JP3392291B2 - 液体容器 - Google Patents

液体容器

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JP3392291B2
JP3392291B2 JP12009596A JP12009596A JP3392291B2 JP 3392291 B2 JP3392291 B2 JP 3392291B2 JP 12009596 A JP12009596 A JP 12009596A JP 12009596 A JP12009596 A JP 12009596A JP 3392291 B2 JP3392291 B2 JP 3392291B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液量及び/又は液
温の検出機能を備えた保温ポット(エアーポット)、電
気ポット等の液体容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、エアーポット等の液体容器では、
中瓶内に収容した液体の量や温度を検出できるようにし
たものが種々提案されている。
【0003】(1)液量を検出可能な液体容器として、
例えば、液量検出センサを中瓶の内面に沿って配設する
ようにしたものがある(特公昭63−202号公報参
照)。前記液量検出センサは、中瓶の内面に沿った形状
に屈曲された剛性を有する、長さの異なる複数本の導電
線と、各導電線の先端に設けた電極とからなる。各導電
線は、肩体と中瓶の口部との間で挟着されるシール部材
を貫通して液量表示装置に接続されている。また、各電
極は、検出を希望する各水位毎に配置され、前記各電極
間の導通の有無に基づいて液量表示装置に液量を表示で
きるようになっている。
【0004】(2)他の液量を検出可能な液体容器とし
て、例えば、中瓶の外周面に設けた電極と揚水パイプ自
身あるいは揚水パイプに沿って配設した電極とでコンデ
ンサを構成するようにしたり(特公昭61−12021
号公報参照)、揚水パイプに沿って設けた一対の電極で
コンデンサを構成するようにしたものがある(特公昭6
2−15418号公報参照)。これらの液体容器では、
液量の違いにより変化する静電容量を検出することによ
り液量表示装置に液量を表示できるようになっている。
【0005】(3)液温を検出可能な液体容器として、
例えば、揚水パイプの下端部に温度センサを配設したも
のがある(特公平4−43647号公報参照)。この液
体容器では、前記温度センサでの検出信号に基づいて液
温表示装置に液温を表示できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
(1)に記載の液体容器では、中瓶内に沿わせて液量検
出センサを配設しているので、液量検出センサ周辺の洗
浄がしにくいものであった。また、導電線のシール部材
が、肩体と中瓶口部との間に挟着される構造のため、大
型で、コストがかかっていた。しかも、液温検出センサ
と中瓶とを位置決めしにくいため、中瓶の組付時に中瓶
のセンサ位置と、シール部材の導電線の係合位置との間
で位置ズレを起こすことがあり、組立作業が困難であっ
た。
【0007】前記(2)に記載の液体容器では、静電容
量式のため、構造が複雑になると共に、高精度の液量検
出が困難であり、又、液温を検出できるようにするため
には、サーミスタ等を中瓶内に配設する等、全く異なる
構成が必要となり、コストアップを招来するものであっ
た。
【0008】前記(3)に記載の液体容器では、温度セ
ンサ及びそれに接続されたリード線や金属部材が揚水パ
イプ又は栓体に取り付けられ、洗浄しにくいものであっ
た。
【0009】そこで、本発明は、揚水パイプ及び中瓶内
を簡単に洗浄でき、しかも、液量及び/又は液温の検出
を正確に行える液体容器を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明では、外装体に収容する中瓶内に、前記外装
体を介して着脱自在な揚水パイプと、導線部及びセンサ
部からなる液量及び/又は液温の検出手段とを配設し、
該検出手段での検出信号に基づいて前記外装体に設けた
表示部に液量及び/又は液温を表示するようにした液体
容器において、前記検出手段の少なくとも中瓶内に収容
される導線部を可撓性を有する構成とすると共に、該導
線部を所定位置に着脱可能に把持する把持手段を、前記
揚水パイプに設けたものである。
【0011】この構成によれば、揚水パイプ及び中瓶内
を洗浄する場合、中瓶から揚水パイプを引き上げると、
揚水パイプと共に検出手段を取り出すことができる。そ
して、把持手段から導線部を離脱させると、揚水パイプ
及び検出手段をそれぞれきれいに洗浄可能とすることが
できる。また、中瓶内からは検出手段が取り出された状
態となるので、内部の洗浄も容易である。一方、中瓶内
に揚水パイプ及び検出手段を収容する場合、把持手段に
て導線部の所定位置を把持し、揚水パイプを中瓶内に収
容して位置決めすればよい。
【0012】なお、前記外装体は、中瓶の上方を覆う肩
体を有する構造とすると共に、肩体の上面には表示部を
設けるようにしてもよい。
【0013】また、前記把持手段を略C字形の弾性爪と
し、前記導線部に把持手段が係脱する凹部を形成する等
の構成としてもよい。
【0014】前記検出手段は、中瓶の上方開口部に当接
する外装体の側壁に設けた封止手段を介して表示部に接
続するのが好ましい。
【0015】この構成によれば、封止手段が小型化して
経済的であると共に、封止も確実に行うことができる。
また、検出手段が中瓶と係合していないため、位置ズレ
を考慮する必要がなく、組立作業が良好となる。
【0016】前記把持手段は、所定の引っ張り力により
導線部の把持状態を解除する離脱構造を有するのが好ま
しい。
【0017】この構成によれば、中瓶からの揚水パイプ
の取り出し時等において、把持手段により、導線部に損
傷をもたらすような過大な負荷が作用する前に把持状態
が解除される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に従って説明する。
【0019】図1は本発明に係る底体取付構造を有する
エアーポットの断面図である。このエアーポットは、大
略、胴体1に真空二重容器である中瓶2を収容し、上方
開口部に肩体10を取り付けると共に、この肩体10に
蓋体30を開閉可能に設け、下方開口部に底体50を装
着した構造である。
【0020】前記胴体1は、胴本体1’及び底リング5
1で構成される。胴本体1’は、板状体を円筒形にした
もので、その断面形状は丸みを帯びた略四角形状であ
る。胴体1の下方開口部には、内方に向かってカーリン
グされることにより、カーリング部3が形成されてい
る。また、カーリング部3の上部には、後述する底体5
0を螺合にて取り付けるための底リング51が載置され
ている。
【0021】前記肩体10は胴体1の上方開口部に嵌合
されている。肩体10の主要部品である肩本体10’の
中央部には下方に垂下する嵌合壁11が形成され、その
内側には円筒状の肩リング12が係合されている。肩リ
ング12には、パッキン13を介して中瓶2の上方開口
部が圧接状態で配設されている。肩リング12の側壁1
4には連通孔15が穿設され、そこには接続パイプ16
が密閉状態で着脱可能に取り付けられている。接続パイ
プ16は略L字形で、その下端開口には前記中瓶2内に
垂下する揚水パイプ17が接続されている。
【0022】また、肩リング12の側壁14には、図2
に示すように、センサ孔18が穿設され、そこには本発
明に係る封止手段であるセンサパッキン19が圧入され
ている。センサパッキン19には、本発明に係る液量及
び/又は液温の検出手段の一態様である液量・液温セン
サ20が密閉状態で貫通している。液量・液温センサ2
0は、図3に示すように、可撓性のある複数本のリード
線を束ねて被覆してなる導線部20aと、各リード線の
一端に設けられ、被覆部分から露出した複数の電極a及
び1つのサーミスタbからなるセンサ部20bとから構
成されている。前記導線部20aの下端外周には係合凹
部21が形成されている。また、各リード線の他端は、
下記する液晶パネル27に接続されている。前記構成の
液量・液温センサ20では、各電極a間の導通の有無に
基づいて液量を検出し、サーミスタbでの電気抵抗値の
変化に基づいて液温を検出可能である。なお、前記液量
・液温センサ20は、単に液量又は液温の検出センサと
してもよい。
【0023】前記揚水パイプ17は、揚水パイプ本体1
7’、接続パイプ16及びセンサ保持具22で構成さ
れ、センサ保持具22によって液量・液温センサ20の
導線部20aが着脱可能に取り付けられている。センサ
保持具22は、図3に示すように、上中下3箇所に揚水
パイプ本体17’の外周面に嵌合する嵌合リング23が
形成されている。また、前記センサ保持具22の下端部
には、液量・液温センサ20の係合凹部21に係脱可能
な略C字形の弾性爪24が水平に突設されている。この
弾性爪24は本発明に係る把持手段として前記液量・液
温センサ20を把持して位置決めする。その把持力は、
中瓶2から揚水パイプ17を取り出す場合等に、無理な
負荷が作用すれば、液量・液温センサ20が脱落して損
傷しない程度である。なお、前記センサ保持具22に
は、両側部から前記弾性爪24と同一方向に所定間隔で
一対のガイド板25が延設されており、揚水パイプ本体
17’及び液量・液温センサ20の取付用のガイドをす
ると共に、揚水パイプ17の肩リング12への着脱作業
を容易なものとしている。また、接続パイプ16は揚水
パイプ本体17’に取り付けられる。
【0024】前記肩体10の側方突出部29には、注水
パイプ26、液晶パネル27等が収容されている。注水
パイプ26の一端は前記側方突出部29で下方に向かっ
て開口している。一方、注水パイプ26の他端は、転倒
時等の液漏れ防止弁28を介して前記肩リング12の側
壁14に取り付けられ、側壁14に取り付けられた接続
パイプ16に連通している。液晶パネル27には、前記
液量・液温センサ20から延びるリード線が接続されて
いる。そして、液温が所定温度(例えば、80℃)を越
えるか否かで、図示しない液温表示部が点灯又は消灯
し、液量に応じて図示しない液量表示部が点灯又は消灯
するようになっている。
【0025】前記蓋体30は、蓋本体30’や、その底
面に取り付けられたベローズ下板31等で構成されてお
り、支軸32を中心として前記肩体10に回動自在に連
結されている。ベローズ下板31の上面には円筒状のガ
イド壁33が立設し、その先端縁部が蓋本体30’の中
央開口部34の内周縁に嵌合している。ガイド壁33の
内周側には、下端がベローズ下板31に係止され、上端
がベローズ上板35に係止されたベローズ36が配設さ
れている。ベローズ上板35の中央孔37には、ベロー
ズキャップ38が上下に摺動自在に設けられている。ベ
ローズキャップ38は、ベローズ下板31との間に配設
されたスプリング39によって上方に付勢されている。
【0026】前記蓋本体30’の中央開口部34には、
プッシュボタン40が押込み可能に配設されている。プ
ッシュボタン40は天井面を有する筒状で、天井面は上
方に向かって球状に膨出している。そして、スプリング
39の付勢力に抗してプッシュボタン40を押し込め
ば、ベローズキャップ38を押圧してベローズ上板35
の中央孔37が閉塞される。これにより、ベローズ36
が圧縮されると、その内部空気が中瓶2内に流入して、
下記するように注水できるようになっている。また、前
記プッシュボタン40への押圧力を解除すれば、ベロー
ズキャップ38はスプリング39の付勢力により、ベロ
ーズ上板35に対して上動し、中央孔37を開口する。
これにより、ベローズ36内に空気が流入すると共に、
さらにスプリング39及びベローズ36が伸長すること
により、押圧前の状態に戻る。
【0027】底体50は、底部材52、締上げネジ53
及び回転体54からなり、前記胴体1の下方開口部に取
り付けられている。
【0028】前記締上げネジ53は前記底部材52に螺
合され、胴体1内に収容した中瓶2の底に圧接して、こ
の中瓶2を位置決めする。回転体54は底部材52下部
に装着され、装着状態においては回転自在である。
【0029】前記構成からなるエアーポットは、次のよ
うにして組み立てる。
【0030】まず、ベローズ36の上端に、ベローズキ
ャップ38を装着したベローズ上板35を気密状態を維
持して取り付ける。この状態で、中央にスプリング39
を収容した後、ベローズ36の下端をベローズ下板31
に気密状態で取り付ける。
【0031】次に、ベローズ上板35を覆うようにして
プッシュボタン40を配設する。ベローズ上板35の側
面には、複数の爪部38’が形成されており、ベローズ
下板31に設けられたガイド壁33の溝33’に収容さ
れる。この状態で、ガイド壁33の上端を蓋本体30’
の中央開口部34に嵌合させて、任意の方法で係合させ
ることにより蓋体30が完成する。なお、プッシュボタ
ン40は、その爪部38’の上部が蓋本体30’で覆わ
れて抜け止めされることにより上下動可能に取り付けら
れる。
【0032】そして、胴本体1’の上方開口部に肩本体
10’を強制嵌合にて取り付ける。肩本体10’には、
予め、液晶パネル27や注水パイプ26を収容してお
き、貫通孔7には肩リング12を係合しておく。また、
肩リング12にはセンサパッキン19を気密状態で取り
付け、液晶パネル27に接続した液量・液温センサ20
の導線部20aをセンサパッキン19を貫通して密閉状
態で引き出しておく。
【0033】また、胴本体1’の下方開口部に底リング
51を嵌合し、中瓶2を収容することにより、その上方
開口部をパッキン13を介して前記肩リング12に当接
させ、底リング51に底部材52を螺合する。この場
合、底部材52には、予め締上げネジ53及び回転体5
4を取り付けておくのが好ましい。
【0034】そして、底部材52に対して締上げネジ5
3を締め付ける。締上げネジ53の先端は、中瓶2の下
面に当接し、底リング51に対して底部材52を下方に
押し下げる。これにより、底リング51と底部材52と
の間のがたつきがなくなり、取付状態が安定する。また
同時に、中瓶2の上方開口部をパッキン13を介して肩
リング12に押し付け、その位置決めを行う。これによ
り、中瓶2は、肩体10と締上げネジ53との間に強固
に取り付けられる。
【0035】続いて、揚水パイプ本体17’にセンサ保
持具22を外装すると共に、この揚水パイプ本体17’
を接続パイプ16に接続する。そして、センサ保持具2
2の弾性爪24で液量・液温センサ20の先端に形成し
た係合凹部21を把持し、センサ保持具22に対して液
量・液温センサ20を位置決めする。この状態で、揚水
パイプ17を中瓶2内に挿入し、接続パイプ16を肩リ
ング12の連通孔15に係合する。液量・液温センサ2
0は、センサ保持具22及び揚水パイプ17に対して正
確に位置決めされているので、各電極a及びサーミスタ
bを所望の位置に配設することができる。これにより、
適切な液量及び液温の検出が可能となる。
【0036】その後、肩体10の支軸32に蓋体30を
取り付けて、肩体10の貫通孔7を覆うことにより、組
立作業が完了する。
【0037】以上のようにして組み立てられたエアーポ
ットでは、プッシュボタン40を押し込むことにより収
容したお湯を注水できる。
【0038】すなわち、プッシュボタン40を押し込む
と、スプリング39の付勢力に抗してベローズキャップ
38が押し下げられる。ベローズキャップ38は、ベロ
ーズ上板35の中央孔37を閉塞した状態でベローズ3
6を圧縮する。このとき、ベローズ上板35は、プッシ
ュボタン40の内周面にガイドされ、安定した状態で降
下する。プッシュボタン40の降下に伴い、ベローズ3
6内の空気は中瓶2内に流入する。これにより、中瓶2
に収容したお湯は液面を押し下げられ、揚水パイプ17
から注水パイプ26を介して注水される。
【0039】また、プッシュボタン40の押圧力を解除
すれば、スプリング39の付勢力によりベローズキャッ
プ38を介してベローズ上板35が上動する。このと
き、ベローズ上板35に対してベローズキャップ38が
上動し、ベローズ上板35の中央孔37が開口した状態
を維持する。これにより、ベローズ36内に空気が流入
し、ベローズ36はスムーズに元の形状に伸長し、プッ
シュボタン40は図1に示す初期状態に復帰する。
【0040】前記エアーポットでは、中瓶2内の洗浄は
次のようにして簡単に行うことができる。すなわち、ま
ず、蓋体30を開放し、接続パイプ16を肩リング12
の連通孔15から離脱させる。次いで、接続パイプ1
6、揚水パイプ17、センサ保持具22及び液量・液温
センサ20を一体的に中瓶2から取り出す。このとき、
液量・液温センサ20の導線部20aは、センサ保持具
22の弾性爪24によって下端部の係合凹部21を把持
されただけであるので、取り出し作業の妨げとはならな
い。続いて、弾性爪24から液量・液温センサ20の導
線部20aを離脱させ、中瓶2内の洗浄を行う。この場
合、中瓶2内は空であるので、容易に洗浄できる。な
お、液量・液温センサ20、揚水パイプ17及びセンサ
保持具22は分解可能であるので、その洗浄も簡単で、
細部まで行うことができる。
【0041】また、洗浄後は、液量・液温センサ20の
係合凹部21を、接続パイプ16付きの揚水パイプ17
を取り付けたセンサ保持具22の弾性爪24を係合さ
せ、前述のようにして中瓶2内に揚水パイプ17を収容
し、接続パイプ16を肩リング12の連通孔15に係合
するだけでよい。液量・液温センサ20は弾性爪24に
よって正確に位置決めされているので、洗浄前後で検出
精度が変動することはなく、常に適切な液量検出が可能
である。また、サーミスタbを中瓶2の底面側に正確に
配置することができるので、水位が低下した場合でも適
切な湯温検出が可能である。
【0042】なお、前記実施の形態では、蓋体構造をエ
アーポットに適用する場合について説明したが、他の保
温ポットや電気ポット等、種々の液体容器の蓋体構造に
適用可能である。
【0043】また、弾性爪24の数も1つに限らない
が、中瓶2から揚水パイプ17を取り出す際に妨げとな
らないように、例えば、上方に向かうに従って脱落容易
な構造とするのが好ましい。
【0044】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る液体容器によれば、液量及び/又は液温の検出手
段の導線部を揚水パイプに設けた把持手段により着脱可
能に把持するようにしたので、中瓶から揚水パイプを分
離して取り出することができるだけでなく、検出手段も
外部に引き出した状態とすることができる。このため、
揚水パイプ及び中瓶内の洗浄を簡単に行うことが可能で
ある。また、把持手段により検出手段を所望の位置に位
置決めした状態で揚水パイプと共に中瓶内に収容するこ
とができるので、その後の検出誤差も発生しない。さら
に、検出手段は、肩体の側壁に設けた封止手段を貫通し
て取り付けられているので、従来のように、中瓶の組立
作業に影響を与えることがなく、生産性を向上させるこ
とができる。また、揚水パイプに設けた導線部の把持手
段は、所定の引っ張り力により解除されるので、導線部
に損傷を与えることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る液体容器の一例であるエアーポ
ットを示す断面図である。
【図2】 図1のセンサパッキンの近傍を示す断面図で
ある。
【図3】 図1の接続パイプ、揚水パイプ及びセンサ保
持具を示す分解図である。
【符号の説明】
1 胴体 2 中瓶 10 肩体 14 側壁 16 接続パイプ 17 揚水パイプ 18 センサ孔 19 センサパッキン 20 液量・液温センサ 20a 導線部 20b センサ部 22 センサ保持具 24 弾性爪
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47J 41/02 101 A47J 27/21 101 B65D 25/56

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外装体に収容する中瓶内に、前記外装体
    を介して着脱自在な揚水パイプと、導線部及びセンサ部
    からなる液量及び/又は液温の検出手段とを配設し、該
    検出手段での検出信号に基づいて前記外装体に設けた表
    示部に液量及び/又は液温を表示するようにした液体容
    器において、 前記検出手段の少なくとも中瓶内に収容される導線部を
    可撓性を有する構成とすると共に、該導線部を所定位置
    に着脱可能に把持し、かつ、所定の引っ張り力により導
    線部の把持状態を解除する離脱構造を有する把持手段
    を、前記揚水パイプに設けたことを特徴とする液体容
    器。
  2. 【請求項2】 前記外装体は、中瓶の上方を覆う肩体を
    有し、該肩体の上面に表示部を設けたことを特徴とする
    請求項1に記載の液体容器。
  3. 【請求項3】 前記検出手段は、中瓶の上方開口部を覆
    う外装体の側壁に設けた封止手段を貫通して表示部に接
    続されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の
    液体容器。
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