JP3399571B2 - ポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法 - Google Patents

ポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法

Info

Publication number
JP3399571B2
JP3399571B2 JP02440293A JP2440293A JP3399571B2 JP 3399571 B2 JP3399571 B2 JP 3399571B2 JP 02440293 A JP02440293 A JP 02440293A JP 2440293 A JP2440293 A JP 2440293A JP 3399571 B2 JP3399571 B2 JP 3399571B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molded product
resin molded
water
oily substance
coating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP02440293A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06240029A (ja
Inventor
嘉宏 中村
博文 原
和人 飯山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Honda Motor Co Ltd filed Critical Honda Motor Co Ltd
Priority to JP02440293A priority Critical patent/JP3399571B2/ja
Publication of JPH06240029A publication Critical patent/JPH06240029A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3399571B2 publication Critical patent/JP3399571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
  • Treatments Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン樹脂成形品の塗装方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動車のバンパー等には、ポリプロピレ
ン等のポリオレフィン樹脂成形品に塗装したものが使用
されている。
【0003】前記成形品は前記樹脂の射出成形等により
得られ、成形直後にはその表面に離型剤、搬送用油等の
油性物質や前記成形の際に生じるバリ等の樹脂片が前記
油性物質を介して付着しているので、そのまま塗装を施
すと前記成形品の表面に塗料が密着しにくくなる。そこ
で、塗装する前に前記成形品の表面を洗浄するとともに
前記油性物質を除去(脱脂)して、塗料の密着性を向上
させることが行われている。尚、前記バリ等の樹脂片は
前記油性物質に媒介されて付着しているので、前記油性
物質が除去されれば、同時に除去される。
【0004】従来、前記成形品の表面の洗浄及び油性物
質の脱脂処理は、前記成形品をトリクロロエタン等の塩
化炭素系溶剤に浸漬したり、前記成形品をプラズマ処理
することにより行われている。
【0005】しかしながら、塩化炭素系溶剤は揮散する
塩素が地球のオゾン層を破壊することが指摘されて使用
が禁止される方向にあり、また、プラズマ処理のために
は大掛かりな装置を必要とするとの不都合がある。塩化
炭素系溶剤の代わりに、非塩素系有機溶剤、界面活性剤
等を含む親水性表面処理剤等を使用する方法も考えられ
るが、これらは前記塩化炭素系溶剤に比較すると脱脂能
力が低いため、脱脂処理のためのラインが長大化すると
共に使用量も増大する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明はポリオレフィン樹脂成形品に塗装する際に
脱脂処理を短時間で効率よく行うことができ、前記成形
品に対して優れた塗料密着性が得られる塗装方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明のポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法の
第1の態様は、極性基を含有するポリオレフィン樹脂成
形品の表面に0.15J/cm2 以上のエネルギー量を
付与するように35℃以下の水を噴射して、該成形品の
表面に付着している油性物質を予備洗浄する予備洗浄工
程と、前記予備洗浄工程で該油性物質が予備洗浄された
該成形品の表面に親水性表面処理剤を噴射して該油性物
質を除去して脱脂する脱脂処理工程と、前記脱脂処理工
程で該油性物質を除去された該成形品の表面に塗装する
塗装工程とからなることを特徴とする。
【0008】また、前記塗装方法は、前記成形品の表面
に付着している油性物質の予備洗浄を確実に行うため
に、前記予備洗浄工程で前記成形品の表面に0.25J
/cm 2 以上のエネルギー量を付与するように水を噴射
することを特徴とする。前記予備洗浄工程における水の
噴射は、前記成形品の表面に付与するエネルギー量が
0.15J/cm2 以下であるときには、次工程で親水
性表面処理剤を噴射しても前記成形品の表面に付着して
いる油性物質が十分に除去されないことがある。
【0009】前記成形品の表面に噴射する水の温度が3
5℃より高いときには、前記成形品の表面に付着してい
る油性物質が、水の噴射圧により樹脂の内部に浸透して
容易に除去できなくなり、前記成形品に対する塗料の密
着性が低下するので好ましくない。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】前記ポリオレフィン樹脂は極性基を含有す
ることにより、前記成形品に対する塗料の密着性が向上
される。前記極性基としては、例えばカルボキシル基、
水酸基などを挙げることができ、前記ポリオレフィン樹
脂はこのような極性基を2〜10%の範囲で含有するこ
とが好ましい。
【0014】前記脱脂処理工程に使用する親水性表面処
理剤としては、例えば、ナフテン系混合溶剤、ケイ酸塩
等のアルカリビルダー及び界面活性剤をケロシンに溶解
したもの、リン酸混入水溶液等を挙げることができる。
【0015】前記成形品の表面に塗装する塗料は、前記
極性基を含有するポリオレフィン樹脂と親和性が高いも
のが好ましく、このような塗料として例えば、中塗り
(プライマ)塗布用としてはウレタン系1液タイプ、ウ
レタン系2液タイプ、エステル系のもの等を挙げること
ができ、上塗り塗布用としてはウレタン系2液タイプ、
アクリルエポキシ系2液タイプのもの等を挙げることが
できる。
【0016】
【作用】本発明の塗装方法によれば、前記予備洗浄工程
で前記樹脂成形品の表面に35℃以下の水を噴射するこ
とにより、前記樹脂成形品の表面に付着している油性物
質が樹脂の内部に浸透することなく、その大部分が短時
間で効率よく除去される。このとき、前記油性物質に媒
介されて付着しているバリ等の樹脂片も同時に除去され
る。次いで、前記成形品の表面に前記親水性表面処理剤
を噴射することにより前記油性物質が完全に除去されて
脱脂処理される。そこで、前記脱脂処理工程の後、塗装
することにより、前記成形品に対する塗料の密着性が向
上される。前記予備洗浄工程では、前記成形品の表面に
0.25J/cm2以上のエネルギー量を付与するよう
に水を噴射することにより、前記油性物質の大部分及び
バリ等の樹脂片がさらに確実に除去され、次工程の脱脂
処理が容易になる。
【0017】
【0018】
【実施例】次に、添付の図面を参照しながら本発明のポ
リオレフィン樹脂成形品の塗装方法についてさらに詳し
く説明する。図1は本実施例の塗装方法において水を噴
射する状態を示す説明的断面図、図2は本発明の塗装方
法の実施例において油性物質が除去されたときのエネル
ギー量を示すグラフ、図3は本発明の塗装方法の実施例
において塗装工程に先立つ前処理の工程説明図である。
【0019】次に、本発明の塗装方法の実施例について
説明する。
【0020】本実施例の塗装方法では、まず、図1示の
ノズル1から樹脂成形品2の表面に0.15J/cm2
以上のエネルギー量を付与するように洗浄水を噴射して
樹脂成形品2の表面に付着している油性物質の大部分及
びバリ等の樹脂片を除去して予備洗浄し、次いで、ノズ
ル1から樹脂成形品2に親水性表面処理剤水溶液を噴射
して樹脂成形品2の表面に付着している油性物質を完全
に除去して脱脂処理を施す。そして、前記予備洗浄工程
及び脱脂処理工程を含む前処理が完了した後、最後に樹
脂成形品2の表面に塗装する。
【0021】樹脂成形品2は、極性基として水酸基を
3.0%含有するポリプロピレン樹脂からなる自動車の
バンパーであり、その表面には搬送コンベア用潤滑油1
0g/m2 または離型剤(商品名:セパラック)50g
/m2 が塗布されている。
【0022】本実施例では、前記洗浄水として工業用水
を、前記親水性表面処理剤水溶液としてケイ酸塩等のア
ルカリビルダー及び界面活性剤をケロシンに溶解したも
の(日本ペイント株式会社製、商品名:サーフクリーナ
53SR)のイオン濃度6±0.5%水溶液を使用し
た。また、樹脂成形品2を塗装する塗料としては、ポリ
ウレタンを使用した。
【0023】図1のノズル1から樹脂成形品2の表面に
20℃の洗浄水を噴射して樹脂成形品2の表面を予備洗
浄したときの、ノズル1と樹脂成形品2との距離及びノ
ズル1から噴射される洗浄水の吐出圧と、樹脂成形品2
の表面に付与されるエネルギー量との関係を図2に示
す。尚、前記エネルギー量E(J/cm2 )は、ノズル
1から噴射される洗浄水の流量F(リットル/分)、洗
浄水の広がり角θ(°)、ノズル1の口径P(cm)、
ノズル1と樹脂成形品2との距離L(cm)、処理時間
t(分)から、次式により求められる。
【0024】
【数1】
【0025】尚、前記洗浄水の吐出圧(kgf/c
2 )は、流量F(リットル/分)に比例する。
【0026】図2で、○のプロットは樹脂成形品2に前
記離型剤を塗布しノズル1と樹脂成形品2との距離を3
00mmとした場合、△のプロットはノズル1と樹脂成
形品2との距離を400mmとした場合、□のプロット
はノズル1と樹脂成形品2との距離を550mmとした
場合をそれぞれ示す。また、●のプロットは樹脂成形品
2に前記搬送コンベア用潤滑油を塗布しノズル1と樹脂
成形品2との距離を300mmとした場合をそれぞれ示
す。前記の場合にはいずれも15〜60秒で樹脂成形品
2の表面の油性物質の大部分及びバリ等の樹脂片が除去
された。
【0027】図2から、ノズル1から噴射される前記洗
浄水により樹脂成形品2の表面に付与されるエネルギー
量が0.15J/cm2 以上であれば、前記搬送コンベ
ア用潤滑油、離型剤等の油性物質の大部分及びバリ等の
樹脂片を除去できることが明らかである。また、樹脂成
形品2に前記離型剤を塗布しノズル1と樹脂成形品2と
の距離を300mmとして吐出圧3.5kgf/cm2
で洗浄水を噴射した場合及び、前記搬送コンベア用潤滑
油を塗布しノズル1と樹脂成形品2との距離を300m
mとして吐出圧3.5kgf/cm2 で洗浄水を噴射し
た場合の例から、前記エネルギー量が0.25J/cm
2 以上であれば、前記搬送コンベア用潤滑油、離型剤等
の油性物質の大部分及びバリ等の樹脂片を確実に除去で
きることが明らかである。
【0028】尚、図2のグラフでは、前記エネルギー量
と前記吐出圧とは必ずしも比例関係を示していないが、
これは前記吐出圧が高いほど洗浄水の広がり角θが大と
なる傾向があり、しかも変動が激しいためである。
【0029】次に、前記洗浄水の温度と塗料の密着性と
の関係を表1に示す。塗料の密着性は目視で判定した。
【0030】
【表1】
【0031】表1から、前記塗料の密着性は、洗浄水の
温度が35℃以下であるときに良好になることが明らか
である。
【0032】本実施例の塗装方法において、前記塗装工
程に先立つ前処理は、図3示のように、予備洗浄工程、
脱脂処理工程、第1水洗工程、第2水洗工程、純水洗工
程、表面調整工程、乾燥工程の順に設けられたラインに
沿って、樹脂成形品2を搬送しながら行われる。前記各
工程には、図1示のノズル1が所定の方向に指向されて
設けられ、所定の洗浄液を樹脂成形品2の表面に噴射す
るようになっている。
【0033】次に、前記各工程について、詳細に説明す
る。
【0034】まず、予備洗浄工程には、図1示のノズル
1としてVジェットノズルが、複数のノズルを1組とし
て5組設けられている。
【0035】第1組のVジェットノズルはその軸線が樹
脂成形品2の搬送方向に対して鉛直下向きから30°上
流側に傾けて備えられており、第2組のVジェットノズ
ルはその軸線が搬送方向に対して鉛直下向きから30°
左に傾けて備えられており、第3組のVジェットノズル
はその軸線が搬送方向に対して鉛直下向きから30°右
に傾けて備えられており、第4組のVジェットノズルは
その軸線が搬送方向に対して鉛直下向きから30°下流
側に傾けて備えられている。そして、第5組のVジェッ
トノズルはその軸線が鉛直下向きに備えられている。
尚、以下の説明においては、1組のノズルは前記同様に
複数のノズルにより編成されている。
【0036】該予備洗浄工程では、前記5組のVジェッ
トノズルから前記のように樹脂成形品2の表面に0.1
5J/cm2 以上のエネルギー量を付与するように洗浄
水を噴射して樹脂成形品2の表面に付着している油性物
質の大部分及びバリ等の樹脂片を除去して予備洗浄を行
う。樹脂成形品2は該予備洗浄工程を2秒間で通過し、
液切りのために0.5秒の間隔を空けて、次の脱脂処理
工程に送られる。
【0037】次に、脱脂処理工程には、図1示のノズル
1として4組のVジェットノズルとその下流に1組のフ
ルコーンノズルが設けられている。第1組のVジェット
ノズルはその軸線が樹脂成形品2の搬送方向に対して鉛
直下向きから30°上流側に傾けて備えられており、第
2組のVジェットノズルはその軸線が搬送方向に対して
鉛直下向きから30°左に傾けて備えられており、第3
組のVジェットノズルはその軸線が搬送方向に対して鉛
直下向きから30°右に傾けて備えられており、第4組
のVジェットノズルはその軸線が搬送方向に対して鉛直
下向きから30°下流側に傾けて備えられている。そし
て、フルコーンノズルはその軸線が鉛直下向きに備えら
れている。
【0038】該脱脂処理工程では、前記4組のVジェッ
トノズル及び1組のフルコーンノズルから前記のように
樹脂成形品2に親水性表面処理剤水溶液を噴射して樹脂
成形品2の表面に付着している油性物質を完全に除去し
て脱脂処理を行う。樹脂成形品2は該脱脂処理工程を2
秒間で通過し、液切りのために1秒の間隔を空けて、次
の第1水洗工程に送られる。
【0039】次に、第1水洗工程には鉛直下向きの軸線
を有する1組のフルコーンノズルが設けられている。該
第1水洗工程では前記1組のフルコーンノズルから樹脂
成形品2に洗浄水を噴射して前記親水性表面処理剤水溶
液を除去する。樹脂成形品2は該第1水洗工程を0.5
秒間で通過し、液切りのために0.5秒の間隔を空け
て、次の第2水洗工程に送られる。
【0040】次に、第2水洗工程には第1水洗工程と同
様に、鉛直下向きの軸線を有する1組のフルコーンノズ
ルが設けられている。該第2水洗工程では前記1組のフ
ルコーンノズルから樹脂成形品2に洗浄水を噴射して樹
脂成形品2の表面に付着している前記第1水洗工程の洗
浄水を希釈する。樹脂成形品2は該第2水洗工程脱脂処
理工程を0.5秒間で通過し、液切りのために0.5秒
の間隔を空けて、次の純水洗工程に送られる。
【0041】次に、純水洗工程には第1水洗工程と同様
に、鉛直下向きの軸線を有する1組のフルコーンノズル
が設けられている。該純水洗工程では前記1組のフルコ
ーンノズルから樹脂成形品2に純水を噴射して樹脂成形
品2の表面を清浄にする。樹脂成形品2は該純水洗工程
を0.2秒間で通過し、液切りのために0.5秒の間隔
を空けて、次の表面調整工程に送られる。
【0042】次に、表面調整工程には第1水洗工程と同
様に、鉛直下向きの軸線を有する1組のフルコーンノズ
ルが設けられている。該表面調整工程では前記1組のフ
ルコーンノズルから樹脂成形品2に界面活性剤の0.1
5%水溶液を噴射して樹脂成形品2の表面の濡れ性を良
くする。このようにすることにより、樹脂成形品2の表
面に付着した水が水滴を作りにくく、表面を流れるよう
になる。従って、樹脂成形品2の乾燥が容易になり、ウ
ォーターマークの発生を防止することができる。樹脂成
形品2は該表面調整工程を0.5秒間で通過し、液切り
のために0.5秒の間隔を空けて、次の乾燥工程に送ら
れる。
【0043】次に乾燥工程では、樹脂成形品2は吹き出
し速度30m/秒のホットエアブロー下を1秒間で通過
したのち、80℃の雰囲気中を10秒間掛けて通過して
前処理を終了し、塗装工程に送られる。
【0044】
【0045】
【0046】
【0047】
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
の塗装方法によれば、前記予備洗浄工程で前記樹脂成形
品の表面に0.15J/cm2以上のエネルギー量を付
与するように35℃以下の水を噴射することにより、前
記樹脂成形品の表面に付着している油性物質を樹脂の内
部に浸透させることなく、その大部分及びバリ等の樹脂
片を短時間で効率よく除去することができる。従って、
次いで前記成形品の表面を脱脂処理した後、塗装するこ
とにより、前記成形品に対し塗料の密着性に優れた塗装
を行うことができる。
【0053】前記予備洗浄工程では、前記成形品の表面
に0.25J/cm2 以上のエネルギー量を付与するよ
うに水を噴射することにより、前記油性物質の大部分及
びバリ等の樹脂片をさらに確実に除去することができ、
次工程の脱脂処理を容易にすることができる。
【0054】
【0055】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる塗装方法において水または親水
性表面処理剤水溶液を噴射する状態を示す説明的断面
図。
【図2】本発明の塗装方法の実施例において油性物質が
除去されたときのエネルギー量を示すグラフ。
【図3】本発明の塗装方法の実施例において塗装工程に
先立つ前処理の工程説明図。
【符号の説明】
1…ノズル、 2…樹脂成形品。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−86277(JP,A) 特開 平2−284681(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08J 7/00 - 7/18 B05D 3/10 B05D 7/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】極性基を含有するポリオレフィン樹脂成形
    品の表面に0.15J/cm2以上のエネルギー量を付
    与するように35℃以下の水を噴射して、該成形品の表
    面に付着している油性物質を予備洗浄する予備洗浄工程
    と、 前記予備洗浄工程で該油性物質が予備洗浄された該成形
    品の表面に親水性表面処理剤を噴射して該油性物質を除
    去して脱脂する脱脂処理工程と、 前記脱脂処理工程で該油性物質を除去された該成形品の
    表面に塗装する塗装工程とからなることを特徴とするポ
    リオレフィン樹脂成形品の塗装方法。
  2. 【請求項2】前記予備洗浄工程で前記成形品の表面に
    0.25J/cm2以上のエネルギー量を付与するよう
    に前記水を噴射することを特徴とする請求項1記載のポ
    リオレフィン樹脂成形品の塗装方法。
JP02440293A 1993-02-12 1993-02-12 ポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法 Expired - Fee Related JP3399571B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02440293A JP3399571B2 (ja) 1993-02-12 1993-02-12 ポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP02440293A JP3399571B2 (ja) 1993-02-12 1993-02-12 ポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06240029A JPH06240029A (ja) 1994-08-30
JP3399571B2 true JP3399571B2 (ja) 2003-04-21

Family

ID=12137177

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP02440293A Expired - Fee Related JP3399571B2 (ja) 1993-02-12 1993-02-12 ポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3399571B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06240029A (ja) 1994-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EA012664B1 (ru) Способ селективного травления поверхности стеклянного изделия
US5702772A (en) Method for identifying and protecting an activated plastic surface
US4548967A (en) Masking agent for paint spray booths
US5916674A (en) Article having a removable protective film
JP3399571B2 (ja) ポリオレフィン樹脂成形品の塗装方法
US5534297A (en) Method for surface modification of polyolefin resin molded article and method for coating the surface of polyolefin resin molded article
JPH06128775A (ja) 大径鋼管の製造方法
WO2017043422A1 (ja) 異物除去方法及び異物除去装置
WO1998018575A3 (en) Process for the mechanical cleaning of reusable drinks containers
JP3026320B2 (ja) 塗装の前処理装置
EP1477583B1 (de) Anlage und Verfahren zum Beizen von Gegenständen aus Stahl
JP2830642B2 (ja) 自動車車体塗装用の前処理装置
JPH0824935A (ja) 鋼帯両側部上面の残留付着液除去方法
EP2238058B1 (de) Behandlungsanlage und verfahren zur oberflächenbehandlung von gegenständen
JPH0665532A (ja) 塗膜剥離剤
JPH0111727Y2 (ja)
JPH08291395A (ja) 金属成型物の洗浄方法及び洗浄装置
JPS58199898A (ja) 電着塗装用治具の洗浄方法
JP2001158974A (ja) 防食方法
KR100334011B1 (ko) 코팅된금속부재의처리방법
JPH06248103A (ja) ポリオレフィン樹脂成形物の表面改質方法及びその表面塗装方法
JP2722369B2 (ja) 水洗浄方法
JP4287408B2 (ja) 塗膜の剥離方法
JPH0450931B2 (ja)
JP3286580B2 (ja) 成形品洗浄方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080221

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090221

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100221

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110221

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees