JP3397342B2 - 安全用スイッチ装置 - Google Patents

安全用スイッチ装置

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JP3397342B2
JP3397342B2 JP20497592A JP20497592A JP3397342B2 JP 3397342 B2 JP3397342 B2 JP 3397342B2 JP 20497592 A JP20497592 A JP 20497592A JP 20497592 A JP20497592 A JP 20497592A JP 3397342 B2 JP3397342 B2 JP 3397342B2
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switching
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、例えば、産業機械が設
置された部屋や工場の出入口のドア或いは産業機械自体
の危険ゾーンに設けられた防護用扉が開放された時にオ
フして内部の機械の作動を自動的に停止させたり、ドア
や防護用扉が完全に閉じられない限り機械を作動しない
ようにすることにより、人体が産業機械に巻き込まれた
りするトラブルの発生を未然に確実に防止するための安
全用スイッチ装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、産業機械の保全作業中に第三者が
誤って電源を投入してしまうことによる事故発生を未然
に防止するための手段として、例えば、欧州では、産業
機械の保全作業に先立って作業者がヒューズ付き刃形開
閉器の全てのヒューズを抜いてポケットに入れてから作
業を始めるようにしており、米国では、保全作業者が電
源を遮断した後に電源を投入できないようにキーでロッ
クするようにしており、このような保全作業の安全確保
の管理法が法的に義務付けられている。ところが、この
ような作業者自身の自覚に頼る管理法では、作業者がう
っかり忘れてしまって効果が無くなる危険性がある。 【0003】そこで、人体が巻き込まれたりして損傷を
受ける恐れのある危険な産業機械が設置されているいる
場合には、該機械が設置されている部屋や工場等の出入
口のドアや産業機械自体の防護用扉の開閉を自動的に検
知してオン・オフする安全用スイッチ装置を設けること
により、危険場所への立入りを禁止したり、部屋や工場
内に人体が存在する限り内部設置の産業機械の作動を禁
止したり、防護用扉を閉じない限り機械が作動しないよ
うにすることが好ましい。斯かる用途に用いられる従来
の安全用スイッチ装置としては、ドアの摺動部分にリミ
ットスイッチを設けておき、該ドアが開いた状態をリミ
ットスイッチの作動により検出して内部の産業機械の作
動を停止させる構成としたものが存在する。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、リミットス
イッチ等は、ドアや防護用扉の開閉とは無関係に人為的
に接片を操作することにより内部のスイッチ接点を切り
換えることが可能であるため、例えば面倒であるといっ
たような何らかの理由でリミットスイッチを作動しない
ようにされたり、人為的に切換操作されたりする危惧が
あり、確実な安全用スイッチ装置とは言い難い。しか
も、一般にドアや防護用扉が開けられた時にリミットス
イッチが復帰ばねによりオフするようにうなっている
が、スイッチ接点が溶着した場合には復帰ばねの復元力
だけでは接点が開離しない誤動作が発生し易く、ドアや
防護用扉を開いても内部設置の産業機械が停止しない重
大なトラブルが生じる危険性がある。 【0005】そこで本発明は、ドアの開閉等の目的とす
る被検知動作以外の如何なる人為的操作によっても絶対
に切換動作することがなく且つ確実にオン・オフさせる
ことのできる安全用スイッチ装置を提供することを技術
的課題とするものである。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明は、上記した課題
を達成するための技術的手段として、安全用スイッチ装
置を次のように構成した。即ち、ドアの開閉等によりオ
ン・オフされる安全用スイッチ装置において、ドア等の
可動部材に取付けられる切換用アクチュエータと、この
切換用アクチュエータが長孔状の挿入孔から挿抜される
ことにより内蔵の受動操作部が作動されてスイッチ部が
切り換えられるスイッチ本体とからなり、前記切換用ア
クチュエータを、取付用基板部から所定間隔で平行に突
出され各々の先端対向面側に押圧用斜面部が形成された
一対の作動片と、この両作動片間にこれらの直交方向に
架設された作動杆とが一体形成された形状とし、前記ス
イッチ本体の前記受動操作部を、支軸に回転自在且つ摺
動自在に貫装した同一形状の一対のカム状円板を、互い
に離間方向に付勢して一対の支持板に当接させることに
より前記切換用アクチュエータの両斜面部の間隔に対応
する間隔で静止させ、後端部分を前記スイッチ部のスイ
ッチケースに摺動自在に貫装保持してその後端をスイッ
チ切換部材に連結したスイッチ切換体の前端部に、カム
フォロワピンを直交方向両側に突出させて一体に固設
し、このカムフォロワピンの両側部分を前記各カム状円
板の各々のカム状長孔に挿通させ、且つその両端部を前
記各支持板のガイド部で前後方向に摺動自在に支持し、
前記各カム状円板に、前記支持板への当接面における該
支持板の両側部位に凸設された一対の回り止め用係止突
部と、前記挿入孔から挿入する前記切換用アクチュエー
タの前記作動杆に係入する切欠きとを設け、前記切換用
アクチュエータの挿入時に前記各カム状円板を前記各斜
面部に摺接させて近接方向に移動させることにより前記
係止突部を前記支持板の内方に離間させ、且つ前記作動
杆を前記切欠きに係入させ、この係入後の前記切換用ア
クチュエータの挿入動作により前記各作動円板が回転さ
れ、且つ前記カム状長孔および前記支持板のガイド部に
前記カムフォロワピンが摺接することにより前記スイッ
チ切換体を後方に移動させて前記スイッチ部を切り換え
る構成としたことを特徴としている。 【0007】 【作用】例えば、切換用アクチュエータをドアに突出状
態に設けるとともにスイッチ本体をドアが閉じた時に切
換用アクチュエータが挿入孔から挿入される位置に配設
すると、ドアを閉じる時に切換用アクチュエータが長孔
状の挿入孔からスイッチ本体内に挿入していき、先ず、
切換用アクチュエータの一対の作動片の先端対向部の斜
面部がそれぞれ両側のカム状円板に外側から摺接しなが
ら押圧し、両カム状円板が付勢力に抗して互いに近接方
向に移動し、各カム状円板の一対の係止突部が支持板か
ら離脱して該各カム状円板の回り止めが解除される。こ
の時、各カム状円板は、支軸とカムフォロワピンとによ
る2点支持により安定状態で円滑に摺動する。 【0008】そして、両カム状円板が各作動片の間に位
置された時点で作動杆がカム状円板の切欠きに係入し、
切換用アクチュエータが更に挿入することにより作動杆
が切欠きを押動して各カム状円板が回転され、このカム
状円板のカム状長孔に倣いながら摺接するカムフォロワ
ピンが支持板のガイド部に案内されて後方に移動するの
で、このカムフォロワピンを一体に備えたスイッチ切換
体が、支持板のガイド部とスイッチケースとにより2点
支持されて安定に後方に移動され、このスイッチ切換体
に連結されたスイッチ部のスイッチ切換部材も後方に移
動されてスイッチ部が切り換えられる。 【0009】この安全用スイッチ装置は、切換用アクチ
ュエータの一対の作動片の先端部の斜面部により、付勢
力により離間されている一対のカム状円板を互いに近接
させることにより回り止めを解除し、この状態を保持し
ながら各カム状円板をこれの切欠きを押圧するで回転さ
せることによりスイッチ部を切り換えるので、例えば、
複種類の部材を長孔状の挿入孔から挿入して上述のよう
な作動をするよう人為的に操作することは到底不可能で
あり、ドアに固設した専用の切換用アクチュエータを用
いない限りスイッチ部を外部操作できず、極めて確実且
つ安全なスイッチ装置となる。 【0010】 【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について図面
を参照しながら詳述する。図1乃至図9は何れも本発明
の一実施例を示し、斜視図を示した図1のように、外形
箱形となったスイッチ本体(1)と、全体として鍵状の
形状となった切換用アクチュエータ(2)との二部材に
より構成されており、更にスイッチ本体(1)は、スイ
ッチ部(3)と、切換用アクチュエータ(2)により作
動されてスイッチ部(3)を切り換える受動切換部
(4)とにより構成されている。そして、切換用アクチ
ュエータ(2)は、自体の取付用基板部(5)が可動部
材、例えばドアに螺子によりドア開閉方向に突出状態に
固着される。一方、スイッチ本体(1)は、ドアが閉じ
られた時に切換用アクチュエータ(2)が受動操作部
(4)の蓋体(6)の何れかの挿入孔(6a),(6
b)から挿入されるよう所定箇所に固設される。この実
施例では、切換用アクチュエータ(2)を直交する二方
向の何れかを選択して挿入できる形態のものを例示して
あり、受動操作部(4)の蓋体(5)の直交する二面に
長孔状の挿入孔(6a),(6b)が穿設されている。 【0011】切換用アクチュエータ(2)は、ドア等に
螺子で取付けるための基板部(5)と、この基板部
(5)から直交方向に所定間隔で平行に突出されて各々
の先端対向面側に押圧用斜面部(7a),(7b)が形
成された一対の作動片(7),(7)と、この両作動片
(7),(7)における各斜面部(7a),(7b)の
近傍部位間に各作動片(7),(7)に対し直交方向に
架設された作動杆(8)とが一体に形成されている。 【0012】次に、スイッチ本体(1)についてスイッ
チ部(3)の蓋体(9)および受動操作部(4)の蓋体
(6)を除外した状態の平面図を示した図2、この図2
におけるA−A線での断面図およびB−B線での断面図
をそれぞれ示した図3および図4を参照しながら説明す
る。先ず、受動操作部(4)は、図2に示すように、両
側に対面状態に立設された一対の支持台(10),(1
0)間に支軸(11)が架け渡されているとともに、こ
の支軸(11)に、一対のカム状円板(12),(1
2)が、回転自在且つ摺動自在に貫装されている。この
各カム状円板(12),(12)は、これらの間におい
て支軸(11)に貫装されて介設された圧縮ばね(1
3)により互いに離間する方向に付勢されているととも
に、後述するピンガイド体(18)の一対の支持板(1
8a)、(18a)にそれぞれ当接されている。 【0013】この一対のカム状円板(12),(12)
は同一形状であるため、説明を簡略化するために同等の
ものに同一の符号を付して以下に説明する。即ち、図4
に明示するように2個の挿入孔(6a),(6b)に対
応して同一形状の2個の矩形状の切欠き(14),(1
4)が形設され、この切欠き(14),(14)の対向
する一方の辺部が作動受け面(14a)で且つ他方の辺
部が復帰用受け面(14b)になっている。このの両切
欠き(14),(14)の形設面とは反対側の部分に、
カム状長孔(15)が穿設されており、このカム状長孔
(15)の始端部の両側に、それぞれ係止突部(1
6),(17)が凸設されている。この係止突部(1
6),(17)は、図2に明示するように、両面に面対
称に形成されており、それにより左右一対のカム状円板
(12),(12)として前述のように同一形状のもの
を用いられるようになっている。 【0014】また、各カム状円板(12),(12)の
後方部に、正面U字形状に屈曲形成されたピンガイド体
(18)が固設されている。このピンガイド体(18)
は、長孔状のガイド切欠き(18b)を有する同一形状
の一対の支持板(18a),(18a)が両側に立設さ
れており、この各支持板(18a),(18a)に、前
述の圧縮ばね(13)により離間方向に付勢された一対
のカム状円板(12),(12)が当接されている。そ
して、中央部にばね受け用円板部(19a)を一体に備
えた軸状のスイッチ切換体(19)は、後端部分がスイ
ッチ部(3)のスイッチケース(20)に摺動自在に貫
装保持されいるともに、直交方向両側に突出させて前端
部に固着されたカムフォロワピン(19b)の両側部
が、それぞれカム状円板(12)のカム状長孔(15)
を挿通して各先端部がガイド切欠き(18b)に摺接自
在に係入されている。従って、スイッチ切換体(19)
は、、前後箇所をピンガイド体(18)の各支持板(1
8a),(18a)とスイッチケース(20)とによる
2点支持により前後方向(図3および図4の左右方向)
に移動自在に安定に保持されている。このスイッチ切換
体(19)の後端部に鉤状の連結用係合部(19c)が
形設されている。更に、スイッチ切換体(19)におけ
るばね受け用円板部(19a)とスイッチケース(2
0)との間の部分がゴムベローズ(21)で被覆されて
防水されているとともに、このゴムベローズ(21)の
外部において、ばね受け用円板部(19a)とゴムベロ
ーズ(21)に外嵌されてばね受け皿との間に復帰用ば
ね(22)が介設されてスイッチ切換体(19)が前方
に付勢され、カムフォロワピン(19b)が図3および
図4にそれぞれ示すようにカム状長孔(15)の始端部
に係合している。 【0015】また、スイッチ部(3)は、スイッチケー
ス(20)内にユニット形式のコンタクトブロック(2
3)が配設された構成で、図5はそのコンタクトブロッ
ク(23)の一部を除外し且つ一部を切断して示した平
面図である。このコンタクトブロック(23)は、ブロ
ックケース(24)の前後端部の両側に、それぞれ常閉
用固定接点(25)を備えた一対の端子板(26),
(26)と、それぞれ常開用固定接点(27)を備えた
一対の端子板(28),(28)とが各々嵌着され、ブ
ロックケース(24)の中央部に前後方向に移動自在に
係合保持されたスイッチ切換部材(29)は、中央部に
移動方向に対し直交方向に保持孔(30)が穿設され、
この保持孔(30)に、両端部に一対の常閉側可動接点
(31),(31)を備えた常閉側端子板(32)と、
両端部に一対の常開側可動接点(33),(33)を備
えた常開側端子板(34)とが対向状態に挿通されてい
るとともに、両端子板(32),(34)間に接圧ばね
(35)が介設されてそれらを離間方向に付勢してい
る。また、スイッチ切換部材(29)の前端部に形設さ
れた鉤状の係着部(36)がスイッチ切換体(19)の
係合部(19c)に係合されてスイッチ切換体(19)
と一体に前後方向に移動するようになっており、上方か
らブロックケース(24)に嵌着されたブロック蓋板
(37)によりスイッチ切換部材(29)が移動自在に
保持されている。尚、固定側の各端子板(26)、(2
8)が、端子螺子を介して作動制御すべき産業機械等の
電源回路に介挿接続されている。 【0016】次に、前記実施例の作用について図6乃至
図9を参照しながら説明する。いま、切換用アクチュエ
ータ(2)をドアの端面部に突出状態で取着するととも
に、スイッチ本体(1)をドアが閉じた時に切換用アク
チュエータ(2)が挿入孔(6a)または(6b)から
挿入されるよう対向させて配設すると、ドアが開かれて
切換用アクチュエータ(2)がスイッチ本体(1)から
抜脱している場合には、図2乃至図4にそれぞれ示すよ
うに、復帰用ばね(22)の付勢力によりスイッチ切換
体(15)およびスイッチ切換部材(29)が前方側に
移動してカムフォロワピン(19b)がアム状長孔(1
5)の始端部に位置し、この状態で圧縮ばね(13)の
付勢力によりピンガイド体(18)の各支持板(18
a),(18a)に圧接された各カム状円板(12),
(12)の各々の一対の係止突部(16),(17)が
支持板(18a),(18a)の両側に位置しているこ
とにより、各カム状円板(12),(12)が一対の係
止突部(16),(17)により所定角度以上の回り止
めをされて位置決めされ、スイッチ部(3)において、
スイッチ切換部材(29)が前方側に移動して図5に示
すように常閉側可動接点(31),(31)が常閉用固
定接点(25),(25)に接圧ばね(35)により圧
接されて確実に電気的接続されている。 【0017】そして、ドアが閉じる方向に移動されて切
換用アクチュエータ(2)が図6(a),(b)に示す
ように挿入孔(6a)からスイッチ本体(1)の受動操
作部(4)内に挿入されると、先ず、切換アクチュエー
タ(2)の一対の作動片(7),(7)の斜面部(7
a),(7b)が切欠き(14),(14)の各作動受
け面(14a),(14a)の各々の外側に接触し、切
換用アクチュエータ(2)が更に挿入されていくと、受
動操作部(4)の一部の平面を示した図6(a)のよう
に、各カム状円板(12),(12)が、斜面部(7
a),(7b)に摺接しながら押圧されることにより圧
縮ばね(13)の付勢力に抗して各々内方つまり互いに
近接する方向に移動される。尚、スイッチ本体(1)と
切換用アクチュエータ(2)との取付け時の位置決め
は、切換用アクチュエータ(2)がスイッチ本体(1)
に挿入して両カム状円板(12),(12)に当接する
時に図6(a)に示すように切換用アクチュエータ
(2)の両側の各斜面部(7a),(7b)の前端部が
対応するカム状円板(12),(12)の各々の外面の
外方に位置すればよく、スイッチ本体(1)と切換用ア
クチュエータ(2)との双方の中心線を正確に合致させ
るといった高精度の取付寸法を必要としない。また、各
カム状円板(12),(12)は、支軸(11)とカム
フォロワピン(19a)にそれぞれ摺動する2点支持状
態で円滑に移動される。 【0018】図6の状態から切換用アクチュエータ
(2)が更に挿入され、両カム状円板(12),(1
2)が、各斜面部(7a),(7b)に摺接し終えて図
7(a)に示すように対応する各作動片(7),(7)
のそれぞれ内面に接合する状態まで移動されると、各カ
ム状円板(12),(12)の外側の係止突部(1
6),(17)がピンガイド体(18)の対応する各支
持板(18a),(18a)の内側にそれぞれ離脱し、
各カム状円板(12),(12)の回り止めが先ず解除
される。それと同時に、図7(b)に示すように切換用
アクチュエータ(2)の作動杆(8)が両側のカム状円
板(12),(12)の各々切欠き(14),(14)
の作動受け面(18a),(18a)にそれぞれ当接す
る。 【0019】その後に、切換用アクチュエータ(2)が
更に挿入されると、作動杆(8)により作動受け面(1
4a),(14a)が押圧されて両カム状円板(1
2),(12)が図8の矢印方向に回転され、それに伴
ってカムフォロワピン(19b)の両側部がカム状長孔
(15),(15)に倣って摺接するとともに移動方向
を規制されているガイド切欠き(18b),(18b)
に摺接しながら同図に矢印で示す後方に移動され、カム
フォロワピン(19b)を一体に備えるスイッチ切換体
(19)およびこれに連結されたスイッチ切換部材(2
9)も一体に後方に移動される。この時、スイッチ切換
体(19)は、ピンガイド体(18)とスイッチケース
(9)との2点支持状態により極めて円滑に移動され
る。 【0020】そして、図8に示すように、切換用アクチ
ュエータ(2)が完全に挿入されてカムフォロワピン
(19b)がカム状長孔(15)の終端に達するまで両
カム状円板(12),(12)が回転されると、スイッ
チ部(3)において、図9に示すように、スイッチ切換
部材(29)の後方への移動により常閉側可動接点(3
1),(31)が常閉用固定接点(25),(25)か
ら開離した後に、常開側可動接点(33),(33)が
常開用固定接点(27)にに接触してスイッチ部(3)
が切り換えられる。 【0021】このように、長孔状の挿入孔(6a)また
は(6b)から切換用アクチュエータ(2)を挿入し
て、一対の作動片(7),(7)の各斜面部(7a),
(7b)により、圧縮ばね(13)の付勢力により離間
されている一対のカム状円板(12),(12)を互い
に近接させるよう移動させることにより一対の係止突部
(16),(17)による両側の回り止めを先ず解除
し、この状態を保持しながら各カム状円板(12),
(12)をこれの切欠き(14),(14)の作動受け
面(14a),(14a)を押圧して同時回転させるこ
とによりスイッチ部(3)を切り換える構成になってい
るので、例えば、複種類の如何なる部材を長孔状の挿入
孔(6a),(6b)から挿入して上述のような作動を
するよう人為的に操作することは到底不可能であり、ド
アに固設した専用の切換用アクチュエータ(2)を用い
ない限りスイッチ部(3)を外部操作できない。 【0022】また、スイッチ部(3)の切り換えが終了
した時点で、図8に示すように切換用アクチュエータ
(2)の作動杆(8)の抜脱方向側つまり後方側に切欠
き(14),(14)の復帰用受け面(14b),(1
4b)が対面するよう位置している。そのため、仮に可
動接点(33)が常開用固定接点(27)に溶着したと
しても、次にドアが開動作されると、切換用アクチュエ
ータ(2)が挿入孔(6a)から抜脱方向に移動する時
に、作動杆(8)が復帰用受け面(14b),(14
b)を図8の反矢印方向に強制的に回転させ、この回転
するカム状円板(12),(12)のカム状長孔(1
5),(15)にカムフォロワピン(19b)が倣って
摺接しながらガイド切欠き(18b)に案内されて後方
に移動されるので、スイッチ切換体(19)およびスイ
ッチ切換部材(29)が前方に引っ張られて可動接点
(33)が常開用固定接点(27)から強制的に開離さ
れる。従って、溶着した接点の開離を復帰用ばねの復元
力にのみ頼っていたために生じた従来のスイッチ部の誤
動作を確実に防止することができる。 【0023】 【発明の効果】以上ように本発明の安全用スイッチ装置
によると、スイッチ本体とこれのスイッチ部を外部から
切換操作する切換用アクチュエータとに分離してドアや
防護用扉等の可動部材とこの可動部材の移動範囲の近接
位置とに個別に配設するようにし、スイッチ本体内にこ
れの挿入孔から挿入する切換用アクチュエータの一対の
作動片の先端部の斜面部により、一対のカム状円板を離
間方向への付勢力に抗して互いに近接方向に押動させる
ことにより各カム状円板の回り止めを解除し、且つ切換
用アクチュエータの作動杆をカム状円板の切欠きに係入
させ、切換用アクチュエータが更に挿入されることによ
りカム状円板を回転させ、この回転するカム状円板のカ
ム状長孔にカムフォロワピンが倣いながら摺接させると
ともに支持以下のガイド部に案内されて後方に移動さ
れ、このカワフォロワピンを一体に備えたスイッチ切換
体が後方に移動してスイッチ部を切り換える構成とした
ので、例えば複種類の部材を長孔状の挿入孔から挿入し
て行なう人為的な外部操作でスイッチ部を切り換えると
いったことが到底不可能となり、ドア等に固設した専用
の切換用アクチュエータを用いない限りスイッチ部を外
部操作できず、極めて確実且つ安全なものとなる。 【0024】また、カム状円板が、支軸とカムフォロワ
ピンとの2点支持で摺動され、スイッチ切換体が、支持
体とスイッチケースとの2点支持で移動されるので、極
めて安定で円滑な動作を得ることかできる。更にまた、
単一のばねで一対のカム状円板を付勢でき、支持板を、
カム状円板の回り止め機能とスイッチ切換体の移動時の
保持機能とに兼用しており、少ない部品点数で構成でき
る利点がある。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施例の斜視図である。 【図2】同上、蓋体を除外した状態の平面図である。 【図3】同上、図2におけるA−A線での断面図であ
る。 【図4】同上、図2におけるB−B線での断面図であ
る。 【図5】同上、スイッチ部のコンタクトブロックの一部
切断平面図である。 【図6】(a),(b)は同上の挿入された切換用アク
チュエータがカム状円板に係合した状態の要部平面図お
よび要部右側面図である。 【図7】(a),(b)は図6の状態から更に切換用ア
クチュエータが挿入されてカム状円板の回り止めが解除
された状態の要部平面図および要部右側面図である。 【図8】同上、切換用アクチュエータによりスイッチ部
の切り換えが終了した状態の切断右側面図である。 【図9】同上、図8の状態におけるスイッチ部のコンタ
クトブロックの一部切断平面図である。 【符号の説明】 1 スイッチ本体 2 切換用アクチュエータ 3 スイッチ部 4 受動操作部 5 取付用基板部 6a,6b 挿入孔 7 作動片 7a,7b 斜面部 8 作動杆 11 支軸 12 カム状円板 13 圧縮ばね(カム状円板付勢手段) 14 切欠き 14a 作動受け面 14b 復帰用受け面 15 カム状長孔 16,17 係止突部 18a 支持板 18b ガイド切欠き(支持板のガイド部) 19 スイッチ切換体 19b カムフォロワピン 20 スイッチケース
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−44926(JP,A) 特開 平5−217470(JP,A) 特開 平6−36650(JP,A) 実開 平5−87759(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 3/16 H01H 13/18 H01H 27/00

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 ドアの開閉等によりオン・オフされる安
    全用スイッチ装置において、ドア等の可動部材に取付け
    られる切換用アクチュエータと、この切換用アクチュエ
    ータが長孔状の挿入孔から挿抜されることにより内蔵の
    受動操作部が作動されてスイッチ部が切り換えられるス
    イッチ本体とからなり、前記切換用アクチュエータを、
    取付用基板部から所定間隔で平行に突出され各々の先端
    対向面側に押圧用斜面部が形成された一対の作動片と、
    この両作動片間にこれらの直交方向に架設された作動杆
    とが一体形成された形状とし、前記スイッチ本体の前記
    受動操作部を、支軸に回転自在且つ摺動自在に貫装した
    同一形状の一対のカム状円板を、互いに離間方向に付勢
    して一対の支持板に当接させることにより前記切換用ア
    クチュエータの両斜面部の間隔に対応する間隔で静止さ
    せ、後端部分を前記スイッチ部のスイッチケースに摺動
    自在に貫装保持してその後端をスイッチ切換部材に連結
    したスイッチ切換体の前端部に、カムフォロワピンを直
    交方向両側に突出させて一体に固設し、このカムフォロ
    ワピンの両側部分を前記各カム状円板の各々のカム状長
    孔に挿通させ、且つその両端部を前記各支持板のガイド
    部で前後方向に摺動自在に支持し、前記各カム状円板
    に、前記支持板への当接面における該支持板の両側部位
    に凸設された一対の回り止め用係止突部と、前記挿入孔
    から挿入する前記切換用アクチュエータの前記作動杆に
    係入する切欠きとを設け、前記切換用アクチュエータの
    挿入時に前記各カム状円板を前記各斜面部に摺接させて
    近接方向に移動させることにより前記係止突部を前記支
    持板の内方に離間させ、且つ前記作動杆を前記切欠きに
    係入させ、この係入後の前記切換用アクチュエータの挿
    入動作により前記各作動円板が回転され、且つ前記カム
    状長孔および前記支持板のガイド部に前記カムフォロワ
    ピンが摺接することにより前記スイッチ切換体を後方に
    移動させて前記スイッチ部を切り換える構成としたこと
    を特徴とする安全用スイッチ装置。
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