JP2001095679A - 炊飯器 - Google Patents

炊飯器

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JP2001095679A
JP2001095679A JP27850999A JP27850999A JP2001095679A JP 2001095679 A JP2001095679 A JP 2001095679A JP 27850999 A JP27850999 A JP 27850999A JP 27850999 A JP27850999 A JP 27850999A JP 2001095679 A JP2001095679 A JP 2001095679A
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heating
pot
rice
heating element
notch
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Hiroyuki Takeishi
浩之 竹石
Kazuya Miyake
一也 三宅
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Toshiba Home Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来と同様の加熱量であっても、より加熱ム
ラのない炊飯加熱を実現する。 【解決手段】 内鍋4の外面にある発熱体9に、複数の
切欠き部11を形成する。発熱体9の電磁誘導加熱時にお
いて、発熱体9に形成した切欠き部11には渦電流が発生
せず、切欠き部11を除く発熱体9の部分にのみ渦電流が
流れ、内鍋4は斜めに加熱される。これにより、内鍋4
の内面に沿って斜めに水流が生じ、従来の縦方向の対流
に対し、横方向の対流が加味されてスムーズかつ活発に
対流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、炊飯時におけるご
飯の炊きムラの低減を図った炊飯器に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般にこの種の炊飯器
は、鍋の外面に磁性体を備え、この磁性体を加熱コイル
により電磁誘導加熱して炊飯を行なう構成となってい
る。そして、炊飯器を用いて炊飯するときには、鍋内に
所定量の米と水を収容し、この鍋を炊飯器本体に収納し
て加熱し、この加熱で鍋内の水を沸騰させる行程を経て
ご飯を炊き上げるわけであるが、その炊き上げの善し悪
しを決める要因として、沸騰初期における加熱ムラがあ
る。
【0003】沸騰初期に鍋に加える加熱量が充分であれ
ば、鍋内の湯の対流で加熱ムラを小さく抑えてふっくら
としたおいしいご飯を炊き上げることができる。しか
し、炊飯量が多くなると、加熱が不足し対流がスムーズ
に起こらず、加熱ムラが生じやすくなる。そしてこの加
熱ムラにより、加熱源に近い鍋底部や鍋側面下部におい
ては、ご飯が柔らかくなりすぎ、加熱源から遠ざかるご
飯の上層部や中層部(特に中層部の中心)はご飯が硬く
なるという炊きムラを生じ、炊き上がりが悪くなる。
【0004】近年においては、蓋体の内側に鍋の開口部
に嵌合する独立した着脱式の内蓋をもたないいわゆる内
蓋レス構造の炊飯器が主流となっているが、この内蓋レ
スの炊飯器は内蓋をもつ炊飯器に比べて、蒸気口からの
オネバ粘液の吹きこぼれが生じやすく、特に沸騰初期に
生じやすく、このため加熱を抑える傾向が強く、より一
層炊きムラが生じやすくなっている。
【0005】さらに近年では、省エネルギーの観点から
消費電力量の低減が叫ばれ、加熱量を必要最小限に抑え
る必要があり、この要因で炊きムラが生じやすくなって
いる。
【0006】このような点から、炊飯中に鍋を回転させ
て内部の湯を強制的に旋回させ、この旋回動作で加熱ム
ラを小さく抑えるような提案がなされているが、構造が
複雑でコストや技術上の問題があり、実用には至ってい
ない。
【0007】また、鍋の内面にディンプル状や亀甲状の
凹凸模様を形成して加熱面積の拡大やその個々の凹凸面
部で小さな対流を発生させて加熱効率の向上を図るよう
にした炊飯器が提案されているが、しかしこのもので
は、鍋内のご飯をしゃもじでよそうときにその凹凸模様
でしゃもじの動きが阻害されてしまい、またその凹凸模
様の凹部にご飯の成分が詰まって清掃性の点で問題が生
じる。
【0008】本発明はこのような点に着目してなされた
もので、加熱量を上げることなく、簡単な構造で沸騰初
期からの鍋内の湯の全体の対流を促進して加熱ムラを抑
え、炊きムラの少ないふっくらとしたおいしいご飯を炊
き上げることができ、またその鍋内のご飯をしゃもじで
容易によそえ、かつ清掃も容易に行なうことができる炊
飯器を提供することをその目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の炊飯
器によれば、磁性体の電磁誘導加熱時において、磁性体
に形成した切欠き部には渦電流が発生せず、切欠き部を
除く磁性体の部分にのみ渦電流が流れるので、鍋は斜め
に加熱される。すると、鍋内では、鍋の内面に沿って斜
めに水流が生じ、従来の切欠き部を形成しない場合の縦
方向の対流に対し、横方向の対流が加味されてスムーズ
かつ活発に対流する。これにより、従来と同様の加熱量
であっても、より加熱ムラのない炊飯加熱が実現し、炊
きムラの少ない全体がふっくらとした美味しいご飯を炊
き上げることができる。また、加熱量を抑えることがで
きるので、吹きこぼれを防止でき、また電力の消費を低
減して省エネルギー化を図ることができる。
【0010】さらに、鍋の内面は凹凸がなく平滑な状態
にあり、炊き上げたご飯をしゃもじで容易によそうこと
ができる。また清掃も容易に行なえ、さらに鍋の内面に
水位目盛線を容易に印刷できる。
【0011】本発明の請求項2の炊飯器によれば、切欠
き部を鍋の側面下部から上方にかけて螺旋状に形成する
と、鍋の内部において、横方向の水流がより強くなり、
渦巻状の水流が生じてさらに加熱ムラが少ない炊飯を実
現でき、炊飯時における炊きムラの低減がなされる。
【0012】本発明の請求項3の炊飯器によれば、切欠
き部において渦電流の発生しない部分と、切欠き部以外
の渦電流の発生する部分との温度差が可及的に大きくな
り、鍋の内部における横方向の対流がより強くなる。よ
ってこの場合も、さらに加熱ムラが少ない炊飯を実現で
き、炊飯時における炊きムラの低減がなされる。
【0013】
【発明の実施形態】以下、本発明における炊飯器の一実
施例について、添付図面を参照しながら説明する。炊飯
器の全体断面図をあらわした図1において、1は機器本
体としての炊飯器本体で、この炊飯器本体1は、ほぼ筒
状の外枠2と、この外枠2の下部開口を覆って設けられ
た底板3とにより外殻が形成されている。また、炊飯器
本体1内には、鍋としての内鍋4を着脱自在に収容する
有底筒状の鍋収容部5が設けられている。鍋収容部5の
上部には、外枠2の上部内周部から垂下させたほぼ筒状
の内枠上部6が設けられる。この内枠上部6は、外枠2
と一体化した例えばPP(ポリプロピレン)などの合成
樹脂で形成される。また、鍋収容部5の下部には、内枠
上部6の下面開口を覆うようにして内枠7が設けられ
る。この内枠7は、例えばPET(ポリエチレンテレフ
タレート)などの合成樹脂で形成される。内枠上部6の
外周囲は、加熱コイルあるいはコードヒータなどの加熱
手段を設けていない。
【0014】米や水などの被炊飯物を収容する有底筒状
の内鍋4は、熱伝導性のよいアルミニウムを主材料とし
た鍋本体8と、この鍋本体8の外面の側面下部から底面
部にかけて接合されたフェライト系ステンレスなどの磁
性金属板よりなる磁性体としての発熱体9とにより構成
される。内鍋4の側面中央から上部に発熱体9を設けな
いのは、内鍋4の軽量化を図るためである。内鍋4の上
部には、外方に折曲するフランジ10が形成され、このフ
ランジ10が鍋収容部5の上部周縁上に載ることにより、
内鍋4が鍋収容部5に対し吊設状態に支持されるように
なっている。
【0015】ここで、図2〜図6も参照して、内鍋4の
構成をさらに詳しく説明する。図2および図3におい
て、内鍋4の発熱体9を設けた部分は底面から見て略円
形をなし、発熱体9の側面下部から上方にかけては、内
鍋4の外底面中心から放射方向に延びる直線に対し、斜
め方向に切欠いた複数の切欠き部11が形成される。この
切欠き部11は内鍋4の側面下部から上方にかけて直線状
に切欠いても、もしくは湾曲した螺旋状に切欠いてもよ
い。本実施例における切欠き部11は、内鍋4を上から見
たときに、反時計回りの方向に円弧を描きながら延びる
ように形成され、その幅は5〜100mm、本数は8〜64
本となっている。各切欠き部11は、互いに均等的に配列
して内鍋4の下部から上方に向かって円弧状に湾曲しな
がら延びることにより、その延び方向側が漸次大きく水
平方向に倒れて傾斜する状態となっている。
【0016】図4に示すように、切欠き部11を形成した
部分には、発熱体9を設けないように構成している。つ
まり、切欠き部11によって発熱体9の存在しない不連続
な部分が、渦形パターンとして内鍋4の外面上に形成さ
れる。図4における切欠き部11は、発熱体9を切欠いて
鍋本体8の外面を露出させている。そして、切欠き部11
の深さは、発熱体9の材厚と同じ0.3〜1.5mmとなって
いる。また、別の変形例である図5においては、切欠き
部11に鍋本体8と同じアルミニウムを埋設し、発熱体9
の外面と切欠き部11の外面とを面一に形成している。さ
らに別の変形例である図6の切欠き部11は、発熱体9を
切欠くとともに、鍋本体8の外面も溝状に凹んでいる。
この図6における切欠き部11の深さは、0.5〜2mmで
ある。図4および図6の切欠き部11は、いずれも内鍋4
の最外面である発熱体9の外面に対し段を形成している
が、このような段は外観が悪く、また角があると種々の
問題を引き起こすので、内鍋4の外面にシリコーン樹脂
系の塗装(図示せず)を施して対処している。
【0017】再度図1に戻って説明すると、前記発熱体
9を形成した内鍋4の側面下部と底面部に対向して、前
記内枠7の外面には加熱手段としての加熱コイル15が配
置される。この加熱コイル15は、発熱体9に形成した切
欠き部11に対向させてある。さらに、内枠7の底部中央
には、前記内鍋4の底面に弾発的に接触してこの底面の
温度を検出する温度センサ16が設けられる。
【0018】炊飯器本体1内で鍋収容部5の外側の空間
部17において、この鍋収容部5の後方の位置には、加熱
コイル15による加熱調節などの制御を行う制御ユニット
18が配設される。制御ユニット18は、各種基板などを装
備したもので、鍋収容部5の外面に近接して位置してい
る。また、制御ユニット18における加熱コイル15に対向
する部分(加熱コイル対向部19)は、アルミニウム板な
どの非磁性金属、またはPET,6PA(ポリアミド
6),PPなどの合成樹脂により形成してある。あるい
は、加熱コイル対向部19は、基板の裏面となるので、U
L5VA,V0(ANSI規格で定められた難燃性合成
樹脂材料)などの材料を使用することもできる。
【0019】さらに、炊飯器本体1内で加熱コイル15を
含む鍋収容部5の側面の外周囲に位置する部位には、電
磁誘導により発熱する材料としての金属板からなる添設
部材としての胴板21が配設される。この胴板21の材料と
しては、鋼板などの磁性金属が好ましい。また胴板21
は、上下方向を軸方向とするほぼ半円筒状となってお
り、鍋収容部5を前方および左右両側方から囲ってい
る。すなわち、胴板21は加熱コイル15の外周囲にあっ
て、制御ユニット18のある鍋収容部5の後方位置を除い
て配設される。そして、制御ユニット18および胴板21
は、鍋収容部5をその上部まで囲むように配設されてい
る。本実施例においては、胴板21の上端は、鍋収容部5
を形成する内枠上部6を一体に形成した外枠2の上壁部
2aの下面(内面)とほぼ同高に位置している。
【0020】さらに、前記炊飯器本体1の上側には、内
鍋4を上側から覆う蓋体26が回動開閉自在に設けられて
いる。
【0021】次に前記の構成について、その作用を説明
する。炊飯時および保温時において、制御ユニット18か
ら加熱コイル15に高周波電流を供給すると、加熱コイル
15から発生する交番磁界によって、加熱コイル15に対向
する内鍋4の発熱体9に渦電流が生じて発熱し、内鍋4
がその側面下部および底面部から加熱される。加熱コイ
ル15による加熱は、温度検出手段である温度センサ16が
検出する内鍋4の温度などに応じて制御される。特に保
温時には、内鍋4を一定温度に保持するように加熱が調
節される。
【0022】炊飯中には、内鍋4の外面に形成した発熱
体9が加熱コイル15による電磁誘導で発熱するが、切欠
き部11には電磁誘導加熱時に渦電流が発生せず、切欠き
部11を除く発熱体9の部位に渦電流が流れてここだけが
発熱する。このように、発熱体9には切欠き部11の配列
による部分的な温度差が生じ、したがって発熱体9によ
り加熱される鍋本体8にも、切欠き部11の配列による部
分的な温度差が生じる。そして切欠き部11は、内鍋4の
底面から側面に向けて反時計回りの方向に円弧を描きな
がら伸びるように渦状に配列しており、このため内鍋4
内の沸騰中の湯は、内鍋4の側面に沿って反時計方向に
旋回しながら上昇する。
【0023】水平移動する物体には、北半球では右向き
に向かおうとするコリオリの力が働く。すなわちこのコ
リオリの力は、慣性系に対して一定の角速度で回転する
座標系において運動する物体に働く慣性力であり、この
コリオリの力が働くことによって、内鍋4の中心部に向
かう湯は右向きの力を受け、より反時計方向に旋回しよ
うとする。内鍋4の中心部に集まった湯はその中心部か
ら下方に流れ、さらに内鍋4の底面から側面に向かって
流れ対流を繰り返す。
【0024】このようにして、内鍋4内の湯は沸騰初期
から従来の縦方向の対流に横方向の対流が加味されてス
ムーズかつ活発に対流し、従って従来と同様の加熱量で
あっても加熱ムラが少なくなり、炊きムラの少ない全体
がふっくらとした美味しいご飯を炊き上げることができ
る。そして加熱量を抑えることができることにより、吹
きこぼれを防止でき、また電力の消費を低減して省エネ
ルギー化を図ることができる。
【0025】一方、内鍋4の内面は凹凸のない平滑な状
態にあり、従って炊き上げたご飯をしゃもじで容易によ
そうことができる。また清掃も容易に行なえ、さらに内
鍋4の内面に水位目盛線を容易に印刷することができ
る。
【0026】また、加熱コイル15に通電されるとき、こ
の加熱コイル15からの磁束により、内鍋4に加えて加熱
コイル15の外周囲にある鋼板からなる胴板21が自己発熱
する。そして、この胴板21によっても鍋収容部5、さら
にはその内部の内鍋4が加熱されるが、胴板21は鍋収容
部5をその上部まで囲っているので、鍋収容部5および
内鍋4の上部をも加熱する。
【0027】制御ユニット18がある鍋収容部5の後側部
では、もとよりある程度の保温性が確保されるが、鍋収
容部5を胴板21により前方および左右両側方から囲った
ので、新たに加熱コイルやヒータなどの加熱手段を追加
することなく、従来は制御ユニット18がなく特に冷えや
すかった部分を含めて、鍋収容部5の周囲の保温性を改
善することができる。したがって、保温時における内鍋
4の内面上部への結露をバランスよく低減でき、この結
露に起因して特に冬場に内鍋4の周囲のご飯がべちゃつ
く現象を緩和できる。
【0028】しかも、胴板21を磁性金属である鋼板製に
したので、胴板21の発熱効率が高くなり、内鍋4周囲の
保温性をより一層向上できる。また、胴板21のない部分
で鍋収容部5を囲う制御ユニット18も胴板21とともに鍋
収容部5の上部まで配設したので、内鍋4の周囲をより
バランスよく保温できる。
【0029】さらに、制御ユニット18における加熱コイ
ル15に対向する部分をアルミニウム板などの非磁性金
属、またはPET,6PA,PPなどの合成樹脂により
形成したので、加熱コイル15の生じる磁界の影響で制御
ユニット18が自己発熱し、制御ユニット18の各種基板に
装着した回路部品や制御素子の信頼性が熱により低下す
るような不具合を防止できる。こうして、構造の簡素
化、この簡素化に伴うコンパクト性、そして省エネルギ
ー性を維持しつつ保温性を向上させることができる炊飯
器を提供できる。
【0030】以上のように本実施例では、鍋である内鍋
4の外面に磁性体としての発熱体9を備え、この発熱体
9を電磁誘導加熱して炊飯を行なう炊飯器において、発
熱体9に複数の斜めに切欠いた切欠き部11を形成してい
る。このようにすると、発熱体9の電磁誘導加熱時にお
いて、発熱体9に形成した切欠き部11には渦電流が発生
せず、切欠き部11を除く発熱体9の部分にのみ渦電流が
流れるので、内鍋4は斜めに加熱される。すると、内鍋
4内では、内鍋4の内面に沿って斜めに水流が生じ、従
来の切欠き部11を形成しない場合の縦方向の対流に対
し、横方向の対流が加味されてスムーズかつ活発に対流
する。これにより、従来と同様の加熱量であっても、よ
り加熱ムラのない炊飯加熱が実現し、炊きムラの少ない
全体がふっくらとした美味しいご飯を炊き上げることが
できる。また、加熱量を抑えることができるので、吹き
こぼれを防止でき、また電力の消費を低減して省エネル
ギー化を図ることができる。
【0031】さらに、内鍋4の内面は凹凸がなく平滑な
状態にあり、炊き上げたご飯をしゃもじで容易によそう
ことができる。また清掃も容易に行なえ、さらに内鍋4
の内面に水位目盛線を容易に印刷できる。
【0032】また本実施例のように、切欠き部11を内鍋
4の側面下部から上方にかけて螺旋状に形成すると、内
鍋4の内部において、横方向の水流がより強くなり、渦
巻状の水流が生じてさらに加熱ムラが少ない炊飯を実現
でき、炊飯時における炊きムラの低減がなされる。
【0033】さらに、切欠き部11に電磁誘導加熱用の加
熱手段である加熱コイル15を対向させると、切欠き部11
において渦電流の発生しない部分と、切欠き部11以外の
渦電流の発生する部分との温度差が可及的に大きくな
り、内鍋4の内部における横方向の対流がより強くな
る。よってこの場合も、さらに加熱ムラが少ない炊飯を
実現でき、炊飯時における炊きムラの低減がなされる。
【0034】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形実施が可能である。
【0035】
【発明の効果】本発明の請求項1の炊飯器によれば、加
熱量を上げることなく、簡単な構造で沸騰初期からの鍋
内の湯の全体の対流を促進して加熱ムラを抑え、炊きム
ラの少ないふっくらとしたおいしいご飯を炊き上げるこ
とができ、またその鍋内のご飯をしゃもじで容易によそ
え、かつ清掃も容易に行なうことができる。
【0036】本発明の請求項2の炊飯器によれば、さら
に加熱ムラが少ない炊飯を実現でき、炊飯時における炊
きムラの低減がなされる。
【0037】本発明の請求項3の炊飯器によれば、さら
に加熱ムラが少ない炊飯を実現でき、炊飯時における炊
きムラの低減がなされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す炊飯器の全体断面図で
ある。
【図2】同上内鍋の側面図である。
【図3】同上内鍋の底面図である。
【図4】同上内鍋の部分断面図である。
【図5】同上別の変形例を示す内鍋の部分断面図であ
る。
【図6】同上さらに別の変形例を示す内鍋の部分断面図
である。
【符号の説明】
4 内鍋(鍋) 9 発熱体(磁性体) 11 切欠き部 15 加熱コイル(加熱手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3K051 AB04 CD43 4B055 AA02 BA37 BA63 CA01 CA71 CB02 CB07 CB27 CB30 DA02 DA03 DB14 FA03 FC06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍋の外面に磁性体を備え、この磁性体を
    電磁誘導加熱して炊飯を行なう炊飯器において、前記磁
    性体に複数の斜めに切欠いた切欠き部を形成したもので
    あることを特徴とする炊飯器。
  2. 【請求項2】 前記切欠き部は前記鍋の側面下部から上
    方にかけて螺旋状に形成したものであることを特徴とす
    る請求項1記載の炊飯器。
  3. 【請求項3】 前記切欠き部は電磁誘導加熱用の加熱手
    段を対向させたものであることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の炊飯器。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010129650A2 (en) * 2009-05-05 2010-11-11 Turnstall Todd B Gas burner boiling pot
WO2015040997A1 (ja) * 2013-09-19 2015-03-26 シャープ株式会社 加熱調理器
WO2017104898A1 (ko) * 2015-12-15 2017-06-22 주식회사 대유위니아 전기 가열 조리기

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