JP3391873B2 - 新規置換ピリジン - Google Patents
新規置換ピリジンInfo
- Publication number
- JP3391873B2 JP3391873B2 JP34331093A JP34331093A JP3391873B2 JP 3391873 B2 JP3391873 B2 JP 3391873B2 JP 34331093 A JP34331093 A JP 34331093A JP 34331093 A JP34331093 A JP 34331093A JP 3391873 B2 JP3391873 B2 JP 3391873B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- carbon atoms
- chain
- straight
- same
- branched
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D213/00—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D213/02—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members
- C07D213/04—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom
- C07D213/24—Heterocyclic compounds containing six-membered rings, not condensed with other rings, with one nitrogen atom as the only ring hetero atom and three or more double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members having no bond between the ring nitrogen atom and a non-ring member or having only hydrogen or carbon atoms directly attached to the ring nitrogen atom with substituted hydrocarbon radicals attached to ring carbon atoms
- C07D213/28—Radicals substituted by singly-bound oxygen or sulphur atoms
- C07D213/30—Oxygen atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P3/00—Drugs for disorders of the metabolism
- A61P3/06—Antihyperlipidemics
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P9/00—Drugs for disorders of the cardiovascular system
- A61P9/10—Drugs for disorders of the cardiovascular system for treating ischaemic or atherosclerotic diseases, e.g. antianginal drugs, coronary vasodilators, drugs for myocardial infarction, retinopathy, cerebrovascula insufficiency, renal arteriosclerosis
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D405/00—Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom
- C07D405/02—Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings
- C07D405/06—Heterocyclic compounds containing both one or more hetero rings having oxygen atoms as the only ring hetero atoms, and one or more rings having nitrogen as the only ring hetero atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Urology & Nephrology (AREA)
- Vascular Medicine (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Diabetes (AREA)
- Hematology (AREA)
- Obesity (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Pyridine Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は新規置換ピリジン、その製造法及
び薬剤におけるその利用に関する。真菌類の培養物から
単離されるラクトン誘導体が3−ヒドロキシ−3−メチ
ルグルタリル補酵素Aレダクターゼ(HMG−CoAレ
ダクターゼ)の阻害剤であることは開示されている[m
evinolin,ヨーロッパ特許第22,478号;
米国特許第4,231,938号]。 【0002】さらにピリジン置換ジヒドロキシヘプテン
酸がHMG−CoAレダクターゼ阻害剤であることが開
示されている[ヨーロッパ特許第325,130号;同
307,342;同306,929号]。 【0003】ここで本発明は一般式(I) 【0004】 【化5】 【0005】[式中、R1は炭素数が3−7のシクロア
ルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又は場合によりハロゲン、
トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルより成る群からの同一又は異なる置
換基により最高で2置換されたフェニルを示すか、ある
いは式 【0006】 【化6】 【0007】の基を示し、ここでR6及びR7は同一又は
異なり水素あるいは炭素数が最高4の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキルを示し、R2は炭素数が3−7のシクロ
アルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしく
は分枝鎖アルキルを示し、R3は式 【0008】 【化7】【0009】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−、−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及
びR10は同一又は異なり水素又は式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、あるいはR8及びR9は一緒
になって式 【0010】 【化8】 【0011】の基を形成し、R4は場合によりハロゲ
ン、トリフルオロメチル、メトキシ、フェノキシ又は炭
素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成
る群からの同一又は異なる置換基により最高で2置換さ
れたフェニルを示し、R5はR3に関する上記の意味を有
し、この意味と同一であるか又は異なるか、あるいは水
素、シアノ、カルボキシル又は炭素数が最高8の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシカルボニルを示すか、ある
いは場合によりハロゲン、ヒドロキシル又は炭素数が最
高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又は式−O−
(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14により置換
された炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
ルを示し、ここでaは0又は1の数であり、R13はそれ
ぞれ場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、シア
ノ、ニトロ又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキルより成る群からの同一又は異なる置換基によ
り最高で2置換されたフェニル又はベンジルを示し、R
14はR13に関する上記の意味を有し、この意味と同一又
は異なるか、あるいは炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又はR5は式−CH=N−
O−R15の基を示し、ここでR15はR14に関する上記の
意味を有し、この意味と同一又は異なる]の新規置換ピ
リジンに関する。 【0012】R3及び/又はR5として言及した側鎖に依
存して本発明の化合物はそれぞれの場合に1又は2個の
不斉炭素原子を有し、それに基−OR8及び−OR9が結
合している。従ってこれらは種々の立体化学的形態で存
在することができる。 【0013】本発明は各異性体及びそれらの混合物の両
方に関する。従って基−OR8/−OR9の相対的位置に
依存して本発明の物質はエリトロ立体配置又はトレオ立
体配置で存在することができる。これは、例えば(a)
[R3/R5]の場合以下のように示される: 【0014】 【化9】 【0015】トレオ立体配置及びエリトロ立体配置の物
質の場合に今度は2個のエナンチオマーが存在する。 【0016】さらに二重結合(A及びB=−CH=CH
−)のために、本発明の化合物はE立体配置又はZ立体
配置で存在することができる。E立体配置を有する化合
物が好ましい。 【0017】さらにアルデヒド基はそれぞれの場合に対
応するピランと平衡状態にある。 【0018】 【化10】【0019】一般式(I)の好ましい化合物は、式中R
1がシクロプロピル、シクロペンチル又は炭素数が最高
6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示すか、又は場
合によりフッ素、塩素、トリフルオロメチル又はメチル
により置換されたフェニルを示し、R2がシクロプロピ
ル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを示すか、又は
炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
し、R3が 【0020】 【化11】 【0021】を示し、ここでXは基−CH2−CH2−、
−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及びR
10は同一又は異なり水素あるいは式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、又はR8及びR9が一緒にな
って式 【0022】 【化12】 【0023】の基を形成し、R4が場合によりフッ素、
塩素、臭素、トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成る群からの同一
又は異なる置換基により最高で2置換されたフェニルを
示し、R5がR3に関する上記の意味を有し、この意味と
同一又は異なるか、あるいは水素、シアノ、カルボキシ
ル又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシカルボニルを示すか、あるいは場合によりフッ素、
塩素、臭素、ヒドロキシル又は炭素数が最高6の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシにより置換された、又は式
−O−(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14の基
により置換された炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝
鎖状アルキルを示し、ここでaは0又は1を示し、R13
はそれぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、トリフルオ
ロメチル、シアノ、ニトロ又は炭素数が最高4の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルキルにより置換されたフェニル又
はベンジルを示し、R14はR13に関する上記の意味を有
し、この意味と同一又は異なるか、あるいは炭素数が最
高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示すか、又は
R5が式−CH=N−O−R15の基を示し、ここでR15
はR14に関する上記の意味を有し、この意味と同一又は
異なる化合物である。 【0024】一般式(I)の特に好ましい化合物は、式
中R1がシクロプロピル又は炭素数が最高4の直鎖状も
しくは分枝鎖状アルキルを示し、R2がシクロプロピル
又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル
を示し、R3が式 【0025】 【化13】【0026】の基を示し、式中Xは基−CH2−CH2−
又は−CH=CH−を示し、R8、R9及びR10は同一又
は異なり水素、あるいは式−CO−R11の基を示し、こ
こでR11は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R4が場合によりフッ素、トリフルオロ
メチル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルにより置換されたフェニルを示し、R5がR4に関
する上記の意味を有し、この意味と同一又は異なるか、
あるいは水素を示すか、あるいは場合によりヒドロキシ
ル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシ又はp−フルオロベンジルオキシにより置換された
炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
す化合物である。 【0027】一般式(I)の特別に好ましい化合物は、
式中R1が炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R2がシクロプロピル又は炭素数が最高
4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R3が式 【0028】 【化14】 【0029】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−又は−CH=CH−を示し、R4が場合によりフッ素
に置換されたフェニルを示し、R5がR3に関する上記の
意味を有するか、又は場合によりヒドロキシルあるいは
炭素数が最高4のアルコキシ又はフルオロベンジルオキ
シにより置換されていることができる炭素数が最高4の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示す化合物である。 【0030】さらに本発明の一般式(I)の化合物の製
造法が見いだされ、それは一般式(II) 【0031】 【化15】 【0032】[式中、R1、R2及びR4は上記の意味を
有し、Dは式 【0033】 【化16】 【0034】の基を示し、ここでA、B、R8及びR9は
上記の意味を有し、R14はC1−C6−アルキルを示し、
EもDに関する上記の意味を有するか、又はR3に関し
て上記で言及した異なる意味を有する]の化合物を不活
性溶媒中、保護気体雰囲気下で場合によりアルデヒドの
段階を介して還元し、−X−が−CH2−CH2−基を示
す場合エテン基(X=−CH=CH−)又はエチン基
(X=−C≡C−)を通常の方法に従って徐々に水素化
し、場合により異性体を分離することを特徴とする。 【0035】本発明の方法は例えば以下の反応式により
示すことができる: 【0036】 【化17】【0037】一般に還元に適した溶媒は通常の有機溶媒
である。ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジ
オキサンなどのエーテルが好ましい。テトラヒドロフラ
ンが特に好ましい。 【0038】適した還元剤は、例えばリチウムアルミニ
ウムハイドライド、ナトリウムシアノボロハイドライ
ド、ナトリウムアルミニウムハイドライド、ジイソブチ
ルアルミニウムハイドライド又はナトリウムビス−(2
−メトキシエトキシ)ジヒドロアルミネートなどの複合
金属水素化物である。ジイソブチルアルミニウムハイド
ライドが好ましい。 【0039】一般に還元剤は一般式(II)の化合物1
モル当たり4モル−10モル、好ましくは4モル−5モ
ルの量で用いられる。 【0040】一般に還元はそれぞれ還元剤及び溶媒の選
択に依存して−78℃から+50℃、好ましくは−78
℃から0℃の温度範囲、特に好ましくは−78℃で行
う。 【0041】一般に還元は大気圧下で行うが、高圧下又
は減圧下で行うこともできる。 【0042】対応するピランを与えるアルデヒドの環化
は場合によりモレキュラーシーブの存在下で一般に室温
で、又は不活性有機溶媒中で加熱することにより行う。 【0043】この場合に適した溶媒は炭化水素、例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン、鉱油留分又はテラトリ
ンあるいはジグライム又はトリグライムである。ベンゼ
ン、トルエン又はキシレンの使用が好ましい。上記の溶
媒の混合物の使用も可能である。モレキュラーシーブの
存在下における炭化水素、特にトルエンの使用が特に好
ましい。 【0044】環化は一般に−40℃から+100℃、好
ましくは−25℃から+50℃の温度範囲で行う。 【0045】水素化は通常の方法で貴金属触媒、例えば
Pd/C、Pt/C又はラネイニッケルの存在下、上記
の溶媒の1つ、好ましくはアルコール、例えばメタノー
ル、エタノール又はプロパノール中で、−20℃から+
100℃、好ましくは0℃から+50℃の温度範囲に
て、大気圧又は高圧下で水素を用いて行う。 【0046】場合により上記のエステル基の還元の間に
三重又は二重結合も還元される。 【0047】D及び/又はEが式 【0048】 【化18】 【0049】の基を示す場合、一般式(II)の化合物
は開示されている[EP 325,130を参照]。 【0050】D及び/又はEが式 【0051】 【化19】 【0052】の基を示す場合ほとんどの化合物は新規化
合物である。しかしそれらはドイツ公開明細書 4,0
23,308に公開されている方法と同様にして、一般
式(III) 【0053】 【化20】 【0054】[式中、R1、R2及びR4は上記の意味を
有し、L及びT又はLあるいはTが式 【0055】 【化21】 を示し、ここでR8及びR10は上記の意味を有する]の
化合物から出発して還元することにより製造することが
できる。 【0056】この場合に溶媒として適した物質は、メタ
ノール、エタノール又はプロパノールなどのアルコール
であり、エタノールが好ましい。 【0057】還元は通常の還元剤を用いて、好ましくは
ケトンからヒドロキシ化合物への還元に適した還元剤を
用いて行うことができる。不活性溶媒中、場合によりト
リアルキルボランの存在下で金属水素化物又は複合金属
水素化物を用いた還元がこの目的に特に適している。複
合金属水素化物、例えばリチウムボラネート、ナトリウ
ムボラネート、カリウムボラネート、亜鉛ボラネート、
リチウムトリアルキルボロハイドライド−ボラネート、
又はリチウムアルミニウムハイドライドを用いて還元を
行うのが好ましい。トリエチルボランの存在下でナトリ
ウムボロハイドライドを用いて還元を行うのが特に好ま
しい。 【0058】一般に還元は−78℃から+50℃、好ま
しくは−78℃から+25℃の温度範囲で、及び大気圧
下で行う。 【0059】一般式(III)の化合物のほとんどは新
規化合物であり、既知の方法と同様にして製造すること
ができる[ドイツ特許出願公開第3,817,298号;
米国特許第5,091,378号明細書を参照]。 【0060】エナンチオマー的に純粋な一般式(I)の
化合物の場合、公開されている方法に従いラセミ生成物
とエナンチオマー的に純粋なアミンの反応により対応す
るジアステレオマーアミド混合物を得、その後クロマト
グラフィー又は結晶化により各ジアステレオマーに分離
し、加水分解することによって得られる一般式(II)
の対応するエナンチオマー的に純粋なエステルを用いる
か[ドイツ特許出願公開第4,040,026号明細書を
参照]、又は通常のクロマトグラフィー法により最終ラ
セミ生成物を分離する。 【0061】本発明のピリジン及びそれらの異性体は先
行技術より優れた有用な薬理学的特性を有し、特に3−
ヒドロキシ−3−メチルグリタリル補酵素A(HMG−
CoA)レダクダーゼの阻害剤として強い活性を示し、
従ってコレステロール生合成の阻害剤となる。従ってこ
れらは高リポ蛋白血症及び動脈硬化症の処置に用いるこ
とができる。さらに本発明の活性化合物は血液中のコレ
ステロール含有量を減少させる。 【0062】本発明の物質の薬理学的活性は以下のアッ
セイによりで決定した: 【0063】 【HMG−CoAレダクターゼ阻害剤に関するバイオア
ッセイ】コレステロールを哺乳類の体で酢酸塩単位から
合成する。生体内の肝臓コレステロール生合成を測定す
るために放射性標識14C−酢酸塩を動物に投与し、後の
時点に14C−コレステロールの含有量を肝臓にて決定し
た。 【0064】試験物質を、体重が140−160gの雄
のWisterラットにて生体内の肝臓コレステロール
生合成の阻害に関して試験した。この目的のために、ラ
ットを物質の経口投与の18時間前に秤量し、それぞれ
6匹の動物の群に分け(物質を与えない標準群:8
匹)、絶食させた。投与の直前にUltra−Turr
axを用い、試験物質を0.75%の濃度のトラガカン
ト水性懸濁液に懸濁した。トラガカント懸濁液(標準動
物)又はトラガカント中に懸濁した物質はチューブを用
いて投与した。物質の経口投与の2時間後に14C−酢酸
塩(12.5μCi/動物)を動物に腹腔内注入した。 【0065】さらに2時間後(物質投与から4時間
後)、動物を犠牲にし、喉を切って瀉血させた。その後
腹腔を開け、約700mgの肝臓試料を取り出して14C
−酢酸塩から合成された14C−コレステロールを測定し
た。Duncan et al.(J.Chromat
ogr.162(1979)281−292)の方法の
修正法によりコレステロールを抽出した。肝臓試料をガ
ラスポッター中のイソプロパノール中でホモジナイズし
た。試料を振り、その後遠心した後、上澄み液をアルコ
ール性KOHで処理し、コレステロールエステルを加水
分解した。加水分解の後、ヘプタンと共に振ることによ
り全コレステロールを抽出し、上澄み液を蒸発させた。
残留物をイソプロパノール中に取り、混合物をシンチレ
ーション管に移し、LSCカクテルで補った。肝臓で14
C−酢酸塩から合成された14C−コレステロールを液体
シンチレーション計数計で測定した。トラガカントのみ
で処理した動物の肝臓14C−コレステロール含有量を標
準として用いた。物質の阻害活性は、トラガカント標準
動物(=100%)の合成肝臓14C−コレステロール含
有量に対するパーセントで示す。 【0066】 【表1】 本発明は、不活性無毒性の製薬学的に許容し得る助剤及
び賦形剤の他に1種類か又はそれ以上の一般式(I)の
化合物を含む、又は1種類か又はそれ以上の式(I)の
活性化合物を含む製薬学的組成物、及びこれらの組成物
の製造法も含む。 【0067】これらの組成物は混合物全体の0.1−9
9.5重量%、好ましくは0.5−95重量%の濃度の式
(I)の活性化合物を含まなければならない。 【0068】式(I)の活性化合物の他に、製薬学的組
成物は他の製薬学的活性化合物も含むことができる。 【0069】上記の製薬学的組成物は、既知の方法に従
って通常のやり方で、例えば助剤又は賦形剤を用いて製
造することができる。 【0070】一般に式(I)の活性化合物を24時間毎
に約0.1μg/kg−約100μg/kgの合計量、
好ましくは約1μg/kg−50μg/kg体重の合計
量で、場合により数回の投薬の形態で投与するのが所望
の結果を得るために有利であることがわかった。 【0071】しかし、処置するべき患者の性質及び体
重、薬剤に対する患者の挙動、疾病の性質と重度、組成
物及び投与の型、及び組成物を投与する時間又は間隔に
依存して上記の量から変動させることが有利なこともあ
る。 【0072】 【実施例】出発化合物 実施例I 3R,5S−(+)−エリトロ−(E)−7−[4−
(4−フルオロフェニル)−2,6−ジイソプロピル−
5−メトキシメチル−ピリド−3−イル]−3,5−ジ
ヒドロキシ−6−ヘプテン酸メチル 【0073】 【化22】 【0074】4.81g(10ミリモル)の3R,5S−
(+)−エリトロ−(E)−7−[4−(4−フルオロ
フェニル)−2,6−ジイソプロピル−5−メトキシメ
チル−3−ピリジル]−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘ
プテン酸ナトリウムを100mlの水に溶解し、1Nの
塩酸を加えてpHを4とする。混合物を150mlのメ
チレンクロリドを用いて2回抽出する。有機相をNa2
SO4で乾燥し、その後エーテル中のジアゾメタンの溶
液と反応させ、反応を完了させる。続いて溶媒をロータ
リーエバポレーターでとばし、残留物を高真空下で乾燥
する。 【0075】収量:4.65g(理論値の98%)1 H NMR(CDCl3):δ=1.23(m,6
H);1.32(d,6H);1.40(m,2H);
2.43(m,2H);3.18(s,3H);3.32
(m,2H);3.73(s,3H);4.05(s,2
H);4.08(m,1H);4.29(m,1H);
5.23(dd,1H);6.31(d,1H);7.0
−7.20(m,4H)ppm。 【0076】比旋光度(EtOH):[α]20 D=4
1.7o(c=1.0)製造実施例 実施例1 3S,5S−(+)−(E)−7−[4−(4−フルオ
ロフェニル)−2,6−ジイソプロピル−5−メトキシ
メチル−ピリド−3−イル]ヘプト−6−エン−1,3,
5−トリオール 【0077】 【化23】 【0078】4g(8.5ミリモル)の実施例1からの
化合物をアルゴン下で100mlの無水THFに溶解す
る。1.2Mのジイソブチルアルミニウムハイドライド
溶液(トルエン中)35.8ml(43モリモル)を−
78℃で滴下する。−30℃で12時間後、反応溶液を
0℃とし、150mlの水を注意深く加える。混合物を
その後200mlづつの酢酸エチルで3回抽出する。有
機相を飽和NaCl溶液で洗浄し、Na2SO4を用いて
乾燥し、ロータリーエバポレーターで濃縮する。シリカ
ゲル60上のクロマトグラフィー(25−40μ、溶離
剤 酢酸エチル/石油エーテル 7:3)の後、所望の
生成物が得られる。 【0079】収量:1.98g(理論値の52%)1 H NMR(CDCl3):δ=1.2−1.5(m,2
H);1.23(dd,6H);1.36(d,6H);
1.65(m,2H);3.19(s,3H);3.30
(m,2H);3.82(m,2H);4.02(m,1
H);4.07(s,2H);4.27(m,1H);
5.26(dd,1H);6.28(d,1H);7.0
−7.2(m,4H)ppm 比旋光度(EtOH):[α]20 D=31.1o(c=
1.0)実施例2 3S,5S(+)−(E)−7−[5−(4−フルオロ
ベンジルオキシメチル)−4−(4−フルオロフェニ
ル)−2,6−ジイソプロピル−ピリド−3−イル]ヘ
プト−6−エン−1,3,5−トリオール 【0080】 【化24】 【0081】3R,5S−(+)−エリトロ−(E)−
7−[5−(4−フルオロベンジルオキシメチル)−4
−(4−フルオロフェニル)−2,6−ジイソプロピル
−ピリド−3−イル]−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘ
プテン酸ナトリウムを用い、実施例I及び1と同様にし
て製造を行う。 【0082】1H NMR(CDCl3):δ=1.1−
1.4(m,2H);1.18(dd,6H);1.22
(d,6H);1.58(m,2H);3.32(m,2
H);3.78(m,2H);3.95(m,1H);
4.06(s,2H);4.18(m,1H);4.22
(s,2H);5.18(dd,1H);6.22(d
d,1H);6.8−7.2(m,8H)ppm。 【0083】実施例3 エリトロ(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)
−5−ヒドロキシメチル−2,6−ジイソプロピル−ピ
リド−3−イル]ヘプト−6−エン−1,3,5−トリオ
ール 【0084】 【化25】 【0085】エリトロ−(E)−[4−(4−フルオロ
フェニル)−5−ヒドロキシメチル−2,6−ジイソプ
ロピル−ピリド−3−イル]−3,5−ジヒドロキシ−
6−ヘプテン酸ナトリウムから出発して、実施例I及び
1と同様にして製造を行う。 【0086】1H NMR(CDCl3):δ=1.2−
1.4(m,2H);1.22(dd,6H);1.32
(d,6H);1.55(m,2H);3.28(sep
t.,1H);3.42(sept.,1H);3.86
(m,2H);4.03(m,1H);4.28(m,1
H);4.42(d,2H);5.27(dd,1H);
6.28(d,1H);7.0−7.2(m,2H)pp
m。 【0087】実施例4 2,6−ジイソプロピル−4−(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ビス(エリトロ−3,5,7−トリヒドロ
キシ−ヘプト−1−(E)−エニル)−ピリジン 【0088】 【化26】 【0089】2,6−ジイソプロピル−4−(4−フル
オロフェニル)−3,5−ビス−(メチル−エリトロ−
(E)−3,5−ジヒドロキシ−ヘプト−6−エノエー
ト−7−イル)−ピリジンから出発して実施例I及び1
と同様にして製造を行う。 【0090】1H NMR(CDCl3)δ=1.2−1.
4(m,12H);1.4−1.7(m,8H);3.2
9(hept.2H);3.83(m,4H);4.03
(m,2H);4.30(m,2H);5.28(dd,
2H);6.28(d,2H);6.9−7.1(m,4
H)ppm。 【0091】実施例5 エリトロ−(E)−7−[2−(4−フルオロフェニ
ル)−4,6−ジイソプロピル−5−メトキシメチル−
ピリド−3−イル]ヘプト−6−エン−1,3,5−トリ
オール 【0092】 【化27】 【0093】エリトロ−(E)−7−[2−(4−フル
オロフェニル)−4,6−ジイソプロピル−5−メトキ
シメチル−ピリド−3−イル]−3,5−ジヒドロキシ
−6−ヘプテン酸メチルから、実施例1と同様にして製
造。 【0094】収率:34%、無色油 MS(DCI):446(30%,M+H) 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。 【0095】1.一般式 【0096】 【化28】 【0097】[式中、R1は炭素数が3−7のシクロア
ルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又は場合によりハロゲン、
トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルより成る群からの同一又は異なる置
換基により最高で2置換されたフェニルを示すか、ある
いは式 【0098】 【化29】 【0099】の基を示し、ここでR6及びR7は同一又は
異なり水素あるいは炭素数が最高4の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキルを示し、R2は炭素数が3−7のシクロ
アルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしく
は分枝鎖アルキルを示し、R3は式 【0100】 【化30】 【0101】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−、−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及
びR10は同一又は異なり水素又は式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、あるいはR8及びR9は一緒
になって式 【0102】 【化31】 【0103】の基を形成し、R4は場合によりハロゲ
ン、トリフルオロメチル、メトキシ、フェノキシ又は炭
素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成
る群からの同一又は異なる置換基により最高で2置換さ
れたフェニルを示し、R5はR3に関する上記の意味を有
し、この意味と同一であるか又は異なるか、あるいは水
素、シアノ、カルボキシル又は炭素数が最高8の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシカルボニルを示すか、ある
いは場合によりハロゲン、ヒドロキシル又は炭素数が最
高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又は式−O−
(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14により置換
された炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
ルを示し、ここでaは0又は1の数であり、R13はそれ
ぞれ場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、シア
ノ、ニトロ又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキルより成る群からの同一又は異なる置換基によ
り最高で2置換されたフェニル又はベンジルを示し、R
14はR13に関する上記の意味を有し、この意味と同一又
は異なるか、あるいは炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又はR5は式−CH=N−
O−R15の基を示し、ここでR15はR14に関する上記の
意味を有し、この意味と同一又は異なる]の新規置換ピ
リジン。 【0104】2.上記1項に記載の新規置換ピリジンに
おいて、R1がシクロプロピル、シクロペンチル又は炭
素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示す
か、又は場合によりフッ素、塩素、トリフルオロメチル
又はメチルにより置換されたフェニルを示し、R2がシ
クロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを示
すか、又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R3が 【0105】 【化32】 【0106】を示し、ここでXは基−CH2−CH2−、
−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及びR
10は同一又は異なり水素あるいは式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、又はR8及びR9が一緒にな
って式 【0107】 【化33】 【0108】の基を形成し、R4が場合によりフッ素、
塩素、臭素、トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成る群からの同一
又は異なる置換基により最高で2置換されたフェニルを
示し、R5がR3に関する上記の意味を有し、この意味と
同一又は異なるか、あるいは水素、シアノ、カルボキシ
ル又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシカルボニルを示すか、あるいは場合によりフッ素、
塩素、臭素、ヒドロキシル又は炭素数が最高6の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシにより置換された、又は式
−O−(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14の基
により置換された炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝
鎖状アルキルを示し、ここでaは0又は1を示し、R13
はそれぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、トリフルオ
ロメチル、シアノ、ニトロ又は炭素数が最高4の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルキルにより置換されたフェニル又
はベンジルを示し、R14はR13に関する上記の意味を有
し、この意味と同一又は異なるか、あるいは炭素数が最
高6の直鎖状もしくは分枝鎖状態アルキルを示すか、あ
るいはR5が式−CH=N−O−R15の基を示し、ここ
でR15はR14に関する上記の意味を有し、この意味と同
一又は異なることを特徴とする化合物。 【0109】3.上記1項に記載の新規置換ピリジンに
おいて、R1がシクロプロピル又は炭素数が最高4の直
鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R2がシクロプ
ロピル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R3が式 【0110】 【化34】 【0111】の基を示し、式中Xは基−CH2−CH2−
又は−CH=CH−を示し、R8、R9及びR10は同一又
は異なり水素、あるいは式−CO−R11の基を示し、こ
こでR11は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R4が場合によりフッ素、トリフルオロ
メチル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルにより置換されたフェニルを示し、R5がR4に関
する上記の意味を有し、この意味と同一又は異なるか、
あるいは水素を示すか、あるいは場合によりヒドロキシ
ル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシ又はp−フルオロベンジルオキシにより置換された
炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
すことを特徴とする化合物。 【0112】4.上記1項に記載の新規置換ピリジンに
おいて、R1が炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキルを示し、R2がシクロプロピル又は炭素数が
最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R3
が式 【0113】 【化35】 【0114】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−又は−CH=CH−を示し、R4が場合によりフッ素
に置換されたフェニルを示し、R5がR3に関する上記の
意味を有するか、又は場合によりヒドロキシルあるいは
炭素数が最高4のアルコキシ又はフルオロベンジルオキ
シにより置換されていることができる炭素数が最高4の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示すことを特徴とす
る化合物。 【0115】5.治療で用いるための上記1項に記載の
新規置換ピリジン。 【0116】6.一般式(II) 【0117】 【化36】 【0118】[式中、R1、R2及びR4は上記の意味を
有し、Dは式 【0119】 【化37】 【0120】の基を示し、ここでA、B、R8及びR9は
上記の意味を有し、R14はC1−C6−アルキルを示し、
EもDに関する上記の意味を有するか、又はR3に関し
て上記で言及した異なる意味を有する]の化合物を不活
性溶媒中、保護気体雰囲気下で場合によりアルデヒドの
段階を介して還元し、−X−が−CH2−CH2−基を示
す場合エテン基(X=−CH=CH−)又はエチン基
(X=−C≡C−)を通常の方法に従って徐々に水素化
し、場合により異性体を分離することを特徴とする、上
記1項に記載の新規置換ピリジンの製造法。 【0121】7.少なくとも1種類の上記1項に記載の
新規置換ピリジンを含む薬剤。 【0122】8.高リポ蛋白血症の処置のための上記7
項に記載の薬剤。 【0123】9.新規置換ピリジンを、場合により通常
の助剤及び担体を用いて投与に適した形態とすることを
特徴とする、上記7項に記載の薬剤の製造法。 【0124】10.薬剤の製造のための、上記1項に記
載の新規置換ピリジンの利用。
び薬剤におけるその利用に関する。真菌類の培養物から
単離されるラクトン誘導体が3−ヒドロキシ−3−メチ
ルグルタリル補酵素Aレダクターゼ(HMG−CoAレ
ダクターゼ)の阻害剤であることは開示されている[m
evinolin,ヨーロッパ特許第22,478号;
米国特許第4,231,938号]。 【0002】さらにピリジン置換ジヒドロキシヘプテン
酸がHMG−CoAレダクターゼ阻害剤であることが開
示されている[ヨーロッパ特許第325,130号;同
307,342;同306,929号]。 【0003】ここで本発明は一般式(I) 【0004】 【化5】 【0005】[式中、R1は炭素数が3−7のシクロア
ルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又は場合によりハロゲン、
トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルより成る群からの同一又は異なる置
換基により最高で2置換されたフェニルを示すか、ある
いは式 【0006】 【化6】 【0007】の基を示し、ここでR6及びR7は同一又は
異なり水素あるいは炭素数が最高4の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキルを示し、R2は炭素数が3−7のシクロ
アルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしく
は分枝鎖アルキルを示し、R3は式 【0008】 【化7】【0009】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−、−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及
びR10は同一又は異なり水素又は式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、あるいはR8及びR9は一緒
になって式 【0010】 【化8】 【0011】の基を形成し、R4は場合によりハロゲ
ン、トリフルオロメチル、メトキシ、フェノキシ又は炭
素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成
る群からの同一又は異なる置換基により最高で2置換さ
れたフェニルを示し、R5はR3に関する上記の意味を有
し、この意味と同一であるか又は異なるか、あるいは水
素、シアノ、カルボキシル又は炭素数が最高8の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシカルボニルを示すか、ある
いは場合によりハロゲン、ヒドロキシル又は炭素数が最
高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又は式−O−
(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14により置換
された炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
ルを示し、ここでaは0又は1の数であり、R13はそれ
ぞれ場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、シア
ノ、ニトロ又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキルより成る群からの同一又は異なる置換基によ
り最高で2置換されたフェニル又はベンジルを示し、R
14はR13に関する上記の意味を有し、この意味と同一又
は異なるか、あるいは炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又はR5は式−CH=N−
O−R15の基を示し、ここでR15はR14に関する上記の
意味を有し、この意味と同一又は異なる]の新規置換ピ
リジンに関する。 【0012】R3及び/又はR5として言及した側鎖に依
存して本発明の化合物はそれぞれの場合に1又は2個の
不斉炭素原子を有し、それに基−OR8及び−OR9が結
合している。従ってこれらは種々の立体化学的形態で存
在することができる。 【0013】本発明は各異性体及びそれらの混合物の両
方に関する。従って基−OR8/−OR9の相対的位置に
依存して本発明の物質はエリトロ立体配置又はトレオ立
体配置で存在することができる。これは、例えば(a)
[R3/R5]の場合以下のように示される: 【0014】 【化9】 【0015】トレオ立体配置及びエリトロ立体配置の物
質の場合に今度は2個のエナンチオマーが存在する。 【0016】さらに二重結合(A及びB=−CH=CH
−)のために、本発明の化合物はE立体配置又はZ立体
配置で存在することができる。E立体配置を有する化合
物が好ましい。 【0017】さらにアルデヒド基はそれぞれの場合に対
応するピランと平衡状態にある。 【0018】 【化10】【0019】一般式(I)の好ましい化合物は、式中R
1がシクロプロピル、シクロペンチル又は炭素数が最高
6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示すか、又は場
合によりフッ素、塩素、トリフルオロメチル又はメチル
により置換されたフェニルを示し、R2がシクロプロピ
ル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを示すか、又は
炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
し、R3が 【0020】 【化11】 【0021】を示し、ここでXは基−CH2−CH2−、
−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及びR
10は同一又は異なり水素あるいは式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、又はR8及びR9が一緒にな
って式 【0022】 【化12】 【0023】の基を形成し、R4が場合によりフッ素、
塩素、臭素、トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成る群からの同一
又は異なる置換基により最高で2置換されたフェニルを
示し、R5がR3に関する上記の意味を有し、この意味と
同一又は異なるか、あるいは水素、シアノ、カルボキシ
ル又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシカルボニルを示すか、あるいは場合によりフッ素、
塩素、臭素、ヒドロキシル又は炭素数が最高6の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシにより置換された、又は式
−O−(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14の基
により置換された炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝
鎖状アルキルを示し、ここでaは0又は1を示し、R13
はそれぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、トリフルオ
ロメチル、シアノ、ニトロ又は炭素数が最高4の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルキルにより置換されたフェニル又
はベンジルを示し、R14はR13に関する上記の意味を有
し、この意味と同一又は異なるか、あるいは炭素数が最
高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示すか、又は
R5が式−CH=N−O−R15の基を示し、ここでR15
はR14に関する上記の意味を有し、この意味と同一又は
異なる化合物である。 【0024】一般式(I)の特に好ましい化合物は、式
中R1がシクロプロピル又は炭素数が最高4の直鎖状も
しくは分枝鎖状アルキルを示し、R2がシクロプロピル
又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキル
を示し、R3が式 【0025】 【化13】【0026】の基を示し、式中Xは基−CH2−CH2−
又は−CH=CH−を示し、R8、R9及びR10は同一又
は異なり水素、あるいは式−CO−R11の基を示し、こ
こでR11は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R4が場合によりフッ素、トリフルオロ
メチル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルにより置換されたフェニルを示し、R5がR4に関
する上記の意味を有し、この意味と同一又は異なるか、
あるいは水素を示すか、あるいは場合によりヒドロキシ
ル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシ又はp−フルオロベンジルオキシにより置換された
炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
す化合物である。 【0027】一般式(I)の特別に好ましい化合物は、
式中R1が炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R2がシクロプロピル又は炭素数が最高
4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R3が式 【0028】 【化14】 【0029】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−又は−CH=CH−を示し、R4が場合によりフッ素
に置換されたフェニルを示し、R5がR3に関する上記の
意味を有するか、又は場合によりヒドロキシルあるいは
炭素数が最高4のアルコキシ又はフルオロベンジルオキ
シにより置換されていることができる炭素数が最高4の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示す化合物である。 【0030】さらに本発明の一般式(I)の化合物の製
造法が見いだされ、それは一般式(II) 【0031】 【化15】 【0032】[式中、R1、R2及びR4は上記の意味を
有し、Dは式 【0033】 【化16】 【0034】の基を示し、ここでA、B、R8及びR9は
上記の意味を有し、R14はC1−C6−アルキルを示し、
EもDに関する上記の意味を有するか、又はR3に関し
て上記で言及した異なる意味を有する]の化合物を不活
性溶媒中、保護気体雰囲気下で場合によりアルデヒドの
段階を介して還元し、−X−が−CH2−CH2−基を示
す場合エテン基(X=−CH=CH−)又はエチン基
(X=−C≡C−)を通常の方法に従って徐々に水素化
し、場合により異性体を分離することを特徴とする。 【0035】本発明の方法は例えば以下の反応式により
示すことができる: 【0036】 【化17】【0037】一般に還元に適した溶媒は通常の有機溶媒
である。ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン又はジ
オキサンなどのエーテルが好ましい。テトラヒドロフラ
ンが特に好ましい。 【0038】適した還元剤は、例えばリチウムアルミニ
ウムハイドライド、ナトリウムシアノボロハイドライ
ド、ナトリウムアルミニウムハイドライド、ジイソブチ
ルアルミニウムハイドライド又はナトリウムビス−(2
−メトキシエトキシ)ジヒドロアルミネートなどの複合
金属水素化物である。ジイソブチルアルミニウムハイド
ライドが好ましい。 【0039】一般に還元剤は一般式(II)の化合物1
モル当たり4モル−10モル、好ましくは4モル−5モ
ルの量で用いられる。 【0040】一般に還元はそれぞれ還元剤及び溶媒の選
択に依存して−78℃から+50℃、好ましくは−78
℃から0℃の温度範囲、特に好ましくは−78℃で行
う。 【0041】一般に還元は大気圧下で行うが、高圧下又
は減圧下で行うこともできる。 【0042】対応するピランを与えるアルデヒドの環化
は場合によりモレキュラーシーブの存在下で一般に室温
で、又は不活性有機溶媒中で加熱することにより行う。 【0043】この場合に適した溶媒は炭化水素、例えば
ベンゼン、トルエン、キシレン、鉱油留分又はテラトリ
ンあるいはジグライム又はトリグライムである。ベンゼ
ン、トルエン又はキシレンの使用が好ましい。上記の溶
媒の混合物の使用も可能である。モレキュラーシーブの
存在下における炭化水素、特にトルエンの使用が特に好
ましい。 【0044】環化は一般に−40℃から+100℃、好
ましくは−25℃から+50℃の温度範囲で行う。 【0045】水素化は通常の方法で貴金属触媒、例えば
Pd/C、Pt/C又はラネイニッケルの存在下、上記
の溶媒の1つ、好ましくはアルコール、例えばメタノー
ル、エタノール又はプロパノール中で、−20℃から+
100℃、好ましくは0℃から+50℃の温度範囲に
て、大気圧又は高圧下で水素を用いて行う。 【0046】場合により上記のエステル基の還元の間に
三重又は二重結合も還元される。 【0047】D及び/又はEが式 【0048】 【化18】 【0049】の基を示す場合、一般式(II)の化合物
は開示されている[EP 325,130を参照]。 【0050】D及び/又はEが式 【0051】 【化19】 【0052】の基を示す場合ほとんどの化合物は新規化
合物である。しかしそれらはドイツ公開明細書 4,0
23,308に公開されている方法と同様にして、一般
式(III) 【0053】 【化20】 【0054】[式中、R1、R2及びR4は上記の意味を
有し、L及びT又はLあるいはTが式 【0055】 【化21】 を示し、ここでR8及びR10は上記の意味を有する]の
化合物から出発して還元することにより製造することが
できる。 【0056】この場合に溶媒として適した物質は、メタ
ノール、エタノール又はプロパノールなどのアルコール
であり、エタノールが好ましい。 【0057】還元は通常の還元剤を用いて、好ましくは
ケトンからヒドロキシ化合物への還元に適した還元剤を
用いて行うことができる。不活性溶媒中、場合によりト
リアルキルボランの存在下で金属水素化物又は複合金属
水素化物を用いた還元がこの目的に特に適している。複
合金属水素化物、例えばリチウムボラネート、ナトリウ
ムボラネート、カリウムボラネート、亜鉛ボラネート、
リチウムトリアルキルボロハイドライド−ボラネート、
又はリチウムアルミニウムハイドライドを用いて還元を
行うのが好ましい。トリエチルボランの存在下でナトリ
ウムボロハイドライドを用いて還元を行うのが特に好ま
しい。 【0058】一般に還元は−78℃から+50℃、好ま
しくは−78℃から+25℃の温度範囲で、及び大気圧
下で行う。 【0059】一般式(III)の化合物のほとんどは新
規化合物であり、既知の方法と同様にして製造すること
ができる[ドイツ特許出願公開第3,817,298号;
米国特許第5,091,378号明細書を参照]。 【0060】エナンチオマー的に純粋な一般式(I)の
化合物の場合、公開されている方法に従いラセミ生成物
とエナンチオマー的に純粋なアミンの反応により対応す
るジアステレオマーアミド混合物を得、その後クロマト
グラフィー又は結晶化により各ジアステレオマーに分離
し、加水分解することによって得られる一般式(II)
の対応するエナンチオマー的に純粋なエステルを用いる
か[ドイツ特許出願公開第4,040,026号明細書を
参照]、又は通常のクロマトグラフィー法により最終ラ
セミ生成物を分離する。 【0061】本発明のピリジン及びそれらの異性体は先
行技術より優れた有用な薬理学的特性を有し、特に3−
ヒドロキシ−3−メチルグリタリル補酵素A(HMG−
CoA)レダクダーゼの阻害剤として強い活性を示し、
従ってコレステロール生合成の阻害剤となる。従ってこ
れらは高リポ蛋白血症及び動脈硬化症の処置に用いるこ
とができる。さらに本発明の活性化合物は血液中のコレ
ステロール含有量を減少させる。 【0062】本発明の物質の薬理学的活性は以下のアッ
セイによりで決定した: 【0063】 【HMG−CoAレダクターゼ阻害剤に関するバイオア
ッセイ】コレステロールを哺乳類の体で酢酸塩単位から
合成する。生体内の肝臓コレステロール生合成を測定す
るために放射性標識14C−酢酸塩を動物に投与し、後の
時点に14C−コレステロールの含有量を肝臓にて決定し
た。 【0064】試験物質を、体重が140−160gの雄
のWisterラットにて生体内の肝臓コレステロール
生合成の阻害に関して試験した。この目的のために、ラ
ットを物質の経口投与の18時間前に秤量し、それぞれ
6匹の動物の群に分け(物質を与えない標準群:8
匹)、絶食させた。投与の直前にUltra−Turr
axを用い、試験物質を0.75%の濃度のトラガカン
ト水性懸濁液に懸濁した。トラガカント懸濁液(標準動
物)又はトラガカント中に懸濁した物質はチューブを用
いて投与した。物質の経口投与の2時間後に14C−酢酸
塩(12.5μCi/動物)を動物に腹腔内注入した。 【0065】さらに2時間後(物質投与から4時間
後)、動物を犠牲にし、喉を切って瀉血させた。その後
腹腔を開け、約700mgの肝臓試料を取り出して14C
−酢酸塩から合成された14C−コレステロールを測定し
た。Duncan et al.(J.Chromat
ogr.162(1979)281−292)の方法の
修正法によりコレステロールを抽出した。肝臓試料をガ
ラスポッター中のイソプロパノール中でホモジナイズし
た。試料を振り、その後遠心した後、上澄み液をアルコ
ール性KOHで処理し、コレステロールエステルを加水
分解した。加水分解の後、ヘプタンと共に振ることによ
り全コレステロールを抽出し、上澄み液を蒸発させた。
残留物をイソプロパノール中に取り、混合物をシンチレ
ーション管に移し、LSCカクテルで補った。肝臓で14
C−酢酸塩から合成された14C−コレステロールを液体
シンチレーション計数計で測定した。トラガカントのみ
で処理した動物の肝臓14C−コレステロール含有量を標
準として用いた。物質の阻害活性は、トラガカント標準
動物(=100%)の合成肝臓14C−コレステロール含
有量に対するパーセントで示す。 【0066】 【表1】 本発明は、不活性無毒性の製薬学的に許容し得る助剤及
び賦形剤の他に1種類か又はそれ以上の一般式(I)の
化合物を含む、又は1種類か又はそれ以上の式(I)の
活性化合物を含む製薬学的組成物、及びこれらの組成物
の製造法も含む。 【0067】これらの組成物は混合物全体の0.1−9
9.5重量%、好ましくは0.5−95重量%の濃度の式
(I)の活性化合物を含まなければならない。 【0068】式(I)の活性化合物の他に、製薬学的組
成物は他の製薬学的活性化合物も含むことができる。 【0069】上記の製薬学的組成物は、既知の方法に従
って通常のやり方で、例えば助剤又は賦形剤を用いて製
造することができる。 【0070】一般に式(I)の活性化合物を24時間毎
に約0.1μg/kg−約100μg/kgの合計量、
好ましくは約1μg/kg−50μg/kg体重の合計
量で、場合により数回の投薬の形態で投与するのが所望
の結果を得るために有利であることがわかった。 【0071】しかし、処置するべき患者の性質及び体
重、薬剤に対する患者の挙動、疾病の性質と重度、組成
物及び投与の型、及び組成物を投与する時間又は間隔に
依存して上記の量から変動させることが有利なこともあ
る。 【0072】 【実施例】出発化合物 実施例I 3R,5S−(+)−エリトロ−(E)−7−[4−
(4−フルオロフェニル)−2,6−ジイソプロピル−
5−メトキシメチル−ピリド−3−イル]−3,5−ジ
ヒドロキシ−6−ヘプテン酸メチル 【0073】 【化22】 【0074】4.81g(10ミリモル)の3R,5S−
(+)−エリトロ−(E)−7−[4−(4−フルオロ
フェニル)−2,6−ジイソプロピル−5−メトキシメ
チル−3−ピリジル]−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘ
プテン酸ナトリウムを100mlの水に溶解し、1Nの
塩酸を加えてpHを4とする。混合物を150mlのメ
チレンクロリドを用いて2回抽出する。有機相をNa2
SO4で乾燥し、その後エーテル中のジアゾメタンの溶
液と反応させ、反応を完了させる。続いて溶媒をロータ
リーエバポレーターでとばし、残留物を高真空下で乾燥
する。 【0075】収量:4.65g(理論値の98%)1 H NMR(CDCl3):δ=1.23(m,6
H);1.32(d,6H);1.40(m,2H);
2.43(m,2H);3.18(s,3H);3.32
(m,2H);3.73(s,3H);4.05(s,2
H);4.08(m,1H);4.29(m,1H);
5.23(dd,1H);6.31(d,1H);7.0
−7.20(m,4H)ppm。 【0076】比旋光度(EtOH):[α]20 D=4
1.7o(c=1.0)製造実施例 実施例1 3S,5S−(+)−(E)−7−[4−(4−フルオ
ロフェニル)−2,6−ジイソプロピル−5−メトキシ
メチル−ピリド−3−イル]ヘプト−6−エン−1,3,
5−トリオール 【0077】 【化23】 【0078】4g(8.5ミリモル)の実施例1からの
化合物をアルゴン下で100mlの無水THFに溶解す
る。1.2Mのジイソブチルアルミニウムハイドライド
溶液(トルエン中)35.8ml(43モリモル)を−
78℃で滴下する。−30℃で12時間後、反応溶液を
0℃とし、150mlの水を注意深く加える。混合物を
その後200mlづつの酢酸エチルで3回抽出する。有
機相を飽和NaCl溶液で洗浄し、Na2SO4を用いて
乾燥し、ロータリーエバポレーターで濃縮する。シリカ
ゲル60上のクロマトグラフィー(25−40μ、溶離
剤 酢酸エチル/石油エーテル 7:3)の後、所望の
生成物が得られる。 【0079】収量:1.98g(理論値の52%)1 H NMR(CDCl3):δ=1.2−1.5(m,2
H);1.23(dd,6H);1.36(d,6H);
1.65(m,2H);3.19(s,3H);3.30
(m,2H);3.82(m,2H);4.02(m,1
H);4.07(s,2H);4.27(m,1H);
5.26(dd,1H);6.28(d,1H);7.0
−7.2(m,4H)ppm 比旋光度(EtOH):[α]20 D=31.1o(c=
1.0)実施例2 3S,5S(+)−(E)−7−[5−(4−フルオロ
ベンジルオキシメチル)−4−(4−フルオロフェニ
ル)−2,6−ジイソプロピル−ピリド−3−イル]ヘ
プト−6−エン−1,3,5−トリオール 【0080】 【化24】 【0081】3R,5S−(+)−エリトロ−(E)−
7−[5−(4−フルオロベンジルオキシメチル)−4
−(4−フルオロフェニル)−2,6−ジイソプロピル
−ピリド−3−イル]−3,5−ジヒドロキシ−6−ヘ
プテン酸ナトリウムを用い、実施例I及び1と同様にし
て製造を行う。 【0082】1H NMR(CDCl3):δ=1.1−
1.4(m,2H);1.18(dd,6H);1.22
(d,6H);1.58(m,2H);3.32(m,2
H);3.78(m,2H);3.95(m,1H);
4.06(s,2H);4.18(m,1H);4.22
(s,2H);5.18(dd,1H);6.22(d
d,1H);6.8−7.2(m,8H)ppm。 【0083】実施例3 エリトロ(E)−7−[4−(4−フルオロフェニル)
−5−ヒドロキシメチル−2,6−ジイソプロピル−ピ
リド−3−イル]ヘプト−6−エン−1,3,5−トリオ
ール 【0084】 【化25】 【0085】エリトロ−(E)−[4−(4−フルオロ
フェニル)−5−ヒドロキシメチル−2,6−ジイソプ
ロピル−ピリド−3−イル]−3,5−ジヒドロキシ−
6−ヘプテン酸ナトリウムから出発して、実施例I及び
1と同様にして製造を行う。 【0086】1H NMR(CDCl3):δ=1.2−
1.4(m,2H);1.22(dd,6H);1.32
(d,6H);1.55(m,2H);3.28(sep
t.,1H);3.42(sept.,1H);3.86
(m,2H);4.03(m,1H);4.28(m,1
H);4.42(d,2H);5.27(dd,1H);
6.28(d,1H);7.0−7.2(m,2H)pp
m。 【0087】実施例4 2,6−ジイソプロピル−4−(4−フルオロフェニ
ル)−3,5−ビス(エリトロ−3,5,7−トリヒドロ
キシ−ヘプト−1−(E)−エニル)−ピリジン 【0088】 【化26】 【0089】2,6−ジイソプロピル−4−(4−フル
オロフェニル)−3,5−ビス−(メチル−エリトロ−
(E)−3,5−ジヒドロキシ−ヘプト−6−エノエー
ト−7−イル)−ピリジンから出発して実施例I及び1
と同様にして製造を行う。 【0090】1H NMR(CDCl3)δ=1.2−1.
4(m,12H);1.4−1.7(m,8H);3.2
9(hept.2H);3.83(m,4H);4.03
(m,2H);4.30(m,2H);5.28(dd,
2H);6.28(d,2H);6.9−7.1(m,4
H)ppm。 【0091】実施例5 エリトロ−(E)−7−[2−(4−フルオロフェニ
ル)−4,6−ジイソプロピル−5−メトキシメチル−
ピリド−3−イル]ヘプト−6−エン−1,3,5−トリ
オール 【0092】 【化27】 【0093】エリトロ−(E)−7−[2−(4−フル
オロフェニル)−4,6−ジイソプロピル−5−メトキ
シメチル−ピリド−3−イル]−3,5−ジヒドロキシ
−6−ヘプテン酸メチルから、実施例1と同様にして製
造。 【0094】収率:34%、無色油 MS(DCI):446(30%,M+H) 本発明の主たる特徴及び態様は以下の通りである。 【0095】1.一般式 【0096】 【化28】 【0097】[式中、R1は炭素数が3−7のシクロア
ルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又は場合によりハロゲン、
トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルより成る群からの同一又は異なる置
換基により最高で2置換されたフェニルを示すか、ある
いは式 【0098】 【化29】 【0099】の基を示し、ここでR6及びR7は同一又は
異なり水素あるいは炭素数が最高4の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキルを示し、R2は炭素数が3−7のシクロ
アルキルを示すか、又は炭素数が最高8の直鎖状もしく
は分枝鎖アルキルを示し、R3は式 【0100】 【化30】 【0101】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−、−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及
びR10は同一又は異なり水素又は式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、あるいはR8及びR9は一緒
になって式 【0102】 【化31】 【0103】の基を形成し、R4は場合によりハロゲ
ン、トリフルオロメチル、メトキシ、フェノキシ又は炭
素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成
る群からの同一又は異なる置換基により最高で2置換さ
れたフェニルを示し、R5はR3に関する上記の意味を有
し、この意味と同一であるか又は異なるか、あるいは水
素、シアノ、カルボキシル又は炭素数が最高8の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシカルボニルを示すか、ある
いは場合によりハロゲン、ヒドロキシル又は炭素数が最
高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコキシ又は式−O−
(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14により置換
された炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
ルを示し、ここでaは0又は1の数であり、R13はそれ
ぞれ場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、シア
ノ、ニトロ又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキルより成る群からの同一又は異なる置換基によ
り最高で2置換されたフェニル又はベンジルを示し、R
14はR13に関する上記の意味を有し、この意味と同一又
は異なるか、あるいは炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルを示すか、又はR5は式−CH=N−
O−R15の基を示し、ここでR15はR14に関する上記の
意味を有し、この意味と同一又は異なる]の新規置換ピ
リジン。 【0104】2.上記1項に記載の新規置換ピリジンに
おいて、R1がシクロプロピル、シクロペンチル又は炭
素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示す
か、又は場合によりフッ素、塩素、トリフルオロメチル
又はメチルにより置換されたフェニルを示し、R2がシ
クロプロピル、シクロペンチル又はシクロヘキシルを示
すか、又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R3が 【0105】 【化32】 【0106】を示し、ここでXは基−CH2−CH2−、
−CH=CH−又は−C≡C−を示し、R8、R9及びR
10は同一又は異なり水素あるいは式−CO−R11又は−
COO−R12の基を示し、ここでR11及びR12は同一又
は異なり炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
キル又はフェニルを示すか、又はR8及びR9が一緒にな
って式 【0107】 【化33】 【0108】の基を形成し、R4が場合によりフッ素、
塩素、臭素、トリフルオロメチル又は炭素数が最高6の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルより成る群からの同一
又は異なる置換基により最高で2置換されたフェニルを
示し、R5がR3に関する上記の意味を有し、この意味と
同一又は異なるか、あるいは水素、シアノ、カルボキシ
ル又は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシカルボニルを示すか、あるいは場合によりフッ素、
塩素、臭素、ヒドロキシル又は炭素数が最高6の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルコキシにより置換された、又は式
−O−(CH2)a−R13あるいは−O−CO−R14の基
により置換された炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝
鎖状アルキルを示し、ここでaは0又は1を示し、R13
はそれぞれ場合によりフッ素、塩素、臭素、トリフルオ
ロメチル、シアノ、ニトロ又は炭素数が最高4の直鎖状
もしくは分枝鎖状アルキルにより置換されたフェニル又
はベンジルを示し、R14はR13に関する上記の意味を有
し、この意味と同一又は異なるか、あるいは炭素数が最
高6の直鎖状もしくは分枝鎖状態アルキルを示すか、あ
るいはR5が式−CH=N−O−R15の基を示し、ここ
でR15はR14に関する上記の意味を有し、この意味と同
一又は異なることを特徴とする化合物。 【0109】3.上記1項に記載の新規置換ピリジンに
おいて、R1がシクロプロピル又は炭素数が最高4の直
鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R2がシクロプ
ロピル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R3が式 【0110】 【化34】 【0111】の基を示し、式中Xは基−CH2−CH2−
又は−CH=CH−を示し、R8、R9及びR10は同一又
は異なり水素、あるいは式−CO−R11の基を示し、こ
こでR11は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルを示し、R4が場合によりフッ素、トリフルオロ
メチル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状ア
ルキルにより置換されたフェニルを示し、R5がR4に関
する上記の意味を有し、この意味と同一又は異なるか、
あるいは水素を示すか、あるいは場合によりヒドロキシ
ル又は炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルコ
キシ又はp−フルオロベンジルオキシにより置換された
炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
すことを特徴とする化合物。 【0112】4.上記1項に記載の新規置換ピリジンに
おいて、R1が炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖
状アルキルを示し、R2がシクロプロピル又は炭素数が
最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、R3
が式 【0113】 【化35】 【0114】の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2
−又は−CH=CH−を示し、R4が場合によりフッ素
に置換されたフェニルを示し、R5がR3に関する上記の
意味を有するか、又は場合によりヒドロキシルあるいは
炭素数が最高4のアルコキシ又はフルオロベンジルオキ
シにより置換されていることができる炭素数が最高4の
直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示すことを特徴とす
る化合物。 【0115】5.治療で用いるための上記1項に記載の
新規置換ピリジン。 【0116】6.一般式(II) 【0117】 【化36】 【0118】[式中、R1、R2及びR4は上記の意味を
有し、Dは式 【0119】 【化37】 【0120】の基を示し、ここでA、B、R8及びR9は
上記の意味を有し、R14はC1−C6−アルキルを示し、
EもDに関する上記の意味を有するか、又はR3に関し
て上記で言及した異なる意味を有する]の化合物を不活
性溶媒中、保護気体雰囲気下で場合によりアルデヒドの
段階を介して還元し、−X−が−CH2−CH2−基を示
す場合エテン基(X=−CH=CH−)又はエチン基
(X=−C≡C−)を通常の方法に従って徐々に水素化
し、場合により異性体を分離することを特徴とする、上
記1項に記載の新規置換ピリジンの製造法。 【0121】7.少なくとも1種類の上記1項に記載の
新規置換ピリジンを含む薬剤。 【0122】8.高リポ蛋白血症の処置のための上記7
項に記載の薬剤。 【0123】9.新規置換ピリジンを、場合により通常
の助剤及び担体を用いて投与に適した形態とすることを
特徴とする、上記7項に記載の薬剤の製造法。 【0124】10.薬剤の製造のための、上記1項に記
載の新規置換ピリジンの利用。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI
A61K 31/66 A61K 31/66
A61P 3/06 A61P 3/06
C07F 9/58 C07F 9/58 Z
(72)発明者 バルター・ヒユプシユ
ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルタ
ール・ビルトシユタイク22
(72)発明者 トーマス・フイリツプス
ドイツ連邦共和国デー51065ケルン・ジ
レジウスシユトラーセ74
(72)発明者 ヒルマー・ビシヨフ
ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルタ
ール・アムローム78
(72)発明者 ハンス−ペーター・クラウゼ
ドイツ連邦共和国デー58332シユベル
ム・バイレンホイスヘンシユトラーセ22
(72)発明者 イエルク・ペーターゼン・フオン・ゲー
ル
ドイツ連邦共和国デー44795ボフム・ベ
レンドルフアーシユトラーセ74
(72)発明者 デルフ・シユミツト
ドイツ連邦共和国デー42113ブツペルタ
ール・アムエクブツシユ55ベー
(56)参考文献 特開 平1−216974(JP,A)
特開 平1−121266(JP,A)
特開 平4−308573(JP,A)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
CA(STN)
REGISTRY(STN)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 一般式 【化1】 [式中、 R1は炭素数が3−7のシクロアルキルを示すか、又は
炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示
すか、又は場合によりハロゲン、トリフルオロメチル又
は炭素数が最高6の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルよ
り成る群からの同一又は異なる置換基により最高で2置
換されたフェニルを示すか、あるいは式 【化2】 の基を示し、ここでR6及びR7は同一又は異なり水素あ
るいは炭素数が最高4の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキ
ルを示し、 R2は炭素数が3−7のシクロアルキルを示すか、又は
炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖アルキルを示
し、 R3は式 【化3】 の基を示し、ここでXは基−CH2−CH2−、−CH=
CH−又は−C≡C−を示し、 R8、R9及びR10は同一又は異なり水素又は式−CO−
R11又は−COO−R12の基を示し、ここでR11及びR
12は同一又は異なり炭素数が最高8の直鎖状もしくは分
枝鎖状アルキル又はフェニルを示すか、あるいはR8及
びR9は一緒になって式 【化4】 の基を形成し、 R4は場合によりハロゲン、トリフルオロメチル、メト
キシ、フェノキシ又は炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルキルより成る群からの同一又は異なる置換
基により最高で2置換されたフェニルを示し、 R5はR3に関する上記の意味を有し、この意味と同一で
あるか又は異なるか、あるいは水素、シアノ、カルボキ
シル又は炭素数が最高8の直鎖状もしくは分枝鎖状アル
コキシカルボニルを示すか、あるいは場合によりハロゲ
ン、ヒドロキシル又は炭素数が最高8の直鎖状もしくは
分枝鎖状アルコキシ又は式−O−(CH2)a−R13ある
いは−O−CO−R14により置換された炭素数が最高8
の直鎖状もしくは分枝鎖状アルキルを示し、ここでaは
0又は1の数であり、 R13はそれぞれ場合によりハロゲン、トリフルオロメチ
ル、シアノ、ニトロ又は炭素数が最高6の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルより成る群からの同一又は異なる置
換基により最高で2置換されたフェニル又はベンジルを
示し、 R14はR13に関する上記の意味を有し、この意味と同一
又は異なるか、あるいは炭素数が最高8の直鎖状もしく
は分枝鎖状アルキルを示すか、又はR5は式−CH=N
−O−R15の基を示し、ここでR15はR14に関する上記
の意味を有し、この意味と同一又は異なる]の置換ピリ
ジン。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4244029A DE4244029A1 (de) | 1992-12-24 | 1992-12-24 | Neue substituierte Pyridine |
DE4244029.7 | 1992-12-24 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06234740A JPH06234740A (ja) | 1994-08-23 |
JP3391873B2 true JP3391873B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=6476507
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34331093A Expired - Fee Related JP3391873B2 (ja) | 1992-12-24 | 1993-12-17 | 新規置換ピリジン |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5409910A (ja) |
EP (1) | EP0603699B1 (ja) |
JP (1) | JP3391873B2 (ja) |
AT (1) | ATE147741T1 (ja) |
CA (1) | CA2112011C (ja) |
DE (2) | DE4244029A1 (ja) |
ES (1) | ES2096843T3 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19610932A1 (de) * | 1996-03-20 | 1997-09-25 | Bayer Ag | 2-Aryl-substituierte Pyridine |
DE19627420A1 (de) * | 1996-07-08 | 1998-01-15 | Bayer Ag | 6-(Hydroxymethyl-ethyl)pyridine |
AR008789A1 (es) * | 1996-07-31 | 2000-02-23 | Bayer Corp | Piridinas y bifenilos substituidos |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AU535944B2 (en) * | 1979-06-15 | 1984-04-12 | Merck & Co., Inc. | Hypocholestermic fermentation products from aspergillus |
US4231938A (en) * | 1979-06-15 | 1980-11-04 | Merck & Co., Inc. | Hypocholesteremic fermentation products and process of preparation |
US5169857A (en) * | 1988-01-20 | 1992-12-08 | Bayer Aktiengesellschaft | 7-(polysubstituted pyridyl)-hept-6-endates useful for treating hyperproteinaemia, lipoproteinaemia or arteriosclerosis |
US5091378A (en) * | 1987-05-22 | 1992-02-25 | E. R. Squibb & Sons, Inc. | Phosphorus-containing HMG-CoA reductase inhibitors, new intermediates and method |
ES2082755T3 (es) * | 1987-07-10 | 1996-04-01 | Hoechst Ag | Derivados de acido 3-desmetil-mevalonico, procedimiento para su preparacion, preparados farmaceuticos a base de estos compuestos, su utilizacion asi como productos intermedios. |
US4906624A (en) * | 1987-09-08 | 1990-03-06 | Warner-Lambert Company | 6-(((Substituted)pyridin-3-yl)alkyl)-and alkenyl)-tetrahydro-4-hydroxypyran-2-one inhibitors of cholesterol biosynthesis |
NO177005C (no) * | 1988-01-20 | 1995-07-05 | Bayer Ag | Analogifremgangsmåte for fremstilling av substituerte pyridiner, samt mellomprodukter til bruk ved fremstillingen |
DE4023308A1 (de) * | 1990-07-21 | 1992-01-23 | Bayer Ag | Substituierte pyrido-oxazine |
US5177080A (en) * | 1990-12-14 | 1993-01-05 | Bayer Aktiengesellschaft | Substituted pyridyl-dihydroxy-heptenoic acid and its salts |
-
1992
- 1992-12-24 DE DE4244029A patent/DE4244029A1/de not_active Withdrawn
-
1993
- 1993-12-13 EP EP93120057A patent/EP0603699B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-13 DE DE59305147T patent/DE59305147D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-13 ES ES93120057T patent/ES2096843T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-13 AT AT93120057T patent/ATE147741T1/de not_active IP Right Cessation
- 1993-12-17 US US08/169,804 patent/US5409910A/en not_active Expired - Lifetime
- 1993-12-17 JP JP34331093A patent/JP3391873B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1993-12-21 CA CA002112011A patent/CA2112011C/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0603699B1 (de) | 1997-01-15 |
DE59305147D1 (de) | 1997-02-27 |
US5409910A (en) | 1995-04-25 |
CA2112011A1 (en) | 1994-06-25 |
EP0603699A1 (de) | 1994-06-29 |
JPH06234740A (ja) | 1994-08-23 |
ATE147741T1 (de) | 1997-02-15 |
DE4244029A1 (de) | 1994-06-30 |
CA2112011C (en) | 2005-07-26 |
ES2096843T3 (es) | 1997-03-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2786363B2 (ja) | 置換ピリジル−ジヒドロキシ−ヘプテン酸とその塩 | |
JPH08505375A (ja) | 置換基をもつトリオール類 | |
US5418243A (en) | Substituted 4-phenyl-pyridones and 4-phenyl-3-alkoxypyridines | |
WO1994020456A1 (en) | Stilbene derivative and stilbene analog derivative, and use thereof | |
EP0068038B1 (en) | (+)-(4r,6s)-(e)-6-(2-(4'-fluoro-3,3',5-trimethyl-(1,1'-biphenyl)-2-yl)ethenyl)-3,4,5,6-tetrahydro-4-hydroxy-2h-pyran-2-one, a process for preparing and a pharmaceutical composition containing the same | |
JP2008505893A (ja) | マイナス型ベータエレメン、マイナス型ベータエレメナル、マイナス型ベータエレメノール、マイナス型ベータフッ化エレメンとそれらの類似体、中間体及び薬剤の合成とその利用法 | |
JPH02731A (ja) | 新規なHMG―CoA還元酵素阻害剤 | |
JP3391873B2 (ja) | 新規置換ピリジン | |
JPH03501613A (ja) | ピリミジニル置換ヒドロキシ酸、ラクトン及びエステル並びにそれらを含む製薬学的組成物 | |
EP2935281B1 (fr) | Composes de type spiroisoxazoline ayant une activite potentialisatrice de l'activite d'un antibiotique | |
JPH03101643A (ja) | ハロゲノアルキルフェニルアルコール、ケトンおよびそれらの水和物 | |
US20160102058A1 (en) | Fluoro-perhexiline compounds and their therapeutic use | |
EP1196403B1 (fr) | N-aralkyl amines cycliques antipsychotiques | |
US5204351A (en) | 6-fluoro-3,5-dihydroxy carboxylic acids and derivatives thereof | |
US5055484A (en) | 7(1h-pyrrol-3-yl)-substituted 3,5-dihydroxyhept-6-enoic acids, 7-(1h-pyrrol-3-yl)-substituted 3,5-dihyroxyhept-anoic acids, their corresponding delta-lactones and salts, their use as medicaments and pharmaceutical products and intermediates | |
JPS6248639A (ja) | 薬剤化合物 | |
KR102706394B1 (ko) | 생강 미량 성분의 알카인 유도체 제조 및 이의 용도 | |
BE1006429A3 (fr) | DERIVES DE LA N-(PHENYLETHYL-bêta-OL) AMINE, UN PROCEDE POUR LEUR PREPARATION ET DES COMPOSITIONS PHARMACEUTIQUES LES CONTENANT. | |
CA2202169A1 (fr) | Derives metalloceniques du diarylethylene, leurs procedes de preparation et compositions pharmaceutiques contenant lesdits derives | |
JPH08500817A (ja) | テトラヒドロ−およびペルヒドロイソキノリン−誘導体およびこれを含有する治療剤 | |
US4003936A (en) | 2-Hydrocinnampyl-1,3-cyclopentanediones | |
JP2743121B2 (ja) | 一酸化窒素合成阻害剤 | |
JPH06726B2 (ja) | 含窒素テルペンアルコ−ル類及びこれを有効成分とする抗アレルギ−剤 | |
EP3546454A1 (en) | Benzoheterocyclyl alkylamine compound and use thereof | |
TW202328111A (zh) | 內皮素a(eta)受體拮抗劑化合物、其藥物組合物及其用途 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |