JP3392258B2 - タイヤトレッド用ゴム組成物及びその製法 - Google Patents

タイヤトレッド用ゴム組成物及びその製法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はタイヤトレッド用ゴム組
成物及びその製法に関し、更に詳しくはポリブタジエン
ゴム(BR)及び/又はスチレン−ブタジエン共重合体
ゴム(SBR)(ジエン系ゴムA)と、天然ゴム(N
R)及び/又はポリイソプレンゴム(IR)(ジエン系
ゴムB)等とから成る非相溶ポリマーブレンド系と、こ
れらのゴムA及びBと特定の関係を有するブロックA’
及びB’から成るA’−B’型ブロック型重合体を配合
して成る、低燃費性、ウェット制動性などの特性を維持
しながら、耐摩耗性を向上させることができるタイヤト
レッド用ゴム組成物及びその製法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車などのタイヤ用ゴム組成物
に対しては、各種性能の改善が求められており、そのた
めタイヤトレッド用ゴムその他において、複数のポリマ
ーをブレンドして使用するこおが行われているが、これ
らのポリマー同士が非相溶である場合、相分離界面が存
在する。多くの場合、この界面が破壊の起点となり引張
強さ、引裂強さ、耐摩耗性などに悪影響をあたえると考
えられる。しかしながら、従来、タイヤを始めとしたゴ
ム製品におけるゴム/ゴムブレンドの相分離界面の問題
は充分検討されておらず、この問題の解決方法も見いだ
されていなかった。
【0003】従来、ブロックポリマーを配合してポリマ
ーブレンドの非相溶性に基づく破壊強度の低下は十分に
検討されておらず、天然ゴム(NR)/ポリブタジエン
ゴム(BR)のブレンド系に、ポリブタジエン(BR)
とポリイソプレン(IR)とのブロック共重合体を少量
配合することが、J.Apply.Polym.Sc
i.,49(1993)及びRCT.66(1993)
に記載されているに過ぎない。しかしながら、これらの
文献には、イソプレンブロックを持ったブロックポリマ
ーが検討されているだけで、より工業的に有用な2つの
SBR(又はBR)ブロックを持つブロックポリマーに
ついては検討されていない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明は前記
した従来技術の問題点を排除して、低燃費性、ウェット
制動性などの特性を損なうことなく、耐摩耗性を高める
ことができるタイヤトレッド用ゴム組成物及びその製法
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に従えば、(i)
少なくとも2種の非相溶ジエン系ゴムA及びB(但しジ
エン系ゴムA及びBの重量比A/B=10/90〜90
/10)80〜99重量部と、(ii)ジエン系ゴムAと
相溶性でジエン系ゴムBと非相溶性のブロックA’
エン系ゴムA及びBの双方と相溶性のブロックB’から
成るA’−B’ブロックポリマー1〜20重量部並びに
補強性充填剤とを含むタイヤトレッド用ゴム組成物を製
造するに当り、先ずA’−B’ブロックポリマー、ジエ
ン系ゴムB並びにゴム及びポリマーの合計量100重
量部に対し、補強性充填剤10重量部以上を混合し、次
にジエン系ゴムAを混合することを含んで成るタイヤト
レッド用ゴム組成物の製法が提供される。
【0006】
【作用】本発明によれば、(i)2種以上の非相溶性ジ
エン系ゴムA及びB80〜99重量部、好ましくは82
〜95重量部に、(ii)特定のブロック共重合体(A’
−B’)を1〜20重量部、好ましくは5〜18重量部
配合することによって、低燃費性やウェット制動性など
の特性を低下させることなく、耐摩耗性を向上させるこ
とができる。
【0007】本発明に係るゴム組成物に配合されるジエ
ン系ゴムA及びBは、例えばスチレン含量(St)が0
〜50重量%、1,2−ビニル結合量が5〜85%で
(2St+30)%以下のポリブタジエンゴム(BR)
及びスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SBR)の1
種以上のジエン系ゴムAと、天然ゴム(NR)及び/又
はポリイソプレンゴム(NR)のジエン系ゴムBとのよ
うな従来から各種ゴム用途にゴム成分として一般に使用
されているポリマーとすることができる。また、ジエン
系ゴムA及びBの重量比はA/B=10/90〜90/
10、好ましくは20/80〜80/20とすることが
できる。これらの重量比の範囲外では本来ゴムA及びB
をブレンドする意味がない。
【0008】次に本発明によれば、上記ジエン系ゴムA
及びBと、特定のA’−B’型ブロック共重合体を前記
順序で配合することによって前記本発明の目的を達成す
ることができ、このA’−B’型ブロック共重合体の配
合量が少な過ぎると、相溶化剤として十分に作用しない
ため耐摩耗性の向上などの所望の改良効果が得られず、
逆に多過ぎるとブロックポリマー自身の粘弾性特性が現
れてしまうため本来ジエン系ゴムA及びBのブレンド系
に期待されるゴム物性であるウェット制動性能、低燃費
性能などの特性が失われるので好ましくない。かかる観
点から本発明で用いるA’−B’型ブロック共重合体は
全ポリマー成分(A−B型ブロック共重合体も含む)1
00重量部に対して、A−B型ブロック共重合体を1〜
20重量部、好ましくは5〜18重量部配合する。
【0009】本発明で用いるA’−B’型ブロック共重
合体はマトリックスゴムとの相溶性の異なる二種以上の
ブロックポリマーから成り、一般的に言えばジエン系ゴ
ムAと相溶性でBと非相溶性のブロックA’と、ジエン
系ゴムA及びBの双方と相溶性のブロックB’とから成
るブロック共重合体で、更に具体的な例をあげれば下記
の通りである。
【0010】スチレン含量(St)0〜50重量%、好
ましくは0〜48重量%(残部はブタジエン含量)で、
ブタジエン部の1,2−ビニル結合含量(Vn)が5〜
80%、好ましくは5〜78%でかつVn≦2St+3
0(St:スチレン含量)のポリ(スチレン−ブタジエ
ン)又はポリブタジエンから成るブロックA’と、スチ
レン含量0〜30重量%、好ましくは0〜28重量%
(残部はブタジエン含量)で、1,2−ビニル結合含量
(Vn)がVn>2St÷30(St:スチレン含量)
のポリ(スチレン−ブタジエン)もしくはポリブタジエ
ン又はシス結合量が70重量%以上、好ましくは80重
量%以上のIRから成るブロックB’とをA’/B’=
20/80〜80/20(重量部)、好ましくは30/
70〜70/30(重量部)の比率で含むブロック共重
合体を前記ジエン系ゴムA及びBとを組み合せて使用す
ることができる。
【0011】前記ジエン系ゴムAがシス−1,4結合量
80%以上のBRである場合には、ブロック共重合体と
してスチレン含量(St)0〜35重量%、好ましくは
0〜33重量%で1,2−ビニル結合量(Vn)が35
〜70%、好ましくは38〜68%でかつVn≦2St
+30のBR又はSBRからなるブロックA’と、St
=0〜30重量%、好ましくは0〜28重量%、でVn
>2S+30のSBRもしくはBR又はシス結合量70
重量%以上、好ましくは80重量%以上のIRからなる
ブロックB’とを前記A’/B’比で組み合せて使用す
ることができる。
【0012】前記ジエン系ゴムAがSt=0〜55重量
%でVn35%未満、St=25〜55重量%でVn=
35〜70%、又はSt=0〜55重量%でVn70%
超のBR又はSBRで、前記ジエン系ゴムBがシス−
1,4結合量80%以上のBRである場合には、例えば
以下のブロックA’及びブロックB’とを前記重量比で
含むブロック共重合体A’−B’を用いることができ
る。
【0013】ブロックA’(SBR又はBR): St=0〜55重量%で、Vn=35%未満 St=25〜55重量%で、Vn=35〜70%、又は St=0〜55重量%で、Vn=70%超 ブロックB’(SBR又はBR): St=0〜30重量%で、Vn=35〜70%
【0014】ブロック成分A’のスチレン含量が多過ぎ
るとジエン系ゴムAと非相溶になるため目的の効果が得
られなくなるので好ましくなく、1,2−ビニル結合含
量が前記範囲外ではジエン系ゴムAとの相溶性が不良に
なるので所望の効果が得られないので好ましくない。ブ
ロック成分B’のスチレン含量及び1,2−ビニル結合
含量が前記所定の範囲外では天然ゴム(及び/又はポリ
イソプレン)との相溶性が不良になって所望の効果が得
られないので好ましくない。更にA’/B’比が前記範
囲外ではマトリックスゴムとの絡み合いが少なくなるた
め又は共架橋性が低下するためか、所望の効果が得られ
なくなる。
【0015】本発明において使用するA’−B’型ブロ
ック共重合体は公知のポリマーであり、一般的にはブチ
ルリチウムなどの有機アルカリ金属化合物触媒を用いて
ヘキサンなどの有機溶媒中で例えばスチレン及びブタジ
エンと又はブタジエンを重合させてブロックA’を製造
し、末端リビング状態のこのブロックに更にスチレン及
びブタジエン又はブタジエンを添加してブロックB’を
製造するもので、この際に所望によりモノマー配合量
比、ビニル化剤の添加、重合条件などを適宜選定して目
的のブロック共重合体を得ることができる。さらに、こ
のA’−B’型ブロックポリマー同志を、例えば四塩化
スズ、四塩化ケイ素などでカップリングさせても良い。
別法として、これも常法に従って、ブロックA’とブロ
ックB’とをそれぞれ製造し、これを例えば四塩化ス
ズ、四塩化ケイ素などのカップリング剤を用いてカップ
リングさせることによって製造することもできる。な
お、かかるA’−B’型ブロック共重合体は例えば環状
アミン、
【0016】
【化1】
【0017】結合を有する化合物、例えばアミド化合
物、イミド化合物、ラクタム化合物、尿素化合物などの
変性剤で末端変性されていてもよく、かかる末端変性ブ
ロックはA’−B’型ブロック共重合体の共重合完了
後、リビング状態で適当な変性剤を添加することによっ
て製造することができる。
【0018】本発明において配合するA’−B’型ブロ
ック共重合体の分子量には特に限定はないがマトリック
スゴム(NR、高シスBR)との絡み合い又は共架橋性
を考慮すれば、重量平均分子量が30,000以上であ
るのが好ましく、50,000〜800,000が更に
好ましい。
【0019】本発明のゴム組成物には、ゴム成分100
重量部に対し、カーボンブラック及び/又はシリカなど
の補強性充填剤30重量部以上、好ましくは40〜15
0重量部を配合する。カーボンブラック及びシリカとも
従来ゴム組成物に一般的に配合されている任意のものを
用いることができる。
【0020】本発明に従ったタイヤトレッド用ゴム組成
物をブレンドするに当っては、先ず前記A’−B’ブロ
ックポリマー、ジエン系ゴムB及び補強性充填剤を常法
に従って混合し、次にジエン系ゴムAをブレンドするこ
とが肝要である。勿論、これらの配合成分の一部を別途
配合しても本発明の目的を損なわない限り本発明の技術
的範囲内に入ることはいうまでもない。
【0021】本発明のゴム組成物には前記ポリマー分及
びカーボンブラックやシリカ系充填剤に加えて、硫黄、
加硫促進剤、老化防止剤、その他の充填剤、軟化剤、可
塑剤なの自動車タイヤ用その他のゴム組成物に一般に配
合されている各種添加剤を配合することができ、かかる
配合物は一般的な方法で加硫することができる。これら
の添加剤の配合量も一般的な量とすることができる。例
えば、硫黄の配合量はゴム成分100重量部当り0.5
重量部以上、更に好ましくは1.0〜5.0重量部とす
るのが好ましい。加硫条件も一般的な範囲である。
【0022】
【実施例】以下、実施例によって本発明を更に説明する
が、本発明の範囲をこれらの実施例に限定するものでな
いことは言うまでもない。なお、以下の例における物性
測定は下記方法で行った。
【0023】粘弾性特性(tanδ):東洋精機製作所
製粘弾性スペクトロメータを用い、静的歪み=10%、
動的歪み=2%、周波数=20Hzで測定した(試料幅5
mm、温度60℃)
【0024】耐摩耗性試験:ランボーン摩耗性試験機を
用い、スリップ率25%、荷重5kgの条件で測定した。
結果は比較例3又は9の標準例のゴムを100とした指
数(耐摩耗性指数)で示し、数字の大きいものが耐摩耗
性が優れている。
【0025】ウェットスキッドレジスタンス:ブリティ
ッシュ・ポータブル・スキッドテスターを用いて、湿潤
路面、温度20℃の条件下で測定し、それぞれの値を比
較例3又は9を100として指数表示した。この数値が
大きくなる程、ウェットスキッド抵抗が優れていること
を示す。
【0026】脆化温度:JIS K 6301に準じ
て、低温衝撃脆化試験を実施した。この値が低い程冬期
性能に優れる。
【0027】実施例1〜3及び比較例1〜8 表Iに示す配合(重量部)の各成分を配合し、各成分を
表Iに示す混合方法(下記参照)で1.7リットルのバ
ンバリミキサーで5分間混合した後、この混合物に加硫
促進剤と硫黄とを8インチの試験用練りロール機で4分
間混練し、ゴム組成物を得た。これらのゴム組成物を1
60℃で20分間プレス加硫して、目的とする試験片を
調製し、各種試験を行い、その物性を測定した。得られ
た加硫物の物性は表Iに示す通りであった。
【0028】実施例及び比較例で用いた混合方法A〜D
は以下の通りである。混合方法A(本発明の混合方法) マトリックスとして非相溶な2種類以上のジエン系ゴム
成分A及びBに対してAと相溶でBと非相溶なブロック
A’とBおよびAと相溶であるブロックB’を持つブロ
ック共重合体を混合するに際し(1)まず、マトリック
スBとブロック共重合体およびカーボンブラック15重
量部を混合し、(2)次に、マトリックスAを加えて混
合する。(1)と(2)の混合の間はいったん混合機よ
り放出するかまたは、一連の混合ステップのなかで行な
ってもよい。ただし、(1)の段階で十分なカーボンゲ
ルができるように混合トルクチャート上でBIT(Bl
ack Incorporation Time)を確
認後、(2)のステップへ移行する必要がある。
【0029】混合方法B(通常混合) マトリックス成分A,Bおよびブロック共重合体を同時
に混合する。カーボンブラックはポリマーと同時に添加
する(なお、カーボンブラックは、ポリマーのみ素練り
後に添加しても同じである)。
【0030】混合方法C(本発明の逆の順序) (1)まず、マトリックスAとブロック共重合体および
カーボンブラック15部を混合し、(2)次に、マトリ
ックスBを加え混合する。(1)と(2)の混合の間は
いったん混合機より放出するかまたは、一連の混合ステ
ップのなかで行なってもよい。ただし、(1)の段階で
十分なカーボンゲルができるように混合トルクチャート
上でBITを確認後、(2)のステップへ移行する必要
がある。
【0031】混合方法D(本発明の混合方法においてカ
ーボンブラックを次ステップで混合) (1)まず、マトリックスBとブロック共重合体を混合
し(カーボンブラックは添加しない)、(2)次に、マ
トリックスAおよびカーボンブラックを加え混合する。
(1)及び(2)の混合の間はいったん混合機より放出
する(なお一連の混合ステップのなかで行なってもよ
い)。ただし、(2)の段階で十分なカーボンゲルがで
きるように混合トルクチャート上でBITを確認後放出
する。各混合方法に共通な事項 上記以外の加硫系以外の通常使用される配合剤はA,
C,Dでは(2)のステップで混合する(但しこれに限
定されない)。加硫系配合剤は常法に従い上記各混合方
法を実施後に添加する。
【0032】
【表1】
【0033】
【表2】
【0034】実施例4〜6及び比較例9〜12 実施例1〜3及び比較例1〜8と同様にして表IIに示す
配合の各成分を配合し、評価した。結果を表III に示
す。
【0035】
【表3】
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明に従え
ば、粘弾性特性、ウェットスキッド性能及び冬期性能を
低下させることなく、耐摩耗性(表I及びIII の耐摩耗
性指数が大きいほど良好)に優れたタイヤトレッド用ゴ
ム組成物を得ることができる。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (i)少なくとも2種の非相溶ジエン系
    ゴムA及びB(但しジエン系ゴムA及びBの重量比A/
    B=10/90〜90/10)80〜99重量部と、
    (ii)ジエン系ゴムAと相溶性でジエン系ゴムBと非相
    溶性のブロックA’ジエン系ゴムA及びBの双方と相
    溶性のブロックB’から成るA’−B’ブロックポリマ
    ー1〜20重量部並びに補強性充填剤とを含むタイヤト
    レッド用ゴム組成物を製造するに当り、先ずA’−B’
    ブロックポリマー、ジエン系ゴムB並びにゴム及びポ
    リマーの合計量100重量部に対し、補強性充填剤10
    重量部以上を混合し、次にジエン系ゴムAを混合するこ
    とを含んで成るタイヤトレッド用ゴム組成物の製法
  2. 【請求項2】 ジエン系ゴムAがスチレン含量(St)
    が0〜50重量%、1,2−ビニル結合量が5〜85%
    でかつ(2St+30)%以下のポリブタジエンゴム
    (BR)又はスチレン−ブタジエン共重合体ゴム(SB
    R)でジエン系ゴムBが天然ゴム(NR)及びポリイソ
    プレンゴム(IR)から選ばれた少なくとも1種のジエ
    ン系ゴムであり、A’−B’ブロックポリマーのA’ブ
    ロックがスチレン含量が0〜50重量%、1,2−ビニ
    ル結合量が5〜80%でかつ(2St+30)%以下の
    BR又はSBRであり、B’ブロックがスチレン含量が
    0〜30重量%、1,2−ビニル結合量が(2St+3
    0)%より大きいBRもしくはSBRまたはシス含量が
    70重量%以上のIRであり、A’/B’の重量比が2
    0/80〜80/20である請求項1に記載の製法
  3. 【請求項3】 ジエン系ゴムAがシス−1,4結合量が
    80%以上のBRであり、ジエン系ゴムBがNR及びI
    Rの群から選ばれた少なくとも1種であり、A’ブロッ
    クがスチレン含量(St)が0〜35重量%、1,2−
    ビニル結合量が35〜70%でかつ(2St+30)%
    以下のBR又はSBRであり、B’ブロックがスチレン
    含量(St)が0〜30重量%で、1,2−ビニル結合
    量が(2St+30)%より大きいBRもしくはSBR
    又はシス含量が70重量%以上のIRであり、A’/
    B’の重量比が20/80〜80/20である請求項1
    に記載の製法
  4. 【請求項4】 ジエン系ゴムAがスチレン含量(St)
    0〜55重量%で1,2−ビニル結合量が35%未満ま
    たは、St30〜55重量%、1,2−ビニル結合量3
    5〜70%又は、St0〜55重量%で1,2−ビニル
    結合量70%超であり、ジエン系ゴムBがシス−1,4
    結合量が80%以上のBRであり、A’ブロックがSt
    0〜55重量%で1,2ビニル結合量35%未満又は、
    St30〜55重量%で1,2−ビニル結合量35〜7
    0%又はSt0〜55重量%で1,2−ビニル結合量7
    0%超であり、B’ブロックがスチレン含量(St)が
    0〜30重量%、1,2ビニル結合量が35〜70%の
    BR又はSBRであり、かつブロックポリマーのA’/
    B’の重量比が20/80〜80/20である請求項1
    に記載の製法
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかの製法により製
    造されたタイヤトレッド用ゴム組成物。
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