JP3398597B2 - 高枝切り鋏 - Google Patents

高枝切り鋏

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JP3398597B2
JP3398597B2 JP15757798A JP15757798A JP3398597B2 JP 3398597 B2 JP3398597 B2 JP 3398597B2 JP 15757798 A JP15757798 A JP 15757798A JP 15757798 A JP15757798 A JP 15757798A JP 3398597 B2 JP3398597 B2 JP 3398597B2
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pole handle
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秀禎 小林
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Kobayashi Iron Works Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は樹木の高所の枝や果
樹の枝の剪定などに使用する高枝切り鋏に関するもので
あり、さらに詳しくは、軽い操作力で太枝切断を可能に
した高枝切り鋏に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、長尺のポール柄先端に鋏を配
装し、ポール柄基端に固定ハンドルと鋏操作ハンドルを
設け、鋏の可動刃片をポール柄内に配装した連結部材を
介して鋏操作ハンドルに連結した高枝切り鋏が実用され
ている。この種の高枝切り鋏で太枝切断に供さられるも
のとしては、固定ハンドルと鋏操作ハンドルを比較的長
めのパイプ製にし、鋏操作ハンドル基端をポール柄基端
に開閉動自在に枢着し、この枢着部近傍に連結部材を連
結した構成のものがある。
【0003】このような構成の高枝切り鋏では、片方の
手、例えば、左手で固定ハンドルを握り、右手で鋏操作
ハンドルを握り鋏操作ハンドルを閉動させと、鋏操作ハ
ンドルは、その基端枢着部を支点にして梃子の作用によ
って太枝でも軽い操作力で切断できるようにしたもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記するよ
うに、太枝切断に供さられる従来の高枝切り鋏では、比
較的長めの鋏操作ハンドルの基端近傍に直接的に連結部
材が連結され、鋏操作ハンドルは、その基端枢着部を支
点にし遊端部を力点にした梃子の作用を利用するため、
鋏の所定の切断力が得られるように鋏操作ハンドルを長
尺にしている。
【0005】このように鋏操作ハンドルが長いと、鋏操
作ハンドルの回動半径が大きくなって作業性に影響を与
えるばかりでなく、不使用時にもハンドル部分が嵩張っ
て携行性にも影響する。
【0006】そこで、本発明の課題は、鋏の切断力を低
下させることなく、鋏操作ハンドルの短尺化を図り、作
業性ならびに携行性を向上した高枝切り鋏を提供するこ
とを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のうち請求項1記載の発明は、ポール柄先端
に鋏を配装し、該鋏の可動刃片とポール柄基端に設けた
鋏操作ハンドルをポール柄内に配装した連結部材で連結
した高枝切り鋏において、ポール柄基端と鋏操作ハンド
ル基端との間に、略二等辺三角形状をなす連結リンクを
配し、その長辺両端の角部のところを、ポール柄基端と
鋏操作ハンドル基端にそれぞれ枢着ピンで枢着し、連結
リンクの2つの短辺が交わる角部のところに、ポール柄
内に配装した連結部材下端を連結し、前記ポール柄基端
と鋏操作ハンドル基端それぞれに、前記枢着ピンを中心
に設定した円弧状配列の係合歯列を有する円弧係合体を
け、両方の円弧係合体の係合歯列を連結リング上で係
合点を移動自在に係合させたことを特徴とする。
【0008】ここで、連結リンクに対する連結部材の連
結点を、鋏操作ハンドル基端の枢着点より上方に位置さ
せている。
【0009】このように構成すると、鋏操作ハンドルを
開位置から閉動させると、ポール柄基端と鋏操作ハンド
ル基端に設けた両方の円弧係合体の係合歯列の係合点を
閉動支点にして連結リンクを押し下げて連結部材を介し
て鋏の可動刃片を閉動して枝切りが行われる。この時に
鋏操作ハンドルの閉動支点とされる両方の円弧係合体の
係合歯列の係合点は、位置的にポール柄基端に枢着した
連結リンクの枢着部から離れ、連結リンクと連結部材の
連結部近くに位置するために、軽い鋏操作ハンドルの操
作力で強力な切断力が得られる。従って、従来の高枝切
り鋏と同等の切断力を得る上で、鋏操作ハンドルが短尺
化でき、作業性ならびに携行性を向上できる。
【0010】また、鋏操作ハンドルの閉動に伴い、鋏操
作ハンドルは連結リンクとの枢着ピンを中心に回動し、
鋏操作ハンドルの閉動支点とされる両方の円弧係合体の
係合歯列の係合点が下方に移動して閉動中の鋏操作ハン
ドルを位置的に下降させるので、この動きで実質、連結
リンクの押し下げ動を速めて鋏の閉動時間を短縮する。
つまり、鋏による枝切り時間が短縮されて作業性を向上
する。
【0011】また、円弧係合体に設ける円弧状配列の係
合歯列は、汎用歯車の歯形に形成できるので、加工が容
易でなり、しかも、円滑に動作して操作性にも優れたも
のとなる。
【0012】また、鋏操作ハンドルの開閉動に伴う両方
の円弧係合体の係合歯列の係合は、常に同一条件にある
ことが求められる。このために、請求項記載の発明の
ように、ポール柄基端と鋏操作ハンドル基端に設けた両
方の円弧係合体の係合歯列の 円弧状配列半径を、ほぼ同
一径に設定すると、円弧係合体を小型化でき、鋏操作ハ
ンドルの開閉動に伴う円弧係合体全域での係合バランス
もよくなり、円滑な動作を実現する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態の一例
を、図面に基づいて説明する。
【0014】図1は高枝切り鋏の全体正面図、図2は高
枝切り鋏の全体側面図、図3は図1A−A線における断
面図、図4は鋏操作ハンドルが開位置にある状態の高枝
切り鋏の正面図である。
【0015】図において、ポール柄1の先端に鋏2を配
装している。鋏2は、ポール柄1の先端部に固定刃片2
aを固定し、この固定刃片2aに対し可動刃片2bを開
閉動自在に枢軸2cで枢着してなる。
【0016】ポール柄1基端に固定ハンドル3を延設
し、この固定ハンドル3に対応して鋏操作ハンドル4を
設けている。そして、このポール柄1基端と鋏操作ハン
ドル4基端に連結リンク5を介装連結している。この連
結リンク5は、板材からなる略二等辺三角形状をなすも
ので、その長辺両端の角部のところを、ポール柄1基端
と鋏操作ハンドル4基端にそれぞれ枢着ピン6で枢着し
ている。また、この連結リンク5の2つの短辺が交わる
角部のところを上にし、ここにポール柄内に配装した連
結部材7の下端を連結し、この連結部材7の上端を鋏2
の可動刃片2b基部に連結している。こうして、連結リ
ンク5に対する連結部材7の連結点を、鋏操作ハンドル
4と連結リンク5の枢着点の上方に位置させている。
【0017】ポール柄1基端と鋏操作ハンドル4基端
れぞれに、円弧係合体8を設けている。この円弧係合体
8は、前記枢着ピン6を中心にしてほぼ同一径に設定し
た円弧状配列の係合歯列8a,8bを有し、この両方の
円弧係合体8の係合歯列8a,8bを連結リンク上で係
合点を移動自在に係合させている。なお、係合歯列8
a,8bとしては、汎用歯車の一部の歯形に形成した歯
列(切欠歯車)からなる。
【0018】上記構成において、鋏操作ハンドル4が開
位置では、図4に示すように、両方の円弧係合体8の係
合歯列8a,8bの係合点は高い位置を採る。これより
鋏操作ハンドル4を閉動(回動)させると、この閉動に
伴って両方の円弧係合体8の係合歯列8a,8bの係合
点を閉動支点にして連結リンク5を押し下げ、この動き
により連結部材7を介して鋏2の可動刃片2bを閉動さ
せて枝切りが行われる。
【0019】また、鋏操作ハンドル4の閉動に伴い、こ
の鋏操作ハンドル4は連結リンク5との枢着ピン6を中
心に回動し、両方の円弧係合体8の係合歯列8a,8b
係合点が下方に移動して閉動中の鋏操作ハンドル4を
位置的に下降させるので、この動きで実質、連結リンク
5の押し下げ動を速めて鋏2の閉動時間が短縮される。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上説明したような形態で実
施され、本発明によれば、ポール柄基端と鋏操作ハンド
ル基端との間に連結リンクを介装枢着し、また、ポール
柄基端と鋏操作ハンドル基端それぞれに円弧係合体を設
け、両方の円弧係合体の円弧状配列の係合歯列を連結リ
ンク上で、係合点を移動自在に係合させたことにより、
使用時において鋏操作ハンドルは、両方の円弧係合体の
係合歯列の係合点を閉動支点にしての閉動となり、従来
の高枝切り鋏と同等の切断力を得る上で、軽い鋏操作ハ
ンドルの操作力で強力な切断力が得られるので、鋏操作
ハンドルが短尺化でき、作業性ならびに携行性を向上で
きる。また、鋏操作ハンドルの閉動中に鋏操作ハンドル
は位置的に下降する動きを生じ、この動きは鋏の閉動時
間を短縮するのに寄与するから、この面からも作業性を
向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高枝切り鋏の全体正面図である。
【図2】本発明の高枝切り鋏の全体側面図である。
【図3】図1A−A線における断面図である。
【図4】鋏操作ハンドルが開位置にある状態を示す本発
明の高枝切り鋏の正面図である。
【符号の説明】
1…ポール柄 2…鋏 2a…鋏の固定刃片 2b…鋏の可動刃片 2c…枢軸 3…固定ハンドル 4…鋏操作ハンドル 5…連結リンク 6…枢着ピン 7…連結部材 8…円弧係合体 8a…係合歯列 8b…係合歯列

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポール柄先端に鋏を配装し、該鋏の可動
    刃片とポール柄基端に設けた鋏操作ハンドルをポール柄
    内に配装した連結部材で連結した高枝切り鋏において、
    ポール柄基端と鋏操作ハンドル基端との間に、略二等辺
    三角形状をなす連結リンクを配し、その長辺両端の角部
    のところを、ポール柄基端と鋏操作ハンドル基端にそれ
    ぞれ枢着ピンで枢着し、連結リンクの2つの短辺が交わ
    る角部のところに、ポール柄内に配装した連結部材下端
    を連結し、前記ポール柄基端と鋏操作ハンドル基端それ
    ぞれに、前記枢着ピンを中心に設定した円弧状配列の係
    合歯列を有する円弧係合体を設け、両方の円弧係合体の
    係合歯列を連結リング上で係合点を移動自在に係合させ
    ことを特徴とする高枝切り鋏。
  2. 【請求項2】 ポール柄基端と鋏操作ハンドル基端に設
    けた両方の円弧係合体の係合歯列の円弧状配列半径を、
    ほぼ同一径に設定したことを特徴とする請求項1記載の
    高枝切り鋏。
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