JP3397522B2 - 内視鏡の操作装置 - Google Patents

内視鏡の操作装置

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JP3397522B2 JP16963595A JP16963595A JP3397522B2 JP 3397522 B2 JP3397522 B2 JP 3397522B2 JP 16963595 A JP16963595 A JP 16963595A JP 16963595 A JP16963595 A JP 16963595A JP 3397522 B2 JP3397522 B2 JP 3397522B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B1/00Instruments for performing medical examinations of the interior of cavities or tubes of the body by visual or photographical inspection, e.g. endoscopes; Illuminating arrangements therefor
    • A61B1/00064Constructional details of the endoscope body
    • A61B1/00071Insertion part of the endoscope body
    • A61B1/0008Insertion part of the endoscope body characterised by distal tip features
    • A61B1/00098Deflecting means for inserted tools

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  • General Health & Medical Sciences (AREA)
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  • Endoscopes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は内視鏡の操作装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡の挿入部の先端近傍の部
分には湾曲自在な湾曲部が形成されていて、操作部から
の遠隔操作によって湾曲部を任意に湾曲させることがで
きる。また、処置具の突出方向を変えるための処置具起
上台を挿入部先端に設けたものでは、処置具起上操作も
操作部からの遠隔操作によって行われる。
【0003】そのような湾曲操作と処置具起上操作等を
行うことができる操作部は、以前は、操作部を握って保
持する左手の指で湾曲操作を行い、処置具起上操作は右
手で行うようにレイアウトされていた。
【0004】しかし、右手は挿入部を掴んで進退、ねじ
り等の誘導操作を行う必要があるので、それ以外の操作
のために右手を使う必要があると、操作性が非常に悪く
なってしまう。また、挿入部を掴んで汚れた右手では、
なるべく操作部等に触れたくない。
【0005】そこで近年は、湾曲操作ノブと処置具起上
操作ノブとを同軸又はそれに近い状態に操作部に配置し
て、操作部を握った左手の第1指(親指)でそれらのノ
ブを選択的に操作できるようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】内視鏡の観察画面中に
おいて、目標とする患部に処置具の先端を誘導する(俗
に「患部を狙撃する」という)ためには、湾曲操作と処
置起上操作を同時に行う必要がある場合が少なくない。
【0007】しかし、上述のように従来の内視鏡の操作
装置においては、湾曲操作ノブと処置具起上操作ノブを
同じ指で選択的に操作するようになっていて、それらを
同時操作することができないので、処置具の先端を患部
に誘導するのに非常に時間がかかってしまう場合があ
る。かと言って、以前のように処置具起上操作を右手で
行うようにしたのでは、内視鏡の挿入操作に支障が出
る。
【0008】そこで本発明は、目標とする患部に処置具
の先端を容易に誘導操作することができる内視鏡の操作
装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の内視鏡の操作装置は、遠隔操作によって湾
曲する湾曲部と、処置具の先端の突出方向を起上させる
ための処置具起上装置とを挿入部に設けて、上記湾曲部
の湾曲操作を行うための湾曲操作手段と上記処置具起上
装置の起上操作を行うための処置具起上操作手段とを、
上記挿入部の基端に連結された操作部に配置した内視鏡
において、上記湾曲操作手段と上記処置具起上操作手段
とを、上記操作部を握って保持する手のあい異なる指で
操作することができるように配置したことを特徴とす
る。
【0010】なお、上記処置具起上操作手段が、往復動
操作される操作部材とその操作部材を起上位置から待機
位置に戻すように付勢する付勢部材とを有しているとよ
い。
【0011】
【発明の実施の形態】図面を参照して実施の形態を説明
する。図2は、操作者の左手で操作部1が保持された状
態の内視鏡を示しており、可撓管によって外装された挿
入部2の先端近傍には、操作部1からの遠隔操作によっ
て任意の角度湾曲させることができる湾曲部3が形成さ
れている。
【0012】湾曲部3の先端には、対物光学系(図示せ
ず)等が内蔵された先端部本体4が連結されている。な
お、この内視鏡は先端部本体4の側方を観察するように
したいわゆる側方視型である。
【0013】処置具挿通チャンネル5は挿入部2内に全
長にわたって挿通配置されており、その入口である処置
具挿入口6は操作部1の下端部付近に突設され、出口で
ある処置具突出口7は、図示されていない観察窓と並ん
で先端部本体4の側面に形成されている。
【0014】操作部1の右側面の上半部には、湾曲部3
を遠隔操作によって湾曲させるための湾曲操作ノブ8が
回転自在に突設されており、この湾曲操作ノブ8を矢印
Aの如く回転操作することによって、図示されていない
湾曲操作機構と操作ワイヤ等を介して、湾曲部3が矢印
Bの如く湾曲する。操作部1の前面の上半部には、送気
送水操作弁9と吸引操作弁10等が突設されている。
【0015】操作部1は、図2に示されるように、下半
部が操作者の左手の掌と第3指、第4指及び第5指で握
られて保持される。ただし、その3本の指のうち少なく
とも一本の指を締めていれば、操作部1を保持すること
ができる。
【0016】したがって、湾曲操作ノブ8は左手の第1
指を用いて常に操作可能であり、送気送水操作弁9と吸
引操作弁10は、第2指を用いていずれかを選択して常
に操作可能である。
【0017】処置具100は処置具挿入口6から処置具
挿通チャンネル5内に挿通されて、処置具の先端100
aは先端部本体4の処置具突出口7から突出する。そし
て、操作部1の下端部近傍には、処置具の先端100a
の突出方向(起上方向)を変化させる遠隔操作を行うた
めの処置具起上操作レバー20が、前方に向けて突設さ
れている。
【0018】図3は、処置具起上操作レバー20を操作
することによって動作する処置具起上機構を示してお
り、先端部本体4内には、軸21を中心に揺動自在な処
置具起上片22が配置されている。
【0019】そして、2点鎖線で示される待機状態にお
いて処置具の先端100aを外方に突出させた後、操作
部1側から操作ワイヤ23を牽引して、処置具起上片2
2を実線で示されるように引き起こせば、処置具の先端
100aが起上されて、観察視野の中央付近に位置する
状態になる。
【0020】操作部1側には、処置具起上操作レバー2
0を回転自在に支持する軸26を中心とするピニオン2
7が、処置具起上操作レバー20と一体的に連結されて
いる。そして、そのピニオン27がラック28と噛み合
っている。
【0021】ラック28は、操作部1内に固定された案
内筒29において摺動自在であり、ラック28の下端部
に操作ワイヤ23の基端が固着されている。案内筒29
の下端部には、操作ワイヤ23を案内する案内管30の
基端が、接続筒31を介して連結固定されている。案内
管30の先端は先端部本体4に固着されている。
【0022】したがって、軸26を中心にして処置具起
上操作レバー20を上下に回動操作することによって、
ラック28がピニオン27で駆動されて案内筒29内で
進退し、ラック28によって進退される操作ワイヤ23
を介して処置具起上片22が軸21を中心に揺動するこ
とによって、処置具の先端100aの突出方向が変化す
る。
【0023】案内筒29内には、ラック28を下方すな
わち先端側に常時付勢する圧縮コイルバネ33が装填さ
れており、それによって付勢される処置具起上操作レバ
ー20の移動範囲を規制するためのストッパ34が、操
作部1に固設されている。
【0024】したがってこの処置具起上機構は、処置具
起上操作レバー20に外力が加えられていない状態で
は、圧縮コイルバネ33の付勢力によって処置具起上操
作レバー20がストッパ34に押し付けられていて、先
端部本体4側は2点鎖線で示される待機状態にある。
【0025】そして、圧縮コイルバネ33の付勢力に抗
して、矢印Cに示されるように処置具起上操作レバー2
0を押し上げると、先端部本体4側において、矢印Dに
示されるように処置具の先端100aが起上する。そし
て、処置具起上操作レバー20を押し上げる力を緩めれ
ば、圧縮コイルバネ33の付勢力によって元の待機状態
に戻る。
【0026】そのような処置具起上操作レバー20の操
作は、図1に示されるように、操作部1を保持する左手
の第5指で行うことができる。その際、操作部1は左手
の掌と第3指と第4指とで保持することができる。
【0027】したがって、左手の第1指による湾曲操作
ノブ8の操作は何ら制約されないので、第1指による湾
曲操作ノブ8の操作と第5指による処置具起上操作レバ
ー20の操作とを同時に容易に行うことができる。な
お、それと同時に、第2指による送気送水操作弁9又は
吸引操作弁10の操作を行うことも可能である。
【0028】図4及び図5は、本発明の第2の実施の形
態を示しており、第1の実施の形態の処置具起上操作レ
バー20に代えて、前後方向に往復動する操作ボタン4
0を設けたものである。図5に示されるように、操作ボ
タン40にはラック41が直結されていて、そのラック
41によって第1の実施の形態と同様のピニオン27が
回転駆動されて、以下第1の実施の形態と同様に動作す
る。なお、第1の実施の形態と同じ部分についてはそれ
と同符号を付して、その部分の説明は省略する。案内筒
29及び案内管30等は図示が省略されている。
【0029】この第2の実施の形態においては、図5に
示されるように、操作ボタン40を矢印E方向に押し込
み操作することにより、操作ワイヤ23が牽引されて処
置具の先端100aが起上し、操作ボタン40を押す力
を緩めれば、圧縮コイルバネ33の付勢力によって待機
状態に戻る。
【0030】その操作は、図4に示されるように、操作
部1を握り込む左手の第4指と第5指とで行うことがで
きる。したがって、第1指による湾曲操作ノブ8の操作
と同時に操作することができる。
【0031】図6は本発明の第3の実施の形態を示して
おり、操作ボタン40を操作部1の上部の送気送水操作
弁9と並んでそのすぐ下の位置に配置したものである。
その他は第2の実施の形態と同じである。
【0032】したがって、この実施の形態では、操作部
1を左手の掌と第3指、第4指及び第5指で保持して、
第1指による湾曲操作ノブ8の操作と同時に、第2指で
処置具起上操作を行うことができる。
【0033】図7は本発明の第4の実施の形態を示して
おり、ラックピニオン機構に代えて、操作ワイヤ23を
巻き回したプーリー45を処置具起上操作レバー20に
連結したものである。操作ワイヤ23を牽引方向に付勢
するためには、引っ張りコイルバネ46がプーリー45
に取り付けられている。その他の動作については第1の
実施の形態と同様である。
【0034】図8は本発明の第5の実施の形態を示して
おり、操作ワイヤ23を処置具起上操作レバー20に直
結したものであり、操作ワイヤ23を牽引方向に付勢す
るためには、ねじりバネ48が操作レバー20に取り付
けられている。その他の動作については第1の実施の形
態と同様である。
【0035】
【発明の効果】本発明によれば、湾曲操作手段と処置具
起上操作手段とを、操作部を握って保持する手のあい異
なる指で操作することができるので、湾曲操作と処置具
起上操作を必要に応じて同時に行って、処置具の先端を
患部に向けて迅速かつ正確に誘導操作することができ
る。
【0036】その場合に、処置具起上操作手段に、往復
動操作される操作部材とその操作部材を起上位置から待
機位置に戻すように付勢する付勢部材とを設けることに
より、操作部材が付勢力によって自動的に待機状態に戻
るので、操作が非常に容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の側面図で
ある。
【図2】本発明の第1の実施の形態の内視鏡の側面図で
ある。
【図3】本発明の第1の実施の形態の処置具起上機構の
側面断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態の内視鏡の側面図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施の形態の処置具起上機構の
部分側面断面図である。
【図6】本発明の第3の実施の形態の内視鏡の側面図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施の形態の処置具起上機構の
部分側面断面図である。
【図8】本発明の第5の実施の形態の処置具起上機構の
部分側面断面図である。
【符号の説明】
1 操作部 3 湾曲部 8 湾曲操作ノブ 20 処置具起上操作レバー 22 処置具起上片 100a 処置具の先端
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 1/00 - 1/32

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】挿入部の先端近傍に設けられた湾曲部の湾
    曲操作を行うための湾曲操作手段と、上記挿入部の先端
    からの処置具の突出方向を起上させる処置具起上装置の
    操作を行うための処置具起上操作手段と、送気送水又は
    吸引等の制御操作を行うための操作弁とが、上記挿入部
    の基端に連結された操作部に配置され、操作者が、第1
    指で上記湾曲操作手段を操作し第2指で上記操作弁を操
    作するのに適した状態で上記操作部を手で握って保持で
    きるように構成された内視鏡において、上記操作部を握る操作者の手の第4指又は第5指で上記
    処置具起上操作手段を操作することができるように、上
    記処置具起上操作手段を上記操作部の握り部の下方位置
    に配置したことを特徴とする内視鏡の操作装置。
  2. 【請求項2】上記処置具起上操作手段が、往復動操作さ
    れる操作部材とその操作部材を起上位置から待機位置に
    戻すように付勢する付勢部材とを有している請求項1記
    載の内視鏡の操作装置。
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