JP3396252B2 - 容器グリップヘッド交換装置 - Google Patents

容器グリップヘッド交換装置

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JP3396252B2
JP3396252B2 JP12701493A JP12701493A JP3396252B2 JP 3396252 B2 JP3396252 B2 JP 3396252B2 JP 12701493 A JP12701493 A JP 12701493A JP 12701493 A JP12701493 A JP 12701493A JP 3396252 B2 JP3396252 B2 JP 3396252B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器を把持するグリッ
プヘッドにより多数の容器を掴んで移動し、容器を箱詰
め、又は箱から取出すケースパッカ、アンケーサにおい
てグリップヘッドの交換作業を自動化した容器グリップ
ヘッド交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】容器充填ラインにおいては、容器のサイ
ズや種類を換えることが必要とされており、容器の箱詰
装置、或いは箱からの容器取出装置においても、このよ
うなサイズや種類の変更に対応する容器のグリップヘッ
ドを簡単に取換えるための手段は種々工夫されており、
例えば第9図から第12図で示したようなグリップヘッ
ドが提案されている。図9において、20はグリップヘ
ッドで、その両側面にガイド部として機能するアングル
21が固着され、図示しない手段により昇降及び水平移
動される。22は取付部材で、図10及び図11に示さ
れるように全体として枠状をなし、その2つの横桁部材
22a,22bの前後には、湾曲部24を有する固定具
23を摺動可能に装着するための前後に長い長穴25が
穿設されている。その後部縦桁22cにはグリップヘッ
ド20のアングル21を係止するための間隙26が形成
され、その前部縦桁22dには後述するグリップブロッ
ク29を取付けるための穴27が設けられている。28
はハンドルで、前部縦桁22dに回転可能に装着され、
これを操作することにより固定具23を長穴25内で前
後進させる。
【0003】グリップブロック29は図12に示され、
その底部にはびんを把持するグリップを取付ける複数の
穴30が穿設され、その上部には図11に示す取付部材
22の穴27と係合する穴31を有する取付金具32
と、アングル33が溶接等により固設されている。図1
0に示すようにグリップヘッド20の両側に固設された
アングル21を、取付部材22の間隙26と固定具23
の湾曲部24内に嵌合させた後、ハンドル28を正回転
させて固定具23を長穴25内で後進させアングル21
側へ押し付けることによりグリップヘッド20と取付部
材22は完全に固定される。(図9がこの固定された状
態である。)次いで、グリップブロック29を取付金具
32の穴31及び取付部材22の穴27を利用して取付
部材22に固定するようになっている。
【0004】次にグリップブロック29の間隔Aを変更
する場合は、ハンドル28を逆回転させると、固定具2
3に働いていた締め付け力が解除されて、取付部材22
はグリップヘッド20へ長さ方向に沿って自由に滑動出
来るので、所定の位置まで取付部材22を滑動させた
後、ハンドル28を正回転させて固定具23を押し付け
ればよい。
【0005】かくして、グリップブロック29の間隔を
簡単な操作で自由に設定出来る様にしたので、ケースの
大きさに合せてその間隔を変えることにより、異種のケ
ースにも対応でき、更にグリップブロック29の取付け
個数を任意に選定出来る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の箱詰機のグリッ
プヘッドの交換の際は、ハンドル28の操作、グリップ
ブロック29の取付け取外し、等の作業は全て人手で行
われており、グリップヘッドの数量が多い(4ヘッド以
上のこともある)、また重い(1個30kg〜60kg)の
に足場の良くない機械装置の上方での作業で、多くの人
手と作業時間を必要としていた。また、容器が多種類で
あったり、ケース内の容器配列パターンが異なる場合に
は数種類のグリップヘッドが保有されるのでそれらの保
管のために広い収納場所とを必要となり、取換作業が自
動化された占有面積の少ない保管収納棚が要望されてい
た。更に容器箱入れのときに使用する容器ガイド枠も交
換する場合は上記に加えて更に人手と時間と収納のため
のかなり広い場所が必要であった。
【0007】本発明はこのような多くの人手を要する作
業を機械化し容器グリップ交換作業、又取替用容器の取
出し、保管、等を自動化して作業の合理化をすることを
ねらいとしてなされたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の課題を解
決するために、容器を把持するグリップユニットを保持
したグリップヘッドユニットと、このユニットを支持し
て容器整列コンベア上を移動する移動部フレームと、各
種取替え用グリップヘッドを備えたグリップヘッドユニ
ットを収納し、又取替後の同ユニットも収納する収納台
とを備え、移動部フレームは必要なグリップヘッドユニ
ットを保持して容器の取出し、箱詰めを行い、グリップ
取替え時には、グリップヘッドユニットをグリップヘッ
ド収納台へ引渡し、収納台から必要なユニットを受け取
って再び内部に保持して作業を行うものである。グリッ
プヘッドユニット収納台は複数のレール棚よりなりグリ
ップヘッドユニットを所定の位置で引き入れ収納すると
共に取替用のユニットを収納した棚を移動させて所定の
位置まで移動し、移動部フレームに引渡すものである。
【0009】即ち、請求項1の発明においては、複数の
車輪を備え、下部には複数の容器把持用グリップを配列
したグリップヘッドを保持して容器コンベア上の容器を
把持するグリップヘッドユニットと、前記容器コンベア
上で昇降、水平移動可能に固定フレームに装備され、一
対のレールを備えてなり、該レールで前記グリップヘッ
ドユニットの車輪を導き同グリップヘッドユニットを内
部に着脱可能に支持して同グリップヘッドユニットの把
持する容器を搬送すると共に同グリップヘッド取替時に
は同グリップヘッドユニットを所定の位置まで搬送する
移動部フレームと、複数のレール棚を有し水平移動可能
で前記移動部フレームによって所定の位置まで搬送され
てきた前記グリップヘッドユニットの車輪を空のレール
棚に導き同ユニットを収納すると共に取替用のグリップ
ヘッドユニットの収納してある別のレール棚を所定の位
置まで移動して同グリップヘッドユニットの車輪を同移
動部フレームのレールに導き同グリップヘッドユニット
を引渡すグリップヘッドユニット収納台とを具備してる
ことを特徴とする容器グリップヘッド交換装置を提供す
るものである。
【0010】又、請求項2の発明においては、上記請求
項1の発明において、グリップヘッドユニットの構造を
移動フレームに乗り移るための手段を特定したものであ
る。即ち、前記グリップヘッドユニットが、移動部フレ
ームの1対のレール上に搭載するための車輪を有するU
字形フレームと、該U字形フレームの前記車輪と反対側
に取付けられグリップヘッドユニット収納台のレール棚
に乗り移るための複数の車輪と、前記U字形フレームの
下方両側面に敷設された複数のグリップヘッドを滑動さ
せるレールを備え、リンク機構により同グリップヘッド
を同レール上に滑動させ、間隔を換えるグリップヘッド
位置変換機構と、前記U字形フレームの両端下面に固設
され、前記レール棚に導くための引出し棒とによって構
成されていることを特徴としている。
【0011】又、請求項3の発明においては、前述の請
求項1の発明において、グリップヘッドユニット収納台
を、固定フレーム、同固定フレーム内を移動可能なレー
ル棚ユニット、固定フレーム側の入口ガイド部、駆動装
置、グリップヘッドユニットを移動させるためのアクチ
ュエータ、フック機構、係止機構及びこれらを制御する
制御装置で構成させたものである。即ち、前記グリップ
ヘッドユニット収納台は、容器コンベアに隣設された固
定フレームと、該固定フレームに設けられたレール上を
走行可能でグリップヘッドユニットを収納する複数のレ
ール棚からなるレール棚ユニットと、前記固定フレーム
に設けられて移動する前記レール棚ユニットと接続する
レールを備えた入口ガイド部と、同レール棚ユニットを
スクリュを介して前記移動棚ユニットの送行方向に移動
させる駆動装置と、前記グリップヘッドユニットを出し
入れするアクチュエータと、同アクチュエータの作動部
材に取付けられた前記グリップヘッドユニットを繋ぐフ
ック機構と、前記グリップヘッドユニットを前記レール
棚に止め外しする係止機構と、前記グリップヘッドユニ
ットの位置及び水平レール棚位置を確認する位置検出セ
ンサと、前記駆動装置、アクチュエータ、フック機構及
び係止機構を制御する制御装置とで構成されることを特
徴とするものである。
【0012】更に、請求項4の発明においては、前述の
請求項3の発明のグリップヘッド収納台が容器を箱詰め
する際に使用する容器ガイド枠をグリップヘッドユニッ
トと1体となるように構成したものである。即ち、グリ
ップヘッドユニット収納台が、容器箱詰の稼動中にグリ
ップヘッドが掴んだ容器を容器ケースに箱入れするとき
に介助する容器ガイド枠をグリップヘッドユニットに1
体になるように同容器ガイド枠のフックで懸吊して同フ
ックを作動させて一緒に収納するように制御する制御装
置を具備したことを特徴とする容器グリップヘッド交換
装置を提供するものである。
【0013】
【作用】請求項1の発明においては、容器を把持して箱
詰めする際は、グリップヘッドユニットが容器整列コン
ベア上から容器を把持して移動フレームユニットが同容
器整列コンベア上で水平移動し箱詰め用のコンベア上で
停止し、下降して容器をグリップから開放して箱詰めを
行い、この動作をくり返す。グリップヘッド交換時には
移動部フレームが所定の位置まで移動し停止する。この
位置でグリップヘッドユニット収納台がグリップヘッド
ユニットの車輪を移動棚ユニットの空のレール棚に導き
同ユニットを収納すると共に取替用のグリップヘッドユ
ニットが収納してある別のレール棚を所定の位置まで水
平移動して停止する。この位置で同ユニットの車輪を移
動部フレーム内へ引渡すと同移動部フレームはこれを受
け入れ、固定して再び前述の動作を行う。
【0014】又、請求項2の発明においては、グリップ
ヘッドユニットは、容器箱詰機または容器取出機の昇
降、水平移動する移動フレームユニットの1対のレール
上を車輪を介して支えられているので、移動フレームの
高さを調節して引出すことにより、収容棚あるいは運搬
台車等へ容易に移載できる。また、グリップヘッドユニ
ットに取付けてある移動フレームの1対のレール上を走
る車輪を有しているため移動部フレームとグリップヘッ
ドユニットの着脱が容易とする。
【0015】容器箱詰時においては、グリップヘッドが
容器を掴むときのグリップヘッドの間隔よりグリップヘ
ッドが移動して容器を容器ケースに入れるときのグリッ
プヘッドの間隔が狭くなるので、互いのグリップヘッド
の間隔は、容器を移動する間に変える。又、U字形フレ
ームの下方両側面にレールが敷設してあり、グリップヘ
ッドはレール上を滑動し得るので、リンクを介してグリ
ップヘッドの間隔を換えることができるのでグリップヘ
ッドユニットの着脱が容易になり、グリップの間隔も箱
のサイズに応じて容易に変換できる。
【0016】又、請求項3の発明においては、グリップ
ヘッドユニットを交換する場合には、移動部フレームを
動かして、このフレームのレールに載っているグリップ
ヘッドユニットの端部外側の車輪の位置を前記固定フレ
ームに固設してある入口ガイドのレールに合わせて停止
し、次にスクリュを回して移動棚ユニットを移動し、空
のレール棚のレールが前記入口ガイドのレールに合った
位置でスクリュの回転を止めて移動棚ユニットを停止
し、グリップヘッドユニットの位置決めストッパ機構に
よりグリップヘッドユニットを自由にし、空気圧作動の
フックをグリップヘッドユニットの引出し棒に引掛けて
後、アクチュエータでグリップヘッドユニットを空のレ
ール棚に引き込み、グリップヘッドユニットを係止機構
でレール棚に係止する。そして再び移動棚ユニットを移
動して選択されたグリップヘッドユニットの収納してあ
るレール棚位置で停止し、選択されたグリップヘッドユ
ニットの係止を外し、これをアクチュエータで前記移動
フレームに押し込み、位置決めストッパ機構を働かせて
グリップヘッドユニットを移動フレームユニットに固定
すると容器グリップヘッド交換作業が完了する。
【0017】更に、請求項4の発明においては、容器ガ
イド枠をグリップヘッドユニットと一緒に収納するよう
にグリップヘッドユニット収納台を構成したものであ
る。即ち、容器ガイド枠の両端に取付けてあるフックを
グリップヘッドユニットのU字形フレームの両端下面に
固設してある引出し棒に引っかけて懸吊し、そのままグ
リップヘッドユニットと一緒に移動棚ユニットに収納す
るものである。収納の作用はグリップヘッドユニット単
独の場合と同様である。
【0018】
【実施例】以下、本発明を図1乃至図8に示す実施例に
基づいて具体的に説明する。図1及び図2に全体の平面
図、側面図を、図3乃至図8に部分の構造詳細を斜視図
及び側面図によって示す。まずケースパッカの構造・作
用について概略を説明する。図1及び図2において、び
ん(容器)はびんコンベヤ3によって矢印Xの方向に送
られて来てケースパッカ(箱詰機)の整びんコンベヤ4
に載せられる。なお、容器にはびんのみならずびんと同
様の形状のボトル、等も対象となるが以下「びん」とし
て説明する。整びんコンベヤ4において、びんは矢印Y
の方向に送られ、整びんコンベヤ4の端部に達し整列す
る。びんが整列したことを確認すると、整びんコンベヤ
4を1旦停止し、びんの押し圧力を抜いて後、グリップ
ヘッドユニット13が下降し、グリップがびんを掴み、
グリップヘッドユニット13が図2に示すように上昇す
る。1方、ケースコンベヤ5は矢印Zの方向に空のケー
スを送り、ケース整列コンベヤ10においてケースは一
定間隔に並び停止しする。グリップが整びんコンベヤ上
からびんを掴んで上昇したグリップヘッドユニット13
は、図1の下方に、ケース整列コンベヤ10の上方まで
横移動し、次いで降下し先金ユニット65(図5に示
す)の介助を受けてびんをケースに入れ、グリップがび
んを放し、グリップヘッドユニット13は上昇し、次の
箱詰め工程に備える。
【0019】グリップヘッド50においては、図4の斜
視図で後述するが、びんを把持するびんグリップはケー
スのびん収納パターンと同じパターンに配列して取付け
られている。6はグリップヘッドユニット13用の昇
降、水平移動手段を支えるケースパッカ側の固定フレー
ムである。図3において、エレベータ8には固定フレー
ム6に取付けられたリニアベアリングレール7にガイド
されるリニアベアリング7aが固着されており、固定フ
レーム6に取付けられたサーボモータ19により駆動さ
れるスクリュによって矢印Rの方向に昇降する。エレベ
ータ8にガイド台9が固着され、ガイド台9に水平にリ
ニアベアリングレール11が取付けられ、同リニアベア
リングレール11にガイドされるリニアベアリング11
aが移動部フレーム12に固着されている。移動部フレ
ーム12はスクリュを介してサーボモータ18によって
駆動され水平に矢印Sの方向に正逆移動する。図1,2
に示す2はグリップヘッドユニット収納台で、15はグ
リップヘッドユニット収納台2の固定フレーム、16は
移動棚ユニット、17はリニアベアリングレールであ
る。
【0020】次に図3、図4及び図6によりグリップヘ
ッドユニット13の構造の説明をする。グリップヘッド
ユニット13は主体であるU字形フレーム51と、同U
字形フレーム51の側板の両側に取付けられた多数の車
輪52と、U字形フレーム51の下方両側面に敷設して
あるリニアベアリングレール54と、リニアベアリング
54aを介してリニアベアリングレール54上を滑動す
る4組のグリップヘッド50と、図示していないU字形
フレーム51に取付けてある空気圧アクチュエータで作
動する回転アーム56と回転アーム56の先端とグリッ
プヘッド側板55とをピンで連結したリンク57,58
とにより外側のグリップヘッド50の間隔を換えるグリ
ップヘッド位置変換機構と、前記U字形フレーム51の
両端下面に固設してある引出し棒61とによって構成さ
れている。
【0021】グリップヘッドユニット13は、昇降と水
平移動する片持ちの移動部フレーム12に敷設してある
1対の水平レール44上に、U字形フレーム51の両側
板の内側の車輪52を介して支えられている。U字形フ
レーム51の両側板の外側車輪52は後述の収容棚レー
ル81aに乗移するときに使用される。グリップヘッド
ユニット13を移動部フレーム12に載せて固定しよう
とするときには、U字形フレーム51に固着された位置
決めピン59を移動部フレーム12に設けてあるストッ
パ43に当接し、同時に移動部フレーム12に設けてあ
る空気圧アクチュエータ41を作動させて位置決めスト
ッパ42を回して移動部フレーム12の係止ブロック5
3に当てて固定する。空気圧アクチュエータ41を逆作
動して位置決めストッバ42をストッパ43から離せ
ば、グリップヘッドユニット13は走行自由になる。
【0022】グリップヘッドユニット13の作用を説明
すると、同ユニット13はケースパッカ1の昇降、水平
移動する片持ちの移動部フレーム12の水平レール44
上を車輪52を介して支えられているので、グリップヘ
ッドユニット収納台2への移載は、移動部フレーム12
の高さを調節し引出すことにより容易にできる。また移
動部フレーム12の水平レール44上を車輪52と別の
車輪列は収納棚のレールへの移送を容易とする。ケース
パッカ1においては、グリップヘッド50がびんを掴む
ときのグリップヘッド50の間隔よりグリップヘッド5
0が移動してびんをケースに入れるときのグリップヘッ
ド50の間隔が狭くなるので互いのグリップヘッド50
の間隔は移動部フレーム12が移動する間に変えること
が必要である。そのためU字形フレーム51の下方両側
面にリニアベアリングレール54が敷設してあり、グリ
ップヘッド50はリニアベアリング54aを介して前記
リニアベアリングレール54上を滑動し、空気圧アクチ
ュエータ作動の回転アーム56とリンク57,58によ
り外側のグリップヘッド50の間隔を換えることができ
る。内側のグリップヘッド50は間隔を換えなくても、
びん掴みのときの位置ずれ、またはびん箱入れのときの
位置ずれに対し、グリップ自身のフレキシビリティによ
り対応することができる。
【0023】次に図1、図2、図7及び図8によって2
組のグリップヘッドユニット13引込み口A,Bと引込
み用アクチュエータ装置を備えたグリップヘッドユニッ
ト収納台2について説明する。ケースパッカ1に隣設さ
れたグリップヘッドユニット収納台2は、図7に示すよ
うに固定フレーム15と、同固定フレーム15に固設し
てあるレール71a,72aの付いた収納棚入口ガイド
71,72と、固定フレーム15に水平に敷設してある
リニアベアリングレール17と、同リニアベアリングレ
ール17上にリニアベアリング17aを介して支えられ
て自由に滑動し、グリップヘッドユニット13を収納す
る水平レール棚81を並べて備えた移動棚ユニット16
と、同移動棚ユニット16を同ユニット16に固設して
あるナット79及び同ナット79に係合するスクリュ7
7を介して移動棚ユニット16を移動させるサーボモー
タ78と、固定フレーム15に搭載されたグリップヘッ
ドユニット13を引き込む空気圧アクチュエータ74
(本実施例ではロッドレスエアシリンダを使用)と、同
空気圧アクチュエータ74の作動部材に取付けられたグ
リップヘッドユニット13を繋ぐ空気圧アクチュエータ
76で駆動されるフック機構75(詳細を図8に示す)
と、グリップヘッドユニット13をレール棚81に止め
外しする空気圧作動の係止機構83と、グリップヘッド
ユニット13の位置及び各レール棚81位置とを確認す
る図示していない位置検出センサと、で構成される。
【0024】図示しない制御装置はグリップヘッドユニ
ット13取換えの時、ケースパッカ1の移動フレーム1
2を収納棚入口ガイド71,72の位置に導き、位置検
出センサの信号によって各サーボモータまたはアクチュ
エータを起動、停止し、移動棚ユニット16を移動して
現設のグリップヘッドユニット13を空のレール棚81
に引き込み、再び移動棚ユニット16を移動して選択さ
れたグリップヘッドユニット13の収納してあるステー
ションを移動部フレーム12の位置で停止し、選択され
たグリップヘッドユニット13を移動部フレーム12に
押し込む制御をする。
【0025】グリップヘッドユニット収納台2の作用を
図1及び図7によって説明する。
【0026】びんのグリップヘッド交換装置の作用は、
ケースパッカ1の昇降、水平移動する片持ちの移動部フ
レーム12を動かして、このフレーム12のレール44
に載っているグリップヘッドユニット13の端部の車輪
52の位置をグリップヘッドユニット収納台2の固定フ
レーム15に固設してある収納棚入口ガイド71,72
のレール71a,72aに合わせて停止し、次にサーボ
モータ78を回してスクリュ77で移動棚ユニット16
を移動し空のレール棚81,82のレール81a,82
aを収納棚入口ガイド71,72のレール71a,72
aに合わせて移動棚ユニット16を停止し、移動フレー
ム12に設けてあるグリップヘッドユニット13用の位
置決めストッパ機構42を開いてグリップヘッドユニッ
ト13を送行自由にした後、空気圧アクチュエータ76
を作動させてフック機構75をグリップヘッドユニット
13の引出し棒61に掛け、空気圧アクチュエータ74
でグリップヘッドユニット13を空のレール棚81,8
2の間に引き込み、グリップヘッドユニット13を空気
圧作動の係止機構83で係止し、再び移動棚ユニット1
6を移動して選択されたグリップヘッドユニット13を
空気圧アクチュエータ74とフック機構75を使用して
移動部フレーム12に押し込み、フック機構75からグ
リップヘッドユニット13を放し、位置決めストッパ機
構42を働かせてグリップヘッドユニット13を移動部
フレーム12に固定するとびんグリップヘッド交換作業
が完了する。
【0027】図1のグリップヘッドユニット収納台2に
示したカッコ内の数字はグリップヘッドユニット13が
収納されるステーションを示す。またA及びBは固定フ
レーム15のグリップヘッドユニット13の入り口を示
す。入り口Aからグリップヘッドユニット13を出し入
れできるのは、ステーション(1),(2),(3)に
収納されたものであり、入り口Bからグリップヘッドユ
ニット13を出し入れできるのは、ステーション
(3),(4),(5)に収納されたものである。ステ
ーション(3)は共用できる。図の2点鎖線で示した移
動棚ユニット16の位置は、移動棚ユニット16が最も
多く移動した位置を示している。
【0028】びんグリップヘッド交換装置において、ケ
ースパッカ1が稼動中にグリップヘッド50が掴んだび
んをケースに箱入れするときに、びんがケースの縁に載
らぬようにびんをガイドする図5に示す先金ユニット
(ガイドユニット)65が設けられており、この先金ユ
ニット65はケースが送り込まれるとき上昇し、ケース
が箱詰位置に停止したとき下降してびんガイド用先金を
ケースに差し込んでびん入りを介助する役目をもってい
る。この先金ユニット65はケースのサイズが換わる都
度交換する必要がある。それゆえグリップヘッドユニッ
ト13を交換するとき、先金ユニット65をセットにし
て置くことが望ましい。図5ではグリップヘッドユニッ
ト13に1体になるように懸吊されてグリップヘッドユ
ニット収納台2に一緒に収納するできるような構造の先
金ユニット65を示すが、66は回動可能なフックで図
の位置はグリップヘッドユニット13に懸吊される状態
を示すが常時は引張りバネ67によって外側に倒れるよ
うに傾いている。図示しない検出センサによりグリップ
ヘッドユニット13の位置、先金ユニット65の位置を
検出し、その信号に対応して制御装置がサーボモータ、
或いはアクチュエータに動作指令を発することにより自
動制御が可能である。
【0029】先金ユニット65をグリップヘッドユニッ
ト13と一緒に収納する手段の作用は、先金ユニット6
5の両端に取付けてあるフック66を図示していないケ
ースパッカ1のケース整列コンベヤ10の先金ユニット
取付部材に取付けてあるアクチュエータのロッドでフッ
ク66を内側に押したまま、グリップヘッドユニット1
3を上昇してU字形フレーム51の両端下面に固設して
ある引出し棒61にフック66を引っかけて懸吊し、そ
のままグリップヘッドユニット13と一緒に移動棚ユニ
ット16に収納する。収納の作用はグリップヘッドユニ
ット単独の場合と同様である。別のグリップヘッドユニ
ット13と先金ユニット65のセットを選択し、ケース
パッカ1の移動部フレーム12に移載する手順は前述と
同様である。移動部フレーム12に固定されたグリップ
ヘッドユニット13と先金ユニット65のセットを下降
し、先金ユニット65を所定の位置の先金ユニット取付
部材に載せ、さらに移動部フレーム12を若干下降する
とフック66は自然に外側に広がってグリップヘッドユ
ニット13から離れる。
【0030】
【発明の効果】以上、具体的に説明したように本発明に
おいては、容器箱詰機または容器取出機のグリップヘッ
ドの交換の際は、取付け取外しは全て移動部フレームと
グリップヘッドユニットがレールと車輪の作用により着
脱でき、かつ又、取替え用のユニットも収納、取出しが
グリップユニット収納台の機構により自動的に行われ、
グリップヘッドの数量が多く、重いときでも人手を必要
とせず、交換時間は短縮され狭い収納場所に収納でき
る。容器が多種類であったり、ケース内の容器配列パタ
ーンが異なる場合において、もグリップヘッドの間隔調
整もできるので数種類のグリップヘッドが保有されてい
るときでも、本発明の容器交換装置では多数のグリップ
ヘッドユニットをグリップヘッドユニット収納台に収納
でき、かつ、容器箱詰機または容器取出機本機の上側に
重なってレイアウトできるので、取換作業が自動化され
た占有面積の少ない保管収納棚が実現できる。更に容器
箱入れのときに使用する容器ガイド枠も含めてセットで
交換する場合でも、同じ収納場所に、同じ作用方法で収
納できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る容器グリップヘッド交
換装置の全体の平面図である。
【図2】本発明の実施例に係る容器グリップヘッド交換
装置の側面図である。
【図3】本発明の実施例に係る移動部フレーム及び固定
フレーム周辺の斜視図である。
【図4】本発明の実施例に係るグリップヘッドユニット
の斜視図である。
【図5】本発明の実施例に係る先金ユニット(ガイドユ
ニット)の斜視図である。
【図6】本発明の実施例に係るグリップヘッドユニット
の正面図である。
【図7】本発明の実施例に係るグリップヘッドユニット
収納台の斜視図である。
【図8】図7における空気圧アクチュエータ、フック機
構の拡大した斜視図である。
【図9】従来のグリップヘッドを示す斜視図である。
【図10】図9におけるY−Y矢視図である。
【図11】従来のグリップヘッドの取付部材の斜視図で
ある。
【図12】従来のグリッパブロックの斜視図である。
【符号の説明】
1 ケースパッカ 2 グリップヘッドユニット収納台 3 びんコンベア 4 整びんコンベア 5 ケースコンベア 6 固定フレーム 12 移動部フレーム 13 グリップヘッドユニット 15 固定フレーム 16 移動棚ユニット 17 リニアベアリングレール 42 ストッパ機構 44 レール 51 U字形フレーム 52 車輪 56 回転アーム 61 引出し棒 65 先金ユニット 66 フック 71 入口ガイド 72 入口ガイド 75 フック機構 77 スクリュ 81 レール棚 82 レール棚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 益穂 名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三 菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 (56)参考文献 特開 昭63−307029(JP,A) 特開 昭62−109706(JP,A) 特開 平4−105845(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65B 5/08 B65B 21/18 - 21/20 B65B 69/00 B25J 15/04

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の車輪を備え、下部には複数の容器
    把持用グリップを配列したグリップヘッドを保持して容
    器コンベア上の容器を把持するグリップヘッドユニット
    と、前記容器コンベア上で昇降、水平移動可能に固定フ
    レームに装備され、一対のレールを備えてなり、該レー
    ルで前記グリップヘッドユニットの車輪を導き同グリッ
    プヘッドユニットを内部に着脱可能に支持して同グリッ
    プヘッドユニットの把持する容器を搬送すると共に同グ
    リップヘッド取替時には同グリップヘッドユニットを所
    定の位置まで搬送する移動部フレームと、複数のレール
    棚を有し水平移動可能で前記移動部フレームによって所
    定の位置まで搬送されてきた前記グリップヘッドユニッ
    トの車輪を空のレール棚に導き同ユニットを収納すると
    共に取替用のグリップヘッドユニットの収納してある別
    のレール棚を所定の位置まで移動して同グリップヘッド
    ユニットの車輪を同移動部フレームのレールに導き同グ
    リップヘッドユニットを引渡すグリップヘッドユニット
    収納台とを具備してることを特徴とする容器グリップヘ
    ッド交換装置。
  2. 【請求項2】 前記グリップヘッドユニットが、移動部
    フレームの1対のレール上に搭載するための車輪を有す
    るU字形フレームと、該U字形フレームの前記車輪と反
    対側に取付けられグリップヘッドユニット収納台のレー
    ル棚に乗り移るための複数の車輪と、前記U字形フレー
    ムの下方両側面に敷設された複数のグリップヘッドを滑
    動させるレールを備え、リンク機構により同グリップヘ
    ッドを同レール上に滑動させ、間隔を換えるグリップヘ
    ッド位置変換機構と、前記U字形フレームの両端下面に
    固設され、前記レール棚に導くための引出し棒とによっ
    て構成されていることを特徴とする請求項1記載の容器
    グリップヘッド交換装置。
  3. 【請求項3】 前記グリップヘッドユニット収納台が、
    容器コンベアに隣設された固定フレームと、該固定フレ
    ームに設けられたレール上を走行可能でグリップヘッド
    ユニットを収納する複数のレール棚からなるレール棚ユ
    ニットと、前記固定フレームに設けられて移動する前記
    レール棚ユニットと接続するレールを備えた入口ガイド
    部と、同レール棚ユニットをスクリュを介して前記移動
    棚ユニットの送行方向に移動させる駆動装置と、前記グ
    リップヘッドユニットを出し入れするアクチュエータ
    と、同アクチュエータの作動部材に取付けられた前記グ
    リップヘッドユニットを繋ぐフック機構と、前記グリッ
    プヘッドユニットを前記レール棚に止め外しする係止機
    構と、前記グリップヘッドユニットの位置及び水平レー
    ル棚位置を確認する位置検出センサと、前記駆動装置、
    アクチュエータ、フック機構及び係止機構を制御する制
    御装置とで構成されることを特徴とする請求項1記載の
    容器グリップヘッド交換装置。
  4. 【請求項4】 前記グリップヘッドユニット収納台が、
    容器箱詰の稼動中にグリップヘッドが掴んだ容器を容器
    ケースに箱入れするときに介助する容器ガイド枠をグリ
    ップヘッドユニットに1体になるように同容器ガイド枠
    のフックで懸吊して同フックを作動させて一緒に収納す
    るように制御する制御装置を具備したことを特徴とする
    請求項3記載の容器グリップヘッド交換装置。
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