JP3398225B2 - 光ファイバ整列体 - Google Patents
光ファイバ整列体Info
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- JP3398225B2 JP3398225B2 JP19825394A JP19825394A JP3398225B2 JP 3398225 B2 JP3398225 B2 JP 3398225B2 JP 19825394 A JP19825394 A JP 19825394A JP 19825394 A JP19825394 A JP 19825394A JP 3398225 B2 JP3398225 B2 JP 3398225B2
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- optical fiber
- coating
- guide groove
- substrate
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- Mechanical Coupling Of Light Guides (AREA)
- Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
- Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の光ファイバを
配列して、保持基板により挟持固定した、光ファイバ整
列部品の構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】複数本の光ファイバを、光軸を平行に保
った状態で整列固定する場合の構造としては、一般的に
は、光ファイバの位置を決めるためのガイド溝を、一方
の矩形状の整列基板の一部もしくは全部に所望の間隔に
平行に形成する。形成方法は、一般的に機械研削やエッ
チングによる処理方法が用いられている。平行に形成さ
れた整列基板ガイド溝に光ファイバの被覆部を除去した
光ファイバをそれぞれ設置した後、上部から光ファイバ
をガイド溝内に固定するための押さえ用固定基板をかぶ
せ、空隙部に接着剤を充填し固定する。 【０００３】整列基板の形状は、光ファイバの位置を固
定するためのガイド溝を形成した部分と光ファイバの被
覆部を固定するための部分とから構成され、通常被覆部
の厚みが光ファイバの外径より大きいため、高さ方向を
合わせるために基板のガイド溝が形成されていない部分
に段差を設けて基板厚みを薄くした構造が良く用いられ
る。押さえ用の固定基板の形状に関しては、矩形状が良
く用いられ、その幅の大きさを通常ガイド溝が形成され
ている整列基板の幅に合わせてあり、作製された光ファ
イバ整列体の断面形状が、矩形の一体形状になるように
してある。 【０００４】固定基板の長さは整列基板のガイド溝が形
成されている部分の長さに合わせる場合や、整列基板全
体の長さに合わせる場合がある。固定基板を整列基板全
体の長さに合わせる場合、やはり光ファイバ被覆部の厚
みを考慮して、光ファイバ被覆部が設置される部分に段
差を設け基板厚みを薄くする場合が多い。固定基板で光
ファイバを整列基板に固定してしかる後、光ファイバの
端面が位置する側の側面を研磨し、光軸方向の光ファイ
バの端面位置をあわせる。研磨工程は通常機械研磨が行
われている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常被
覆部を除去した部分は、ガイド溝長さよりも長く被覆を
除去されているため、上記のような従来構造において、
固定基板の長さが整列基板のガイド溝長さに等しい場
合、ガイド溝と固定基板で保護されていない光ファイバ
被覆除去部が残るため、組立工程時に光ファイバを取り
扱っている場合にガイド溝終端部のエッジのところで光
ファイバに傷が付き易く、光ファイバが破断する場合が
生じるという問題点があった。このため、光ファイバ組
立工程時には光ファイバに光軸垂直方向に力が加わらな
いように、特に鉛直上方に力が加わらないように慎重に
扱わなければならなかった。また、光ファイバ整列体全
体の構造として、光ファイバがガイド溝及び固定基板で
固定されている部分と、被覆部で保護されている部分と
の間に強度的に劣る部分が存在するという問題点があっ
た。この問題を解決するために、光ファイバがガイド溝
に固定されていない部分で被覆層が除去されている部分
には、固定のための接着剤の厚みを、厚く取るなどして
対策を講じていた。しかし、余分な接着剤を用いなけれ
ばならず、コスト的にも高くなるという問題点があっ
た。 【０００６】また、固定基板長を整列基板長と同じにす
る場合には、ガイド溝で固定されている部分以外の光フ
ァイバ被覆除去部を保護する事が出来るが、光ファイバ
被覆部の厚みを考慮して、光ファイバ被覆部が設置され
る部分に段差を設け基板厚みを薄くする必要があるた
め、固定基板の段加工が必要となり、コストが余計にか
かるという問題があった。 【０００７】本発明は、上述した従来の構造及び作製方
法における問題点を解決するためのものであり、容易で
かつ現実的な手段で、光ファイバ整列体を作製できる構
造を提供する事を目的としている。 【０００８】 【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するため、本発明は図１に示すように、光ファイバ整列
体を構成する、光ファイバを保持及び固定するために設
置する固定基板の光軸方向の長さを、光ファイバガイド
溝が形成された光ファイバ設置用整列基板のガイド溝の
光軸方向の長さより大きくした。 【０００９】 【作用】上記手段によれば光ファイバ整列体を作製する
工程に於いてガイド溝の端面から突きだしている光ファ
イバの被覆除去部の上部には、固定基板の底面が接触し
ているため、光ファイバが光軸鉛直上方に力を受けた場
合でも光ファイバの大きな移動がなく、ガイド溝端面の
エッジ部に傷が発生して光ファイバが破断する事を低減
するように作用する。また光ファイバ被覆除去部の上面
に位置する固定基板は光ファイバを保護するため、光フ
ァイバ被覆除去部の強度を補償するために固定用の接着
剤の接着層の厚みを特別厚くする必要もなく光ファイバ
整列体の強度を向上させるように作用する。 【００１０】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は本発明にかかる光ファイバ整列体構
造の１実施例の断面図を示す。図２はその全体の斜視図
を示す。光ファイバ配列用整列基板２には基板上面に光
ファイバ位置決め用のガイド溝４が形成されている。本
実施例ではガイド溝４の断面形状はＶ字形状としている
がその他Ｕ字等の形状でも差し支えない。ガイド溝４の
各溝には、それぞれ光ファイバ３が設置されている。そ
の上面から矩形状の光ファイバ押さえつけ用固定基板１
が覆われている。光ファイバ３、整列基板２及び固定基
板１は接着剤５により固定されている。固定基板１及び
整列基板２の材料はガラスやセラミクスを用いる事が多
い。整列基板２は、ガイド溝４の終端部２２において段
差を持ち、ガイド溝４が形成されていない整列基板面２
３は、光ファイバ被覆部の厚みを考慮して、ガイド溝４
が形成されている整列基板面２４より低くなっている。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さは、整列基板ガ
イド溝４の長さより長くなっており、固定基板端面１３
はガイド溝終端部２２より突き出た位置にあり、光ファ
イバ被覆部６の端部６２に接触した位置にある。ガイド
溝４の端面２２から突きだした光ファイバ３の被覆除去
部の上部には、固定基板１の底面１２が接触しているた
め、光ファイバが光軸鉛直上方に力を受けた場合でも光
ファイバ３の大きな移動がないため、ガイド溝端面２２
のエッジ部に傷が発生して光ファイバ３が破断する事が
なくなった。 【００１１】また、本実施例によれば光ファイバ被覆除
去部の上面に位置する固定基板１は光ファイバ保護の効
果を有するため、光ファイバ被覆除去部の強度を補償す
るために固定用の接着剤の接着層の厚みを特別厚くする
必要もなく光ファイバ整列体の強度を向上させる事が可
能となった。 【００１２】図３は本発明による第２の実施例を示す。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さが、整列基板ガ
イド溝４の長さより長くなっており、固定基板１は、ガ
イド溝終端部２２より突き出た位置にあり、光ファイバ
被覆部６の端部６２に接触した位置にあるが、固定基板
端面１３と固定基板底面１２とが作る稜線部に面取り部
１５を設け、光ファイバ被覆部６の端部６２は面取り部
１５で固定基板１と接触するように構成されている。光
ファイバ被覆部の終端部の端面６２は必ずしも光ファイ
バ光軸方向に対し直角になっていない場合が多く、面取
り部１５を設けた場合のほうが、より安定した固定基板
１と被覆部４との接触部を作る事が出来る。本実施例で
は、面取り部１５はＣ面構造として説明しているが、よ
り安定した接触面構造が得られるならば、Ｒ面等のその
他の形状でも何等差し支えない事はいうまでもない。 【００１３】図４は本発明による第３の実施例を示す。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さは、整列基板ガ
イド溝４の長さより長くなっており、固定基板端面１３
はガイド溝終端部２２より突き出た位置にあるが、光フ
ァイバ被覆部６の端部６２に接触した位置にまでは至ら
ず、光ファイバ除去部の一部が固定基板１により覆われ
ている。この様に必ずしも光ファイバ被覆除去部の全体
が固定基板によって覆われていない場合でも、ガイド溝
４の終端部２２のエッジにおける破断を低減する効果を
得る事が出来る。この場合、固定部材の大きさを光ファ
イバ被覆除去部全体に覆う場合より小さくできるので、
低コスト化を図る事が出来る。 【００１４】図５は本発明による第４の実施例を示す。
本実施例では、光ファイバ被覆除去部の上面をカバ−す
る固定基板１の底面１４が光ファイバ３と接触していな
い構造を取っている。この様に固定基板と光ファイバ被
覆除去部が必ずしも全面接触していない構造でも固定基
板は、光ファイバ被覆除去部の保護をする事が可能とな
る。ただし、固定基板底面１４と光ファイバ被覆除去部
上面の間隔が大き過ぎるのは光ファイバの鉛直上方の移
動が発生し易くなるため好ましくない。 【００１５】図６は本発明による第５の実施例を示す。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さがガイド溝４よ
りも長くなっている部分は、基板全体である必要はな
く、光ファイバ被覆除去部が存在している部分だけで所
望の効果を得る事が出来る。 【００１６】図７は本発明による第６の実施例を示す。
整列基板２と固定基板１に光ファイバを固定した後、光
ファイバ被覆除去部の上部に、補強用の部材７を設置し
た構造を取っても、光ファイバ被覆除去部の強度補強を
実施する事が出来る。この様に、同一の固定基板を使用
しなくても光ファイバ被覆除去部の補強をする事が可能
である。また、これまで複数本の光ファイバ整列体につ
いて実施例を述べてきたが本発明による構造は単数本の
光ファイバ整列部品にも適用可能である事は言うまでも
ない。 【００１７】 【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の光ファイバ整列体の構造によれば、充分な
強度を有する光ファイバ整列体を容易にかつ低コストに
作製することが可能となる。
配列して、保持基板により挟持固定した、光ファイバ整
列部品の構造に関する。 【０００２】 【従来の技術】複数本の光ファイバを、光軸を平行に保
った状態で整列固定する場合の構造としては、一般的に
は、光ファイバの位置を決めるためのガイド溝を、一方
の矩形状の整列基板の一部もしくは全部に所望の間隔に
平行に形成する。形成方法は、一般的に機械研削やエッ
チングによる処理方法が用いられている。平行に形成さ
れた整列基板ガイド溝に光ファイバの被覆部を除去した
光ファイバをそれぞれ設置した後、上部から光ファイバ
をガイド溝内に固定するための押さえ用固定基板をかぶ
せ、空隙部に接着剤を充填し固定する。 【０００３】整列基板の形状は、光ファイバの位置を固
定するためのガイド溝を形成した部分と光ファイバの被
覆部を固定するための部分とから構成され、通常被覆部
の厚みが光ファイバの外径より大きいため、高さ方向を
合わせるために基板のガイド溝が形成されていない部分
に段差を設けて基板厚みを薄くした構造が良く用いられ
る。押さえ用の固定基板の形状に関しては、矩形状が良
く用いられ、その幅の大きさを通常ガイド溝が形成され
ている整列基板の幅に合わせてあり、作製された光ファ
イバ整列体の断面形状が、矩形の一体形状になるように
してある。 【０００４】固定基板の長さは整列基板のガイド溝が形
成されている部分の長さに合わせる場合や、整列基板全
体の長さに合わせる場合がある。固定基板を整列基板全
体の長さに合わせる場合、やはり光ファイバ被覆部の厚
みを考慮して、光ファイバ被覆部が設置される部分に段
差を設け基板厚みを薄くする場合が多い。固定基板で光
ファイバを整列基板に固定してしかる後、光ファイバの
端面が位置する側の側面を研磨し、光軸方向の光ファイ
バの端面位置をあわせる。研磨工程は通常機械研磨が行
われている。 【０００５】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、通常被
覆部を除去した部分は、ガイド溝長さよりも長く被覆を
除去されているため、上記のような従来構造において、
固定基板の長さが整列基板のガイド溝長さに等しい場
合、ガイド溝と固定基板で保護されていない光ファイバ
被覆除去部が残るため、組立工程時に光ファイバを取り
扱っている場合にガイド溝終端部のエッジのところで光
ファイバに傷が付き易く、光ファイバが破断する場合が
生じるという問題点があった。このため、光ファイバ組
立工程時には光ファイバに光軸垂直方向に力が加わらな
いように、特に鉛直上方に力が加わらないように慎重に
扱わなければならなかった。また、光ファイバ整列体全
体の構造として、光ファイバがガイド溝及び固定基板で
固定されている部分と、被覆部で保護されている部分と
の間に強度的に劣る部分が存在するという問題点があっ
た。この問題を解決するために、光ファイバがガイド溝
に固定されていない部分で被覆層が除去されている部分
には、固定のための接着剤の厚みを、厚く取るなどして
対策を講じていた。しかし、余分な接着剤を用いなけれ
ばならず、コスト的にも高くなるという問題点があっ
た。 【０００６】また、固定基板長を整列基板長と同じにす
る場合には、ガイド溝で固定されている部分以外の光フ
ァイバ被覆除去部を保護する事が出来るが、光ファイバ
被覆部の厚みを考慮して、光ファイバ被覆部が設置され
る部分に段差を設け基板厚みを薄くする必要があるた
め、固定基板の段加工が必要となり、コストが余計にか
かるという問題があった。 【０００７】本発明は、上述した従来の構造及び作製方
法における問題点を解決するためのものであり、容易で
かつ現実的な手段で、光ファイバ整列体を作製できる構
造を提供する事を目的としている。 【０００８】 【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するため、本発明は図１に示すように、光ファイバ整列
体を構成する、光ファイバを保持及び固定するために設
置する固定基板の光軸方向の長さを、光ファイバガイド
溝が形成された光ファイバ設置用整列基板のガイド溝の
光軸方向の長さより大きくした。 【０００９】 【作用】上記手段によれば光ファイバ整列体を作製する
工程に於いてガイド溝の端面から突きだしている光ファ
イバの被覆除去部の上部には、固定基板の底面が接触し
ているため、光ファイバが光軸鉛直上方に力を受けた場
合でも光ファイバの大きな移動がなく、ガイド溝端面の
エッジ部に傷が発生して光ファイバが破断する事を低減
するように作用する。また光ファイバ被覆除去部の上面
に位置する固定基板は光ファイバを保護するため、光フ
ァイバ被覆除去部の強度を補償するために固定用の接着
剤の接着層の厚みを特別厚くする必要もなく光ファイバ
整列体の強度を向上させるように作用する。 【００１０】 【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図１は本発明にかかる光ファイバ整列体構
造の１実施例の断面図を示す。図２はその全体の斜視図
を示す。光ファイバ配列用整列基板２には基板上面に光
ファイバ位置決め用のガイド溝４が形成されている。本
実施例ではガイド溝４の断面形状はＶ字形状としている
がその他Ｕ字等の形状でも差し支えない。ガイド溝４の
各溝には、それぞれ光ファイバ３が設置されている。そ
の上面から矩形状の光ファイバ押さえつけ用固定基板１
が覆われている。光ファイバ３、整列基板２及び固定基
板１は接着剤５により固定されている。固定基板１及び
整列基板２の材料はガラスやセラミクスを用いる事が多
い。整列基板２は、ガイド溝４の終端部２２において段
差を持ち、ガイド溝４が形成されていない整列基板面２
３は、光ファイバ被覆部の厚みを考慮して、ガイド溝４
が形成されている整列基板面２４より低くなっている。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さは、整列基板ガ
イド溝４の長さより長くなっており、固定基板端面１３
はガイド溝終端部２２より突き出た位置にあり、光ファ
イバ被覆部６の端部６２に接触した位置にある。ガイド
溝４の端面２２から突きだした光ファイバ３の被覆除去
部の上部には、固定基板１の底面１２が接触しているた
め、光ファイバが光軸鉛直上方に力を受けた場合でも光
ファイバ３の大きな移動がないため、ガイド溝端面２２
のエッジ部に傷が発生して光ファイバ３が破断する事が
なくなった。 【００１１】また、本実施例によれば光ファイバ被覆除
去部の上面に位置する固定基板１は光ファイバ保護の効
果を有するため、光ファイバ被覆除去部の強度を補償す
るために固定用の接着剤の接着層の厚みを特別厚くする
必要もなく光ファイバ整列体の強度を向上させる事が可
能となった。 【００１２】図３は本発明による第２の実施例を示す。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さが、整列基板ガ
イド溝４の長さより長くなっており、固定基板１は、ガ
イド溝終端部２２より突き出た位置にあり、光ファイバ
被覆部６の端部６２に接触した位置にあるが、固定基板
端面１３と固定基板底面１２とが作る稜線部に面取り部
１５を設け、光ファイバ被覆部６の端部６２は面取り部
１５で固定基板１と接触するように構成されている。光
ファイバ被覆部の終端部の端面６２は必ずしも光ファイ
バ光軸方向に対し直角になっていない場合が多く、面取
り部１５を設けた場合のほうが、より安定した固定基板
１と被覆部４との接触部を作る事が出来る。本実施例で
は、面取り部１５はＣ面構造として説明しているが、よ
り安定した接触面構造が得られるならば、Ｒ面等のその
他の形状でも何等差し支えない事はいうまでもない。 【００１３】図４は本発明による第３の実施例を示す。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さは、整列基板ガ
イド溝４の長さより長くなっており、固定基板端面１３
はガイド溝終端部２２より突き出た位置にあるが、光フ
ァイバ被覆部６の端部６２に接触した位置にまでは至ら
ず、光ファイバ除去部の一部が固定基板１により覆われ
ている。この様に必ずしも光ファイバ被覆除去部の全体
が固定基板によって覆われていない場合でも、ガイド溝
４の終端部２２のエッジにおける破断を低減する効果を
得る事が出来る。この場合、固定部材の大きさを光ファ
イバ被覆除去部全体に覆う場合より小さくできるので、
低コスト化を図る事が出来る。 【００１４】図５は本発明による第４の実施例を示す。
本実施例では、光ファイバ被覆除去部の上面をカバ−す
る固定基板１の底面１４が光ファイバ３と接触していな
い構造を取っている。この様に固定基板と光ファイバ被
覆除去部が必ずしも全面接触していない構造でも固定基
板は、光ファイバ被覆除去部の保護をする事が可能とな
る。ただし、固定基板底面１４と光ファイバ被覆除去部
上面の間隔が大き過ぎるのは光ファイバの鉛直上方の移
動が発生し易くなるため好ましくない。 【００１５】図６は本発明による第５の実施例を示す。
固定基板１の光ファイバ光軸方向の長さがガイド溝４よ
りも長くなっている部分は、基板全体である必要はな
く、光ファイバ被覆除去部が存在している部分だけで所
望の効果を得る事が出来る。 【００１６】図７は本発明による第６の実施例を示す。
整列基板２と固定基板１に光ファイバを固定した後、光
ファイバ被覆除去部の上部に、補強用の部材７を設置し
た構造を取っても、光ファイバ被覆除去部の強度補強を
実施する事が出来る。この様に、同一の固定基板を使用
しなくても光ファイバ被覆除去部の補強をする事が可能
である。また、これまで複数本の光ファイバ整列体につ
いて実施例を述べてきたが本発明による構造は単数本の
光ファイバ整列部品にも適用可能である事は言うまでも
ない。 【００１７】 【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明の光ファイバ整列体の構造によれば、充分な
強度を有する光ファイバ整列体を容易にかつ低コストに
作製することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明にかかる光ファイバ整列体の１実施例を
示す断面図。 【図２】本発明にかかる光ファイバ整列体の１実施例の
全体を示す斜視図。 【図３】本発明の第２の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【図４】本発明の第３の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【図５】本発明の第４の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【図６】本発明の第５の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の上面図。 【図７】本発明の第６の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【符号の説明】 １：固定基板 ２：整列基板 ３：光ファイバ ４：ガイド溝 ５：接着剤 ６：光ファイバ被覆部 ７：補強用の部材
示す断面図。 【図２】本発明にかかる光ファイバ整列体の１実施例の
全体を示す斜視図。 【図３】本発明の第２の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【図４】本発明の第３の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【図５】本発明の第４の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【図６】本発明の第５の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の上面図。 【図７】本発明の第６の実施例を示す光ファイバ整列体
全体の側面図。 【符号の説明】 １：固定基板 ２：整列基板 ３：光ファイバ ４：ガイド溝 ５：接着剤 ６：光ファイバ被覆部 ７：補強用の部材
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
G02B 6/00
G02B 6/24
G02B 6/36 - 6/40
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】先端の被覆を除去した光ファイバと、前記
光ファイバの先端被覆除去部を設置するガイド溝と、該
被覆除去部の設置位置よりも前記被覆の厚さだけ低く形
成された前記被覆除去部に続く光ファイバ被覆部の設置
面を有する整列基板と、前記整列基板に設置された光フ
ァイバを上部から押さえて整列基板に保持固定する固定
基板とが具備された光ファイバ整列体において、 前記光ファイバの被覆除去部は、前記ガイド溝に設置さ
れてその一部が前記光ファイバ被覆部の設置面上にはみ
出し、前記固定基板は前記ガイド溝より長く形成され、
前記ガイド溝上及び前記光ファイバ被覆部の設置面上に
はみ出した光ファイバの先端被覆除去部のみを覆うよう
に整列基板に保持固定したことを特徴とする光ファイバ
整列体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19825394A JP3398225B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 光ファイバ整列体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19825394A JP3398225B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 光ファイバ整列体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0862432A JPH0862432A (ja) | 1996-03-08 |
| JP3398225B2 true JP3398225B2 (ja) | 2003-04-21 |
Family
ID=16388058
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19825394A Expired - Fee Related JP3398225B2 (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 光ファイバ整列体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3398225B2 (ja) |
Families Citing this family (19)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9239441B2 (en) | 2000-05-26 | 2016-01-19 | Corning Cable Systems Llc | Fiber optic drop cables and preconnectorized assemblies having toning portions |
| JP2003255171A (ja) * | 2002-02-27 | 2003-09-10 | Hata Kensaku:Kk | 光ファイバアレイ |
| US6962445B2 (en) | 2003-09-08 | 2005-11-08 | Adc Telecommunications, Inc. | Ruggedized fiber optic connection |
| US7572065B2 (en) | 2007-01-24 | 2009-08-11 | Adc Telecommunications, Inc. | Hardened fiber optic connector |
| US7744288B2 (en) | 2007-12-11 | 2010-06-29 | Adc Telecommunications, Inc. | Hardened fiber optic connector compatible with hardened and non-hardened fiber optic adapters |
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