JP3394064B2 - 音響機器 - Google Patents

音響機器

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JP3394064B2
JP3394064B2 JP08255293A JP8255293A JP3394064B2 JP 3394064 B2 JP3394064 B2 JP 3394064B2 JP 08255293 A JP08255293 A JP 08255293A JP 8255293 A JP8255293 A JP 8255293A JP 3394064 B2 JP3394064 B2 JP 3394064B2
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毅 落合
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディスクや磁気テープ
などの記録媒体の駆動が可能な音響機器に関し、特に機
器の操作部と記録媒体の駆動部および/またはチューナ
とが機器本体から着脱自在に設けられた音響機器に関す
る。
【0002】
【従来の技術】ディスクや磁気テープなどの記録媒体に
対する再生さらには記録が可能な音響機器のうち特に車
載用の音響機器は、これまで機器全体が自動車内に固定
されるものが主流であった。しかしながら、自動車犯罪
の増加に伴って今日では機器全体を車内から取り外しで
きるものが要求されるようになってきた。機器全体を車
室内から取り外せる構造であれば、長い時間自動車から
離れるような場合であっても、機器全体を取り外して安
全な場所に保管することができ、盗難などによる被害を
未然に防止することができる。
【0003】ところが、この構造では、機器全体を取り
外し且つ取り付ける操作が煩雑であり、また機器全体を
持ち運ぶのが大変な作業である。この点に着目して、図
8に示すように、自動車の車室内のコンソールパネル
(図示しない)などに取り付けられる機器本体1から操
作部2のみを着脱できる構造のものが実用化されてきて
いる。この操作部2の化粧面2aには、機器全体を操作
する電源スイッチ2bや各種情報が表示される表示部2
c、および操作スイッチ群2dなどが設けられているた
め、この操作部2が機器本体1のノーズ1aから取り外
されると機器全体を作動させることができなくなる。よ
って、自動車から離れるときに、この操作部2を取り外
せば、機器全体として使用不能なものとなり、機器本体
1の盗難を未然に防止することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
音響機器では、コンパクトディスクCDなどを駆動する
機構および放送受信用のチューナなどが機器本体1内に
設けられるものであるため、機器本体1から取り外され
た操作部2は単体では何の機能も有しない。したがっ
て、自動車から離れるときに、操作部2は単に携帯の邪
魔になるだけであった。また、コンパクトディスクCD
の駆動機構やチューナなどは、車室内に設置された機器
本体1内に残されることになるため、操作部2が外され
ている状態で、ディスク挿入口から異物が挿入され、あ
るいはディスク挿入口から内部機構が破壊される心配が
ある。
【0005】そこで本発明は、機器本体の盗難を防止で
き且つ記録媒体の駆動部を常に保護できるだけでなく、
機器本体から取り外した部分により、記録媒体の再生や
放送の受信などができるようにした音響機器の提供を目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による音響機器
は、スピーカに接続可能またはスピーカを内蔵した機器
本体と、この機器本体に設けられた挿入孔に着脱自在な
分離体とが設けられ、この分離体は、記録媒体の駆動部
が内蔵されると共に前記挿入孔に挿入される本体部と、
前記駆動部を操作すると共に前記本体部から立ち上がる
起立位置と前記本体部に設けられた凹部に収納される収
納位置との間を回動自在に支持された操作パネルと、を
有しており、前記分離体は、前記操作パネルが前記起立
位置にあるときに前記挿入孔に着脱可能であると共に、
前記挿入孔から引き出されているときに前記操作パネル
が前記収納位置に回動可能であることを特徴とするもの
である。また本発明は、スピーカに接続可能またはスピ
ーカを内蔵した機器本体と、この機器本体に設けられた
挿入孔に着脱自在な分離体とが設けられ、この分離体
は、放送受信用のチューナが内蔵されると共に前記挿入
孔に挿入される本体部と、前記チューナを操作すると共
に前記本体部から立ち上がる起立位置と前記本体部に設
けられた凹部に収納される収納位置との間を回動自在に
支持された操作パネルと、を有しており、前記分離体
は、前記操作パネルが前記起立位置にあるときに前記挿
入孔に着脱可能であると共に、前記挿入孔から引き出さ
れているときに前記操作パネルが前記収納位置に回動可
能であることを特徴とするものである。
【0007】また上記手段において、機器本体と分離体
にそれぞれ外部放送を受信するチューナを内蔵し、且つ
両チューナの受信出力を選択するチューナ選択部を設け
てダイバーシティ方式の受信装置を構成することも可能
である。
【0008】
【作用】上記手段では、機器本体に分離体が装着されて
いるときには、スピーカから記録媒体の再生出力または
放送受信出力を発生できる設置式の音響機器となる。ま
た分離体を機器本体から外すと分離体側に操作部が設け
られているため、機器全体の操作は不能になり、機器本
体の盗難を防止できるようにもなる。また分離体には操
作部のみならず、記録媒体の駆動部またはチューナが設
けられているので、この分離体を独立した音響機器とし
て使用することができ、例えばこの分離部を他の機器と
接続して使用したり、あるいは分離体を携帯用の音響機
器として使用することが可能になる。
【0009】また分離体と機器本体の双方にチューナが
内蔵されているため、分離体単体にて受信機として機能
させることができるのみならず、分離体が機器本体に装
着された状態で2つのチューナからの受信出力を選択す
るダイバーシティ方式の受信装置を構成できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例として車載用音響機器を
示す外観斜視図、図2は図1に示す機器本体から分離ユ
ニットを引き出す状態を示す斜視図、図3は図2にてA
で示す部分の拡大分解詳細図、図4は図2などに示す分
離ユニットを示すもので、操作パネルを起立させた状態
を示す斜視図、図5は分離ユニットの背面側を示すもの
で、操作パネルを閉じた状態を示す斜視図、図6は機器
本体だけを示す外観斜視図である。この車載用音響機器
は、記録媒体の一例としていわゆるミニディスク(M
D)の再生または再生と記録動作が可能であり、さらに
FM・AM放送などの受信が可能となっているものであ
る。
【0011】図1と図2に示すように、この音響機器
は、自動車の車室内のコンソールパネル(図示しない)
に取り付けられる機器本体10と、この機器本体10の
前部10aから取り出し可能な分離ユニット50とを備
えている。図2に示すようように、上記分離ユニット5
0は、本体部51と操作パネル52とを有している。分
離ユニット50が機器本体10に装着されるときは、本
体部51が機器本体10の前部10aに開口する挿入孔
11内に挿入される。同じく分離ユニット50が機器本
体10に装着された状態では、機器本体10の前部10
aに固定されている部分ノーズ部12の化粧面12aと
前記操作パネル52の前面とが、図1に示すようにほぼ
連続した化粧外観を呈するようになる。
【0012】分離ユニット50の本体部51の前面は、
図4に示すように操作パネル52の前面に連続する化粧
面51aとなっており、この化粧面51aの図示中央部
分から右側部分にかけて、ミニディスクMDの挿入孔5
3が形成されている。また化粧面51aには、前記挿入
孔53の左側に位置する音量増減調整用の調整スイッチ
群54が、また挿入孔53の上側に位置するチューナ設
定用などのスイッチ群55が設けられている。分離ユニ
ット50の操作パネル52は、図4に示すように本体部
51から立ち上がった姿勢と、図5に示すように本体部
51に倒された収納姿勢とに回動自在である。
【0013】図3に示すように、操作パネル52の両下
端部には、端面形状が円弧状の支持部52fがそれぞれ
突出して形成され、この支持部52fの内面には軸52
gがそれぞれ対向するように突出形成されている。一
方、本体部51の化粧面51aの背面側にはパネル支持
部51gが突出して形成され、このパネル支持部51g
の両端面には、円形溝の切欠部51hが形成されてい
る。この切欠部51hの側面に、軸受51iが形成さ
れ、この軸受51iに前記軸52gが回動自在に挿入さ
れている。また、操作パネル52の支持部52fには段
差部52hが形成され、操作パネル52を図4に示すよ
うに所定角度だけ起立させたときに、段差部52hが本
体部51のパネル支持部51gの上面に当接して、操作
パネル52の起立角度が設定されるようになっている。
以上の支持構造により、操作パネル52は、図4に示す
起立位置(イ)と図5に示す収納位置(ロ)との間で回
動できる。
【0014】図2と図4に示すように、操作パネル52
の前面52aの左端部近傍には、電源スイッチ52bと
ディスプレイスイッチ52cが設けられている。また、
この前面52aのほぼ中央部分には、選曲データ、内蔵
されたAM/FMチューナの選択周波数などを表示する
液晶パネルからなるディスプレイ52dが設けられてい
る。ディスプレイ52dの右側には、ミニディスクMD
に記録された複数の曲データの早送り、早戻し、ストッ
プ、停止や録音スイッチなどからなる操作スイッチ群5
2eが設けられている。
【0015】上記電源スイッチ52bは、分離ユニット
50が機器本体10に装着されているときには、この分
離ユニット50側の電源回路とともに機器本体10側の
電源回路をON/OFFできるようになる。また、分離
ユニット50が機器本体10から取り外されているとき
には、機器本体10側の電源回路は操作できなくなる。
また外された状態の分離ユニット50には充電式などの
内部電源が必要に応じて収納され、あるいは分離ユニッ
ト50に、外部から電力がケーブル供給できるようにな
っている。このように分離ユニット50単体に電源が供
給できる状態になっているときには、前記電源スイッチ
52bにて分離ユニット50の電源回路のみをON/O
FFできるようになっている。
【0016】本体部51の上面には、収納凹部51cが
形成されており、操作パネル52が図5に示す収納位置
(ロ)に回動させられると、操作パネル52が収納凹部
51c内に収納され、このとき操作パネル52の前面5
2aが本体部51の上面51bとほぼ同一面となる。ま
た、図4に示すように、本体部51の一方の側面51j
にはヘッドホン(図示しない)のプラグが挿入されるジ
ャック51dが設けられている。また必要に応じて機器
本体10以外の他の音響機器と接続できる接続ジャック
や、前述した電力供給用のケーブルが接続されるジャッ
クなどが設けられている。
【0017】図5に示すように分離ユニット50の背面
51eには、機器本体10側に設けられたコネクタ10
b(図6に示す)と接続されるコネクタ51fが設けら
れている。分離ユニット50が機器本体10に装着され
た状態では、コネクタ51fと10bとを介して分離ユ
ニット50からの操作信号が機器本体10側に伝達さ
れ、機器本体10側からの各種信号や電力などが分離ユ
ニット50側に伝達される。また図5に示すように分離
ユニット50の本体部51内には、内部機構および回路
部60が収納されている。図7に示すように、この内部
機構および回路部60は、ミニディスクMDの駆動部4
6、AM/FMチューナ44および内蔵アンテナAN
(1)およびヘッドホン用のアンプ45などを有してい
る。また、分離ユニット50が機器本体10に装着され
たときには、AM/FMチューナ44が車体に設けられ
た外部アンテナ(3)に接続され、AM/FMチューナ
44内の切換部によりアンテナ入力が外部アンテナ
(3)に切換えられる。
【0018】次に、機器本体10について主に図6を参
照して説明する。同図に示すように機器本体10の前部
10aの中央部分から左側にかけては、上記分離ユニッ
ト50の本体部51が挿入される挿入孔11が形成さ
れ、その右側にはこの機器本体10側に固定された部分
ノーズ部12が設けられている。上記挿入孔11の内周
面形状は、分離ユニット50の本体部51の側面形状に
対応して挿抜自在となるように形成されいる。また前部
10aの挿入孔11の上面にはプレート10cが設けら
れており、これには例えば「SECURITY」などの
文字が表示されている。分離ユニット50が機器本体1
0から外されているときには、上記プレート10cの文
字が現れ、分離ユニット50の本体部51が挿入孔11
に挿入されたときには、起立姿勢(イ)の操作パネル5
2の背面が前部10aに密着し、前記プレート10cが
隠れる。なお分離ユニット50が機器本体10から抜か
れたときに前記挿入孔11を閉鎖する扉体を設けてもよ
い。
【0019】分離ユニット50は、機器本体10に挿入
された状態で、図示しないロック機構によりロックされ
る構造になっており。部分ノーズ部12の化粧面12a
には、機器本体10と分離ユニット50とのロックを解
除するリリーススイッチ12cが設けられている。また
化粧面12aには、他の操作スイッチ12d、さらには
液晶などの表示部12bが設けられている。上記操作ス
イッチ12dは、分離ユニット50が機器本体10に装
着されているときにのみ、操作が可能となるものであ
り、例えば自動車に搭載されたディスクチェンジャと分
離ユニット50内のMD駆動部46(図7参照)との切
換選択スイッチ、ディスクチェンジャの選曲スイッチな
どである。また表示部12bも分離ユニット50が装着
されているときにのみ動作するものであり、時計表示
や、ディスクチェンジャの駆動表示、チェンジャの選曲
表示などが現れる。
【0020】上述のように、この実施例では、分離ユニ
ット50が機器本体10に装着されている場合にのみ電
源スイッチ52bが機能し、分離ユニット50と機器本
体10の電源回路とが同時に動作できるようになること
を想定しているが、分離ユニット50が取り外されてい
るときに、機器本体10側および車体側に残っている機
能のみを単独で操作できるようにしてもよい。この場合
には部分ノーズ部12に機器本体10の電源回路のみを
操作できる電源スイッチが設けられる。このように構成
することにより、分離ユニット50が取り外されている
ときに、車体に設けられたディスクチェンジャを部分ノ
ーズ部12の操作スイッチ12dにより操作できるよう
になり、また機器本体10に設けられたAM/FMチュ
ーナ40(図7参照)を単独で操作できる。この場合
に、ディスクチェンジャの駆動情報や上記チューナ40
の選局情報が表示部12bに表示される。
【0021】また機器本体10の上記挿入孔11の奥部
であって分離ユニット50の本体部51の背面51eに
対向する位置には、分離ユニット50の背面51eに設
けられたコネクタ51fに接続されるコネクタ10bが
取り付けられている。また、このコネクタ10bの右側
には、前述の機器本体10と分離ユニット50とのロッ
ク機構部13が設けられている。なおこのロック機構部
13には、ロックが解除された分離ユニット50を挿入
孔11からやや前方へ押し出す付勢機構が設けられる。
また図6に示すように、機器本体10内には分離ユニッ
ト50の本体部51と干渉しない領域に回路部70が設
けられている。
【0022】図7は、前記分離ユニット50に搭載され
た内部機構および回路部60と、機器本体の回路部70
との関係を示すブロック図である。前述のように、分離
ユニット50内の内部機構および回路部60には、内蔵
アンテナAN(1)とAM/FMチューナ44、ヘッド
ホン用アンプ45、およびMD駆動部46が設けられ
る。なお、前述の電源回路および内蔵電源などは省略し
ている。またAM/FMチューナ44は前記コネクタ1
0bと51fにより車体の外部アンテナ(3)に接続さ
れる。
【0023】機器本体10内の回路部70には、車体に
取付けられる外部アンテナAN(2)が接続されたAM
/FMチューナ40と、このAM/FMチューナ40と
分離ユニット50側のAM/FMチューナ44とを択一
的に切り換えるチューナ選択部42と、このチューナ選
択部42からの出力信号を増幅するアンプ43とが設け
られている。このアンプ43の出力が、車室内に取り付
けられたスピーカ47が送られる。なお、機器本体10
側の電源回路も省略している。上記チューナ選択部42
は、分離ユニット50が機器本体10に装着されている
ときにダイバーシティ方式の受信を可能とするものであ
り、AM/FMチューナ40と44のいずれかの受信感
度の良好な方を選択する機能を備えたものである。な
お、上記分離ユニット50のAM/FMチューナ44と
チューナ選択部42も、前記コネクタ10bと51fと
を介して接続される。
【0024】以上の構造を備えた音響機器の動作につい
て説明する。この実施例では、分離ユニット50が機器
本体10に装着されているときにだけ、電源スイッチ5
2bによる電源回路の操作と、分離ユニット50の本体
部51の化粧面51aおよび操作パネル52の前面52
aに設けられている各種スイッチの操作、さらには機器
本体10側の部分ノーズ部12に設けられた各種スイッ
チの操作が有効となる。
【0025】すなわち、この装着時に分離ユニット50
の挿入孔53から挿入されてMD駆動部46に装填され
たミニディスクMDの駆動、音楽データなどの再生,記
録などが操作できるようになる。このMD駆動部46の
再生出力は、ヘッドホン用アンプ45により音楽情報と
して復調再生され、さらにAM/FMチューナ44によ
り、所定の周波数のFM信号に変換され、チューナ選択
部42により常にAM/FMチューナ44が選択され、
アンプ43を介してスピーカ47から出力される。ある
いはヘッドホン用アンプ45からのミニディスクMDの
再生復調出力がコネクタ10bと51fを介してアンプ
43に直接与えられてもよい。
【0026】また分離ユニット50が装着された状態
で、分離ユニット50内のAM/FMチューナ44と機
器本体10側のAM/FMチューナ40の双方が使用で
きる状態となる。このとき、機器本体10側に内蔵され
たチューナ選択部42によって両AM/FMチューナ4
4と40のいずれか受信感度の高い方のAM/FMチュ
ーナが随時選択され、この選択されたAM/FMチュー
ナ44または40の出力がアンプ43により増幅され車
室内に設置されたスピーカ47により出力される。この
ダイバーシティ方式により、常に良好な受信状態を確保
することができる。
【0027】自動車から離れる場合には、機器本体10
から分離ユニット50を取り外す。すなわち、機器本体
10の部分ノーズ部12に設けられたリリーススイッチ
12cを操作すると上記ロック機構部13によるロック
が外れ、分離ユニット50の本体部51の背面51eが
図1に示すB1方向に押し出される。これにより、機器
本体10に装着されている分離ユニット50のコネクタ
51fと機器本体10側のコネクタ10bとの接続状態
が解除される。そして途中まで排出された分離ユニット
50を手動でさらにB1方向に引き抜く。なお、分離ユ
ニット50が機器本体10から取り外されるとき、機器
本体10側および分離ユニット50の電源回路がONで
ある場合にはリリーススイッチ12cの操作により、両
電源回路は自動的に電源OFF状態となる。
【0028】抜き出した分離ユニット50は、操作パネ
ル52を図5に(ロ)で示すように折り畳むことによっ
て携帯性を向上させることができ、この(ロ)に示す収
納位置であっても操作パネル52の前面52aに設けら
れた各スイッチを操作することができる。分離ユニット
50の本体部51に内蔵電源が設けられている場合に
は、分離状態で電源スイッチ52bを入れると、MD駆
動部46が動作可能となり、携帯した状態でミニディス
クMDの再生などを行なうことができる。また、内蔵さ
れたAM/FMチューナ44によってラジオ放送などを
受信することができ、この場合に、図4に示すジャック
51dにヘッドホンを接続し、ヘッドホン式ステレオプ
レーヤとして機能する。または、分離ユニット50を家
庭内などの他の音響機器に接続し、外部からケーブルに
て電源を分離ユニット50に与えることにより、他の音
響機器の付属ユニットとしても機能できる。
【0029】前述のように、分離ユニット50が取り外
された状態で、機器本体10側は操作不能になる。ただ
し前述のように、分離ユニット50が取り外された状態
で、機器本体10側のチューナ40や、車体に搭載され
たディスクチェンジャを、部分ノーズ部12に設けた操
作スイッチにより操作できるようにしてもよい。このよ
うに、上述した音響機器であれば、分離ユニット50を
機器本体10から取り外せば、この機器本体10側を操
作することができない。これにより、盗難を未然に防止
することができる。一方、機器本体10から取り外した
分離ユニット50には、MD駆動部46やAM/FMチ
ューナ44などが内蔵されているので、ラジオ放送やミ
ニディスクMDに記録された音楽データなどを再生する
ことができる。従って、従来では自動車から離れている
ときにミニディスクMDに納められた曲などやラジオ放
送を聴きたい場合には、別に携帯用の音響機器やラジオ
受信器をそれぞれ購入しなければならなかったが、本実
施例では兼用することが可能になる。
【0030】さらに、操作パネル52は折り畳むことが
できるために、本体の厚みを薄くすることができ、これ
により携帯性を向上させることができる。なお、上記実
施例では機器本体が自動車の車室内のコンソールパネル
に取り付けられる車載用のものについて説明したが、家
庭内に載置する音響機器であっても同様に適用すること
ができる。この場合、機器本体は、外部スピーカに接続
されるものであってもよいし、スピーカ内蔵式のもので
あってもよい。さらに、上記実施例ではミニディスクを
例として説明したが、使用される記録媒体としてはアナ
ログやデジタル式の磁気テープ、コンパクトディスクな
どであってもよい。
【0031】
【発明の効果】請求項1と2に記載した発明では、機器
本体から、記録媒体の駆動部またはチューナと操作部と
を有する分離ユニットが分離できるので、この分離ユニ
ットから直接音楽情報などを得ることができる。また車
載用の場合には、車内に残る機器本体の盗難を防止でき
る。さらに記録媒体の駆動部などが機器本体側に残らな
いため、車内においてこの駆動部が破損させられること
も防止できる。また機器本体から取り外した分離ユニッ
トの操作パネルを、本体部の凹部内に入り込むように折
り畳むことができるために、分離ユニットの厚みを薄く
することができ、これにより携帯性を向上させることが
できる。
【0032】請求項3に記載した発明では、分離ユニッ
トと機器本体の双方に設けられたチューナの出力を選択
することによりダイバーシティ方式の受信装置として機
能できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】音響機器の一実施例としての車載用の音響機器
の外観斜視図。
【図2】図1に示す音響機器から分離ユニットを引き出
した状態を示す斜視図。
【図3】図2にAで示す部分の拡大分解詳細図。
【図4】図2などに示す分離ユニットだけを示すもの
で、操作パネルを起立させた状態を示す斜視図。
【図5】図4などに示す分離ユニットの背面側を示すも
ので、操作パネルを閉じた状態を示す斜視図。
【図6】図1などに示す機器本体だけを示す外観斜視
図。
【図7】内蔵された機構部ならびに回路部の構成を示す
ブロック図。
【図8】従来の車載用の音響機器を示す分解斜視図。
【符号の説明】 10 機器本体 10a 前部 11 挿入孔 12 部分ノーズ部 13 ロック機構部 40,44 AM/FMチューナ 42 チューナ選択部 43 アンプ 45 ヘッドホン用アンプ 46 MD駆動部 50 分離ユニット 52 操作パネル MD ミニディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 落合 毅 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 アルパイン株式会社内 (72)発明者 浅野 通直 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 アルパイン株式会社内 (72)発明者 萩原 秀邦 東京都品川区西五反田1丁目1番8号 アルパイン株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−195882(JP,A) 特開 平4−341021(JP,A) 特開 平3−265229(JP,A) 特開 昭58−150103(JP,A) 特開 昭64−74831(JP,A) 実開 昭58−30901(JP,U) 実開 昭58−25083(JP,U) 実開 昭57−102098(JP,U) 実公 昭40−25459(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 33/02 G11B 33/06 G11B 31/00 G11B 33/12 H04B 1/08 H05K 5/00 - 5/06

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スピーカに接続可能またはスピーカを内
    蔵した機器本体と、この機器本体に設けられた挿入孔に
    着脱自在な分離体とが設けられ、 この分離体は、記録媒体の駆動部が内蔵されると共に前
    記挿入孔に挿入される本体部と、前記駆動部を操作する
    と共に前記本体部から立ち上がる起立位置と前記本体部
    に設けられた凹部に収納される収納位置との間を回動自
    在に支持された操作パネルと、を有しており、 前記分離体は、前記操作パネルが前記起立位置にあると
    きに前記挿入孔に着脱可能であると共に、前記挿入孔か
    ら引き出されているときに前記操作パネルが前記 収納位
    置に回動可能であることを特徴とする音響機器。
  2. 【請求項2】 スピーカに接続可能またはスピーカを内
    蔵した機器本体と、この機器本体に設けられた挿入孔に
    着脱自在な分離体とが設けられ、 この分離体は、放送受信用のチューナが内蔵されると共
    に前記挿入孔に挿入される本体部と、前記チューナを操
    作すると共に前記本体部から立ち上がる起立位置と前記
    本体部に設けられた凹部に収納される収納位置との間を
    回動自在に支持された操作パネルと、を有しており、 前記分離体は、前記操作パネルが前記起立位置にあると
    きに前記挿入孔に着脱可能であると共に、前記挿入孔か
    ら引き出されているときに前記操作パネルが前記 収納位
    置に回動可能であることを特徴とする音響機器。
  3. 【請求項3】 機器本体にも別のチューナが設けられ、
    且つ両チューナの受信出力を選択するチューナ選択部が
    設けられている請求項2に記載の音響機器。
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