JP3394970B2 - ディスクブレーキ装置のパッドスプリング - Google Patents

ディスクブレーキ装置のパッドスプリング

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JP3394970B2 JP05805295A JP5805295A JP3394970B2 JP 3394970 B2 JP3394970 B2 JP 3394970B2 JP 05805295 A JP05805295 A JP 05805295A JP 5805295 A JP5805295 A JP 5805295A JP 3394970 B2 JP3394970 B2 JP 3394970B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はディスクブレーキ装置の
パッドスプリングに関するものである。
【0002】
【従来の技術】トルク受け部材の両側にロータ軸線と平
行な腕部を設け、ロータの両側面に摩擦係合する一対の
摩擦パッドを両腕部間に装架させたディスクブレーキ装
置において、摩擦パッドのがたつき防止と引摺り防止を
目的として、両腕部と対向する摩擦パッドの係合部の少
なくとも一方の当接面間にパッドスプリング(パッドリ
テーナ)を介在させたディスクブレーキ装置が実公昭6
4−1550号公報に開示されている。この装置はロー
タ摺動面に圧接される一対の摩擦パッドがその左右両側
部でトルク受け部材の両腕部に形成されたガイド部にパ
ッドリテーナを介して案内されてロータ軸方向に摺動自
在に係合するディスクブレーキ装置において、前記両ガ
イド部には、トルク受け部材の両腕部に前記摩擦パッド
の裏板の両側耳部が係合する略コ字形のガイド溝を各々
形成し、前記摩擦パッドとトルク受け部材との間でガイ
ド部に密着する両パッドリテーナには、ガイド溝内に挿
着される一対の取付部と、該一対の取付部を連結してガ
イド溝の上壁を覆う連結部と、前記取付部と連設し、前
記摩擦パッドをロータ軸方向に案内しかつ制動トルクを
受けるリテーナ部と、該リテーナ部の先端に摩擦パッド
の下部隅部を常時摩擦パッド中心上部方向に押圧して該
摩擦パッドを前記トルク受け部材の両腕部間にセンタリ
ングさせ、かつ該摩擦パッドの耳部を前記ガイド溝の上
壁の前記連結部に当接するように付勢するスプリング部
とを形成して構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】前記したディスクブ
レーキ装置にあっては次のような問題点がある。 <イ> パッドリテーナの存在によって摩擦パッドがト
ルク受け部材に対してロータ面方向のがたつきを防止で
きるものの、ロータ軸方向のがたつきは防止できない。
摩擦パッドのトルク受け部材に対するロータ軸方向のが
たつきを防止するためには、リトラクトスプリングを別
途に追加して配設する必要がある。 <ロ> パッドリテーナのスプリング部を摩擦パッドに
押圧させることで摩擦パッドのトルク受け部材に対する
ロータ面方向のがたつきを抑える構造である。そのため
摩擦パッドに押圧するスプリング部に過大な応力が発生
し、耐久性の点で不安がある。 <ハ> 一般にパッドリテーナを圧延鋼板から打ち抜く
際、無駄を省いて経済的に材料取りをする必要がある。
しかしながら図9の(A)に示すように前記パッドリテ
ーナaの展開形状がコ字状を呈するため、連結部bを鋼
板cの圧延方向と直交方向に向けて材料取りをすれば、
連結部bの両端に形成される薄幅部dが鋼材cの圧延組
織と平行に位置することになり、薄幅部dが強度的に弱
点となる。そのため、図9の(B)に示すようにコ字状
のパッドリテーナaを鋼板cの圧延方向に対して斜めに
位置させた材料取りを強いられ、その結果、鋼板cの発
生ロスが増して材料取りをする上でも不利な構造であ
る。
【0004】
【本発明の目的】本発明は以上の問題点を解決するため
になされたもので、その目的とするところは、部品を追
加することがなく、摩擦パッドのロータ軸方向とロータ
面方向の両方向のがたつきを同時に防止できる、ディス
クブレーキ装置のパッドスプリングを提供することにあ
る。さらに本発明の他の目的は、応力集中を回避して耐
久性に優れた、ディスクブレーキ装置のパッドスプリン
グを提供することにある。さらに本発明の他の目的は、
経済的に材料取りを行える有利な構造を有する、ディス
クブレーキ装置のパッドスプリングを提供することにあ
る。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、トルク受け
部材の両側にロータ軸線と平行な腕部を設け、ロータの
両側面に摩擦係合する一対の摩擦パッドの両端を前記腕
部に係合させて装架する摩擦パッドの係合部の少なくと
も一方の当接面間に、前記腕部に取り付けたパッドスプ
リングを介在し、摩擦パッドを腕部に滑動自在に係合さ
せたディスクブレーキ装置において、前記パッドスプリ
ングは板幅が略等しい帯状板を折曲して形成し、前記腕
部に取り付けられ、前記腕部と対向する両摩擦パッドと
の当接面間に介在させた一対のガイド部と、前記一対の
ガイド部をロータ軸方向で接続する連結部と、相互に交
差方向に向けてU字状に折曲したガイド部と連結部との
折曲箇所に形成した折曲部とより構成することを特徴と
する、ディスクブレーキ装置のパッドスプリングであ
る。さらに本発明はトルク受け部材の両側にロータ軸線
と平行な腕部を設け、ロータの両側面に摩擦係合する一
対の摩擦パッドの両端を前記腕部に係合させて装架する
摩擦パッドの係合部の少なくとも一方の当接面間に、前
記腕部に取り付けたパッドスプリングを介在し、摩擦パ
ッドを腕部に滑動自在に係合させたディスクブレーキ装
置において、前記パッドスプリングは板幅が略等しい帯
状板を折曲して形成し、前記腕部に取り付けられ、前記
腕部と対向する両摩擦パッドとの当接面間に介在させた
一対のガイド部と、前記一対のガイド部をロータ軸方向
で接続する連結部と、相互に交差方向に向けてU字状に
折曲したガイド部と連結部との折曲箇所に、少なくとも
トルク受け部材に対して一対の摩擦パッドをロータ軸方
向に付勢するばね力を与えて形成した折曲部とより構成
することを特徴とする、ディスクブレーキ装置のパッド
スプリングである。さらに本発明はトルク受け部材の両
側にロータ軸線と平行な腕部を設け、ロータの両側面に
摩擦係合する一対の摩擦パッドの両端を前記腕部に係合
させて装架する摩擦パッドの係合部の少なくとも一方の
当接面間に、前記腕部に取り付けたパッドスプリングを
介在し、摩擦パッドを腕部に滑動自在に係合させたディ
スクブレーキ装置において、前記パッドスプリングは板
幅が略等しい帯状板を折曲して形成し、前記腕部に取り
付けられ、前記腕部と対向する両摩擦パッドとの当接面
間に介在させた一対のガイド部と、前記一対のガイド部
をロータ軸方向で接続する連結部と、相互に交差方向に
折曲したガイド部と連結部との折曲箇所に、トルク受け
部材に対して一対の摩擦パッドをロータ軸方向及びロー
タ面方向に付勢するばね力を与えて形成した折曲部とよ
り構成することを特徴とする、ディスクブレーキ装置の
パッドスプリングである。また本発明は前記いずれかの
ディスクブレーキ装置のパッドスプリングにおいて、前
記一対のガイド部から弾性押圧部を延設すると共に、前
記弾性押圧部を摩擦パッドの側部に当接させて摩擦パッ
ドをロータ面方向の一方へ付勢させたことを特徴とす
る、ディスクブレーキ装置のパッドスプリングである。
【0006】
【実施例1】以下図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。 <イ>全体の構成 図3に一部を破断したディスクブレーキ装置の平面図を
示し、図4に一部を破断したディスクブレーキ装置の正
面図を示す。ロータ1は図示しない車軸に固定され、支
持部材であるトルク受け部材2は取付孔3,3を介して
車体にボルトで取り付けられている。トルク受け部材2
は腕部4,4を有し、これら腕部4,4の相対向する面
には左右一対の制動力受部5、5を形成している。尚、
符号2aは両腕部4,4の一方間を一体に接続するアウ
タブリッジで、トルク受け部材2を補強している。
【0007】制動力受部5,5は図1に拡大して示すよ
うに上位の肩部5aと下位のガイド溝5bとを縦方向に
配設して構成される。ロータ1の両側に配置されるイン
ナ側の摩擦パッド7もアウタ側の摩擦パッド8も共に裏
板9と摩擦材10との積層体からなり、各裏板9の左右
両側端には制動力受部5に係合可能な略コ字形の係合溝
9aと顎部9bとが形成されている。後述するパッドス
プリング6はトルク受け部材2の両腕部4,4と対向す
る摩擦パッド7,8との係合部の少なくとも一方の当接
面間に介在し、摩擦パッド7,8は前記腕部4に取り付
けたパッドスプリング6に滑動自在に係合している。
【0008】キャリパ11は前記トルク受け部材2に植
設された一対のガイドピン12,12によりロータ1軸
方向に摺動可能に支持されている。前記キャリパ11の
一方に穿設したシリンダ穴11aにはピストン11bが
嵌挿され、またロータ1を跨いだ他方には反作用爪11
cが形成され、これらのピストン11b及び反作用爪1
1cが各摩擦パッド7,8の裏板9に当接してロータ軸
方向の押圧力を加えられるようになっている。
【0009】<ロ>パッドスプリング 図1,2及び図5〜7を基にパッドスプリング6につい
て説明する。図5は組付後のパッドスプリング6を正面
側から見た斜視図を示し、図6は組付前におけるパッド
スプリング6を背面側から見た斜視図を示す。パッドス
プリング6は略均一幅の鋼板を図示するように折曲して
形成し、腕部4に装着し、摩擦パッド7,8を摺動自在
に係合させる一対のガイド部6a,6aと、両ガイド部
6a,6aをロータ軸方向に連設する連結部6bと、ガ
イド部6a,6aの先端近くを摩擦パッド7、8の下側
側部に当接するよう折曲して形成した弾性押圧部6c,
6cとを有する。
【0010】ガイド部6a,6aは連結部6bに対して
交差方向に折り返した鋼板の途中を略コ字形に折曲して
形成し、そのU字状に折曲した箇所に折曲部6d,6d
を形成する。折曲部6d,6dは、腕部4,4と摩擦パ
ッド7,8との当接面間にパッドスプリング6を組み付
けた後において、両ガイド部6a,6aを各摩擦パッド
7,8のロータ軸方向及びロータ面方向の両方向へ向け
て付勢させるばね力を具備する。より具体的には図2に
示すようにパッドスプリング6の組付後に、一対のガイ
ド部6a,6aを介して摩擦パッド7,8を押圧するパ
ッド押圧力Fに対し、ロータ軸方向の分力F1 とロータ
面方向の分力F2 が発生するように折曲部6d,6dに
ばね力を付与しておく。折曲部6d,6dにこのような
ばね力を発生させるには、例えば組付前のパッドスプリ
ング6の平面図を示す図6に見るように、一対のガイド
部6a,6aを連結部6bに対してハ字状に形成すると
よい。
【0011】このように形成することで組付後において
はロータ軸方向の分力F1 が摩擦パッド7,8をロータ
1から常時遠ざける方向の力として作用することから、
追加部品を設けずに摩擦パッド7,8のロータ軸方向の
がたつきを抑えつつ、摩擦パッド7,8の引摺りや偏摩
耗を防止し、またロータ面方向の分力F2 は摩擦パッド
7,8をロータ面方向へ押圧する力として作用するか
ら、摩擦パッド7,8のトルク受け部材2に対するロー
タ面方向のがたつきを防止することに役立つ。
【0012】ずれ止め片6eは連結部6bの下側へ延設
し、腕部4に形成したロータ逃げ溝4aに係止させてパ
ッドスプリング6のロータ軸方向への移動を規制する。
ガイド部6a,6aと折曲部6d,6dの間の鋼板の途
中に形成した舌片を内方へ折曲して形成した各保持爪6
f,6fは、腕部4,4の制動力受部5,5の側端面に
当接させてパッドスプリング6を腕部4に装着させてい
る。保持爪6f,6fの形成位置は図示した位置に限定
されず、腕部4,4の制動力受部5,5の形成位置に応
じて適宜形成する。パッドスプリング6の両側面には案
内爪6gが適宜形成されていて、組み付けの際、摩擦パ
ッド7,8がパッドスプリング6に引っ掛からずに挿入
を容易にしている。保持爪6fや案内爪6gの形成位置
や形成数は設計的事項であるから、図示したものに限定
されるものではない。
【0013】図1に示すように弾性押圧部6cは摩擦パ
ッド7,8の側部9cに当接し、摩擦パッド7,8をロ
ータ面方向の一方へ付勢すると共に、ガイド部6a,6
aと協働して摩擦パッド7,8への押圧力を分散させる
ことに役立っている。パッドスプリング6の材料はステ
ンレス鋼板を用いるのが一般的であるが、その他に一般
の圧延鋼板やこれに合成樹脂皮膜を被覆したもの、或い
は各種メッキ及びダクロダイズドなどの表面処理を施し
たものも適用可能である。
【0014】<ハ>パッドスプリングの製造方法 図7に示すようにパッドスプリング6の展開形状は保持
爪6f,6fや案内爪6gの突出があるもののガイド部
6a,6aと連結部6bの板幅が略等しく、しかもパッ
ドスプリング6を構成する各部が直列状に配置されてい
る。したがって細幅の圧延鋼板13に対して展開したパ
ッドスプリング6を平行に向けて経済的に材料取りをす
ることができる。またパッドスプリング6の組織が圧延
鋼板13の圧延方向と平行であるため、折曲して完成し
たパッドスプリング6の各部における力の作用方向が適
性となる。 尚、図7における破線はパッドスプリング
6を折曲形成するための折線を示す。
【0015】
【実施例2】図8は折曲部6dの折返方向を実施例1と
逆方向に折り返した他の実施例を示す。すなわち、前記
実施例1は連結部6bに対してガイド部6a側の鋼板を
ズレ止め片6eの突出方向と反対方向へ向けて折曲した
が、本実施例は連結部6bに対してガイド部6a側の鋼
板をズレ止め片6eの突出方向へ向けて折曲した実施例
である。本実施例は前記実施例1と比較して折曲部6d
の折り返し方向が異なるだけで、他はすべて同様の構造
であるので、実施例1と同一の部位は同一の符号を付し
て詳しい説明を省略する。
【0016】
【実施例3】パッドスプリング6の弾性押圧部6cを省
略する場合もある。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上説明したようになるから次
のような効果を得ることができる。 <イ> 組付け後にロータ軸方向の分力が、両摩擦パッ
ドを常時ロータから遠ざける方向に作用するから、部品
を追加することなく摩擦パッドのロータ軸方向のがたつ
きが抑えられると共に、摩擦パッドの引摺り、偏摩耗を
防止できる。 <ロ> 腕部と対向する摩擦パッドとの当接面間に介在
させたパッドスプリングの折曲部のばね力で以て、摩擦
パッドがトルク受け部材に対してロータ面方向に押圧さ
れるので、摩擦パッドのトルク受け部材に対するロータ
面方向のがたつきは防止できる。 <ハ> ガイド部から延設した弾性押圧部を摩擦パッド
の側部に当接させれば、摩擦パッドへの押圧力の分散に
伴ってパッドスプリングの応力も分散できるので、パッ
ドスプリングの耐久性が向上する。 <ニ> 連結部及び両ガイド部の板幅が略等しく、且つ
それぞれが直列状に配置された展開形状であるので、展
開したパッドスプリングを圧延鋼板の圧延方向と平行に
向けて材料取りができるので、鋼板の発生ロスが少なく
て済む。また鋼板の圧延方向と完成したパッドスプリン
グでの力の作用する方向とが適正となる。このようにパ
ッドスプリングは材料取りを行う上でも有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1に係るパッドスプリングを組み付け
たディスクブレーキ装置の断面拡大図
【図2】 一対の摩擦パッドの付勢方向を説明するため
の組付後におけるパッドスプリングの平面図
【図3】 一部を破断したディスクブレーキの平面図
【図4】 一部を破断したディスクブレーキの正面図
【図5】 組付後におけるパッドスプリングの正面側か
ら見た斜視図
【図6】 組付前におけるパッドスプリングの背面側か
ら見た斜視図
【図7】 パッドスプリングの展開形状による材料取り
の説明図
【図8】 折曲部の折り返し方向を変えた実施例2に係
るパッドスプリングの部分斜視図
【図9】 従来のパッドリテーナの材料取りを説明する
ための説明図
【符号の説明】
1……ロータ 2……トルク受け部材 2a……アウタブ
リッジ 3,3……取付孔 4,4……腕 部 5……制動力受部 5a……肩 部 5b……ガイド溝 6,6……パッド
スプリング 6a,6a……ガイド部 6b……連結部 6c,6c……弾性押圧部 6d,6d……折
曲部 6e,6e……ずれ止め片 6f,6f……保
持爪 6g……案内爪 7……インナ側の
摩擦パッド 8……アウタ側の摩擦パッド 9……裏 板 10……摩擦材 11……キャリパ 11a……シリンダ穴 11b……ピスト
ン 11c……反作用爪 12,12……ガ
イドピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 平6−84032(JP,U) 実開 平5−10832(JP,U) 実開 昭56−170333(JP,U) 実公 昭64−1550(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 65/097

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トルク受け部材の両側にロータ軸線と
    平行な腕部を設け、ロータの両側面に摩擦係合する一対
    の摩擦パッドの両端を前記腕部に係合させて装架する摩
    擦パッドの係合部の少なくとも一方の当接面間に、前記
    腕部に取り付けたパッドスプリングを介在し、摩擦パッ
    ドを腕部に滑動自在に係合させたディスクブレーキ装置
    において、 前記パッドスプリングは板幅が略等しい帯状板を折曲し
    て形成し、 前記腕部に取り付けられ、前記腕部と対向する両摩擦パ
    ッドとの当接面間に介在させた一対のガイド部と、 前記一対のガイド部をロータ軸方向で接続する連結部
    と、 相互に交差方向に向けてU字状に折曲したガイド部と連
    結部との折曲箇所に形成した折曲部とより構成すること
    を特徴とする、 ディスクブレーキ装置のパッドスプリング。
  2. 【請求項2】 トルク受け部材の両側にロータ軸線と
    平行な腕部を設け、ロータの両側面に摩擦係合する一対
    の摩擦パッドの両端を前記腕部に係合させて装架する摩
    擦パッドの係合部の少なくとも一方の当接面間に、前記
    腕部に取り付けたパッドスプリングを介在し、摩擦パッ
    ドを腕部に滑動自在に係合させたディスクブレーキ装置
    において、 前記パッドスプリングは板幅が略等しい帯状板を折曲し
    て形成し、 前記腕部に取り付けられ、前記腕部と対向する両摩擦パ
    ッドとの当接面間に介在させた一対のガイド部と、 前記一対のガイド部をロータ軸方向で接続する連結部
    と、 相互に交差方向に向けてU字状に折曲したガイド部と連
    結部との折曲箇所に、少なくともトルク受け部材に対し
    て一対の摩擦パッドをロータ軸方向に付勢するばね力を
    与えて形成した折曲部とより構成することを特徴とす
    る、 ディスクブレーキ装置のパッドスプリング。
  3. 【請求項3】 トルク受け部材の両側にロータ軸線と
    平行な腕部を設け、ロータの両側面に摩擦係合する一対
    の摩擦パッドの両端を前記腕部に係合させて装架する摩
    擦パッドの係合部の少なくとも一方の当接面間に、前記
    腕部に取り付けたパッドスプリングを介在し、摩擦パッ
    ドを腕部に滑動自在に係合させたディスクブレーキ装置
    において、 前記パッドスプリングは板幅が略等しい帯状板を折曲し
    て形成し、 前記腕部に取り付けられ、前記腕部と対向する両摩擦パ
    ッドとの当接面間に介在させた一対のガイド部と、 前記一対のガイド部をロータ軸方向で接続する連結部
    と、 相互に交差方向に折曲したガイド部と連結部との折曲箇
    所に、トルク受け部材に対して一対の摩擦パッドをロー
    タ軸方向及びロータ面方向に付勢するばね力を与えて形
    成した折曲部とより構成することを特徴とする、 ディスクブレーキ装置のパッドスプリング。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、前
    記一対のガイド部から弾性押圧部を延設すると共に、前
    記弾性押圧部を摩擦パッドの側部に当接させて摩擦パッ
    ドをロータ面方向の一方へ付勢させたことを特徴とす
    る、ディスクブレーキ装置のパッドスプリング。
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