JP3393704B2 - 扉用ハンドル - Google Patents

扉用ハンドル

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JP3393704B2
JP3393704B2 JP10944494A JP10944494A JP3393704B2 JP 3393704 B2 JP3393704 B2 JP 3393704B2 JP 10944494 A JP10944494 A JP 10944494A JP 10944494 A JP10944494 A JP 10944494A JP 3393704 B2 JP3393704 B2 JP 3393704B2
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Inventor
嘉都矢 鴨沢
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株式会社ホシモト
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は、筐体などの扉に取り付
けられる扉用ハンドルに係り、特に簡単な構造で取手の
回転方向を規制することのできる扉用ハンドルに関す
る。 【0002】 【従来の技術】筐体などに取り付けられる扉には右開き
の扉と左開きの扉とがあり、扉用ハンドルも右用のハン
ドルと左用のハンドルとは取手の回転方向が異なる。こ
のため従来はそれ専用の扉用ハンドルを製造して取り付
けていた。 【0003】しかしながらこのような従来の扉用ハンド
ルの構造によると、部品点数が増えコスト高になるとい
う問題があった。この問題を解決する提案としては実開
平4−119576号公報に記載されたもの等が公知で
ある。図6乃至図8にこの提案の一例の構成を示す。受
座1は長円形の板部1aと円筒状の筒部1bとが一体と
なって構成されており、中心に貫通孔1cが形成されて
いる。一方、ハンドル本体2は丸棒状の軸部2aと、軸
部2aの一端に直角方向に一体に設けられた取手2bと
から構成されており、ハンドル本体2の軸部2aが受座
1の貫通孔1c内に回転自在に挿入され、挿入後軸部2
aの先端に図示しない止金が固定される。 【0004】ハンドル本体2の取手2bの基部の受座1
と対向する面には、軸部2aの外周下部の位置に2個の
ピン挿入孔3a,3bが形成されており、ピン挿入孔3
a,3bは軸部2aの中心軸に対して約90度の間隔と
なっている。そしてピン挿入孔3a,3bのいずれか一
方に、円柱状の回転角度規制用のピン4が選択的に挿入
され、ネジ固定されるようになっている。 【0005】一方、受座1の板部1aの取手2bと対向
する面には、ピン4の先端が摺動自在に係合する溝部5
が形成されている。溝部5は筒部1bの貫通孔1cの中
心軸を中心として円弧状に形成されており、ピン4を介
して軸部2aが約90度だけ回転することができる構造
となっている。 【0006】上記のように構成された扉用ハンドルにお
いて、図8に示す左側のピン挿入孔3aにピン4を挿入
した場合には、取手2bが垂直方向の状態でピン4が図
7に示す受座1の溝部5の右端にあり、取手2bは図7
における時計方向にのみ回転可能となる。同様に図8に
示す右側のピン挿入孔3bにピン4を挿入した場合に
は、取手2bが垂直方向の状態でピン4が図7に示す受
座1の溝部5の左端にあり、取手2bは図7における反
時計方向にのみ回転可能となる。このように取手2bの
回転方向を右側と左側とに変更することができ、右開き
用の扉または左開き用の扉に取り付けて、止金による鎖
錠を解除することができる。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように構成された従来の扉用ハンドルによると、取手2
bの回転方向を右側と左側とに変更するときに、ピン4
を一たん一方のピン挿入孔3から取り外し他方のピン挿
入孔に挿入しなければならず、そのためにドライバなど
の工具が必要なこともあって操作が面倒であり、しかも
ピン4を紛失するおそれがあった。 【0008】また、ピン4をネジ固定せずにピン挿入孔
3に挿入するだけにすることもできるが、この場合2個
のピン挿入孔3の内径の誤差をなくすことは製作上困難
であり、しかも受座1側に形成された溝部5の左右側の
長さのバラツキも加わるため、回転角度規制値の誤差が
大きくなるおそれもあった。さらにピン4をピン挿入孔
3にネジ固定または挿入するいずれの場合でも、何らか
の原因でピン4が曲った場合には、ピン4の先端が常に
同じ位置にならず、回転角度規制値が変化するという問
題もあった。 【0009】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
もので、簡単な操作で右開き用の扉にも左開き用の扉に
も使用することができ、しかも回転角度規制値のバラツ
キ巾を従来より小さくできる、製造が容易で安価な扉用
ハンドルを提供することを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】記目的を達成するため
に、本発明の扉用ハンドルは、扉に固定される板部と貫
通孔とを備えた受座と、前記受座の貫通孔に回動可能に
挿通結合される軸部と取手とを備えたハンドル本体とか
らなる扉用ハンドルにおいて、前記ハンドル本体と受座
との結合に際しての対向面の一部に、それぞれ対応する
ように円弧状に形成した長溝からなる第1の溝部と第2
の溝部とを設け前記第2の溝部の中心位置にピン挿入
孔を設けると共に、前記ピン挿入孔および前記各溝部に
それぞれ嵌合するクランク形状のストッパピンを設け
前記ストッパピンの一端部を前記第2の溝部のピン挿入
孔に嵌入すると共に、前記ストッパピンのピン本体を前
記第2の溝部の円弧状に形成した長溝のいずれか一端側
に偏って位置するように位置決めしさらに嵌合前記ス
トッパピンの他端部を前記第1の溝部の円弧状に形成し
た長溝に嵌合することにより、ハンドル本体の回転方向
を規制し得るように構成したことを特徴とする。 【0011】 【0012】 【作用】記構成からなる本発明の扉用ハンドルにおい
ては、クランク形状のストッパピンは、その一端部が常
に第2の溝部のピン挿入孔に挿入されており、右開き用
の扉と左開き用の扉とに、それぞれ変更して使用すると
きには、前記ストッパピンの一端部をピン挿入孔に挿入
されたまま、その一端部を中心として180°回動さ
せ、第2の溝部のいずれか一端側に偏って嵌合位置決め
し、前記ストッパピンの他端部を第1の溝部に嵌合すれ
ばよい。 【0013】また、本発明の扉用ハンドルにおいては
クランク形状のストッパピンは、1個のピン挿入孔に挿
入された一端部を中心として回動し、他端の回転角度
規制することができるので、精度の良い角度規制を行う
ことができる。さらに、ストッパピンの一端部の少なく
とも一部を、常にピン挿入孔に挿入保持しておくこと
できるので、ストッパピンを紛失する惧れ少なくする
ことができる。 【0014】 【実施例】以下、本発明の扉用ハンドルの一実施例を図
面を参照して説明する。 【0015】図1乃至図5に本発明の一実施例の構成を
示す。これらの図において、図6乃至図8に示す従来例
の部分に対応する部分には同一の符号を付してあり、そ
の説明は適宜省略する。本実施例の特徴はストッパ11
の形状と受座1への取付構造にある。 【0016】ハンドル本体2の取手2bの基部の受座1
と対向する面には、軸部2aの外周下部の位置に第1の
溝部12が形成されている。溝部12は軸部2aの中心
軸を中心として円弧状に所定の長さ、幅及び深さで形成
されている。一方、受座1の板部1aの取手2bと対向
する面には、幅方向の中心に1個のピン挿入孔13が所
定の深さで形成されている。また同じ面には貫通孔1c
の中心軸を中心とした円弧状の第2の溝部14が形成さ
れており、第2の溝部14の内側及び外側の曲率半径は
第1の溝部12の内側及び外側の曲率半径にそれぞれ等
しくなっている。さらピン挿入孔13は第2の溝部14
の中心に位置している。 【0017】図4および図5は、本実施例で使用される
ストッパピン11の構成を示すものである。ストッパ
11は丸棒状のクランク形状からなるピン本体11
aと、このピン本体11aの両端においてそれぞれ偏心
軸として突出するピン端部11b、11cとから構成さ
れている。すなわち、ピン端部11b、11cは、ピン
本体11aに対して相互に反対側に突出しており、一方
のピン端部11bを受座1のピン挿入孔13に挿入した
とき、ピン本体11aがピン挿入孔13に対して右側ま
たは左側の第2の溝部14に嵌合し、位置決め保持され
るように構成されている。この状態でハンドル本体2の
軸部2aを受1の貫通孔1cに挿入して、受1にハ
ンドル本体2を取り付けたとき、ストッパピン11の他
方のピン端部11cは、ハンドル本体2に形成された第
1の溝部12に合する。 【0018】次に、前記構成からなる本実施例の扉用ハ
ンドルの作用を説明する。図2に示すピン挿入孔13
ストッパピン11の一方のピン端部11bを挿入
し、ピン本体11aを第2の溝部14の右側に嵌合位置
決めすると、ストッパピン11の他方のピン端部11c
は、第2の溝部14の右端に位置する。従ってハンド
ル本体2を受座1に取り付けたとき、ストッパピン11
の他方のピン端部11cは、図3に示すように取手2
bが垂直方向の状態で、ハンドル本体2の第1の溝部1
2の左端にあり、取手2bは図3における時計方向にの
み回転可能となる。また、ストッパピン11の一方のピ
端部11bを、ピン挿入孔13に挿入したままピン
体11aを第2の溝部14から外し、一方のピン端部
1bを回転中心として回転させて、図2に示す第2の溝
部14の左側に嵌合位置決めすると、前記の場合と同様
して、ストッパピン11の他方のピン端部11cは、
第2の溝部14の左端に位置し、図3に示すように、ハ
ンドル本体2の第1の溝部12の右端にあり、取手2b
は図3における反時計方向にのみ回転可能となる。 【0019】このようにして、本実施例の扉用ハンドル
によれば、ストッパピン11の一端におけるピン端部
1bを受座1に形成された1個のピン挿入孔13に挿
入し、このピン端部11bを中心としてストッパピン
1を回転させて、第2の溝部14に嵌合させることによ
り、取手2bの回転方向を右側また左側に変更する
とができるものであるから、回転角度の規制を精度良く
行うことができる。またピン挿入孔13の深さを
2の溝部14の深さより深くし、ピン端部11bを長く
することにより、ストッパピン11を受座1から取り外
すことなく回転させることができ、ストッパピン11の
紛失の惧れを少なくすることができる。なお、図2に示
す受座1の第2の溝部14の下縁部分14aの高さを低
くし、第2の溝部14の底面のレベルとほぼ等しくする
ことにより、ストッパピン11の一方のピン端部11b
を、ピン挿入孔13に挿入したままで回転させることも
できる。 【0020】前述した実施例においてピン挿入孔1
3の両側に第2の溝部14を延在形成し、ストッパピン
11を第2の溝部14のいずれか一方の側に嵌合位置決
めする場合について説明したが、ピン挿入孔13の入口
部を角孔としストッパピン11の一方のピン端部11
bの基部を角柱状として、嵌合によって位置決めするよ
うに構成することもできる。またピン挿入孔13およ
び第2の溝部14を、ハンドル本体2側に形成し、第1
の溝部12を受座1側に形成してもよい。 【0021】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の扉用ハン
ドルによれば、受座とハンドル本体との対向面のいずれ
か一方の面に、ストッパピンの一方のピン端部が着脱可
能に挿入される1個のピン挿入孔を形成し、他方の面に
ストッパピンの他方のピン端部が摺動自在に係合する溝
部を形成したことにより、簡単な操作で右開き用の扉に
左開き用の扉にも変更可能に使用することができ、
しかもハンドルの回転角度範囲を精度良く規制すること
ができ、さらにストッパピンの紛失の可能性を少なくす
ることができる等、多くの優れた利点が得られる
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係る扉用ハンドルの一実施例における
受座とハンドル本体の構成を示す縦断面図である。 【図2】図1に示す受座のA矢視図である。 【図3】図1に示すハンドル本体のB矢視図である。 【図4】本発明に係る扉用ハンドルに使用するストッパ
ピンの構成を示す平面図である。 【図5】図4に示すストッパピンの側面図である。 【図6】従来の扉用ハンドルの受座とハンドル本体の
を示す縦断面図である。 【図7】図6に示す受座のC矢視図である。 【図8】図6に示すハンドル本体のD矢視図である。 【符号の説明】 1 受座1a 板部 1c 貫通孔 2 ハンドル本体 2a 軸部 2b 取手 11 ストッパピン 11a ピン本体 11b、11c ピン端部 12 第1の溝部 13 ピン挿入孔 14 第2の溝部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 扉に固定される板部と貫通孔とを備えた
    受座と、前記受座の貫通孔に回動可能に挿通結合される
    軸部と取手とを備えたハンドル本体とからなる扉用ハン
    ドルにおいて、前記ハンドル本体と受座との結合に際しての対向面の一
    部に、それぞれ対応するように円弧状に形成した長溝か
    らなる第1の溝部と第2の溝部とを設け前記第2の溝部の中心位置にピン挿入孔を設けると共
    に、前記ピン挿入孔および前記各溝部にそれぞれ嵌合す
    るクランク形状のストッパピンを設け前記ストッパピンの一端部を前記第2の溝部のピン挿入
    孔に嵌入すると共に、前記ストッパピンのピン本体を前
    記第2の溝部の円弧状に形成した長溝のいずれか一端側
    に偏って位置するように位置決めしさらに嵌合前記ストッパピンの他端部を前記第1の溝部
    の円弧状に形成した長溝に嵌合することにより、ハンド
    ル本体の回転方向を規制し得るように構成した ことを特
    徴とする扉用ハンドル。
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KR100454858B1 (ko) * 2002-06-05 2004-11-03 주식회사 하이시큐어 모티스록구동장치
JP4562404B2 (ja) * 2004-03-05 2010-10-13 日東工業株式会社 電気電子機器収納箱の扉の鎖錠装置
CN107869276B (zh) * 2017-12-14 2022-10-21 上海灵至科技有限公司 一种防猫眼开锁的可换向执手

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