JP3393222B2 - インダクタンス素子の分割巻線方法及び装置 - Google Patents

インダクタンス素子の分割巻線方法及び装置

Info

Publication number
JP3393222B2
JP3393222B2 JP12036095A JP12036095A JP3393222B2 JP 3393222 B2 JP3393222 B2 JP 3393222B2 JP 12036095 A JP12036095 A JP 12036095A JP 12036095 A JP12036095 A JP 12036095A JP 3393222 B2 JP3393222 B2 JP 3393222B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum core
wire
loop
core
end surface
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12036095A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08293425A (ja
Inventor
亨 水野
英利 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP12036095A priority Critical patent/JP3393222B2/ja
Publication of JPH08293425A publication Critical patent/JPH08293425A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3393222B2 publication Critical patent/JP3393222B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Coil Winding Methods And Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェライト等の微小ド
ラムコアに対して絶縁被覆導線等のワイヤを分割して巻
回するインダクタンス素子(チョークコイル、トランス
等)の分割巻線方法及び装置に関する。
【0002】従来、フェライト等の微小ドラムコアに巻
線を施す巻線装置としては、本出願人提案になる特開平
6−69059号の装置がある。この装置は、巻線チャ
ック機構を回転させることで、巻線チャック機構で挟持
したフェライト等の微小ドラムコアにワイヤを巻回する
機構を有している。
【0003】
【従来の技術】従来の巻線装置においては、例えば図1
5のように、ドラムコア1をチャック機構2で挟持し、
該ドラムコア1を回転することで、1本のワイヤをドラ
ムコア1の一方の端面から他方の端面に向けて巻回して
チョークコイルを製造していた。また、図16のように
リード付のドラムコア3を用いる場合、リード4をチャ
ック機構5で挟持し、該リード付のドラムコア3を回転
することで、1本のワイヤをドラムコア3の一方のリー
ドから他方のリードに向けて巻回してチョークコイルを
作製することも行われている。さらに、図17のよう
に、中間フランジ付ドラムコア6をチャック機構7で挟
持し、該中間フランジ付ドラムコア6を回転すること
で、1本のワイヤを中間フランジ付ドラムコア6の一方
の端面から巻回して中間タップ(中間端子)8を設け、
さらに他方の端面に向けて巻回して中間タップ付チョー
クコイルを作製することも行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図17のよ
うに、従来中間タップ付のチョークコイルはあるが、ド
ラムコアに分割巻きした各コイル部のワイヤ端部をドラ
ムコアの両端面に引き出したチョークコイルは無く、そ
のための巻線装置も提案されていなかった。
【0005】従来の巻線装置による一般的な巻線方法で
あると、複数巻線の端部をドラムコア端面に引き出そう
としたとき、図18のように、ドラムコア1の1次巻線
10の引出線11の上に2次巻線12が乗ってしまい、
目的とするチョークコイル、例えばノーマルモード/コ
モンモード兼用チョークコイル(ノーマルモード・チョ
ークコイル、コモンモード・チョークコイルのいずれに
も使用可能なチョークコイル)とはならない(巻線1
0,12間の絶縁不足の問題がある。)。また、1次巻
線と2次巻線の巻方向が同じ分割巻きのチョークコイル
を得たい場合、ドラムコア両端から同時に中央に向けて
巻くことはできない(相互に逆巻となる)。
【0006】本発明は、上記の点に鑑み、ドラムコアに
分割巻きした各コイル部のワイヤ端部をドラムコアの端
面に引き出した構造で各コイル間の絶縁性の良好なイン
ダクタンス素子を得ることが可能なインダクタンス素子
の分割巻線方法及び装置を提供することを目的とする。
【0007】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施例において明らかにする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のインダクタンス素子の分割巻線方法は、ワ
イヤをドラムコアに巻回して複数のコイル部及び隣合う
コイル部間のループ状引き出し部を形成した後、前記ル
ープ状引き出し部を切断して前記ドラムコアの少なくと
も一方の端面に引き出すことを特徴としている。
【0009】また、上記インダクタンス素子の分割巻線
方法において、前記コイル部が2個であって、一方のコ
イル部を前記ドラムコアの左右いずれかの略半分に巻回
し、他方のコイル部を前記ドラムコアの残りの略半分に
巻回し、前記ループ状引き出し部は前記ドラムコアの中
間位置から引き出す構成としてもよい。
【0010】さらに、前記ループ状引き出し部を切断し
たワイヤ部分をそれぞれ前記ドラムコアの反対側端面に
引き出すようにしてもよい。
【0011】本発明のインダクタンス素子の分割巻線装
置は、ドラムコアを保持するコアチャック機構と、前記
ドラムコアに巻回するためのワイヤを導出するとともに
前記ドラムコアの周囲を周回可能な巻線ノズルと、前記
ドラムコアに巻回されたワイヤの一部をループ状引き出
し部として前記ドラムコア外部に引き出して引っ掛ける
ループ形成ガイドと、前記ループ状引き出し部を切断す
る第1のカッターと、前記ループ状引き出し部が切断さ
れたワイヤ部分を前記ドラムコアの端面に引き出すワイ
ヤチャックとを備えた構成としている。
【0012】また、上記インダクタンス素子の分割巻線
装置において、前記ドラムコアの端面に引き出されたワ
イヤ部分を前記ドラムコアの端面に押さえ付けるプッシ
ャーと、前記ドラムコアの端面からはみ出したワイヤ部
分を切断する第2のカッターと、前記ドラムコアの端面
に押さえ付けられたワイヤ部分を加熱して前記ドラムコ
アに止める熱風発生手段とをさらに備える構成としても
よい。
【0013】さらに、前記ループ形成ガイドは90度方
向変換可能であり、前記ドラムコアの端面に平行にルー
プ状引き出し部を形成し、前記第1のカッターによる切
断時は前記ループ状引き出し部を前記ドラムコアの端面
に直交した向きとしてもよい。
【0014】
【作用】本発明のインダクタンス素子の分割巻線方法及
び装置においては、複数のコイル部間にループ状引き出
し部を形成しており、該ループ状引き出し部を切断して
ドラムコアの少なくとも一方の端面に引き出すことがで
き、ドラムコアに分割巻きした各コイル部のワイヤ端部
をドラムコアの端面に引き出した構造のインダクタンス
素子、例えばノーマルモード/コモンモード兼用チョー
クコイル等を得ることができる。
【0015】また、一方のコイル部を前記ドラムコアの
左右いずれかの略半分に巻回し、他方のコイル部を前記
ドラムコアの残りの略半分に巻回し、前記ループ状引き
出し部は前記ドラムコアの中間位置から引き出すように
すれば、両方のコイル部のインダクタンスを揃えること
ができ、ノーマルモード/コモンモード兼用チョークコ
イル等に好適な特性とすることができる。
【0016】さらに、前記ループ状引き出し部を切断し
たワイヤ部分をそれぞれ前記ドラムコアの反対側端面に
引き出すことで、各コイル部相互間の引出線が交差した
り近接したりすることを回避することができ(あるいは
図18のようになることを回避でき)、各コイル部間の
絶縁性を良好に保つことができる。
【0017】また、インダクタンス素子の分割巻線装置
において、コアチャック機構はドラムコアの端部(フラ
ンジ)を挟持するもので、該コアチャック機構自体は回
転機構を持たず、コアチャック機構の前後がオープンで
あり(ドラムコアの手前側も裏側にも障害物がない構成
であり)、各コイル部間のループ状引き出し部を第1の
カッターで切断した後、その切断されたワイヤ部分をワ
イヤチャックでドラムコアの端面に円滑に引き出すこと
ができる。
【0018】また、ドラムコアの端面に引き出されたワ
イヤ部分を前記ドラムコアの端面に押さえ付けるプッシ
ャーと、前記ドラムコアの端面からはみ出したワイヤ部
分を切断する第2のカッターと、前記ドラムコアの端面
に押さえ付けられたワイヤ部分を加熱して前記ドラムコ
アに止める熱風発生手段とをさらに備える場合、分割巻
線後のワイヤ端部のドラムコア端面への仮固定処理も連
続的に行うことができ、製造工程の自動化の効果が大き
い。
【0019】さらに、インダクタンス素子の分割巻線装
置において、隣り合うコイル部間にループ状引き出し部
を形成するためのループ形成ガイドを90度方向変換可
能とした場合、前記ドラムコアの端面に平行にループ状
引き出し部を形成した後、前記ループ状引き出し部を前
記ドラムコアの端面に直交した向きとして第1のカッタ
ーによる切断動作を実行でき、前記ループ状引き出し部
の切断動作を円滑に実行できるとともに切断後のワイヤ
端末のドラムコア端面への引き出し処理(2次からげ処
理)も円滑に実行できる。
【0020】
【実施例】以下、本発明に係るインダクタンス素子の分
割巻線方法及び装置の実施例を図面に従って説明する。
【0021】図1乃至図7において、20は90度毎に
間欠回転するインデックステーブルであり、該インデッ
クステーブル20上に高抵抗フェライト等の小型乃至微
小ドラムコア40を保持するためのコアチャック機構2
1が90度間隔で4箇所設置されている。
【0022】各コアチャック機構21は、インデックス
テーブル20上に固定された固定ブロック22と、該固
定ブロック22上に固定の固定チャックアーム23と、
固定ブロック22に対しリニアガイド24を介し摺動自
在なスライドブロック25と、該スライドブロック25
上に固定の可動チャックアーム26とを有している。前
記スライドブロック25の裏側には図示しないチャック
アーム駆動用カムからの操作力を受けるカムフォロア
(ローラー)27が取り付けられており、前記カムから
の操作力を受けたときに可動チャックアーム26がイン
デックステーブル20の半径方向に動いて固定チャック
アーム23と可動チャックアーム26の先端間を開くよ
うになっている。なお、前記操作力が無いときは、図示
しないばね手段で固定チャックアーム23に対し可動チ
ャックアーム26が閉じる向きに付勢され、ドラムコア
40を挟持できるようになっている。
【0023】図4に示すように、固定チャックアーム2
3及び可動チャックアーム26の先端には、ドラムコア
40のフランジ41の一部が嵌合する保持溝23a,2
6aがそれぞれ形成されており、ドラムコア40を挟持
する両チャックアーム23,26の先端を円環状に囲む
ように巻線ノズル逃げ円弧溝23b,26bがそれぞれ
固定チャックアーム23及び可動チャックアーム26の
前面側に形成されている。また、可動チャックアーム2
6の屈曲して後方に後退している部分26cは、後述す
るワイヤチャックピン60a,60bが移動するための
逃げスペースを確保するために形成されている。
【0024】図1乃至図3、図6及び図7に示すよう
に、前記固定ブロック22は前記固定チャックアーム2
3及び可動チャックアーム26の先端位置の上方に延長
した延長アーム部27を有し、該延長アーム部27にル
ープ形成ガイド30が回転自在に支持されている。この
ループ形成ガイド30は、前記コアチャック機構21に
て挟持されたドラムコア40の軸方向に直交する回転中
心軸を持つように前記延長アーム部27で支持された軸
部31と、該軸部31に一体化された二股部材32と、
該二股部材32の二股アーム部32aの先端にそれぞれ
固着されたガイドピン33a,33bとからなってい
る。ガイドピン33a,33bは相互に平行で二股アー
ム部32aの前側に突出しており、通常(外部の操作力
が無いとき)は図6や図7に示す如くコアチャック機構
21で保持されたドラムコア40の軸方向と平行であ
る。前記延長アーム部27に沿ってスライダ34が横方
向に摺動自在に設けられており、該スライダ34の先端
部にラック35が形成され(又は固定され)、該ラック
35は前記軸部31に固着されたピニオン36と噛み合
っている。また、スライダ34と固定ブロック22との
間に伸張ばね37が配設されていて、外部操作力が無い
ときはスライダ34を後退位置とし、ループ形成ガイド
30の回転角を零度として図6や図7のようにガイドピ
ン33a,33bがコアチャック機構21で保持された
ドラムコア40の軸方向と平行になるようにしている。
また、図2の如くスライダ34の裏側に図示しないルー
プ形成ガイド駆動用カムからの操作力を受けるカムフォ
ロア(ローラー)38が取り付けられており、前記カム
からの操作力を受けたときにスライダ34を前進させ、
ラック35を介してピニオン36を回転させてループ形
成ガイド30を90度方向変換する。図1の状態は、ル
ープ形成ガイド30が90度方向変換した後の状態を示
し、ガイドピン33a,33bは、コアチャック機構2
1で保持したドラムコア40の軸方向に対し90度交差
した向き(直交した向き)となる。
【0025】図5に示すように、インデックステーブル
20の周囲には、90度毎の停止位置に対応して4個の
ステーションS1,S2,S3,S4が設けられてい
る。
【0026】コアチャック機構21が図6の状態となる
ステーションS1はコアチャック機構21の固定チャッ
クアーム23と可動チャックアーム26の先端間にドラ
ムコア40を供給するコア供給ステーションであり、図
示は省略するがドラムコア供給フィーダからのドラムコ
ア40を移し変え機構で固定チャックアーム23と可動
チャックアーム26の先端間に移送する。
【0027】ステーションS2はドラムコア40にワイ
ヤを巻回する一次からげステーションであり、図7のよ
うに、ドラムコア40に巻回すべきワイヤ50(例えば
ウレタン被覆ワイヤ等の絶縁被覆導線)の一端を保持す
るワイヤチャック51やワイヤ繰り出し機能を有する巻
線ノズル52を備えている。ドラムコア40に対するワ
イヤ50の巻回は、ワイヤチャック51でワイヤ50の
一端を保持した状態において巻線ノズル52がワイヤ5
0を繰り出しながら動いてドラムコア40の裏側端面を
ワイヤ50が通過するようにし、図示しないプッシャー
でワイヤ50をドラムコア40の裏側端面に押した状態
とし、該プッシャーの縁で余分なワイヤ部分を切断した
後、巻線ノズル52がドラムコア40の周囲を周回する
ことにより実行することができる。また、ループ形成ガ
イド30の一対のガイドピン33a,33bへのワイヤ
50の引っ掛けは、ドラムコア40、ガイドピン33
a,33bの3点を頂点とする三角形の周囲を前記巻線
ノズル52が周回することにより可能であり、これによ
りワイヤのループ状引き出し部50aがドラムコア端面
に平行な面内で形成されることになる。
【0028】コアチャック機構21が図1及び図2の状
態となるステーションS3は、後で詳述するがループ形
成ガイド30を利用して形成したワイヤのループ状引き
出し部50aを切断してドラムコア40端面に引き出す
二次からげステーションである。図9乃至図11に示す
ように、この二次からげステーションS3には、一対の
ワイヤチャックピン60a,60b、ループカッター
(第1のカッター)61、一対のからげガイド62a,
62b、一対のプッシャー63a,63b、熱風発生手
段としてのエアーヒーター64、及びワイヤカッター
(第2のカッター)65が設けられている。
【0029】前記ループカッター61はループ状引き出
し部50aのワイヤ部分を中間部で切断するものであ
る。ワイヤチャックピン60a,60bはループ状引き
出し部50aのワイヤ部分をそれぞれ保持し、ループ状
引き出し部切断後にドラムコア40の両側のフランジ4
1の端面に引き出すものであり、フランジ端面に引き出
すための旋回動作時にはワイヤがスリップ可能なように
ワイヤを保持し、旋回完了後はワイヤがスリップしない
ように保持する機能を持っている(ワイヤチャックピン
60a,60bのワイヤ保持力を操作する空気圧力の切
換えにより可能)。一対のからげガイド62a,62b
はワイヤチャックピン60a,60bでフランジ端面に
引き出されるワイヤ位置を適正位置に案内するためのも
ので、図10のようにワイヤチャックピン60a,60
bの旋回時にからげガイド62a,62bの先端がフラ
ンジ41の部分的に平坦となった上面に接触している。
一対のプッシャー63a,63bはワイヤチャックピン
60a,60bによるワイヤのフランジ端面への引き出
し完了後、ドラムコア40を前後から押さえるもので、
この状態でエアーヒーター64の熱風を各フランジ端面
に吹き付けてワイヤを仮止めすることができる(フラン
ジ端面の必要部分には仮止め用の接着剤が予め塗布され
ている。)。ワイヤ仮止め後、ワイヤカッター65で余
分なワイヤ端部を切断する。その際、プッシャー63
a,63bの先端面の縁がカッターの固定刃として機能
し、ワイヤはプッシャー63a,63bの先端面の縁で
切れる。
【0030】図5のステーションS4は前記コアチャッ
ク機構21が保持している巻線処理済みドラムコア40
の排出を行うコア排出ステーションであり、図示しない
排出用プッシャーでコアチャック機構21の固定チャッ
クアーム23と可動チャックアーム26とで挟持されて
いたドラムコア40を両チャックアーム間から押し出
す。
【0031】次に、本発明の実施例の全体動作について
説明する。
【0032】図5のコア供給ステーションS1において
は、図示しないドラムコア供給フィーダからのドラムコ
ア40が移し変え機構で図6のように固定チャックアー
ム23と可動チャックアーム26の先端間に移送され
る。このコア供給ステーションS1でコアチャック機構
21に供給されたドラムコア40は、インデックステー
ブル20の90度の間欠回転によって一次からげステー
ションS2に移送される。
【0033】一次からげステーションS2では、図7の
ようにループ形成ガイド30のガイドピン33a,33
bがコアチャック機構21で挟持されたドラムコア40
の軸方向に平行状態となっている。このステーションS
2では、まずワイヤチャック51で一端が保持されたワ
イヤ50が、巻線ノズル52の動きにより図8に示すド
ラムコア40の奥側フランジ41の裏側端面を通過し、
フランジ41の裏側端面に対し図示しないプッシャーで
押し付けられる。それから、巻線ノズル52のドラムコ
ア40を中心とした周回動作によりドラムコア40の奥
側略半分にワイヤ50が巻回され、図8に示す第1のコ
イル部50bがドラムコア40の周囲略半分に形成され
る。これに引き続き、巻線ノズル52はドラムコア4
0、ガイドピン33a,33bの3点を頂点とする三角
形の周囲を1回だけ周回してループ形成ガイド30の一
対のガイドピン33a,33bにワイヤ50を引っ掛け
てループ状引き出し部50aを形成する。さらに、これ
に続く巻線ノズル52のドラムコア40を中心とした周
回動作によりドラムコア40の手前側略半分にワイヤ5
0が巻回され、図8に示す第2のコイル部50cがドラ
ムコア40の残りの周囲略半分に形成される。その後、
ワイヤ50は巻線ノズル52の動きによって手前側フラ
ンジ41の前面を通過しワイヤチャック51で挟持され
る。なお、ドラムコア40に巻回する前にワイヤチャッ
ク51で挟持されていたワイヤ50の端部は、奥側フラ
ンジ41の裏側端面に当接したプッシャーの先端面の縁
で切断されてドラムコア40へのワイヤ50の巻回終了
以前に捨てられている。巻き終わりのワイヤ50端部が
ワイヤチャック51で挟持された後、手前側フランジ4
1の端面に当接するプッシャーの先端面の縁で切断され
る。
【0034】なお、固定チャックアーム23及び可動チ
ャックアーム26の前面側に図4の如く巻線ノズル逃げ
円弧溝23b,26bが形成されているので、両チャッ
クアーム23,26が一次からげステーションS2での
巻線ノズル52の周回動作の妨げとなることはない。
【0035】一次からげステーションS2で図8のよう
に第1及び第2のコイル部50b,50c及びループ状
引き出し部50aを形成したドラムコア40は、インデ
ックステーブル20の90度の間欠回転により二次から
げステーションS3に移送される。
【0036】二次からげステーションS3では、コアチ
ャック機構21及びループ形成ガイド30は図1及び図
2の状態となっている。すなわち、図示しないループ形
成ガイド駆動用カムからの操作力を図2及び図3のカム
フォロア(ローラー)38が受けて、スライダ34が前
進し、ラック35を介してピニオン36が回転すること
でループ形成ガイド30が90度方向変換された状態
(図9のようにガイドピン33a,33bがドラムコア
40の軸方向に直交した向きとなった交差状態)とな
る。これは、以後のループ状引き出し部50aの切断及
びドラムコア40両側のフランジ41端面への引き出し
の便宜を図るためであり、ループ状引き出し部50aは
フランジ端面に直交した向きとなる。
【0037】図9のような、コアチャック機構21及び
ループ形成ガイド30の状態において、まず後退位置で
待機していたワイヤチャックピン60a,60bがワイ
ヤ50によるループ状引き出し部50aの内側に進出し
てガイドピン33a,33bの下方位置にてループ状引
き出し部50aを図10のようにそれぞれ内側より保持
する。その後、後退位置で待機していたループカッター
61が前進してガイドピン33a,33bの中間位置に
てループ状引き出し部50aを切断する。その後、ワイ
ヤチャックピン60aのドラムコア40の奥側フランジ
端面側を通過する旋回動作及びワイヤチャックピン60
bの手前側フランジ端面側を通過する旋回動作により、
ループ状引き出し部50aを形成していた切断後の一対
のワイヤ部分が各フランジ41端面にそれぞれ引き出さ
れる(図10から図11の状態となる)。その際、一対
のからげガイド62a,62bの先端が各フランジ41
の部分的に平坦となった上面に接触し、ワイヤチャック
ピン60a,60bで引き出される(からげられる)ワ
イヤ部分がからげガイド62a,62bに沿って案内さ
れてフランジ41に対し適正な位置となるようにしてい
る。なお、旋回時ワイヤチャックピン60a,60bの
ワイヤ保持力はスリップを許容する程度に設定してワイ
ヤが切れないようにするとともに、適切なテンションで
ワイヤを引っ張って旋回するようにしている。そして、
ワイヤチャックピン60a,60bは旋回終了後は余分
なワイヤ部分の切断動作に備えてワイヤをスリップしな
いように保持する。
【0038】その後、図11のように、プッシャー63
a,63bが前進してコアチャック機構21で保持され
たドラムコア40の両フランジ端面に当接し、該フラン
ジ端面にワイヤチャックピン60a,60bで導かれた
ワイヤ部分を押し当て、この状態でエアーヒーター64
による熱風を吹き付ける。ドラムコア40のフランジ4
1の両端面を示す図13及び図14のようにフランジ4
1の端面にはそれぞれ仮止め用の接着剤(例えば熱融着
性樹脂)70が予め塗布されているので、熱風により各
ワイヤ部分は両フランジ端面に接着(融着)状態とな
り、仮止めされるる(但し、セメントワイヤと呼ばれる
熱融着導線の場合、接着剤70を省略することもあ
る。)。各プッシャー63a,63bの先端面の縁はカ
ッター固定刃として働き、図11のワイヤーカッター6
5がドラムコア40下方位置を左右に動くことでプッシ
ャー63a,63bの先端面の縁でプッシャー63a,
63bの下方にはみ出した余分なワイヤ部分を切断して
切り離す。この結果、正面図が図12、左側面図(前
側)が図13、及び右側面図(後側)が図14となる分
割巻線を施したインダクタンス素子が得られる。この場
合、第1のコイル部50bの引き出し端を50b−1、
50b−2で示し、第2のコイル部50cの引き出し端
を50c−1、50c−2で示す。いずれのコイル部5
0b,50cもコイル端部が両方のフランジ41端面に
引き出されている。
【0039】ステーションS3での処理が終了した巻線
及び所要のからげ処理済みのドラムコア40(すなわち
インダクタンス素子)は、インデックステーブル20の
90度の間欠回転によりステーションS4に移送され、
図示しない排出用プッシャーでコアチャック機構21か
ら排出される。
【0040】この第1実施例によれば、次の通りの効果
を得ることができる。
【0041】(1) 絶縁被覆導線のワイヤ50を高抵抗
フェライト等の微小ドラムコア40に巻回して第1のコ
イル部50bを形成し、該第1のコイル部50bに連続
して前記ワイヤを該ドラムコア外部に引き出してループ
状引き出し部50aを形成し、さらに該ループ状引き出
し部50aに連続して前記ワイヤを前記ドラムコアに巻
回して第2のコイル部50cを形成した後、前記ループ
状引き出し部50aを切断して前記ドラムコアの両方の
フランジ端面に引き出すことができ、引き出し端がフラ
ンジ端面に位置する相互に絶縁された第1及び第2のコ
イル部50b,50cを作製することができる。このよ
うにして得られたインダクタンス素子は、ノーマルモー
ド/コモンモード兼用チョークコイルとして好適に使用
できる。
【0042】(2) 第1のコイル部50bをドラムコア
40の略半分に巻回し、第2のコイル部50cを前記ド
ラムコアの残りの略半分に巻回し、ループ状引き出し部
50aは前記ドラムコアの中間位置から引き出すように
すれば、第1及び第2のコイル部50b,50cのイン
ダクタンスを揃えることができ、ノーマルモード/コモ
ンモード兼用チョークコイル等に好適な特性とすること
ができる。
【0043】(3) 前記ループ状引き出し部50aを切
断したワイヤ部分をそれぞれ前記ドラムコア40のフラ
ンジ41の反対側端面に引き出すことで、第1及び第2
のコイル部50b,50c相互間の引出線が交差したり
近接したりすることを回避することができ、各コイル部
間の絶縁性を良好に保つことができる。また、図18で
説明したような、一方のコイル部の引出線上に他方のコ
イル部が巻かれるような不都合も発生しない。
【0044】(4) ドラムコア40へのワイヤ50の巻
回による第1及び第2のコイル部50b,50c及びル
ープ状引き出し部50aの形成、ループ状引き出し部5
0aの切断、ループ状引き出し部50a切断後のワイヤ
部分のフランジ端面への引き出し(からげ)、余分なワ
イヤ部分の切り離し、フランジ端面へのワイヤ引き出し
端部の仮固定までの一連の動作を全自動で処理でき、製
造工程の全自動化による能率向上を図ることができる。
【0045】(5) 第1及び第2のコイル部50b,5
0c間にループ状引き出し部50aを形成するためのル
ープ形成ガイド30を90度方向変換可能としており、
一次からげステーションS2においてドラムコア40の
フランジ端面に平行な面内でループ状引き出し部50a
を形成した後、ループ状引き出し部50aをドラムコア
のフランジ端面に直交した向きとしてループカッター
(第1のカッター)61による切断動作を実行でき、前
記ループ状引き出し部50aの切断動作を円滑に実行で
きるとともに切断後のワイヤ端末のフランジ端面への引
き出し処理も円滑に実行できる。
【0046】(6) 前記コアチャック機構21で保持さ
れたドラムコア40はインデックステーブル20の間欠
回転でステーションS1からステーションS4に移動す
る間に必要な巻線処理やからげ処理を受けるようになっ
ており、その間、コアチャック機構21でドラムコア4
0の保持を継続していれば良く、ドラムコア40自体の
受け渡し動作は無く、機構が簡単で、インダクタンス素
子の作製の高速化を図り得る。
【0047】上記実施例では、インデックステーブルの
停止するステーションの数を4個、インデックステーブ
ルに設置するコアチャック機構の個数もステーション数
に対応させて4個としたが、ステーションの数及びコア
チャック機構の個数を5個以上とすることもできる。
【0048】また、インデックステーブルを用いない
で、コアチャック機構21が間欠的に直線移動して、ス
テーションS1乃至ステーションS4と同様の工程を順
次実行する構成とすることも可能である。
【0049】さらに、ループ状引き出し部は実施例では
1箇所であるが、複数箇所にループ状引き出し部を設け
るようにすることも可能である。但し、各ループ状引き
出し部に対応させて二次からげのためのステーションを
増設する必要が出てくる。
【0050】以上本発明の実施例について説明してきた
が、本発明はこれに限定されることなく請求項の記載の
範囲内において各種の変形、変更が可能なことは当業者
には自明であろう。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のインダク
タンス素子の分割巻線方法及び装置によれば、複数のコ
イル部間にループ状引き出し部を形成し、該ループ状引
き出し部を切断してドラムコアの少なくとも一方の端面
に引き出すことができ、ドラムコアに分割巻きした各コ
イル部のワイヤ端部をドラムコアの端面に引き出した構
造のインダクタンス素子、例えばノーマルモード/コモ
ンモード兼用チョークコイル等を得ることができる。そ
の際、各コイル部の引出線が接触乃至近接したり引出線
の上に他のコイル部が巻かれたりする不都合を回避する
ことができ、各コイル部を相互に良好な絶縁状態でドラ
ムコア上に形成可能な利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインダクタンス素子の分割巻線方
法及び装置の実施例であってコアチャック機構が二次か
らげステーションで停止している状態の部分正面図であ
る。
【図2】同じく部分側断面図である。
【図3】同じく部分平面図である。
【図4】実施例におけるコアチャック機構の先端部分を
示す斜視図である。
【図5】実施例の全体構成を示す正面図である。
【図6】実施例においてコアチャック機構がコア供給ス
テーションで停止している状態の部分正面図である。
【図7】実施例においてコアチャック機構が一次からげ
ステーションで停止している状態の部分正面図である。
【図8】一次からげステーションの処理が終了したドラ
ムコアを示す平面図である。
【図9】実施例においてコアチャック機構が二次からげ
ステーションに到着直後の状態を示す斜視図である。
【図10】二次からげステーションでのループ状引き出
し部の切断動作等を説明するための斜視図である。
【図11】二次からげステーションでのループ状引き出
し部の切断後のからげ動作を説明するための斜視図であ
る。
【図12】二次からげステーションでの処理が終了した
インダクタンス素子の正面図である。
【図13】同左側面図である。
【図14】同右側面図である。
【図15】従来のドラムコアに対する巻線方法の第1例
を示す説明図である。
【図16】従来のドラムコアに対する巻線方法の第2例
を示す説明図である。
【図17】従来のドラムコアに対する巻線方法の第3例
を示す説明図である。
【図18】従来のドラムコアに対する巻線方法の第4例
を示す説明図である。
【符号の説明】
1,3,6,40 ドラムコア 20 インデックステーブル 21 コアチャック機構 23 固定チャックアーム 26 可動チャックアーム 30 ループ形成ガイド 33a,33b ガイドピン 35 ラック 36 ピニオン 50 ワイヤ 50a ループ状引き出し部 50b,50c コイル部 51 ワイヤチャック 52 巻線ノズル 60a,60b ワイヤチャックピン 61 ループカッター 62a,62b からげガイド 63a,63b プッシャー 64 エアーヒーター 65 ワイヤカッター

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤをドラムコアに巻回して複数のコ
    イル部及び隣合うコイル部間のループ状引き出し部を形
    成した後、前記ループ状引き出し部を切断して前記ドラ
    ムコアの少なくとも一方の端面に引き出すことを特徴と
    するインダクタンス素子の分割巻線方法。
  2. 【請求項2】 前記コイル部が2個であって、一方のコ
    イル部を前記ドラムコアの左右いずれかの略半分に巻回
    し、他方のコイル部を前記ドラムコアの残りの略半分に
    巻回し、前記ループ状引き出し部は前記ドラムコアの中
    間位置から引き出した請求項1記載のインダクタンス素
    子の分割巻線方法。
  3. 【請求項3】 前記ループ状引き出し部を切断したワイ
    ヤ部分をそれぞれ前記ドラムコアの反対側端面に引き出
    した請求項1又は2記載のインダクタンス素子の分割巻
    線方法。
  4. 【請求項4】 ドラムコアを保持するコアチャック機構
    と、前記ドラムコアに巻回するためのワイヤを導出する
    とともに前記ドラムコアの周囲を周回可能な巻線ノズル
    と、前記ドラムコアに巻回されたワイヤの一部をループ
    状引き出し部として前記ドラムコア外部に引き出して引
    っ掛けるループ形成ガイドと、前記ループ状引き出し部
    を切断する第1のカッターと、前記ループ状引き出し部
    が切断されたワイヤ部分を前記ドラムコアの端面に引き
    出すワイヤチャックとを備えたことを特徴とするインダ
    クタンス素子の分割巻線装置。
  5. 【請求項5】 前記ドラムコアの端面に引き出されたワ
    イヤ部分を前記ドラムコアの端面に押さえ付けるプッシ
    ャーと、前記ドラムコアの端面からはみ出したワイヤ部
    分を切断する第2のカッターと、前記ドラムコアの端面
    に押さえ付けられたワイヤ部分を加熱して前記ドラムコ
    アに止める熱風発生手段とをさらに備える請求項4記載
    のインダクタンス素子の分割巻線装置。
  6. 【請求項6】 前記ループ形成ガイドは90度方向変換
    可能であり、前記ドラムコアの端面に平行にループ状引
    き出し部を形成し、前記第1のカッターによる切断時は
    前記ループ状引き出し部を前記ドラムコアの端面に直交
    した向きとする請求項4又は5記載のインダクタンス素
    子の分割巻線装置。
JP12036095A 1995-04-24 1995-04-24 インダクタンス素子の分割巻線方法及び装置 Expired - Lifetime JP3393222B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12036095A JP3393222B2 (ja) 1995-04-24 1995-04-24 インダクタンス素子の分割巻線方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12036095A JP3393222B2 (ja) 1995-04-24 1995-04-24 インダクタンス素子の分割巻線方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08293425A JPH08293425A (ja) 1996-11-05
JP3393222B2 true JP3393222B2 (ja) 2003-04-07

Family

ID=14784279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12036095A Expired - Lifetime JP3393222B2 (ja) 1995-04-24 1995-04-24 インダクタンス素子の分割巻線方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3393222B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4836056B2 (ja) * 2008-03-17 2011-12-14 Tdk株式会社 コイル部品の製造方法及びコイル部品の製造装置
JP5680327B2 (ja) * 2010-04-09 2015-03-04 東京パーツ工業株式会社 分割巻トランス

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08293425A (ja) 1996-11-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3393222B2 (ja) インダクタンス素子の分割巻線方法及び装置
US3008222A (en) Method of winding a magnetic core
JP2003133155A (ja) 平角コイルの製造方法及び装置
JP2004119922A (ja) 多線コイルの巻線方法
JPH10154626A (ja) 2層コイルの製造方法及び装置
JP2760190B2 (ja) 巻線機
JPS58110A (ja) 誘導電器コイルの製造方法
JPS58186926A (ja) 巻線方法およびその装置
JPH07336834A (ja) 複層絶縁電線の絶縁剥離装置
US3452431A (en) Pulse transformer fabrication
US5664736A (en) Method and apparatus for forming laminated coil
JPH0620860A (ja) コイルリード引出線の固定方法
US4097987A (en) Method of manufacturing an inductive coil
JP3604903B2 (ja) 巻線装置およびその方法
US5284541A (en) Insulating tape for winding coils
JPH0449342B2 (ja)
US3215965A (en) Layer wound inductance coil
JP2691214B2 (ja) 巻線端末処理方法
JPH0229090Y2 (ja)
KR820002214B1 (ko) 코어레스모터에 있어서 회전자권선의 성형방법
JPS6384105A (ja) 高周波トランス用コイル
JPH11307380A (ja) トランスの巻線方法及び装置
JPH0258208A (ja) 環状コアの巻線装置
JP2006093245A (ja) ドラムコアの巻線継線方法及び巻線継線装置
JPS574110A (en) Winding machine of coil

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20021119

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090131

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100131

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110131

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120131

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130131

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140131

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term