JP3395992B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
空気入りタイヤInfo
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高速耐久性を維持しつ
つ、タイヤの軽量化と操縦安定性を向上し、しかも通過
騒音を低減しうる空気入りタイヤに関する。
つ、タイヤの軽量化と操縦安定性を向上し、しかも通過
騒音を低減しうる空気入りタイヤに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、カーカスのクラウン部外側に強靭
なベルト層を配し、トレッド剛性を高めることによって
耐摩耗性、操縦安定性、高速耐久性等を向上した偏平ラ
ジアルタイヤが広く採用されている。そして近年の車両
の高性能化、低燃費化にタイヤ重量の低減(軽量化)も
強く望まれている。
なベルト層を配し、トレッド剛性を高めることによって
耐摩耗性、操縦安定性、高速耐久性等を向上した偏平ラ
ジアルタイヤが広く採用されている。そして近年の車両
の高性能化、低燃費化にタイヤ重量の低減(軽量化)も
強く望まれている。
【0003】又、社会的な要求として車両の通過騒音も
法規制されている。車の通過騒音に対しては、タイヤの
寄与率が最も大きく、タイヤメーカにとってタイヤの特
性を維持しながら如何に通過騒音を低減できるか大きな
課題となっている。
法規制されている。車の通過騒音に対しては、タイヤの
寄与率が最も大きく、タイヤメーカにとってタイヤの特
性を維持しながら如何に通過騒音を低減できるか大きな
課題となっている。
【0004】従来、タイヤの軽量化を達成するために、
トレッド部のゴムゲージ厚を減じたり、又ベルト層を形
成するベルトコードを重量の重いスチールコードから例
えば芳香族ポリアミド繊維コード等の有機繊維コードに
置き換えること等が行われてきた。
トレッド部のゴムゲージ厚を減じたり、又ベルト層を形
成するベルトコードを重量の重いスチールコードから例
えば芳香族ポリアミド繊維コード等の有機繊維コードに
置き換えること等が行われてきた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら前者のも
のは、摩耗寿命の低下を招くという弊害があり過度のゲ
ージ厚低減を困難とする。又後者のものは、前記材質の
変更によってコードの比重を7.2から1.4〜1.5
程度に大巾に引下げることが可能となるが、ベルト層自
体のタイヤ全体に占める重量割合が小であるため、いず
れの場合も満足のいくタイヤの軽量化を達成するに至っ
ていない。
のは、摩耗寿命の低下を招くという弊害があり過度のゲ
ージ厚低減を困難とする。又後者のものは、前記材質の
変更によってコードの比重を7.2から1.4〜1.5
程度に大巾に引下げることが可能となるが、ベルト層自
体のタイヤ全体に占める重量割合が小であるため、いず
れの場合も満足のいくタイヤの軽量化を達成するに至っ
ていない。
【0006】本発明は、タイヤ重量に占める割合が70
%を超すタイヤゴムの材質自体に着目してなされたもの
であって、サイドウォールゴムに中空フィラーを混在さ
せることを基本として、前記問題点を解決しうる空気入
りタイヤの提供を目的としている。
%を超すタイヤゴムの材質自体に着目してなされたもの
であって、サイドウォールゴムに中空フィラーを混在さ
せることを基本として、前記問題点を解決しうる空気入
りタイヤの提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明の空気入りタイヤは、トレッド部からサイドウ
ォール部を通りビード部のビードコアの回りで折返され
るカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッ
ド部の内方に配されとともにタイヤ軸方向外端部分にお
いてカーカスから徐々に離れる離間部を形成するベルト
層と、 前記離間部に配されトレッドゴムとともにタイヤ
のバットレス部を形成するとともに前記トレッドゴムよ
りも半径方向内方に延在するバットレス部を形成するク
ッションゴムとを具えるとともに、前記カーカスのタイ
ヤ軸方向外側で、前記バットレス部の下縁で終端し外側
面が前記サイドウォール部の外面をなすサイドウォール
ゴムを配し、 かつサイドウォールゴムを、ゴム基体中に
無機質の中空フィラーを混在させたフィラー混在ゴムを
用いて形成している。
に本発明の空気入りタイヤは、トレッド部からサイドウ
ォール部を通りビード部のビードコアの回りで折返され
るカーカスと、このカーカスの半径方向外側かつトレッ
ド部の内方に配されとともにタイヤ軸方向外端部分にお
いてカーカスから徐々に離れる離間部を形成するベルト
層と、 前記離間部に配されトレッドゴムとともにタイヤ
のバットレス部を形成するとともに前記トレッドゴムよ
りも半径方向内方に延在するバットレス部を形成するク
ッションゴムとを具えるとともに、前記カーカスのタイ
ヤ軸方向外側で、前記バットレス部の下縁で終端し外側
面が前記サイドウォール部の外面をなすサイドウォール
ゴムを配し、 かつサイドウォールゴムを、ゴム基体中に
無機質の中空フィラーを混在させたフィラー混在ゴムを
用いて形成している。
【0008】
【作用】サイドウォールゴムは、ゴム基体中に無機質の
中空フィラーを混在させたフィラ混在ゴムを用いてい
る。無機質の中空フィラーは、例えば天然原料を用いた
シラスバルーン、パーライト、フライアッシュバルーン
の他、人工原料を用いてガラスバルーン、アルミナバブ
ルなどが含まれかつ微細中空球体をなす。
中空フィラーを混在させたフィラ混在ゴムを用いてい
る。無機質の中空フィラーは、例えば天然原料を用いた
シラスバルーン、パーライト、フライアッシュバルーン
の他、人工原料を用いてガラスバルーン、アルミナバブ
ルなどが含まれかつ微細中空球体をなす。
【0009】この中空フィラーは、粒径が5〜3000
μmのものを用いるのが好ましい。5μ以下の超微細粒
のものは入手が困難であり3000μmをこえる粒径の
ものをゴム基体の中に混在させた場合には、ゴムの強
さ、特に耐カット性が低下する危険があるからである。
μmのものを用いるのが好ましい。5μ以下の超微細粒
のものは入手が困難であり3000μmをこえる粒径の
ものをゴム基体の中に混在させた場合には、ゴムの強
さ、特に耐カット性が低下する危険があるからである。
【0010】又、このような原料を用いて形成されかつ
前記粒径の中空フィラーは、そのカサ比重が0.06〜
0.40であり、ゴム基体の中にこの中空フィラーを1
00:20の割合で混和させた場合には、サイドウォー
ルゴムの比重は1.06となり、従来のサイドウォール
ゴムに比べて重量が軽減され、タイヤ全体の重量を低減
させることが出来る。
前記粒径の中空フィラーは、そのカサ比重が0.06〜
0.40であり、ゴム基体の中にこの中空フィラーを1
00:20の割合で混和させた場合には、サイドウォー
ルゴムの比重は1.06となり、従来のサイドウォール
ゴムに比べて重量が軽減され、タイヤ全体の重量を低減
させることが出来る。
【0011】又、中空フィラーは前述のような無機質の
原料を用いた中空球体であるため、カサ比重が小さいに
もかかわらず剛性が大であり、ゴム基体中に混在させる
ことによって、サイドウォールゴムの強度及び剛性の低
下を招くことはない。
原料を用いた中空球体であるため、カサ比重が小さいに
もかかわらず剛性が大であり、ゴム基体中に混在させる
ことによって、サイドウォールゴムの強度及び剛性の低
下を招くことはない。
【0012】しかも従来のゴム配合のゴムを用いてゴム
厚を減じた場合に比して、タイヤ強度への影響が極めて
小であって、特に、柔軟性が要求されるサイドウォール
部に用いた際には、カーカスへの追従性が高まり、逆に
曲げ変形に対する耐久性が高まるとともに、操縦安定性
を向上しうる。しかも、タイヤ重量が軽減することによ
って、走行時における通過騒音をも低減しうるのであ
る。
厚を減じた場合に比して、タイヤ強度への影響が極めて
小であって、特に、柔軟性が要求されるサイドウォール
部に用いた際には、カーカスへの追従性が高まり、逆に
曲げ変形に対する耐久性が高まるとともに、操縦安定性
を向上しうる。しかも、タイヤ重量が軽減することによ
って、走行時における通過騒音をも低減しうるのであ
る。
【0013】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づき説明す
る。図1、2において、空気入りタイヤ1は、ビードコ
ア2が通る一対のビード部3、3と、各ビード部3から
半径方向外側にのびるサイドウォール部4、4と、その
上端間を継ぐトレッド部5とを具える。本例ではタイヤ
1は、タイヤ巾Wに対するタイヤ高さHの比である偏平
率H/Wを0.8以下とした偏平ラジアルタイヤとして
形成される。
る。図1、2において、空気入りタイヤ1は、ビードコ
ア2が通る一対のビード部3、3と、各ビード部3から
半径方向外側にのびるサイドウォール部4、4と、その
上端間を継ぐトレッド部5とを具える。本例ではタイヤ
1は、タイヤ巾Wに対するタイヤ高さHの比である偏平
率H/Wを0.8以下とした偏平ラジアルタイヤとして
形成される。
【0014】前記ビード部3、3間には、トレッド部5
からサイドウォール部4通りビード部3に至る本体部6
aの両端に、前記ビードコア2の回りを内側から外側に
折返される折返し部6bを設けたラジアル配列のカーカ
ス6を架け渡すとともに、該カーカス6の半径方向外側
かつトレッド部5内方にはベルト層7を配している。
からサイドウォール部4通りビード部3に至る本体部6
aの両端に、前記ビードコア2の回りを内側から外側に
折返される折返し部6bを設けたラジアル配列のカーカ
ス6を架け渡すとともに、該カーカス6の半径方向外側
かつトレッド部5内方にはベルト層7を配している。
【0015】前記カーカス6は、本例ではポリエステル
繊維からなるカーカスコードをタイヤ赤道に対して70
〜90度の角度で配列した1以上、本例では内外2枚の
カーカスプライ6A、6Bから形成される。なおカーカ
スコードとしては、他にナイロン繊維コード等の有機繊
維コードが使用できる。又カーカス6の本体部6aと折
返し部6bとの間には、前記ビードコア2から半径方向
外側に先細状にのびる硬質ゴムからなるビードエーペッ
クス8が設けられ、ビード部3からサイドウォール部4
にかけて補強し、タイヤ横剛性を高める。
繊維からなるカーカスコードをタイヤ赤道に対して70
〜90度の角度で配列した1以上、本例では内外2枚の
カーカスプライ6A、6Bから形成される。なおカーカ
スコードとしては、他にナイロン繊維コード等の有機繊
維コードが使用できる。又カーカス6の本体部6aと折
返し部6bとの間には、前記ビードコア2から半径方向
外側に先細状にのびる硬質ゴムからなるビードエーペッ
クス8が設けられ、ビード部3からサイドウォール部4
にかけて補強し、タイヤ横剛性を高める。
【0016】外のカーカスプライ6Bは、その折返し部
6b2を、リムフランジFをこえた上方(半径方向外
方)で終端するとともに、内のカーカスプライ6Aの折
返し部6b1は、前記折返し部6b2の端部を覆って上
方にのびかつ前記ビードエーペックス8の外側面に接し
て終端する。これによりカーカス6の各端部での応力を
軽減する。
6b2を、リムフランジFをこえた上方(半径方向外
方)で終端するとともに、内のカーカスプライ6Aの折
返し部6b1は、前記折返し部6b2の端部を覆って上
方にのびかつ前記ビードエーペックス8の外側面に接し
て終端する。これによりカーカス6の各端部での応力を
軽減する。
【0017】又ビード部3には、本例では、ビード底面
を覆いかつタイヤ軸方向外側では、上部が前記カーカス
6の折返し部6bとクリンチエーペックス13との間に
挟まれるリムずれ防止用のチェーファ14を設けてい
る。
を覆いかつタイヤ軸方向外側では、上部が前記カーカス
6の折返し部6bとクリンチエーペックス13との間に
挟まれるリムずれ防止用のチェーファ14を設けてい
る。
【0018】前記クリンチエーペックス13は、ビード
外側面を覆ってビードヒールKから半径方向外方にの
び、その上端は、前記リムフランジFの上方で終端す
る。なおクリンチエーペックス13のビードヒールKか
らの高さHCはリムフランジ高さHFの1.5〜3.0
倍程度であり、硬質ゴムで形成することにより、タイヤ
横剛性をさらに高めかつフランジとのこすれによる損傷
を防止する。又クリンチエーペックス13上端は、外下
がりの傾斜面S1で途切れるとともに、この傾斜面S1
でサイドウォールゴム15と接合する。
外側面を覆ってビードヒールKから半径方向外方にの
び、その上端は、前記リムフランジFの上方で終端す
る。なおクリンチエーペックス13のビードヒールKか
らの高さHCはリムフランジ高さHFの1.5〜3.0
倍程度であり、硬質ゴムで形成することにより、タイヤ
横剛性をさらに高めかつフランジとのこすれによる損傷
を防止する。又クリンチエーペックス13上端は、外下
がりの傾斜面S1で途切れるとともに、この傾斜面S1
でサイドウォールゴム15と接合する。
【0019】又前記ベルト層7は、前記トレッド部5の
略全巾を有してカーカス6上に隣接される、本例では、
内外2枚のベルトプライ7A、7Bから形成され、内の
ベルトプライ7Aは外のベルトプライ7Bより広巾とし
ている。各ベルトプライ7A、7Bは、高弾性のベルト
コード、本例ではスチールコードをタイヤ赤道Cに対し
て30度以下の角度で配列してなり、各コードはプライ
間相互で交差する。
略全巾を有してカーカス6上に隣接される、本例では、
内外2枚のベルトプライ7A、7Bから形成され、内の
ベルトプライ7Aは外のベルトプライ7Bより広巾とし
ている。各ベルトプライ7A、7Bは、高弾性のベルト
コード、本例ではスチールコードをタイヤ赤道Cに対し
て30度以下の角度で配列してなり、各コードはプライ
間相互で交差する。
【0020】なおベルト層7は、高剛性を有することに
より、タイヤ軸方向の外端部分において、前記カーカス
6から除々に離間する略三角状の離間部16を形成す
る。
より、タイヤ軸方向の外端部分において、前記カーカス
6から除々に離間する略三角状の離間部16を形成す
る。
【0021】そして本発明では、さらに前記カーカス6
のタイヤ軸方向外側に配され、かつ外側面がサイドウォ
ール部4の外面SSをなすサイドウォールゴム15を中
空フィラー充填ゴムで形成している。
のタイヤ軸方向外側に配され、かつ外側面がサイドウォ
ール部4の外面SSをなすサイドウォールゴム15を中
空フィラー充填ゴムで形成している。
【0022】前記サイドウォールゴム15は、カーカス
6の外側面に沿って前記クリンチエーペックス13から
立上がり、タイヤ巾が最大となる最大巾位置Pをこえ
て、半径方向外方にのびるとともに、バットレス部17
の下縁17eで終端する。
6の外側面に沿って前記クリンチエーペックス13から
立上がり、タイヤ巾が最大となる最大巾位置Pをこえ
て、半径方向外方にのびるとともに、バットレス部17
の下縁17eで終端する。
【0023】ここでバットレス部17は、タイヤ外側に
中心を有する凹円弧状のプロファイルをなすタイヤショ
ルダーに位置する部分であって、路面に散在する岩石、
路肩の縁石等とこすれることによって、亀裂損傷を起こ
しやすい。従って、本例では、このバットレス部17
を、トレッドゴム18及び、前記離間部16に充填され
るとともにトレッドゴム18とサイドウォールゴム15
との間に配されるクッションゴム19によって形成し、
耐カット性を維持している。
中心を有する凹円弧状のプロファイルをなすタイヤショ
ルダーに位置する部分であって、路面に散在する岩石、
路肩の縁石等とこすれることによって、亀裂損傷を起こ
しやすい。従って、本例では、このバットレス部17
を、トレッドゴム18及び、前記離間部16に充填され
るとともにトレッドゴム18とサイドウォールゴム15
との間に配されるクッションゴム19によって形成し、
耐カット性を維持している。
【0024】なおクッションゴム19は、ベルト層7と
カーカス6との間に介在することによって、ベルト端に
集中する曲げ応力を緩和し、プライ端剥離を防止する。
又クッションゴム19は、本例では、前記バットレス部
17の外面かつ下縁17e近傍の位置に突起片20を突
設しており、これによってさらに損傷防止を計ってい
る。即ち、クッションゴム19は、前記トレッドゴム1
8を半径方向内方に越えるバットレス部17を形成して
いる。
カーカス6との間に介在することによって、ベルト端に
集中する曲げ応力を緩和し、プライ端剥離を防止する。
又クッションゴム19は、本例では、前記バットレス部
17の外面かつ下縁17e近傍の位置に突起片20を突
設しており、これによってさらに損傷防止を計ってい
る。即ち、クッションゴム19は、前記トレッドゴム1
8を半径方向内方に越えるバットレス部17を形成して
いる。
【0025】サイドウォールゴム15は、ゴム基体中に
無機質の中空フィラを混在させたフィラー混在ゴムを用
いて形成している。中空フィラは、その粒径が5〜30
00μm、カサ比重が0.06〜0.40の微細中空球
体であり、本例では容積比重をゴム基体100に対して
中空フィラ20の割合で混在させてサイドウォールゴム
15を形成している。
無機質の中空フィラを混在させたフィラー混在ゴムを用
いて形成している。中空フィラは、その粒径が5〜30
00μm、カサ比重が0.06〜0.40の微細中空球
体であり、本例では容積比重をゴム基体100に対して
中空フィラ20の割合で混在させてサイドウォールゴム
15を形成している。
【0026】なおゴム基体としては、例えば合成天然ゴ
ム(IR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブ
タジエンゴム(BR)等のジエン系ゴム等、従来タイヤ
のサイドウォールゴムを使用しうる。
ム(IR)、スチレン・ブタジエンゴム(SBR)、ブ
タジエンゴム(BR)等のジエン系ゴム等、従来タイヤ
のサイドウォールゴムを使用しうる。
【0027】(具体例)図1に示す構造をなすタイヤサ
イズが215/70R16T/Lのタイヤを表1の仕様
に基づき試作するとともに、該試作タイヤの重量を従来
タイヤと比較した。
イズが215/70R16T/Lのタイヤを表1の仕様
に基づき試作するとともに、該試作タイヤの重量を従来
タイヤと比較した。
【0028】
【表1】
【0029】表1に示すように、本発明である実施例の
タイヤは約5%の軽量化を達成しているのがわかる。
タイヤは約5%の軽量化を達成しているのがわかる。
【0030】
【発明の効果】本発明の空気入りタイヤは叙上のごとく
構成しているため、タイヤ重量を大巾に低減しうる。
構成しているため、タイヤ重量を大巾に低減しうる。
【図1】本発明の一実施例を示すタイヤの子午断面図で
ある。
ある。
【図2】サイドウォール部を拡大して示す拡大断面図で
ある。
ある。
2 ビードコア
3 ビード部
4 サイドウォール部
5 トレッド部
6 カーカス
7 ベルト層
15 サイドウォールゴム
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60C 13/00 - 13/04
B60C 1/00
Claims (2)
- 【請求項1】トレッド部からサイドウォール部を通りビ
ード部のビードコアの回りで折返されるカーカスと、 このカーカスの半径方向外側かつトレッド部の内方に配
されとともにタイヤ軸方向外端部分においてカーカスか
ら徐々に離れる離間部を形成するベルト層と、 前記離間
部に配されトレッドゴムとともにタイヤのバットレス部
を形成するとともに前記トレッドゴムよりも半径方向内
方に延在するバットレス部を形成するクッションゴムと
を具えるとともに、 前記カーカスのタイヤ軸方向外側で、前記バットレス部
の下縁で終端し外側面が前記サイドウォール部の外面を
なすサイドウォールゴムを配し、 かつサイドウォールゴムを 、ゴム基体中に無機質の中空
フィラーを混在させたフィラー混在ゴムを用いて形成し
た空気入りタイヤ。 - 【請求項2】前記中空フィラーは、粒径が5〜3000
μm、カサ比重が0.06〜0.40の微細中空球体で
あることを特徴とする請求項1記載の空気入りタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03178794A JP3395992B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 空気入りタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP03178794A JP3395992B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 空気入りタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07215018A JPH07215018A (ja) | 1995-08-15 |
JP3395992B2 true JP3395992B2 (ja) | 2003-04-14 |
Family
ID=12340779
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP03178794A Expired - Fee Related JP3395992B2 (ja) | 1994-02-02 | 1994-02-02 | 空気入りタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3395992B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4827326B2 (ja) * | 2000-06-29 | 2011-11-30 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP4678975B2 (ja) * | 2001-04-03 | 2011-04-27 | 住友ゴム工業株式会社 | 空気入りタイヤ |
JP4846135B2 (ja) * | 2001-08-01 | 2011-12-28 | 住友ゴム工業株式会社 | インナーライナーを備えた空気入りタイヤ |
US7406990B2 (en) | 2005-08-10 | 2008-08-05 | The Goodyear Tire & Rubber Company | Runflat tire with sidewall component containing high strength glass bubbles |
JP2013163790A (ja) * | 2012-02-13 | 2013-08-22 | Bridgestone Corp | 空気入りタイヤのサイドウォール用ゴム組成物及び空気入りタイヤ |
JP6606994B2 (ja) * | 2015-11-20 | 2019-11-20 | 横浜ゴム株式会社 | 空気入りタイヤ |
-
1994
- 1994-02-02 JP JP03178794A patent/JP3395992B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07215018A (ja) | 1995-08-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |