JP2003089731A - 油展ゴム、これを配合したゴム組成物、およびこれをトレッドゴムに用いたタイヤ並びに競技用タイヤ - Google Patents
油展ゴム、これを配合したゴム組成物、およびこれをトレッドゴムに用いたタイヤ並びに競技用タイヤInfo
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Abstract
で発現する。 【解決手段】特定のミクロ構造を有するSBRを、別の
特定のミクロ構造を有するSBRで混練して油展した伸
展ゴムを使用する。
Description
性およびグリップ特性を一段と向上させることのできる
高性能タイヤのトレッドゴムに適したゴムおよびこれを
配合したゴム組成物、並びに、これをトレッドゴムに使
用したタイヤ、特に競技用タイヤに関する。
要求が一段と厳しくなってきており、自動車のタイヤト
レッド用ゴム材料に従来から要求されてきた耐摩耗性や
破壊特性に加えて、ウェットスキッド抵抗性およびドラ
イグリップ性に優れたゴムが強く望まれるようになって
きた。しかし、これらの特性、特に、耐摩耗性、ウェッ
トスキッド抵抗性およびドライグリップ性は、それぞれ
相反する関係にあるので、これらを同時に満足させるの
は困難である。つまり、グリップ性はそのゴム組成物の
ヒステリシスロス特性に依存しているため、ゴム組成物
のグリップ性を高めるためには、従来より芳香族系の軟
化剤を多量に配合することで対応できるが、このこと
は、逆に、破壊特性の低下をもたらすという不都合があ
った。
に、低分子量SBRを用いる技術がある(参照:特開昭
63−101440号公報)が、この技術の問題は、低
分子量といえども架橋性を有する二重結合を有するの
で、その一部がマトリックスゴムと架橋し、マトリック
スゴムに取り込まれてしまい、ヒステリシスロスを高め
る作用を発現し難いという点にあった。また、この技術
に対する改良として、低分子量成分の架橋を防止すべ
く、低分子量成分の二重結合を水素添加により飽和結合
に変える試みもあるが、この場合は、マトリックスゴム
との相溶性が著しく悪化し、その結果として、破壊特性
が低下し、さらには、低分子量成分がブリードしてくる
という問題があった。
分としての高分子量成分を共に、特定のミクロ構造を有
するポリマーに限定して使用することにより、耐破壊
性、耐摩耗性、ウェットスキッド抵抗性、ドライグリッ
プ性を揃って向上させることに成功した技術がある(参
照:特開2000−129037号公報)。
ウェット状態で混合し、その分散の改良を図っている。
しかし、時として、加硫ゴムの物性が充分でないことが
ある。
記の不都合に鑑みて、ゴム成分と低分子量成分の分散性
を高めて、一層の物性向上を図ることを目的とする。
め、本発明は、以下の構成とする。本発明の油展ゴム
は、ゲル浸透クロマトグラフィーにより得られたポリス
チレン換算重量平均分子量が4.0×105 〜3.0×
106 であり、結合スチレン量が10〜50重量%、ブ
タジエン部のビニル結合量が20〜70%である、リチ
ウム系重合開始剤で重合されたスチレン−ブタジエン共
重合体(A)100重量部に対して、ゲル浸透クロマト
グラフィーにより得られたポリスチレン換算重量平均分
子量が5.0×103 〜2.0×105 であり、結合ス
チレン量が25〜70重量%、ブタジエン部の二重結合
のうち60%以上が水素添加された水添スチレン−ブタ
ジエン共重合体(B)よりなる伸展油10〜200重量
部を混練することにより得られる油展ゴムであって、か
つ共重合体(A)の結合スチレン量と共重合体(B)の
結合スチレン量が以下の式 共重合体(B)の前記結合スチレン量>共重合体(A)
の前記結合スチレン量+10 を満たす関係にあることを特徴とする。
ゴムをゴム成分として配合することを特徴とする。さら
に、本発明のタイヤおよび競技用タイヤは、上記ゴム組
成物をトレッドゴムに使用したことを特徴とする。
ル浸透クロマトグラフィー(GPC:gel permeation c
hromatography)により得られたポリスチレン換算重量平
均分子量を4.0×105 〜3.0×106 と規定する
が、これは、4.0×105 未満では破壊特性が低下
し、3.0×106 を越えると重合溶液の粘度が高くな
り生産性が低くなるからである。同様の観点から、好ま
しくは、7.0×105 〜2.5×106 である。ま
た、共重合体(A)の結合スチレン量を10〜50重量
%と規定するが、これは、10重量%未満では破壊特性
が低下し、ウェットスキッド抵抗性と他の特性とを同時
に満足することが困難であり、50重量%を超えると耐
摩耗性が低下するからである。同様の観点から、好まし
くは、20〜50重量%である。
ニル結合量を20〜70%と規定するが、これは、20
%未満ではウェットスキッド抵抗性が不十分であり、7
0%を超えると耐摩耗特性が低下するからである。同様
の観点から、好ましくは、30〜60%である。共重合
体(A)の結合スチレン量とブタジエン部のビニル結合
量が上記好適範囲にある場合に、ウェットスキッド抵抗
性と耐摩耗性のバランスにおいて優れている。
る共重合体(B)のGPCにより得られたポリスチレン
換算重量平均分子量を5.0×103 〜2.0×105
と規定するが、これは、5.0×103 未満では破壊特
性、耐摩耗性、ウェットスキッド抵抗性、ドライグリッ
プ性が劣り、2.0×105 を超えるとウェットスキッ
ド抵抗性、ドライグリップ性が劣るからである。また、
共重合体(B)の結合スチレン量を25〜70重量%と
規定するが、これは、25重量%未満では、ウェットス
キッド抵抗性、ドライグリップ性が不十分であり、70
重量%を越えると、樹脂状になるため組成物が固くな
り、ウェットスキッド抵抗性、ドライグリップ性が低下
するからである。また、共重合体(B)のブタジエン部
の二重結合のうち60%以上が水素添加されていること
を規定するが、これは、水添率が60%未満では共重合
体(A)との共架橋性が起こり、十分なグリップ性が得
られないからである。水添率は高いほど共重合体(A)
との共架橋性が下がるので、ヒステリシスロスが高くな
り、優れたグリップ性を発揮する。この観点から、好ま
しい水添率の範囲は80%以上である。また、本発明の
油展ゴムは、共重合体(A)100重量部に対して、伸
展油としての共重合体(B)を10〜200重量部の割
合で配合して油展することを規定するが、これは、10
重量部未満では強度とドライグリップ性の改良が不十分
であり、200重量部を超えるとムーニー粘度が低くな
り過ぎて生産性が悪くなるからである。同様の観点か
ら、好ましくは20〜100重量部である。
(A)の結合スチレン量と共重合体(B)の結合スチレ
ン量が以下の式 共重合体(B)の前記結合スチレン量>共重合体(A)
の前記結合スチレン量+10 を満たす関係にあることを規定するが、これは、共重合
体(A)と共重合体(B)との相溶性を得るためであ
り、結合スチレン量の差が10重量%以下の場合、相溶
性が得られず、共重合体(B)のゴム表面へのブリード
が起こり、この油展ゴムを配合したゴム組成物を、タイ
ヤのトレッドゴムに適用した場合、ケースゴム等の他部
材との十分な接着が得られず、また、破壊強力も得られ
ないからである。しかるに、上記条件を満たす共重合体
(B)を用いることにより、優れた強度とグリップ性を
満足する油展ゴムを得ることができる。また、より完全
な相溶性を得るために共重合体(A)と水添共重合体
(B)の結合スチレン含量の差が15重量%以上である
ことが好ましい。
とを炭化水素溶媒中でエーテルまたは第三級アミンの存
在下にリチウム系重合開始剤を用いて共重合させること
により得られる。
ン、メチルシクロペンタン、シクロオクタンなどの脂環
式炭化水素;プロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、
ヘプタン、オクタン、デカンなどの脂肪族炭化水素;ベ
ンゼン、トルエン、エチルベンゼンなどの芳香族炭化水
素を用いることができる。これらの炭化水素は単独で
も、あるいは2種以上を混合して用いてもよい。これら
の炭化水素の中では、脂肪族炭化水素および脂環式炭化
水素が好ましい。
合物が好ましく、その例としては、エチルリチウム、プ
ロピルリチウム、n−ブチルリチウム、sec−ブチル
リチウム、tert−ブチルリチウムなどのアルキルリ
チウム;フェニルリチウム、トリルリチウムなどのアリ
ルリチウム;ビニルリチウム、プロペニルリチウムなど
のアルケニルリチウム;テトラメチレンジリチウム、ペ
ンタメチレンジリチウム、ヘキサメチレンジリチウム、
デカメチレンジリチウムなどのアルキレンジリチウム;
1,3−ジリチオベンゼン、1,4−ジリチオベンゼン
などのアリレンジリチウム;1,3,5−トリリチオシ
クロヘキサン、1,2,5−トリリチオナフタレン、
1,3,5,8−テトラリチオデカン、1,2,3,5
−テトラリチオ−4−ヘキシルーアントラセン等が挙げ
られる。これらのうち、好ましくは、n−ブチルリチウ
ム、sec−ブチルリチウム、tert−ブチルリチウ
ムおよびテトラメチレンジリチウムであり、特に好まし
くは、n−ブチルリチウムである。
操作における重合速度および生成される重合体の分子量
によって決定されるが、通常、単量体100g当たりリ
チウム原子として0.02〜5mg原子程度、好ましく
は0.05〜2mg原子である。
バッチ重合方式、連続重合方式のいずれの方式によって
も行うことができる。上記重合反応における重合温度
は、0〜130℃の範囲が好ましい。また、重合反応
は、等温重合、昇温重合あるいは断熱重合のいずれの重
合形式によっても行うことができる。さらに、重合を行
う際には、反応容器内にゲルが生成するのを防止するた
めに、1,2−ブタジエンなどのアレン化合物を添加す
ることもできる。
−ブタジエン共重合体(B)は、共重合体(A)と同様
の方法により合成したポリマーを常法の水添方法により
得ることができる。すなわち、有機カルボン酸ニッケ
ル、有機カルボン酸コバルト、1〜3族の有機金属化合
物からなる水素化触媒;カーボン、シリカ、けいそう土
などで担持されたニッケル、白金、パラジウム、ルテニ
ウム、ロジウム金属触媒;コバルト、ニッケル、ロジウ
ム、ルテニウム錯体等から選択される一種を触媒として
1〜100気圧の加圧水素下で水素化する。
得られる、いわゆるウェット状態での油展ゴムではな
く、乾燥状態で混練することにより得られる、いわゆる
ドライ状態での油展ゴムであり、ゴム補強充填剤等の他
の配合剤との混練に先立って、混練製造される。
体(A)と共重合体(B)からなる油展ゴムのみでもよ
いし、さらに、伸展油としてではなく、共重合体(B)
を配合したり、他のジエン系ゴムたとえば天然ゴム、ポ
リイソプレンゴム、乳化重合スチレンブタジエンゴム、
ポリブタジエンゴムなどを、混練時に配合して、ブレン
ドゴムとして用いてもよい。得られた油展ゴムに、上記
のように場合によりブレンド用のゴム、およびカーボン
ブラック、シリカ、水酸化アルミニウムなどの補強剤や
各種の配合剤を加えてロール、バンバリーミキサー、ニ
ーダーなどによって混練りした後、硫黄、加硫促進剤な
どを添加して加硫し、タイヤ用トレッドゴムとして用い
ることができる。本発明のゴム組成物に乳化重合スチレ
ン−ブタジエンゴムをブレンドした場合には、特に高速
走行重視型タイヤとして好適であり、ポリブタジエンを
ブレンドした場合は特に低温特性重視型タイヤとして好
適である。
く説明するが、これらの実施例は本発明の範囲を制限す
るものではない。なお、以下の各例における各種物性
は、次の方法によって評価した。 (1)分子量(Mw )および分子量分布(Mw /Mn )
は、ウォーターズ社製244型GPCを用い、検知器と
して示差屈折計を用い、次の条件で測定する。 カラム:東洋ソーダ製カラムGMH−3、GMH−6、
G6000H−6 移動相:テトラヒドロフラン (2)ポリスチレン換算重量平均分子量 ウォーターズ社製単分散スチレン重合体を用い、GPC
による単分散スチレン重合体のピークの分子量とGPC
のカウント数との関係を予め求めて検量線を作成し、こ
れを用いて、重合体のポリスチレン換算での分子量を求
めた。 (3)加硫物性 破壊強度は、JISK6301−1995に従って測定
した。ウェットスキッド抵抗性およびドライスキッド抵
抗性は、スキッドテスターにより、濡れた路面上および
乾いた路面を再現して評価した。耐摩耗性は、ランボー
ン式摩耗試験機により評価した。
ブに、シクロヘキサン3000g、テトラヒドロフラン
(THF)12g、1,3−ブタジエン200gおよび
スチレン100gを導入し、オートクレーブ内の温度を
21℃に調整した。次に、n−ブチルリチウム0.10
gを加えて昇温条件下で60分間重合し、モノマーの転
化率が99%であることを確認した。その後、老化防止
剤として2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾールを
3.5g加えた。分析値を表1に示す。 共重合体(A−2)〜(A−6)の合成 モノマーの仕込み比、触媒量等を変えた他は前記と同様
にして合成した。分析値を表1に示す。
ブに、シクロヘキサン3000g、テトラヒドロフラン
(THF)12g、1,3−ブタジエン150gおよび
スチレン150gを導入し、オートクレーブ内の温度を
21℃に調整した。次に、n−ブチルリチウム1.50
gを加えて昇温条件下で60分間重合し、モノマーの転
化率が99%であることを確認したのちトリブチルシリ
ルクロライド4.68gを加え重合を停止した後、予め
別容器で調製したナフテン酸ニッケル:トリエチルアル
ミニウム:ブタジエン=1:3:3(モル比)の触媒液
を共重合体中のブタジエン部1000モルに対しニッケ
ル1モルとなるよう仕込んだ。その後、反応系内に水素
圧力30atmで水素を導入し、80℃で反応させた。
水素添加率は四塩化炭素を溶媒として用い、15重量%
の濃度で測定した100MHzのプロトンNMRの不飽
和結合部のスペクトルの減少から算出した。分析値を表
2に示す。 共重合体(B−2)〜(B−4)の合成 モノマーの仕込み比、触媒量、水素圧力などを変えた他
は前記と同様にして合成した。分析値を表2に示す。
よび表5には、得られたゴム組成物の加硫物性および油
展ゴムの内訳、さらに、油展ゴムがドライ状態で混練に
より得たものかウェット状態で分散させて得たのもかの
区別を示す。具体的には、表4に記載の実施例1〜4、
および比較例6の加硫ゴムは、共重合体(A)と共重合
体(B)をドライ状態で混練して得た油展ゴムを使用し
た場合を示し、対応する比較例1〜5は、共重合体
(A)と共重合体(B)をウェット状態で分散して得た
油展ゴムを使用した場合を示す。一方、表5に記載の実
施例5〜9および比較例7〜11は、共重合体(B)の
半量をドライ状態で伸展し、残りはウェット状態で伸展
した場合と、全量をウェット状態で伸展した場合を対比
して示す。なお、表4、表5共に、A、B重合体の組み
合わせが等しい比較例をコントロールとしている。
うに、各実施例の加硫ゴムは、各比較例の加硫ゴムに比
べて耐摩耗性、破壊特性、ウェットスキッド抵抗性、お
よびドライグリップ性が揃って向上している。また、上
記と同様にして調製した各実施例および各比較例のゴム
組成物をトレッドゴムとして用いて、タイヤサイズ:3
15/40R18の競技用タイヤを作製し、テストコー
スの走行に供した。各実施例のタイヤは、いずれも、耐
摩耗性、ウェットスキッド抵抗性、ドライグリップ性共
に、対応する各比較例のタイヤに対して良好であった。
ジエン共重合体を、特定の水素添加された低分子量スチ
レン−ブタジエン共重合体で混練により油展することに
より、この油展ゴムを配合したゴム組成物は、耐摩耗性
と破壊特性が良好で、しかもウェットスキッド抵抗性、
およびドライグリップ性に優れたものとなる。このゴム
組成物は、タイヤトレッド用ゴムとして好適であり、こ
れをトレッドゴムに使用したタイヤは、特に最近要望さ
れている高速走行安定性に優れており、さらに、本発明
のゴム組成物を競技用タイヤのトレッドゴムとした場合
には、上記効果が顕著に現れる。
Claims (10)
- 【請求項1】 ゲル浸透クロマトグラフィーにより得ら
れたポリスチレン換算重量平均分子量が4.0×105
〜3.0×106 であり、結合スチレン量が10〜50
重量%、ブタジエン部のビニル結合量が20〜70%で
ある、リチウム系重合開始剤で重合されたスチレン−ブ
タジエン共重合体(A)100重量部に対して、 ゲル浸透クロマトグラフィーにより得られたポリスチレ
ン換算重量平均分子量が5.0×103 〜2.0×10
5 であり、結合スチレン量が25〜70重量%、ブタジ
エン部の二重結合のうち60%以上が水素添加された水
添スチレン−ブタジエン共重合体(B)よりなる伸展油
10〜200重量部を混練して得られる油展ゴムであっ
て、かつ共重合体(A)の結合スチレン量と共重合体
(B)の結合スチレン量が以下の式 共重合体(B)の前記結合スチレン量>共重合体(A)
の前記結合スチレン量+10 を満たす関係にあることを特徴とする油展ゴム。 - 【請求項2】 共重合体(A)のポリスチレン換算重量
平均分子量が7.0×105 〜2.5×106 であるこ
とを特徴とする請求項1記載の油展ゴム。 - 【請求項3】 共重合体(A)の結合スチレン量が20
〜50重量%であることを特徴とする請求項1または2
記載の油展ゴム。 - 【請求項4】 共重合体(A)のブタジエン部のビニル
結合量が30〜60%であることを特徴とする請求項
1、2または3記載の油展ゴム。 - 【請求項5】 共重合体(B)のブタジエン部の二重結
合のうち80%以上が水素添加されていることを特徴と
する請求項1〜4のうちいずれか1項に記載の油展ゴ
ム。 - 【請求項6】 共重合体(A)の結合スチレン量と共重
合体(B)の結合スチレン量が以下の式 共重合体(B)の前記結合スチレン量≧共重合体(A)
の前記結合スチレン量+15 を満たす関係にあることを特徴とする請求項1〜5のう
ちいずれか1項に記載の油展ゴム。 - 【請求項7】 共重合体(A)100重量部に対して、
共重合体(B)は20〜100重量部であることを特徴
とする請求項1〜6のうちいずれか1項に記載の油展ゴ
ム。 - 【請求項8】 請求項1〜7のうちいずれか1項に記載
の油展ゴムをゴム成分として配合することを特徴とする
ゴム組成物。 - 【請求項9】 請求項8記載のゴム組成物をトレッドゴ
ムに使用したことを特徴とするタイヤ。 - 【請求項10】 請求項8記載のゴム組成物をトレッド
ゴムに使用したことを特徴とする競技用タイヤ。
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JP2001283493A JP4881520B2 (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 油展ゴム、これを配合したゴム組成物、およびこれをトレッドゴムに用いたタイヤ並びに競技用タイヤ |
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