JP3394269B2 - コンベアベルトの自動調芯装置 - Google Patents

コンベアベルトの自動調芯装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ベルトコンベアのベル
トの蛇行を極力抑制するようにしたコンベアベルトの自
動調芯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ベルトコンベアにおいて、ベルトは必然
的に蛇行してしまい、この蛇行がベルトの寿命を縮める
結果になるばかりでなく、搬送物の位置ずれの要因とな
る。このため、このベルトの蛇行を極力抑制することが
望まれている。
【0003】この要請に答えるため、従来、例えば図5
に示すように、ベルト1の裏面の幅方向中央にこの走行
方向に沿って延びる山形の突起1aを設けるとともに、
コンベアの走行天板2の表面に設けた谷形の溝2a内に
前記突起1aを入り込ませた状態で前記ベルト1を走行
させるようにしたものが知られている。
【0004】また、図6に示すように、ベルト1の幅方
向に沿って延びベルト1に当接してこれに張力を与える
自動調芯ローラ3を備え、この自動調芯ローラ3のロー
ラ軸4の一端を上下方向に延びる枢軸5を介して水平方
向に揺動自在に支承するとともに、他端をシリンダ6の
ロッド7の先端に連結して、このシリンダ6の作動に伴
って前記自動調芯ローラ3が水平方向に揺動するよう構
成するとともに、ベルト1の両端面の側方に該端面と所
定間隔離間させてセンサ8,8を配置し、このセンサ
8,8にベルトの端面が接触してセンサ8を作動しこの
作動に伴う信号によって前記シリンダ6を駆動させて、
自動調芯ローラ3の揺動量を制御するようにした、いわ
ゆるデジタル制御式のものも知られている。
【0005】これは、自動調芯ローラ3を水平方向の揺
動量をロッド7の駆動量を介して調整することにより、
ベルト1の幅方向に沿った張力の大きさを変化させ、こ
れによって実際に蛇行している方向と逆の方向にベルト
1を強制的に押し戻して、ベルト1の蛇行を矯正するよ
うにしたものである。
【0006】更に、図示していないが、駆動ローラ等の
ローラをこの長手方向の中央部に行くに従って徐々に大
径となした、いわゆる太鼓形にすることにより、このロ
ーラ自体を介してベルトの蛇行を抑制するようにしたも
のも知られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5に示す従来例の場合、走行天板や各部ローラに谷形の
溝を形成する必要があるばかりでなく、ベルトに山形の
突起物があるため、ベルトの折返し径(先端ローラの
径)が大きくなり、更に山形の突起物がベルトから剥離
してローラに巻き込まれてしまうことがある。
【0008】また、図6に示す従来例では、ベルトの端
面とセンサとの距離分だけベルトが蛇行した時に始めて
センサと接触し、この接触によって始めてこの蛇行を検
知して矯正するような力が作用するため、センサで検知
される迄の蛇行量が大きいばかりでなく、対応性が悪
く、しかも発生した蛇行を押し戻すための制御がオン−
オフであるため、蛇行を減衰させて安定させることが不
可能に近く、ベルトがコンベアの幅方向間を一定の振幅
で往復し続ける傾向が強くなってしまう。
【0009】更に、図6に示す方式では、ロッド7は固
設されたシリンダ6の軸心方向に動くことによって直接
的に自動調芯ローラ3を枢軸5の回りに揺動させようと
するため、ロッド7を広範囲に渡って円滑に動かすこと
ができずロッド7の外周面とシリンダ6のシリンダ面と
が競り合い互いに消耗するという問題がある。
【0010】更に、ローラを太鼓形にした場合、この種
のベルトコンベアを直列に配置して2本のベルトコンベ
ア間での搬送物の受け渡しを行おうとすると、互いに対
峙して配置された各ベルトコンベアの太鼓形ローラの長
さ方向中央部での隙間は狭いものの、このローラの端部
に行くに従ってこの隙間が徐々に拡がってしまうため、
この隙間の存在が搬送物の受け渡しの際の障害となって
しまうといった問題点があった。
【0011】本発明は上記に鑑み、ベルトに蛇行が発生
した時点でこれをリアルタイムに検知してこの蛇行を矯
正し、発生したベルトの蛇行を確実に減衰させ安定さ
せ、ベルトの大きな蛇行を未然に防止することができる
ようにしたものを提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係るコンベアベルトの自動調芯装置は、ベ
ルトの幅方向に沿って延び、前記ベルトに当接して張力
を与えるとともに前記幅方向と前記ベルトの進行方向と
でなす揺動面内で揺動自在な自動調芯ローラと、前記揺
動面内で前記自動調芯ローラを揺動する揺動手段と、前
記ベルトに接触するかまたは非接触で前記ベルトの蛇行
量を前記ベルトの進行時間の経過に応じて連続時間的に
常時検知するセンサと、前記センサによって前記ベルト
の進行時間の経過に応じて連続時間的に検知する信号に
基づいて、前記ベルトが蛇行しないように前記揺動手段
を介して、前記自動調芯ローラの揺動量を前記ベルトの
進行時間の経過に応じて連続時間的に比例演算、積分演
算及び微分演算の全てを含むPID制御により制御する
制御部と、を備え、前記制御部における前記PID制御
は、次のような計算式 MVn=100/PB(ΔEn+(ΔT/TI)En+ (TD/ ΔT/M)Δ (ΔPVn))AG ここに、MVn:制御出力値 PB :比例帯 ΔEn:前回目標値(SV)と前回測定値(PVn-1 )との偏差とEnとの偏差 ΔT :制御周期 TI :積分時間 En :目標値(SV)と測定値(PVn )との偏差 TD :微分時間 M :微分ゲイン ΔPVn :前回測定値(PVn-1 )と今回測定値(PVn )との偏差 AG :可変ゲイン に基づいて行われることを特徴とする。
【0013】また、前記揺動手段は、前記センサからの
信号に基づいて送り駆動される送りねじと、前記自動調
芯ローラを回転自在に支持するローラ軸と、前記ローラ
軸の一端で前記ローラ軸を前記揺動面内に揺動可能に支
持する枢軸と、前記送りねじの軸心方向と直交する方向
に細長に形成された開口部を有し、前記ローラ軸の他端
側に固着された保持体と、前記送りねじと螺合して前記
軸心方向に移動可能なハウジングと、前記開口部を挿通
して前記ハウジングに固着され、前記保持体を前記軸心
方向に移動させるために前記開口部の前記軸心方向側の
端部に当接可能であるとともに前記開口部の前記軸心方
向と直交する方向側の端部に遊嵌された当接体と、を備
えることを特徴とする。
【0014】また、前記センサは、前記ベルトの幅方向
の端部を常時接触する接触型センサであることを特徴と
する。
【0015】
【0016】
【作用】上記のように構成した本発明によれば、センサ
はベルトの蛇行量を常時検知し、前記センサからの信号
に基づいてベルトが蛇行しないように揺動手段を介して
制御部によって自動調芯ローラの揺動量を制御するの
で、ベルトに蛇行が発生しようとしたときに、その蛇行
量が大きくなる前に、ベルトの蛇行を減衰させ安定させ
ることができ、問題になる程度のベルトの大きな蛇行を
未然防止することができる。すなわち、蛇行が発生した
時点からこの蛇行量をセンサでリアルタイムに検知し
て、蛇行を押し戻す方向に自動調芯ローラの水平方向の
揺動量を制御し、蛇行が生じている限りこの制御を続行
することにより、ベルトの蛇行を減衰させ安定させるこ
とができる。
【0017】また、センサからの信号に基づいて送りね
じが送り駆動されると、送りねじと螺合してハウジング
が送りねじの軸心方向に移動し、このハウジングの前記
軸心方向の移動に伴いハウジングに固着されたボルト等
の当接体は保持体に形成された開口部の前記軸心方向側
の端部に当接し保持体を前記軸心方向に移動させる。開
口部は送りねじの軸心方向と直交する方向に細長に形成
されおり、開口部の前記軸心方向と直交する方向側の端
部に対しては遊嵌されており隙間が形成されるので、保
持体は、ハウジングの前記軸心方向の移動に伴い送りね
じの軸心方向と直交する方向に逃げることが可能にな
り、この結果、自動調芯ローラを無理なく円滑に揺動さ
せることが可能になる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4を参
照して説明する。本実施例において、ベルト1の幅方向
に沿って延び該ベルト1に当接してこれに張力を与える
自動調芯ローラ10が備えられ、この自動調芯ローラ1
0のローラ軸11の一端は、上下方向に延びる枢軸12
を介して、ベルト1の幅方向とベルト1の進行方向とで
なす揺動面、例えば水平面内で揺動自在に支承されてい
る。
【0019】この揺動面内で自動調芯ローラ10が後述
する送りねじ15等を備える揺動手段によって揺動され
る。
【0020】一方、ベルト1の側方に配置された自動調
芯器ベース13に固着された一対の軸受部14を介して
回転自在で横移動不能に保持された送りねじ15がベル
ト1の走行方向に沿った水平方向に配置され、この送り
ねじ15は、カップリング16を介してパルスモータ1
7に連結されている。また、前記送りねじ15に螺合す
るナット18を内部に回転不能に装着したハウジング1
9が備えられ、これによって、前記パルスモータ17の
回転に伴ってナット18、ひいてはハウジング19が送
りねじ15の軸心方向に沿って走行するようなされてい
る。
【0021】前記自動調芯器ベース13には、前記送り
ねじ15の長さ方向に沿って開口部分13aが形成さ
れ、この開口部分13aの上下両面に一対のレールガイ
ド20が固着されているとともに、このレールガイド2
0に沿って摺動する軸受21によって、前記自動調芯ロ
ーラ10のローラ軸11の他端が保持されている。
【0022】更に、前記自動調芯ローラ10のローラ軸
11の軸受21の外方には、二股に分れて前記ハウジン
グ19の上下両面に対向する保持体22の基端が接続さ
れている。この保持体22には開口部22aが形成され
ている。当接体としてのボルト23が開口部22a内を
遊嵌して挿通しハウジング19に固着されている。開口
部22aは、送りねじ15の軸心方向と直交する方向に
細長に形成されおり、開口部22aの送りねじ15の軸
心方向と直交する方向側の端部に対しては遊嵌され隙間
が残るように形成されている。例えば、開口部22a
は、送りねじ15の軸心方向と直交する方向に17mm
の孔長さを有し、送りねじ15の軸心方向に12.1m
mの孔長さを有する。ボルト23の軸直径は11.8m
mであり、ボルト23は、送りねじ15の軸心方向に対
しては当接し、送りねじ15の軸心方向と直交する方向
に対しては遊嵌されている。
【0023】これによって、前記ハウジング19の送り
ねじ15の軸心方向に沿った走行に伴って、ボルト23
が保持体22の開口部22aの周面のうちの送りねじ1
5の軸心方向側の端部に当接し該保持体22を押圧する
ことで、自動調芯ローラ10の端部をこの走行方向に沿
って移動させて自動調芯ローラ10を水平方向に揺動さ
せる。
【0024】しかも、開口部22aの周面のうちの送り
ねじ15の軸心方向と直交する方向の側の端部とボルト
23との間に隙間を設けることによって、保持体22
は、ハウジング19の送りねじ15の軸心方向の移動に
伴い送りねじ15の軸心方向と直交する方向に逃げるこ
とが可能になる。この結果、保持体22の移動が阻害さ
れないようにでき、自動調芯ローラ10を無理なく円滑
に揺動させることが可能になる。
【0025】前記自動調芯器ベース13の上方には、主
フレーム25が固着され、この主フレーム25の前部に
固着された補助フレーム26の先端に回転自在に支承さ
れた先端ローラ27にベルト1が掛け渡されて後方に延
びて自動調芯ローラ10に達しているのであるが、この
自動調芯ローラ10と先端ローラ27との間をベルト1
が走行する際、このベルト1の端面に当接してこの蛇行
量を常時検出するセンサ28が設けられている。
【0026】このセンサ28は、両端をベアリング29
を介して回転自在に支承されベルト1に接触する位置に
配置されたローラ30と、前記自動調芯器ベース13に
取り付けられたブラケット31に固着されたポテンショ
メータ32と、このポテンショメータ32と前記ローラ
30の回転軸33とを連結する揺動アーム34と、この
揺動アーム34を一方向に付勢する捩りコイルばね35
とから主に構成され、ベルト1の蛇行に伴って捩りコイ
ルばね35の弾性力に抗して揺動する揺動アーム34の
回転角度をポテンショメータ32で検出して、この蛇行
量を常時検出するようなされている。
【0027】センサ28によって蛇行量を常時検出して
いるため、その蛇行量が大きくなる前に、ベルト1の蛇
行を未然に減衰させ安定させることが可能になる。
【0028】そして、このポテンショメータ32からの
信号は、例えばマイコンボード等によって構成された制
御部36に入力される。
【0029】制御部36は、センサ28からの信号に基
づいて、ベルト1が蛇行しないように送りねじ15等を
備える揺動手段を介して自動調芯ローラ10の揺動量を
制御する。
【0030】この制御部36からの出力によって前記パ
ルスモータ17のステップ数、ひいては自動調芯ローラ
10の揺動量が制御される。即ち、センサ28によって
検出されたベルト1の蛇行量は、制御部36に入力さ
れ、ここでPID制御のための演算が行われて、この蛇
行量を安定させるのに必要な自動調芯ローラ10の揺動
量がステップ数によってパルスモータ17に伝達される
ようなされている。
【0031】この時の制御部36でのPID制御は、例
えば次のような計算式に基づいて行われる。 MVn=100/PB(ΔEn+(ΔT/TI)En+
(TD/ΔT/M)Δ(ΔPVn))AG ここに、MVn:制御出力値 PB:比例帯(ソフトにて引数定数) ΔEn:前回目標値(SV)と前回測定値(PVn−1)との偏差と Enとの偏差 ΔT :制御周期(例えば0.1〜25.5sec) TI:積分時間(ソフトにて引数定数) En:目標値(SV)と測定値(PV)との偏差 TD:微分時間(ソフトにて引数定数) M :微分ゲイン(ソフトにて引数定数) ΔPVn:前回測定値(PVn−1)と今回測定値(PV)との偏差 AG:可変ゲイン(ソフトにて引数定数) この時、計測データは工業単位(mm)なので、出力単
位も(mm)にすると、パルスモータ17の回転ステッ
プ数STEPn(CTC割り込み回数)は、下の式にな
る。 STEPn=2.0(MVn/FHSTEP) ここに、FHSTEPは、パルスモータ17の1ステッ
プに対する送りねじ15のリード値であり、CTC割り
込みによるパルス信号でパルスのデューティを作成する
ため2倍にしている。
【0032】この出力によってパルスモータ17が回転
し、この回転に伴って送りねじ15が回転して、ナット
18がこの送りねじ15の軸心方向に沿って移動し、こ
のナット18と一体に移動するハウジング19を介して
自動調芯ローラ10の一端を移動させて該ローラ10を
揺動させることにより、ベルト1の幅方向の張力を変化
させ、これによって実際に蛇行している方向と逆の方向
にベルト1を強制的に押し戻して、ベルト1の蛇行を矯
正するのであり、この矯正作業をベルトが蛇行している
限り続行することにより、ベルト1の蛇行を減衰させ安
定させることができる。
【0033】なお、符番37は、前記ハウジング19の
下面に突設した突起38を介して、この移動限界点を検
出するためのリミットスイッチである。
【0034】また、上記実施例では、ベルト1の蛇行量
の検知を接触式のセンサ28を用いて行っているが、非
接触式のセンサを用いて行うこともできるとともに、自
動調芯ローラ10の揺動をパルスモータ17以外の方式
によって行うようにすることもできることは勿論であ
る。
【0035】以上説明したように、本実施例の構成によ
れば、センサ28はベルト1の蛇行量を常時検知し、セ
ンサ28からの信号に基づいてベルト1が蛇行しないよ
うに送りねじ15等を備える揺動手段を介して制御部3
6によって自動調芯ローラ10の揺動量を制御するの
で、ベルト1に蛇行が発生しようとしたときに、その蛇
行量が大きくなる前に、ベルト1の蛇行を減衰させ安定
させることができ、問題になる程度のベルトの大きな蛇
行を未然防止することができる。
【0036】また、センサ28からの信号に基づいて送
りねじ15が送り駆動されると、送りねじ15と螺合し
てハウジング19が送りねじ15の軸心方向に移動し、
このハウジング19の前記軸心方向の移動に伴いハウジ
ング15に固着されたボルト23は保持体22に形成さ
れた開口部22aの前記軸心方向側の端部に当接し保持
体22を前記軸心方向に移動させる。開口部22aは送
りねじ15の軸心方向と直交する方向に細長に形成され
おり、開口部22aの前記軸心方向と直交する方向側の
端部に対しては遊嵌されており隙間が形成されるので、
保持体22は、ハウジング19の前記軸心方向の移動に
伴い送りねじ15の軸心方向と直交する方向に逃げるこ
とが可能になり、この結果、自動調芯ローラ10を無理
なく円滑に揺動させることが可能になる。
【0037】上述の説明において、センサ28は接触式
の例を示したが、例えば光学式センサ等の非接触式のセ
ンサであってもよい。
【0038】また、揺動面として水平面を例にとり説明
したが、揺動面は、水平面に限らず、ベルト1の幅方向
とベルト1の進行方向とでなす面であればよい。
【0039】
【発明の効果】本発明は上記のような構成であるので、
コンベアベルトの蛇行量をセンサで常時検知し、蛇行発
生初期の段階でベルトの安定のための制御を開始するこ
とができ、これによって蛇行量の変動を小さく抑え、か
つ蛇行を減衰させて安定させることができ、問題になる
程度のベルトの大きな蛇行を未然防止することができ
る。この結果、ベルトの寿命を延ばすととともに、搬送
物を次工程の決まった位置に乗り移させるようにするこ
とができる。
【0040】また、ベルトに突起物を設ける必要がない
ので、通常の平ベルトを使用することができ、しかも太
鼓形ローラを使用する必要がないので、ベルトに突起物
を設けたり、太鼓形ローラを使用することに伴う諸欠点
を完全に解消することができるといった効果がある。
【0041】また、保持体に形成された開口部は、送り
ねじの軸心方向と直交する方向に細長に形成され、開口
部を挿通してハウジングに固着されたボルト等の当接体
は、保持体を送りねじの軸心方向に移動させるために開
口部の軸心方向側の端部に当接可能であるとともに開口
部の前記軸心方向と直交する方向側の端部に遊嵌されて
いるので、保持体は、ハウジングの前記軸心方向の移動
に伴い送りねじの軸心方向と直交する方向に逃げること
が可能になり、この結果、自動調芯ローラを無理なく円
滑に揺動させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の要部を示す概略斜視図。
【図2】同じく、正面図。
【図3】同じく、側面図。
【図4】センサの平面図。
【図5】従来例を示す部分斜視図。
【図6】他の従来例の要部を示す斜視図。
【符号の説明】
1 ベルト 10 自動調芯ローラ 11 ローラ軸 15 送りねじ 17 パルスモータ 18 ナット 19 ハウジング 22 保持体 23 ボルト(当接体) 28 センサ 32 ポテンショメータ 34 揺動アーム 35 捩りコイルばね 36 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 7/00 - 7/24 B65G 15/64

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベルトの幅方向に沿って延び、前記ベルト
    に当接して張力を与えるとともに前記幅方向と前記ベル
    トの進行方向とでなす揺動面内で揺動自在な自動調芯ロ
    ーラと、 前記揺動面内で前記自動調芯ローラを揺動する揺動手段
    と、 前記ベルトに接触するかまたは非接触で前記ベルトの蛇
    行量を前記ベルトの進行時間の経過に応じて連続時間的
    に常時検知するセンサと、 前記センサによって前記ベルトの進行時間の経過に応じ
    て連続時間的に検知する信号に基づいて、前記ベルトが
    蛇行しないように前記揺動手段を介して、前記自動調芯
    ローラの揺動量を前記ベルトの進行時間の経過に応じて
    連続時間的に比例演算、積分演算及び微分演算の全てを
    含むPID制御により制御する制御部と、を備え、前記制御部における前記PID制御は、 次のような計算式 MVn=100/PB(ΔEn+(ΔT/TI)En+ (TD/ ΔT/M)Δ (ΔPVn))AG ここに、MVn:制御出力値 PB :比例帯 ΔEn:前回目標値(SV)と前回測定値(PV n-1 )との偏差とEnとの偏差 ΔT :制御周期 TI :積分時間 En :目標値(SV)と測定値(PV n )との偏差 TD :微分時間 M :微分ゲイン ΔPVn :前回測定値(PV n-1 )と今回測定値(PV n )との偏差 AG :可変ゲイン に基づいて行われる ことを特徴とするコンベアベルトの
    自動調芯装置。
  2. 【請求項2】前記揺動手段は、前記センサからの信号に基づいて送り駆動される送りね
    じと、 前記自動調芯ローラを回転自在に支持するローラ軸と、 前記ローラ軸の一端で前記ローラ軸を前記揺動面内に揺
    動可能に支持する枢軸と、 前記送りねじの軸心方向と直交する方向に細長に形成さ
    れた開口部を有し、前記ローラ軸の他端側に固着された
    保持体と、 前記送りねじと螺合して前記軸心方向に移動可能なハウ
    ジングと、 前記開口部を挿通して前記ハウジングに固着され、前記
    保持体を前記軸心方向に移動させるために前記開口部の
    前記軸心方向側の端部に当接可能であるとともに前記開
    口部の前記軸心方向と直交する方向側の端部に遊嵌され
    た当接体と、 を備えることを特徴とする請求項1に記載のコンベアベ
    ルトの自動調芯装置。
  3. 【請求項3】前記センサは、前記ベルトの幅方向の端部
    を常時接触する接触型センサであることを特徴とする請
    求項1に記載のコンベアベルトの自動調芯装置。
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