-02-08 | 財団法人電力中央研究所 | 高エネルギー粒子発生方法及び高エネルギー粒子発生装置 |
JP4828162B2 (ja) * | 2005-05-31 | 2011-11-30 | 株式会社日立ハイテクノロジーズ | 電子顕微鏡応用装置および試料検査方法 |
JP2006349384A (ja) * | 2005-06-13 | 2006-12-28 | National Institute For Materials Science | 絶縁物試料の帯電又は電位歪みを抑制した放射電子顕微鏡装置及び試料観察方法 |
ES2687794T3 (es) | 2012-03-06 | 2018-10-29 | Scienta Omicron Ab | Disposición analizadora para espectrómetro de partículas |
JP6667741B1 (ja) * | 2019-06-11 | 2020-03-18 | 三菱電機株式会社 | 試料ホルダー及びx線光電子分光装置 |
GB2606935B (en) * | 2019-11-07 | 2023-04-26 | Vg Systems Ltd | Charged particle detection for spectroscopic techniques |
CN111524678A (zh) * | 2020-04-01 | 2020-08-11 | 张丽 | 一种用于电子和质子能谱测量的磁铁结构及方法 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3665185A (en) * | 1970-10-19 | 1972-05-23 | Minnesota Mining & Mfg | Ion scattering spectrometer with neutralization |
US4146787A (en) * | 1977-02-17 | 1979-03-27 | Extranuclear Laboratories, Inc. | Methods and apparatus for energy analysis and energy filtering of secondary ions and electrons |
GB8609740D0 (en) * | 1986-04-22 | 1986-05-29 | Spectros Ltd | Charged particle energy analyser |
FR2602051B1 (fr) * | 1986-07-23 | 1988-09-16 | Cameca | Procede et dispositif pour la decharge d'echantillons isolants lors d'une analyse ionique |
EP0254128A3 (de) * | 1986-07-25 | 1990-01-03 | Siemens Aktiengesellschaft | Verfahren und Anordnung zur aufladungsfreien Untersuchung einer Probe |
EP0417354A1 (en) * | 1989-09-15 | 1991-03-20 | Koninklijke Philips Electronics N.V. | Electron beam apparatus with charge-up compensation |
GB2244369A (en) * | 1990-05-22 | 1991-11-27 | Kratos Analytical Ltd | Charged particle energy analysers |
-
1991
- 1991-10-18 GB GB919122161A patent/GB9122161D0/en active Pending
-
1992
- 1992-10-12 EP EP92309265A patent/EP0537961B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-12 DE DE69229702T patent/DE69229702T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1992-10-16 JP JP27874992A patent/JP3399989B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1992-10-16 US US07/962,250 patent/US5286974A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0537961B1 (en) | 1999-08-04 |
DE69229702D1 (de) | 1999-09-09 |
JPH07220670A (ja) | 1995-08-18 |
GB9122161D0 (en) | 1991-11-27 |
DE69229702T2 (de) | 1999-12-02 |
EP0537961A1 (en) | 1993-04-21 |
US5286974A (en) | 1994-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4236742B2 (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
US4255661A (en) | Electrostatic emission lens | |
JP3081393B2 (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JP4037533B2 (ja) | 粒子線装置 | |
JPH10294074A (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JPH07296751A (ja) | X線管装置 | |
JP3399989B2 (ja) | 荷電粒子エネルギー分析装置 | |
JPH09171791A (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
JP2001511304A (ja) | 改善された2次電子検出のための磁界を用いた環境制御型sem | |
EP0243060A2 (en) | A charged particle energy analyser | |
US5045705A (en) | Charged particle beam apparatus with charge-up compensation | |
JP3014210B2 (ja) | 直接写像型反射電子顕微鏡 | |
JP3432091B2 (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JP2002025492A (ja) | 静電ミラーを含む荷電粒子ビーム画像化装置用低プロフィル電子検出器を使用して試料を画像化するための方法および装置 | |
US5003172A (en) | Auger spectrometry | |
JP4091217B2 (ja) | X線管 | |
JP3494152B2 (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
JPH03295141A (ja) | 検出器 | |
JP2817277B2 (ja) | X線銃 | |
JP3152455B2 (ja) | 荷電粒子のエネルギー分布測定装置 | |
JPH10208678A (ja) | 電子顕微鏡 | |
JPS60130044A (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
JP2004247321A (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
JP3101141B2 (ja) | 電子ビーム装置 | |
JP3676540B2 (ja) | 誘導結合プラズマ質量分析装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221 Year of fee payment: 8 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |