JP3399713B2 - 電子顕微鏡 - Google Patents

電子顕微鏡

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JP3399713B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子顕微鏡に係り、特
に、各種の操作デバイスが操作者である観察者にとって
操作しやすいようにレイアウトされている電子顕微鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来技術による透過型電子顕微鏡は、表
示部と操作盤とを支える2組の筐体と、これらの筐体の
間に設けられる、観察室を備えた鏡筒部、カメラ室、観
察者側から見て鏡筒の背面側に設けられた排気装置を支
える筐体との3組の架台筐体を備えて構成されている。
【0003】また、これら3組の架台筐体は、上面に1
枚の天板を載置することにより一体的に構成されてい
る。この天板は、操作盤等を支える架台筐体に取り付け
られ、架台筐体の観察者側に若干の出張りを有し、左右
方向、及び、背面方向が架台筐体と略同一寸法に形成さ
れている。
【0004】操作盤等を支える架台筐体は、制御基板
と、電気系、排気系、冷却系等の機器と、プレートリザ
ーバーとを内設させており、奥行き寸法のある形態に構
成されている。一方、鏡筒部等を支える架台筐体は、左
右の架台筐体に比べ奥行きの少ない形態に構成され、使
用状態において、観察者が観察窓を覗き込んだときに、
天板の下方部、すなわち、作業者の足元となる位置に空
間が形成されるように構成されている。
【0005】さらに、操作盤等を支える架台筐体は観察
者側に向けられ、鏡筒部等を支える架台筐体は観察者に
対し平行になるように配置される。また、架台筐体の上
面に載置される天板は、架台筐体の配置形態に合わせ
て、鏡筒部分が後退させられて略「へ」の字状の形態を
有している。なお、表示部及び操作盤は、観察者側から
見て一番遠い位置である架台筐体の後方に配置されてい
る。
【0006】前述したように、従来技術による電子顕微
鏡は、使用時において、観察者が観察室に接近しやすい
ように架台筐体が配置されて構成されている。
【0007】また、従来技術による電子顕微鏡は、その
機器の性質上、数多くのダイヤル、スイッチといった操
作デバイスを有し、しかも、それらが操作パネル上のみ
ならず鏡筒部、操作卓の前面、その他の周辺機器にも点
在して配置されている。
【0008】なお、この種の電子顕微鏡に関する従来技
術として、例えば、登録意匠第563962号意匠公
報、日立電子顕微鏡H−7000カタログ等に記載され
て知られている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】一般に、電子顕微鏡に
より試料を観察するためには、各種操作デバイスによる
複雑で微妙な操作が求められ、かなりの訓練によってそ
の操作技術を習得した者でないと適切な操作が困難であ
った。しかも、操作者は、細心の注意を払いながら観察
を行わなければならない。
【0010】前述した従来技術は、操作者が観察画面を
凝視しながら操作を行いたいにもかかわらず、これらの
デバイス類が各所に点在しているため、その操作が困難
なものとなっているという問題点を有している。
【0011】しかし、近年の技術の向上により電子顕微
鏡の自動化が進み、操作すべきデバイスの数は減少しつ
つある。また、リモートコントロールが可能となったた
め、各操作デバイスを任意の位置に配置できるようにな
ってきた。これにより、従来、機器の都合によって決定
されてきた各デバイスのレイアウトは、操作者にとって
操作しやすいように考慮されたレイアウトを採用するこ
とが可能となってきている。
【0012】本発明は、前述のような観点からなされた
もので、その目的は、前記従来技術の問題点を解決し、
各種の操作デバイスが操作者である観察者にとって操作
しやすいように、操作者の作業形態に合った操作パネル
のレイアウト構造を持った電子顕微鏡を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、観察室または観察用表示部と、操作卓と、観察に必
要な操作を行う操作部とにより構成される電子顕微鏡に
おいて、操作部を構成する複数の操作デバイスを、観察
中に手探りで頻繁に操作するステージ移動用ダイヤル及
び他のデバイスを含むデバイス群と、観察前後に使用し
観察中あまり使用しないデバイス群とに分け、前記観察
中に手探りで頻繁に操作するデバイス群を、操作者が操
作卓上に自然に両腕を置いたとき、その肘の位置を中心
とした前腕の可動域となる操作卓上の円弧上の領域であ
って、操作者の前腕可動域半径上に配置し、かつ、観察
室を直視した状態で操作者の手の届く位置に前記ステー
ジ移動用ダイヤルを配置し、前記他のデバイスを、頻繁
に使うデバイスから順に前記ステージ移動用ダイヤルの
近くに配置したことにより達成される。
【0014】具体的には、観察中に手探りで頻繁に使う
デバイスとしては、ステージ移動、焦点距離、倍率調
整、明るさ調整を行うデバイスであり、これらのデバイ
スは、操作卓上に操作者が自然に両腕を置き、その肘の
位置を中心とした前腕の可動域上に配置される。
【0015】また、あまり使用しないデバイスとして
は、電源、排気系、レンズ、電子銃の調整を行うデバイ
スであり、これらのデバイスは、操作者の前腕可動域外
の操作者から見て奥側で、かつ、視覚に入りやすい位置
に機能内容毎に分類して配置される。
【0016】
【作用】本発明による電子顕微鏡は、操作者が、観察
中、前腕を操作卓に乗せて上体を前傾した観察面を凝視
しやすい姿勢を保つことにより、前腕が肘を中心とした
可動域半径によって観察に要する各デバイス上に案内さ
れることになる。これにより、操作者は、観察中に必要
な各操作を観察面から目を離すことなく手探りで迅速か
つ正確に行うことができる。
【0017】また、観察しながら調整するものではない
デバイスが、視覚に入りやすい位置に機能内容毎に分類
して配置されているため、観察面からわずかに視線を移
動することにより視認することができ、確実に認知して
から操作を実行することができるため誤操作を防止する
ことができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明による電子顕微鏡の実施例を図
面により詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施例による透過型電子
顕微鏡の外観の一例を示す斜視図であり、まず、本発明
が適用される電子顕微鏡の概略配置構成例について説明
する。図1において、10は架台筐体、20は鏡筒、2
3は観察室、24はカメラ室、27は天板、28はプレ
ートリザーバー室、29は基板室、30は鏡筒排気系装
置、50a、50bは操作盤、51は制御器、52はキ
ーボード、60は観察状況表示部、61はディスプレイ
である。なお、以下の説明において、観察室を直視する
側を正面とし、正面と反対側を背面、正面の右側を右側
面、正面の左側を左側面、観察室の真上を上面として説
明する。
【0020】本発明の一実施例による透過型電子顕微鏡
は、図1に示すように、架台筐体10の上面に天板27
が配置され、図示しない試料室、観察室23、観察状況
表示部60、鏡筒排気系装置30によりなる顕微鏡の鏡
筒20が、架台筐体10に支えられるように設けられて
構成されている。
【0021】そして、観察室23の下方には、観察室2
3と連動するようにカメラ室24が設けられ、天板27
の床面側の面の架台筐体10を除いた部位には、架台筐
体10の正面左寄りにプレートリザーバー室28が、正
面右寄りに基板室29が設けられている。また、操作盤
50a、50bが、天板27上の鏡筒20の両側に、天
板27上に直接、あるいは、操作盤50a、50bを移
動可能に独立して、あるいは、固定して配置されてい
る。操作盤50a、50bは、移動可能に配置される場
合、接続コードにより基板室29に設置されている制御
基板に接続されている。接続コードは、操作盤50a、
50bが天板27面を自由に動かすことができるような
長さに設定されている。
【0022】また、架台筐体10の上面後方の鏡筒排気
系装置30の近傍には、上下及び前後に可動するベース
付きアームを備えた支持具70が設けられており、この
支持具70のベース部上に、キーボード52とディスプ
レー61とが、架台筐体の上面後方の観察室横の位置と
なるように載置されている。さらに、支持具70のベー
ス部の下方の架台筐体10上に、独立して制御器51が
載置されている。制御器51、キーボード52、ディス
プレー61は、全体で表示装置を構成しており、観察中
に常時必要ではない観察予備情報である、電子銃の出力
の条件、レンズの出力の条件、排気系の管理情報、写真
の露出条件等を表示している。
【0023】また、観察状況表示部60には、観察中に
必要な情報である、倍率の条件、鏡筒と試料室とカメラ
室の真空度、マッピングデーター等が表示される。
【0024】さらに、予備フィルム等を乾燥させるため
のプレートリザーバー室28が天板27の下部のカメラ
室24の隣に配置されている。これにより、観察者がカ
メラ室24内の空のフィルムをプレートリザーバー室内
の新しいフィルムと交換する際、フィルムが大気に触れ
る時間を最小限に抑え、フィルムをほとんど酸化させる
ことなくフィルムの交換を行うことが可能となる。ま
た、プレートリザーバー室は、スライドする蓋と一体と
なった引き出しを備え、その中にフィルムを収納するよ
うに構成される。これにより、引き出しを引くだけで重
いフィルムを難なく取り出すことができ、瞬時にフィル
ムカメラ室24に移すことが可能となる。
【0025】なお、本発明の一実施例による透過型電子
顕微鏡は、図示しない周辺装置である高圧発生装置、電
源ユニット、油回転ユニット、エアコンプレッサに接続
され使用される。
【0026】図2は本発明による電子顕微鏡の操作デバ
イスのレイアウトを決定する大まかな考え方を説明する
図であり、以下、これについて説明する。
【0027】通常、電子顕微鏡の操作デバイスは、観察
作業中に頻繁に操作するデバイス群と、観察前後に使用
し観察中あまり操作することのないデバイス群とに分類
することができる。そして、これらのデバイス群は、そ
れぞれ操作に適切な領域に配置される。図2において、
観察中頻繁に操作するデバイス群を配置する領域1は、
操作卓である天板27(以下、操作卓27という)の中
央部から左右に300mmの操作卓27の前端部の位置
を中心として、それぞれ半径450mmの円弧上の操作
者の前方内側30°、外側20°の範囲とするのが好ま
しい。また、観察中あまり操作することのないデバイス
群を配置する領域2は、操作卓前端より後方500m
m、操作卓の中心から左右にそれぞれ450mm、すな
わち、領域1の後方、及び、操作卓の中央前方、すなわ
ち、左右の領域1の間の領域とするのが望ましい。
【0028】前述した観察中に頻繁に操作するデバイス
群が配置される領域1は、操作者が操作卓上に自然に両
腕を置き、その肘の位置を中心とした前腕の可動域とほ
ぼ合致する。従って、観察中に頻繁に操作するデバイス
をこの領域1に配置することにより、操作者は、前腕を
操作卓上に乗せて上体を前傾させて観察面を凝視しやす
い姿勢に保ちながら、手指が肘を中心とした前腕の可動
域半径により各デバイス上に案内されるため、手探りで
迅速かつ確実にこれらのデバイスを操作することができ
る。頻繁に操作するデバイス群の各デバイスは、具体的
には、ステージ移動、焦点距離、倍率調整、明るさ調整
などのダイヤル類が挙げられる。
【0029】前述において、操作者の肘の位置を操作卓
の中央から左右に300mm、前腕の可動半径を450
mmとして説明したが、一般的に、身長155cmから
185cmの人を対象とした場合、肘の位置を操作卓の
中央から左右に250mm〜350mm、前腕の可動半
径を380mm〜480mm程度に設定するのが適切で
ある。また、可動域円弧上の角度範囲に関しては、人の
前腕は外旋しにくいので外側配20°よりあまり広くは
できないが、内側は90°近くまで広げることもでき
る。可動域半径上に乗せるデバイスの数はあまり多いと
認知しづらく、また、操作中、手指が隣接して配置され
ている他のデバイスに接触してしまう恐れがあるため、
左右それぞれ3個〜4個程度が適切である。
【0030】電源、排気系、レンズ、電子銃の調整に関
するもの等の観察中あまり使用しないデバイス群を配置
する領域2は、手探りで操作する必要はなく、むしろ、
確実に目視してから操作することにより誤操作を妨ぐこ
とが重要である。このため、これらの配置位置は、視認
性が良くかつ領域1の操作中に誤って触ってしまわない
位置が望ましいが、手の届く範囲に配置されなくてはな
らないのは当然のことである。従って、これらのデバイ
スを配置する領域2は、領域1の後方または左右の領域
1の間とすることが望ましい。
【0031】図3は本発明の第1の実施例による透過型
電子顕微鏡の操作パネルのレイアウト例を示す平面図、
図4は焦点距離を調整するダイヤルの詳細を説明する
図、図5は観察中あまり使用しないデバイスのレイアウ
トの詳細を示す図である。図3〜図5において、101
〜106は各種調整用ダイヤル、201、202は観察
中あまり使用しないデバイス群、107は微粗切替スイ
ッチ、1051は焦点距離微調整用ダイヤル、1052
は焦点距離粗調整用ダイヤル、203〜208は観察中
あまり使用しないデバイスである。
【0032】図3〜図5に示す本発明の第1の実施例
は、観察室23が操作卓の中央に配置される透過型電子
顕微鏡等に本発明を適用した例であり、図2により説明
した観点から構成されたものである。
【0033】図3に示すように、操作卓27上には、観
察室23の観察窓を中心とし、操作者の前腕可動域半径
上に、観察中頻繁に操作するデバイス群のデバイスが配
置されている、すなわち、左側中央からX軸ステージ移
動103、明るさ調整102、倍率調整101、右側中
央からY軸のステージ移動104、焦点距離105、電
子線回折106の各調整用ダイヤルが配置されている。
そして、これらのダイヤル類の周囲後方には、必要に応
じ微粗切替スイッチ107が配置されている。また、観
察中あまり使用しないデバイス群201、202は、左
右それぞれに、前述のダイヤル類の後方に一列に配置さ
れている。
【0034】中央寄りにステージ移動用ダイヤル10
3、104を配置したのは、従来の透過型電子顕微鏡の
ステージ移動用ダイヤルが同位置に配置されていること
に倣ったものである。このように、ステージ移動用ダイ
ヤル103、104を象徴的に従来の位置に配置するこ
とにより、従来の機器の操作に慣れている操作者も対応
付けがとりやすく、操作をより迅速なものとできる。
【0035】残りのダイヤルは、頻繁に使用する順に前
腕可動域半径上をステージ移動用ダイヤルより外側に配
置されている。このような配置は、操作中の操作者の腕
の移動量を最小限に抑えるために効果的である。また、
中央から等距離に配置される各ダイヤルは、より微妙な
調整を必要とすると思われるデバイスを右手利きの人が
操作しやすい右側に配置している。そして、この本発明
の第1の実施例は、透過型電子顕微鏡であるとしてお
り、ステージ移動用ダイヤル103、104の外側に、
右側から焦点距離調整用ダイヤル105と明るさ調整用
ダイヤル102を配置し、さらにその外側に右側から電
子線回折調整用ダイヤル106と倍率調整用ダイヤル1
01を配置している。但し、ステージ移動用ダイヤル1
03、104は、X軸用、Y軸用いずれが右側にあって
もよく、また、操作者の好みによって左右切り替えるこ
とができるようにしてもよい。
【0036】さらに、各ダイヤルに従属するデバイス
類、例えば、明るさ調整用ダイヤル102における微粗
切替スイッチ107は、そのダイヤル102の近くに配
置されており、これにより、目視による確認を行うこと
なく操作を行うことが可能とされている。
【0037】デバイス群のレイアウトを前述したような
ものとすることにより、操作者は、肘を中心として前腕
を回旋させることにより任意のデバイスに手を触れるこ
とができる。従って、操作者は、観察中に手探りでの操
作が行いやすくなる。また、これらのデバイスが配置さ
れた操作パネルを、操作者側に5°から10°程度傾斜
して配置すれば、操作者の腕に対する負担を軽減するこ
とができる。
【0038】次に、図4を参照して、焦点距離調整用ダ
イヤル105の詳細を説明する。
【0039】焦点距離は、ダイナミックレンジが広い上
に微妙な調整を必要とするため、従来、粗調整、微調整
それぞれのダイヤルの他に、スイッチによりレンジ切替
えを行うことにより何段階もの分解能を得ているが、そ
の操作が極めて煩わしいものになっている。
【0040】本発明の第1の実施例は、これを解決する
ために、図4(a)に示すように、焦点距離調整用ダイ
ヤル105を外側に微調整用ダイヤル1051、内側に
粗調整用ダイヤル1052を設け、これらが独立して回
転するようにした二重のダイヤルとして構成した。これ
により、粗調整をする際には、図4(b)に示すよう
に、粗調整ダイヤル1052の上部に指を置き円を描く
ようにすばやく廻して調整することができ、また、微調
整をする際には、図4(c)に示すように、微調整ダイ
ヤル1051を複数の指でしっかり把持し、じっくり調
整することができる。すなわち、二重のダイヤルは、粗
調整、微調整それぞれのダイヤルにおいて手指の運動能
力を十分に発揮させることができ、レンジの切り替えを
行わなくても適確な調整を行うことができる。このよう
な構成のデバイスは、電子顕微鏡にかかわらず、ダイナ
ミックレンジが広くかつ微妙な調整を必要とするデバイ
スを有する装置全般に応用可能である。
【0041】次に、図5を参照して、観察中あまり使用
しないデバイスのレイアウトの詳細を説明する。
【0042】本発明の第1の実施例は、観察中あまり使
用しないデバイス群201、202を両腕可動域の後方
に機能内容ごとに分類して配置している。この各デバイ
スの配置は、例えば、左から右へ順に電源投入203、
排気系204、電子銃関連205、レンズ関連206、
観察モード選択207、撮影関連208のような配置で
よく、なるべく操作手順一致するように配置することが
使い勝手上望ましく、これにより、操作を必要とするデ
バイスの位置を容易に推測することができるため、操作
者の認知負担を軽減することができる。
【0043】但し、電子銃関連205、レンズ関連20
6の調整は、観察面を凝視しながら行う必要があること
も多く、この場合、観察中よく使うデバイス同様手探り
により操作することができる位置に配置するようにする
とよい。
【0044】図6は本発明の第2の実施例による透過型
電子顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図であ
る。この本発明の第2の実施例は、電子銃、レンズ調整
を手探りで行うことが可能なように考慮した操作卓のレ
イアウトであり、以下、これについて説明する。
【0045】図6に示す本発明の第2の実施例は、前述
した本発明の第1の実施例のレイアウトとほぼ同様であ
るが、それに加えて左右のX軸、Y軸ステージ移動用ダ
イヤル103、104と、明るさ調整用、焦点距離調整
用のそれぞれのダイヤル102、105との間を広げ
て、その後方にX軸、Y軸アライメント調整用ダイヤル
209、210を配置したものである。アライメント調
整用ダイヤル209、210は、その後方に配置されて
いるビーム水平軸調整用211、ビーム傾斜軸調整用2
12、照射レンズ非点収差補正用213、対物レンズ非
点収差補正用214等のアライメント選択ボタン群より
選択されたボタンに対応する各種のアライメントの調
整、補正を行うために使用される。
【0046】本発明の第2の実施例によれば、アライメ
ント選択ボタン群211〜214より必要な機能を選択
しておけば、操作者は、その後、観察面を凝視しつつ手
探りでアライメント調整用ダイヤル209、210によ
り、各種アライメント調整を行うことができる。そし
て、この場合、X軸ステージ移動用ダイヤル103と明
るさ調整用ダイヤル102との間、Y軸ステージ移動用
ダイヤル104と焦点距離調整用105との間が十分広
いので、操作者は、他のデバイスに触れることなくアラ
イメント調整用ダイヤルを操作することができる。
【0047】図7は本発明の第3の実施例による透過型
電子顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図であ
る。この本発明の第3の実施例は、電子銃、レンズ調整
を手探りで行うことが可能なように考慮した操作卓のレ
イアウトの他の例であり、以下、これについて説明す
る。
【0048】図7に示す本発明の第3の実施例は、左右
のX軸、Y軸ステージ移動用ダイヤル103、104
を、X軸、Y軸アライメント調整用ダイヤルとしても使
用するようにした例である。そして、この実施例は、ス
テージ移動用ダイヤルの後方に、ビーム水平軸調整用2
11、ビーム傾斜軸調整用212、照射レンズ非点収差
補正用213、対物レンズ非点収差補正用214などの
アライメント選択ボタン及びステージ移動選択ボタン2
15を配置して構成される。
【0049】左右のX軸、Y軸ステージ移動用ダイヤル
103、104は、通常、ステージ移動選択ボタン21
5が選択された状態でステージ移動用の機能を行うこと
ができる。また、アライメント選択ボタン群211〜2
14から必要な機能のアライメント選択ボタンが選択さ
れると、左右のX軸、Y軸ステージ移動用ダイヤル10
3、104は、選択されたボタンに対応する各種のアラ
イメントの調整、補正を行うことができるようになる。
【0050】従って、この本発明の第3の実施例によれ
ば、アライメント選択ボタン群211〜214より必要
な機能を選択すれば、操作者は、その後、観察面を凝視
しつつ手探りでステージ移動用ダイヤル103、104
を用いて選択された機能の調整を行うことができる。
【0051】図8は本発明の第4の実施例による透過型
電子顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図であ
る。この本発明の第4の実施例は、電子銃、レンズ調整
を手探りで行うことが可能なように考慮した操作卓のレ
イアウトのさらに他の例であり、以下、これについて説
明する。
【0052】図8に示す本発明の第4の実施例は、操作
卓の右端にX軸、Y軸アライメント調整用ダイヤル20
9、210を配置し、左端にビーム水平軸調整用21
1、ビーム傾斜軸調整用212、照射レンズ非点収差補
正用213、対物レンズ非点収差補正用214等のアラ
イメント選択ボタン群を配置して構成したものである。
【0053】このような配置とすることにより、操作者
は、左手でアライメント選択ボタン群211〜214よ
り必要な機能を選択した上で、選択された各種アライメ
ントの調整を観察面を凝視しつつ、右手でアライメント
調整用ダイヤル209、210を使用して行うことがで
きる。このような配置は、各種アライメント調整を一度
に多く行う場合に有利である。
【0054】前述した各実施例は、各種のデバイスを操
作者の前腕可動半径上に配置する際に、なるべく多くの
人に適合可能な位置に配置する必要があるが、デバイス
を操作パネル上に配置し、その操作パネルを操作卓上に
前後に移動し、あるいは、回転できるように構成する
と、より自由度を増すことができ、使い勝手のさらなる
向上を図ることができる。
【0055】図9は本発明の第5の実施例による透過型
電子顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図であ
る。この本発明の第5の実施例は、前述した本発明の第
1の実施例における各種ダイヤル、スイッチを、左右側
のそれぞれの操作パネル上に配置し、この操作パネルを
操作卓上に移動可能とする平行移動機構を設けたもので
ある。
【0056】この本発明の第5の実施例は、左右にそれ
ぞれ操作パネル301、302を設け、それぞれの操作
パネル301、302の下にレール303を設けて、操
作パネル301、302を操作卓上に前後に移動可能と
している。このため、操作者は、自分に適切な位置に操
作パネル301、302を移動させて使用することがで
きる。この場合、操作パネル301、302は、ステー
ジ移動用ダイヤル103、104が操作卓前端より28
0mmから420mm位に移動できることが望ましい。
【0057】図10は本発明の第6の実施例による透過
型電子顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図であ
る。この本発明の第6の実施例は、前述した本発明の第
1の実施例における各種ダイヤル、スイッチを、左右側
のそれぞれの操作パネル上に配置し、この操作パネルを
操作卓上に回転可能とする回転機構を設けたものであ
る。
【0058】この本発明の第6の実施例は、左右にそれ
ぞれ操作パネル301、302を設け、それぞれの操作
パネル301、302に配置されるステージ移動用ダイ
ヤルの103、104の下に回転軸304を設け、操作
パネル301、302を操作卓上で回転可能としてい
る。このため、操作者は、自分に適切な方向に操作パネ
ル301、302を回転して使用することができる。こ
の場合、操作パネル301、302は、ステージ移動ダ
イヤル103、104を中心に内旋25°から外旋15
°程度に回転できることが望ましい。
【0059】図11は本発明の第7の実施例による透過
型電子顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図であ
る。この本発明の第7の実施例は、前述した本発明の第
1の実施例における各種ダイヤル、スイッチを、左右側
のそれぞれの操作パネル上に配置し、この操作パネルを
操作卓上に平行移動及び回転可能とする機構を設けたも
のである。
【0060】この本発明の第7の実施例は、左右にそれ
ぞれ操作パネル301、302を設け、それぞれの操作
パネル301、302に平行移動機構及び回転機構を設
け、さらに、左右の操作パネルのいずれかを動かせば他
方も同様に動くようにしたものである。そして、この実
施例は、それぞれの操作パネル301、302が載置さ
れる操作卓の下で前後に動く平行移動台305に連結さ
れて構成され、これにより、左右の操作パネル301、
302が同時に平行に移動可能にされている。また、操
作パネル301、302は、平行移動台305に回転軸
304によって連結されており、左右の回転軸304は
ベルト306によって8の字に連結されている。このた
め、左右の操作パネル301、302は、対称に逆方向
に回転することになる。
【0061】前述した本発明の第7の実施例によれば、
操作者は、まず、ステージ移動用ダイヤル103、10
4が自分にとって最適な位置にくるように操作パネル3
01、302を平行移動させ、次に、全てのダイヤルが
自分の前腕可動域上に乗るように操作パネル301、3
02を回転させることにより、各デバイスを最も使いや
すいレイアウトとすることができる。また、デバイスが
配置された操作パネル301、302を独立した部品と
して操作卓上に乗せるような構成にしても同様の効果を
得ることができる。
【0062】図12は本発明の第8の実施例による電子
顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図である。こ
の実施例は、走査型電子顕微鏡のようにモニタにより観
察が行われ、観察面が操作卓の上方に配置される場合の
示である。
【0063】本発明の第8の実施例は、図12(a)に
示すように、操作卓上に移動可能に独立した操作パネル
307を置き、全てのデバイスをその操作パネル307
の上に配置して構成したものである。そして、操作パネ
ル307上の前腕可動域半径上には、左側からX軸ステ
ージ移動用103、倍率調整用101、焦点距離調整用
105、Y軸ステージ移動用104の各ダイヤルが配置
される。これらのダイヤル類の周囲後方には、必要に応
じ微粗切替えスイッチ107が配置される。また、観察
中あまり使用しないデバイス類216は、操作パネル3
07の中央に配置される。
【0064】前述した本発明の第8の実施例は、透過型
電子顕微鏡と比較して観察面が操作卓上にないため、操
作者の前方にもデバイス類を配置することができ、小柄
な操作者の場合にも、各デバイスに楽に手が届くように
デバイスを配置することができる。従って、この本発明
の第8の実施例は、まず、操作者が、操作卓上に自然に
前腕を投げ出した位置、すなわち、上腕の延長線上に両
ステージ移動用ダイヤル103、104を配置し、前腕
可動半径上の中央寄りに、観察中、次に頻繁に使用する
デバイス、走査型電子顕微鏡の場合、右側から焦点距離
調整用105、倍率調整用101の各ダイヤルを配置し
ている。
【0065】また、観察中あまり使用しないデバイス類
216は、機能内容毎に分類して操作卓上のパネル中央
に集中して配列されている、これににより、モニタから
わずかに下に視線をそらせるだけで全てのデバイスを一
望することができ、かつ、左右どちらの手でも同様に操
作することができる。
【0066】操作パネル307は、図12(b)に示す
ように、ケーブル308によって操作卓と電気的に接続
されているか、あるいは、操作卓上にケーブルが置かれ
るのが邪魔であれば、赤外線光接続等により無配線で接
続することも可能である。また、操作パネル307は、
移動する際に指を掛けて持ちやすいように側面に握り部
309が設けられている。
【0067】図13は本発明の第9の実施例による電子
顕微鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図、図14は
観察中と文字入力中との操作者の姿勢について説明する
図である。この実施例は、前述した本発明の第8の実施
例において文字入力用のキーボードを配置した場合の例
である。
【0068】本発明の第9の実施例は、キーボード50
1を操作卓である天板の下に収納して構成されており、
キーボード501を使用する際にはこれを手前に引き出
し、操作卓の手前中央に配置できるようにしたものであ
る。
【0069】一般に、操作者の姿勢は、観察中、図14
(a)に示すように、観察面を凝視するため身体を前傾
して、肘を付くことにより頭部を安定させる姿勢が適切
であるのに対し、文字入力等のコンピュータで通常行わ
れるような操作では、図14(b)に示すように、ある
程度モニタから離れて画面全体が見渡せるような操作環
境が好まれる。前述した本発明の第9の実施例の配置
は、このような観点から決定されたもので、いずれの場
合にも、操作が行いやすい配置である。すなわち、キー
ボード501が手前にあると、操作者は、キーボード5
01を操作する場合、必然的に身体を反らし、操作しや
すい姿勢を確保するので前述したような操作環境が得や
すいことになる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、電
子顕微鏡の各種の操作デバイスが操作者である観察者に
とって操作しやすいように、操作者の作業形態に合った
形に操作パネルをレイアウトしているので、各操作デバ
イスに、その用途毎に適切な操作性を与えることがで
き、電子顕微鏡の操作性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による透過型電子顕微鏡の外
観の一例を示す斜視図である。
【図2】本発明による電子顕微鏡の操作デバイスのレイ
アウトを決定する大まかな考え方を説明する図である。
【図3】本発明の第1の実施例による透過型電子顕微鏡
の操作パネルのレイアウト例を示す平面図である。
【図4】焦点距離を調整するダイヤルの詳細を説明する
図である。
【図5】観察中あまり使用しないデバイスのレイアウト
の詳細を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施例による透過型電子顕微鏡
の操作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図7】本発明の第3の実施例による透過型電子顕微鏡
の操作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図8】本発明の第4の実施例による透過型電子顕微鏡
の操作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図9】本発明の第5の実施例による透過型電子顕微鏡
の操作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図10】本発明の第6の実施例による透過型電子顕微
鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図11】本発明の第7の実施例による透過型電子顕微
鏡の操作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図12】本発明の第8の実施例による電子顕微鏡の操
作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図13】本発明の第9の実施例による電子顕微鏡の操
作卓のレイアウト例を示す平面図である。
【図14】観察中と文字入力中との操作者の姿勢につい
て説明する図である。
【符号の説明】 1 観察中頻繁に操作するデバイス群領域 2 観察中あまり操作することのないデバイス群領域 101 倍率調整用ダイヤル 102 明るさ調整用ダイヤル 103 X軸ステージ移動用ダイヤル 104 Y軸ステージ移動用ダイヤル 105 焦点距離調整用ダイヤル 106 電子線回折調整用ダイヤル 107 微/粗切替えスイッチ 201、202 観察中あまり操作することのないデバ
イス群 209 X軸アライメント調整用ダイヤル 210 Y軸アライメント調整用ダイヤル 301、302 操作パネル 303 レール 304 回転軸 305 平行移動台 306 ベルト 307 独立した操作パネル 308 ケーブル 501 キーボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ペーター ホーマン ドイツ国 ミュンヘン フェルドキルヘ ン バイ ドルナッハー ストラーセ 3 ヒタチ ヨーロッパ ゲーエムベー ハー デザイングループ 2 ストック 内 (72)発明者 小林 弘幸 茨城県ひたちなか市市毛882番地 株式 会社 日立製作所 計測器事業部内 (56)参考文献 特開 平6−52819(JP,A) 特開 昭51−22056(JP,A) 特開 平7−200119(JP,A) 特開 平7−231814(JP,A) 実開 昭55−75061(JP,U) 実開 昭60−108227(JP,U) 実開 平7−1447(JP,U) 実開 平5−15839(JP,U) 実開 平7−84692(JP,U) 特公 昭48−34348(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01J 37/26

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 観察室または観察用表示部と、操作卓
    と、観察に必要な操作を行う操作部とにより構成される
    電子顕微鏡において、操作部を構成する複数の操作デバ
    イスを、観察中に手探りで頻繁に操作するステージ移動
    用ダイヤル及び他のデバイスを含むデバイス群と、観察
    前後に使用し観察中あまり使用しないデバイス群とに分
    け、前記観察中に手探りで頻繁に操作するデバイス群
    を、操作者が操作卓上に自然に両腕を置いたとき、その
    肘の位置を中心とした前腕の可動域となる操作卓上の円
    弧上の領域であって、操作者の前腕可動域半径上に配置
    、かつ、観察室を直視した状態で操作者の手の届く位
    置に前記ステージ移動用ダイヤルを配置し、前記他のデ
    バイスを、頻繁に使うデバイスから順に前記ステージ移
    動用ダイヤルの近くに配置したことを特徴とする電子顕
    微鏡。
  2. 【請求項2】 前記円弧上の領域は、前記観察室または
    前記観察用表示部の左方と右方の2箇所に配置されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の電子顕微鏡。
  3. 【請求項3】 前記円弧上の領域は、前記操作卓の中心
    から左右に250mm〜350mmの範囲に中心を持つ
    半径380mm〜480mmの円弧の一部を含む領域で
    あることを特徴とする請求項1または2記載の電子顕微
    鏡。
  4. 【請求項4】 前記他のデバイスを、頻繁に使うデバイ
    スから順に前記ステージ移動用ダイヤルの外側に配置す
    ることを特徴とする請求項記載の電子顕微鏡。
  5. 【請求項5】 前記他のデバイスを、頻繁に使うデバイ
    スから順に前記ステージ移動用ダイヤルの内側に配置す
    ることを特徴とする請求項記載の電子顕微鏡。
  6. 【請求項6】 前記頻繁に操作するデバイスで、粗調
    整、微調整を行う必要のあるデバイスは、外側に微調整
    用ダイヤルを配置し、その内側に粗調整用ダイヤルを配
    置し、これらが独立に回転可能とされた二重の回転ダイ
    ヤルにより構成されることを特徴とする請求項1ないし
    のうちいずれか1記載の電子顕微鏡。
  7. 【請求項7】 前記観察室を覗きながら直視することな
    く頻繁に操作するデバイスを操作する上で必要となるデ
    バイスを、主となるデバイスの周囲に配置することを特
    徴とする請求項1ないしのうちいずれか1記載の電子
    顕微鏡。
  8. 【請求項8】 前記観察前後に使用し観察中あまり使用
    しないデバイスを、前腕可動域外の操作者から見て奥側
    で、かつ、操作者の視覚に入りやすい位置に、機能内容
    毎に分類して配置することを特徴とする請求項1ないし
    のうちいずれか1記載の電子顕微鏡。
  9. 【請求項9】 前記機能内容毎に分類したデバイスを、
    操作手順に合わせて左から右へ並べることを特徴とする
    請求項記載の電子顕微鏡。
  10. 【請求項10】 前記機能内容毎に分類したデバイス
    を、操作卓の中央に集中して配置することを特徴とする
    請求項記載の電子顕微鏡。
  11. 【請求項11】 前記観察室を覗きながら直視すること
    なく頻繁に操作するデバイスを操作パネル上に配置し、
    その操作パネルを、操作者側に傾斜して設置することを
    特徴とする請求項1ないし10のうちいずれか1記載の
    電子顕微鏡。
  12. 【請求項12】 前記操作パネルを前後に移動可能とす
    る機構を備えたことを特徴とする請求項11記載の電子
    顕微鏡。
  13. 【請求項13】 前記操作パネルを回転可能とする機構
    を備えたことを特徴とする請求項11記載の電子顕微
    鏡。
  14. 【請求項14】 前記操作パネルが操作卓と独立してい
    ることを特徴とする請求項11記載の電子顕微鏡。
  15. 【請求項15】 文字入力用のキーボードが前記操作卓
    の手前中央に配置されることを特徴とする請求項1ない
    し1のうちいずれか1記載の電子顕微鏡。
  16. 【請求項16】 前記文字入力用のキーボードが操作卓
    の引き出しに収納されていることを特徴とする請求項1
    記載の電子顕微鏡。
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