JP3398438B2 - 樹脂強化複合繊維板及びその製造方法 - Google Patents
樹脂強化複合繊維板及びその製造方法Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンクリ−ト型枠など
の建設用構造材料として使用することのできる樹脂強化
複合繊維板及びその製造方法に関するものである。
の建設用構造材料として使用することのできる樹脂強化
複合繊維板及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、コンクリ−ト型枠、床材、屋根
材、壁材などの建設用構造材料としては、木材繊維質が
連続層をなし、高い強度、弾性、靱性を示す広葉樹の合
板が主に使用されている。しかし、熱帯雨林の減少、大
気中の炭酸ガスの増加等の問題が顕著となって来たた
め、森林、生態系保護の観点から、これらの合板にかわ
る代替材料の開発が必要となっている。この代替材料と
して、リサイクル資源である、合板工場や製材工場等か
らの残廃材、林地の倒木、建築物の解体材などを破砕し
た木材小片(チップ)を原料とし、これをユリア樹脂や
フェノ−ル樹脂などの接着剤と共に高温・高圧で板状に
プレス加工して得られる、パ−ティクルボ−ドなどの繊
維板が着目されている。しかし、パ−ティクルボ−ドの
他に、軟質繊維板、半硬質繊維板、中質繊維板、硬質繊
維板などの繊維板は、粗繊維、木材パルプ、植物繊維、
チップなどの不連続の固体を接着剤と共に熱圧成形して
得られるものであるため、その密度が0.1〜0.9g
/cm3 、曲げ強さが300kgf/cm2 以下、曲げ
ヤング(弾性)係数が40000kgf/cm2 以下で
あり、合板や天然板材に較べて強度や弾性の点で劣り、
建設用構造材料として使用されるに至っていない。パ−
ティクルボ−ドの強度を改善するため、その製造の際に
接着剤としてポリビニルフォルマ−ル樹脂を用い、更に
高密度ポリスチレン樹脂製の不織布を併用した複合パ−
ティクルボ−ドが知られている。
材、壁材などの建設用構造材料としては、木材繊維質が
連続層をなし、高い強度、弾性、靱性を示す広葉樹の合
板が主に使用されている。しかし、熱帯雨林の減少、大
気中の炭酸ガスの増加等の問題が顕著となって来たた
め、森林、生態系保護の観点から、これらの合板にかわ
る代替材料の開発が必要となっている。この代替材料と
して、リサイクル資源である、合板工場や製材工場等か
らの残廃材、林地の倒木、建築物の解体材などを破砕し
た木材小片(チップ)を原料とし、これをユリア樹脂や
フェノ−ル樹脂などの接着剤と共に高温・高圧で板状に
プレス加工して得られる、パ−ティクルボ−ドなどの繊
維板が着目されている。しかし、パ−ティクルボ−ドの
他に、軟質繊維板、半硬質繊維板、中質繊維板、硬質繊
維板などの繊維板は、粗繊維、木材パルプ、植物繊維、
チップなどの不連続の固体を接着剤と共に熱圧成形して
得られるものであるため、その密度が0.1〜0.9g
/cm3 、曲げ強さが300kgf/cm2 以下、曲げ
ヤング(弾性)係数が40000kgf/cm2 以下で
あり、合板や天然板材に較べて強度や弾性の点で劣り、
建設用構造材料として使用されるに至っていない。パ−
ティクルボ−ドの強度を改善するため、その製造の際に
接着剤としてポリビニルフォルマ−ル樹脂を用い、更に
高密度ポリスチレン樹脂製の不織布を併用した複合パ−
ティクルボ−ドが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記複
合パ−ティクルボ−ドにおいて、接着剤であるポリビニ
ルフォルマ−ル樹脂は、チップとの接着性は良好である
が、高密度ポリスチレン樹脂とは化学的な結合を形成し
ないため、不織布との接着が不十分である。また、高密
度ポリスチレン樹脂は、パ−ティクルボ−ド自体に較べ
て、その引っ張り強度が210〜380kgf/cm2
とやや大きいが、曲げヤング(弾性)係数は0.4〜
1.0×104 kgf/cm2 とかなり小さい。そのた
め、前記複合パ−ティクルボ−ドも建設用構造材料とし
て使用するには、その強度、曲げヤング(弾性)係数な
どの性能が不充分であった。
合パ−ティクルボ−ドにおいて、接着剤であるポリビニ
ルフォルマ−ル樹脂は、チップとの接着性は良好である
が、高密度ポリスチレン樹脂とは化学的な結合を形成し
ないため、不織布との接着が不十分である。また、高密
度ポリスチレン樹脂は、パ−ティクルボ−ド自体に較べ
て、その引っ張り強度が210〜380kgf/cm2
とやや大きいが、曲げヤング(弾性)係数は0.4〜
1.0×104 kgf/cm2 とかなり小さい。そのた
め、前記複合パ−ティクルボ−ドも建設用構造材料とし
て使用するには、その強度、曲げヤング(弾性)係数な
どの性能が不充分であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者は、鋭意研究を
重ねた結果、高強度繊維質補強材で補強した複合繊維板
の特定の表層部分に有機ポリイソシアネ−ト化合物を浸
漬させ、反応・硬化させることによって、これらの問題
点が解決できることを見い出し、本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明の樹脂強化複合繊維板は、繊維
質チップに高強度繊維質補強材を介在させ接着剤で一体
的に成形してなる複合繊維板の表面から、0.5mmの
厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/3の厚みの部分に、
2個以上のイソシアネ−ト基を有する有機ポリイソシア
ネ−ト化合物を前記複合繊維板に対して重量増加率1〜
10重量%で浸漬させ、反応・硬化させて得られるもの
である。また、本発明の樹脂強化複合繊維板は、繊維質
チップに高強度繊維質補強材を介在させ接着剤で一体的
に成形してなる複合繊維板の表面から、0.5mmの厚
み〜前記複合繊維板の厚みの1/3の厚みの部分に、2
個以上のイソシアネ−ト基を有する有機ポリイソシアネ
−ト化合物とウレタン化触媒とを含む組成物を前記複合
繊維板に対して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、
反応・硬化させて得られるものである。更に、本発明の
樹脂強化複合繊維板は、繊維質チップに高強度繊維質補
強材を介在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維
板の表面から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚
みの1/3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト
基を有する有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化
触媒とエポキシ化合物とを含む組成物を前記複合繊維板
に対して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・
硬化させて得られるものである。本発明の樹脂強化複合
繊維板の製造方法は、繊維質チップに高強度繊維質補強
材を介在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板
の表面から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚み
の1/3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基
を有する有機ポリイソシアネ−ト化合物を前記複合繊維
板に対して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応
・硬化させることを特徴とする。また、本発明の樹脂強
化複合繊維板の製造方法は、繊維質チップに高強度繊維
質補強材を介在させ接着剤で一体的に成形してなる複合
繊維板の表面から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板
の厚みの1/3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ
−ト基を有する有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタ
ン化触媒とを含む組成物を前記複合繊維板に対して重量
増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化させるこ
とを特徴とする。更に、本発明の樹脂強化複合繊維板の
製造方法は、繊維質チップに高強度繊維質補強材を介在
させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面か
ら、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/3
の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有する
有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化触媒とエポ
キシ化合物とを含む組成物を前記複合繊維板に対して重
量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化させる
ことを特徴とする。
重ねた結果、高強度繊維質補強材で補強した複合繊維板
の特定の表層部分に有機ポリイソシアネ−ト化合物を浸
漬させ、反応・硬化させることによって、これらの問題
点が解決できることを見い出し、本発明を完成するに至
った。すなわち、本発明の樹脂強化複合繊維板は、繊維
質チップに高強度繊維質補強材を介在させ接着剤で一体
的に成形してなる複合繊維板の表面から、0.5mmの
厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/3の厚みの部分に、
2個以上のイソシアネ−ト基を有する有機ポリイソシア
ネ−ト化合物を前記複合繊維板に対して重量増加率1〜
10重量%で浸漬させ、反応・硬化させて得られるもの
である。また、本発明の樹脂強化複合繊維板は、繊維質
チップに高強度繊維質補強材を介在させ接着剤で一体的
に成形してなる複合繊維板の表面から、0.5mmの厚
み〜前記複合繊維板の厚みの1/3の厚みの部分に、2
個以上のイソシアネ−ト基を有する有機ポリイソシアネ
−ト化合物とウレタン化触媒とを含む組成物を前記複合
繊維板に対して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、
反応・硬化させて得られるものである。更に、本発明の
樹脂強化複合繊維板は、繊維質チップに高強度繊維質補
強材を介在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維
板の表面から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚
みの1/3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト
基を有する有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化
触媒とエポキシ化合物とを含む組成物を前記複合繊維板
に対して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・
硬化させて得られるものである。本発明の樹脂強化複合
繊維板の製造方法は、繊維質チップに高強度繊維質補強
材を介在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板
の表面から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚み
の1/3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基
を有する有機ポリイソシアネ−ト化合物を前記複合繊維
板に対して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応
・硬化させることを特徴とする。また、本発明の樹脂強
化複合繊維板の製造方法は、繊維質チップに高強度繊維
質補強材を介在させ接着剤で一体的に成形してなる複合
繊維板の表面から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板
の厚みの1/3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ
−ト基を有する有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタ
ン化触媒とを含む組成物を前記複合繊維板に対して重量
増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化させるこ
とを特徴とする。更に、本発明の樹脂強化複合繊維板の
製造方法は、繊維質チップに高強度繊維質補強材を介在
させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面か
ら、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/3
の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有する
有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化触媒とエポ
キシ化合物とを含む組成物を前記複合繊維板に対して重
量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化させる
ことを特徴とする。
【0005】本発明に用いる複合繊維板とは、高強度繊
維質補強材で従来公知の繊維板を補強したものである。
繊維板は、パ−ティクルボ−ド、軟質繊維板、半硬質繊
維板、中質繊維板、硬質繊維板等の、粗繊維、木材パル
プ、植物繊維、木材小片などの繊維質チップを主な原料
として、フェノ−ル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂、ユリア樹脂などの反応性あるいは粘着性の接着剤を
もって一体的に熱圧成形した、密度0.1〜0.9g/
cm3 、曲げ強さ300kgf/cm2 以下(例えば1
0〜300kgf/cm2 )、曲げヤング(弾性)係数
40000kgf/cm2 以下の板であるが、本発明に
用いる複合繊維板は、繊維質チップなどの原料中に高強
度繊維質補強材を介在させ接着剤で熱圧処理等により一
体的に成形したものである。
維質補強材で従来公知の繊維板を補強したものである。
繊維板は、パ−ティクルボ−ド、軟質繊維板、半硬質繊
維板、中質繊維板、硬質繊維板等の、粗繊維、木材パル
プ、植物繊維、木材小片などの繊維質チップを主な原料
として、フェノ−ル樹脂、ウレタン樹脂、メラミン樹
脂、ユリア樹脂などの反応性あるいは粘着性の接着剤を
もって一体的に熱圧成形した、密度0.1〜0.9g/
cm3 、曲げ強さ300kgf/cm2 以下(例えば1
0〜300kgf/cm2 )、曲げヤング(弾性)係数
40000kgf/cm2 以下の板であるが、本発明に
用いる複合繊維板は、繊維質チップなどの原料中に高強
度繊維質補強材を介在させ接着剤で熱圧処理等により一
体的に成形したものである。
【0006】高強度繊維質補強材とは、複合繊維板を製
造するための繊維質チップや接着剤(硬化した場合)よ
り引っ張り強度、曲げヤング(弾性)係数の大きい、ガ
ラス繊維、カ−ボン繊維などの長繊維、短繊維などの連
続繊維であり、この繊維を主体とするメッシュ状、穴開
き状、布状あるいはシ−ト状のものを含む。この高強度
繊維質補強材に複合繊維板を製造するための前記原料や
(硬化)接着剤に作用する力が完全に伝わるように、互
いに化学的、物理的に強固に接着する必要がある。その
ため、高強度繊維質補強材は接着剤を含浸させたものを
複合繊維板の製造に使用するのが好ましい。接着剤の含
浸量は高強度繊維質補強材に対し5〜50重量%が適当
であり、特に20〜30重量%が好ましい。高強度繊維
質補強材の表面に接着剤の膜で予め被覆処理しておくこ
とは、その原料や接着剤とより強固に接着した複合繊維
板を製造することができるので好ましい。高強度繊維質
補強材に、含浸あるいは被覆させる接着剤は、繊維質チ
ップの接着に使用するものと化学的に同種のグル−プに
属する樹脂であることが好ましい。
造するための繊維質チップや接着剤(硬化した場合)よ
り引っ張り強度、曲げヤング(弾性)係数の大きい、ガ
ラス繊維、カ−ボン繊維などの長繊維、短繊維などの連
続繊維であり、この繊維を主体とするメッシュ状、穴開
き状、布状あるいはシ−ト状のものを含む。この高強度
繊維質補強材に複合繊維板を製造するための前記原料や
(硬化)接着剤に作用する力が完全に伝わるように、互
いに化学的、物理的に強固に接着する必要がある。その
ため、高強度繊維質補強材は接着剤を含浸させたものを
複合繊維板の製造に使用するのが好ましい。接着剤の含
浸量は高強度繊維質補強材に対し5〜50重量%が適当
であり、特に20〜30重量%が好ましい。高強度繊維
質補強材の表面に接着剤の膜で予め被覆処理しておくこ
とは、その原料や接着剤とより強固に接着した複合繊維
板を製造することができるので好ましい。高強度繊維質
補強材に、含浸あるいは被覆させる接着剤は、繊維質チ
ップの接着に使用するものと化学的に同種のグル−プに
属する樹脂であることが好ましい。
【0007】更に、高強度繊維質補強材の表面をシラン
カップリング剤で予め処理しておくことは、高強度繊維
質補強材と接着剤との接着性を化学的により強固なもの
とし、複合繊維板の引っ張り強度、曲げヤング(弾性)
係数、靭性などを更に高めることができるので更に好ま
しい。このようなシランカップリング剤としては、一般
式 X−Si(OR)3 (式中、Xは反応性官能基であ
り、Rは加水分解可能な官能基である。)で表される化
合物であり、接着剤中に添加して使用することができ
る。シランカップリング剤は、接着剤の持っている官能
基と化学的に良好に反応しうるものを選択する必要があ
る。例えば、接着剤がフェノ−ル樹脂である場合には、
シランカップリング剤はアミノ基またはエポキシ基など
を有するものが好ましい。
カップリング剤で予め処理しておくことは、高強度繊維
質補強材と接着剤との接着性を化学的により強固なもの
とし、複合繊維板の引っ張り強度、曲げヤング(弾性)
係数、靭性などを更に高めることができるので更に好ま
しい。このようなシランカップリング剤としては、一般
式 X−Si(OR)3 (式中、Xは反応性官能基であ
り、Rは加水分解可能な官能基である。)で表される化
合物であり、接着剤中に添加して使用することができ
る。シランカップリング剤は、接着剤の持っている官能
基と化学的に良好に反応しうるものを選択する必要があ
る。例えば、接着剤がフェノ−ル樹脂である場合には、
シランカップリング剤はアミノ基またはエポキシ基など
を有するものが好ましい。
【0008】本発明に用いる有機ポリイソシアネ−ト化
合物は、2個以上のイソシアネ−ト基を有する化合物で
あり、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト等の脂肪族ポリ
イソシアネ−ト、トルイレンジイソシアネ−ト、キシリ
レンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト、ナフタレンジイソシアネ−ト等の芳香族ポリイソ
シアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト等の脂環式ポ
リイソシアネ−ト、ポリメチレンポリフェニルポリイソ
シアネ−ト、粗製トルイレンジイソシアネ−ト等の上記
脂肪族、脂環式、芳香族ポリイソシアネ−ト粗製物、カ
ルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、
ポリオ−ル変性ジフェニルメタンジイソシアネ−トのよ
うな上記脂肪族、脂環式、芳香族ポリイソシアネ−トの
変性物等を挙げることができ、これらは2種以上混合し
て使用することもできる。
合物は、2個以上のイソシアネ−ト基を有する化合物で
あり、ヘキサメチレンジイソシアネ−ト等の脂肪族ポリ
イソシアネ−ト、トルイレンジイソシアネ−ト、キシリ
レンジイソシアネ−ト、ジフェニルメタンジイソシアネ
−ト、ナフタレンジイソシアネ−ト等の芳香族ポリイソ
シアネ−ト、イソホロンジイソシアネ−ト等の脂環式ポ
リイソシアネ−ト、ポリメチレンポリフェニルポリイソ
シアネ−ト、粗製トルイレンジイソシアネ−ト等の上記
脂肪族、脂環式、芳香族ポリイソシアネ−ト粗製物、カ
ルボジイミド変性ジフェニルメタンジイソシアネ−ト、
ポリオ−ル変性ジフェニルメタンジイソシアネ−トのよ
うな上記脂肪族、脂環式、芳香族ポリイソシアネ−トの
変性物等を挙げることができ、これらは2種以上混合し
て使用することもできる。
【0009】これらの有機ポリイソシアネ−ト化合物は
そのまま、又はエチレンカ−ボネ−ト、プロピレンカ−
ボネ−トなどに代表される環状カ−ボネ−トやジメチル
カ−ボネ−ト、ジエチルカ−ボネ−トなどに代表される
ジアルキルカ−ボネ−ト、あるいはソルベントナフサの
ような脂肪族系溶剤、又はこれらの脂肪族系溶剤を50
%以上含有する炭化水素混合溶剤、さらにシクロヘキサ
ンのような脂環族系溶剤、またあるいはジメチルホルム
アミドなどのようなイソシアネ−トに不活性で且つ水を
溶解する有機溶媒に溶解させた溶液として用いる。高粘
度の有機ポリイソシアネ−ト化合物は、上記にあげた溶
媒に溶解させることにより、粘度を低下させ、複合繊維
板中に浸漬させやすい形で用いる方が有利であり、5〜
200cp/25℃、特に10〜90cp/25℃の粘
度として用いることが望ましい。また溶媒は、木材組織
を膨潤させ溶液の拡散を容易にするものが好ましく、複
合繊維板中の木質セルロ−ス、−OH基や、自由水、結
合水等と親和性のあるものが望ましい。更に、複合繊維
板への含浸性を向上させるために、有機ポリイソシアネ
−ト化合物又はその溶液に、前記シランカップリング剤
を添加して使用することもできる。
そのまま、又はエチレンカ−ボネ−ト、プロピレンカ−
ボネ−トなどに代表される環状カ−ボネ−トやジメチル
カ−ボネ−ト、ジエチルカ−ボネ−トなどに代表される
ジアルキルカ−ボネ−ト、あるいはソルベントナフサの
ような脂肪族系溶剤、又はこれらの脂肪族系溶剤を50
%以上含有する炭化水素混合溶剤、さらにシクロヘキサ
ンのような脂環族系溶剤、またあるいはジメチルホルム
アミドなどのようなイソシアネ−トに不活性で且つ水を
溶解する有機溶媒に溶解させた溶液として用いる。高粘
度の有機ポリイソシアネ−ト化合物は、上記にあげた溶
媒に溶解させることにより、粘度を低下させ、複合繊維
板中に浸漬させやすい形で用いる方が有利であり、5〜
200cp/25℃、特に10〜90cp/25℃の粘
度として用いることが望ましい。また溶媒は、木材組織
を膨潤させ溶液の拡散を容易にするものが好ましく、複
合繊維板中の木質セルロ−ス、−OH基や、自由水、結
合水等と親和性のあるものが望ましい。更に、複合繊維
板への含浸性を向上させるために、有機ポリイソシアネ
−ト化合物又はその溶液に、前記シランカップリング剤
を添加して使用することもできる。
【0010】本発明に用いられる有機ポリイソシアネ−
ト化合物にはウレタン化触媒を併用してもよく、このよ
うなウレタン化触媒としては、一般にポリウレタン樹脂
を製造する際に用いられる反応触媒、例えばトリエチレ
ンジアミン、ジエチルアミンのようなアミン系触媒、
1,8−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下
DBUという)およびその塩のようなDBU系触媒、
N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモ
ルホリンのようなモルホリン系触媒、N,N−ジエチル
エタノ−ルアミンのようなアルカノ−ルアミン系触媒、
スタナスオクトエ−ト、ヂブチルすずジラウレ−トなど
の金属系触媒等を挙げることができる。ウレタン化触媒
は、有機ポリイソシアネ−ト化合物に対して、0.01
〜2.0%の範囲で使用するのが好ましい。0.01%
以下では十分な硬化速度を得にくく、2.0%を越える
と硬化速度が早くなり過ぎてしまう。
ト化合物にはウレタン化触媒を併用してもよく、このよ
うなウレタン化触媒としては、一般にポリウレタン樹脂
を製造する際に用いられる反応触媒、例えばトリエチレ
ンジアミン、ジエチルアミンのようなアミン系触媒、
1,8−ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7(以下
DBUという)およびその塩のようなDBU系触媒、
N,N−ジメチルシクロヘキシルアミン、N−メチルモ
ルホリンのようなモルホリン系触媒、N,N−ジエチル
エタノ−ルアミンのようなアルカノ−ルアミン系触媒、
スタナスオクトエ−ト、ヂブチルすずジラウレ−トなど
の金属系触媒等を挙げることができる。ウレタン化触媒
は、有機ポリイソシアネ−ト化合物に対して、0.01
〜2.0%の範囲で使用するのが好ましい。0.01%
以下では十分な硬化速度を得にくく、2.0%を越える
と硬化速度が早くなり過ぎてしまう。
【0011】また本発明においては、ウレタン化触媒に
助触媒としてエポキシ化合物を併用してもよく、このよ
うなエポキシ化合物の例としては、ビスフェノ−ルAと
エピクロルヒドリンとの縮合反応により製造されるビス
フェノ−ルA型エポキシ化合物や、ビスフェノ−ルFジ
グリシジルエ−テルのようなグリシジルエ−テル型エポ
キシ化合物、ダイマ−酸グリシジルエステルのようなグ
リシジルエステル型エポキシ化合物、トリグリシジルイ
ソシアヌレ−トのようなグリシジルアミン型エポキシ化
合物、エポキシ化大豆油のような線状脂肪族エポキサイ
ド型エポキシ化合物、3,4−エポキシ−6−メチルシ
クロヘキシルメチルカルボキシレ−トのような脂環族エ
ポキサイド等といった、公知のエポキシ化合物を挙げる
ことができ、これらは2種以上混合しても用いられる。
これらのエポキシ化合物は、エポキシ当量150〜30
0のものが好ましく、1個以上のOH基を有していても
良い。これらのエポキシ化合物を使用することによっ
て、有機ポリイソシアネ−ト化合物が複合繊維板中の水
分と反応するばかりでなく、有機ポリイソシアネ−ト化
合物自体が重合反応を起こし強固なポリマ−を形成す
る。これらのエポキシ化合物は、有機ポリイソシアネ−
ト化合物に対し、0.5〜30重量%、特に0.5〜1
5重量%を用いることが望ましい。0.5重量%以下で
は、有機ポリイソシアネ−ト化合物自体が重合反応を起
こして強固なポリマ−を形成する効果が少なく、30重
量%以上では、コスト高になってしまう。
助触媒としてエポキシ化合物を併用してもよく、このよ
うなエポキシ化合物の例としては、ビスフェノ−ルAと
エピクロルヒドリンとの縮合反応により製造されるビス
フェノ−ルA型エポキシ化合物や、ビスフェノ−ルFジ
グリシジルエ−テルのようなグリシジルエ−テル型エポ
キシ化合物、ダイマ−酸グリシジルエステルのようなグ
リシジルエステル型エポキシ化合物、トリグリシジルイ
ソシアヌレ−トのようなグリシジルアミン型エポキシ化
合物、エポキシ化大豆油のような線状脂肪族エポキサイ
ド型エポキシ化合物、3,4−エポキシ−6−メチルシ
クロヘキシルメチルカルボキシレ−トのような脂環族エ
ポキサイド等といった、公知のエポキシ化合物を挙げる
ことができ、これらは2種以上混合しても用いられる。
これらのエポキシ化合物は、エポキシ当量150〜30
0のものが好ましく、1個以上のOH基を有していても
良い。これらのエポキシ化合物を使用することによっ
て、有機ポリイソシアネ−ト化合物が複合繊維板中の水
分と反応するばかりでなく、有機ポリイソシアネ−ト化
合物自体が重合反応を起こし強固なポリマ−を形成す
る。これらのエポキシ化合物は、有機ポリイソシアネ−
ト化合物に対し、0.5〜30重量%、特に0.5〜1
5重量%を用いることが望ましい。0.5重量%以下で
は、有機ポリイソシアネ−ト化合物自体が重合反応を起
こして強固なポリマ−を形成する効果が少なく、30重
量%以上では、コスト高になってしまう。
【0012】これらの組成物またはその溶液を複合繊維
板に浸漬させるには、単に複合繊維板を常圧、常温でこ
れらの組成物又はその溶液に浸すか複合繊維板にこれら
を塗布するだけでも可能であるが、短時間に上記のよう
な処理によってその効果を得たい場合は、有機ポリイソ
シアネ−ト化合物又はその溶液を複合繊維板の表層に含
浸させた後、70〜120℃程度の熱を10〜30分間
程度加えることが望ましい。又、含浸量は多ければ多い
ほど強度は向上するが、複合繊維板の密度が大きくなる
欠点があるので、重量増加率として1〜10重量%程度
とすることが必要である。
板に浸漬させるには、単に複合繊維板を常圧、常温でこ
れらの組成物又はその溶液に浸すか複合繊維板にこれら
を塗布するだけでも可能であるが、短時間に上記のよう
な処理によってその効果を得たい場合は、有機ポリイソ
シアネ−ト化合物又はその溶液を複合繊維板の表層に含
浸させた後、70〜120℃程度の熱を10〜30分間
程度加えることが望ましい。又、含浸量は多ければ多い
ほど強度は向上するが、複合繊維板の密度が大きくなる
欠点があるので、重量増加率として1〜10重量%程度
とすることが必要である。
【0013】組成物の浸漬層は表層に近いほど曲げ強度
の向上に効果があり、芯層付近は効果が少ないので、複
合繊維板の表面から0.5mmの厚みより多く浸漬させ
ること、かつ複合繊維板の表面からその厚みの1/3の
部分を越えて浸漬させないことが必要であり、複合繊維
板の表面からその厚みの1/10〜1/3の部分である
ことが好ましい。又、表層に近い部分のみに浸漬させる
ことは、その重量増加を効果的に抑えることが出来るば
かりでなく、芯層部は母材特性の良い面がそのまま生か
されている為、実際の使用に当たっても、釘打ち特性、
鋸引き特性等が優れたものとなっている。有機ポリイソ
シアネ−ト化合物あるいはそれを含む組成物は、複合繊
維板の一方の面にあるいは両面に、それぞれ前記厚みで
浸漬させればよい。
の向上に効果があり、芯層付近は効果が少ないので、複
合繊維板の表面から0.5mmの厚みより多く浸漬させ
ること、かつ複合繊維板の表面からその厚みの1/3の
部分を越えて浸漬させないことが必要であり、複合繊維
板の表面からその厚みの1/10〜1/3の部分である
ことが好ましい。又、表層に近い部分のみに浸漬させる
ことは、その重量増加を効果的に抑えることが出来るば
かりでなく、芯層部は母材特性の良い面がそのまま生か
されている為、実際の使用に当たっても、釘打ち特性、
鋸引き特性等が優れたものとなっている。有機ポリイソ
シアネ−ト化合物あるいはそれを含む組成物は、複合繊
維板の一方の面にあるいは両面に、それぞれ前記厚みで
浸漬させればよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明により、コン
クリ−ト型枠、床材、屋根材、壁材などの建設用構造材
料である広葉樹の合板などの代替品あるいはその他の強
度の要求される構造材料などとして必要な、曲げ強さ、
曲げヤング(弾性)係数、寸法安定性等の諸物性に著し
く優れた樹脂強化複合繊維板を提供することが出来る。
クリ−ト型枠、床材、屋根材、壁材などの建設用構造材
料である広葉樹の合板などの代替品あるいはその他の強
度の要求される構造材料などとして必要な、曲げ強さ、
曲げヤング(弾性)係数、寸法安定性等の諸物性に著し
く優れた樹脂強化複合繊維板を提供することが出来る。
【0015】
【実施例】以下、実施例により、本発明を更に詳細に説
明する。製造例、合成例及び実施例において、「部」及
び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。
明する。製造例、合成例及び実施例において、「部」及
び「%」はそれぞれ「重量部」及び「重量%」を意味す
る。
【0016】製造例1
複合パ−ティクルボ−ドの製造(ボ−ドサイズ1800
×900×12mm)に際し、表層及び内層の接着剤と
してフェノ−ル樹脂を使用し、(木材)チップをフォ−
ミングする際、初めに内層チップ、次に予めフェノ−ル
樹脂及びシランカップリング剤を含浸せしめた、5mm
間隔で縦横に織られたメッシュ状のガラス繊維(400
g/m2 )を介在させ、さらに表層チップをフォ−ミン
グした。これを圧力30kgf/cm2 、温度180℃
で約5分間熱圧成形した。こうして得られた複合パ−テ
ィクルボ−ドは曲げ強度500kgf/cm2 、曲げヤ
ング係数50000kgf/cm2 であった。
×900×12mm)に際し、表層及び内層の接着剤と
してフェノ−ル樹脂を使用し、(木材)チップをフォ−
ミングする際、初めに内層チップ、次に予めフェノ−ル
樹脂及びシランカップリング剤を含浸せしめた、5mm
間隔で縦横に織られたメッシュ状のガラス繊維(400
g/m2 )を介在させ、さらに表層チップをフォ−ミン
グした。これを圧力30kgf/cm2 、温度180℃
で約5分間熱圧成形した。こうして得られた複合パ−テ
ィクルボ−ドは曲げ強度500kgf/cm2 、曲げヤ
ング係数50000kgf/cm2 であった。
【0017】合成例1
攪拌機、温度計、温調器の付いた反応容器に、プロピレ
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量165の市販の
グリシジルエ−テル型エポキシ化合物(ナガセ化成工業
株式会社製、デナコ−ルEX−721)65部を仕込
み、30℃で30分間攪拌して混合した。次いで、ウレ
タン化触媒としてトリエチレンジアミン系触媒(東ソ−
株式会社製、TOYOCAT−TF)を9.1部(後記
MDI−Aに対し0.7%)添加し、5分間攪拌して混
合した。次いで、MDI−A(日本ポリウレタン工業株
式会社製、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ−
ト)1300部を仕込み、5分間攪拌して混合した。得
られた溶液を以下含浸溶液TK−01という。
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量165の市販の
グリシジルエ−テル型エポキシ化合物(ナガセ化成工業
株式会社製、デナコ−ルEX−721)65部を仕込
み、30℃で30分間攪拌して混合した。次いで、ウレ
タン化触媒としてトリエチレンジアミン系触媒(東ソ−
株式会社製、TOYOCAT−TF)を9.1部(後記
MDI−Aに対し0.7%)添加し、5分間攪拌して混
合した。次いで、MDI−A(日本ポリウレタン工業株
式会社製、ポリメチレンポリフェニルポリイソシアネ−
ト)1300部を仕込み、5分間攪拌して混合した。得
られた溶液を以下含浸溶液TK−01という。
【0018】合成例2
攪拌機、温度計、温調器の付いた反応容器に、プロピレ
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量190の市販の
ビスフェノ−ルA型エポキシ化合物(株式会社油化シェ
ル製、エピコ−ト828)65部を仕込み、30℃で3
0分間攪拌して混合した。次いで、ウレタン化触媒とし
てトリエチレンジアミン系触媒(東ソ−株式会社製、T
EDA L−33)を6.5部(後記MDI−Aに対し
0.5%)添加し、5分間攪拌して混合した。次いで、
MDI−A(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)1300部を
仕込み、5分間攪拌して混合した。得られた溶液を以下
含浸溶液TK−02という。
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量190の市販の
ビスフェノ−ルA型エポキシ化合物(株式会社油化シェ
ル製、エピコ−ト828)65部を仕込み、30℃で3
0分間攪拌して混合した。次いで、ウレタン化触媒とし
てトリエチレンジアミン系触媒(東ソ−株式会社製、T
EDA L−33)を6.5部(後記MDI−Aに対し
0.5%)添加し、5分間攪拌して混合した。次いで、
MDI−A(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)1300部を
仕込み、5分間攪拌して混合した。得られた溶液を以下
含浸溶液TK−02という。
【0019】合成例3
攪拌機、温度計、温調器の付いた反応容器に、プロピレ
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量190の市販の
ビスフェノ−ルA型エポキシ化合物(株式会社油化シェ
ル製、エピコ−ト828)65部を仕込み、30℃で3
0分間攪拌して混合した。次いで、ウレタン化触媒とし
てDBU・有機酸塩(サンアプロ株式会社製、U−CA
T SA 102)を10.4部(後記MDI−Aに対
し0.8%)添加し、5分間攪拌して混合した。次い
で、MDI−A(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポ
リメチレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)1300
部を仕込み、5分間攪拌して混合した。得られた溶液を
以下含浸溶液TK−03という。
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量190の市販の
ビスフェノ−ルA型エポキシ化合物(株式会社油化シェ
ル製、エピコ−ト828)65部を仕込み、30℃で3
0分間攪拌して混合した。次いで、ウレタン化触媒とし
てDBU・有機酸塩(サンアプロ株式会社製、U−CA
T SA 102)を10.4部(後記MDI−Aに対
し0.8%)添加し、5分間攪拌して混合した。次い
で、MDI−A(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポ
リメチレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)1300
部を仕込み、5分間攪拌して混合した。得られた溶液を
以下含浸溶液TK−03という。
【0020】合成例4
攪拌機、温度計、温調器の付いた反応容器に、プロピレ
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量210の市販の
ビスフェノ−ルA型エポキシ化合物(株式会社油化シェ
ル製、エピコ−ト819)65部を仕込み、30℃で3
0分間攪拌して混合した。次いで、ウレタン化触媒とし
てDBU・有機酸塩(サンアプロ株式会社製、U−CA
T SA 506)を13部(後記MDI−Aに対し
1.0%)添加し、5分間攪拌して混合した。次いで、
MDI−A(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)1300部を
仕込み、5分間攪拌して混合した。得られた溶液を以下
含浸溶液TK−04という。
ンカ−ボネ−ト700部とエポキシ当量210の市販の
ビスフェノ−ルA型エポキシ化合物(株式会社油化シェ
ル製、エピコ−ト819)65部を仕込み、30℃で3
0分間攪拌して混合した。次いで、ウレタン化触媒とし
てDBU・有機酸塩(サンアプロ株式会社製、U−CA
T SA 506)を13部(後記MDI−Aに対し
1.0%)添加し、5分間攪拌して混合した。次いで、
MDI−A(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)1300部を
仕込み、5分間攪拌して混合した。得られた溶液を以下
含浸溶液TK−04という。
【0021】合成例5
攪拌機、温度計、温調器の付いた反応容器に、プロピレ
ンカ−ボネ−ト700部とウレタン化触媒としてDBU
・有機酸塩(サンアプロ株式会社製、U−CAT SA
102)13部(後記MDI−Aに対し1.0%)添
加し、3分間混合して攪拌した。次いで、MDI−A
(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリメチレンポリ
フェニルポリイソシアネ−ト)1300部を仕込み、5
分間攪拌して混合した。得られた溶液を以下含浸溶液T
K−05という。
ンカ−ボネ−ト700部とウレタン化触媒としてDBU
・有機酸塩(サンアプロ株式会社製、U−CAT SA
102)13部(後記MDI−Aに対し1.0%)添
加し、3分間混合して攪拌した。次いで、MDI−A
(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリメチレンポリ
フェニルポリイソシアネ−ト)1300部を仕込み、5
分間攪拌して混合した。得られた溶液を以下含浸溶液T
K−05という。
【0022】実施例1
合成例1で得られた含浸溶液TK−01に製造例1で製
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.7%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ550kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数55000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった(変化率0.1%以
下)。
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.7%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ550kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数55000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった(変化率0.1%以
下)。
【0023】実施例2
合成例2で得られた含浸溶液TK−02に製造例1で製
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.3%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ540kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数57000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.3%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ540kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数57000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
【0024】実施例3
合成例3で得られた含浸溶液TK−03に製造例1で製
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は4.0%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ600kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数58000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は4.0%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ600kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数58000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
【0025】実施例4
合成例4で得られた含浸溶液TK−04に製造例1で製
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.6%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ560kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数56500kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に20分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.6%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ560kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数56500kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
【0026】実施例5
MDI−A(日本ポリウレタン工業株式会社製、ポリメ
チレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)に製造例1で
製造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表
面からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ
−ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施し
た後、90℃の熱風乾燥器に40分間放置した。このよ
うにして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重
量増加率は3.4%であった。25℃恒温室内で1週間
養生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性
を測定したところ、曲げ強さ530kgf/cm2 、曲
げヤング係数53000kgf/cm2 であった。又、
この時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにお
いてほとんど変化が認められなかった。
チレンポリフェニルポリイソシアネ−ト)に製造例1で
製造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表
面からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ
−ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施し
た後、90℃の熱風乾燥器に40分間放置した。このよ
うにして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重
量増加率は3.4%であった。25℃恒温室内で1週間
養生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性
を測定したところ、曲げ強さ530kgf/cm2 、曲
げヤング係数53000kgf/cm2 であった。又、
この時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにお
いてほとんど変化が認められなかった。
【0027】実施例6
合成例5で得られた含浸溶液TK−05に製造例1で製
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に30分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.5%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ550kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数56000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から2mm(表面
からの厚み1/6までの部分)まで浸す操作を複合パ−
ティクルボ−ドの表裏にそれぞれ片面1分づつ実施した
後、90℃の熱風乾燥器に30分間放置した。このよう
にして製造した樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの重量
増加率は3.5%であった。25℃恒温室内で1週間養
生後に、この樹脂強化複合パ−ティクルボ−ドの物性を
測定したところ、曲げ強さ550kgf/cm2 、曲げ
ヤング係数56000kgf/cm2 であった。又、こ
の時の寸法を測定したところ、その伸び及び厚さにおい
てほとんど変化が認められなかった。
【0028】比較例1
合成例1で得られた含浸溶液TK−01に製造例1で製
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から12mmすな
わち全部浸す操作を5分実施した後、90℃の熱風乾燥
器に50分間放置した。このようにして製造した樹脂強
化複合パ−ティクルボ−ドの重量増加率は15.5%で
あった。25℃恒温室内で1週間養生後に、この樹脂強
化複合パ−ティクルボ−ドの物性を測定したところ、曲
げ強さ620kgf/cm2 、曲げヤング係数6000
0kgf/cm2 であった。又、この時の寸法を測定し
たところ、その伸び及び厚さにおいてほとんど変化が認
められなかった。しかし、重量増加率が高すぎて、事実
上使用不可能であった。
造した複合パ−ティクルボ−ドの表面から12mmすな
わち全部浸す操作を5分実施した後、90℃の熱風乾燥
器に50分間放置した。このようにして製造した樹脂強
化複合パ−ティクルボ−ドの重量増加率は15.5%で
あった。25℃恒温室内で1週間養生後に、この樹脂強
化複合パ−ティクルボ−ドの物性を測定したところ、曲
げ強さ620kgf/cm2 、曲げヤング係数6000
0kgf/cm2 であった。又、この時の寸法を測定し
たところ、その伸び及び厚さにおいてほとんど変化が認
められなかった。しかし、重量増加率が高すぎて、事実
上使用不可能であった。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 木村 忠
神奈川県横浜市港北区綱島東3−5−37
(72)発明者 石津 修
神奈川県横浜市港南区芹ケ谷2−17−12
(72)発明者 安部 雅信
福島県いわき市泉町下川字田宿1番地の
1 小名浜合板株式会社内
(72)発明者 岡島 要一
福島県いわき市小名浜住吉字浜道20−5
(72)発明者 武川 芳広
東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建
設株式会社内
(72)発明者 野口 一樹
東京都中央区日本橋三丁目3番9号 与
志本林業株式会社内
(56)参考文献 特開 昭57−72804(JP,A)
特開 昭56−161103(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B27K 3/15
B27N 7/00
Claims (8)
- 【請求項1】 繊維質チップに高強度繊維質補強材を介
在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面
から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/
3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有す
る有機ポリイソシアネ−ト化合物を前記複合繊維板に対
して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化
させて得られる樹脂強化複合繊維板。 - 【請求項2】 繊維質チップに高強度繊維質補強材を介
在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面
から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/
3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有す
る有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化触媒とを
含む組成物を前記複合繊維板に対して重量増加率1〜1
0重量%で浸漬させ、反応・硬化させて得られる樹脂強
化複合繊維板。 - 【請求項3】 繊維質チップに高強度繊維質補強材を介
在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面
から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/
3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有す
る有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化触媒とエ
ポキシ化合物とを含む組成物を前記複合繊維板に対して
重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化させ
て得られる樹脂強化複合繊維板。 - 【請求項4】 前記複合繊維板が、繊維質チップに予め
接着剤を含浸させた高強度繊維質補強材を介在させ接着
剤で一体的に成形してなり、かつ前記高強度繊維質補強
材にシランカップリング剤が予め含浸されているかある
いは前記接着剤の少なくとも一方にシランカップリング
剤が配合されている複合繊維板である請求項1〜3のい
ずれか一項に記載の樹脂強化複合繊維板。 - 【請求項5】 前記接着剤がフェノ−ル樹脂接着剤、ウ
レタン樹脂接着剤、メラミン樹脂接着剤、又はユリア樹
脂接着剤であって、前記複合繊維板の製造の際に使用さ
れる接着剤が同一種類の接着剤である請求項4に記載の
樹脂強化複合繊維板。 - 【請求項6】 繊維質チップに高強度繊維質補強材を介
在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面
から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/
3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有す
る有機ポリイソシアネ−ト化合物を前記複合繊維板に対
して重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化
させることを特徴とする樹脂強化複合繊維板の製造方
法。 - 【請求項7】 繊維質チップに高強度繊維質補強材を介
在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面
から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/
3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有す
る有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化触媒とを
含む組成物を前記複合繊維板に対して重量増加率1〜1
0重量%で浸漬させ、反応・硬化させることを特徴とす
る樹脂強化複合繊維板の製造方法。 - 【請求項8】 繊維質チップに高強度繊維質補強材を介
在させ接着剤で一体的に成形してなる複合繊維板の表面
から、0.5mmの厚み〜前記複合繊維板の厚みの1/
3の厚みの部分に、2個以上のイソシアネ−ト基を有す
る有機ポリイソシアネ−ト化合物とウレタン化触媒とエ
ポキシ化合物とを含む組成物を前記複合繊維板に対して
重量増加率1〜10重量%で浸漬させ、反応・硬化させ
ることを特徴とする樹脂強化複合繊維板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29153193A JP3398438B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 樹脂強化複合繊維板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29153193A JP3398438B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 樹脂強化複合繊維板及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07124908A JPH07124908A (ja) | 1995-05-16 |
JP3398438B2 true JP3398438B2 (ja) | 2003-04-21 |
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JP29153193A Expired - Fee Related JP3398438B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 樹脂強化複合繊維板及びその製造方法 |
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JP (1) | JP3398438B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP29153193A patent/JP3398438B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH07124908A (ja) | 1995-05-16 |
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