JP3394194B2 - 炊飯ジャーの蓋 - Google Patents

炊飯ジャーの蓋

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は炊飯ジャーの蓋に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】炊飯ジャーの保温時において、蓋の内面
に付着した結露水が米飯上に落下してその風味を損なう
問題を解消するために、図6に示すように蓋1の内面の
放熱板2の上面に蓋ヒーター3を装着し、その放熱板2
を適宜な温度で加熱することが行われる。放熱板2に設
けた取付け孔4に蒸気排出装置5が取付けられ、その放
熱板2の上面には蒸気排出装置5の部分を除き、蓋ヒー
ター3を適宜なパターンでジグザグ状に配置し、粘着テ
ープ6で固着するようにしている。
【0003】従来の炊飯ジャーにおいては、放熱板2は
熱伝導率の高いアルミ材であったため、蓋ヒーター3の
発熱による放熱板2の全体の温度分布はほぼ均一であ
り、結露の発生を効果的に防止することができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、美観等
の観点から放熱板2を、アルミ材より熱伝導率の低いス
テンレス材で形成した場合は、外気と接する蒸気排出装
置5に接触した部分及びその近傍は温度が上がり難いた
め、その部分の下面に接触する蒸気の温度差が大きくな
って結露が発生し、その結露水が米飯上に落下する不都
合が生じる。
【0005】一方、近年炊飯器の省スペースの要請によ
る蓋1の薄型化が進むことにより、蒸気排出装置5を高
さを低く形成すと共に、おねばを保留する容量を確保す
るためにその直径を大きく設定する構成がとられる傾向
にある。
【0006】上記のような構成をとると、蒸気排出装置
5を通じて外気と接触する範囲が比較的広くなるため、
放熱板2の温度差が一層大きくなり、結露が発生しやす
くなる。この問題は、放熱板2を熱伝導率の高いアルミ
材により形成しても生じることがある。
【0007】なお、上記のような結露の発生を防止する
ために、蒸気排出装置の周りに断熱材を介在することが
知られているが(特開平9−56579号公報参照)、
このような手段で結露の発生を有効に防止しようとする
と、断熱材の分量が多くなり、蓋の厚さが大になる問題
がある。
【0008】そこで、この発明は放熱板の材料の如何に
係わらず上記のような結露水を発生させず、しかも蓋の
厚さを薄くすることを可能にした炊飯ジャーの蓋を提供
することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、この発明は、放熱板の上面に蓋ヒーターを装着す
ると共に、該放熱板を介して蓋の蒸気排出装置をジャー
本体内部に連通してなる炊飯ジャーの蓋において、上記
放熱板上面の上記の蒸気排出装置と対向した部分に金属
製の伝熱板を固着した構成としたものである。
【0010】なお、上記の伝熱板が、上記の放熱板と同
一材料である構成や、上記の放熱板が、ステンレス材等
比較的熱伝導率の低い材料である構成、及び上記の放熱
板とその上面に固着された伝熱板に蒸気通過孔を設け、
上記の蒸気排出装置を上記の蒸気通過孔の周りに接触さ
せると共に、その接触部分の外周に蓋ヒーターの一部を
配置した構成をとることができる。
【0011】また、前記の課題を解決するために、放熱
板の上面に蓋ヒーターを装着すると共に、該放熱板を介
して蓋の蒸気排出装置をジャー本体内部に連通してなる
炊飯ジャーの蓋において、上記の放熱板を熱伝導率の高
い材料と低い材料とのクラッド材により形成した構成を
とることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を添
付の図1から図5に基づいて説明する。
【0013】図1は炊飯ジャーの本体11に、ヒンジ1
2により蓋13を開閉自在に取付けた状態を示す。蓋1
3は、上蓋14とその下面に組み合わされた中蓋15及
び中蓋15の下面に組み合わされた放熱板16を有し、
上記の上蓋14のヒンジ12に片寄った部分に蒸気排出
装置17が設けられる。
【0014】蒸気排出装置17の下端にパッキン18が
装着され、そのパッキン18が放熱板16上に設けた後
述の伝熱板29の上面に接触しており(図4(a)参
照)、その接触部分の範囲内において放熱板16と伝熱
板29を貫通する蒸気通過孔19が設けられる。その蒸
気通過孔19は本体11内の釜20の内部に連通する。
【0015】蒸気排出装置17は、蒸気口21を設けた
蒸気キャップ22を有し、蒸気通過孔19からおねばと
共に進入した蒸気からおねばを分離して、蒸気のみを蒸
気口21から外部に放出する。
【0016】上記の放熱板16は、図2(a)(b)に
示すように、ステンレス材でなる円板状部材の外周縁に
多数の取付け爪23を設け、円板部分に3個の蒸気通過
孔19を隣接して設けている。これらの蒸気通過孔19
は下面から上面の方向にバリ24が生じるように、バー
リング加工が施される。
【0017】これらの蒸気通過孔19のバリ24の周り
に嵌合する3つの孔25を有する伝熱パッキン26が放
熱板16の上面に介在され、更にその伝熱パッキン26
を囲む孔27を有する両面粘着シート28を介して、放
熱板16と同一材料でなる伝熱板29が固着される。
【0018】上記の伝熱板29は、前記の蒸気通過孔1
9のバリ24に嵌合する3つの孔30を有し、前述の蒸
気排出装置17のパッキン18の接触範囲より若干大き
い直径を有する円板形に形成され、放熱板16の後方
(ヒンジ12側)に片寄って設けられる。また、バリ2
4の部分をかしめることにより、放熱板16、伝熱パッ
キン26及び伝熱板29とが一体化される。
【0019】更に、図3に示すように、放熱板16と伝
熱板29の上面に、該伝熱板29より若干小径の抜き孔
31を有する円形の両面粘着シート32を接合し、その
上にコード状の蓋ヒーター33を抜き孔31の周りを回
るジグザグ状のパターンで配置し、その上面に同形状の
抜き孔34を有する同一径のアルミ箔35を接合し、そ
のアルミ箔35を蓋ヒーター33の形状に沿って突条3
6(図4参照)をなすように変形させる。
【0020】上記のようにして蓋ヒーター33を装着し
た放熱板16は、図5に示すように、前記の抜き孔3
1、34の部分を中蓋15の孔37に合致させると共
に、その取付け爪23により中蓋15の下面に固定す
る。上記の中蓋15は、上蓋14の下面に嵌着固定され
る。
【0021】なお、蓋ヒーター33のリード線38は、
中蓋15の後部を通って蓋のヒンジ12部分に引き出さ
れる。
【0022】上蓋14の蒸気排出装置17が中蓋15の
孔37を通して、そのパッキン18が前記の抜き孔3
1、34より内側で、蒸気通過孔19より外側の円形部
分に接触して、蒸気口21に至る蒸気通路を形成する
(図1参照)。
【0023】実施形態の炊飯ジャーの蓋は以上のような
ものであり、炊飯時に発生する蒸気は蒸気通過孔19か
ら蒸気排出装置17を通って蒸気口21から排出され、
このとき蒸気に混じったおねばは蒸気排出装置17内で
分離される。
【0024】また、保温状態に移行すると蓋ヒーター3
3に通電され、これにより放熱板16を加熱し、放熱板
16の下面に結露が生じることを防止する。この時、蒸
気排出装置17にパッキン18を介して接触した部分
は、蓋ヒーター33からの熱伝導は放熱板16がアルミ
材の場合に比べ遅れるが、伝熱板29を固着させた分だ
け熱容量が大きいので、その部分に熱が次第に蓄積さ
れ、その熱で結露の発生を防止する。
【0025】上記の実施形態では、放熱板16と伝熱板
29のいずれもステンレス材で構成されているが、両方
ともアルミ材であってもよい。両方とも同一材料とする
ことにより、電解腐食の発生を抑えることができる。ま
た、一方をステンレス材、他方をアルミ材とする組み合
わせでもよいが、その場合は電解腐食を抑制する適宜な
手段を施す必要がある。
【0026】上記の何れの場合も、蒸気排出装置17の
パッキン18が接触する範囲内において、伝熱板29の
分だけ熱容量が増大し、その部分に蓄積される熱により
結露の発生を防止することができる。
【0027】なお、上記の放熱板29をステンレス材と
アルミ材のクラッド材により形成し、伝熱板29を省略
した構成としてもよい。ステンレス材が加わることによ
り、熱容量が増すので伝熱板29と同様の作用をなす。
【0028】
【発明の効果】以上のようにこの発明は、蓋の蒸気排出
装置と対向した放熱板の部分に金属製の伝熱板を設けた
ことにより、該伝熱板の分だけ熱容量が増大し、その伝
熱板に蓄積された熱により該放熱板の部分を加熱し、結
露の発生を防止する。このため、保温時において結露水
が米飯の上に落下することを防止することができる。ま
た、伝熱板は薄い材料であるので、放熱板の厚さを実質
的に増大することがない利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の一部断面図
【図2】(a)同上の一部分解斜視図 (b)(a)図の組み立て状態の断面図
【図3】同上の放熱板の分解斜視図
【図4】(a)同上の放熱板の斜視図 (b)(a)図のb−b線の断面図
【図5】同上の蓋の分解斜視図
【図6】従来例の一部断面図
【符号の説明】
11 本体 12 ヒンジ 13 蓋 14 上蓋 15 中蓋 16 放熱板 17 蒸気排出装置 18 パッキン 19 蒸気通過孔 20 釜 21 蒸気口 22 蒸気キャップ 23 取付け爪 24 バリ 25 孔 26 伝熱パッキン 27 孔 28 両面粘着シート 29 伝熱板 30 孔 31 抜き孔 32 両面粘着シート 33 蓋ヒーター 34 抜き孔 35 アルミ箔 36 突条 37 孔 38 リード線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−201621(JP,A) 特開 平9−285392(JP,A) 特開 平9−224821(JP,A) 特開 平8−187165(JP,A) 特開 平7−163456(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 27/00 103

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放熱板の上面に蓋ヒーターを装着すると
    共に、該放熱板を介して蓋の蒸気排出装置をジャー本体
    内部に連通してなる炊飯ジャーの蓋において、上記放熱
    板上面の上記の蒸気排出装置と対向した部分に金属製の
    伝熱板を固着したことを特徴とする炊飯ジャーの蓋。
  2. 【請求項2】 上記の伝熱板が、上記の放熱板と同一材
    料であることを特徴とする請求項1に記載の炊飯ジャー
    の蓋。
  3. 【請求項3】 上記の放熱板が、ステンレス材等比較的
    熱伝導率の低い材料であることを特徴とする請求項1に
    記載の炊飯ジャーの蓋。
  4. 【請求項4】 上記の放熱板とその上面に固着された伝
    熱板に蒸気通過孔を設け、上記の蒸気排出装置を上記の
    蒸気通過孔の周りに接触させると共に、その接触部分の
    外周に蓋ヒーターの一部を配置したことを特徴とする請
    求項1から3のいずれかに記載の炊飯ジャーの蓋。
  5. 【請求項5】 放熱板の上面に蓋ヒーターを装着すると
    共に、該放熱板を介して蓋の蒸気排出装置をジャー本体
    内部に連通してなる炊飯ジャーの蓋において、上記の放
    熱板を熱伝導率の高い材料と低い材料とのクラッド材に
    より形成したことを特徴とする炊飯ジャーの蓋。
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