JP3391765B2 - 杭打機のリーダの下部支持装置 - Google Patents

杭打機のリーダの下部支持装置

Info

Publication number
JP3391765B2
JP3391765B2 JP2000082049A JP2000082049A JP3391765B2 JP 3391765 B2 JP3391765 B2 JP 3391765B2 JP 2000082049 A JP2000082049 A JP 2000082049A JP 2000082049 A JP2000082049 A JP 2000082049A JP 3391765 B2 JP3391765 B2 JP 3391765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
leader
pin
guide hole
bracket
support device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2000082049A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2001271582A (ja
Inventor
元宏 澤田
洋路 上野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Sharyo Ltd
Original Assignee
Nippon Sharyo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Sharyo Ltd filed Critical Nippon Sharyo Ltd
Priority to JP2000082049A priority Critical patent/JP3391765B2/ja
Publication of JP2001271582A publication Critical patent/JP2001271582A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3391765B2 publication Critical patent/JP3391765B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Earth Drilling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、前後に傾動可能に
支持する杭打機のリーダの下部支持装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】杭打機(三点支持杭打機)は、図5に示
すように、ベースマシン1の前部にリーダ2を立設し、
オーガ駆動装置などの作業装置5をリーダ2に付設した
ガイドレール3に昇降可能に係合させて設けたもので、
リーダ2はベースマシン1の後部から伸縮可能な2本の
バックステー4によって上部側が支持され、ベースマシ
ン1の前部に固設したリーダブラケット6によって下部
側が支持されている。
【0003】リーダ2の下部支持装置は、リーダ2が前
後方向に回動でき支持点を前後に移動可能であるだけで
なく、リーダの左右方向の傾動や、作業装置5の駆動に
伴う水平方向の捩りに対しても十分に支持できる必要が
ある。従来のリーダの下部支持装置の代表的なものとし
て、登録実用新案第2539020号がある。これは、
図4に示すように、リーダブラケット30の左右両側面
に前後水平方向にガイド穴30aを形成し、リーダ2を
左右に貫通させたリーダピン32の両端をガイド穴30
aに係合させている。
【0004】リーダピン32の両端には、ガイド穴30
aに嵌合するスライドアダプタ33が設けられ、また、
リーダ2を挟むようにU字状に形成されたスライドフォ
ーク31が連結されている。そして、スライドフォーク
31後部には2本のトルク受アーム36が固設されてお
り、リーダブラケット30に設けた軸37に取り付けら
れたトルクレバー34に連結されている。また、スライ
ドフォーク31後部にはシリンダ35が連結されてい
る。なお、リーダピン32が貫通するリーダ2の穴は、
リーダ2が左右方向に傾動しても支持できるように上下
方向が長い楕円に形成されている。
【0005】このように構成されているので、シリンダ
35を作動させると、リーダピン32がスライドアダプ
タ33とともに移動すると同時に、トルクレバー34が
回動してトルク受けアーム36が前後方向に移動する。
また、作業装置5の駆動によりリーダピン32に加わる
捩じりトルクは、トルク受けアーム36に伝達され軸3
7によって吸収される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
構造の杭打機のリーダの下部支持装置では、リーダピン
32が貫通するリーダ2の穴が上下方向に長い楕円に形
成されているので、リーダ2が上下方向にガタついたり
左右方向にふらついたりして、リーダの真直度の精度を
一定値以上に上げることができず、また、掘削深度の精
度にも限界があるという問題がある。
【0007】例えば、リーダ2の上下方向にラックを付
設し作業装置5側にピニオンを設けて、杭などの押込み
や引抜きを行うものでは、リーダ2が押込力や引抜力の
反力を直接受けるので、上記の楕円穴の分、上下方向に
リーダ2が動き、このとき衝突音を発生させ、また、杭
の深度の測定にも誤差が避けられない。
【0008】さらに、リーダ2をリーダブラケットへ組
付ける場合には、リーダ2を吊持しながらリーダピン3
2を嵌挿しており、この作業が煩雑で人手と時間を要し
ている。そこで本発明は、リーダのガタツキやフラツキ
がなく、真直度精度を高くでき、かつ、リーダをベース
マシンへ簡便に組付けられる杭打機のリーダの下部支持
装置を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では次の手段を採った。即ち、前後水平方向
にガイド穴を備えたリーダブラケットを、ベースマシン
の前部にリーダの下部を左右両側から挟むようにして設
け、リーダを貫通し両端を該ガイド穴にスライド可能に
設けたリーダピンでリーダを支持する杭打機のリーダの
下部支持装置において、該ガイド穴をリーダブラケット
の前端から形成するとともにリーダ内の中央部にリーダ
ピンが嵌合する球面軸受を備えた支持部材を固設し、予
めリーダピンを組付けたリーダをリーダブラケットの先
端からガイド穴に嵌挿して取り付けるようにしたことを
特徴としている。
【0010】本発明は、三点支持杭打機に適用されるも
ので、リーダに備えられる作業装置はアースオーガの駆
動装置やアースドリルなどのケリーバの駆動装置など種
々のものがあるが、いずれにも適用できる。また、リー
ダは円筒のものに限らず角筒状のものにも適用できる。
【0011】本発明のリーダの下部支持装置は、その支
持部においてリーダが上下方向にガタつくことなく、か
つ、リーダブラケットへのリーダの取り付けを簡便にし
たものである。リーダをリーダブラケットへ取り付ける
作業は、予めリーダピンをリーダに組付けてから、リー
ダブラケットの前端からリーダピンの両端部をガイド穴
に嵌挿させることによって行う。なお、ガイド穴の前端
部はリーダピンの組付け後に継ぎ部材を嵌入させボルト
で固定するのが望ましい。また、リーダピンにトルクレ
バーを取り付けるものの場合は、トルクレバーも予め組
付けておけばよい。
【0012】リーダピンの両端は、請求項2に記載のよ
うに、リーダブラケットのガイド穴に嵌挿する矩形状の
スライドアダプタを設け、該スライドアダプタとリーダ
ピンの連結をリーダピンを貫通するピンで行うようにす
れば、リーダピンのリーダへの組付けも簡便に行うこと
ができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に示す実施形態
例に基づいて説明する。図1に示すように,ベースマシ
ン1のメインフレーム13の前部に前方が解放されたコ
字状のリーダブラケット6が、角筒状のリーダ2を両側
から挟むようにして固設されている。そして、リーダブ
ラケット6の前端部には、先端から水平方向に長いガイ
ド穴14が形成されている。
【0014】一方、リーダ2内の下部中央には、支持部
材2aが固設されており、球面軸受12が設けられてい
る。そして、リーダ2を左右に貫通するリーダピン11
がその中央部で球面軸受12に嵌合し、リーダピン11
の両端にはガイド穴14と嵌合する矩形状のスライドア
ダプタ18がピン17によって連結されている。
【0015】また、リーダピン11には、トルクレバー
15が連結されており、その他端はトルクアーム21に
連結されている。トルクアーム21はリーダブラケット
6に取り付けられた回転軸23に設けられており、その
後方にはシリンダ20が連結されている。
【0016】リーダピン11がリーダ2を貫通する位置
には矩形状に切り欠かれた切欠部2bが形成されてお
り、リーダピン11に取り付けられた塞板16によって
塞がれている。なお、塞板16はリーダ上下方向には、
切欠部2bに対して隙間が設けられており、リーダ2が
左右方向に傾斜した場合に当接しないようにしている。
また、19はカラー、22はカバーである。また、図示
してないがリーダブラケット6のガイド穴6aの先端部
には継ぎ部材を嵌入させボルト24で固定できるように
している。
【0017】このように構成されているので、リーダ2
が左右方向に傾斜する場合は、リーダピン11の中央部
の球面軸受12を中心にして傾動し、リーダ2が上下に
移動することはない。したがって、リーダ2のガタツキ
やフラツキは生じない。また、作業装置5の駆動によっ
てリーダ2に加わる捩じりトルクがリーダピン11を左
右に回動させる力として働くが、これはトルクレバー1
5を介してトルクアーム21へ伝達し、回転軸23によ
って吸収される。
【0018】したがって、リーダ2の捩じりトルクがリ
ーダピン11に加わっても、リーダピン11の傾きを防
止でき、スライドアダプタ18やリーダブラケット6に
無理な横圧が掛かることがない。また、シリンダ20を
作動させると、トルクアーム21を介してトルクレバー
15が前後方向に移動し、リーダピン11の両端のスラ
イドアダプタ18がリーダ6のガイド穴を移動する。
【0019】次に、リーダ2をリーダブラケット6へ取
り付ける作業について説明する。まず、リーダピン11
に組付けられる片側の部材、すなわち、カラー19、塞
板16、トルクレバー15を順次リーダピン11に挿嵌
し、スライドアダプタ18を組付け、ピン17で連結す
る。そして、この状態でリーダピン11をリーダ2の切
欠部2bから球面軸受12に挿通させ、リーダ2を貫通
させる。次に、リーダピン11の他端側からカラー1
9、塞板16、トルクレバー15を挿嵌し、スライドア
ダプタ18を組付ける。
【0020】このように、リーダ2にリーダピン11を
組付けた状態にしてから、クレーンで吊持し、リーダブ
ラケット6のガイド穴14にスライドアダプタ18を嵌
合させて嵌挿する。そして、クレーンによる吊持を解
き、ガイド穴14の前端部に継ぎ部材を嵌入させボルト
24で固定し、ガイド穴14の両外側をカバー22で塞
ぐ。その後、トルクレバー15の他端をトルクアーム2
1に連結する。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の杭打機のリ
ーダの下部支持装置は、ガイド穴をリーダブラケットの
前端から形成するとともにリーダ内の中央部にリーダピ
ンが嵌合する球面軸受を備えた支持部材を固設し、予め
リーダピンを組付けたリーダをリーダブラケットの先端
からガイド穴に嵌挿して取り付けるようにしたので、リ
ーダのガタツキやフラツキが生ずることがなく、真直度
の精度を高くでき、掘削深度の精度を上げることがで
き、施工管理上精度のよい作業ができる。また、従来の
ようにリーダをクレーンで吊持してリーダピンを挿通す
るといった煩雑な作業がなく、リーダの脱着作業が簡便
にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態としてのリーダの下部支持
装置の構成を示す平面図である。
【図2】同 側面図である。
【図3】同 図2のA−A断面図である。
【図4】従来の杭打機のリーダの下部支持装置を示す平
面図である。
【図5】杭打機の全体を示す側面図である。
【符号の説明】
1…ベースマシン 2…リーダ 2a…支持部材 2b…切欠部 3…ガイドレール 4…バックステー 5…作業装置 6…リーダブラケット 11…リーダピン 12…球面軸受 13…メインフレーム 14…ガイド穴 15…トルクレバー 16…塞板 17…ピン 18…スライドアダプタ 19…カラー 20…シリンダ 21…トルクアーム 22…カバー 23…回転軸 24…ボルト 30…リーダブラケット 30a…ガイド孔 31…スライドフォーク 32…リーダピン 33…スライドアダプタ 34…トルクレバー 35…シリンダ 36…トルク受けアーム 37…軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21B 15/00 E02D 7/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後水平方向にガイド穴を備えたリーダブ
    ラケットを、ベースマシンの前部にリーダの下部を左右
    両側から挟むようにして設け、リーダを貫通し両端を該
    ガイド穴にスライド可能に設けたリーダピンでリーダを
    支持する杭打機のリーダの下部支持装置において、該ガ
    イド穴をリーダブラケットの前端から形成するとともに
    リーダ内の中央部にリーダピンが嵌合する球面軸受を備
    えた支持部材を固設し、予めリーダピンを組付けたリー
    ダをリーダブラケットの先端からガイド穴に嵌挿して取
    り付けるようにしたことを特徴とする杭打機のリーダの
    下部支持装置。
  2. 【請求項2】リーダピンの両端に該ガイド穴に嵌挿する
    矩形状のスライドアダプタを設け、該スライドアダプタ
    とリーダピンはリーダピンを貫通するピンで連結したこ
    とを特徴とする請求項1記載の杭打機のリーダの下部支
    持装置。
JP2000082049A 2000-03-23 2000-03-23 杭打機のリーダの下部支持装置 Expired - Fee Related JP3391765B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000082049A JP3391765B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 杭打機のリーダの下部支持装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000082049A JP3391765B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 杭打機のリーダの下部支持装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001271582A JP2001271582A (ja) 2001-10-05
JP3391765B2 true JP3391765B2 (ja) 2003-03-31

Family

ID=18598900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000082049A Expired - Fee Related JP3391765B2 (ja) 2000-03-23 2000-03-23 杭打機のリーダの下部支持装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3391765B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2001271582A (ja) 2001-10-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20090008113A1 (en) Post Driver
JP3391765B2 (ja) 杭打機のリーダの下部支持装置
RU2439275C1 (ru) Экскаватор
US6131674A (en) Gripping apparatus for resisting sliding of drilling machine
CN116174771A (zh) 钻机装置
JP6723626B1 (ja) 鋼管杭埋設装置
JP2008201328A (ja) トラクタの後作業機装着フレーム構造。
JPS6227542Y2 (ja)
JP3076366U (ja) 作業機におけるブーム用アタッチメント
JPH06272235A (ja) 地盤貫入抵抗測定装置
JPH0626290A (ja) アースオーガ杭打機
JPH0374285B2 (ja)
JP2922102B2 (ja) 法面の削孔装置
JPH07102561A (ja) 振動杭打機
JP2537768Y2 (ja) 杭打ち機
JP3035151B2 (ja) スクリュウロッドの振れ止め装置及びその使用方法
JP3022314B2 (ja) オーガ駆動機構の昇降装置
JP2923184B2 (ja) 連続地中壁の施工装置
JPS5845314Y2 (ja) 油圧シヨベル等の支持フレ−ム
CN117703459A (zh) 钻锚一体化锚杆钻机及其直推夹钳机构
JPH0342122Y2 (ja)
JPH078594Y2 (ja) 作業機のスライド固定装置
JPH0224472A (ja) 削孔機
JP3291283B2 (ja) オーガ装置
JPS6013868Y2 (ja) バツクホ−の主ブ−ム取付金具

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100124

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110124

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120124

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees