JPS5838115Y2 - シリンダ−錠 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシリンダー錠に関し、更に詳しくは、外筒に内
蔵した押ピンとタンブラピンを有した固定子と回動子を
錠を挿込む；とによって前記タンブラピンと押ピンを移
動し、回転可能な状態にした後外筒の外側に設けた摘手
をもって外筒と回動子を回わし、更に外筒に植設した螺
杆等のピンを介して外筒の外側に嵌合した作動腕をもっ
た筒体を回動して作動腕に関連させた係止装置等を作動
するか又は作動腕で施解錠を行うと共にシリンダー錠の
施錠位置でも内側から作動腕を回動して自由に解除でき
るようにしたシリンダー錠を提供するものである。

即ち、本考案のシリンダー錠は内外側から操作し施解錠
できることを特徴としたものである。

以下本考案に係るシリンダー錠の一実施例を添付図面に
基づいて具体的に説明する。

１は外筒で、該外筒１には正面側即ち外側となる端部に
は操作用嫡子２を横方向に張出して設け、更に内部には
固定子３と回動子４を面接触させ内蔵しである。

外筒１に内蔵した一方の固定子３は外周の対応位置に溝
５，５を設け、更にこの溝５，５には二つに分割し、か
つ外筒１の嵌まる凹部６を設けると共にこの凹部６に対
応して係止子７，７を突設した固定板８，８の前記係止
子７，７を夫々外筒１の外周に設けた切欠溝孔９，９を
通して嵌めて係止し、取付板１０に固定した前記固定板
８，８によって外筒１内に固定子３は固定される。

この場合外筒１は切欠溝孔９，９に嵌まる係止子７．７
で゛案内されて回動で゛きるようになっている。

また固定子３には長さの異るタンブラピン１１が挿嵌す
る複数のピン孔１２と、このピン孔と同心上に連通した
鍵操作杆１３の挿入孔１４を穿っである。

外筒１内の他方の回動子４には前記固定子３に穿ったピ
ン孔１２と合致する対応位置に、押ピン１５と、この押
ピン１５に作用するスプリング１６を嵌挿するピン孔１
７を穿って前記外筒１内にねし杆１８等により固定され
外筒１と一体になって回動できるようになっている。

また外筒１の外側には作動腕１９を張出した筒体２０を
嵌合し、外筒１を中心に回動できるようになっており、
更に筒体２０には周面に円周方向の貫通溝孔２１を穿ち
、この貫通溝孔２１を通して外筒１に螺杆２２を螺合し
、この螺杆２２により外筒１から筒体２０が抜は出ない
ようにすると共に、外筒１の回転を螺杆２２を介して外
筒１に嵌合した筒体２０に伝えるようにしである。

尚２３は筒体２０に設けた嫡子、２４は作動腕１９に連
結したワイヤー等の連結部材で、例えばシャッターの施
解錠に使用する場合には係止装置に他端は連結する。

本考案は前記の構成で明らかなように施錠及び解錠を外
側より行う場合にはシリンダー錠の外側部より鍵操作杆
１３を固定子３に穿った挿入孔１４を通して挿込むと、
鍵操作杆１３の先端はピン孔１２に嵌挿されたタンブラ
ピン１１を押してピン孔１２内に一部が嵌まった押ピン
１５を押しタンブラピン１１と押ピン１５の当接部が固
定子３と回動子４の接触面と一致して回動子４は回動可
能な状態となる。

この状態で外筒１の外側に設けた嫡子２によって外筒１
を固定板８からの係止孔７に沿って外筒１と一体になっ
た回動子４と共に回動し、更に外筒１の回動で外筒１に
螺着した螺杵２２は筒体２０に設けた貫通溝孔２１に沿
って回動すると共に貫通溝孔２１の内端に螺杵２２が当
ると筒体２０を伴って施錠或は解錠方向に回動して筒体
２０の作動腕１９により施解錠がなされ、このまま鍵を
抜取ると押ピン１５に作用したスプリング１６によって
押ピン１５はピン孔１２に向ってタンブラピン１１と共
に押されて、押ピン１５はピン孔１２内に一部が嵌まり
回動子４の回動を阻止する。

また施錠或は解錠時に、この解錠或は施錠を内側から行
ないたい場合には、外筒１は回動子４の回動阻止のため
固定状態となるが外筒１に嵌合した筒体２０は貫通溝孔
２１を設けであるためこの貫通溝孔２０の範囲は相由に
回動できるため嫡子２３を用いて筒体２０は自由に回動
して解錠或は施錠を内側から行うことができる。

上述のように本考案によるシリンダー錠は外部と内側か
ら施解錠ができるため非常に便利であって煩さか゛ない
。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るシリンダー錠の一実施例を示すもの
で、第１図は一部を切欠断面した側面図、第２図は第１
図Ｘ−Ｘ線の縦断正面図、第３図は第１図Ｘ−Ｘ線の縦
断正面図、第４図は第２図に示す解錠時の縦断正面図、
第５図は第３図に示す解錠時の縦断正面図、第６図は固
定板の分解した正面図、第７図は筒体の側面図、第８図
は第７図ＺＺ線の縦断正面図、第９図は外筒の正面図、
第１０図は外筒の側面図、第１１図は第１２図Ｎ−Ｎ線
の縦断正面図、第１２図は固定子及び回動子を固定子側
から見た正面図、第１３図は第１２図Ｎ−Ｎ線の横断平
面図、第１４図は第１２図Ｍ−Ｍ線の縦断側面図で固定
子と鍵との関連を示したものである。 １〜外筒、２〜摘子、３〜固定子、４〜回動子、５〜溝
、６〜凹部、７〜係止子、８〜固定板、９〜切欠溝孔、
１０〜取付板、１１〜タンブラピン、１２〜ピン孔、１
３〜鍵操作杆、１４〜挿入孔、１５〜押ピン、１６〜ス
プリング、１７〜ピン孔、１８〜ねし杆、１９〜作動腕
、２０〜筒体、２１〜貫通溝孔、２２〜螺杆、２３〜摘
子。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 外側に摘手を設けた外筒内に回転子に面接触させた固定
   子を内蔵し、一方の固定子は外筒の周面に穿った切欠溝
   孔を通して挿込まれた固定板からの係止子で固定され、
   更に固定子にはタンブラピンを挿嵌する複数のピン孔と
   、このピン孔と同心上に穿ったピン孔に連通ずる鍵挿入
   孔を設け、外筒に固定された他方の回動子には、前記固
   定子に設けたピン孔と合致して押ピンと、この押ピンに
   作用させるスプリングを挿嵌するピン孔を設け、更に前
   記外筒には、作動腕を設けた筒体を外側に嵌合すると共
   に、この筒体の周面に穿った貫通溝孔内に外筒に取付け
   た螺杆等のピンを介在させてなるシリンダ錠。