JP3323005B2 - 光ファイバ整列体 - Google Patents

光ファイバ整列体

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数本の光ファイバを
配列して、保持基板により挟持固定した、光ファイバ整
列部品の構造に関する。
【0002】
【従来技術】複数本の光ファイバを、光軸を平行に保っ
た状態で整列固定する場合の構造としては、従来図3の
ような構造が一般的である。一方の矩形状の整列基板2
に光ファイバ3の位置を決めるためのガイド溝を、所望
の間隔に平行に形成する。形成方法は、一般的に機械研
削やエッチングによる処理方法が用いられている。平行
に形成された整列基板ガイド溝に光ファイバをそれぞれ
設置した後、上部から光ファイバをガイド溝内に固定す
るための押さえ用固定基板1をかぶせ、空隙部に接着剤
を充填し固定する。押さえ用の固定基板の形状に関して
は、矩形状が良く用いられ、その幅の大きさを通常ガイ
ド溝が形成されている整列基板の幅に合わせてあり、作
製された光ファイバ整列体の断面形状が矩形の一体形状
になるようにしてあるのが一般的である。しかる後、光
ファイバの端面が位置する側の側面を研磨し、光軸方向
の光ファイバの端面位置をあわせる。研磨工程は通常機
械研磨が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来構造においては、押さえ用固定基板1の位置
をガイド溝の形成された整列基板2に接着固定する場
合、接着剤の充填量が適量を超えた場合、固定基板1と
整列基板2の接合面4から、余分な接着剤が側面にはみ
出してしまい、硬化後には光ファイバ整列体の側面部に
凸部が生じてしまう場合があった。このような場合に
は、作製された光ファイバ整列体を他のデバイスに組み
込んで使用する時にアセンブリに不具合を生じる場合が
あるため、例えば、機械的に、光ファイバ整列体の側面
部を研磨して、接着剤のはみ出しによって生じた余分な
凸部を削除する方法が取られていた。しかし、側面部を
平坦にするための特別な工程を設けなければならずコス
トが余計にかかるという問題点があった。
【0004】本発明は、上述した従来の作製方法におけ
る問題点を解決するためのものであり、容易でかつ現実
的な手段で、光ファイバ整列体を作製できる構造を提供
する事を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来の問題点を解決
するため、本発明は光ファイバ設置用のガイド溝を有す
る整列基板と、前記ガイド溝に設置した光ファイバを保
持及び固定するために設置する固定基板とから構成し、
前記光ファイバの保持固定のために接着剤等の固定材を
前記整列基板と固定基板との間に充填して成る光ファイ
バ整列体において、前記整列基板と固定基板との側面接
合部に凹部が形成されるように、前記固定基板および/
または整列基板の側面接合部の角部が面取りもしくは切
り欠きされた固定材溜まり領域を形成し、かつ、前記固
定材が前記整列基板と固定基板との側面よりも内側に存
在していることを特徴とする光ファイバ整列体を提供す
る。
【0006】具体的には、例えば、図1、図2に示すよ
うに、光ファイバ整列体を構成する固定基板1の構造と
して、整列基板2との接合面となる面の一部を光ファイ
バと平行に切り欠き部12を設け、固定用に充填する接
着剤等の固定材が過剰に充填された場合でも切り欠き部
に留まり、整列基板2の側面部21及び固定基板1の側
面部11がなす光ファイバ整列体の側面からはみ出さな
いようにした。なお、この切り欠き部は、固定基板側と
整列基板側の両方で形成してもよいし、整列基板側のみ
で形成してもよい。また、切り欠き部の形状は平面形状
でなくともよく、固定基板および/または整列基板のエ
ッジをC面に加工して形成してもよい。
【0007】
【作用】上記手段によれば、光ファイバ整列体を作製す
る工程において、、整列基板と固定基板の間に光ファイ
バを設置し固定用の接着剤を充填する時に、接着剤が適
量を超えて過剰に充填されてしまった場合でも、側面部
に接着剤溜まりの部分があるため、そこに留まり側面か
らはみ出すことがない。従って、接着剤を硬化させて固
定した後に、光ファイバ整列体側面部の研磨を実施しな
くても良く、工程が少なくなり、より低コストな光ファ
イバ整列体の作製が可能となる。また、固定用に使用す
る接着剤の充填量も厳密な制御を行う必要がなくなるた
め、作製工程もより簡易になるという効果を得ることが
出来る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は本発明にかかる光ファイバ整列体構
造の1実施例の断面図を示す。図2はその全体の斜視図
を示す。光ファイバ配列用整列基板2には基板上面22
に光ファイバ位置決め用のV溝23が形成されている。
V溝23の各溝には、それぞれ光ファイバ3が設置され
ている。その上面から矩形状の光ファイバ押さえつけ用
固定基板1が覆われている。光ファイバ3、整列基板2
及び固定基板1は接着剤51により固定されている。固
定基板1の側面11は、整列基板2の側に切り欠き部1
2を有している。本実施例では切り欠き部の角度は45
度に設定している。この様な構造の固定基板1と整列基
板2とから構成される場合、ファイバアレイ整列体の側
面の結合面には、凹部が形成される。そのため、充填す
る接着剤51の量が適量を超えた場合、余分な量の接着
剤は、接合面からはみ出していくが、固定基板1に切り
欠き部12を有する部分では、接着剤の留まる領域が大
きくなるため、切り欠き部の作る領域内に留まり、接着
剤の界面4は、固定基板側面11及び整列基板側面21
よりも内側に留まらせる事が可能となる。また、万一、
充填した時に凹部に溜まった接着剤の界面4が固定基板
側面11及び整列基板21より外側になった場合は、光
ファイバと平行に切り欠き部に沿って余分な接着剤を拭
き取り界面4が固定基板側面11及び整列基板側面21
より内側になるようにする。本実施例では固定材として
接着剤を用いて説明しているが、半田等の他の固定材に
於いても同様の効果が得られる。しかる後に接着剤を硬
化させたファイバアレイ整列体は、一般的な接着剤の特
性として硬化後体積は収縮するので、側面部に接着剤に
よる凸部を持つ事が無い。従って接着剤を用いて光ファ
イバ整列体の固定作業を行った後に、光ファイバに平行
な側面部を平坦にするために研磨を行う必要がなく、低
コストで所望の光ファイバ整列体を作製する事が可能に
なる。
【0009】また本実施例によれば、固定基板1の切り
欠き部12と整列基板2の基板上面22が光ファイバ整
列体の側面に作る凹部は接着剤溜まりになるため、接着
剤界面4が固定基板側面11及び整列基板側面21より
外側に出ない範囲で充填接着剤51の全体量が結合面を
充填するに必要な量を超えても同様の効果を得られるた
め、接着剤充填量の制御を厳密に行わなくても良く、作
製作業がより簡易になるという効果も得る事が出来る。
【0010】図4には本発明による第2の実施例を示
す。光ファイバ整列体の光ファイバに平行な側面に凹部
を形成するために、固定基板側面に形成する切り欠き部
の角度は45度に限定されるものではなく、凹部が出来
れば何度の角度で切り欠き部を形成しても何等差し支え
ない。また、その形状に関しても直線のC面である必要
は無く、任意の形状が選択できる。本実施例では固定基
板1の側面11と基板下面13のなす角に対し、R面1
4を取って構成した例を示している。同様に図5には本
発明の第3の実施例として光ファイバ整列体側面部の凹
部形状が矩形になるような固定基板を用いて構成した例
を示す。
【0011】図6には本発明による第4の実施例を示
す。光ファイバ整列体の光ファイバに平行な側面に凹部
を形成するためには、固定基板1ではなく、整列基板2
に切り欠き部を形成しても何等差し支えがない。また、
固定基板1及び整列基板2の両方に切り欠き部を形成し
ても良い。本実施例では固定基板1と整列基板2の両方
に切り欠き部を形成した構成を示す。一つの基板に形成
する切り欠きの量は、固定基板1もしくは整列基板2の
片方に切り欠き部を形成する場合よりも小さくても済む
ため、基板どうしの平行な接合面の領域が大きくて且つ
同様の効果を得る事が出来る。
【0012】図7には本発明による第5の実施例を示
す。光ファイバ整列体の光ファイバに平行な側面に凹部
を形成するために、固定基板もしくは整列基板の側面に
形成する切り欠き部は必ずしも基板全体に形成する必要
は無い。光ファイバ整列体の側面部に凸部形状があって
も差し支えない部分には、本発明による構成は取らなく
てもかまわない。例えば、光ファイバ整列体の光ファイ
バ端面部が位置する側面41を端面研磨をする場合、光
ファイバ整列体の端面41近傍は研磨工程で研削されて
しまうので、固定基板の切り欠き部12を整列体端面4
1の近傍を一部形成しないままで構成した例である。ま
た、これまで複数本の光ファイバ整列体について実施例
を述べてきたが本発明による構造は単数本の光ファイバ
整列部品にも適用可能である事は言うまでもない。
【0013】
【発明の効果】以上、実施例を挙げて詳細に説明したよ
うに本発明によれば、接着剤等の固定材が光ファイバ整
列体の側面より外にはみ出すことがないので、光ファイ
バ整列体を容易にかつ低コスト作製することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる光ファイバ整列体の1実施例を
示す断面図。
【図2】図1に示す光ファイバ整列体の全体を示す斜視
図。
【図3】従来の実施例を示す図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す光ファイバ整列体
の断面図。
【図5】本発明の第3の実施例を示す光ファイバ整列体
の断面図。
【図6】本発明の第4の実施例を示す光ファイバ整列体
の断面図。
【図7】本発明の第5の実施例を示す光ファイバ整列体
の断面図。
【符号の説明】
1:光ファイバ固定基板 2:光ファイバ整列基板 3:光ファイバ 4:接着剤 11,21:側面 12:切り欠き部 23:V溝

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ設置用のガイド溝を有する整
    列基板と、前記ガイド溝に設置した光ファイバを保持及
    び固定するために設置する固定基板とから構成し、前記
    光ファイバの保持固定のために接着剤等の固定材を前記
    整列基板と固定基板との間に充填して成る光ファイバ整
    列体において、前記整列基板と固定基板との側面接合部
    に凹部が形成されるように、前記固定基板および/また
    は整列基板の側面接合部の角部が面取りもしくは切り欠
    された固定材溜まり領域を形成し、かつ、前記固定材
    が前記整列基板と固定基板との側面よりも内側に存在し
    いることを特徴とする光ファイバ整列体。
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