JP2555097Y2 - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

Info

Publication number
JP2555097Y2
JP2555097Y2 JP1992031302U JP3130292U JP2555097Y2 JP 2555097 Y2 JP2555097 Y2 JP 2555097Y2 JP 1992031302 U JP1992031302 U JP 1992031302U JP 3130292 U JP3130292 U JP 3130292U JP 2555097 Y2 JP2555097 Y2 JP 2555097Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
body operation
finger
operation unit
button
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1992031302U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0584301U (ja
Inventor
政徳 岩倉
修二 小見
裕隆 川野
Original Assignee
富士写真光機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 富士写真光機株式会社 filed Critical 富士写真光機株式会社
Priority to JP1992031302U priority Critical patent/JP2555097Y2/ja
Publication of JPH0584301U publication Critical patent/JPH0584301U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2555097Y2 publication Critical patent/JP2555097Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、医療用,工業用等とし
て用いられる内視鏡に関し、特にその本体操作部を把持
して行う操作の操作性をより向上させるようにした内視
鏡に関するものである。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は、一般に、体腔内等の検査,観
察等を行う対象となる部位に挿入される挿入部の基端部
に本体操作部を連設し、またこの本体操作部には、光源
装置に接続されるライトガイド軟性部を連設することに
より大略構成される。例えば医者等の内視鏡を操作する
操作者は、本体操作部を片手(通常は左手)で把持し
て、この内視鏡の操作できる構成となっている。ここ
で、本体操作部において行われる操作としては、まず挿
入部の先端部分を所望の方向に向けるためのアングル操
作がある。このアングル操作を行うために、挿入部の先
端部近傍に取り付けたアングル操作用のワイヤを巻回す
るドラムを本体操作部内に配設させ、このドラムの回転
軸を本体操作部のケーシングから外部に導出させて、ア
ングルノブを連結し、このアングルノブを手指で回動さ
せることによって、挿入部の先端部分を湾曲操作する構
成としている。また、観察窓の洗浄等を行うための送気
送水ボタンや、体内の汚物を吸引操作するための吸引ボ
タン流体の給排を制御するボタン類が設けられ、これら
も手指で操作することによって、送気送水,吸引等の操
作を行うことができる。さらに、本体操作部に設けら
れ、手指操作が可能なボタン類としては、光学式内視鏡
にあっては、カメラのシャッタリリースボタンが、また
電子内視鏡の場合には、VTRのON,OFF等の操作
を行うためのVTRボタンも配設されている。さらにま
た、内視鏡には鉗子その他の処置具を装着できるように
なっているが、本体操作部にはこの処置具を挿入するた
めの処置具挿入口も配設されている。
【0003】以上のように、アングル操作,ボタン操
作,処置具の挿入操作のうち、処置具の挿入操作は、本
体操作部を把持している左手で操作することは不可能で
あり、左手で本体操作部を把持して安定させた状態で、
右手で処置具を処置具挿入口から挿入して、その先端部
分を挿入部の先端から導出させて、細胞や患部の摘出そ
の他の操作が行われる。ここで、処置具挿入口は、その
操作性を考慮して、本体操作部の把持位置より先端側、
即ち挿入部への連設側の位置に設けられるのが一般的で
ある。
【0004】処置具以外の操作、即ちアングル操作及び
ボタン操作は、本体操作部を把持しない方の手、即ち右
手で操作できるのは当然として、例えば右手で挿入部を
体腔内に押し込みを行ったり、処置具を操作している間
であっても、アングル操作やボタン操作を行うことがで
きるようにするために、本体操作部を把持している左手
の指でも操作できる構成となっている。通常、本体操作
部を把持するに当っては、手のひらを本体操作部のケー
シングの片側の側面から下面にかけて当接させると共
に、小指と薬指とで本体操作部を握ることによって、こ
の本体操作部をほぼ安定的に保持できるので、少なくと
も親指及び人差し指は本体操作部を把持する操作から開
放できる。そこで、この親指と人差し指を前述したアン
グル操作及びボタン操作のために使えることになる。な
お、中指は操作者によっては本体操作部を把持するため
に用いることもあり、またボタン操作を行うこともあ
る。
【0005】以上の点から、図2に示したように、本体
操作部1の側面における手のひらが当る側の側面1aと
は反対側の側面1bにアングルノブ2を装着することに
よって、親指をこの側面1b側に回り込ませて、その指
先で回動操作できるように構成し、またボタン類3は本
体操作部1の上面1cに配設して、人差し指(または人
差し指と中指)で操作ができるようにしている。これに
よって、右手で挿入部を体腔等の内部に押し込みなが
ら、または処置具を操作しながら、若しくはこれら以外
の操作を行いながら、アングルノブ2やボタン類3を操
作できることになり、その操作性が向上する。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】ところで、ボタン類3
のうち、例えば送気送水ボタンは、周知のように、復帰
ばねが作用しており、この復帰ばねの付勢力に抗して押
し下げなければならず、またバルブの摺動抵抗等もある
ことから、かなりの操作力が必要である。そして、本体
操作部1は、ボタン類3が配設されている位置より前方
側において、小指及び薬指で把持されていることから、
ボタン類3に大きな力を加えると、本体操作部の基端側
が下方に倒れる方向に押圧される。そこで、ボタン操作
時には、親指をアングルノブ2の下部位置に当接させ
て、本体操作部1に作用する力をこの親指により受承さ
せるようにするのが一般的である。
【0007】しかしながら、ボタン類3の人差し指が当
接する指当接面3aは本体操作部1の上面1cと平行な
状態なっていることから、この指当接面3aに人差し指
を当接させて、それを押動した時に、図2の矢印aで示
したように、真直ぐ下方に力が及ぶのではなく、この人
差し指の指先は矢印r方向に回動するように動くことか
ら、本体操作部1には図2に矢印bで示したように、手
のひら側に引き込む方向に力が作用する。この結果、本
体操作部1は矢印c方向に回動する方向に変位しようと
する。この方向は、アングルノブ2においては、親指か
ら離れる方向であり、従ってボタン操作時において、親
指によって本体操作部1に作用する力を受承させること
ができなる。この結果、本体操作部1は安定性が失われ
てしまうという問題点がある。また、ボタン類3を操作
する際には、小指と薬指とだけではなく、親指でも本体
操作部1に対する把持力を及ぼすことも考えられるが、
このように親指で把持力を発揮させるようにすると、人
差し指の動きが悪くなり、ボタン操作の操作性が悪くな
る。
【0008】本考案は、以上のような従来技術の課題を
解決するためになされたものであって、その目的とする
ところは、ボタン類を手指で操作する際においても、本
体操作部を安定させ、操作を行う者の負担軽減を図るこ
とができるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本考案は、本体操作部には、その上面からアン
グルノブの装着部とは反対側の側面に向けてのみ傾斜す
傾斜壁を設け、この傾斜壁に所定のストローク押動さ
れる操作ボタンを設け、この操作ボタンの指当接面がこ
の傾斜壁と略平行となるように形成したことをその特徴
とするものである。
【0010】
【作用】要するに、人差し指で操作ボタンを操作する際
に、本体操作部に作用する力によってアングルノブを親
指に押し付けるようになし、またその反力で本体操作部
が手のひらまたは親指と人差し指との間の又の部分で受
承させるようにすれば、ボタン操作の操作力の作用によ
って、本体操作部を回動させたり、前後方向に倒れたり
することがなく、安定的に保持できる。この結果、本体
操作部を把持する小指及び薬指の負担が軽減される。
【0011】以上の点を考慮して、本体操作部の上面か
らアングルノブが装着されている側面とは反対側の側面
部、即ち手のひらが当接する側の側面部に向けて傾斜壁
を形成して、この傾斜壁に操作ボタンを装着し、その指
当接面を傾斜壁と略平行に配設する。これによって、操
作ボタンを操作した時に、人差し指の指先が関節の部分
を中心として回動する方向に動くにしても、ほぼ傾斜壁
に向けて真直ぐ乃至それより僅かに手のひら側に引き込
む方向に力が作用する。この結果、本体操作部が、それ
に装着したアングルノブが上方、即ち親指から逃げる方
向に回動することがなく、このアングル部の下部に親指
を当接させれば、本体操作部に加わる力は有効に親指に
受承される。しかも、この時の反力で本体操作部は手の
ひら側乃至親指と人差し指との間の又の部位に向けて押
し付けられるので、人差し指と親指及び手のひら側との
3点で本体操作部を保持した状態となり、小指及び薬指
で本体操作部をあまり強く把持しなくとも、本体操作部
を安定した状態に保持できる。
【0012】
【実施例】以下、図1を参照して本考案の実施例を説明
する。図1において、10は内視鏡の本体操作部を示
し、この本体操作部10における手のひらが当接する側
面10aと反対側の側面10bにはアングルノブ11が
装着されている点については、前述した従来技術のもの
と格別差異はない。然るに、従来技術において説明した
復帰ばねの付勢力に抗して押し下げなければなら操作ボ
タンである送気送水ボタン,吸引ボタンからなるボタン
類12は、本体操作部10の上面10cには設けられて
おらず、この上面10cから側面10aへの移行部に
め下方に向けて立ち下がるように傾斜した傾斜壁10d
を形成して、この傾斜壁10dに配設する構成としてい
る。そして、このボタン類12の指当接面12aをその
押動方向と直交するように、即ち傾斜壁10dと略平行
な方向に向けた状態とする。
【0013】このように構成することによって、本体操
作部10を左手で把持した時に、その把持力は小指と薬
指とにより発揮させ、親指13及び人差し指14は本体
操作部10の把持作業から開放できる。従って、親指1
3でアングルノブ11の操作を行うことができ、また人
差し指14でボタン類12の操作を行うことができる。
また、人差し指14によってボタン類12を所定のスト
ローク押動操作する際には、このボタン操作時に本体操
作部10に作用する力で安定が損なわれないようにする
ために、親指13をアングルノブ11の下部位置に当接
させることも可能となる。
【0014】いま、人差し指14を付け根の部分をX、
この付け根Xに近い部位の関節をY、次の関節をZと
し、ボタン類12に当る指先部分をF、ボタン類12を
押動したときにおける変位方向をPとすると、ボタン類
12に指先Fを当接させると、このボタン類12の指当
接面12aが傾斜していることから、指先Fによってこ
のボタン類12を押動させた時に、その動きの方向は図
1に矢印Aの方向となる。勿論、指は関節を中心として
回動するように曲がるものではあるが、ボタン類12の
変位方向Pは本体操作部10の垂直線方向Vに対して、
所定角度θ傾斜しているために、たとえボタン操作時に
指先Fは回動するにしても、その方向はボタン類12の
変位方向Pとほぼ一致する。この結果、アングルノブ1
1には矢印B方向の力が作用して、親指13に押し付け
られ、ボタン類12の押圧操作力は親指13により有効
に受承される。しかも、本体操作部10には、矢印C方
向に反力が及ぶようになって、本体操作部10は手のひ
ら(または親指と人差し指との間の又の部分)側に押し
付けられる。このように、人差し指14によるボタン操
作時の操作力は親指13と手のひらでバランスさせるこ
とによって、本体操作部10は人差し指14,親指13
及び手のひらの3点で挾持された状態となり、小指及び
薬指にはこのボタン操作の操作力の影響は殆どなく、こ
れらにより軽く把持した状態としても、本体操作部10
は安定する。従って、小指及び薬指に余分な負担がな
く、長時間操作しても操作者が疲労することはない。
【0015】
【考案の効果】以上説明したように、本考案は、本体操
作部の上面からアングルノブの装着部とは反対側の側面
に向けてのみ傾斜する傾斜壁を設け、この傾斜壁に所定
のストローク押動される操作ボタンを、当接面が傾斜壁
と略平行となるように設ける構成としたので、薬指及び
小指で本体操作部の把持を行っている状態で、その手の
親指をアングルノブの下部に当接させて、人差し指また
は人差し指及び中指で操作ボタンを操作した時に、この
ボタン操作の操作力を親指と、手のひらまたは親指と人
差し指との間の又の部分で有効かつ確実に受承させて、
本体操作部を安定させることができるようになり、本体
操作部を把持する小指及び薬指に余分な力を加える必要
がなくなることから、長時間操作を行っても疲労が少な
い等といった諸効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例における内視鏡の本体操作部
を基端側から見て、この本体操作部を手で把持した状態
を示す図である。
【図2】従来技術における内視鏡の本体操作部を基端側
から見て、この本体操作部を手で把持した状態を示す図
である。
【符号の説明】
10 本体操作部 10a,10b 側面 10c 上面 10d 傾斜壁 11 アングルノブ 12 ボタン類 12a 指当接面 13 親指 14 人差し指

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の基端側に、操作者が把持して操
    作するための本体操作部を連設した内視鏡において、前
    記本体操作部には、その上面からアングルノブの装着部
    とは反対側の側面に向けてのみ傾斜する傾斜壁を設け、
    この傾斜壁に所定のストローク押動される操作ボタンを
    設け、この操作ボタンの指当接面がこの傾斜壁と略平行
    となるように形成したことを特徴とする内視鏡。
JP1992031302U 1992-04-15 1992-04-15 内視鏡 Expired - Fee Related JP2555097Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992031302U JP2555097Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 内視鏡

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992031302U JP2555097Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 内視鏡

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0584301U JPH0584301U (ja) 1993-11-16
JP2555097Y2 true JP2555097Y2 (ja) 1997-11-19

Family

ID=12327497

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992031302U Expired - Fee Related JP2555097Y2 (ja) 1992-04-15 1992-04-15 内視鏡

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2555097Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6165073B2 (ja) * 2014-01-31 2017-07-19 オリンパス株式会社 孔内導入装置用操作部及び孔内導入装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0740975Y2 (ja) * 1986-11-20 1995-09-20 旭光学工業株式会社 内視鏡
JPH0418561Y2 (ja) * 1988-04-01 1992-04-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0584301U (ja) 1993-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6508758B2 (en) Manual control part of endoscope
JP2659094B2 (ja) 内視鏡
JP2555097Y2 (ja) 内視鏡
JP4143817B2 (ja) 片手持ち教示器とこれを備えた産業用ロボット
JPH11296296A (ja) 手持ち式制御装置
JP2002282199A (ja) 内視鏡の操作部
JPH0710721Y2 (ja) 内視鏡
JPS6323044Y2 (ja)
JPS63267326A (ja) 内視鏡
JP2002112945A (ja) 内視鏡の操作部
JP3387178B2 (ja) 内視鏡の湾曲操作装置
JPH044721Y2 (ja)
JPH035809B2 (ja)
JP3170018B2 (ja) 内視鏡
JP3679431B2 (ja) 内視鏡の操作部
JPH0411682Y2 (ja)
JP2000254091A (ja) 内視鏡の手元操作部構造
JPH0332323Y2 (ja)
JPH0340242Y2 (ja)
JPH06169889A (ja) 内視鏡
JPH07108036A (ja) 内視鏡
JPH0542801Y2 (ja)
JPH0418561Y2 (ja)
JP2009218070A (ja) 操作機構及び該操作機構を備えるマニピュレータ
JPH02289222A (ja) 内視鏡

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees